ラノベの感想) 俺は星間国家の悪徳領主! 9 (オーバーラップ文庫)
概略:
理由を付けてロゼッタとの結婚を遅らせているリアムが一閃流の偽物の存在を知ります。
リアムは安士と同じ高みに至るには彼に教えを乞う必要があると考えていました。
偽物退治をしながら各地を回り安士師匠を探す旅に出ると決意します。
本星を離れるので配置転換を行いクラウスを本星に呼び戻しティアを覇王国国境に送ります。
マリーは護衛役として旅に同行させます。
安士はリアムや剣術指南役就任を求める国から逃げる為に辺境惑星に逃げ込んでいました。
移住者が殆どいない圧政が強いられている惑星です。
税金が高くて困っていたので偽名を使って道場経営を始める事にしました。
安二郎と言う偽名で元祖一閃流の道場を開きました。
案内人とグドワールがそれに目を付けて安士を影から支援します。
短期間に一閃を使える剣士を育成してリアムを殺そうと企みます。
レーベル | オーバーラップ文庫 |
発行日 | 2024/10/25 |
著者 | 三嶋与夢 |
イラスト | 高峰ナダレ |
ISBN | |
雰囲気 | 欠陥、限界、偽物、放浪、親衛艦隊、世直し、道場、量産、懇願、最終地、試練、真の目的、結婚 |
リアムの弟子エレンが早朝から素振りを行っています。
彼女はまだ一閃を放つ事ができません。
剣士として欠陥を抱えている事に気付いて焦りを感じ始めています。
リアムから呼び出されえて訓練を見学する事になります。
リアムは安士の一閃に近付くために限界を超えようと模索中でした。
重力が大きいドームを建設して体に負荷をかけるスーツを着用して凛鳳と風華と殺し合いをしています。
あと少しで限界を突破できそうだったんですがスーツが壊れてしまいます。
一閃を打ち合うので何度も訓練施設を壊しているようです。
リアムは天城とブライアンからロゼッタとの結婚を急ぐように迫られています。
何かと理由を付けて結婚式の開催を引き延ばしています。
言い訳のネタが尽きようとしている時に一閃流の偽物が跋扈しているのを知ります。
リアムは偽物を退治して廻ろうと決めます。
諸国を回るので安士師匠の捜索も行おうと決めました。
安士師匠の捜索は暗部を動員して行っているんですが発見には至っていません。
リアムが旅に出ると決めたのでバンフィールド家の配置が変更になります。
リアムは降格してメイドをやらせているティアとマリーを騎士に復帰させる事にしました。
リアムが本星を離れるので本星にクラウスを呼び戻す事にします。
クラウスは覇王国との国境を守っているのでティアと交代させます。
ティアはリアムも一緒に行くと思ったようですがリアムに違うと言われます。
マリーには旅の護衛を任せる事にしました。
マリーはリアムと一緒に行動できると分かり大喜びでティアに自慢してきました。
ティアは血の涙を流しながらいつか殺してやると殺意を向けています。
ティアは最後まで抵抗しましたが覇王国方面に向かう艦隊に押し込まれました。
リアムは天城も同行させる事にしました。
チノに犬の霊が乗り移ってリアムに纏わりついてきました。
リアムは一緒に行きたいとアピールしていると気付いてチノも同行させる事にします。
リアムは第七兵器工場に頼んでマリーが指揮する護衛艦隊を新調しました。
ニアスが艦隊を届けにきましたよ。
彼女はロゼッタが親衛艦隊を組織中と知っていてリアムに売り込みを目論んでいます。
マリーがリアムが相手をできないと伝えると憤りを示しています。
親衛艦隊の設立を任されているユリーシアが第三兵器工場が契約しているから第七の出る幕は無いと伝えます。
ニアスはユリーシアが古巣と契約する事で高額の賄賂を貰っていると攻撃してきました。
側室候補のユリーシアは良い生活をしているので賄賂を貰ってリアムとロゼッタから睨まれる方がマイナスと判断して賄賂を貰っていませんでした。
親衛艦隊の設立を担当しているユリーシアはシエルが口出しするのに危惧を抱いています。
ロゼッタに付いている暗部を呼び出してシエルの扱いを聞いています。
暗部の女性はリアムが放置と言っているので見逃せと言ってきました。
ユリーシアは親衛艦隊が巨大化し過ぎている事に危機感を抱いています。
通常なら数百隻になるんですが最終的に2万隻に膨らんでしまいます。
リアムは凛鳳、風華、エレンを連れて偽物狩りを始めます。
一閃流を名乗ってはいましたがどれも弱すぎました。
一閃も放てない騎士が一閃流と名乗っています。
安士師匠も見つからないし失敗続きだったんですがリアムが懐かしい味を見つけます。
転生する前に食べてみたいと思っていて鯖味噌定食の匂いを嗅ぎつけます。
店に入ると破壊された後で話しを聞いてみると剣神に娘が連れて行かれたと教えられます。
破壊後を見ると一閃流にしては破壊壺が汚過ぎました。
リアムは護衛のマリー達に見せの片づけをさせて店主に鯖味噌定食を注文します。
興味を持った凛鳳、風華、エレンも同じ物を注文しました。
食べてみるとリアムが求めていた鯖味噌定食でしたよ。
リアムは褒美に娘を助けてあげる事にしました。
剣神が雇われている男爵の屋敷に殴り込みました。
偽物なのでリアム達の相手になりませんでした。
男爵家は取り潰しになります。
娘を助け出してリアム達が戻ってきました。
リアムは娘を取り返してあげた対価を要求します。
両親は娘を取り上げられると持って泣いています。
助け出された娘はリアムに惚れているようで嬉しそうですね。
リアムが欲していたのは娘ではなく店主の鯖味噌定食でした。
自領に呼び寄せて店を出させてやると約束しています。
娘が父親に負けたと項垂れています。
追われている安氏は誰も移住したがらない圧政が敷かれている辺境惑星に逃げ込んでいました。
ニアという黒髪メガネ美女との間に安幸という子供をもうけていました。
極貧生活を強いられているようです。
ニアが道場を開いたらどうかと言ってきます。
安士は偽名を名乗って道場を開けばリアムにバレずに儲けられると考えます。
ニアはダメ男が好みという残念な美女ですが有能でした。
土地を取得して道場を作ってしまいます。
元祖一閃流という流派を立ち上げ安士は安二郎という偽名を名乗る事にします。
安士は最初は近所の子供を無料で教えて強くして宣伝しようと考えています。
評判を聞いてやってきた大人から高額月謝をせしめようと計画しています。
クズイ計画にニアが惚れ直しています。
安士の道場設立を案内人とグドワールが見ていました。
リアム、凛鳳、風華を育てた安士の才能を評価しています。
安士の元にリアムとは相容れない極悪人で腕の立つ猛者を集める事にしました。
グドワールが力を使って短期間に一閃が放てるように手助けもしています。
安士によって大量の一閃を放てる剣士が生み出される事になりました。
リアム、凛鳳、風華が本星を離れていて戦う相手が居なくなり不満を爆発させたチェンシーがクラウスの元にやって来ました。
暴れられたら困るのでクラウスは彼女に傭兵に偽装して海賊退治を命じました。
バンフィールド家にカルヴァン派の貴族から寄せられた海賊退治の陳情に対処する為です。
カルヴァン派が頼りにならないと気付いてリアムに助けを求めてきたのね。
バンフィールド家として対処できないので海賊を装う事にしました。
チェンシーは暴れらると喜んで出発しました。
安士は元素一閃流の道場を作ったのはカルヴァン派でファーナム家の後継者ではない息子チェスターが代官をしている惑星でした。
元祖一閃流の噂を聞きつけてチェスターが安二郎の元にやってきました。
剣術指南役になって一閃を教えろと言っています。
ここで安士の息子安幸が正義感から父親の名前は安士だと言ってしまいます。
チェスターは剣神安士が自分の支配地に居た事に驚き喜びます。
安士を連れて行ってしまいます。
チェスターはリアムの様になりたいと考えていました。
一閃流を取得できればリアムの様に成りあがれると思っています。
安士の目から見てもチェスターは最低の貴族でした。
対税金にも文句があり領地を発展させる大切さを説きます。
リアムは自領を発展させようとしていたところだけは安士も好感を持っているようだ。
チェスターは領民を虫と言って搾り取る事しか考えていません。
一閃流の極意を教えろと迫られますが元々安士の嘘なので教える事など出来ません。
安士に教えられるのは基礎練習だけなので努力の大切さを説きますがチェスターは努力は嫌い。
欲しいのは極意だけだと言っています。
安士が渋っているとチェスターは家族を人質に取るぞと脅してきました。
リアムが通信室に居るときに天城がやって来ました。
天城が通信回線を開くとブライアンとクラウスが出てきました。
泣きながらブライアンが訴えてきます。
リアムが6年も放浪している事を嘆いています。
クラウスからも筆頭機士の座を降りるので本星に戻って欲しいとお願いされてしまいます。
リアムはクラウスを降格させようとしますが天城に叱られます。
天城から我儘は終わりにしてくださいとお願いされてしまいます。
天城には逆らえないリアムは次で最後の訪問にすると約束しました。
犬の霊に憑依されているチノが通信室に入ってきました。
どの惑星に行くか迷っているリアムに行き先を示します。
元々あてもないのでチノの勘を信じてみる事にしました。
チノが指していたのは安士が元祖一閃流の道場を開いたチェスターが収める惑星でした。
惑星に降りると酷い圧政を敷いている事が分かりました。
エレンが一閃流が斬ったと思われる建物を発見しました。
周囲の人々も和装のリアム達を怖がっている様子です?
不思議に思っていると一人の男の子が父さんを返せと叫んでリアムに石を投げてきます。
石はエレンが切り払ってくれましたがエレン、凛鳳、風華の殺意が男の子に向きます。
リアムは男の子に石を投げた理由を聞いてみる事にします。
話を聞いてみると父親の名前を間違えて呼んでいるので正しくは安士だと教えたら領主に連れて行かれたと言われました。
少年の住んでいるアパートに移動して詳しく聞いてみる事にしました。
噂を聞いて母親が戻ってきました。
ニアと名乗った女性から詳しい話を聞く事にすると彼女が安士師匠の妻だと分かりました。
安幸が安士師匠の息子だと分かると凛鳳と風華が豹変して可愛がり始めました。
安士をイマイチ信用してないエレンだけは冷めた目をしていますね。
ニアの作ってくれた夕食を頂いたのでリアムは皿洗いを手伝う事にしました。
リアムの乗っている戦艦が補給を受けていました。
物資を持ってきたのはトーマスです。
トーマスはリアムが世直し旅をしてくれたので航路が安全になったと喜んでいます。
それは良いんですが首都星を開けている事に憂いを示しています。
カルヴァン派が色々と動いているのでクラーベ商会のエリオットとニューランズ商会のパトリスが不満を持っていると教えてくれます。
マリーはリアムが居なくてもクレオが居れば問題のでは?と問います。
トーマスからクレオが自分の戦力を集める為に力の無い領主に金をバラまいていると報告されました。
リアムがクレオ派の引き締めを行ってもクレオが無能を集めては意味がないとマリーは感じます。
リアム様こそ真の支配者に相応しいと言ってしまうね。
マリーは元々2000年前に自分たちを石化した屑皇帝を恨んでいるので子孫のクレオに否定的です。
危険ワードなのでトーマスは聞かなかった事にしました。
マリーの言うようにリアムは元皇族を排してアルグランド帝国を手に入れる事にするのかな?
定時連絡の時間になりマリーがソワソワしながらリアムに連絡を入れます。
映し出された皿洗いしているリアムの姿にマリーとトーマスが絶叫しています。
リアムは皿洗いで忙しいから定時連絡は無しといって通信を切りました。
リアムは凛鳳と風華に情報集をさせていました。
その時に元祖一閃流と思しき集団と交戦しました。
勝ったんですが情報がチェスターに伝わりました。
リアムが自分の治める惑星に寡兵で来ていると知ったチェスターは本家に連絡を入れます。
リアムを倒せるチャンスだと言って大艦隊を用意して貰います。
カルヴァン派の周辺貴族からも艦隊を出して貰い9万隻の艦隊を揃えました。
リアムの連れている護衛艦隊は3000隻なので勝てると確信していました。
リアム、凛鳳、風華、エレンがチェスターの屋敷に殴り込みました。
一閃流の使い手が分散しているので三手に分かれます。
リアムとエレンの前に19人の元祖一閃流の使い手が現れます。
リアムはエレンでは危険と判断して参戦を拒否します。
エレンはちょっとショックなようですね、自分の実力不足を自覚しているので大人しく従います。
19人を相手にしてリアムは窮地に陥ります。
部屋の中を駆けまわって一閃を避けています。
相手は逃げ回るリアムを見て勝った気になっているね、嘲笑を浮かべて斬りつけてきました。
上空から観戦しているグドワールと案内人はリアムが死にそうなので拍手喝采でした。
追い詰められたリアムが安士の言葉を思い出しています。
時には止まって考える事が大切だと説く安士の言葉を思い出したリアムが一閃流の解釈を間違えていたと気付きました。
リアムは子供の頃に見せて貰った安士の一閃を追い求めています。
見えないほど速く剣を振って鞘に納めると考えていたんですが間違いだと気付きました。
リアムは安士は剣を抜いていなかった。
本当の一閃は剣を抜かづに放つものだと気付きました。
リアムが本物の一閃を放ち19人の元祖一閃流の使い手を倒してしまいます。
それを見ていたグドワールと案内人はあれはなんだ!剣を抜かずに斬るって何なんだよーと絶叫します。
元祖一閃流を倒したリアムがエレンと合流して安士が囚われてる部屋に入ってきました。
少し遅れてそれぞれ敵の元祖一閃の使い手を倒した凛鳳と風華もやって来ました。
安氏はリアムが現れた事に慌てています。
刺客として送り込んだ凛鳳と風華がリアムと一緒に行動している事に驚いています。
更にリアムから自分の弟子だと紹介されたエレンの存在に驚愕しています。
弟子が増えていると内心では慌ててるんですが威厳ある態度を取り繕いリアムに礼を述べてきました。
同じ部屋に要るチェスターが元祖一閃流の配下が全滅して焦っています。
大艦隊を用意してあるのでまだ有利だと考えてリアムに交渉を持ちかけてきました。
リアムは一応言い分を聞いてあげますが取引する気はありません。
チェスターが屑だと分かったのでエレンに殺させる事にしました。
リアムはエレンを大切に育てすぎて彼女に殺しをやらせる前に強くし過ぎていました。
弱すぎる相手を殺させてもエレンの心に傷を残してしまうと考えて適度な強さの相手を探していました。
一閃を放てるチェスターなら丁度良いと判断してエレンに挑戦させようと考えます。
甘さを捨てきれないリアムはエレンに選ばせる事にしました。
ここで殺しをしないで一閃流を極めるのを諦めても良いと伝えます。
エレンはリアムと一緒に居たいと考えているのでチェスターを殺す事を選びます。
安士を誘拐したチェスターを凛鳳と風華は殺したそうでしたがリアムが立ち合いを頼みます。
二人はリアムを兄弟子として尊敬しているので従ってくれます。
交渉が決裂して諦め気分のチェスターに剣を取って欲しいとお願いしてきました。
戦う意思が無い敵を殺しても意味がないと言われてチェスターが激高しています。
剣を取って一閃を放ってきました。
エレンは斬撃で一閃を撃ち落としています。
チェスターに急接近して首筋に刀を当てます。
エレンは命乞いを始めたチェスターの首を斬り落としました。
凛鳳と風華がヤル気のない拍手をしています、これでエレンも一人前の剣士だと言っています。
エレンは人を殺して衝撃を受けていました。
リアムにむかってこれで一人前になれましたか?と質問してきました。
刀を収めたいようですが柄から手が離れません。
リアムも最初に人を殺した時にそうなったね。
天城がしてくれたようにリアムはエレンの手を柄から離してあげました。
自分のときよりも立派だったと伝えます。
リアムは自分の弟子のエレンはどうですか?と安士に質問します。
安士は才能あるよい剣士だと伝えました。
リアムが無粋な奴らがやって来たというとこの惑星の警備隊がやってきました。
リアムはアヴィドを呼び出して警備隊を蹴散らします。
衝撃から立ち直った怒り心頭のグドワールが巨大化して攻撃してきました。
突然現れた巨大なタコに凛鳳、風華、エレンは恐怖しています。
人外の化物に恐怖していますね。
安士を見ると落ち着いている様に見えました。
リアムは流石だと感激しています。
グドワールが一閃流は存在してはならない、リアムと安士を殺すと喚きます。
安士は何で俺が化物に狙われるんだ?と混乱しています。
案内人がグドワールに加勢したので更に巨大化してしまいます。
安士がリアムにあれを倒せますか?と聞いてきます。
リアムは安士が倒すと考えていたんですが自分は戦えないと言われました。
リアムはギリギリ倒せると答えます。
案内人はここでリアムを葬れると確信していたんですがリアムの背後から光の巨人がでたきました。
案内人やグドワールの天敵のようですね。
案内人は慌てて逃げていきます。
その姿をリアムに見られる事になりました。
リアムは案内人を自分を守護してくれる存在と認識しているの勝利を確信します。
アヴィドに命じてゴアスから奪った刀を投下させます。
刀を見たグドワールが焦りを見せています。
ゴッドオブゴールドと言ってるね?
リアムは刀を少しだけ抜いて鞘に納めます。
新たに会得した刀を使わない本物とリアムが考えている一閃を放ちました。
巨大化したグドワールは縦に両断されてしまいます。
黄金の粉がまっていてリアムを喜ばせています。
焦っているマリーから逃げてくださいとの通信が入ります。
彼女は9万隻を相手では勝てないと判断してリアムを逃がそうとしています。
案内人の姿を目撃しているリアムは勝てると考えていてアヴィドで出ると言っています。
敵艦隊に所属していた傭兵が裏切り攻撃を始めたとの連絡が入ってきました。
傭兵に扮していたチェンシーから連絡が入ります。
彼女はリアムと戦いたそうにしていますね。
圧倒的劣勢な状態なので彼女はリアムが強力を求めてくると考えていました。
リアムは強気にチェンシーなんていらないと答えてチェンシーを感激させています。
チェンシーは素直になりリアムを守る為に協力する事になりました。
そこにロゼッタの親衛艦隊が救援に駆け付けたとの報告が届きました。
ロゼッタは2万隻の親衛艦隊を引き連れて助けに来ました。
リアムとの通信回線が開いてダーリン助けに来たわと言ってきました。
リアムは案内人がロゼッタを寄越したと思っているので文句を言っています。
援軍は嬉しいがロゼッタじゃないだろと文句を言っています。
ロゼッタは親衛隊の訓練を行っていました。
ロゼッタ付きのメイドのシエルも同行していて彼女が犬の鳴き声を聞きました。
それを指摘するとバンフィールド家の艦隊が救難信号を発してると判明しました。
調べてみるとリアムの護衛艦隊が9万隻に艦隊と戦闘になりそうになっていました。
ロゼッタはリアムを助ける為に急行すると決めました。
シエルは自分がロゼッタを誘導して訓練飛行をしていた事がリアムを助ける事になり悔しそうでした。
安士は家族を連れて逃げようと考えてたんですがリアムの船にニアと安幸を収容していると言われて諦めます。
マリーはロゼッタの親衛隊を連絡を取り作戦を建てます。
敵を挟みこむ形になっているので突撃して敵を殲滅しようと提案しました。
バンフィールド家の艦隊なら問題ないんですが親衛隊は別枠で乗組員を集めていました。
突撃に難色を示すんですがロゼッタが出てきて突撃を決めます。
バンフィールド家の軍人ではないので思い切りに欠けてました。
それに突撃のタイミングを合わせる事もしないで勝手に突撃してしまったので敵に襲われています。
リアムはアヴィドで助けに行く事になりました。
親衛隊の親衛隊長が活躍しています。
ヴィヴィという長身の美人でヴェローナという専用機に乗り込み敵艦を撃破していました。
リアムは彼女が良い腕していると判断しています。
マリーの部隊も出てきて攻撃を始めました。
数では圧倒していたファーナム艦隊だったんですが弱すぎてバンフィールド艦隊の相手に成りませんでした。
ファーナム家は滅ぼされたようです。
リアムを助けられてロゼッタは泣きながら喜んでいます。
リアムは彼女の善良さに困っていますね。
彼女に借りを作ってしまったのでどうやって返そうか悩んでいます。
ロゼッタはリアムの役に立てて嬉しいと喜んでいます。
リアムの周囲の女性は我欲が強い娘ばかりなので善良さが際立っているよな。
裏切る心配は無さそうに思えますがリアムは彼女を信じられません。
リアムはヴィヴィアンを親衛隊長に選んだロゼッタに危惧を覚えます。
ヴィヴィアンは腕は確かなんですが性格に問題を抱えていました。
人見知り過ぎてこれまで働いた事が無いそうです。
騎士になってから士官先を探したそうですが落選続きで実家に引きこもりました。
当主が兄に代わって極潰しは出て行けと言われて路上生活をしていたそうです。
ロゼッタは困っている人を優先的に採用しているので彼女に声を掛けたのね。
登用試験では騎士の中で一番成績が良かったんだとロゼッタは弁護していました。
バンフィールド家には実力者だけど変な人材が集まってくるね。
安士から詳しい話を聞く事にします。
リアム達は大タコが一閃流を敵視していた事が気になっています。
安士の態度から彼が何かを知っていると考えています。
リアム、凛鳳、風華は安士を信じ切ってますがエレンだけは疑っています。
安士はエレンに自分が弱者の嘘つきだと見破られるの危ぶみ新しい嘘を考えます。
安士は大タコのような化物を倒すのが一閃流の悲願なんだと語りました。
エレンが一閃流が他流派の型を多く取り入れている理由を質問してきました。
元々が安士が他流派の型を取り入れた嘘っぱちの剣術ですからね。
安士は全ての流派の祖が一閃流だと言い出しました。
凛鳳と風華はそうなの?と不思議がってますがリアムが妙な納得を示します。
リアムは一閃流が強すぎる事と大タコが敵視していた事を結び付けました。
究極の武が一閃流と言う事ですか?と質問してきました。
安士はリアムの問いに乗る事にしてそうですと言って力説します。
大タコ以外にも人外の化物が居てそれを倒すのが一閃流の目的だと教えました。
リアムが元祖一閃流の師範を見つけられなかったと報告してきます。
安士はチェスターに殺されていると嘘を吐きます。
よく門弟が許しましたねと質問されて彼らは欲に駆られていたので文句を言わなかったと答えました。
安士が戦えない理由を質問されます。
安士はニアに斬られた傷を見せて手強い敵と戦って負けてしまい戦えない体になってと説明します。
リアムはエリクサーを使って安士の治療をすると言ってきます。
安士は体や心を癒しても無駄なんだと説明します。
リアム、凛鳳、風華は安士が戦えない体になってしまった事に納得してしまいます。
信頼感が高すぎますよね。
安士はこれでリアムから逃げられると確信していました。
ニアが裏切ります。
ニアがリアムに安幸に良い教育を受けさせたいと訴えました。
安士の奥方なのでリアムは全面的な支援を約束します。
三人を本星に招くと約束しています。
ニアは庭付きの家を仕事を紹介して欲しいとお願いしてきました。
リアムは生活の面倒もみるつもりだったんですがニアが働きたいと言うので仕事を探すと約束しました。
安士はバンフィールド家の本星に行く事になってしまいました。
リアムへの仕返しを考えている安士がリアムを敵視しているシエルを見つけます。
シエルは自分の行動がリアムを助けてしまった事を嘆いています。
安士はシエルに声を掛けてリアムの弱点を探します。
ロゼッタを苦手にしていると知った安士はリアムを虐める事にします。
リアムとロゼッタが話しているところにシエルとやってきてどうして結婚に踏み切らないのか問い詰めました。
安士に逆らえないリアムは早急に結婚式を挙げると約束させられます。
急な展開にロゼッタはオロオロしていてマリーは大喜びしています。
シエルにやってやったぜてサインを送ると彼女は首を振っています。
安士はまだ苛めが足りないと誤解します。
リアムを呼び出して二人で話す事にしました。
安士はロゼッタに告白する事を命じてきました。
ロゼッタの事をどう思っているのか聞かれてリアムは考えています。
周囲にいる女性の顔を思い浮かべてみるとエレン、チコ、セリーナの顔が浮かびました。
老婆の顔が浮かんだ事に女っ気の無さに愕然としています。
リーリエとクルトの顔が出てきました、クルトは男なので別枠だと慌てています。
ティアとマリーは変態過ぎます、ニアスとユリーシアは残念枠です。
ロゼッタは真面な相手の様に思えてきたみたいだ。
リアムはロゼッタを呼び出して告白する事にします。
天城は退室しようとすると待てと呼び止めています。
心細いようですね天城から親同伴で告白なんて悪徳領主の沽券に関わると言われました。
天城がロゼッタ様はお嫌いですか?と聞いてきました。
リアムは人間の中なら好きな方だと答えます。
天城は今はそれで構いません、どうか、幸せにしてあげてください、と言って退室しました。
ロゼッタがやって来ました。
リアムは戻ったら結婚するぞ、お前の実家であるクラウディア家の爵位が欲しいと伝えます。
ロゼッタはすこし寂しそうに爵位目的でもリアムと一緒に居たいと言いたかったようですがリアムが遮ります。
俺は欲張りだ、全てを手に入れないと気が済まない。
俺は全てを手に入れる、クラウディアの爵位も、お前も、逃げられると思うなよ、お前はずっと俺のものだ、と伝えました。
ロゼッタは泣いて喜んでいますよ。
ずっと俺のものと言われて嬉しいようですね。
リアムは悪徳領主として立派に告白できたはずだと考えていますが熱烈な告白だっただけだよな。
悪徳領主は関係ない。
マリーがニアが安士から告白されていない上に結婚式を挙げていないと知りました。
ロゼッタの結婚が決まり浮かれている彼女はリアムに相談して結婚式を挙げさせようと考えます。
話を聞いたリアムは凛鳳、風華、エレンに相談します。
凛鳳と風華は安士が可哀想だと言って結婚式を挙げさせようと言ってきました。
リアムは安士が何らかの事情で結婚式を挙げられなかった。
それを後悔しているのでロゼッタの結婚式を勧めてきたと考えました。
安士に内緒で結婚式の準備を行います。
安士はリアム師匠として敬われていました。
ただ酒を飲めて喜んでいました。
バンフィールド領の宇宙港に到着しました。
宇宙港では誰かの結婚式の用意がなされていました。
安士はバンフィールド領では流行りなのか?と不思議がっていました。
船を降りると安士にスポットライトが当てられます?
驚いているとリアムからニアとの結婚式を準備したと言われました!!
安士は自分の意地悪がリアムの勘違いによって跳ね返って来たと悟ります。
ニアから告白を楽しみにしていると言われます。
これで離れられないね一生一緒にいましょうね、と言われて安士は逃げられないと悟りました。
安士はニアに告白し彼女と結婚しました。
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美女 | 5 |
恋愛 | 5 |
ラッキースケベ | 2 |
統治 | 2 |
戦闘 | 5 |
経営 | 2 |
悪徳 | 2 |
善行 | 5 |
変態 | 3 |
AmazonLink: 俺は星間国家の悪徳領主!9 (オーバーラップ文庫)
コメント
コメントを投稿