ラノベの感想) フルメタル・パニック!ずっとスタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2010/8/25
著者:賀東招二
イラスト:四季童子
ISBN:978-4-8291-3553-2
かなめ(ソフィア)がTARTAROSの最終調整を行っているところにレナードがやって来ました。
メリダ島にレーバテインが上陸してきたと告げます。
負ける可能性が1割あると言ってますね、ちょっと弱気になってます。
かなめはレナードの出来れば急いで作業を完了させて欲しいってお願いに、今終わったと答えます。
TARTAROSの起動準備ができました。
レナードは宗介の迎撃に向かいます。
かなめは特殊なスーツに着替えてTARTAROSの中に入って行こうとしていました。
そこにオープンチャンネルで叫んでいる宗介の放送が入ってきました。
宗介はかなめを正気に戻す為に彼女を罵倒する事にしたようです。
これは好判断だったね、かなめは宗介の罵倒に反応を返す事になります。
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宗介の本心が吐露されていましたね。
宗介はかなめと過ごした生活に対して大きな不満をもっていたようです。
かなめの態度がムカツクと言っていました。
平和な日本での常識に欠ける宗介に対する配慮が足りない。
いつもいつもポンポン殴りやがってとムカツクぞと言っていました。
宗介はかなめのことをバカ女と罵り、ガッツを見せろと叫びました。
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この放送を聞いていたかなめ(ソフィア)は宗介と会話する事になりましたが、宗介に諦めろと返答します。
しかし宗介はお前はかなめじゃないと言いますよ。
宗介はかなめの体を操っているのがソフィアだと指摘しました。
宗介はテッサにソフィアの存在を教えられていました。
ソフィアは宗介の発言に違和感を抱きますが、自分がかなめだと思い込もうとしたみたいです。
ソフィアはTARTAROSを使い世界の改変を始めてしまいます。
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ソフィアへのメッセージを言い終えた宗介はレナードのベリアルとの戦闘を始めます。
レナードはレーバテインのラムダドライバー阻害機能、妖精の羽を警戒して新たな装備を追加していました。
巨大な弓を装備していました。
この新兵器が強力でした、弓を構えて狙ったと思ったら見えない矢が飛んできました。
レーバテインは被弾してしまいます。
戦闘中にレナードは世界改変が始まっている事を感知します。
レナードはレーバテインが電子兵装が貧弱な欠陥機だと看破していました。
ECSで姿を隠してレーバテインに止めを刺そうとしてきました。
ここで宗介はテッサに教えられたレナードを動揺させる話をします。
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テッサが教えてくれた話とは、テッサが母親がしていた事を知っているって事でした。
レナードはテッサは母親のやっていた事を知らないと思っていたので動揺を示してしまいました。
宗介はレーバテインをベリアルに突撃させました。
ここでアルに謝っていました。
宗介はレーバテインをアルに操縦させてベリアルと交錯する前に機外に脱出します。
レナードはそれに気づかずにベリアルでレーバテインのコックピットを刺しました。
レナードーは勝ったと思っています。
宗介はベリアルの下に降り、ベリアルの装鋼の隙間からロケットランチャーを撃ち込みました。
ラムダドライバーを切っていたベリアルは内部から破壊されてしまいました。
宗介のしぶとさが勝利を呼びましたね。
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メリダ島の地下ドックに突撃したトゥアハー・デ・ダナンは白兵戦をやる事になりました。
テッサが艦を降りる前にダナンの床に長い口づけをしていました。
別れを告げたようですね、テッサはカッコよかったぞ。
白兵戦は壮絶なものですね、激しい撃ち合いになりました。
ここでマデューカスが大活躍していました。
テッサはマデューカスの事を技術方面に強い人物と認識していたので運動能力は低いと見てたようです。
しかしマデューカスは運動能力も高かったね。
敵が投げてきた手榴弾を上手に胸の高さまで蹴り上げてサブマシンガンで敵に向かって打ち返しました。
凄かったですね、陸戦隊のようでしたよ。
テッサがどこでその技術を身につけたのかと問うと、必死でと返答していました。
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アフガニスタンのミサイル基地で戦っているクルーゾーとマオはそれぞれがファウラーとサビーナの相手をする事になりました。
クルーゾーがファウラーの相手をしてマオがサビーナの相手をする事になりました。
ファウラーとサビーナはラムダドライバー搭載機のエリゴールに乗っていましたが二人の操縦技能も素晴らしく高かったのでクルーゾーとマオは負けそうになっていました。
クルーゾーはM9の安全装置を解除してファウラーの乗るエリゴールに突撃させました。
ファウラーのエリゴールに組み付き背中に対戦車ダガーを突き立てました。
クルーゾーは勝利しましたが重症を負ってますよ、彼は傭兵稼業は辞めてやると言ってます。
生き残ったらアキハバラに行くと言ってますね。
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マオもM9の両腕を失って追い詰められていました。
サビーナのエリゴールに撃たれそうな状況で長距離からの援護射撃がありました。
サビーナのエリゴールは背中を撃たれてしまいます。
マオはサビーナのエリゴールに頭突きをかましてエリゴールを行動不能にしました。
サビーナは脱出してミサイル基地に入って行きました。
マオはサビーナを追いかける事になります。
サビーナを追う前に助けてくれたソ連のアームスレイブ、シャドウから通信が入りました。
シャドウに乗っていたのは死んだと思われていたクルツでした。
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クルツは「惚れ直しただろ、姐さん?」とカッコよく決めたつもりでした。
マオの返答はクルツの予想外なものでしたよ。
マオは嬉しいのに照れ隠ししているようです、死んだと思っていたのに、色々と台無しだと告げますよ。
クルツはカッコよく登場してピンチを救ったヒーロー扱いを予想していたようなのでガッカリしていました。
マオは周囲の警戒をクルツに任せてサビーナを追う事になります。
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宗介はレナードとの戦闘が始まる前にTARTAROSを砲撃していました。
一発の弾丸が命中したようです。
この弾丸がソフィアの予想を超えた効果をもたらしました。
サビーナに宗介の言っていたかなめを罵倒する言葉が聞こえてきました。
罵倒のセリフはサビーナの意識の中に溶けていたかなめにも届いたようです。
かなめは宗介の罵倒に反駁する為に意識を再構成してサビーナの意識の中に登場してしまいました。
かなめの登場によりサビーナは自分はかなめでは無い、サビーナだと認識したようです。
かなめはサビーナの世界改変を止めようとします。
サビーナはかなめに世界改変後の世界を見せてかなめを懐柔しようとしてきました。
かなめはもしもの世界を見る事になりました。
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その世界ではかなめは平和な暮らしをしていました。
父親、母親、妹が居る平和な家庭がありました。
かなめが宗介とデートした翌日のようですよ。
かなめは調子の悪かったノートパソコンの修理を宗介にお願いしたそうです。
そのお礼に宗介と二人で映画を見に行ったそうです。
母親と妹はデートの成果に興味津々でしたね、父親はかなめの事を心配していました。
その世界の宗介は機会が好きな少年のようです、口数が少ないのは現実の宗介と同じでした。
宗介は勇気を振り絞って放課後の屋上にかなめを呼び出し告白してきました。
かなめと宗介は抱き合ってますね、かなめはこの宗介を受け入れて世界改変に賛成しそうになるけど、最終的に拒みます。
これは宗介では無いと判断したのは彼の頬に傷が無かったからのようです。
かなめは偽物の宗介を受け入れることが出来ませんでした。
かなめがソフィアから体を取り返して世界改変をストップしました。
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ミサイル発射基地に逃げ込んだサビーナは2人の仲間と発射準備をしていました。
マオが駆け込んで2人の部下を倒しましたがサビーナが核ミサイルの発射スイッチを押してしまいました。
マオがサビーナを撃ったのですがタッチの差で間に合いませんでした。
サビーナはマオにレナードとかなめを消してやると言葉を残しました。
マオは着弾点を見て驚きます、核ミサイルはメリダ島に向けて発射されていました。
通信回線を開いてメリダ島で戦っているテッサにメリダ島に核ミサイルが飛んで行っていると告げます。
到達まで24分しかありませんでした。
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破壊されたベリアルの傍でレナードが座っていました。
宗介が油断なくレナードに近づきます。
レナードは世界改変が失敗した事をしっていました。
レナードはなぜ失敗したおかしいじゃないかと嘆いていました。
レナードはテッサの話が案外こたえたと自嘲していますね。
レナードは世界改変を行う事でまともになりたかったと心境を吐露していました。
宗介も自分もまともになりたいと思っていると返答します。
しかしこの2人はどこまで行っても理解し合うことはできなかったようだぞ。
レナードはTARTAROSの起爆スイッチを押そうとします、宗介がレナードを撃つ前に何者かがレナードを射殺しました。
撃ったのはカリーニンでした。
彼は気絶しているかなめを部下に運ばせていました。
宗介はカリーニンを追いかける事になります。
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マオから核ミサイルが迫っているとの知らせを受け取ったテッサは直ちにメリダ島からの脱出を始めます。
ミスリルの隊員を東京まで運んでいたプロペラ機を発見しました。
このプロペラ機のカーゴにケージに入れられた白虎が乗せてありました。
宗介の飼い猫のシロですよね。
燃料を積み込み離陸の準備が進みます。
滑走路を片付けようとしているときに、滑走路に倒れているかなめを発見して彼女を機内に運び込みました。
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宗介は離陸しようとしているヘリコプターに補助ワイヤーを引っかけて離陸の邪魔をします。
ヘリに飛び込んでかなめを救出しようとしました。
宗介はかなめと再会を果たしますが時間が無かったぞ。
かなめに向かって脱出する降りるぞと言いますよ。
そこにカリーニンがやってきて戦う事になりました。
バランスを失っていたヘリが大きく揺れます、かなめはヘリから地上に落ちてしまいます。
宗介はかなめを追いかけようとしますが、上手く脱出できませんでした。
ヘリは墜落してしまいます。
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かなめを発見したテッサは宗介が生きている事を知らされます。
テッサは宗介に呼びかけます。
メリダ島に核ミサイルが迫っている脱出するようにと。
宗介はテッサに脱出は不可能と返答しました。
現在交戦中だと告げます。
かなめの無事を知らされた宗介は「きっちり送り返してやってくれ」とお願いして通信を切りました。
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宗介とカリーニンの戦闘が始まります。
お互いにナイフを使っての格闘戦を行う事になりました。
カリーニンは宗介に才能が無いと告げますよ。
おまえはこうしているべきではない、とも言ってます。
宗介は自分に才能が無い事を自覚しているんだね、自分の強みは土壇場のしぶとさだと認識していました。
このしぶとさが宗介を勝たせることになりました。
宗介はカリーニンを追い込みます、ナイフを心臓に刺すだけって所まで追い込みましたが宗介にはカリーニンを刺す事はできませんでした。
ナイフを放り出して座り込んでしまいました。
カリーニンがナイフを拾って宗介に止めをさそうと近寄ってきました。
しかしカリーニンが倒れてしまいます。
カリーニンはヘリが墜落したときに背中に負傷を負ったようです。
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宗介がなぜと問うと、カリーニンは最後の訓練と言いました。
カリーニンは宗介に教えを残そうとしたようです。
カリーニンは宗介を帰したかったと告げますね。
宗介に親父と言われて嬉しそうにしていました。
カリーニンは最後に「イキナサイ」との言葉を残しました。
これは宗介の母親が最後に残した言葉と同じだね。
生きなさいと言いたかったのか?
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宗介はメリダ島の地下施設を向かいます。
そこにはレーバテインの残骸が残っていました。
アルも生き残っていました。
宗介は脱出は無理と悟り最後の時間を使って未良から渡されたメモリーを見てみる事にしました。
そこには陣代高校の仲間たちが映った動画ファイルが収められていました。
神楽坂先生は水星先生とゴールインして近々出産予定だそうです。
恭子は無事回復していて、かなめの帰りを待っていると言ってます。
小野寺は別れ際に宗介を詰ったことを謝ってきました。
仲間たちは宗介とかなめの帰りを待っていると言っています。
核ミサイルの着弾までの残り時間が1分程になりました。
仲間たちからのビデオメッセージの残り時間が15分もあります。
宗介は死にたくないと初めて願ったようだぞ。
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ここでアルが宗介に語り掛けました。
アルは宗介に自分は人間ですかと問いかけました。
宗介は、そういう事は自分で決めるものだ、人間はみなそうしていると告げます。
アルは何かの決心をしたようです、一人でやってみますと言っていました。
アルが超進化を示す事になりました。
アルは単独でラムダドライバーの力場を発生させて核ミサイルの爆発から自らと宗介を守る事になりました。
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ヘリで脱出したテッサたちはアメリカ海軍のパサデナに拾われます。
セイラー館長はテッサとマデューカスの登場に驚いてたようです。
テッサたちはアメリカ軍から尋問を受けるところを死んだと思われていたボーダ提督に助けられます。
ボーダ提督が手を回してテッサたちを釈放してくれました。
テッサはボーダ提督とマデューカスを連れて両親の墓参りに来ていました。
そこにレナードの墓も立てる事に事にしたようです。
レモンはDGSEをクビになりボーダ提督の元で働くことになっていました。
レモンはテッサにご執心のようです。
さり気なくテッサにアプローチしようとするレモンをボーダとマデューカスが怖い顔で牽制していました。
レモンはテッサにレイスからもたらされた重要情報を教えてくれます。
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レイスがソ連のGRUから爆発直後のメリダ島を撮影した衛星画像を入手していました。
そこには核ミサイルの衝撃に耐えたレーバテインと宗介が写っていました。
宗介はアメリカ軍に回収されて沖縄に移送されたそうです。
この情報を元に既に宗介の奪還部隊が沖縄入りしていました。
マオ、レイス、クルツ、クルーゾー、とヤンたちでした。
ヤンの部隊が米軍基地で暴れてその隙にマオたちが突入して宗介を奪還する作戦のようでした。
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作戦開始を待っていたのですが予定よりも早く爆発が起こります。
暫くするとトラックが米軍基地のフェンスを突き破り出てきました。
驚きです運転席には宗介の姿がありました。
マオたちに気がついた宗介がやって来ました。
宗介の元気な姿に驚いています、宗介はここでクルツと再会したんだけど、宗介も酷い事を言ってますよ。
「なんだ。生きていたのか」「台無しだ」と言ってました。
宗介は脱出に手間取った理由を説明します。
トラックにはアルが積まれていました。
宗介はマオたちの乗っていたハンビーに乗り込みかなめの元に向かうようです。
マオたちは宗介の強奪したトラックでアルと共に逃走を図りました。
アルは自分の新たな身体は?と質問しますが、無いと教えられます。
資金が無くて組織も解体されたと告げられると自分を車に搭載してくださいとお願いしてきました。
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一人で東京の戻って来たかなめは自宅マンションに向かいます。
中は綺麗に掃除されていました。
かなめはこれからの予定を考えています。
学校に行ってみんなに謝ろうと思い立ちました。
陣代高校に行ってみると卒業式が行われていました。
しんみりとした門出の席にテロリストに拉致されてやっと帰ってきた自分が紛れ込むのは雰囲気ぶち壊しで不味くないかと悩んでいます。
かなめは帰ってしまおうかと懊悩してたね、悩んでいる間に式が終わり出てきた仲間に見つかってしまいました。
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かなめは罵倒されるかと少し警戒してたけど、暖かく迎えられます。
恭子が走ってきてかなめに飛びつきますよ、恭子の姿を見たかなめはわーわー泣き出してしまいます。
感動の再会でした。
かなめが落ち着くと相良はどうなったって話になります。
かなめは宗介の生存を知らないので、どう説明するか困っていました。
そこに宗介が登場しました。
宗介は何やら慌てている様子です、しかしキッチリと陣代高校の制服を着ていました。
宗介は「さあどうだ!約束通り、彼女を連れ帰ったぞ!?」と叫びます。
聞かれてもいないのに、未明まで沖縄の基地に拘束されていた、とか、卒業式の日程は確認していたと言ってますね。
仲間たちは聞いてないと返答していますね、昔に戻ったみたいですね。
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宗介はかなめに詰め寄ります。
かなめがレイスに向かって護衛はもう不要だと言った事に関して君は甘いと告げます。
そこから宗介の告白タイムが始まりました。
「俺がずっと護衛する」
「メキシコでの約束を覚えているか?」
「見ての通りだ。再会したな」
「俺が嫌いか?」
「問題ない」
と一気に話して躊躇するかなめを説き伏せてしまいます。
宗介はかなめにキスしました、長い!!
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数百人のギャラリーに見られながらのキスでしたが、最後にかなめは吹っ切れたようです。
見たきゃ見ろと考えています。
かなめらしいね。
宗介が大きな変化を示すね、「君さえいれば、武器などいらない」と言ってました。
宗介とかなめは平和な日常を生きていく事になるのかな?
宗介がカッコよかったですね。
かなめと幸せになってね。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | ラッキースケベ | 技術 | 兵器 |
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