ラノベの感想) ストライク・ザ・ブラッド 第21巻 十二眷獣と血の従者たち (電撃文庫)
概略:
異境に落ちたアヴローラを連れ戻す決意を固めた古城は戦力を欲していました。拳獣をアヴローラに返した古城は戦闘能力を失っています。困っている古城に第一真祖が取引を持ち掛けてきました。自分の拳獣を異境に連れていけない彼が古城に新たな拳獣を提供してくれます。第一真祖は異境の遺産をシャフリヤル・レンが手に入れるのを防ぎたいようです。拳獣を手懐けるには12人の血の従者が必要だそうです。古城と関わりがある女の子が集められます。第一真祖の説明が事実なのか確認する術がありませんでした。彼の説明を疑った浅葱は自分の計画を説明します。浅葱の考案した作戦が実行に移される事になります。
レーベル:電撃文庫
発行日:2020/1/10
著者:三雲岳人
イラスト:マニャ子
ISBN:978-4-04-912957-1
雰囲気:人間化、浅葱反発、従者集め、真祖の協力、過去の出来事、真祖の正体、新たな力
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吸血鬼の力を失ったと思っている古城は雪菜と一緒にキーストーンゲートの屋上から脱出しようとしています。
高所恐怖症の雪菜が怖がっているので古城が先にタラップを使い降りる事になります。
雪菜は激しく動揺してたのね、普通なら古城を先に行かせるなんてありえません。
古城に続いて降り始めた雪菜が上空に浮いている異境を発見します。
「見てください」と声を掛けられたので古城が上を向きました・・・
そこには雪菜のパンツがあったぞ、まあ、そうなりますな。
幸運にも風が吹いてスカートが捲れてしまいす、丸見えです。
古城は雪菜が見ろといったから上を見たんだ、パンツを覗こうとしたわけではない、雪菜が見せようとしたんだろ、と反論しています。
雪菜は怒りを我慢して(手を離したら落ちちゃうからね)上空の異界を見ろと主張しました。
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キーストーンゲートの前には暴徒と化した絃神島の魔族が押し寄せています。
脱出手段が無く困っている古城たちの前に優麻が現れます。
優麻が古城の状態を確認する為、色仕掛けを使ってきました。
雪菜がイライラしてますね。
優麻に誘惑されても吸血衝動が起こらなかったので古城が人間に戻ったと勘違します。
優麻は人間に戻った古城の方がカッコいいと言っています。
古城が吸血鬼の力を失ったので彼の魔力を借りて天使化を防いでいる雪菜は戦えない状態になっています。
優麻が戦えない二人を彩海学園の近くに転送してくれました。
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彩海学園で多くの知り合いと再会する事になります。
雪菜の同級生とバスケ部時代の古城の後輩と遭遇する事になりました。
古城の後輩は今の古城を見て顔を赤らめています。
彼女は古城が昔に戻ったと感じたようです。
今の古城は怠惰な雰囲気が無くなり目がキラキラしているみたいです。
雪菜は人間だった頃の古城はカッコよかったんだと知り焦りを覚えています。
これ以上ライバルが増えるのは不味いと思っているようです。
彼女は自己評価が低いからなー、そりゃ不安にもなるか・・・
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唯里が泣きながら古城に縋り付き謝ってきました。
涙と鼻水で顔をグチャグチャにしている唯里に古城が焦っています。
唯里はアヴローラを殺そうとした事を謝っています。
唯里を古城から引き剥がそうとした志緒が古城に接近する事になります。
間近で古城の顔を見た志緒が顔を赤らめる事になっています。
志緒は古城に惚れてしまったようです。
接点が少ない志緒が古城に好意を抱いたと感じた雪菜の警戒心が高まっています。
このまま人間状態が続くと古城はハーレムを築けるかもしれないぞ。
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浅葱も加わり今後の方針を話し合う事になります。
古城は異界に行きアヴローラを助け出したいと考えていました。
自分の命を顧みずアヴローラを助けに行くと主張する古城に浅葱が核心を突く質問をしてきます。
男前な浅葱はストレートにアヴローラが好きなのか?と聞いてきました。
これは皆が聞きたかったことじゃないかな?
これに対して古城は、浅葱には関係ないだろ、と言ってしまいます。
矢瀬は古城の失言に青くなっています。
怒った浅葱は彩海学園から飛び出してしまうぞ。
古城は浅葱が怒り出した理由が分かっていません。
余りに鈍感な古城に雪菜は絶望感を覚えます。
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古城と雪菜は自宅に戻り休息を取る事にします。
古城の自宅マンションでは凪沙と第一真祖キイ・ジュランバラーダと彼の従者ザナ・ラシュカが待っていました。
古城は凪沙を抱きしめて安堵しています。
古城のシスコンぶりに雪菜はため息をついていました。
古城のアヴローラへの感情は凪沙に向ける感情に近いようです。
彼はアヴローラの事を手のかかる妹のように思っています。
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凪沙が友達に会うために彩海学園に向かう事になります。
凪沙が外出すると、キイが古城に取引を持ち掛けてきました。
彼はアヴローラを拉致して異境に向かったシャフリヤル・レンが異境の力を使うのを防ぎたいそうです。
異境には自分の拳獣を持ち込めないそうです。
第四真祖の拳獣は例外で異境に持ち込めるそうです。
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ザナが古城にキスしてきました!!
舌を絡める濃厚なキスをしてくれたようですよ。
雪菜は茫然とザナの行いを見ていますね・・・
ザナが仕上げに古城の心臓をナイフで突きました。
古城の血が噴き出します。
人間に戻っていると勘違いしている雪菜は激怒してザナに飛び掛かりました。
古城が死ぬと思っている雪菜が駆け寄ります。
古城の傷が塞がっていきました。
古城と雪菜は驚いていますね。
キイから古城は拳獣をアヴローラに譲渡しただけで吸血鬼のままだと説明され驚く事になります。
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吸血王の拳獣を譲渡されたので古城は戦う力を得る事ができましたが問題が残ります。
古城は吸血王の拳獣を手懐けなければならないそうです。
血の伴侶を12人集めれば手懐ける事ができると教えられました。
手懐ける事が出来なければ拳獣が暴走して絃神島が吹き飛ぶそうです。
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古城と雪菜は暴走時の被害を抑える為に絃神島の倉庫街に移動する事にします。
雪菜がブラを見せてきます。
彼女は自分の血を吸わせようとします。
古城がキイの提案の欠陥に気が付きました。
人間に近い状態の古城には吸血衝動はありませんでした。
血が吸えないのにどうやって血の伴侶を得るんだ?との問題点に気が付きます。
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古城が拳獣を抑えきれなくなり化け物に変化し始めます。
雪菜が対処に困っていると霧葉が現れ助けてくれます。
霧葉は古城に血を吸わせるために下着姿になります。
でも残念ですねー古城は化け物化しているので霧葉の下着姿を認識できてないみたいです。
紗矢華、那月、縁(師家様)がやってきてくれますが対応策はありませんでした。
最後にやってきた第三真祖ジャーダ・ククルカンが彼女の拳獣の内部に古城を飲み込み隔離してくれます。
しかしジャーダでも短い時間しか古城を抑えつけておけないそうです。
雪菜たちは翌日の午前零時までに血の従者を12人集める事になりました。
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ジャーダの拳獣に飲み込まれた古城は彼女の記憶を覗く事になります。
そこで真祖と拳獣の正体を知る事になりました。
真祖は元々、天部と呼ばれる種族でした。
天部は吸血鬼のような特性を持っていて人間の血を吸う事で生きています。
太陽光線が弱点で浴びると灰になってしまいます。
人間を家畜扱いして侮っていたようですが人間の中に魔術を使える者が現れ状況が一変します。
ナラクベーラなどの兵器を鹵獲され反乱を起こされました。
拳獣も天部が開発した兵器でした。
余りに強力なので異境で使う事を禁止していたそうです。
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数を増やした人間に追い込まれた天部の誰かが拳獣を使ってしまい暴走させました。
領地が吹き飛んでそうです。
人間は復讐を誓い大規模な戦争に発展したそうです。
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天部の中にカインという変わり者が現れます。
カインは天部の弱点を克服しようと考えて禁忌に触れる実験を始めたようです。
数を減らし追い込まれている天部は人間を個体として捉えていました。
自分たちよりも劣った能力しか持たないとの考えを変えられなかったそうです。
しかしカインだけは人間を種として捉え自分たちが滅ぼされると考えていました。
カインは生き残るために第四真祖の器と拳獣を作り出したようです。
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カインと第一真祖、第二真祖、第三真祖は友達でした。
作り出してしまった拳獣を無力化するには誰かに拳獣を植え付けて何代も待つ必要がありました。
拳獣を植え付けられた人物が子供に拳獣を分け与える事で能力を減らしていき無力化するしか方法がありませんでした。
カインが発見したこの方法をキイ、アスワド、ジャーダが実践する事になります。
拳獣を植え付けられて三人は永劫を生きる真祖になったようです。
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アヴローラもカインと同時代に生きていたようです。
彼女の夢の中にグレンダが出てきています。
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カインは天部の弱点を克服した存在として第四真祖を作ったのだろうか?
希望を託していたようなんだよね。
12人のアヴローラもカインが作ったと思われます。
グレンダを守り人としてこの世界に送り出したようです。
送り出す直前にカインは神格振動波を発生させる武器で殺されたようですよ。
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逃げ出した浅葱を発見した矢瀬は彼女の説得を試みます。
矢瀬は浅葱が古城に振られたと感じて飛び出したと考えていました。
しかし浅葱は別の感情を抱いていました。
浅葱は記憶を失っているのですが自分がアヴローラの友達だったと覚えています。
それなのに無関係だと言われた事に腹を立てていました。
浅葱はアヴローラを連れ帰り古城を掛けて彼女と戦い勝利するつもりでした。
矢瀬は古城に劣らず恋愛観がずれている浅葱に呆れています。
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浅葱の元に新型ロボット戦車を駆るリディアーヌと結瞳がやって来ました。
古城の婚約者を自称する結瞳は彼の役に立ちたいようです。
リディアーヌは結瞳のドミニオンに所属しているので同行させろって命令に逆らえず連れてきたそうです。
浅葱を探していた那月が現れ三人を連れて行く事になりました。
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血の従者として雪菜、紗矢華、浅葱、唯里、志緒、霧葉、夏音、雫梨、リディアーヌ、結瞳、が集められました。
那月が単刀直入に「悪いが、暁古城の妻になってくれ」と言い放ちます。
余りにいきなりな発言に沈黙に支配される事になっています。
吸血王の拳獣を手懐ける為に血の従者が12人必要だって事が説明されました。
リディアーヌと結瞳は小学生なので候補から外される事になります。
結瞳が凄く不服そうにしていますね。
彼女は本気で古城のお嫁さんになりたいようです。
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ザナが用意した触媒の鎖をニーナが加工して指輪を作る事になりました。
素材が物凄く貴重な金属だと分かりニーナが涎を垂らしています。
志緒が絃神島を守るためだ、と言い訳をしながら従者になる事を決めます。
それを見た唯里は志緒も古城が好きなんだと言って彼女も従者になる事を決めます。
この発言で唯里が古城の事を好きなんだと確認できてしまった志緒が慌てています。
霧葉はニーナに頼んで指輪の細工に口出ししています。
ミニマムでラグジュアリーな指輪にして欲しいそうです。
立候補が続きますが浅葱は断ってきました。
雪菜は意外感を持ったようです。
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浅葱は後からやってきたポット出の雪菜たちと同列に扱われるのが嫌なようです。
古城が花束を持ってきて、どうしても、とお願いするなら、従者になってあげてもいいと言っています。
雪菜たちは浅葱の自信満々な態度を彼女らしいと思っています。
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浅葱には疑問がありました。
暇を持て余している第一真祖が、従者が血を吸われるだけで問題が解決される事に満足するだろうか?と言い出します。
そもそもキイの説明が本当だって確証はありませんでした。
浅葱は自分のプランを説明する事にします。
皆で古城を誘惑するよりは成功確率は高いそうです。
浅葱の説明を聞いて実行する事になりました。
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其々が準備に入る事になります。
この準備作業で唯里が胃に穴を開ける事になってしまいます。
浅葱のプランは雫梨の存在が核となっていました。
成功させるには第二真祖アスワドグール・アズイーズを雫梨の臣下にする必要がありました。
彼の息子イブリスに仲介してもらい浅葱と唯里が交渉に向かう事になります。
交渉材料の献上品は浅葱に任せる事になっていました。
唯里が浅葱の同行者に選ばれたのはアスワドと会ったことがあるからでした。
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唯里は最初からビビっています。
浅葱はアスワドの迫力を前にしても至って普通な様子です。
慇懃な態度で淡々と交渉を始めています。
浅葱の豪胆さが唯里には信じられないようです。
浅葱の献上品が何なのかイブリスは知っているようです。
初めから笑いを堪えるのに必死になっていました。
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浅葱は単刀直入に雫梨の臣下になって欲しいとお願いしました。
献上品として絃神島で一番美味いと評判のカレーを差し出します。
浅葱がカレーを選んだのはアスワドと食事をした唯里がカレーを美味しそうに食べていたと言ったからのようです。
余りに予想外の献上品に唯里が混乱しています。
普段では考えられない口調で「あなた馬鹿なの!?馬鹿だったの!?」と浅葱に詰め寄っています。
浅葱は自信満々に持ち込んだカレーがどれほど美味しく貴重な品であるか力説しています。
イブリスは溜まりかねて笑い出しています。
余りの事に場が凍り付いています。
アスワドが馬鹿笑いを始めたので緊張感が緩む事になりました。
アスワドはカレーを献上した浅葱の事を気に入ったようです。
要求を聞き入れてくれて雫梨の臣下になるのを認めてくれました。
アスワドの意向で浅葱と唯里は一緒にカレーを食べる事になりました。
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深夜零時になりジャーダが拳獣から古城を出します。
暴れ始めた吸血王の拳獣を古城から引き離す事になります。
古城の守りが薄くなったところで浅葱が聖殲を使って構築した古城を吸血鬼に戻す魔術を打ち込む事になります。
古城を抑える事になった雪菜と雫梨は矢瀬の意見に従いバニーガール姿になっています。
矢瀬は絶対に古城を誘惑できると自信満々です。
雪菜と雫梨は疑っているみたいです。
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紗矢華と霧葉がコンビを組んで拳獣の相手をしています。
紗矢華が自分の事を信じて無警戒に背中を任せてくれたので霧葉が戸惑っています。
この二人は仲が悪いのですが戦闘時の連携は完璧でした。
互いの隙を補い合い上手く戦っています。
結瞳もサキュバスの魅了を使い拳獣を一体無力化しています。
彼女は古城の為に役立てて嬉しそうです。
結瞳の本気度が伺えますね。
彼女は成長しても雪菜、浅葱、紗矢華に勝てるとは思えないようです。
結瞳は紗矢華の事を一番の美女と認識しているようです。
しかし負ける気もないみたいだぞ。
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夏音もアルディギア王家の重宝を使い戦いに参加しています。
夏音の護衛として参戦しているユスティナは夏音の強大な霊力に驚くことになっています。
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那月と一緒にアスタルテも参戦しています。
古城とのパスが切れているので拳獣を使えば己の寿命を削ると知りながらの参戦です。
古城を救いたい一心でアスタルテは参戦したのね。
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唯里と志緒もコンビを組んで拳獣を引き付けています。
それでも味方の数が足りず窮地に立たされるのですが優麻とラフォリアが参戦してきました。
ラフォリアは飛空艇で絃神島に駆け付け巨大なインテリジェントウェポン型の拳獣を己の霊力を使った秘儀で消滅させました。
ラフォリアが自分の事を古城の正室と宣言しています。
ラフォリアはアルディギア王家の力を世界中に喧伝する事になりました。
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荒れ果てた自宅を見た凪沙がサイコメトラーとしての能力を使い古城が危機に瀕していると知り駆け付けます。
矢瀬が凪沙を守っていました。
一体の拳獣が自由に動ける状態だったので凪沙は自分が前に出る事にします。
凪沙は拳獣を手懐ける術を身に着けていました。
アヴローラの魂を封印している間に何らかの手段を会得したようです。
矢瀬は凪沙が拳獣を手懐ける姿を目撃する事になりました。
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古城の周りから拳獣が居なくなったので雪菜と雫梨が古城に迫ります。
バニーガールになっているので古城が寄ってくると思っていたようですが本能に従っている古城は二人を警戒して逃げます。
優麻から古城が本能に従い逃げていると指摘され雪菜が覚悟を決めました。
雪菜は自分の手首を切り古城に血を与えようとします。
古城が雪菜に飛び掛かり血を吸おうとしてきます。
そこに雫梨が割り込んで腕を齧られる事になりました。
雫梨が古城を捕まえ動きを封じます。
浅葱が古城の背中に飛び乗りチョークスリーパーを決めながら魔術を打ち込みました。
魔術の素人浅葱では精密な制御ができないので雪菜が吸血鬼状態の古城の姿を思い出し魔術を制御する事になります。
雪菜は上手く古城の姿を思い描けたようです。
古城が元の姿に戻りました。
「お帰りなさい、先輩」と言って雪菜が古城に抱き着いています。
雪菜も素直な行動ができるようになってますね。
これなら他の娘に負ける事はないんじゃない?
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古城が雫梨から吸血し彼女を血の従者にしたことで拳獣を手懐ける事ができたようです。
浅葱の作戦は古城を絃神島の領主選挙で勝たせる事でした。
最大領域を支配していた雫梨を従者にした事で古城が領主選挙の一位になっています。
アスワドを雫梨の臣下にしたのはこれが目的だったのね。
領主選挙の特典は臣民の魔力提供でした。
古城は絃神島の全島民に魔力を供給して貰う権利を得たのね。
彼の中の拳獣に与えるエサとしては充分な量です。
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シャフリヤル・レンはアヴローラを見失っていました。
グレンダがアヴローラを連れて逃げ出したようです。
連れてきているMARの特殊部隊に捜索させています。
シャフリヤルがカインの遺産を発見しました。
そこには多くの拳獣が眠っていました。
これは不味いね、強力な兵器を手に入れちゃったようです。
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古城が雪菜の元にやって来ました。
雪菜は焦った様子で血を吸ってもらおうとしてきます!!
古城との霊的パスが切れたままなので戦い続けると雪菜は天使化します。
戦えない状態のままでは異境に連れて行ってもらえないと焦っています。
古城から今日はもう吸血行為はいいと言われてしまい訝しんでいます。
古城はアスタルテと夏音を助ける為に彼女たちの血を吸ったことを教えました。
雪菜は不服そうにしています。
古城が話題を変えてきました。
雪菜は追及しようとしますが、なんでバニーガールの恰好をしているのか聞かれて固まります。
矢瀬の、古城がバニーガール好きって情報は間違っていたようです。
雪菜は矢瀬に言われて、古城を誘惑する為に仕方なくバニーガールになったと言い訳していました。
雪菜と雫梨のバニーガールは可愛かったと思うけど、成長度合いが足りなかったようです、古城を刺激するには至らなかった。
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AmazonLink: ストライク・ザ・ブラッド21 十二眷獣と血の従者たち (電撃文庫) .
異境に落ちたアヴローラを連れ戻す決意を固めた古城は戦力を欲していました。拳獣をアヴローラに返した古城は戦闘能力を失っています。困っている古城に第一真祖が取引を持ち掛けてきました。自分の拳獣を異境に連れていけない彼が古城に新たな拳獣を提供してくれます。第一真祖は異境の遺産をシャフリヤル・レンが手に入れるのを防ぎたいようです。拳獣を手懐けるには12人の血の従者が必要だそうです。古城と関わりがある女の子が集められます。第一真祖の説明が事実なのか確認する術がありませんでした。彼の説明を疑った浅葱は自分の計画を説明します。浅葱の考案した作戦が実行に移される事になります。
レーベル:電撃文庫
発行日:2020/1/10
著者:三雲岳人
イラスト:マニャ子
ISBN:978-4-04-912957-1
雰囲気:人間化、浅葱反発、従者集め、真祖の協力、過去の出来事、真祖の正体、新たな力
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吸血鬼の力を失ったと思っている古城は雪菜と一緒にキーストーンゲートの屋上から脱出しようとしています。
高所恐怖症の雪菜が怖がっているので古城が先にタラップを使い降りる事になります。
雪菜は激しく動揺してたのね、普通なら古城を先に行かせるなんてありえません。
古城に続いて降り始めた雪菜が上空に浮いている異境を発見します。
「見てください」と声を掛けられたので古城が上を向きました・・・
そこには雪菜のパンツがあったぞ、まあ、そうなりますな。
幸運にも風が吹いてスカートが捲れてしまいす、丸見えです。
古城は雪菜が見ろといったから上を見たんだ、パンツを覗こうとしたわけではない、雪菜が見せようとしたんだろ、と反論しています。
雪菜は怒りを我慢して(手を離したら落ちちゃうからね)上空の異界を見ろと主張しました。
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キーストーンゲートの前には暴徒と化した絃神島の魔族が押し寄せています。
脱出手段が無く困っている古城たちの前に優麻が現れます。
優麻が古城の状態を確認する為、色仕掛けを使ってきました。
雪菜がイライラしてますね。
優麻に誘惑されても吸血衝動が起こらなかったので古城が人間に戻ったと勘違します。
優麻は人間に戻った古城の方がカッコいいと言っています。
古城が吸血鬼の力を失ったので彼の魔力を借りて天使化を防いでいる雪菜は戦えない状態になっています。
優麻が戦えない二人を彩海学園の近くに転送してくれました。
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彩海学園で多くの知り合いと再会する事になります。
雪菜の同級生とバスケ部時代の古城の後輩と遭遇する事になりました。
古城の後輩は今の古城を見て顔を赤らめています。
彼女は古城が昔に戻ったと感じたようです。
今の古城は怠惰な雰囲気が無くなり目がキラキラしているみたいです。
雪菜は人間だった頃の古城はカッコよかったんだと知り焦りを覚えています。
これ以上ライバルが増えるのは不味いと思っているようです。
彼女は自己評価が低いからなー、そりゃ不安にもなるか・・・
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唯里が泣きながら古城に縋り付き謝ってきました。
涙と鼻水で顔をグチャグチャにしている唯里に古城が焦っています。
唯里はアヴローラを殺そうとした事を謝っています。
唯里を古城から引き剥がそうとした志緒が古城に接近する事になります。
間近で古城の顔を見た志緒が顔を赤らめる事になっています。
志緒は古城に惚れてしまったようです。
接点が少ない志緒が古城に好意を抱いたと感じた雪菜の警戒心が高まっています。
このまま人間状態が続くと古城はハーレムを築けるかもしれないぞ。
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浅葱も加わり今後の方針を話し合う事になります。
古城は異界に行きアヴローラを助け出したいと考えていました。
自分の命を顧みずアヴローラを助けに行くと主張する古城に浅葱が核心を突く質問をしてきます。
男前な浅葱はストレートにアヴローラが好きなのか?と聞いてきました。
これは皆が聞きたかったことじゃないかな?
これに対して古城は、浅葱には関係ないだろ、と言ってしまいます。
矢瀬は古城の失言に青くなっています。
怒った浅葱は彩海学園から飛び出してしまうぞ。
古城は浅葱が怒り出した理由が分かっていません。
余りに鈍感な古城に雪菜は絶望感を覚えます。
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古城と雪菜は自宅に戻り休息を取る事にします。
古城の自宅マンションでは凪沙と第一真祖キイ・ジュランバラーダと彼の従者ザナ・ラシュカが待っていました。
古城は凪沙を抱きしめて安堵しています。
古城のシスコンぶりに雪菜はため息をついていました。
古城のアヴローラへの感情は凪沙に向ける感情に近いようです。
彼はアヴローラの事を手のかかる妹のように思っています。
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凪沙が友達に会うために彩海学園に向かう事になります。
凪沙が外出すると、キイが古城に取引を持ち掛けてきました。
彼はアヴローラを拉致して異境に向かったシャフリヤル・レンが異境の力を使うのを防ぎたいそうです。
異境には自分の拳獣を持ち込めないそうです。
第四真祖の拳獣は例外で異境に持ち込めるそうです。
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ザナが古城にキスしてきました!!
舌を絡める濃厚なキスをしてくれたようですよ。
雪菜は茫然とザナの行いを見ていますね・・・
ザナが仕上げに古城の心臓をナイフで突きました。
古城の血が噴き出します。
人間に戻っていると勘違いしている雪菜は激怒してザナに飛び掛かりました。
古城が死ぬと思っている雪菜が駆け寄ります。
古城の傷が塞がっていきました。
古城と雪菜は驚いていますね。
キイから古城は拳獣をアヴローラに譲渡しただけで吸血鬼のままだと説明され驚く事になります。
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吸血王の拳獣を譲渡されたので古城は戦う力を得る事ができましたが問題が残ります。
古城は吸血王の拳獣を手懐けなければならないそうです。
血の伴侶を12人集めれば手懐ける事ができると教えられました。
手懐ける事が出来なければ拳獣が暴走して絃神島が吹き飛ぶそうです。
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古城と雪菜は暴走時の被害を抑える為に絃神島の倉庫街に移動する事にします。
雪菜がブラを見せてきます。
彼女は自分の血を吸わせようとします。
古城がキイの提案の欠陥に気が付きました。
人間に近い状態の古城には吸血衝動はありませんでした。
血が吸えないのにどうやって血の伴侶を得るんだ?との問題点に気が付きます。
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古城が拳獣を抑えきれなくなり化け物に変化し始めます。
雪菜が対処に困っていると霧葉が現れ助けてくれます。
霧葉は古城に血を吸わせるために下着姿になります。
でも残念ですねー古城は化け物化しているので霧葉の下着姿を認識できてないみたいです。
紗矢華、那月、縁(師家様)がやってきてくれますが対応策はありませんでした。
最後にやってきた第三真祖ジャーダ・ククルカンが彼女の拳獣の内部に古城を飲み込み隔離してくれます。
しかしジャーダでも短い時間しか古城を抑えつけておけないそうです。
雪菜たちは翌日の午前零時までに血の従者を12人集める事になりました。
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ジャーダの拳獣に飲み込まれた古城は彼女の記憶を覗く事になります。
そこで真祖と拳獣の正体を知る事になりました。
真祖は元々、天部と呼ばれる種族でした。
天部は吸血鬼のような特性を持っていて人間の血を吸う事で生きています。
太陽光線が弱点で浴びると灰になってしまいます。
人間を家畜扱いして侮っていたようですが人間の中に魔術を使える者が現れ状況が一変します。
ナラクベーラなどの兵器を鹵獲され反乱を起こされました。
拳獣も天部が開発した兵器でした。
余りに強力なので異境で使う事を禁止していたそうです。
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数を増やした人間に追い込まれた天部の誰かが拳獣を使ってしまい暴走させました。
領地が吹き飛んでそうです。
人間は復讐を誓い大規模な戦争に発展したそうです。
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天部の中にカインという変わり者が現れます。
カインは天部の弱点を克服しようと考えて禁忌に触れる実験を始めたようです。
数を減らし追い込まれている天部は人間を個体として捉えていました。
自分たちよりも劣った能力しか持たないとの考えを変えられなかったそうです。
しかしカインだけは人間を種として捉え自分たちが滅ぼされると考えていました。
カインは生き残るために第四真祖の器と拳獣を作り出したようです。
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カインと第一真祖、第二真祖、第三真祖は友達でした。
作り出してしまった拳獣を無力化するには誰かに拳獣を植え付けて何代も待つ必要がありました。
拳獣を植え付けられた人物が子供に拳獣を分け与える事で能力を減らしていき無力化するしか方法がありませんでした。
カインが発見したこの方法をキイ、アスワド、ジャーダが実践する事になります。
拳獣を植え付けられて三人は永劫を生きる真祖になったようです。
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アヴローラもカインと同時代に生きていたようです。
彼女の夢の中にグレンダが出てきています。
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カインは天部の弱点を克服した存在として第四真祖を作ったのだろうか?
希望を託していたようなんだよね。
12人のアヴローラもカインが作ったと思われます。
グレンダを守り人としてこの世界に送り出したようです。
送り出す直前にカインは神格振動波を発生させる武器で殺されたようですよ。
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逃げ出した浅葱を発見した矢瀬は彼女の説得を試みます。
矢瀬は浅葱が古城に振られたと感じて飛び出したと考えていました。
しかし浅葱は別の感情を抱いていました。
浅葱は記憶を失っているのですが自分がアヴローラの友達だったと覚えています。
それなのに無関係だと言われた事に腹を立てていました。
浅葱はアヴローラを連れ帰り古城を掛けて彼女と戦い勝利するつもりでした。
矢瀬は古城に劣らず恋愛観がずれている浅葱に呆れています。
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浅葱の元に新型ロボット戦車を駆るリディアーヌと結瞳がやって来ました。
古城の婚約者を自称する結瞳は彼の役に立ちたいようです。
リディアーヌは結瞳のドミニオンに所属しているので同行させろって命令に逆らえず連れてきたそうです。
浅葱を探していた那月が現れ三人を連れて行く事になりました。
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血の従者として雪菜、紗矢華、浅葱、唯里、志緒、霧葉、夏音、雫梨、リディアーヌ、結瞳、が集められました。
那月が単刀直入に「悪いが、暁古城の妻になってくれ」と言い放ちます。
余りにいきなりな発言に沈黙に支配される事になっています。
吸血王の拳獣を手懐ける為に血の従者が12人必要だって事が説明されました。
リディアーヌと結瞳は小学生なので候補から外される事になります。
結瞳が凄く不服そうにしていますね。
彼女は本気で古城のお嫁さんになりたいようです。
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ザナが用意した触媒の鎖をニーナが加工して指輪を作る事になりました。
素材が物凄く貴重な金属だと分かりニーナが涎を垂らしています。
志緒が絃神島を守るためだ、と言い訳をしながら従者になる事を決めます。
それを見た唯里は志緒も古城が好きなんだと言って彼女も従者になる事を決めます。
この発言で唯里が古城の事を好きなんだと確認できてしまった志緒が慌てています。
霧葉はニーナに頼んで指輪の細工に口出ししています。
ミニマムでラグジュアリーな指輪にして欲しいそうです。
立候補が続きますが浅葱は断ってきました。
雪菜は意外感を持ったようです。
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浅葱は後からやってきたポット出の雪菜たちと同列に扱われるのが嫌なようです。
古城が花束を持ってきて、どうしても、とお願いするなら、従者になってあげてもいいと言っています。
雪菜たちは浅葱の自信満々な態度を彼女らしいと思っています。
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浅葱には疑問がありました。
暇を持て余している第一真祖が、従者が血を吸われるだけで問題が解決される事に満足するだろうか?と言い出します。
そもそもキイの説明が本当だって確証はありませんでした。
浅葱は自分のプランを説明する事にします。
皆で古城を誘惑するよりは成功確率は高いそうです。
浅葱の説明を聞いて実行する事になりました。
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其々が準備に入る事になります。
この準備作業で唯里が胃に穴を開ける事になってしまいます。
浅葱のプランは雫梨の存在が核となっていました。
成功させるには第二真祖アスワドグール・アズイーズを雫梨の臣下にする必要がありました。
彼の息子イブリスに仲介してもらい浅葱と唯里が交渉に向かう事になります。
交渉材料の献上品は浅葱に任せる事になっていました。
唯里が浅葱の同行者に選ばれたのはアスワドと会ったことがあるからでした。
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唯里は最初からビビっています。
浅葱はアスワドの迫力を前にしても至って普通な様子です。
慇懃な態度で淡々と交渉を始めています。
浅葱の豪胆さが唯里には信じられないようです。
浅葱の献上品が何なのかイブリスは知っているようです。
初めから笑いを堪えるのに必死になっていました。
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浅葱は単刀直入に雫梨の臣下になって欲しいとお願いしました。
献上品として絃神島で一番美味いと評判のカレーを差し出します。
浅葱がカレーを選んだのはアスワドと食事をした唯里がカレーを美味しそうに食べていたと言ったからのようです。
余りに予想外の献上品に唯里が混乱しています。
普段では考えられない口調で「あなた馬鹿なの!?馬鹿だったの!?」と浅葱に詰め寄っています。
浅葱は自信満々に持ち込んだカレーがどれほど美味しく貴重な品であるか力説しています。
イブリスは溜まりかねて笑い出しています。
余りの事に場が凍り付いています。
アスワドが馬鹿笑いを始めたので緊張感が緩む事になりました。
アスワドはカレーを献上した浅葱の事を気に入ったようです。
要求を聞き入れてくれて雫梨の臣下になるのを認めてくれました。
アスワドの意向で浅葱と唯里は一緒にカレーを食べる事になりました。
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深夜零時になりジャーダが拳獣から古城を出します。
暴れ始めた吸血王の拳獣を古城から引き離す事になります。
古城の守りが薄くなったところで浅葱が聖殲を使って構築した古城を吸血鬼に戻す魔術を打ち込む事になります。
古城を抑える事になった雪菜と雫梨は矢瀬の意見に従いバニーガール姿になっています。
矢瀬は絶対に古城を誘惑できると自信満々です。
雪菜と雫梨は疑っているみたいです。
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紗矢華と霧葉がコンビを組んで拳獣の相手をしています。
紗矢華が自分の事を信じて無警戒に背中を任せてくれたので霧葉が戸惑っています。
この二人は仲が悪いのですが戦闘時の連携は完璧でした。
互いの隙を補い合い上手く戦っています。
結瞳もサキュバスの魅了を使い拳獣を一体無力化しています。
彼女は古城の為に役立てて嬉しそうです。
結瞳の本気度が伺えますね。
彼女は成長しても雪菜、浅葱、紗矢華に勝てるとは思えないようです。
結瞳は紗矢華の事を一番の美女と認識しているようです。
しかし負ける気もないみたいだぞ。
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夏音もアルディギア王家の重宝を使い戦いに参加しています。
夏音の護衛として参戦しているユスティナは夏音の強大な霊力に驚くことになっています。
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那月と一緒にアスタルテも参戦しています。
古城とのパスが切れているので拳獣を使えば己の寿命を削ると知りながらの参戦です。
古城を救いたい一心でアスタルテは参戦したのね。
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唯里と志緒もコンビを組んで拳獣を引き付けています。
それでも味方の数が足りず窮地に立たされるのですが優麻とラフォリアが参戦してきました。
ラフォリアは飛空艇で絃神島に駆け付け巨大なインテリジェントウェポン型の拳獣を己の霊力を使った秘儀で消滅させました。
ラフォリアが自分の事を古城の正室と宣言しています。
ラフォリアはアルディギア王家の力を世界中に喧伝する事になりました。
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荒れ果てた自宅を見た凪沙がサイコメトラーとしての能力を使い古城が危機に瀕していると知り駆け付けます。
矢瀬が凪沙を守っていました。
一体の拳獣が自由に動ける状態だったので凪沙は自分が前に出る事にします。
凪沙は拳獣を手懐ける術を身に着けていました。
アヴローラの魂を封印している間に何らかの手段を会得したようです。
矢瀬は凪沙が拳獣を手懐ける姿を目撃する事になりました。
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古城の周りから拳獣が居なくなったので雪菜と雫梨が古城に迫ります。
バニーガールになっているので古城が寄ってくると思っていたようですが本能に従っている古城は二人を警戒して逃げます。
優麻から古城が本能に従い逃げていると指摘され雪菜が覚悟を決めました。
雪菜は自分の手首を切り古城に血を与えようとします。
古城が雪菜に飛び掛かり血を吸おうとしてきます。
そこに雫梨が割り込んで腕を齧られる事になりました。
雫梨が古城を捕まえ動きを封じます。
浅葱が古城の背中に飛び乗りチョークスリーパーを決めながら魔術を打ち込みました。
魔術の素人浅葱では精密な制御ができないので雪菜が吸血鬼状態の古城の姿を思い出し魔術を制御する事になります。
雪菜は上手く古城の姿を思い描けたようです。
古城が元の姿に戻りました。
「お帰りなさい、先輩」と言って雪菜が古城に抱き着いています。
雪菜も素直な行動ができるようになってますね。
これなら他の娘に負ける事はないんじゃない?
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古城が雫梨から吸血し彼女を血の従者にしたことで拳獣を手懐ける事ができたようです。
浅葱の作戦は古城を絃神島の領主選挙で勝たせる事でした。
最大領域を支配していた雫梨を従者にした事で古城が領主選挙の一位になっています。
アスワドを雫梨の臣下にしたのはこれが目的だったのね。
領主選挙の特典は臣民の魔力提供でした。
古城は絃神島の全島民に魔力を供給して貰う権利を得たのね。
彼の中の拳獣に与えるエサとしては充分な量です。
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シャフリヤル・レンはアヴローラを見失っていました。
グレンダがアヴローラを連れて逃げ出したようです。
連れてきているMARの特殊部隊に捜索させています。
シャフリヤルがカインの遺産を発見しました。
そこには多くの拳獣が眠っていました。
これは不味いね、強力な兵器を手に入れちゃったようです。
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古城が雪菜の元にやって来ました。
雪菜は焦った様子で血を吸ってもらおうとしてきます!!
古城との霊的パスが切れたままなので戦い続けると雪菜は天使化します。
戦えない状態のままでは異境に連れて行ってもらえないと焦っています。
古城から今日はもう吸血行為はいいと言われてしまい訝しんでいます。
古城はアスタルテと夏音を助ける為に彼女たちの血を吸ったことを教えました。
雪菜は不服そうにしています。
古城が話題を変えてきました。
雪菜は追及しようとしますが、なんでバニーガールの恰好をしているのか聞かれて固まります。
矢瀬の、古城がバニーガール好きって情報は間違っていたようです。
雪菜は矢瀬に言われて、古城を誘惑する為に仕方なくバニーガールになったと言い訳していました。
雪菜と雫梨のバニーガールは可愛かったと思うけど、成長度合いが足りなかったようです、古城を刺激するには至らなかった。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | ラッキースケベ | 恋愛 |
評価 | AAA | AAA | AAA | A |
眷獣名 | 読み | 番号 | 血液提供者 |
神羊の金剛 | メサルティム・アダマス | 1 | 叶瀬夏音 |
牛頭王の琥珀 | コルタウリ・スキヌム | 2 | グレンダ |
龍蛇の水銀 | アル・メイサ・メルクーリ | 3 | 姫柊雪菜/ラ・フォリア・リハヴァイン |
甲殻の銀霧 | ナトラ・シネレウス | 4 | 仙都木優麻/煌坂紗矢華 |
獅子の黄金 | レグルス・アウルム | 5 | 姫柊雪菜 |
冥姫の虹炎 | ミネラウバ・イーリス | 6 | 姫柊雪菜 |
夜魔の黒剣 | キツア・アーテル | 7 | 姫柊雪菜 |
蠍虎の紫 | シャウラ・ヴィオーラ | 8 | 藍羽浅葱 |
双角の深緋 | アルナスル・ミニウム | 9 | 煌坂紗矢華 |
麿羯の瞳晶 | ダビ・クリユスタルス | 10 | 姫柊雪菜/羽波唯里 |
水精の白鋼 | サダルメリク・アルバス | 11 | 姫柊雪菜 |
妖姫の蒼氷 | アルレシヤ・グラキエス | 12 | アヴローラ・フロレスティーナ |
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