ラノベの感想) 魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く 3 (電撃文庫)


概略:
魔法大学の阿部ミラという女子学生がロシア系と思われる外国人に拉致されそうになっていました。
文弥がそれを助ける事になります。
彼女はオリガルヒの資金をスイス銀行から引き出す為の鍵でした。
ミラを護衛しているロシア人達を文弥たちが撃退してしまったので襲われる事になりました。
文弥と亜夜子はミラを護衛する事にします。
ミラを狙っているのが新ソ連に反抗するテロ組織だと分かりました。
亜夜子は同じロシア人達を調べている空澤刑事と再会する事になります。
空澤と協力して事態の対処に当たる事になりました。
敵を誘き出す為に文弥とミラがデートする事になり亜夜子と空澤が監視します。

レーベル電撃文庫
発行日2025/09/10
著者佐島勤
イラスト石田加奈
ISBN
雰囲気拉致未遂、護衛、協力、遠征、好転、尾行、後始末


達也、深雪、リーナが亜夜子と文弥の誕生日会を開いてくれました。
深雪とリーナはケーキを手作りしてくれました。
文弥が手作りしてくれた事に驚いていますね。
深雪は料理も作りたかったんだけど時間が無かったからと申し訳なさそうにしています。
亜夜子がケーキを焼くのには時間が掛かりますからね平日なのに時間を掛けてくれた事に感謝を示します。
それを聞いてリーナは亜夜子もケーキを焼くの?と質問してきました。
亜夜子は、まあ、と曖昧に時間が無いから出来てないって趣旨の答えを返します。
リーナは日曜日に一緒にケーキを焼こうと提案してきました。
リーナは亜夜子たちがシシリアンマフィアを取り込んだ事を知っていて誘ってきたようです。
亜夜子と文弥は達也を狙っているマフィア・ブラトヴァの動向を調べているので時間がありません。
亜夜子が困っていると深雪が助けてくれました。

魔法大学に入学してから亜夜子は交友関係を広げる事を任務にしています。
黒羽家の仕事がやり易くなるように味方や知己を増やすのが主な目的のようです。
亜夜子が同級生とカフェバーに遊びにきました。
そこでの会話中に同級生たちから強引な外国人が目に付くと話していました。
同級生の会話は最近ロシア人っぽい外国人が増えたって意見で一致をみせました。
亜夜子は会話には参加しないで聞き耳を立てていました。

帰宅してから文弥にその話をすると彼は即座に行動を開始します。
達也を狙っているのがロシア系なので気になるようですね。
自分で調べに行く事にしました。
亜夜子が手伝おうか?と提案しますが、一緒だと本物のナンパが押し寄せてきそうだから要らないと断っています。
亜夜子はたいそうな美女なのでさもありなんですね。
文弥はもでしょと反撃されますがナンパ避けを付けていくと返しています。
文弥は黒羽家に従う魔法師で魔法大学の同級生である滝益次郎を伴って中野に出かけました。

滝がロシア人を見つけるなら新宿か池袋か錦糸町なのでは?って疑問を呈してきました。
文弥は亜夜子から聞いた噂の部隊が中野だったんだよと答えます。
文弥と滝が巡回を始めるとロシア系の女子大生がワンボックスカーに連れ込まれかけている場面に遭遇しました。
文弥は犯人を無力化して女子大生を助ける事にしました。
黒羽家の魔法師は本当に強いよね・・・相手に自分たちの存在を悟らせる前に全てを無力化しました。
脅威がなくなってから放心している女子大生に声をかけています。
彼女にも文弥が何かをしたとは悟らせていません。
阿部ミラさんだよね?と文弥が声をかけると黒羽君ですか?と返事が返ってきました。
文弥はこの場を離れようと提案しますがミラは警察に通謀しなくて良いんですか?と聞いてきました。
順法精神に富んだ発言ですが文弥が警察と関わる事を嫌なので交番まで送るよと答えます。
ミラは迷った末に文弥と一緒に現場を離れる事にしました。

帰宅した文弥は亜夜子にミラが拉致されそうなっていたので助けた話をしました。
亜夜子はミラの事を知っていたので驚かされています。
亜夜子からミラは魔法大学で割と有名だと知らされて驚いています。
彼女は小柄で可愛い容姿をしているのでマスコット的な人気があるそうです。
二人はミラがロシア系だから新ソ連のスパイになってくれるかも?と思われ拉致されかけていたと予想します。

文弥は部下の黒川に命じて捕まえたロシア人を尋問させていました。
尋問の結果、彼らは新ソ連の工作員でもマフィアでもないと分かりました。
彼れらは新ソ連に対する反政府テロ組織でした。
達也の暗殺を企てている一味ではないと判明したので文弥は公安警察に引き渡す事にします。
適当な倉庫に連れて行って警官を見たら銃撃するように魔法で暗示を掛けて解放しました。
それから公安警察に匿名で犯人たちを捨てた倉庫の情報を流しました。
文弥は無用な存在を押し付けたつもりだったんですが予想外の動きに発展します。

公安(警察省公安庁)と内情(内閣府情報管理局)は意見が一致していませんでした。
公安は外国人が国内で非合法活動を行う事を認めていません。
対して内情は新ソ連に嫌がらせをする為にこれらの反政府テロ組織を使おうと考えていました。
協力関係を構築しているようです。
ここまでなら組織同士の暗闘になったんですが亜夜子に関わりのある空澤兆佐(かわさわ ときすけ)刑事が公安に出向していて関わってきました。
空澤は橋本雅楽(はしもと うた)警視という女性の部下になっていました。

文弥はミラの素性を調べます。
彼女の父親は古式魔法師、阿部家の傍流で、達也たちのお祖母の遠縁でした。
母親は子供の頃に亡命してきたロシア人でした。
母親の母親は新ソ連建国時に粛清された旧ロシアの大富豪(オルガリヒ)の愛人でした。
ミラにとって祖父にあたる人物の遺産がスイスの銀行に預けられいます。
文弥はミラがそれを手に入れるカギになっているので狙われたと予想しました。
亜夜子はミラの祖母は愛人だったんだから資産を引き出せるかな?無理があるのでは?と反論しています。

魔法大学でミラが亜夜子に声をかけてきました?
二人はそれほど仲良しってわけではないので亜夜子は意外感を持っています。
ミラがモジモジと言い出しにくい雰囲気を醸し出してますね、アザと可愛いですね。
ミラは文弥に助けてくれたお礼を伝えたいと言ってきました。
文弥が魔法大学に居ないので亜夜子に声をかけたみたいですね。
彼女の様子を見た亜夜子は彼女が文弥に惚れていると見抜きます。
文弥とのランチをセッティングしてあげる事にしました。

翌日亜夜子はミラをランチに誘い文弥と二人きりにしてあげる事にします。
しかしミラから亜夜子に留まって欲しいとお願いされてしまいます。
いきなり愛しの文弥と二人きりにされては耐えられないってことのようですね。
亜夜子は同席する事にします。
ミラが何も喋れなくなっているので文弥から声をかけました。
あの後は怪しい人物に付きまとわれてはいないそうです。
ミラはようやく文弥に助けてくたお礼を言う事ができました。
亜夜子から襲われた時は一人だったのか?との質問が飛んできました。
コンビニようがあり外出した時に襲われたと言っています。
亜夜子はあまり治安がよろしくない中野に住んでいる理由を聞いてみます。
引っ越した方が良いのでは?と続けるとミラが苦しそうに父の知り合いが紹介してくれた物件ですからと答えます。
不義理になるので引っ越せないと言いたいようです。
亜夜子は夜間の外出は控えた方が良いと助言します。
怖い思いをしたミラは素直に従ってくれますよ。
文弥は亜夜子とミラを友達にしたいのかもな?
亜夜子に向かって暫くミラに付いていてあげれば?と提案してきました。
ミラが亜夜子に期待を込めた視線を向けてきました。
子犬のようだったので亜夜子は断り辛いと感じてしまい最寄り駅までならと承諾します。
ミラは大喜びしていますね。

亜夜子がミラを最寄り駅まで送るとこが決まったので一緒に帰る事になっています。
魔法大学を校門で公安に声を掛けられます。
声を掛けてきたのは橋本と空澤でした。
空澤は亜夜子との再会に驚いています。
二人はミラが拉致されかけた事に関して質問してきました。
亜夜子は空澤は女性の橋本と一緒に居る事にイラっと来たようですね。
嫉妬しているように見えますが彼女は空澤を恋愛対象とは見ていないようなので不思議な感情を持っているようです。
ミラへの質問に対して一々介入して橋本をイライラさせていますね。
橋本もキャリア組らしさを見せて内心のイラつきを表に出していません。
ミラは犯人が見えない何かに無力化されたと答えています。
それを聞いて空澤は黒羽家が助けたと考えました。
公安に匿名の通報を行い犯人グループを提供してくれたのも黒羽家だったと予想します。

亜夜子と文弥が橋本を黒羽家の協力者にできるか話し合っています。
橋本は魔法師ではありません。
無理っぽいとの結論を出しています。
文弥は亜夜子が空澤を気にしていると気付いています。
揶揄うと反撃されそうなので話題には出しません。

亜夜子は護衛役の伴野凉に橋本の身辺調査を命じました。
涼は亜夜子が空澤に恋愛感情を持っていると考えライバルになりそうな橋本の事を知ろうとしていると考えたようです。

公安は内部で二派に分裂しかけていました。
空澤が属している外国人が国内で非合法活動を行うのを認めない派閥と利用して利益を得ようとしている一派です。
内部でゴタゴタしているので捜査に割ける人材が居ないようですよ。
困った空澤は亜夜子に接触して協力を求めてきました。
亜夜子は空澤が黒羽家の配下として使えるのか見定める目的で彼の要請に応じる事にします。

橋本は現場経験を積ませるって意図で今回のロシア人問題に配置されたようです。
成果を期待されていないようですよ。
橋本もそれが分かっているのかもな・・・多少の焦りがあったように思います。
現場経験が無いのにロシア人との銃撃戦を始めてしまい右腕を負傷してしまいます。
空澤は彼女を庇いながら戦う事になってしまい追い詰められています。
そこに文弥と滝が通りかかりました。
文弥と滝は介入してロシア人を無力化してあげました。
空澤が気づいていたので文弥が視線を送っています。

橋本が負傷したのでコンビは解消される事になります。
自棄酒を飲んでいる空澤の元に文弥がやって来ました。
文弥は空澤に亜夜子と話す事を勧めています。
空澤は亜夜子と面会して黒羽家から情報提供を受ける事が決まりました。

文弥が四葉本家に呼び出されます。
単独で真夜と面会するのは初めてだったので文弥は緊張が顔に出ないように注意しています。
真夜は魔法大学をサボらせてしまった事を申し訳なく思っています。
成績について口利きをしてあげられるわよと提案してくれますね。
文弥は真夜の厚意に甘えることなく学業は問題ありませんと答えています。
真夜の依頼は富山県にあるロシア人反政府組織の拠点を壊滅させる事でした。
詳しい話は父親の貢に聞いて欲しいと命じてきました。

文弥は四葉家内にある黒羽家の別邸で詳しい話を聞く事になります。
貢から今回は文弥が作戦を指揮して結果の責任を負えと言われました。
今回の依頼は文弥が黒羽家を率いるに相応しいか試す目的があるとも言われます。
文弥の覚悟が甘かったので注意を受けています。
文弥は装備を整える為に実家に寄る事にしました。
実家で母親に呼び出されます。
文弥と母親は普段あまり会話しないようですよ。
母親は黒羽家の仕事にも関与していません。

母親からミラの素性を教えられます。
ミラの家は阿部一族から絶縁されていると教えられました。
理由はロシアンマフィアと手を結んでいたからだそうです。
元は旧ロシアの資金と武力勢力を利用して新ソ連に対抗しようとした一部政府機関の意向にそったそうです。
それが阿部一族の方針に反していたのでしょう、自分の独断とする事で泥を被った可能性が高いと教えてくれました。

調べている内にミラが窮状に瀕しているのは黒羽家がロシアンマフィアを一掃したからだと分かりました。
達也を狙う一味を探していてミラの父親が彼女を護衛させようと目論んでいたロシア人たちを退治してしまったようです。
ロシア人が懲りずにミラを狙っていたので亜夜子は彼女を自宅に招いて保護する事にしました。
文弥が富山に出張して不在なので攻められると対処が難しいのでそうなりました。
お泊り会が始まり打ち解けてくるとミラが狙われている理由を教えてくれます。
彼女の祖父が資金を引き出すのに使う鍵としてミトコンドリアDNAを設定したと教えてくれました。
金庫のある場所で採取したDNAが必要なのでミラは狙われているそうです。
鍵となるDNAを持っているのはミラとミラの母親だけだそうですよ。
母親の方は地元で父親の知り合いが守っているので問題無いそうです。
ミラにも護衛が付いていたんですが急に人手が足りなくなったみたいで困っていると言われました。

富山にはロシア人反政府テロ組織の拠点と思われる場所が四か所ありました。
場所が一条家の勢力圏なので気付かれずに仕事を終えなければなりません。
難しそうなミッションだったんですが文弥たちはその全てを殲滅して情報を持ち帰りました。
一条家には活動していた事を気付かせませんでした。

亜夜子はミラの恋を応援する気になったようです。
文弥をランチに同行させてミラに会わせる事にしました。
少しだけ距離が近付き文弥がミラを家まで送る事になります。
個型電車に相乗りして送っています。
ミラは文弥に嫌われないように振舞いたいと考えて緊張気味です。
文弥にはミラの心情は分かりませんでした。
別れ際に文弥からまた明日と言われて、明日も送って貰えるのか?と嬉しくなっています。
文弥は無意識にミラを喜ばせているね。

亜夜子は文弥が入手した情報を空澤に提供する事にします。
彼の居場所は常に監視しているみたいですね。
空澤と遭遇したのは彼が橋本を連れてレストランから出てきた時でした。
隣に橋本が居たので亜夜子と涼は何もしないですれ違いました。
涼は亜夜子が空澤に恋愛感情を持っていると考えているので何もしなくてよかったのか?と問います。
亜夜子は橋本が居るのに情報を渡す事はできないと平然と答えます。
本当にそうなのか?と疑った涼は空澤をどう思っているのか聞いてみる事にします。
亜夜子は役立つ人だと思うが黒羽家に迎え入れる事はできないとシビアな評価を下しています。
涼は亜夜子がまともな恋愛ができるのか心配になっています。
結構失礼な事考えているよね。
亜夜子は黒羽家に迎え入れるには達也や深雪の足をひっぱらないくらいの実力が必要。
もしくは二人に求められるだけの突出した能力が必要だと教えます。
涼はそんな人間は存在するんですか?と問わずにはいられませんでした。

亜夜子が気になっている空澤は誤解を解きたくて会いにきました。
亜夜子はパーティに出席する予定があるので会場まで送って貰う間に話を聞く事にします。
亜夜子は悪い癖を出して空澤を揶揄っています。
橋本は泥酔していて空澤にしな垂れかかっていたんですが空澤は言い訳しませんね。
亜夜子は何も言わずにすれ違ったのは橋本の前で情報を渡す事はできなかったからだと伝えます。
文弥が入手した情報を渡しました。

空澤は亜夜子から得た情報を元にして武器商人の倉庫に忍び込みました。
忍術使いの彼は必要なデータの入手に成功しました。
橋本が空澤の元にやってきて捜査の終了を伝えてきました。
入手したデータは橋本の上司に渡すように言われました。
公安と内情の間で何らかの取引が行われた結果捜査は終了になったようです。
最後に橋本が公安の女らしく色香を使って空澤を誘ってきました。
空澤は橋本を頼りなく感じていたようですが公安らしいこともできるじゃないかと感じています。
誘いは丁重に断っています。
空澤はやはり亜夜子に気があるように思えるね。

ロシア系反政府テロ組織の本拠地を壊滅させたのでミラへのチョッカイは消えると思ってたんですが意外な組織が継続してきます。
内情はミラが祖父の残したオリガルヒの資産の鍵になっていると知っているようです。
ミラを誘拐しようとしていました。
亜夜子は文弥とミラをデートさせて敵を誘き出し殲滅しようと考えました。
文弥はミラとデートしろと言われて驚いています。
ミラに惚れられていると気付いてないので断られる可能性を考えています。

ミラと文弥が仲良くなったのも周囲の同級生にバレています。
文弥に第四高校の同級生が声を掛けてきました。
庄司ルナという女子生徒です。
文弥に名前を覚えられていると分かり驚いていますね。
文弥の方はミラがルナと親しいとしり驚いています。
ルナは「雑種同盟」という集まりで知り合ったと教えてくれました。
混血児の集まりのようですが文弥は自虐的な名称は好きになれないと答えます。
ルナが声を掛けてきたのは恋愛をしている暇がないだろう文弥が何故ルナと親しくしているのか心配になったからでした。
ここで文弥は第四高校時代からルナに黒羽家の仕事がバレていたと知ります。
庄司は実家は裏世界に片足つっこんでいる、歴史の長さならあたしの家の方が遥に長いよと教えてくれます。
庄司の家は風魔の末裔で江戸時代から活動しているようです。
ルナが困っているなら手伝うと言ってきました。
理由を問うとミラと友達だからと答えられました。
文弥は友人を心配するルナを眩しいな、と感じています。
ルナは純粋に友達のミラを助けたいみたいです。
帰宅した文弥は亜夜子に庄司ルナが黒羽家の仕事を知っていた事を教えました。
亜夜子も四高時代から知られていたと知って驚きと恥ずかしさを感じています。

文弥がミラに遊びに行こうと誘うとOKしてくれました。
ミラの行きたい場所を聞くと海沿いのドライブと言われたので文弥の運転で向かう事になりました。

空澤がロシア人の捜査が打ち切りに成った事を魔法大学まで伝えに来てくれました。
空澤は大学生に見える格好をしていました。
文弥とミラがデートして敵を誘き出す作戦について空澤には説明済みでした。
捜査が打ち切りになったので行けなくなったと言っているようです。
亜夜子は一緒に見守って頂けませんか?とお願いしてみます。
空澤は意外だったのか驚いていますね。
亜夜子が私の隣で、如何でしょう、と問うと光栄ですと答えてきました。
亜夜子がとっておきの上目遣いを仕掛けたので空澤には断る事なんてできません・・・無理です。

亜夜子が用意した黒羽家の車を空澤が運転しています。
亜夜子は助手席に乗っていますね。
文弥とミラのデートを尾行する事になっています。
空澤は趣味が悪いと思っているんですがこれはれっきとした護衛活動です。
文弥の格好を見た空澤があんか可愛い格好で大丈夫なのか?と問いかけてきました。
亜夜子はミラに男性恐怖症の気があるのであれで問題無いんだと答えています。
空澤は女の子が自分よりも可愛い格好をされるのは嫌がるんじゃないか?と考えたようです。
空澤は女性はカッコよさを求めると思っているようでした。
亜夜子からセンスが古いと指摘されて少しショックを受けているようです。
亜夜子は女の子の好みは一般的な尺度で「男らしい」とされるタイプだけでは無いんですと教えてあげています。

亜夜子は文弥とミラの雰囲気が良い事に満足そうにしています。
移動中に防弾仕様SUVが仕掛けてきました。
許可されていない防弾仕様のレンタカーでした。
亜夜子は文弥に通信を送り危機を知らせます。
二人は言葉を交わさずに連絡を取り合う符丁を用意してありました。
文弥は亜夜子からの連絡を受けミラに気付かれないように対処しました。
ダイレクトペインを運転手に撃ち込んで意識を奪います。
自動運転車だったのでドライバーが意識を失ったので次のパーキングエリアに入って行きました。
救急車が待機していて運転手を救護する体制が整えられていました。
掴まりたくない運転手はSUVから飛び出して逃亡をはかります。
空澤は自分で運転して運転手をひきます。
亜夜子の防御魔法が運転手を弾き飛ばしたようです。
仲間が居て発砲してきましたが亜夜子の魔法が銃弾の運動エネルギーを奪っています。
相手は三人居たんですが空澤が仕留めました。
彼は銃の腕には自信があるようです。

文弥に亜夜子から「終わり」とのメッセージが届きました。
文弥とミラはデートを続けてお昼時なります。
ミラがお弁当を作って来たから食べて欲しいとお願いしてきました。
文弥を上目遣いに見つめてくるミラを見て文弥はアザトイと感じています。
文弥は昔ならヤミに変装している時の参考にできたなと考えています。
文弥はミラの作ってくれたサンドイッチを食べさせて貰っています。
二人のやり取りを微笑ましく見ていた亜夜子はミラは黒羽家でやっていける人ではない。
家族に迎える事はできないと考えています。
頭では非常な決定をしているんですが顔は笑っているようでした。
空澤に随分と楽しそうだと指摘されて両の頬にそっと手を当てます。
確かに口角があがってましたが亜夜子は何故なのか分かりませんでした。

亜夜子と空澤がデートを続ける文弥とミラを監視している人物を発見しました。
空澤から見た事がある内情の人間だと教えられました。
亜夜子は内情がミラをつけまわしている理由を質問してきます。
空澤も理由が分からないと言っているね。
奴らの中にロリコンが居るわけではないだろうにと言って亜夜子とに咎められています。
亜夜子は間違ってもミラの前で言わない方が良いですよと指摘します。
空澤の答えから亜夜子は公安はスイス銀行の預金の事を掴んでいないと察します。
内情の方がミラが鍵になっていると知っていて身柄の拘束を狙っていると分かりました。

文弥とミラは横浜の高層ビル街にあるレストランに入りました。
カップルが多い場所なので偽カップルの自分達では目立ってしまうと考え亜夜子は空澤に腕を絡めてきました。
空澤は照れてしまい脱出を試みたようですが亜夜子の拘束から逃れる事はできませんでした。
亜夜子に腕を引かれて文弥とミラを追ってレストランに入りました。

亜夜子は空澤がノンアルコールのワインを頼んだのを訝しみます。
空澤は一日中亜夜子の色香にあてられていたのでギリギリだったようです。
アルコールを摂取すると自制心を失いそうなので頼めませんでした。

文弥とミラの席にもドリンクが運ばれてきました。
内情はここで仕掛けてきましたね。
亜夜子はウエイターに言いようのない違和感を抱きます。
空澤からウエイターが諜報員だなと指摘されます。
空澤はウエイターの姿勢から諜報員だと見抜きました。
亜夜子は中座して他の諜報員を誘い出しました。

デザートが運ばれてくる事になるとミラが寝落ちしそうになっています。
文弥はその理由に気付いています。
最初に出されたドリンクに睡眠薬が含まれていたようです。
文弥は耐薬物訓練を受けているので無害化する事ができました。
ミラを連れて帰る事にして駐車場で車に乗り込みました。
発進しようとしていると警察官が声を掛けてきました・・・内情の諜報員が変装しています。
飲酒運転の検査ですと言っていますね・・・文弥は素直に応じます。
文弥のドリンクにもアルコールが混ざっていたようですが耐薬物訓練のお陰で分解は終わっています。
アルコールを検知できなかった事に偽警官は驚いています。
検知器の故障かもしれないので新しいアルコールチェッカーを持ってくるので待っているように指示してきます。
文弥が不満を示すと公務執行妨害の現行犯だと言い出しました。
文弥が、やれやれと呆れた態度を示すと激昂しています。
情報管理巨局と敵対するつもりはなかったんだけどと告げると狼狽しているね。
相手は文弥が素手で人を殺せる魔法師と知っているのね。
怖くて拳銃を抜くんですがダイレクトペインを撃ち込まれて痛くて拳銃を撃てなくなりました。
そこに警察省巡査部長を名乗り空澤が登場しました。
文弥はよく来てくれましたと言ってこちらの警察官が証拠も無く逮捕しようとしましたと訴えます。
演技派の空澤は文弥と知り合いって雰囲気は一切だしません。
拳銃を落としている事も指摘していますね。
文弥はしれっといきなり拳銃を落としたんですと言っています。
空澤は階級差を活かして警察官に質問しています。
文弥の事は解放しました。

空澤が手帳を見せたまえと命じると偽警官は拳銃を掴んで攻撃しようとしてきました。
空澤は偽警官の頭を蹴って吹き飛ばします。
サプレッサー付きの銃から放たれた銃弾が空澤の一メートル前に落ちます。
空澤は構う事なく蹴り倒した偽警官を拘束しました。
周囲で複数の人が揉みあう音がして静かになりました。
亜夜子が空澤さんと声を掛けてきました。
亜夜子が配下を使って空澤を援護してくれたようですね。
空澤にお礼を伝えて偽警官を連行する為にその場で別れました。

文弥は眠っているミラをアパートまで送り届けました。
黒羽家の拠点に戻り残っているミラを狙っているロシア人の一掃作戦を指揮しています。
問題無く作戦は終了してミラの誘拐未遂事件に関わったロシア人テロリストはこの世から消えました。

亜夜子はルナと接触する事にしました。
ルナは魔法大学に入ってから亜夜子を避けていました。
理由を聞いてみると達也と親し気に接しているので怖くて近寄りがたかったと言われました。
ルナは達也を燃え盛る太陽のように思っているようです。
自分はイカロスになりのはごめんだと言っています。
ミラの事が無ければ文弥にも話しかけなかったと言っています。
亜夜子がミラさんの為なのねと問うと友達だからねと言われました。
亜夜子はルナにミラの新しい住処探しを任せる事にしました。
説得が難しそうなので亜夜子は強制はだめですよと指摘します。
ルナは、やだな、そんなことしないよ、と請け負ってくれました。

デートの日依頼ミラが文弥を避けているので送れていません。
ミラは横浜からの帰りの車の中で酔っ払って眠りこけてしまったのを自分の失態と考えていて恥ずかしさから文弥を避けていました。
そういう理由でその日は文弥と亜夜子が同じ個型電車で帰宅する事になっていました。
空澤から亜夜子に電話が掛かってきました。
空澤は内情の諜報員を捕まえられたお礼がしたいので近々会いたいと言っています。
亜夜子は公安が混乱している事を知っていました。
空澤も広域捜査チームから正式に公安に移動を打診されているのも知っていました。
忙しい空澤が落ち着いてからにしましょうと提案します。
空澤は恐縮していますが亜夜子の提案を受け入れました。
亜夜子はお身体に気を付けて、と伝えて電話を切りました。
文弥は空澤の置かれた境遇のことで亜夜子を揶揄おうとしましたが亜夜子は公安の状況に話を逸らしました。
文弥はそれに気付いていましたが亜夜子が乙女な表情を見せていたので稚拙な話題逸らしには気付かないふりをしました。
ほうほう、亜夜子の中で空澤の存在が大きくなっているようですよ。
亜夜子と空澤がくっつく可能性はあるのか?
文弥とミラについては文弥がミラの恋心に気付いてないようなので進展は無さそうです・・・残念。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美女5
恋愛5
戦闘5
諜報4
陰謀5


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