ラノベの感想) とある暗部の少女共棲 5 (電撃文庫)


概略:
学園都市で保護者やマスコミなど外部の人間を大量に受け入れる大覇星祭が始まろうとしています。
暗部組織も安全確保の為に駆り出されています。
アイテムは連続殺人犯を始末して貢献しています。
大覇星祭で薬物検査を担当する予定だった薬剤師の首吊り死体が発見されました。
死体に不審な点があり暗部が気にしています。
アイテムは調査を命じられます。
調査を続けていると薬剤師は裏切り行為を働いて仲間の制裁を受けたと判明しました。
任された仕事に結果は出たんですが偽造された金塊を見つけてしまい調査を継続する事になってしまいます。
金塊を追っていると滝壺の過去が関わってきました。

レーベル電撃文庫
発行日2025/09/10
著者鎌池和馬
イラストニリツ、はいむらきよたか
ISBN
雰囲気連続殺人犯、首吊り、追跡、オークション、運び屋、交渉、開発者、第一位、執着、チーム戦、黒幕始末、疑念


学園都市で大覇星祭が始まりました。
学園都市の外から観光客が大勢やってくるので暗部も治安維持活動に駆り出されたようです。
アイテムは欠陥があるリチウムイオン電池を使ったシリアルキラーの掃討を命じられています。
ジョンドゥームと呼ばれていて問題のあるリチウムイオン電池を扱っている会社の重役を殺して回っていました。
鍋焼精密工業って会社で欠陥品を売り出している事を自覚していて腕利き弁護士を雇って責任逃れに成功していました。
ジョンドゥームはそれが許せなかったようですね。
アイテムはジョンドゥームを特定して始末しました。
犯人は中学生でしたが麦野は容赦せず蒸発させました。
ジョンドゥームは鍋焼精密工業のビルに爆弾を仕掛けていたようです。
死ぬと同時にビルが爆破されてしまいました。
絹旗はまだ新米なので一般人が混ざってからも?と心配しています。
麦野は内部告発するなり集団ストするなり内部から不正をただす方法はあっただろ。
それをしないで高い給料を貰ってたんだから罪がないとは言えないだと言って気に留めません。

大覇星祭が始まりフレンダが浮かれに浮かれています。
彼女は愛しい妹(小学一年生)の勇士を撮影する為に高性能なスマホを手に入れて撮りまくる予定でした。
アイテムに仕事が入りブチブチ文句を言っています。
人通りの多い橋の下で首つり死体が発見されました。
松葉差理那という二十九歳の女性で職業は薬剤師でした。
事件性は無いと判断されて警備員の捜査は終わっています。
アイテムの指示を出してくる電話の声は死体に不審な点があるから街の裏側からも調査をして欲しいってのが今回の依頼だと言っています。
浮かれているフレンダが麦野を揶揄います。
超能力者の麦野は出なくても言い訳?
ブルマ穿いてハチマキ巻いてバトンを握り締めて全力疾走なんかしちゃったりしてさあー
その姿を想像した絹旗が噴き出してしまい麦野に睨まれています。
麦野のブルマ+ハチマキは破壊力がありそうだにゃー、沈利んのブルマ姿・・・最高だね!!
絶対にやってくれないのが残念ではあるよねー。
案外、電話の声が命令として出せばやってくれるのか?
滝壺が人通りが多かっただろう時刻に誰にも見つからないで松葉差理那を吊るせたのには理由があると考えます。
理由を探ると自動販売機へペットボトルを補充する作業中にペットボトルが入っている箱を道路側に倒してしまい渋滞が起こりました。
それで人が通らない時間ができたようですね。
アイテムはペットボトルを倒した犯人を特定して追い詰める事にします。
麦野と絹旗は攻撃力が高すぎるのでフレンダと滝壺が空砲が入った銃を撃ち込んで犯人を脅して本拠地まで逃げて貰う事にしました。

フレンダと滝壺は犯人の山崎うりか十七歳を喫茶店の屋外スペースで発見しました。
ひとしごと終えて安心しているのかテーブルにつっぷして寝ていますね・・・
朝早い時間に行動してたので眠いだけなのか?
フレンダたちはうりかに向けて空砲を発砲しました。
後ろ暗い仕事をしたのでうりかは警備員の詰所には逃げ込まずに逃走を始めます。
撃っているのがフレンダが作った玩具の銃なので動画撮影をしていると思われているのか一般客はパニックにはなりませんよ。
うりかがチアリーダーのユニフォームなのも面白さに転嫁しているようですね。
うりかは自動改札を通り電車で逃げようとします。
身元を隠しているフレンダと達壺は完売機で切符を買うしかないので逃げられそうです。
追跡を絹旗にお願いする事にしました。
絹旗は電車の屋根に飛び降りて追跡を始めたみたいですね。
フレンダと滝壺はルートを予想して先の駅に捕まえる事にしました。
先乗りして待ってたんですが絹旗からうりかが電車から飛び降りたと報告されます。
フレンダは怖がらせ過ぎだとの不満を持っています。
麦野も合流してうりかの追跡を続けているとオフィス街にあるビルの地下に逃げ込みました。
出入口が一か所しかないので通過するだけとは思えません。
敵の本拠地だと思われます。
麦野と絹旗が居るので力押しで踏み込む事にします。

入口近くの壁に張り付いて突入のタイミングを計っていると滝壺が警告を発して麦野を押し倒しました。
壁の向こうから攻撃を受けてしまいます。
麦野が原子崩しを撃ち込んで威圧します。
達壺が交渉を開始しました。
抵抗を続けるなら麦野の砲撃を続けるけど?と問うと相手側は交渉に応じてきました。
中に入るとそこはカジノの様な空間になっていました。
大覇星祭で行われる競技を使って賭博行為を行っているのか?と問うと投資活動ですと言い返してきました。
賭博行為は違法だけど投資活動は合法と言いたいようですね・・・
彼らはインヴェストクラブと名乗っています。
松葉差理那について質問すると彼女は仲間だったと言っています。
薬剤師だった彼女は副業で大覇星祭のドーピング検査を担当していたそうです。
普通に検査するだけなら問題なかったんですけど彼女は検査結果を不正に操作して競技結果を任意に変えていたそうです。
そのような不正行為はインヴェストクラブの信用を失わせるので見せしめに殺したそうですよ。
なるほどねー余計な事をして自分たちの信用を貶めようとした裏切り者を殺しただけど。
ここで終わればアイテムもお仕事終了だったんですが別の手段が攻め込んできました!!
グンタイアリと呼ばれている暗部の借金取りが攻め込んできました。
フレンダはグンタイアリとやり合った事があるので自分が狙われていると考えますが違いました。
グンタイアリはインヴェストクラブを標的としていました。
グンタイアリとインヴェストクラブの戦いが始まってしまいます。
インベストクラブの支配人がグンタイアリを攻撃しようとしたようでうが麦野が撃ち殺してしまいます。
誤射ってしまったと焦る麦野を敵だから問題無いと滝壺が慰めています。
麦野の攻撃を見たグンタイアリとインヴェストクラブは人数が少ないアイテムを先に始末しようと考えます。
麦野が「めんどくせー」と叫んで原子崩しを乱反射させる事ができる玩具(鏡みたいなものかな?)を投げてから全ての敵を撃ち抜きました。
逃げ込んできたうりかも撃たれたようですね。
第四位の麦野相手に迂闊すぎますよね、平伏して助けを乞う場面でした。

生き残りが居なくなってしまいましたがアイテムでは割といつもの事のようです。
部屋の中を物色していると金塊を発見しました。
フレンダが貰っちゃおうと提案しますが麦野が偽物だから手を出すなと指摘しました。
インヴェストクラブは支払い用に札束と金塊を確保していたようですね。
グンタイアリは金塊を運び込んだようですが偽物だったので怒ったようですよ。
苦労して運んだ金塊が偽物だったのでプライドを傷付けられ報復に来たようですね。
不正行為をしていた松葉差理那を処刑したインヴェストクラブが偽の金塊を使うとは思えません。
彼らは意図せずに偽の金塊を掴まされたように思えます。
誤解が生んだ悲劇だったようですね。
冤罪の匂いがしてきて滝壺がヤル気になっています。

結果を電話に声に報告すると怒られてしまいます。
インヴェストクラブで見つけてしまった偽の金塊、ホロAu79を捜索するように命じたてしまいます。
これさえ発見しなければ仕事は終わって大覇星祭を楽しめたのにーと電話の声は怒っています。
フレンダだけが仕事の合間に妹と大覇星祭を楽しんでツヤッツヤになっていますよ。

グンタイアリなら金塊の出所を知っているだろうと考えた滝壺はグンタイアリの親玉と接触する事にします。
居場所は下部組織の不良たちを使って突き止める事にしました。
滝壺はアイテムメンバーの中で無理な要求をしないって理由で下部組織の不良たちに一番人気があります。
グンタイアリは特殊な目印を使って中枢部を移動させていました。
中枢に踏み込むとバンを改造したキッチンカーが複数集まっていました。
アリのマスクを被った100人以上の薄着の男女が集まっていました。
フレンダは絹旗の能力を使ってビルの壁を登り撤退します。
麦野と滝壺は地下に逃げたと思われるグンタイアリのボス女王アリを追っています。

使われてない地下街で女王アリと接触する事ができました。
護衛を二人連れていたので麦野が蒸発させようとしていました。
滝壺が消火器を使って護衛の頭を殴りつけて昏倒させます。
麦野は威嚇射撃のあと攻撃しようとしていたようですが付き合いが長い滝壺に行動を読まれていました。
滝壺は護衛の命を助ける事で女王アリに借りを意識させたいようですね。
女王アリが交渉に応じてくれました。
アイテムが失敗したら全力で取り立てに行くとは言ってましたが・・・
DIYガレージと呼ばれている人物の資料を提供してくれました。
以外にも個人で活動しているようですね。

滝壺は手に入れたDIYガレージの資料を基に下部組織に情報を集めさせる事にしました。
麦野は偽造の専門家の思考を読むために貉山に電話を掛けました。
貉山は入院中で彼への電話はメイドの花貝に転送させるようになっていました。
麦野はいつまで入院しているんだ?とイライラしているようですが花貝に完治が速すぎる学園都市が異常なんだと指摘されました。
麦野は自分が異常な場所で暮らしていると再認識しています。
歩きながら電話で話してたんですが麦野の目の前に花貝が現れました。
大覇星祭期間中なので学園都市に来ていたみたいですね。
花貝に入手したホロAu79を投げ渡します。
キャッチした花貝は重そうにしていますね?麦野には軽く感じているようですがね。
花貝は偽物である事を示す目印が無い事から相手は自己主張しないタイプと言っています。
このタイプは襲われると一般の群衆の中であっても自作武器の使用を躊躇わないと忠告しています。
思う存分に戦いたいなら一般人から引き離すところから始めた方がよろしいかと、と助言してくれました。

下部組織の頑張りでDIYガレージの居所が判明します。
優主な彼らは初河九作、年齢四五歳、男性、離婚歴アリ、表の職業はネット注文専門のモバイル修理業、と特定してくれます。
滝壺が優秀な下部組織を褒めてと言ってますが、麦野、フレンダ、絹旗は気にしてくれません・・・
滝壺が下部組織に人気なのは彼らを認めているからかもな。
場所は航空宇宙開発分野に特化した第二三学区の倉庫でした。
踏み込むと誰も居ませんでした。
逃亡した後か?と疑いますが証拠になりそうな機材が置きっぱなしになっていました。
データを消去した痕跡もありません。
不審に思っているとDIYガレージが帰ってきましたよ!!
近くに買い物にでも言ってたようですね。
呑気に会話をしてくれます。
話していると初河には当事者意識が希薄でした。
偽金塊の流通を止めればお仕事は終わりだよね、殺してしまっても?と会話していると、死ぬのは怖いな、と呑気に言ってきます。
麦野が安易に金儲けの為に悪事を働くからこんな目に遭うんだと言っても心に響いてないようですね。
悪足搔きをしても?と問うてきたので、麦野は呆れ気味です。
楽に死にたくねえなら勝手にしろ、と突き放します。
初河が「ありがとう」と言うと彼の背後の壁は破られて巨大な兵器がでてきました。
その異様さにアイテムの四人は嫌悪感を抱きます。

出てきたのは人間を素材に使い高分子化学で作った自動狙撃モジュールの試作品でした。
目標性能は5000メートル必中だそうです。
人工物だけでは命中率に満足できなくて人間の脳を使ったそうですよ。
アイテムの四人は悍ましさを感じていますが初河は平気な顔をしていますね。
自動狙撃モジュールの砲撃が始まります。
麦野たちは固い金属の裏に隠れる事になります。
麦野が攻撃を躊躇ったのは素材に使われているのは一般人だと分かったからです。
何とか分離させて助け出せないか?と考えますが初河は軽い調子で否定してきました。
機械から分離しても生き延びる事はできないよと気軽な感じで教えてくれました。
初河は一般人を素材に使った事に関して何の感情も持ってないようですね・・・それが麦野の怒りを掻き立てています。
助け出す事は無理と悟った麦野は彼らを解放する為に攻撃すると決めました。
隠れていた機材の裏側から原子崩しを発射して試作品を破壊しました。
自分を守る手段を失っても初河の余裕は崩れません。
しかも彼は麦野たちが怒っている理由が分からないようですね。
自分が悪事を働いているって感覚がないようです。
怒りをぶつける相手は自分ではない、一般人を拉致して商品として売り出していた奴らに怒りをぶつけるべきだ。
自分はお金を払って買っただけなんだぞと主張していますよ。
麦野が言い残す事はないか?と問いかけます。
初河は次は負けないと間抜けな事を言っていますよ・・・自分が殺されるとは思ってない様子でした。
麦野はなるべく苦しませてから殺そうと考えます。
原子崩しを撃つのではなく馬乗りになった拳で殴りつけて顔の部位を破壊していきました。
麦野が制裁を加えている最中に外からの狙撃が行われ初河の頭を吹き飛ばしました。
余計な事をしたバカに向かって麦野が原子崩しを撃ち込みます。
相当に怒ってますなー
外に向かって撃ち込んだ原子崩しが跳ね返ってきました!!
第四位の攻撃を跳ね返せる存在・・・反射を使える第一の存在が頭に浮かんだ絹旗がパニックに陥ります。
彼女は第一位に追いつこうとして開発されていたようなのでその怖さが分かっているようですね。
フレンダたちも焦っています。
助かる為にはこの場に籠城しようと言い出していますね。
麦野だけは冷静さを失っていませんでした。
確かに原子崩しを跳ね返されましたが相手は第一ではない可能性に気が付きます。
第二三学区の地下にはトン単位の貨物を月や火星まで打ち上げる事ができる地下サイロ式のマスドライバーが埋まっています。
麦野はそれを利用して原子崩しを跳ね返したんだろうと予想しました。
敵の狙いが足止めで倉庫に爆薬が仕掛けられている事も見抜いて外に向かって駆け出せと指示しました。

外に出ると陸莉、海、雨空、の三姉妹が逃げ出すところでした。
麦野が原子崩しで撃ち落とそうとしましたが滝壺が近くに居ませんでした。
頭に空撮ドローンをぶつけられて照準を定める事ができなくなり逃がしてしまいました。
倉庫は爆発してしまいましたが滝壺が切手大の白いチップを持ち出していました。
四人が落ち着ける場所に移動してからデータを引き出す事にします。
フレンダが読めるようにしてくれます。
凄く高度な科学的な処置を行ったみたいんだすが滝壺がレモン汁の炙り出しみたいと、言っています。
フレンダは自分の技能を貶めないでと泣いています。
チップには初河が取引した品物の情報が残されていました。
攻撃は誰かが入手した商品の情報を葬る為に行われたようですね。
麦野が情報の中から面白い商品を見つけました。
脱泡殺人インフラ、これの購入者が情報漏れを恐れて攻撃してきたようですよ。
失敗が分かるとすぐに撤退していったので攻撃者は雇われただけの存在だと結論付けます。
追いかけるのは「脱泡殺人インフラ」の購入者って事になりました。

アイテムの四人は電話の声を交えながら今後の動き方を相談していました。
大覇星祭を楽しみながらなので麦野とフレンダが買い食いしていてシャケとサバの可能性について熱い談義を交わしています。
報酬の受け取り方が独特だったので滝壺が相手を特定します。
昔の知り合いだと言っていますね?
滝壺が昔の話を始めます。
彼女は「上級ラボ」と呼ばれる組織に所属していたようですね。
A子B子C子って女の子が既に存在していて滝壺が四人目のD子になる予定だったようです。
特徴は能力を外部装置で底上げする研究をしていたそうです。
色々と無茶な行動を取ってしまい暗部同士のパワーバランスで負けてしまい組織が潰されました。
滝壺は逃げそこなって捕まってしまったようですね。
組織の後始末を優先していたので滝壺は表の世界に放り出される事になりました。
一度は表の世界に戻れたんですが逃げる事に成功したA子B子C子が復活を望みました。
上級ラボの大人たちは自分達の復活を望んでいたのでA子達の話に乗ります。

A子たちは滝壺が仲間に加われば自分たちが完成されると考えていました。
上級ラボが持っていた「冤罪マニュアル」を使って滝壺の居場所を奪いました。
彼女が住んでいた部屋にダンプカーを突っ込ませて学生寮を破壊しました。
これで滝壺は学校での立場を失いました。
A子たちは警備員も振り回していて車の窃盗と自宅を破壊した罪で滝壺が捕まるように仕向けました。
潰れた滝壺の部屋から見知らぬ死体が発見されたそうですよ。
冤罪で捕まった滝壺を仲間に引き入れようと計画していたようなんですが連れ出す前に麦野が滝壺に出会ったようです。
麦野は最初は一人で活動していたみたいですね。
ちょっとしたデータを消す為に留置場に忍び込む必要があったと言っています。

滝壺はA子B子C子の能力について説明を続けます。
A子は精神系の能力者で相手の攻撃力をそのまま上乗せしたクロスカウンターを撃つ事ができます。
「死闘交撃(オールオアナッシング)」って能力名です。
B子は自分の髪の匂いを起点として相手の位置が特定できる能力を持っています。
「粒子察知(テリトリーフェロモン)」って能力名です。
C子は素材の特性に関係なく物体と物体を接着する能力を持っています。
「万物接合(コンポジット)」って能力名です。
全員が大能力者(レベル4)だと教えます。
絹旗はそれは底上げする前からですか?と質問してきました。
滝壺は底上げをする前から、彼女達は天才がさらに反則までしている存在だと教えます。

滝壺は彼女達のやり口についての説明を始めます。
三人はそのひ一番目立つイベントで何か騒動を起こして警備員と風紀委員を手一杯にします。
隙を作ってから自分たちの攻撃を仕掛けてくるとそうです。
その日一番の目立つイベントは河川敷で行われる入場自由な花火大会でした。
フレンダは妹と見に行こうと約束していて妹は既に会場入りしている可能性が高まります。
焦ってますねー
滝壺は花火大会で打ち上げる花火を爆弾に入れ替えている可能性が高いと指摘しました。
麦野が呆けているフレンダを正気に戻して被害範囲を予想させています。
アイテムは被害を出させない為に爆弾の解除を目指す事になりました。
同時に上級ラボのA子B子C子に鉄槌を下す事も決まりました。
「上級ラボ」は既に冤罪マニュアルという逃走手段を持っています。
それなのに「脱泡殺人インフラ」を入手したいました・・・理由を考察していると電話の声が何かに気付いたようですが狙撃されてしまいます。
安全地帯に居る上の人間が狙撃された事でアイテムは焦っています。
後ろ盾を失ってしまった可能性がでてきました。
少しの間を開けて20トンの大型トレーラーが突っ込んできました。
絹旗が下敷きになり巻き込まれてしまいますが麦野は彼女の能力を信じているのでバラバラに逃げろと命じます。
麦野、滝壺、フレンダはバラバラに逃げる事になります。

逃げ出したフレンダが選択を迫られる事になります。
このまま麦野たちを裏切り妹つれて学園都市から逃げ出そうって誘惑に駆られます。
楽な方に逃げようとするとそうなってしまうのね。
フレンダは麦野たちと合流する事を選びました。
相手はアイテムの分断を狙っていると予想されるので固まる事で優位性を得られると考えます。
主導権を握っているのは自分達だと考える事にしました。

大型トレーラーに引き込まれた絹旗は無事でした。
最年少の後輩が危機に瀕してるのに助けにも来てくれないよ文句を言っています。
絹旗は自分を助け出してくれたアイテムに恩義を感じています。
それに表の世界の人達にも人生超楽しませてもらった恩があると考えています。
彼らを守る必要があると考えた絹旗は戦う決意を固めました。

四人は敵に対して優位な場所を探したようですね。
期せずして合流を果たす事になります。
暗部の人間は考える事が似通ってしまうんだなーと変な納得をしていました。
フレンダが爆弾を解除するのは決まっているので彼女は花火が設置されている中州を目指す事になります。
麦野と絹旗は別行動で敵の撃破を狙う事にします。
滝壺からA子達は爆破に失敗したら自動小銃を持ちだして一般人を撃つだろうと予想されたので潜伏していそうな場所を探す事になります。

A子B子C子は誰が誰を担当するのか話し合っています。
相性的に有利だと言ってA子は麦野を担当すると言い出しました。
B子は絹旗を担当すると先に宣言したのでC子がフレンダを担当する事になりました。
無能力者のフレンダは舐められているようですね。

フレンダは川に掛かっている橋の下の鉄骨を渡って中州に向かっていました。
そこでC子が待ち構えていましたよ。
フレンダは手持ちの爆弾を投げつけてC子を威嚇しようとしています。
足場が悪いのでフレンダはC子の動きを制限できると考えたようですが能力を使われました。
C子は能力を使って橋の裏側の鉄骨に逆さまに張り付いていますね。
橋に使われている鉄筋から炭素を抜き出して硬度を弱めました。
橋が崩れてしまいフレンダは中州に落下する事になってしまいます。
C子がフレンダに迫ってきました。
C子はフレンダに接触する事で彼女から水分を抜きだし干からびさせようとしていました。
フレンダは地面に座っている状態なのでお尻を付けたまま後ろに後退しながら手持ちの道具を投げつけています。
中州なので小石が落ちているのにより破壊力が小さい撥水コートのスプレーや化学的な調味料を投げつけています。
C子はそれらの物質を切り離して近付いてきました。
突然C子が始めてしまいます。
彼女は化学的な知識を持ってなかったようですよ。
切り離した物質が他の原子とくっついて安定しようとして痙攣する事になりました。
フレンダは化学知識も無いのに無茶なことをするからだばーかーと罵倒していますね。
動けないと思ってたんですがC子は白目を剥いている状態なのに倒れません。
大の字でフレンダに覆いかぶさろうとしてきました!!

絹旗の元にB子がやってきました。
B子は髪の匂いを起点にして絹旗の位置を特定してきました。
有効な攻撃手段を持っていて絹旗を攻撃してきました。
窒素装甲(オフェンスアーマ)で守られている筈の絹旗が焦っています。
B子は光を使って攻撃する自作式光学兵器を使ってきました。
窒素装甲ではレーサーを防げないので絹旗は焦っています。
B子は能力をつかって絹旗の位置を正確に割り出しレーサー兵器で攻撃してきました。
滝壺から呑気な雰囲気で助言が送られてきました。
絹旗はレーザーが自分に正確に届くわけではない事に気付きます。
窒素装甲を広げる事でレーザーを屈折させる事ができると気付きました。
自分の匂いも窒素装甲によって封じればB子に正確な位置を計測させられない事に気付きました。
絹旗は全身を窒素装甲で覆って体当たりをブチかましてB子を倒しました。
滝壺にシンミリとした声で元仲間を倒した事を伝えます。
絹旗は滝壺に思うところがあると考えて謝罪したんですが滝壺は気にしていませんでした。
「早く済ませて水風船のヨーヨー釣りたい」と言われてしまいました。
絹旗は私のしんみりを超返していただけます?と伝えています。
配慮は要らなかったな。

麦野の前に鉄パイプを持ったA子が降ってきました。
いきなり鉄パイプで殴りつけて麦野を激怒させて原子崩しを撃たせようとしたみたい。
麦野は冷静に対処して小石をスナップスローで投げつけたようです。
カウンターを貰って頭がくらくらしていますね。
A子は原子崩しだったら頭が消滅してたのにと残念そうにしています。
A子は自分に自信を持つ事で能力を高めていました。
自分には1秒を2000万等分するオクトパスシャッターって外部装置があるので絶対に負けないと言っています。
麦野の動きを完全に撮影していて行動の予測ができるようですよ。
麦野がどんな攻撃をしてくるのか事前に把握できるので確実にクロスカウンターを入れられると自信満々なようです。
麦野はA子の発言を軽視せず威力の小さい攻撃を続けてたようですがA子に攻撃を当てる事ができなかったようです。
全身血だらけになるまでA子の攻撃を貰ってしまい倒れたようですね。

麦野を倒したA子が滝壺の元にやって来ました。
滝壺に向かって仲間にD子になれと命じてきました。
B子とC子も絹旗とフレンダに勝利したと信じているようですね。
A子は元から滝壺は自分達の物で麦野たちアイテムが横取りしたと考えていました。
身勝手な理論を展開していますが滝壺は麦野たちが負けるわけないと言い返していました。
そこに麦生が現れました。
A子に向かって滝壺を手に入れてもA子しか残ってないのに何ができるんだ?と問いかけます。
麦野は中州の爆弾が爆発してないからフレンダも絹旗も勝ったんだよと伝えます。
しかしA子は認めません、それどころか滝壺さえ取り戻せれば四人になり自分たちは完成すると言っています。
B子とC子の存在は元からどうでもよかったようですね。
滝壺はA子の能力のコンセプトが自己催眠によって能力を高めるものだったと思い出します。
麦野もA子の状態が分かったようですね、哀しい生き物だな、アンタ、と零しています。

滝壺が麦野と共闘する事になります。
体晶を使って能力の最大値を出しています。
滝壺がA子を攻略する方法を見つけ出しました。
A子はしきりに人間の神経伝達速度の限界を余裕で超えるハイスピード知覚を使っていると言っていました。
デバイス側からどうやってリアルタイムで受け取っているのかが謎でした。
A子がデバイスからの出力を受け取っている方法が彼女を攻略する鍵になっていました。
A子は低周波治療器と同じ電気刺激でデバイスの出力結果を受け取っていました。
麦野の原子崩しは電子に影響します。
クロスカウンターにならないA子とは無関係な方向に乱射してA子に大量の電気刺激を与えました。
情報量が飽和したみたいですね・・・A子は自分に向けられる攻撃を特定できなくなりました。
麦野と滝壺は「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」と声を揃えて伝えてきました。
クロスカウンターを放てない状況を作り出されてしまったようですね・・・負け確定です。
麦野は原子崩しでA子を消したみたいだよ。

大覇星祭は無事に続いていてフレンダが妹が参加している借り物競争に参加する事になっています。
妹が「お姉ちゃん一緒に来て!大体今なら一等賞狙える!!」と言っています。
お題を確認すると「オトナのせくすぃーなおねーさん」と書いてありました。
フレンダは妹を勝たせる為か教師達へ抗議するためか、妹を引きずるようにして駆け出します。
それを麦野、滝壺、絹旗が見ていました。
滝壺は両手でメガホンを作って「がんばってーっ!!」と叫んでいます。
麦野がギョッとして驚いています。
滝壺は過去のしがらみと戦い勝ったので少し変化したようですね。

アイテムは問題無く依頼を達成しましたが電話の声には後始末が残っていました。
上役に連絡を入れてヤッちまっていいのか確認しています。
潮岸様という上役は攻撃に許可を出しています。
電話の声は自分の情報を売り出した暗部の高官を始末する事にしました。
50口径の対戦車ライフル「メタルイータートライアル」を使って標的が乗っている防弾車を狙撃しました。
相手は外交官ナンバーなら手出しされないと甘い事を考えていたようです。
そんな甘い考えは学園都市の暗がりでは通用しないと笑いながら狙撃しました。
電話の声は目的を達成しました。
予想外の事が起こります。
標的は消し飛んだようですが運転手が防弾車から出てきましたよ。
電話の声は躊躇なくメタルイータートライアルを向けるんですが何者かが横から飛んできました。
暗部の天敵である学園都市第六位が出てきて狙撃を止めるように求めてきました。
生き残っているので一般人で学園都市に暗部があるなんて知らないんだ、見逃せと言ってきます。
電話の声は、誰を殺すかはこちらで決めます、と伝えて運転手を撃ち殺しました。
第六位が妙な事を言ってくるね・・・
これがすでに過ぎた話だから舐めているんじゃないですか?
アイテム担当の電話の声が華野超美だなんて事は誰にも証明できません。
別のだれかが居るって風に調整だってできてしまうかもしれません。
過去をどれだけ語ったところで確定したとは限りません。
真実なんて簡単に歪む代物、剣にはなっても盾にはならないんです。
華野超美は何を言われているのか混乱していますよ。
第六位は二枚羽って名前の攻撃ヘリは存在しましたか?と質問してきました。
少なくとも麦野沈利はこの一本の時系列の中で「六枚羽」という名前を口にだしていた筈です。
「二枚羽」って単語が出てくる前から。
知っている過去が変えられている可能性があると言いたいようですね。
華野超美は致命的にまずい、と感じ取っています。
忘れているんですか、そもそもぼく達はニュートン力学を否定する曖昧であやふやな量子力学をさらに歪めて超常現象を起こしているという前提を。
世界なんか主観で変わるんです。
外から介入できてしまう。
学園都市全体でそういうバケモノ連中を一山いくらで育てているのだという話を。
華野超美は動けませんでした。
第六位は「巻き込んであげます理不尽の歪みに」と囁きます。
うーん華野超美が危機に陥るように思えますね。
アイテムも巻き込まれる事になりそうですね。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
残虐5
超能力5
科学兵器5
爆発5
百合3
友情5


AmazonLink: とある暗部の少女共棲(5) (電撃文庫)

コメント

人気の投稿「過去1年間」

ラノベの感想) 最弱無敗の神装機竜《バハムート》第20巻 (GA文庫)

ラノベの感想) 幼女戦記 第14巻 Dum spiro,spero ‐下‐

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第17巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 第5巻 サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス<下>(電撃文庫)

ラノベの感想) キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 16 (富士見ファンタジア文庫)

ラノベの感想) 幼女戦記 第13巻 Dum spiro,spero ‐上‐

ラノベの感想) オーバーロード 第16巻 半森妖精の神人 [下]

ラノベの感想) ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで 11.5 (オーバーラップ文庫)

ラノベの感想) 86―エイティシックス―Ep.13 ─ディア・ハンター─ (電撃文庫)

ラノベの感想) ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 第6巻 ワン・サマー・デイ (電撃文庫)