ラノベの感想) 俺は星間国家の悪徳領主! 8 (オーバーラップ文庫)


概略:
覇王国が帝国に宣戦布告してきました。
後継争いでクレオに出し抜かれたカルヴァンが迎撃に出る事になります。
カルヴァン派の戦争なのでリアムは不参加と決めていました。
クレオの実母の実家が動いてきました。
クレオに皇帝の目が出てきたのですり寄ってきます。
リアムが覇王国との戦場付近の惑星の代官として派遣される事になります。
そこに後方基地を建設するのが目的です。
リアムは悪代官ができるとの希望を持っていました。
惑星にやってくると酷い統治が行われていると判明します。
リアムが搾り取る余地が残されていませんでした。
現地人では基地建設はできないと分かったので自領から移民を募集する事にします。


レーベルオーバーラップ文庫
発行日2024/1/25
著者三嶋与夢
イラスト高峰ナダレ
ISBN
雰囲気修羅の国、戦争、カルヴァン出陣、出仕、後背、裏切り、左遷、後方基地建設、新機体、仮面、偶像崇拝、ライバル心、突撃、古代兵器、分からせ、変態女、真の敵


リアムが怖くて帝国を逃げ出した案内人が覇王国という星間国家に逃げ込みます。
覇王国の建国に関わっている自分と同種の存在であるグドワールに助力を乞う事にします。
グドワールは首から下は人間形態ですが頭の部分は8本のタコの足になっています。
グドワールは人間が殺し合うのが大好きで強い人間を争わせています。
覇王国は独特の文化を持っていて弱肉強食の国です。
国王が一番強い存在で彼の子供たちが次の国王の座を争っています。
現在の王太子はグドワールが自分の部下にしたいと考えていて人間を超えた存在になる事を期待しています。
何度も困難な試練を与えて強くしてきました。
グドワールは王太子のイゼルが強い相手と戦い勝利するのを見たいと考えていました。
帝国で強者を知らないと聞かれて案内人はリアムを紹介しました。
剣聖を倒した一閃流のリアムとして知られていてグドワールはイゼルをリアムにぶつける事にします。

リアムとロゼッタは宮殿に出仕する事になりました。
ロゼッタは同じ職場だと喜んでいますが部署が違います。
リアムがそう指摘すると建物が近いから同じ職場だと言われました。
もうすぐ二人の修業期間が終わるので結婚する事になります。
嬉しそうにしているロゼッタにリアムは呆れています。
20年以上の一緒にいるのに何で嬉しそうなんだと呆れています。
リアムはロゼッタを冷遇している気分なので彼女のチョロさに絶望的な気分になっています。
リアムに抗い続ける鋼の心を期待してたら婚約したとたんにデレタ彼女の魅力を感じていません。

リアムが失踪している間に子分の家が裏切ったので子弟に再修業を命じました。
軍の訓練場に放り込んだのでリアムはお供無しで出仕する事になっています。
女の子は免除したのでロゼッタにはお供が付いています。
配属された部署に入るとマリオンという貴族がすり寄ってきました。
覇王国との国境に近いオルグレン子爵家の息子でした。
リアムはすり寄って来た目的がバンフィールド家の艦隊を派遣して欲しいとお願いしてくると見破ります。
覇王国の迎撃にはカルヴァンが総指揮官として出征すると決まっているのでリアムは兵を出す気はありません。
冷たく断ったんですがマリオンはリアムの傍を離れません。
オルグレン子爵家はオルグレン辺境伯に仕えています。
マリオンは自分がオルグレン辺境伯になる野望を抱いていました。
リアムは自分よりもモテているマリオンに嫉妬心を抱いています。

同じ部署にクレオの母親の実家ラングラン家の後継者ランディーが配属されていました。
ラングラン家は継承争いでクレオがカルヴァンを追い抜いたのですり寄ってきました。
ランディーが不遜にもリアムに向かって挨拶に来いと部下を使って命じてきます。
リアムは後継者ごときがフザケンナお前が挨拶に来るんだよと命じると嫌々やって来ます。
白々しくこれからは自分達がクレオを支えていくと言い出すね。
リアムは丁寧な言葉づかいでクレオ派は纏まっているので今さらお前らの居場所は無いよと教えてあげました。
ランディーはポーカーフェイスができないようでイラっと来ているのが丸わかりでした。
アルグランド帝国は貴族を優遇しているんですが絶対に許されない事も存在します。
それは200歳になる前に修行を終わらせなければならないって事でした。
それまでに修行を終える事ができなかった者は一前の貴族としては永遠に認められなくなります。
ランディーは200歳が迫って来て慌てて修行を終わらせようとしていました。
大弱点です。
リアムに散々嫌がらせをするんですが此処を突かれて泣きを見る事になります。
寿命が無いだけに哀れすぎるよ。

ロゼッタの方にもカルヴァン派の息が勝った貴族令嬢が嫌味を言ってきます。
修行はとっくに終わっているので首都星での官僚にしがみ付いている屑ですよ。
ロゼッタは誹謗されても怒ったりせず正論を言って相手を黙らせています。
外ではリアムが期待している鋼の心を見せているんだけどねー
リアムはそれを知らないからなーもっとロゼッタに興味を持ち報告をさせていればなー

覇王国で帝国に戦争を仕掛ける事が決まりました。
王太子のイゼルが総司令官として出征します。
国王は出征に前に自分に挑まないのか?と挑発してきました。
狂戦士の国なので国王の交代は王太子が国王に勝った場合のみ行われます。
国王は王太子が自分を倒せるのか楽しみなようですよ。
誰もが強い相手と戦い勝利したいと考えている変態しか存在しない国でした。
イゼルは帝国軍を打ち破ったら国王に挑戦すると答えました。
覇気があるので国王は満足なようです。
王宮から戻る時にイゼルの妹のアリューナが不満を述べています。
彼女は強いイゼルを尊敬しているんですがいずれはイゼルを倒したいと考えています。
自分なら国王に挑んで全軍の指揮権を得てから帝国の相手をすると主張しています。
イゼルはアリューナの心意気に打たれています・・・感動する要素は皆無だと思うんだけどね。
帝国に勝って国王に挑むと決意しています。

クレオの実母アナベル夫人が動きました。
アナベルは皇帝の側室です。
クレオに接近して自分の生家ラングラン家を重用するように諭してきます。
クレオは演技派だな最初こと否定の意思を示します。
アナベルにリアムの影響力が強すぎる事を指摘されてラングレン家を派閥に入れる事にしました。

ランディーがアナベルに呼び出されます。
マリオンを連れてこいと命じられました。
アナベルには後ろ盾が存在すると仄めかされます。
ランディーは勝手にカルヴァンであると勘違いしていますね。
アナベルはランディーの出来の悪さに嘆きますが危険なので本当の事は教えません。

マリオンはランディーと一緒にアナベルに会いに行きます。
ランディーはマリオンを懐柔してきますね。
マリオンはランディーにオルグレン辺境伯に成りたいと打ち明けられます。
ランディは首都星での役職の方が魅力的に思っているのでマリオンを変わり者と評価しています。

アナベルがマリオンと二人きりになりたいと言い出しランディーを慌てさせます。
皇帝の側室が男と二人きりになるのを危惧していますね。
ランディーはマリオンの秘密に気付いていないようです。
アナベルはマリオンがオルグレン辺境伯に成りたがっていると知り喜びます。
野心があり目的がはっきりしている人材は使い易いと言ってるね。
アナベルはリアムを首都星から遠ざけて覇王国にぶつけたいと考えています。
妙案はないかと問われてマリオンは国境近くの惑星の男爵を取り潰して代官としてリアムを派遣しては?と提案します。
マリオンが役に立つと判断したアナベルはクレオに紹介する事にします。

リアムを代官として派遣する案は帝国を仕切っている宰相にも魅力的に映りました。
それだけ男爵が酷い統治を行っているって事でもあるんだけどね。
リアムなら惑星を統治して発展させられると信頼されているな。

マリオンはクレオに面会します。
クレオはマリオンが自分と同じ立場、血族の中で冷遇されていると見抜きます。
マリオンを気に入り懇意にする事にしました。
クレオに迫られてマリオンは自分の野望を全て打ち上げてしまったようです。
悪だくみしている割りに脇が甘いよねー

帝国がリアムを覇王国の国境近くに派遣すると知ったバンフィールド家は混乱しています。
ロゼッタは修行中のリアムが代官として派遣されるのはおかしいと憤りを示します。
目的は惑星に覇王国との戦争に使う後方基地を設置する事です。
危険地帯なので誰も代官として行きたがらないだろうけどリアムは乗り気でした。
リアムは悪徳代官に憧れがあり悪徳代官になれるチャンスが来たと喜んでいます。
大喜びで出発の準備を始めるリアムにロゼッタは反対できなくなりました。

リアムは超弩級戦艦アルゴスを旗艦とする300隻の艦艇を引き連れて出発します。
筆頭機士のクラウスを指揮官にしました。
ティアとマリーはまだ許せないので留守番として置いて行きます。
ティアに猫の真似をさせ「おはようございます、にゃん」マリーにウサギの真似をさせ「おはようだぴょん!」と挨拶させただけでは到底許せませんでした。

代官を行う惑星アウグルに到着しました。
現地の調査をさせると領主の男爵が酷すぎる統治をおこなっていた事が判明しました。
男爵は領民が教育カプセルを使うのを禁じて知識を与えていません。
さらに自分を神として崇めさせていました。
リアムが悪徳代官として搾取する余裕がありませんでした。
楽しみにしてきたのでリアムは激怒しています。
特に人間である自分を神と崇めさせる行為は案内人に対して不遜だと激怒しています。
即行で地上部隊を降下して代官を捕まえる事にします。
逆らう者は皆殺しで構わないといってるぞ。
ロイヤルガードが張り切っています。
ロイヤルガードの隊長エセルはティアと同じ目に遭った人です。
大恩あるリアムに対して失望させる行為を繰り替えるティアとは袂を分かつ事にした人です。
ロイヤルガードの人員はリアムに対して強すぎる忠誠心を持っています。
即行で男爵を捕まえてきました。
怒り心頭のリアムは男爵を殴り飛ばし蹴り飛ばしています。
泣いて懇願しますが許しません。
エセルが処分するか聞いてきたので殺さずに有効活用すると答えます。

リアムは基地建設に現地人を使う予定だったんですが文明レベルが低すぎて無理でした。
自領から移民を募る事にしました。
建設は移民にやらせる事にします。
現地人の前で男爵を処刑しても彼らを混乱させるだけと判断したリアムは処分を命じます。
エセルは現地人への配慮を見せた直後に男爵の処刑を決めたリアムに震え得います、素晴らしい。

リアムはアウグルの王族を集めて代官に就任した事を伝えます。
代官と聞いてもイマイチ理解してないようなので男爵よりも二つ格上の存在だと教えました。
国王はリアムに気に入られたいようで娘を差し出してきました。
美人なのですがリアムは女に困っていないと言って断ります。
そしたら周囲の部下に「えっ」って感じで驚かれています。
男爵は供物として毎年美しい男女を差し出させていました。
何も要求しないリアムは彼らの目には神々しく映っています。

リアムはウォーレスに現場監督を丸投げして基地の建設を始めました。
同時に周辺宙域の宇宙海賊の撲滅も始めます。
リアムは出撃する気だったんですがクラウスに止められます。
現在のリアムの地位は帝国が派遣した代官です。
派遣艦隊の総指揮官はクラウスでした。
クラウスからバンフィールド家の総意としてリアムの参戦は認められないと言われてしまいます。
クラウスから天城からもリアムを出撃させないで欲しいと頼まれていると言われてしまいリアムは折れます。

覇王国軍の首脳部は敵が守り主体なので辟易しています。
カルヴァンは守りを固め守りの戦いをしていました。
攻撃は遠距離からの砲撃だけを行っています。
艦艇の数は帝国の方が多いんですが覇王国の精強さ劣勢になっていきます。
劣勢な状況でリアムが惑星アウグルに代官として派遣され後方基地の建設を行っている知らされます。
カルヴァンは前後を挟まれたと焦りを覚えます。
リアムにちょっかいける余裕はないので覇王国に集中する事にします。

基地建設は順調でリアムは暇を持て余します。
ユリーシアに命じて極秘で新型機動機士と新型戦艦を準備させる事にしました。
古巣の第三兵器工場に無理を通して大急ぎで新型機動機士と新型戦艦を持って来てくれました。
ネヴァンの外見を残していますが完全な新型のようです。
大型のブースターを装備していて機動力が大幅に向上しています。
グラーフ・ネヴァンと呼ばれる機動機士です。
リアムは顔を隠す為の仮面も用意させました。
ユリーシアは再三リアムに報告を上げているシエルがロゼッタの親衛隊編成に口出ししている問題をふってきました。
リアムはシエルがロゼッタが失ってしまった鋼の心を持っているので彼女に期待しています。
リアムへの反抗心を持っているんですが本人はポンコツなので脅威はありません。
シエルには自由にさせろと伝えています。
ユリーシアはさほどリアムに褒められないので不満をぶつけてきました。
リアムはうるさく感じてユリーシアを引き寄せます。
ユリーシアはリアムにコックピットでヤラレルと期待したようですが違いました。
リアムはユリーシアの口座に謝礼を振り込むと言って彼女を突き飛ばしコックピットから追い出します。
無重力空間なのでくるくる回りながら離れていきました。
その際に彼女の真っ赤なパンツが見えてしまいます。

リアムは試験飛行を始めました。
試験飛行中に海賊に襲われているバンフィールド艦隊を発見して介入します。
グラーフ・ネヴァンの性能に満足しています。
仮面を付けていてもバンフィールド艦隊の指揮官にリアムとバレます。
報告がクラウスの元に上がってしまいます。
暫くの間は海賊狩りを楽しめましたが天城にバレます。
天城は内緒で出撃していたリアムに怒って入ます。
専用機ならアヴィドがあるでしょと言ってグラーフ・ネヴァンを取り上げました。
グラーフ・ネヴァンは取り上げられたんですが惑星に降りる許可は貰えました。

リアムは悪代官としてのプレイを楽しむ事にします。
仮面を付けたまま惑星に降り立ちます。
リアムと気付かずに無礼を働い者を処断しようとウキウキしています。
一人の女の子に三人の派遣艦隊の兵士が絡んでいるのを発見しました。
彼らは自分達を神の使いだと言って乱暴を働いています。
神を名乗る不遜さがリアムの逆鱗に触れました。
リアムは彼らの四肢と斬り飛ばして少女を助けました。
少女がお礼をしたいと言ってきます。
その前に行きたい場所があると言ってるので付いて行くとリアムの像の元に連れて行かれました。
少女はリアムの像に祈りを捧げています。
よく見ると少女はアウグルのお姫様でした。
美少女だとの認識だったのですが自分の像に祈りを捧げるヤベー奴扱いに変わりました。
現地人がリアムを神様扱いしているので移民たちがどうなっているか心配になります。
現地人と移民では文化レベルが離れているので移民は隔離されていました。
移民の街に行くと彼らはリアム像をに祈りを捧げられる現地人を羨ましがっていました。
リアムは度し難いと感じて辟易しています。
仮面を付けての訪問だったので移民たちに誤解を与えました。
移民にはリアムの像を作るのを禁じています。
仮面を付けて別人のふりをしていたから仮面付きのリアム像なら作っても良いだろうと移民たちは考えてしまいます。

守りを固めるカルヴァンの消極的な戦い方に辟易していたイゼルがクラウスが戦場に来ていると知ってしまいます。
連合王国を相手に大勝利を収めたクラウスは覇王国では知将として知られていました。
強敵の登場に我慢できなくなったイゼルは後方にいるクラウスに突撃する事を決めました。

リアムはニアスに連絡します。
連絡を入れたのは第七兵器工場がある惑星では昼間だったんですがニアスは寝ていたようです。
寝ぼけ眼で通信に応じてくれました。
その時にニアスの下着が見えてリアムはちょっと興奮しています。
昼間なのに寝ていた理由は趣味の研究をしていたら寝そびれてしまい寝ていたそうです。
リアムはニアスに新型の起動機士と新型の戦艦を発注しました。
数を聞かれてリアムは1万艦と答えてニアスを驚かせます。
リアムはニアスから購入した兵器をオルグレン辺境伯にプレゼントしてマリオンの野望を挫く事にします。

マリオンが監察官としてアウグルにやって来ました。
リアムの仕事にケチをつけて困らせ楽しもうとしていました。
マリオンを出迎えたのがオルグレン辺境伯の騎士だった事に驚いています。
リアムが呼んでいると聞いて警戒心を持ちますが逃げる事はできませんでした。
リアムが用意した衣装に着替えて貰うと言われて引っ張っていかれます。
リアムが用意したアイドルのようなドレスに着替えさせられたマリオンはパーティ会場に連れて行かれます。
マリオンは女の子でしたよ!!
そこでオルグレン辺境伯とリアムに会う事になりました。
オルグレン辺境伯がリアムにお礼を述べています。
リアムから新型戦艦と新型機動機士男を貰ったと喜んでいました。
リアムからの支援を引き出したマリオンを一応は褒めてくれますが表情が冷たいですね。
リアムはオルグレン辺境伯にマリオンが彼の地位を狙って首都星で画策していた事を教えたようです。
マリオンの野望は潰えました。
リアムは会場を後にすると慌てて追って来て弁明を始めます。
マリオンはクレオに頼まれたんだと言ってしまいます。
それを着てリアムはアウトだマリオンと言ってきます。
影の中から暗部のククリが出てきました。
リアムはマリオンの行動をクレオから聞いていたんだと教えてあげます。
リアムは最初にクレオに対処方法を相談されたんだと教えてあげます。
マリオンは自分がリアムの掌の上で踊らされていたと知りました。
暗部に殺されると泣き出したマリオンにリアムは俺の役に立つなら生かしておいてやると伝えました。

帝国軍は覇王国の猛攻を受けています。
イゼルが最前線に出てきて帝国艦隊を破壊していきます。
帝国艦隊の攻撃はイゼルの乗る機動機士にダメージを与えられませんでした。
何をしても撃ち落とせないので被害が増えていきます。
勝てないと判断したカルヴァンは撤退を決めます。
これで評価がまた下がってしまうな。
覇王国軍が惑星アウグルに迫っていました。
覇王国はイゼル王太子の名でクラウスを名指しして挑戦してきました。
リアムは自分よりもクラウスが目立っている事に嫉妬しています。
本来は総指揮機官のカルヴァンの首を欲しがる場面だろうとクラウスの首を欲しがっています。
臆病なカルヴァンには価値無しと思ったのかもな。
リアムは徹底抗戦を決めます。
本当は現地人と移民してきた元領民が殺されるのを防ぎたいんだと思うんだよね。
口では自分が資本投下して発展させた惑星を奪われるのは許せないからだと言っています。
クラウスは撤退を進言してきました。
アウグルは帝国領なので守っても無駄です。
任期が終わればリアムは離れる事になっていますからね。
リアムは帰りたければ帰れ俺は残って戦うと伝えます。
クラウスはリアムの騎士として残ると言ってくれました。
クラウスは配下の信頼を得ているので離脱者は出ません。
問題は数の差なんですよねー。
カルヴァンが置いて行った艦隊が合流してきました。
彼らはカルヴァン派でないそうです。
司令官の中佐が戦う気概を見せているのでリアムは気に入りました。
戦争が終わったら俺のところに来い面倒を見てやると約束しています。
リアムはアヴィドで出る事にします。
天城は反対していますが戦力差を覆すにはアヴィドを使うしかないと説明して納得させます。
リアムは無力な領民を守る為に覇王国を蹴散らすと演説してから戦闘を始めました。

合流した艦隊に防御を固めて敵を受け止めて貰います。
敵を受け止めてからバンフィールド艦隊が中央突破を狙いました。
クラウスは見事な手腕で突破を成功させます。
突破すると同時に機動機士を発進させて攻撃を始めました。
リアムもアヴィドで発進して覇王国の戦艦や機動機士を破壊していきます。
圧倒的な性能を見せつけますが覇王国の戦士は危機としてアヴィドに襲い掛かってきました。
性能差が理解できないのか?とリアムは辟易しています。
敵が10倍なのでリアムは巨大戦艦グリフィンを使います。
ロボットに変形してアヴィドと合体しました。
グリフィンが攻撃を始めると覇王国の艦隊は大きな損害を出す事になっています。
チェンシーも肉体を再生されて出撃していました。
手応えのある覇王国軍に喜びを爆発させていました。

直属の部下がリアムに殺されたと聞いてイゼルが出撃を決めます。
チェンシーがイゼルの乗る機動機士を発見して挑みました。
攻撃が全て無効化されてしまい大きなダメージを受けてしまいます。
クラウスが二回目の突破を成功させてチェンシーを救い出します。
リアムはクラウスの艦隊運用能力の高さに驚き嬉しくなっています。
彼を筆頭機士に指名して良かったと考えています。
イゼルがグリフィンに挑みます。
リアムに対して一騎打ちを申し込んできました。
リアムはコメディアンか?と笑って拒否します。
イゼルは認めてくれないなら実力を示すまでと言ってグリフィンを攻撃してきました。
グリフィンは巨体なので素早いイゼルの動きに付いて行けません。
攻撃は全て弾かれてしまい有効だを与えられません。
グリフィンは切り刻まれてボロボロになってしまいます。
希少金属でできているので並みの攻撃ではダメージを受けないんだけどねー
イゼルの乗っている機動機士が高性能だと分かりました。
イゼルが圧倒しているので彼を育てたグドワールは興奮しています。
イゼルに力を貸して彼を人間の枠から逸脱させる事に成功しました。
調子に乗っているイゼルは自分の事を武神と言ってきます。
最強を名乗るイゼルに宇宙最強は安士師匠だと教えてあげています。
リアムはお前程度の強さで神を名乗るなと不満そうです。
アヴィドが自分がイゼルを倒したいと言ってきたのでリアムは時間を与える事にします。
グリフィンから分離したアヴィドがイゼルと戦い始めます。
イゼルの起動機士グドワールは自己修復機能を持っていました。
アヴィドが腕を斬り飛ばしても復活しています。
コックピットを貫いても修復されています。
一緒に貫かれたイゼルも修復されるようですよ。
リアムはイゼルがグドワールに取り込まれていて機動機士のパーツになっていると見抜きます。
イゼルが自慢げにグドワールは古代の技術で作られている機体だと教えてくれます。
破壊されても瞬時に修復される機能に魅力を感じますが自分がパーツになる気のないりリアムには無用な機体でした。
約束の時間が経過したのでリアムが操縦する事にします。
アヴィドは自分が仕留めたいと我儘言ってきますね。
リアムが低い声で代われと言ったぞと呟くを従ってくれます。
リアムが怖いようだね。
リアムはアヴィドで一閃を放ってみる事にしました。
アヴィドから全力でやれとの意思が伝わって来たので全力で一閃を放ちます。
空間が歪曲してグドワールは復活す事ができなくなりました。
イゼルも一緒に斬られたので復活ができません。
会話を求めてきたのでリアムは応じます。
イゼルはリアムという強者と戦えた事に満足しているようです。
リアムは自分よりも強い安士師匠の存在を教えてあげました。
イゼルは安士にお目にかかりたかったと言い残して死にました。
リアムは総大将のイゼルを討ち取ったと宣言します。
それを聞いてイゼルの部隊は撤退を決めました。
リアムは他の覇王国軍も撤退とたと思ったようですが違いました。
王太子イゼルの死をしった他の艦隊は自分が次期王太子になると意気込んで帝国軍を攻撃してきました。
帝国軍は大敗を喫して戦争は覇王国の勝利で終わりました。

リアムは帰還した前線基地で結果を知らされます。
戦死者に祈りを捧げているリアムの元にウォーレスが駆け込んできました。
首都星で大問題が発生したといってリアムの居る部署が汚職を告発されて取り潰されたと言ってきます。
慌てていないリアムをウォーレスが怪訝に思っているとリアムは告発したのが自分だと教えてあげました。
リアムは生意気なランディーにちょっとした仕返しをする為に汚職を告発しました。
証拠を揃えて宰相に送りつけたそうです。
汚職がバレた貴族は修行のやり直しになります。
ランディーは200歳までに修行を終わらせる可能性が無くなりました。
貴族社会で認められる可能性が無くなったので廃嫡になりました。

ランディーが出勤すると職場はガランとしていました。
調査官が現れてランディーに汚職の罪で修行をやり直すように命じてきました。
汚職の告発を行ったのがリアムだと知らされます。
リアムは見返りにランディーの慌てる顔が見たいと要求しました。
調査官はランディーの様子を撮影してリアムに送信しました。
ランディーが絶対にリアムを許さないと復讐を誓っているとロゼッタがティアとマリーを連れてやって来ました。
あれ?二人は護衛に復帰したのか?
ロゼッタはクレオから話があると言って通信を繋ぎました。
ランディーは言い訳を始めますがクレオはリアムが首都星に戻ってくるまでの代役ご苦労様と言ってランディーを切り捨てました。
ビルを出たところでロゼッタは同じ部署の先輩に文句を言われます。
彼女も汚職をしていたのでクビになっています。
ロゼッタの職場からカルヴァン派が追い出されてクレオ派が登用される事になりました。
カルヴァン派の先輩は良い気になるなカルヴァン派が盛り返すからロゼッタも自分と同じ目にあうと言っています。
ロゼッタは修行が終わったので退職すると伝えて黙らせました。
自分が拘っていた職場に興味もなく退職すると言ったロゼッタに元先輩は唖然としています。
かな切り声をあげています、よっぽど悔しかったのね。
それにしてもリアムと婚約して以降のロゼッタは有能になっているよね。
教育家カプセルの効果は絶大なのね。
ユリーシアから帝国軍が敗北したと知らされてロゼッタは気絶しました。

覇王国から停戦の申し込みが行われます。
交渉の結果30年間の停戦協定が結ばれました。
マリオンは覇王国内は次期王太子の座を巡り荒れる事になると言っています。
停戦の記念式典にイゼルの妹アリューナが乗り込んできました。
彼女はリアムの元にやってきてイゼルを倒したリアムに会いたかったと嬉しそうに挨拶してきました。
兄貴を殺されて恨んでないのか?と問うと決闘の結果なので恨んでいないと言っています。
アリューナが恐ろしい要求をしてきました。
リアムの子種が欲しい、リアムの子を妊娠したいと言ってきましたよ!!
リアムは即行で断ります。
アリューナは何故だ男は出すだけなので楽だろうと不満そうです。
覇王国では普通な告白だと教えられてリアムはカルチャーショックを受けています。
アリューナはリアムに遺伝子を貰えないと分かると気が向いたら覇王国に来るといい。
自分の子宮はリアムの遺伝子で予約済みだと言って帰っていきました。
リアムは絶対に行かないと答えています。
アリューナは美人なんですがティアとマリーと同種の女でした。
ろくな女じゃないと嘆いています。

クレオの元にアナベルが怒鳴り込んできました。
彼女はランディーへの仕打ちが不服なようですね、修行のやり直し命令を撤回しろと言ってきます。
クレオは横領は罪ですよと伝えます。
アナベルは皆やっている事よ大袈裟にして後ろ盾を失うなんて馬鹿な真似をしてと言ってしまいます。
クレオの表情が変化しました。
馬鹿ですかそれがお母様の俺に対する評価なのですね。
クレオは最初からラングラン侯爵家など頼るつもりが無かったと明かします。
自分が皇帝になれそうになってから尻尾を振って来た連中など信じられないと伝えます。
アナベルはクレオの機嫌を損ねたと焦っているね。
血縁を軽んじると痛い目にあうと指摘してきます。
クレオは皇族が血縁同士で争っているので今さらでしょと返答します。
アナベルは自分の後ろ盾が誰だか知ったら絶望すると言っていました。

リアムとクレオが面会しています。
リアムからアナベルの後ろ盾が皇帝だと教えられました。
クレオは自分達は終わりだと震えていますがリアムは平然としています。
真の敵合が判明して良かったと言っているね。
俺達は力を付ける必要があるなと言っていました。
自信満々なリアムを見てクレオが嫉妬しています。
クレオはリアムのお飾りのままでは居ないと決意しています。

クレオが派閥の中で影響力を増そうとしてリアムが提供した資金をバラまいて親衛隊を作ろうとしているのはリアムにバレています。
害が無さそうなのリアムは放置する事にしています。

グドワール覇王国では次期王太子の座を巡って内戦が始まっています。
イゼルが殺されてしまいグドワールが怒り狂っています。
案内人がリアムを育てた事になっていて怒りをぶつけられています。
往復ビンタンをされていますよ。
力を失っている案内人には反撃する力がありません。
グドワールはリアムに復讐してやると怒り狂っています。
リアムの感謝の気持ちがグドワールに向いていないので案内人は殺せるかも?と期待しています。

首都星に戻って来たリアムにロゼッタが抱き着いてきました。
大きな胸が当たり良い匂いがしてリアムが照れています。
打算の無い好意を向けられてムズムズしていますよ。
リアムがロゼッタの愛によって彼女を信じられるようになるかもしれないね。
リアムは後でロゼッタの話を聞いてやると言って自室に向かおうとしました。
ロゼッタがションボリしてしまい罪悪感を感じています。
30分ほどで戻るのでお茶を用意しておけと命じるとロゼッタは自分でお茶の準備をしに行きます。
リアムは未来の公爵夫人がそれで良いのか?と嘆いています。

執務室でククリと天城が待っていました。
ククリからマリオンが語った覇王国の状況が本当だったと語られます。
リアムは攻め込むなら今かと考えますがククリに止められました。
覇王国ではなくパラレル連邦の動きが活発になっていると教えられます。
敗戦した帝国に攻め込もうと計画しているようです。
天城から領地に戻ってロゼッタと結婚式ですねと言われます。
今更逃げませんよねと念押しされてしまいます。
この段階でロゼッタを捨てると貴族社会での立場を失ってしまいます。
リアムは何とか理由を付けて首都星に留まり遊ぼうと考えています。
ユリーシアからエクスナー男爵が面会を求めているとの連絡が入ります。

面会したエクスナー男爵はクルトとシエルを連れていました。
リアムの前で土下座を始めます?
リアムには彼が謝罪している理由が分かりません。
理由を問うとシエルがロゼッタの新鋭艦隊設立に口出ししているのを問題視していました。
リアムは知ってたんですが知ってたとは言い出せない雰囲気です。
エクスナー男爵は処刑される事を覚悟していてクルトを後継者にする事を認めて欲しいと言ってきました。
シエルとは縁切りして辺境惑星に送ると言っています。
お気に入りのシエルを奪われそうになりリアムは慌てています。
クルトはエクスナー男爵に自分が性転換してシエルの代わりにリアムに仕えると言い出します。
男爵はクルトが動転していて突拍子もない事を言い出したと理解します。
シエルの方はクルトが本気だと理解してしまい焦っています。
シエルを取られたくないリアムは男爵に大金を支払いシエルを引き取ると言い出しています。
軍に掛け合ってクルトを3階級特進させると言っているね。
二人は自分達がリアムに謝罪しなければならないと考えているのでリアムの決定に困惑しています。
リアムは勢いに任せてシエルを手元に置いておく事に成功しました。
クルトがシエルに嫉妬の視線を送ってきました。
シエルは大きなショックを受けています。

謹慎を言い渡されたシエルの部屋にリアムがやって来ました。
彼女の心が折れていないか心配していたんですがシエルは覇気を保っていました。
誰も信じてくれないがいつかリアムが悪党だと認めさせてみせると言っていました。

リアムは誰がシエルの行状をエクスナーとクルトに教えたのか考えています。
ククリが命令違反をするとは思えないので特定できていません。
ユリーシアがやって来てシエルの件を漏らしたのは自分だと言ってきました。
ユリーシアはシエルの行為を危険と判断しているのでリアムの危機を救った気になっています。
リアムから余計な事をしやがってと頬をグリグリされて涙目です。
シエルの方がユリーシアよりも魅力的なんだと言われてしまい泣いています。
そこにロゼッタがやって来ました。
泣いているユリーシアを見てロゼッタが冷たい表情になります。
リアムは勘違いされたか?と危ぶみますが冷たい目はユリーシアに向けられていました。
ロゼッタは泣いてるユリーシアがリアムを困らせていると思い彼女を非難してきました。
リアムはロゼッタの信頼が重いと感じています。

リアムと天城が話しています。
天城は皇帝が敵対している事と心配しています。
リアムはクレオが神輿のままなら帝国を残しても良いと語っています。
そうじゃなければ滅ぼすつもりなのかもな。
リアムは天城に安士師匠を探し出してもっと強くなる為の修行をしたいと語っています。
天城がクレオが集めているのがロゼッタの目指す親衛隊のようなものだと報告してきました。
リアムは何か問題が出そうなら教えろと命じてます。
天城がリアムに随分長くお仕えさせて頂きましたと行ってくるね。
リアムはこれからも一緒だと伝えると天城は「はい」と答えています。
天城はこのままずっと、と言いかけて何でもありませんと言い直しました。
あら天城の心境に変化が起こっている?リアムとずっと一緒に居たいと思い始めている?

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特別編 吾妻
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吾妻というメイドロボが狼狽えています。
キッチリ計算して配置した屋敷の壺の位置が変わっている事に怒っています。
チノがいくつも壺を割ったのでリアムが代わりの壺を用意させたと教えられました。
完璧な配置に拘りのある吾妻は配置を直す事にしました。
時間が掛かり過ぎてしまい天城に叱られています。
柱の陰に隠れて見守っていたリアムからもう許してやれと言われます。
天城は効率的でないので吾妻の拘りは捨てるべきと主張します。
リアムは吾妻が可哀想だと言って壺の並び替えを手伝うことにします。
恐縮する吾妻に天城は怒らせると怖いからお前を気を付けるんだぞと助言します。
リアムはメイドロボ達には楽しく過ごして欲しいんだと語ります。
ティアとマリーがやってきてここは自分達で片づけると言って媚を売ってきます。
リアムは吾妻との時間を邪魔するなお前たちは屋敷の庭でも掃除していろと命じます。
吾妻はリアムはメイドロボには優しいが人間には冷たいのですねとの感想を述べてきます。
リアムはティアとマリーがヤラカシタ事を思えばこの程度の扱いは情のある方だと教えます。
吾妻が自分達がティアやマリーと同じことをしでかしたらどうするのか質問してきます。
リアムはメッ!って注意して終わり、それ以上は怒れないと答えます。
吾妻はやっぱり旦那様は人間に厳しいと言ってきました。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美女5
恋愛4
ラッキースケベ2
統治5
戦闘5
経営3
悪徳3
善行5
変態5


AmazonLink: 俺は星間国家の悪徳領主!8 (オーバーラップ文庫)

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