ラノベの感想) 若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です! 6 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

概略:
メアリが捨て猫を拾って飼うことになりました。ナイトメアって命名します。フランツの成人式を行う事になります。両親も自宅に招いたのですが招待客の女性率が高過ぎて父親に嫉妬されています。余程悔しかったのか、爆発しろ、と言われています。魔界にある会社の研究所に出張する事になりました。変人研究者のとっても可愛い女の子(フランツよりも年上)と知り合う事になります。彼女は黒魔法に革命を起こす研究をしていました。夢を追い続ける彼女をフランツはカッコいいと感じています。エンターヤ先輩が新規事業を立ち上げました。協力したフランツは結果的に素敵なご褒美を貰う事になります。

レーベル:ダッシュエックス文庫
発行日:2019/8/28
著者:森田季節
イラスト:47AgDragon
ISBN:978-4-08-631325-4
雰囲気:メアリ猫を飼う、成人式、不祥事、変人研究者、結婚相談
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第一話 野良猫問題
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フランツとセルリアは仕事が終わったので野外プレイを始めようとしていました。
そこにメアリがやって来ます。
邪魔はしないけど自分が居るのも忘れないで欲しいと言ってきました。
セルリアは自重する事にします。
三人で休憩していると子猫がやってきました。
メアリが子猫を気に入り家で飼う事になりました。
メアリは子供が生まれた時に備え母親の練習をするつもりです。
メアリがナイトメアって名前を付けています。
フランツは猫と対話が可能になる黒魔術を習得する事にします。
杖を使って魔法陣を書こうとしているフランツにナイトメアが寄ってきました。
ナイトメアはフランツが遊んでくれていると思ったようです。
杖と戯れるナイトメアを見たフランツは対話できない方が楽しいと気が付きナイトメアとの対話を止めました。
習得した黒魔術を王都の野良猫問題を解決する為に使うことにします。
フランツは黒魔術を使い王都の野良猫たちに店の商品を食べたりする問題行動をやめて欲しいとお願いします。
野良猫たちのボスが出てきてフランツのお願いを聞き届けてくれました。
ボスはナイトメアの父親らしいです。
フランツが自分たちが飼っている事を伝えると、自分も父親の顔を知らないので好きなように生きればいいさ、と答えました。
ボスの答えをフランツはカッコいいと感じています。
メアリの案内で王都中の野良猫集団と対話する事になりました。
問題が解決すると良いですね。
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第二話 フランツの成人式
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20歳の誕生日にフランツの誕生日会兼成人式が開かれる事になりました。
フランツの知人(女の子ばかり)が集まってきます。
両親を招く事になります。
フランツの父親は女の子が大好きなので問題を起こさないか懸念していました。
父親は招待客が美女ばかりなのでフランツの事を呪っています。
「フランツ爆発しろ!」
自分にも分けてくれと叫んでいました。
レダ先輩に護身術を習った母親が父親を絞めて気絶させました。
ゲストルームに放り込んでおいたのですが女の子と仲良くなりたいって欲望の力で復活しました。
フランツの父親は個性的な人と認識されたようです。
学生寮の寮母、リーザちゃんも来てくれました。
リーザはフランツが女の子にモテモテになっている事実を知り驚いています。
ケルケル社長からフランツの仕事ぶりが評価された結果だと聞いて嬉しそうにしていました。
招待客が帰り誕生会はお開きとなりました。
が、その後に凄いイベントが発生します。
人間以外の種族が残っていました。
ケルケル、トトト、ヴァニタザール、エンターヤが残っていました。
セルリアとメアリが加わりフランツとイニシエーションをする事になりました。
6人と3回ずつする事になります。
6・6・6と6が3回並ぶと縁起がいいそうです。
18回もすると聞いたフランツが青くなりますがヴァニタザールが回復力を早める術を知っていました。
ヴァニタザールの助けを借りてフランツはやり遂げたようです。
翌朝、女の子たちは元気になってますね。
フランツは疲弊しているようです。
イニシエーションの効果なのかちょっと成長したような気がするそうです。
呪い殺されるので親父には言えないと言ってますがアリエノールにも言えないよな。
人間だから参加させて貰えなかったんだろ?アリエノール可哀想です・・・
フランツ、なんて羨ましいんだ。
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第三話 スポーツ界の不祥事
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フランツはケルケル社長に同行してスローボールというスポーツの不正を暴く事になりました。
ルールを知らないケルケルに試合展開を解説するのが彼の役割です。
彼女とデートしていると勘違いされて妬まれています。
ケルケルが魔法反応を観測する装置を持ってきていました。
反応が現れると使い魔のゲルゲルを呼び出します。
赤魔法が使われていたので観客席にいる赤魔法師を探す事になります。
ケルケルから共感能力を上げると使い魔が何をしているか分かるようになると教えてもらいます。
フランツはセルリアに使うと色々不味い事になりそうとの危惧を抱きました。
ゲルゲルはチェスの名手なので赤魔法師の所在が分かるそうです。
ゲルゲルが赤魔法師を特定しました。
赤魔法師は犬好きだったらしくゲルゲルと戯れていました。
油断した彼の元にケルケルとフランツが近づき事情を聞き出す事になります。
ケルケルが高位の黒魔法師でありゲルゲルも高い戦闘力を持ていると分かり赤魔法師は諦めました。
彼から試合中に精神を高揚させる魔法を掛けていた事を聞き出しました。
不正は暴けたのですが問題が隠れていました。
レダ先輩が取材を行ったところ、不正疑惑を暴いて欲しいと依頼してきたヴァーンズが協会から敵視されている事が分かりました。
ヴァーンズは協会とも戦っていくといい笑顔で語っていました。
不正を暴けて満足そうにしています。
メアリから協会の体質が問題になっていると指摘されます。
メアリは自分が選手だったら同じように不正を働いていたと語ります。
弱肉強食の世界なので結果を出さなければ生き残れないからだそうです。
スポーツ業界の不正発覚件数が増えたのは周囲の環境が変化したからでした。
成功者は自分の体験を判断基準にするので成功者ではない大多数の一般人との間に感覚的な格差があるようです。
世間の目が変わった事に気付かず自分たちのやり方を変えられなかったので不正発覚件数が増えていたようです。
セルリアが使い魔との共感能力を高めると離れたところで何をしているか認識できるようになると知ってしまいました。
彼女はサキュバス的行為に使おうとしています。
フランツは断ろうとしてますが、新しい事に挑戦していく姿勢が必要なんですわ、と力説されています。
フランツとセルリアは互いの一人プレイを相手に感じさせる事になるのだろうか?
セルリアはスゲープレイをしてそうですね。
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第四話 ポスドクの問題
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フランツが同窓会に参加する事になります。
そこでクラスで一番成績の良かったミリンスキが苦境に立たされている事を知りました。
彼は研究者の道に進んだのですが希望者に対して職が圧倒的に少なかったそうです。
少ない職を多くの研究者が奪い合う状況です。
ミリンスキは自分よりも格上の研究者は沢山いると自嘲的です。
フランツは経済的な心配をしてますね。
それでもミリンスキは諦めていませんでした。
まだ研究者の道を進むと言っていました。
フランツがその話をケルケルやファーフィスターニャにしています。
ケルケルやメアリやセルリアから魔界でも同様の問題が起こった時期があったと教えられました。
大学が増え過ぎた時期があったそうです。
利益を追求したくて一人の学生に長く在籍して貰うために大学院に進む事を奨励したようです。
やっていけるだけの能力が無い学生も院生にしたので問題になったそうです。
卒業しても職が無かったのは人間界と同じです。
まあ私立大学が営利目的な経営をするのは当然だからな。
学生の奪い合いにもなるよな。
最盛期は二人に一人が大学生だったらしいです。
ファーフィスターニャは学生時代に先生からコミュニケーション能力が無いと実績があっても苦労するから、と研究者になる事を止められたそうです。
ファーフィスターニャは自分には適性が無かったと自覚しているので感謝していました。
ファーフィスターニャはついてるね、良い指導者に恵まれたね。
ケルケルがフランツに魔界への出張を命じてきました。
魔界にある会社の研究所に向かう事になります。
研究内容は現地で教えてくれるそうです。
何を研究しているのか不安ですねー。
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第五話 会社の変人研究者
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フランツとセルリアが魔界にある会社の研究所に行く事になりました。
高速馬車を何度も乗り継いで辿り着いたのはド田舎でした。
返事が無いので勝手に入る事にします。
中に入るとムカデやカエルの人形が散乱している部屋がありました。
フランツは何の研究をしているのか不安になります。
3つ目の部屋で社員を発見する事ができました。
グダマルポロズワンナと名乗る小さな女の子です。
魔族なのでフランツよりも年上です。
名前が長いのでグダマルと呼んで欲しいと言っています。
フランツはグダマルから研究内容を聞き出そうとするのですが教えてくれません。
グダマルの研究は異端視されていて魔界では認めて貰えなかったようです。
研究成果(ムカデやカエルの人形ね)を見ても内容が分からないフランツとセルリアに腹を立てていました。
ヒントが部屋の中にあると言われたフランツが彼女の研究内容に辿り着きました。
グダマルは生贄を必要としない黒魔法を作ろうとしていました。
革新的な研究にフランツは感銘を受けてしまい研究内容を説明して貰う流れになります。
自分の研究に興味を持ってもらえてグダマルは上機嫌で解説をしてくれました。
話が長くなり解説が終わると時間が深夜になってしまいます。
疲れてハイになっているフランツが気になる事を質問しました。
グダマルの研究は生贄の代用品を開発しようってものです。
フランツの目にはより低いコストで魔法を発動させようとしているように見えました。
それではコスト不足で魔法が発動しないのでわ?と疑問を呈します。
フランツは白魔法を使って足りないコストを代替できないか?と提案しました。
白魔法を使うという発想にグダマルは興味を惹かれたようです。
フランツと一緒に実験を始めました。
黒魔法と白魔法の魔法陣を重ねたオリジナルの魔法陣を書いてしまいます。
グダマルの天才ぶりが発揮されています。
オリジナルの魔法陣を使うと魔法が発動してしまいました。
発動したのは対象となる人物に強力な欲望を抱かせる魔法でした。
対象者を指定してなかったので術者のフランツとグダマルが強い欲望に囚われる事になります。
我慢できなくなった二人はサキュバス的な行為を始める事になりました。
研究一筋だったグダマルは初めてだったそうです。
フランツ、お前ラッキー過ぎないか?グダマルの初めてを貰う事になりました。
フランツとグダマルの二人で5回、それ以降はセルリアも混ざって三人でしたようです。
フランツとセルリアが報告書を持って王都に帰る事になります。
ここでグダマルが今後の研究にフランツが必要な事に気が付きました。
彼女は白魔法が使えないので使えるフランツの傍で暮らす事に決めました。
王都に出てきてフランツと同じ社員寮に住む事を決めました。
ケルケル社長はフランツの功績を讃えてくれます。
フランツには色々なものを変化させる触媒としての才能があると言ってますよ。
夢を追い続けるグダマルの姿を見てフランツは「かっこいいです」と言ってしまいます。
彼は称賛したつもりだったのですが「女性に向かってかっこいいとか言うな!」と怒られてしまいました。
グダマルはフランツに惚れてしまったようです。
「はじめて」の責任をとれ、と迫ってきました。
ここまで言われても他の女の子に恨まれないフランツって凄いよな。
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第六話 ヴァンパイアの結婚相談
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エンターヤ先輩が新規事業を立ち上げる事になりました。
興味を引かれたフランツ、セルリア、メアリが同行する事になります。
向かったのは冒険者ギルドでした。
冒険者ギルドのアンケートで結婚できない事が冒険者の最大の問題になっていました。
その話を聞いたエンターヤ先輩が結婚相談所を併設する事を思いつきました。
その日は一人の冒険者にお願いして実験台になってもらいました。
ブフタスさんという30代の男性冒険者です。
エンターヤがブフタスから必要な事を聞き出す事になります。
フランツは彼女の手際の良さに驚いています。
エンターヤ先輩はブフタスの好みや性格を把握して最適な人物を紹介しようと考えているようです。
若干自分を卑下していて、結婚してくれれば誰でもいいと言い出した彼にダメ出しをしています。
ブフタスはエンターヤ先輩の指摘で自分が相手を馬鹿にしていた事に気が付きました。
彼への聞き取りは無事に終わりましたが疑問を持たれます。
どうやって相手を探し出すんだ?と質問されました。
エンターヤ先輩に抜かりはありませんでした。
冒険者ギルドに仕事として冒険者と結婚したいと考えている女性を探して貰うそうです。
勿論担当するのは女性冒険者です。
ブフタスのファッションチェックをする事になります。
ここでエンターヤが弱点を露呈します。
元が良い彼女は自分のファッションセンスに自信がありませんでした。
確かに彼女はどんなものでも着こなせてしまうくらいに美しいからな。
そこでセルリアとメアリに助っ人を頼む事にしました。
指導の結果ブフタスは見違えるくらいカッコよくなりました。
エンターヤ先輩の事を大先生と呼ぶようになっています。
フランツもエンターヤの事を先生のようだと感じています。
セルリアとメアリを勝手に使役したお詫びとしてエンターヤがサキュバス的な行為をしてくれました。
エンターヤ、セルリア、メアリと2時間ほど黒魔法の研究と言えなくもない行為をする事になりました。
美人の先輩に可愛がれた(搾り取られた)ようです。
職場環境が素敵過ぎます。
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成分美少女年下年上黒魔法社会貢献巨乳並乳貧乳
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