ラノベの感想) ソードアート・オンライン プログレッシブ 9 (電撃文庫)
概略:
夜の民になってしまったキリトは日光を浴びると灰になって滅びます。
朝になる前に安全な暗闇を確保する必要がありました。
キズメルの提案でヨフェル城に向かう事にします。
途中のダンジョン内で脱獄を手助けしてくれたラーヴィクと再会する事になりました。
ヨフェル城を目指していると伝えると同行してくれます。
彼も一緒にヨフェル城に行くと思ったら城に入れない事情があると言われます。
それだけではなくヨフィリス子爵を護衛を連れていない状態で自分の元まで連れて来て欲しいと頼まれます。
ラーヴィクには借りがあるので何とか叶えてあげたい・・・三人は難しい交渉に挑む事を覚悟します。
ヨフィリス子爵が意外な返答をしてきますよ、それにより別の難題を抱えますがアスナが解決の糸口を見つけます。
レーベル | 電撃文庫 |
発行日 | 2025/03/07 |
著者 | 川原礫 |
イラスト | abec |
ISBN | |
雰囲気 | 夜行性、再会、依頼、支配、因縁、救援依頼、遭遇、旧友 |
夜の民になってしまったキリトが生えてきた牙が気になりモゴモゴしています。
アスナから、またモゴモゴしていると指定されています。
キリトは吸血鬼になってしまったんですがアスナの首筋に牙を突き立てたいとは思いません。
冗談で揶揄ってやろうか?と考えたんですがぶっ飛ばされる未来が見えるのでやめています・・・懸命だね。
ちょっと試して欲しかったと思わなくもないけどね・・・それによってアスナと決裂する事はないだろうけどね。
いや意外とアスナのヤツ生理的に無理とか言い出すのかな?
そうなったらなったでキズメルが宥めてくれるだろうね・・・彼女はできたお姉さんだから。
三人はフォール・エルフに奪われた秘鍵を追っているのですが行動に制約が出来ています。
夜の民になってしまったキリトは日の光を浴びると灰になり滅びます。
昼間の間、安全に隠れていられる場所を必要としていました。
夜が明けるまでに安全地帯を確保する必要があります。
キリトとアスナはどこに向かうのが適切なのか検討を始めます。
キズメルからヨフェル城で匿って貰おうと提案されます。
三人はヨフェル城に攻め込んできたフォールン・エルフを撃退しているので歓迎して貰えると言っています。
キリトは夜中に尋ねても迷惑じゃないか?と不安になっています。
アスナはヨフィリス子爵は夜型っぽいと思うので問題ないのでは?と言ってきます。
キズメルも貢献度が高いので問題ないだろと言っているのでヨフェル城に向かう事にします。
ヨフェル城に向かう為にダンジョンの出口を目指している途上でキリトが焼肉の匂いを嗅ぎつけます。
夜の民になった事で鼻が利くようになったのかな?
モンスターが焼き肉をするとは思えないのでプレイヤーかNPCが居ると思われます。
三人は慎重に相手との距離を詰めて行きます。
キリトが夜の民になった事で戦闘能力が向上しているので負けるとは考えていませんが・・・
相手の正体が分かり三人は驚愕する事になりました。
焼き肉をしていたのは牢獄からの脱獄を手助けしてくれたラーヴィクでしたよ。
キリトは別の意味でも驚かされる事になります。
ラーヴィクが作っていたのはただの焼肉ではありませんでした。
製法が失われた幻の料理ハンバーグを作っていました。
キリトがハンバーグの存在を知っていたのは《大賢者》ブーフルーム老人に教えてもらったからです。
キリトはブーフルームの試練をクリアしてハンバーグを食べた事があるらしい。
ラーヴィクも同じ試練をクリアしているようですね。
試練は焼き立てのフリカテル(ハンバーグ)を目の前に置いた状態で三時間も心の静穏を保つ、という苦行です。
キリトは三時間ひたすらアスナの事を考えてクリアしたそうですよ。
恥ずかしいので本人には打ち明けられません。
ラーヴィクが申し訳なさそうにキズメルとアスナにはハンバーグを分ける事はできないと言ってきました。
試練を通過した者にしか食べさせられないそうです。
キリトは試練を通過しているのでハンバーグを食べる事ができますね。
期待に胸を膨らませるんですがキズメルが時間が無い事情を打ち明けるとラーヴィクが豹変します。
即行でハンバーグを平らげ出発の準備を始めました!!
キリトはハンバーグにありつく事はできませんでしたがラーヴィクが同行してくれる事になりました。
戦力的には嬉しいんですがハンバーグは食べられませんでした。
キリトだけがハンバーグを食べたらキズメルは問題ないと思いますがアスナは恨みそうですよね。
そう考えると平和的に解決できたと言えるかも。
アスナは意地汚いわけではないんですが食事に対するる拘りが強いようなので未知の料理を食べられないとなると怒りそうだよね。
ラーヴィクが同行してくれたので途中の戦闘が楽になりました。
予定していたよりも短時間でヨフェル城のある階層に到着できました。
ラーヴィクも一緒に城まで来るのかと思ったら彼には城に行けない理由があると言われます。
キリトは脱獄しているから自分たちも不味いかもな?と不安になります。
キズメルから牢の監視から報告は上がらないだろうと言われます。
彼らは自分たちのミスを知られたくないと考える筈だと言っています。
だとするとラーヴィクには脱獄囚であるってこと以外に城に行けない理由があるのね。
別れる前にラーヴィクからヨフィリス子爵を護衛無しで自分のところまで連れて来て欲しいと頼まれました。
脱獄を手伝ってくれた恩義とヨフェル城まで同行してくれた恩義があるのでキリト達は引き受けます。
ヨフェル城に行くには湖を渡る必要がありました。
キリト達はALSかDKBの船を借りる事にします。
リンドよりもキバオウの方が船の存在を忘れ去っている可能性が高いと判断してALSの船を使う事にしました。
キリトはキバオウの事を大雑把と考えているようですね。
ヨフェル城の桟橋に到着するとティルネル号を発見しました。
キリト達三人は喜んでいます。
ヨフェル城に到着するとセトランという少年が出迎えてくれました。
彼はヨフェル城の後継者です・・・って事はヨフィリスの息子なのか?
朝稽古に行く準備をしていたらキリト達が見えたので迎えに出てきたと言っています。
セトランは快くキリト達を迎え入れてくれました。
客室が与えられたのでそこに向かいます。
キリトはぼんやりと部屋の中を見回していましたがアスナとキズメルは速攻で鎧戸をおろし始めています。
キリトの為に日光対策をしてくれていますね。
キリトは二人が本気で自分を案じてくれていると感じ嬉しくなっているな。
そのまま眠ってしまっても良かったんですがアスナの意向で大浴場に行く事になりました。
ゲームなので汚れないから入浴の必要はないんだけどと野暮は言いません、一緒に付いて行きます。
キリトも大浴場に興味があったようですね、アスナが微妙な顔をしているな・・・
理由は大浴場は男女で別れていませんでした!?
微妙な顔の原因はこれね、えっ一緒に来るの?何で?って感じだったように思うね。
大浴場は湯船が巨大だったのでキリト大興奮です、飛び込みました。
盛大にお湯が飛び散り湯気が充満しました。
広いので端と端に浸かればお互いに見えないよな?とキリトは考えます。
しかしキリトの居る場所に向かってキズメルとアスナが近付いてきました。
アスナが少し理不尽ですね・・・キリトの姿を見ると即座に湯船に首から下を漬けて何で居るのよ?とご立腹です。
キリトは先に居たのは自分だ、何で近寄って来るんだよ、と反論します。
アスナからキリトが陣取っている位置が一番眺めが良いんだよと指摘されてしまいます。
大人しく湯につかりながらラーヴィクのお願いを子爵にどう伝えるか検討する事になりました。
ラーヴィクは自分の名前を出さないで欲しいと言っていたので難題です。
他にも子爵が城を出て行くのを衛兵に見られないで連れ出す必要があります、こっちも難しい問題でした。
キリトが子爵が湖の上を歩けることを知っていました。
子爵だけなら衛兵に見つからずに湖を渡れる可能性はあります。
問題となるのはキリト達が衛兵に不審がられないで湖を渡る方法です。
キズメルが方法を提示してくれます。
彼女は卒業旅行で妹のティルネルとヨフェル城を見に来たそうです。
その時に湖の上を歩くケルピーという妖精だか魔獣を見たそうです。
キリトは早速探しに行くか?と提案しますが、もうすぐ夜明けだと指摘されました。
方針が決まったので部屋に戻る事にします。
アスナがキリトくん先に出てとお願いしてきました。
キズメルは気にしてないんですがアスナはキリトに全裸(アバターなんだけど)を見られるのを嫌がります。
キリトが先に上がる事になりました。
キリトも全裸を晒す勇気はなく首から下を湯船に漬けたまま二人から離れて脱衣所に飛び込みます。
キリトがタオルで水気を拭っていると脱衣所にアスナとキズメルが入って来た足音が聞こえてきました。
キリトはここで隠蔽スキルを使ってしまいます。
鉢植えの影に隠れて着替えを続ける事にしました。
隠蔽が良くなかったねー、決して覗こうと思ったわけではないようですが・・・
アスナはキリトの姿が見えなかったので彼が部屋に戻ったと誤認したようです。
キリトが鉢植えの影から出ると側にアスナが居たみたいです。
「ぎゃあっ!」って悲鳴と共にキリトは口の中に果物を突っ込まれました。
アスナが手近にあった果物をキリトの口に突っ込んできました。
キリトは二人が風呂から出てくるところを見ないように配慮した結果だと言い訳します。
アスナは、だったらその辺で後ろを向いていればいいのよ!と指摘してきました。
キリトは素早く体を回転させました・・・
残念ですね、タオルが邪魔で全部は見えなかったみたいです。
キズメルはやれやれと呆れています。
寝ている間に何らかのアクシデントが発生して日の光が部屋に入るとキリトは灰になります。
アスナとキズメルのどちらかが一緒の部屋で眠る必要がありました。
もしもの時にキリトを助け出す役目を負うのね。
迷った末にアスナはキリトと同じ部屋で眠る選択をしました。
キリトとキズメルが同じ部屋で眠るのは嫌だったみたいね・・・恥ずかしさを上回ったな。
キリトはアスナと同じ部屋では眠れないと思ってたんですが速攻で眠りに落ちました。
目覚めたキリトは二重に驚く事になります。
何と半日寝続けていました。
近くにアスナの寝顔があり再び驚きます。
別々のベッドで眠った筈だとキリトは驚きます。
キリトはアスナがデスゲームと化したアインクラッドで安心して眠れない状況が続いているんだと気付きます。
心細さからキリトのベッドに潜り込んできたんだと分かりました。
紳士キリトはアスナを起こさないように静かにベッドを出ます。
居間で先に起きていたキズメルがナイトガウン姿で寛いでいました。
キリトには刺激が強い姿だったみたいね、少し離れた位置に座ります。
横に座って彼女の谷間を拝む勇気はないみたいです、綺麗なお姉さんがいるのに勿体ない。
少し遅れてアスナが部屋から出てきましたよ。
彼女はキリトが先に起きていたのでベッドに潜り込んだ事がバレていると理解しています。
無言のアイコンタクトを行い一緒に寝た事実は闇に葬られる事になりました。
アスナは可愛く言い訳をしても良かったと思うんだけどねー少しヒロインとしての自覚が足りないよなー
キリトはキズメルにケルピーの話をしてくれた意図を問いますよ。
アスナはキズメルの考えが分かったと言っています?
キズメルはケルピーを使役して背に乗って湖を渡ろうと考えていました。
食堂に向かい食事をする事になります。
前に来たときはメイドさんが給仕してくれるコース料理形式だったんですがビュッフェ形式に変わっていました。
キズメルから前に訪れた時はクリスマス的なイベントだったんだと教えられます。
夜の民になってもお腹は空くのね、キリトはモリモリと料理を平らげています。
食事を終えたので子爵の部屋に向かう事にします。
子爵は一目見てキリトが夜の民になった事を見抜いたようですね。
キリトはやむを得ない事情でこうなってしまった、ヨフェル城の皆さんに危害を加えたりしませんので、と伝えます。
子爵はキリトが滞在中にうっかり陽光を浴びてしまわないか心配してくれました。
子爵がキリトを眷族にした夜の主の家名を聞いてきましたよ。
キリトはナクトーイ家ですとニルーニルの家名を伝えました。
それを聞いた子爵は城に滞在するのに何の支障も無いと言ってきます。
子爵の先祖がニルーニルの先祖と何らかの関係があるようなことを言ってましたね。
子爵が訪問の理由を質問してきました。
キリトは礼節に自信が無いので説明をアスナに丸投げするね。
アスナは文句を言いつつもこれまでの経緯を説明してくれます。
本日の夜九時にヨフィリス閣下お一人で私たちにご同行いただきたいのです。
目的地はヨフェル湖の西岸、そちらで閣下との面会を求める方が待っておられます。
ヨフィリスは二つ質問してきましたね。
共を連れずにと言う事ですね?
キリト達は全力でヨフィリスを守ると伝えます。
ヨフィリスは湖の周りに出没する魔物に後れを取るほど錆びついていませんよと答えます。
一人で外出するのは問題ないようですね。
続けて待っているのはリュースラの騎士ですか?と質問してきます。
キズメルが「はい」と答えると、会ってみるとしましょう、と言ってくれます。
ヨフィリスは待っている相手がラーヴィクだと気付いているようですね。
衛兵に気付かれずに湖を渡る方法が問題になります。
キリトはヨフィリスに水面を歩ける靴を持っていますよね、あと三足あったりしませんか?と質問しました。
全員で歩いて行こうって考えだったんですが靴はヨフィリスの分しかありませんでした。
ヨフィリスに水面を歩く魔獣を見た事があるか聞いてみます。
ヨフィリスが「ほう」と言って驚いています。
ヨフィリスはケルピーの伝承を知っていました、キリト達がそれを知っている理由を問うてきます。
キズメルが卒業遊行でヨフェル城を訪れた時に見た事があると教えます。
驚きなんですがヨフィリスもケルピーを見た事がありました。
夜の民になったキリトなら魅了で使役できると言っています。
問題はケルピーが出現するのが霧の深い夜だけって事でした。
これに関してはアスナに秘策がありました。
キズメルがケルピーに遭遇した時の状況を聞きだし他にも出現条件があるのか確認します。
確認の結果、金属を身に着けていない状態なら現れると予想できました。
ヨフィリスが金属を一切身に着けない状態でないとケルピーは現れないと教えてくれました。
アスナが気付いた深い霧の発生方法はインスタンスダンジョンとフィールドの切り替え地帯に入るってことでした。
彼女はSAOのシステムに慣れつつあるね、本来ならキリトが思いつかなければいけないよな。
キリトはアスナの明敏さにかなり助けられている。
キリトとアスナでケルピーを捕まえてからキズメルと子爵に合流して湖を渡る事になります。
キリトとアスナはティルネル号に乗り込みインスタンスダンジョンの境界線に向かいます。
深い霧が出てきたところで金属を含む装備を外す事にします。
ここでアスナのスカートに金属繊維が編み込まれていることが問題となりました。
アスナの装備品はニーハイソックスだけが金属を含んでいませんでした。
アスナは風呂あがりに着る為に作った古代ギリシャのキトンのような白ワンピに着替える事にします。
キリトは下着以外の装備品を外して隠蔽効果のあるシートに包まれる事にします。
ケルピーが現れました。
ケルピーはアスナに近づき匂いを嗅いでいますね、金属が無いか確認しています。
キリトが隠蔽を解除してケルピーを魅了する事になるんですが、やり方を知らないと気付きます。
魅了する時にニルーニルは何らかの呪文やアクションを取っては居ませんでした。
キリトとケルピーが見つめ合う事になります。
夜の民は見つめるだけで魅了できる事が分かりました。
魅了が完了したか試す為に餌付けしてみる事になります。
キリトがカニ肉を与えるとケルピーがバリバリ食べてくれます。
キリトが金属の指輪を装備して最後の確認を行いました。
キリトがケルピーを支配する事ができましたよ。
名前を付ける事になります。
アスナがケルピーの名前表示を読んでくれてモーヴァークじゃないかと言ってるので「モー」と名付ける事にしました。
安直すぎるのでアスナが顔をしかめています。
キリトとアスナはモーの背に乗り待ち合わせ場所に向かいます。
キズメルをモーに乗せて湖の西岸に向かう事になります。
モーは巨体なのでキリト、アスナ、キズメルの三人が背に乗っても問題ありません。
子爵はジョギング並みの速さで湖の上を移動してくれました。
湖の西岸で待っていたラーヴィクと再会しました。
ヨフィリスはやっぱりラーヴィクを知っていましたね。
自分の命を取りに来たのか?と聞いてきます。
ラーヴィクは長い牢生活でその気は無くなったと答えます。
キリト達は二人が戦う事になる可能性を案じていたのでこれで問題は起こらないと安堵したんですけどね。
ラーヴィクが予想外の要求をしてきましたよ。
ラーヴィクはヨフィリスに名誉を懸けた決闘を申し込んできました。
「明日夜九時、四層天柱の塔、守護獣の間に来られたし!」
ヨフィリスが承諾します。
ヨフィリスがキリト、アスナ、キズメルに立ち合いをお願いしてきます。
キズメルには断る事ができませんでした。
ヨフィリスがラーヴィクに城に来て疲れを癒せと言って誘ってきます。
ラーヴィクは決意が鈍ると言って誘いを断りました。
アスナがラーヴィクはどうやって湖を渡るのか不思議に思っています。
天柱の塔に戻るには湖を渡る必要があります、普通なら。
ラーヴィクは崖を越えれば天柱の塔に辿り着けると答えます。
RPGにはつきものの《越えられない壁》なんですがラーヴィクはよじ登るつもりらしいです。
アスナはくれぐれも無茶はしないでくださいと伝えます。
ラーヴィクがヨフィリスを連れて来てくれたお礼を伝えてきました。
キリト達が連れて来てくれなければ城に忍び込んでヨフィリスの部屋を奇襲していたと言ってきます。
ヨフィリスは「やめてくれ」と嫌そうな顔で答えます。
ヨフィリスが戦う前にランデレンに会っておかなくていいのか?と質問します。
ラーヴィクは会わせる顔が無い、あんたはどうなんだ、と問い返します。
ヨフィリスは「あるものか」と答えています。
二人の間には戦う理由があるようだね。
ヨフィリスとキズメルを城まで送ってからキリトとアスナはティルネル号を取りに戻ります。
ティルネル号に乗って城に戻って来たキリトとアスナをキズメルが呼びにきました。
ヨフィリスがラーヴィクと決闘を行う理由を説明したいと言っているそうです。
ヨフィリスの長い話が始まります。
最初は無関係そうなヨフィリスがケルピーに喰われかけた話から始まりました。
ヨフィリスは子供の頃ケルピーに遭遇して背中に乗せて貰ったそうです。
ケルピーは無害そうなふりをして獲物を背に乗せ水中に引き込み食べるそうですよ。
喰われそうになっていたヨフィリスをアルマルクという水霊(ヴィルリ)の少年が助けてくれました。
二人は親しくなりマルク、ゼドと呼び合うようになります。
翌年ヨフィリスが王都の士官学校に入学して城を離れる事になります。
休息日にはヨフェル城に帰って来てマルクとの交流が続きます。
ヨフィリスが16歳になった時に許嫁の存在を知らされます。
今思い出しても私には勿体ない素敵なお嬢さんでしたと言っていますがヨフィリスは彼女との結婚を拒否しました。
ヨフィリスは同姓であるアルマルクを愛していたからです。
両親はあの手この手がヨフィリスを翻意させようとしたそうですが考えは変わりませんでした。
両親はヨフィリスが《時の凝り》と呼ばれるエルフ族の禁忌を犯してしまうのを憂います。
エルフも二十歳前後までは人族と同じ早さで育ちます。
そこから先は何かを成した時に加齢されるそうですよ。
立場が変化するとかですね。
結婚して子供を作らないと決めたヨフィリスは加齢の機会を失う事になってしまいます。
父はそれを回避する為にヨフィリスが士官学校に行っている間にマルクを殺してしまいました。
ヴィルリを殺してしまったので父は水分を補給できない呪いにかかり衰弱して死んでしまいます。
母は呪いがヨフィリスにまで及ぶのを防ぐ為に入水自殺しました。
湖に飛び込んだ母の遺体は発見されていません。
ヨフィリスの見た目が若々しいのにはそういった理由があったのね。
この話を聞いてキリトはキズメルから言われたエルフに年齢を聞くのは不作法って意味を理解しました。
キリトはエルフの加齢方法を使えば簡単に若いままで永遠に生きたいという望みが叶ってしまうのでは?と質問します。
ヨフィリスはキリトがそれを望んでいるのか?と心配になります。
夜の民になっているキリトならそれを実現できると言ってきます。
キリトは人間に戻りたい、たとえ永遠に生きられたとしても、アスナが死んじゃうんじゃ意味ないですから、と答えます。
この大胆発言を聞いてアスナが真っ赤になって狼狽しています。
「いきなり何を言い出してんのよ!」
アスナの剣幕からキリトは自分が永遠にアスナと一緒にいたいと言ったも同然だと理解します。
慌ててパートナー的な意味でって弁明しますがアスナの肘打ちを貰いました。
キリトは暫定攻略を付けるんだったと考えてますが違うよねー
アスナはパートナーって言葉を別な意味に解釈して照れたんだよね。
禁忌を犯すと年を取れなくなるみたいだね。
これに気付いて禁忌を犯して永遠に老いぬ呪いを手に入れたのがフォールン・エルフです。
彼らは聖大樹の樹皮を剥ぎ取る禁忌を犯して不老の呪いを手にしました。
辛い過去を語った事で精神的に疲労したヨフィリスが体調を崩します。
話を途中で切り上げて休んでもらう事にします。
ラーヴィクとの因縁については語られていません。
キリト、アスナ、キズメルは本来の目的である秘鍵奪還の為に動きだします。
フォールン・エルフのアジトに忍び込んで情報収集を行う事にします。
ティルネル号で湖を渡っている途中でアルゴからキリトにメッセージが届きます。
不味い事になったのでこれから八層の主街区で会えないか?と言っています。
キリトは自分たちがインスタンスダンジョンであるヨフェル城に居た事に思い至ります。
アルゴが何度も連絡を取ろうとしていたんだろうと気付きます。
緊急性が高そうだと判断して理由を聞いてみます。
アルゴからDKBとALSのメンバーの大半が森エルフとトラブって身動きできなくなっていると返ってきます。
命の危険があるのか問うと、リンキバの決断次第じゃこの先は分からないと返ってきました。
何をしたのか問うと森エルフの王都エリア内でデカイ木を伐り倒したと返ってきました!!
キリトはエルフの風習を知らないのか!?と驚きますが、ALSとDKBはキャンペーンを放棄したのでヨフェル城にもガレ城にも立ち寄ってないと気付きます。
エルフとの会話がクエストの受注と報告だけなら禁忌の話を聞く機会が一度もなかった可能性はあると考えます。
アスナとキズメルにアルゴからのメッセージ内容を伝えて今後の動きを協議します。
キズメルはキリトとアスナでアルゴに会いに行け、一人で情報収集を行ってくると言ってくれます。
それを聞いたアスナは一人では心配だと言ってキズメル案に否定的な姿勢を示します。
キリトは自分一人でアルゴに会いに行くと提案しました。
現在の自分なら危険度は低いので問題無いと押し切ります。
アスナとキズメルとは別行動になります。
二人はティルネル号でアジトに向かいキリトはモーに乗って湖を渡る事になりました。
キリトが途中のダンジョンで強敵であるフォールン・エルフの副将軍カイサラと遭遇します。
カイサラはキリトが使おうとしている転移門の方向からやって来ました。
キリトが転移門の存在を知っているか不明なので隠したいようでした。
キリトも転移門の存在を知っていると知られると殺されてしまうと考え誤魔化す事にします。
サツマイモをドロップする半魚人型モンスターを狩りに来たんだと伝えます。
カイサラは人族はろくな調理方法を知らんだろと言って信じてくれません。
キリトはブーフルーム老人に教えて貰った調理方法を教えます。
カイサラは魅力的だと言ってくれたので十階の安全地帯に行こうと提案します。
カイサラは殺して奪う事にしよう、文句はあるまいと言ってきます。
欲張りですねカイサラはサツマイモを総取りしようと考えたようです。
キリトは夜の民になった事で使えるようになった飛び道具を放ちます。
カイサラは途中で危険性を見抜き防御に姿勢を取ります。
キリトの飛ばした斬撃がカイサラの防具を斬り裂きます。
ソードスキルではないので硬直時間はありません、キリトは渾身の突き技を放ちます。
カイサラは竜巻を発生させるブーツを装備していました。
即座に態勢を整えて斬撃を放ってきます。
二人は衝突して絡み合った状態で転がります。
カイサラがキリトに乗る形で止まります。
カイサラがキリトの上唇を押し上げてきました!!
彼女はキリトが放った飛ぶ斬撃からファルハリの剣を使っていると見破りました。
人族のままでは使えないのでキリトが夜の民になったと考え牙の存在を確認してきたみたい。
カイサラは夜の住人になったのは我々に勝利する為か?と聞いてきます。
キリトは主になった人を助ける為だと答えます。
カイサラはファルハリにちょっとした借りがあったそうですが、それを返す前に滅んでしまった。
だからもう一回だけお前を見逃してやると言ってきました。
起き上がったら後ろを向いて立ち去れと命じられます。
戦ってもカイサラには勝てそうもないので従うしかありません。
キリトが立ち去ろうとすると呼び止められます。
カイサラは「芋を置いていけ」と命じてきました。
キリトはカツアゲされてしまったね。
カイサラの前から立ち去ったキリトは急いでアスナと連絡を取ろうとします。
カイサラが二人が偵察に向かったアジトに向かう可能性が高いからです。
キリトはアスナとフレンド登録していない事を嘆く事になります。
インスタンスメッセージは同じ階層に居ないと届きません。
キリトは焦ってましたが主街区の転移門からアスナの居る階に移動すればいいんだと気付きます。
アスナにインスタンスメッセージを送りカイサラがアジトに向かう可能性があると伝えます。
キリトはアスナとキズメルがカイサラと鉢合わせするのを危惧していたんですが二人は既に情報収集を終えてアジトを出ていました。
アジトに潜入してすぐに重要な情報を盗み聞いたそうですよ。
メッセージで伝えるには複雑なのでヨフェル城で合流してから伝えると言っています。
二人の無事を確認したキリトはアルゴが待つ八層に転移しました。
八層は複雑な構造をしていてい階段を登るだけではアルゴが待っているドングリ屋に到着できません。
キリトは八層に到着した事をアルゴにメッセージしてから記憶を頼りに移動を始めます。
アルゴに道案内して貰えばいいと思うんだけどね、キリトにその発想はないようだ。
幸い記憶は正しかったようでアルゴが待つドングリ屋に到着できました。
キリトはもっと分かりやすい場所を指定してくれよと文句を言っています。
アルゴはキー防が好きそうな店だと思ってサと言い訳してきますね。
そこに「ゲホッ」って咳き込むような声が聞こえてきました。
キリトは柱の陰になっている奥の席に誰かが座っていることに気付きます。
アルゴにALSとDKBの危機を知らせたプレイヤーかもと思って覗き込みます。
そこにいたのはクラインでした!!
キリトは途轍もない衝撃を受けてしまい「クライン」と掠れきった声を漏らす事しかできませんでした。
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
戦闘 | 5 |
戦略 | 4 |
恋愛 | 3 |
ラッキースケベ | 5 |
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