ラノベの感想) 未踏召喚://ブラッドサイン 第3巻 (電撃文庫)
レーベル:電撃文庫
発行日:2015/8/8
著者:鎌池和馬
イラスト:依河和希
ISBN:978-4-04-865310-7
城山恭介は愛歌のマンションを訪ねます。
自慢の手料理を準備中の愛歌が待っていました。
恭介は早速死ぬ流れではと逃げ出そうとしましたが無駄でした。
愛歌の料理を止めてくれるであろう緑娘藍に期待しましたが彼女は既に倒れていました。
リュウは愛歌の料理を味見してしまったそうです。
恭介は愛歌の手料理を食べさせられる事になりました。
食べる前からの恭介の怯えっぷりから愛歌の手料理が不味い事が分かるね。
恭介は勇気を振り絞って食べてました。
当然のように不味かったです。
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不味いのには理由があったぞ、愛歌の拘りが発揮されていました。
愛歌は妹の料理が美味しいわけがないとの拘りを持っていました。
「美味しくないからパーフェクトで、絶望的に不味いからこそチャーミングなのですよ・・・?」と言ってます。
愛歌は狙って不味く作ったようですね。
食材に対する冒涜ですね。
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恭介はガバメントの要人を守る為に飛行船の上で空中戦をする事になりました。
この時に依代のイザベルと契約します。
イザベルちゃんは金髪ショートヘアの小柄な女の子でした。
相手はイリーガルの空母でしたが、恭介とイザベルが勝利しました。
イリーガルの空母は破壊されてしまいました。
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仕事が終わり自室で寝たようですが、目覚めて吃驚です。
恭介のベットの中にイザベルが潜り込んでいました。
彼女とは仕事が終わった後、空港で別れた筈なのですが。
イザベルには細かな拘りがありました。
彼女は仕事を始める前に召喚師と小さな取引を行います。
仕事の報酬として何かを奢れと要求してきます。
今回の仕事で恭介は「電撃亭のホビーセット」を奢る約束をしました。
それが果たされていないのでイザベルは恭介の住処に不法侵入して要求を突きつける事にしたようです。
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イザベルの要求の通し方が可愛いくエロいですなー。
イザベルは恭介のお腹の上に乗っかり恭介の上で跳ねる事により尻を打ち付けてきました。
恭介はイザベルとの約束を果たす為に電撃亭に出かけます。
そこでちょっとだけ哀しい目にあったね。
店はそれなりに混んでいましたのどカウンター席に座ります。
店員に注文をして待つ事になりました。
しかし召喚師と依代は相手の視界から消えると忘れられるので二人の料理は作るのを忘れられます。
恭介とイザベルは厨房にいき視界内で料理が完成するのを待ちました。
完成した料理を持って席に戻ると、すでに他の客が座ってました。
哀し過ぎます。
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恭介は学校で紅小道楓希と出会います。
彼女は体育の授業に向かうようです。
楓希の元に電話が掛かってきました。
相手は近所のガキンチョのようですが、懐かれてしまい困っているそうです。
楓希の好みの男性はトレンチコートとウィスキーの似合うハードボイルドなオジサマだそうです。
楓希は携帯電話をブルマの中にしまってますよ、サイド部分に突っ込んだそうです。
トイドリーム系の学校では女子の体操服はいまだにブルマだそうです。
楓希はトイドリームは子供の夢と大人の希望を叶える街だからと理由を言ってました、なるほど。
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恭介は図書委員ちゃんを探している女生徒に出会いました。
海恵祥子(うみえ しょうこ)という彼女は元、雨中の少女です。
彼女は妹を探しているね、恭介に涼子ちゃんを知らないかと聞いてきました。
恭介は涼子と聞いても誰の事か分かりませんでした。
祥子が図書委員と説明すると図書委員ちゃんが涼子だと理解しました。
祥子は恭介が召喚師で彼女を救ってくれた事を覚えているようです。
恭介の事を「ウサギさん」と言ってました。
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恭介の学校に冥乃河姉妹がやってきます。
昼休みに中庭で一人で昼食をとっている恭介の元にやってきました。
恭介はベンチに座っていたのですが、彼の隣を廻り蓮華と彼岸が争っていました。
2人は恭介に情報を提供してくれました。
恭介のクラスに転校してくる予定の巻原洋司なる生徒が「少女使い(ガールズバックドア)」を使っていると教えてくれました。
去り際に恭介の左手に嵌めている手袋に気が付きます。
恭介はお洒落だよと誤魔化していますね。
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恭介とイザベルは蓮華と彼岸に会う前に巻原を強襲したようだぞ。
巻原をぶちのめして彼から少女使いを取り上げます。
ここで恭介は少女使いを嵌めてしまったようだね。
巻原に最大限の仕置きを行ったぞ。
動けない巻原を正気を取り戻した彼に操られていた少女たちの居る部屋に置き去りにしました。
巻原は少女たちにボコられたようです、ざまあみろですね。
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愛歌から恭介に依頼が来ました。
恭介はイザベルを連れて彼女のマンションに向かいました。
愛歌がまたも違う女の子を連れてきた恭介を非難しています。
愛歌は今回の依頼はガバメントの恥部だと言っていました。
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ガールズバックドアを使いガバメントに復讐しようとしている黒幕がやって来ました。
巻原は黒幕がトイドリーム35で暴れ回る時に隙を作る為に選ばれた端末の一つでした。
黒幕は自分たちがトイドリーム35にやって来た段階で女性全員が全裸待機というパラダイスを想定していたようです。
巻原以外の端末も愛歌の情報網を使って居場所を特定した恭介とイザベルが排除していました。
黒幕の名前は依代の斑鮫クイナ(むらさめ)と召喚師のビョンデッタのペアでした。
クイナにはガバメントに復讐する理由がありました。
彼女の親友がガバメントによって精神を改造されて人工の依代にされてしまったそうです。
クイナは親友の仇を討つためにガバメントの蟻塚を破壊する事を目的としています。
ビョンデッタは復讐したいと願う人間に力を貸し、復讐のお手伝いをする事を目的としています。
彼女の趣向は変わっています、依頼人が復讐を遂げる為に何でもすると言ってますよ。
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クイナとビョンデッタはガールズバックドアで操った人間から蟻塚の情報を引き出して破壊して行きました。
彼女たちは蟻塚の情報を全て手に入れる為に強烈な作戦をとりました。
緑娘藍をガールズバックドアで操り愛歌のマンションに侵入させました。
引き籠りの愛歌の数少ない友達の恭介とリュウは彼女の部屋の合鍵を持っています。
リュウは疑われる事無く愛歌の部屋に侵入しました。
リュウは部屋にいた、ライガー、イザベル、愛歌、恭介をぶっ飛ばしてしまいます。
リュウは操られているので加減をしていませんね、殺されそうです。
ここで恭介が捨て身の戦法で全員を救います。
恭介はガスを放出させて爆発を起こそうとしました。
それを察知したリュウが小さい爆発を起こして部屋ごと爆発するのを回避します。
火災が発生したので火災報知器から水が溢れだしました。
部屋は水浸しです、そこに恭介が漏電している電源タップを投げ込みました!!
電気ショックで全員の意識を刈り取る捨て身の戦法でリュウの脅威を排除しました。
しかし愛歌は操られてしまったようです、ガバメントが保有する蟻塚の情報をメールで送信してしまいました。
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恭介は気絶しているリュウの両手足を縛りました。
リュウが正気に戻ったか判断できなかったので仕方ない措置だったんだけど。
ガールズバックドアに操られても一度意識を失うとその制御を離れるそうです。
リュウは正気を取り戻してましたが操られていた時の記憶はありません。
リュウに誤解されてしまいます、リュウは恭介が裏切りリュウをガバメントに売り渡している最中ではないかと疑いました。
実際は愛歌の方が困った状況に追い込まれていました。
彼女は操られたとはいえ、メールで蟻塚の情報を送信しちゃったからねー。
上層部から睨まれる事になります。
愛歌とリュウはガバメントから手配される寸前でした。
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恭介とイザベルはガバメント上層部のやり口に腹が立っていました。
愛歌とリュウを手配させない為に「仇染め(ライアーキャット)」(クイナとビョンデッタのペアの事)の迎撃に出る事になりました。
ガバメントの交渉人はやり手ですね、愛歌とリュウを手配しない事を条件に恭介にタダ働きをさせます。
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ライアーキャット迎撃の過程で蟻塚計画の中心人物に出会います。
飛行船で警護したマリア=ハートオーシャンです。
蟻塚は平凡な人間の精神を改変することで依代にする大規模装置でした。
元々は精神の研究をしたいマリアがガバメントの上層部から資金を引っ張る為に始めた計画です。
マリアは蟻塚が破壊される事を望んでいた節がありました。
依代は召喚師に比べてその数が少ないのでガバメントの上層部は蟻塚を重視しています。
イザベルがマリアが作った人工的な依代だと判明しましたよ。
更にマリアはビョンデッタの正体も知っていました。
ビョンデッタは恭介の義姉と言っても良い存在でした。
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ビョンデッタと恭介は白き女王を研究する為に作られた「女王の箱庭」で行われた「十五兄姉弟妹計画(じゅうごきょうだいけいかく)」の被験者だったぞ。
この計画は地球を一つの家にしようって計画でした。
人種とかの諸々の条件がバラバラの子供を集めて家族になれるか実験してたようだね。
ここで被験者は白き女王に出会ったようです。
恭介は白き女王の愛情をビョンデッタは憎悪を観測したようです。
マリアの作った蟻塚は女王の箱庭の残骸を元に組み立てられたと言っていますね。
女王の箱庭で行われたのは精神に関する研究なのか?
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恭介とビョンデッタは最終決戦前に会話しています。
カフェでお茶をしながらですが緊張感がありました。
2人は白き女王の影響で壊れてしまったようです。
恭介は救済を行い、ビョンデッタは復讐を行っていますが、両者とも依頼人を必要とするところが同じです。
自分がやりたい事に対して言い訳を必要とするみたいですね。
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恭介はライアーキャットの行動を制限する為にマリアと蟻塚のデータが入ったサーバーを目立つように移送させようと提案しました。
これもビョンデッタによまれていて彼女は警備主任に甘言を使います。
警備主任は自分の保身だけを考えている駄目なクズ人間だったので甘言に引っかかってしまいました。
警備主任はダミーを用意してしまうんだよね。
それを知らない恭介はそっちの警備に向かったんだよね。
ビョンデッタは本物の方を襲撃して目的を遂げようとしてきました。
恭介は警備主任に忠告してあげていたんだよ、警戒厳重でも召喚師ならば侵入する事は容易だと。
恭介は途中で警備してたのがダミーだと気が付いて本物の方に向かいましたが、ビョンデッタの攻撃が始まった後だったぞ。
無駄な犠牲者を出してしまったね。
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恭介とイザベル、ビョンデッタとクイナの戦闘が始まります。
クイナはイザベルが自分が仇を討とうと考える原因となった親友のサユリだと気が付きました。
サユリと呼び掛けてもイザベルは自分の事だと認識できませんでした。
イザベルは蟻塚によって人工的に依代に改造されたのでサユリだった時の記憶は無いんだよ。
イザベルはそれでもクイナを止めたいと思い恭介にたすけてとお願いしていました。
イザベルは最初からクイナがビョンデッタに少女使いで操られていると理解してたのかな、クイナの復讐を無意味と言ってました。
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クイナの復讐がビョンデッタに用意されたものだと判明します。
クイナがサユリの仇を討とうと思ったのは確かですが行動に移るまでになったのはビョンデッタに操られての事でした。
クイナはビョンデッタに少女使いで操られていたんだね。
これは救いがなかったね。
自分の計画と信じて計画を主導しているように見えましたが操られているだけでした。
ビョンデッタは下種な女でした。
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恭介とビョンデッタの戦いは水上艦の甲板で行われる水上戦でした。
この街は海上から浮かんだ板の上に存在していて、街のある位置から下に向かってツララのように構造材が突き出ています。
その海上を高速で移動する船の上で戦いました。
当初はビョンデッタの思惑通りに進みましたが、ビョンデッタの白朿が構造材により弾かれて彼女の作戦は瓦解しました。
恭介とイザベルが勝利しました。
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恭介は負けて心身衰弱しているビョンデッタに二つの事を命じました。
斑鮫クイナとの契約を解除すること、ガバメントに投降すること。
クイナは破壊活動を行いましたがビョンデッタに操られていたとして無罪になるようです。
これは良かったですね。
恭介はイザベルとの契約を解除しました。
イザベルと公園で会う約束をしてましたが、電話で契約の解除を伝えてます。
イザベルが見える位置には居たようですね、彼女の契約を解除しました。
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契約解除すると世界の状況が変化するね。
そこにクイナがやってきました。
イザベルはクイナとどこかに遊びに行くようですね。
クイナはイザベルの事をサユリと呼んでいるよ、イザベルって名乗りを中学デビューと捉えています。
契約を解除しても改造された事実に変化は無いんだね。
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恭介はマリアからボーナスを受け取る事になりました。
ビョンデッタとの戦闘中に恭介は蟻塚のサーバーを海に落としました。
これはマリアが蟻塚を壊したそうにしてたからって理由も少しだけあったんだよ。
マリアは海に落としたサーバーと思われていたものがガバメントに協力してくれている赤の麗人とコンタクトをとる為の装置だと教えてくれます。
赤の麗人と対話する為のスマートフォンのようなデバイスを渡してくれました。
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恭介は赤の麗人に話しかけました。
赤の麗人に白き女王を倒す手段がないか質問していました。
赤の麗人は恭介が白き女王と戦うって事を勘違いしていると言ってきます。
根本的に白き女王って存在を理解できていないと指摘されました。
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恭介が理解しやすいように今回のビョンデッタが引き起こした事件の真相を教えてくれました。
驚愕です、ここまでやるかーって感じです。
ビョンデッタが使った少女使いの触媒は白き女王の髪の毛でした。
少女使いとは白き女王の髪の毛を装着者の体内に潜り込ませて彼女の威光を借り受けようってデバイスでした。
それを聞いた恭介は恐ろしさと嫌悪感から自分の左腕を切り落としました。
切断した左腕から白き女王の髪の毛がにょろにょろっと出てきましたよ。
そして白き女王が語り始めます。
彼女は恭介の体内に入り込んだ髪の毛を使い恭介の脳に干渉しようとしてたようです。
怖すぎます。
まだ脳まで到達していなかったんですが、白き女王はあまり残念がっていませんね、彼女には余裕があるよ。
あれだけ頑張ったのに、白き女王の掌の上で踊らされていたようです。
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赤の麗人は恭介に、白き女王打倒の為、全ての方法を試し、全てを白き女王にへし折られた後、自分の元にやって来なさいと言ってます。
この世の真実を教えても恭介の魂が砕けないと判断できたら恭介の根本的な間違いを教えてくれると言っていました。
真理をしったところで白き女王を倒せる可能性は万に一つもないとまで言ってますね。
これは白き女王は倒せない、どうしょうも無いってことでしょうか。
切り落とした恭介の左腕は無事に繋がったようですよ、イザベルに別れを告げる時にはくっ付いていたみたいです。
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恭介は幼い頃、白き女王と約束をしたようです。
白き女王は恭介がどこかに行ってしまうのではないかと思い泣いていました。
泣いている白き女王を安心させる為でしょう、恭介はどこにも行かないと約束していました。
指切りげんまんのおまじないまでしてました。
「もしも約束を破ったら、自分の指を切り落とすっていうおまじないだよ」と教えていました。
過激ですね、こんなことを教えてしまって良いんでしょうか?
もしかして白き女王が過激なのは恭介に原因があるのではないか?
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