ラノベの感想) ストライク・ザ・ブラッド APPEND5 (電撃文庫)
概略:
古城と雪菜がラフォリアに頼まれた魔導実験を行います。
絃神島の財政を立て直したいと考えている矢瀬がアイディアを募集しています。
絃神島で七夕祭りが開催されます。
困った事に呪術に使う札を使った短冊が大量に書かれてしまいます。
那月に頼まれ雪菜と古城が対応する事になります。
絃神島の領主として古城が聖鳥環礁という魔族特区の新総裁就任式典に招かれます。
新総裁に就任するのは古城の先輩でした。
凪沙によると古城の失恋相手だそうですよ。
それを聞いて雪菜と浅葱が焦りだします。
先輩は古城を誘惑してくるぞ、何らかの目的がありそうだ。
| レーベル | 電撃文庫 |
| 発行日 | 2025/11/8 |
| 著者 | 三雲岳斗 |
| イラスト | マニャ子 |
| ISBN | |
| 雰囲気 | 痴女、特産品、ゴミ掃除、再会、舞踏会、罠、秘密、魔獣、キス、ウィルス作戦、夢、拳獣の正体?、娘vs母親、呼び名問題、お仕置き |
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第一話
クリスマスのない世界で
- Miracle Of The Holy Night -
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古城がラフォリアから魔道実験を頼まれました。
並行世界で行われているクリスマスと言われている宗教儀式をして欲しいと言っています。
古城はトナカイの着ぐるみ姿、雪菜はミニスカサンタになっています。
ラフォリアも胸元が開いている赤いドレス姿をしていますね。
彼女もアルディギアで何らかの実感を行うようですね。
古城の視線がラフォリアのおっぱいに引き付けられています・・・
危機感を感じたのか雪菜が詳しい依頼内容を質問してきました。
古城と雪菜には小学生にプレゼントを届けて欲しいとお願いされます。
対象者には魔族で小学生である江口結瞳が選ばれました。
浅葱が結瞳の部屋を盗聴して彼女が何を欲しがっているのか調べてありました。
10万円もする大きなクマのヌイグルミをプレゼントする事になりました。
結瞳が暮らしている天奏学館の学生寮に忍び込む事になります。
着ぐるみの古城は動きずらいので参加せずミニスカサンタの雪菜が塀を乗り越えて忍び込みました。
中々塀を飛び越えないからどうしたんだ?と思ったら古城にスカートの中を見られたく無くて動きだせなかったのね。
浅葱が学生寮の警備システムを無力化する予定だったんですがアクシデント発生です。
学生寮には軍事企業並みのセキュリティが施されていました。
焦る浅葱は戦車のリことリディアーヌ・ディディエが天奏学館に通っているのを思い出しました。
浅葱は戦車のリの作ったセキュリティと格闘する事になったようです。
忍び込んだ雪菜も放し飼いにされている魔獣に追いかけられる事になりました。
気配を消す隠形術を使ったんですが魔獣に見破られました。
雪菜は結瞳の枕元にプレゼントを置いてくるというミッションだけは成功させました。
魔獣を傷付ける事はできないので古城と二人で逃げ出しました。
翌日、古城の家で忘年会が開かれます。
疲れた様子の古城を結瞳が心配してくれます。
結瞳から学生寮で侵入者騒ぎがあったと教えられました。
一人は全身タイツの若い男でもう一人は真っ赤な服を着たパンツ丸出しの痴女だったと教えられます。
古城はひきつっていますね。
雪菜は小声で痴女じゃないです、と呟いています。
結瞳から良い事もあったと言われます。
彼女は置いてあったクマのヌイグルミを見せてくれます。
結瞳は母親が贈ってくれたのかも知れないと嬉しそうにしています。
悲惨な目に遭いましたが結瞳が喜んでいるので古城はやってよかったと思っています。
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第二話
絃神島特産品開発計画
- Foulage Au Pied -
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財政難から逃れる為に矢瀬が絃神島の名物を作ろうしています。
魔族特区研究部の部室に古城、雪菜、浅葱、凪沙、夏音が集められます。
絃神島は観光地としても有名なんですが売れる物が無いのでお土産を買って貰えません。
それを何とかしたいと人工島管理公社の理事をしている矢瀬は考えました。
特産品を作ろうにも原料が絃神島ではとれないので難航していました。
行き詰まりを見せる会議で夏音がプリンを提案しました。
絃神島でも大量にとれる塩を使えば行けると考えますが日持ちがしないので却下されます。
矢瀬の思考がキモイ方法に偏って行きます。
処女の巫女が一度口に入れた米を容器に移し麹の代わりに唾液で発酵させる口噛み酒を提案しました。
浅葱が処女や神子を売りにしようとしているところがキモイと激しく否定しています。
険悪な雰囲気になってしまったので凪沙が明るくする為にワインも女の人が素足でブドウを踏むんじゃなかったけ?と問いかけます。
矢瀬はブドウは絃神島では取れないと残念がっています。
古城がうどんならいけるんじゃないか?と提案しました。
必用な材料は小麦粉と水と潮です。
塩は絃神島でもとれるので矢瀬がその気になりますね。
雪菜がうどんを踏むのは自分や夏音の担当なのか?と心配しています。
矢瀬は雪菜、夏音、凪沙に踏んでもらうつもりになっていますね。
実演販売もすれば集客効果も期待できるとまで言っています。
人工島管理公社の観光課で会議にかけると言って飛び出していきました。
雪菜が余計な事を言った古城を小一時間ほど説教する事になっています。
雪菜が実現を心配していたうどん踏み計画は夏音の関係者である賢生の猛抗議に遭いました。
夏音が踏んで作ったうどんなら食べたいけどなー賢生は意外と常識人。
未成年者を働かせる事に難色を示した人工島管理公社の常識的な判断によって頓挫しました。
絃神島の財政難は続く事になります。
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第三話
七夕に願いを
- Make A Wish On A Star -
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絃神島で七夕祭りが開かれました。
古城と雪菜は那月ちゃんに呼び出されています。
二人とも浴衣姿ですね。
七夕の伝説が恋物語なんだっけ?と古城が問いかけます。
雪菜が織姫と彦星が年に一度だけ会える日と言われていますねと答えます。
古城は自分が同じ立場なら我慢できないな、ロマンチックだなんて言ってられないと主張します。
雪菜も自分も同じ立場になったら、古城と無理やり引き離されるのは耐えられないと言ってしまうな!
古城はなんで俺の話になるんだ?と不思議そうにしています。
雪菜は古城を好きな事を暴露しかけて慌てています。
違います違います、監視者として一年も古城を放置するのは危険。
あちこちの女の子に手を出して大変なことになるから監視役として許容できないんです、と誤魔化しています。
まあ誤魔化さなくても古城は雪菜に好かれているとは思ってないようだぞ。
雪菜には険しい道が待っているようだ。
那月との待ち合わせ場所に到着したんですが彼女が居ません?
雪菜が短冊に目を向けると脱法短冊と呼ばれる特殊な短冊だと分かりました。
攻魔師用の呪符と同じ素材で作られている短冊で書いた人の想念がこもりやすいそうです。
雪菜によると想念がこもりやすくなるだけで害は無いと言っていますね。
那月がやってきて、そうでも無いんだと言ってきました。
脱法短冊に書かれた願い事が大通りだけで4000枚もあるそうです。
4000枚もの呪符が無秩序に出回ってると考えると深刻な事態でした。
那月は雪菜の持っている神格振動は放つ七式突撃降魔機槍(シュネーヴァルツァー)を使ってもらい呪力を無効化してもらうと考えていました。
雪菜が使うのを躊躇っていますね。
彼女は呪力を払うと短冊に込められた願いまで消してしまうと考え迷っています。
那月は短冊にこめられた願い事など最低限の呪術にすらなっていない、ただの気休めだぞ。
そのままでも願いが叶う可能性はほぼ皆無だと主張します。
古城は雪菜の気持ちを慮ったようですね。
それでも可能性はゼロじゃないんだろと抵抗を示します。
那月が折衷案を考えました。
短冊を海に流す事になりました。
雪菜が祝詞を詠唱して短冊を自分が操る式神に変えます。
笹船の形に変化させて運河に流しました。
翌日、古城と雪菜は那月に呼び出されます。
運河に流した笹船が運河の廃棄物回収フェンスに引っかかっていました。
水着姿の古城と雪菜は引っかかっている大量の短冊を回収する事になりました。
吸血鬼が水に弱いって那月ちゃんだって知ってるだろと嘆いています。
雪菜が鋭いツッコミをいれています、吸血鬼が泳げないというのは迷信ですけどね。
雪菜は、みんなの願い事が叶うといいですね、と言ってきます。
古城は、そうだな、と同意しています。
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第四話
聖鳥環礁編-i
- Magaul Atoll-i -
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古城たちは飛行機に乗っていました。
雪菜も同行していて青い顔して震えています。
飛行機が怖い彼女は別に付いてくる必要は無かったんですがね。
古城に指摘されると監視役ですから、飛行機が怖いわけではないです、と強弁しています。
他にもアヴローラ、凪沙、浅葱、矢瀬が同行していますね。
アヴローラは古城のパートナーで浅葱と矢瀬は正式な招待状を貰っていました。
凪沙はアヴローラの介添え人として付いてきました。
古城は凪沙が他の魔族特区に行く事を心配しています。
古城は真祖として魔族特区である東南アジア諸王国連合、通称十六大国に招待されました。
聖鳥環礁(マガウル・アタル)の新総裁就任パーティーに出席する事になっています。
空港に到着した古城たちを紗矢華が出迎えてくれました。
雪菜に飛びついてきているね。
彼女は日本政府に頼まれて古城の護衛役としてここに来たと言っています?
紗矢華が派遣されるくらい危険が迫っているって事のようですね。
浅葱は紗矢華が案内役を務める事になるのか?と思ったようですが違いました。
古城たちの元に護衛をひきつれた美少女がやって来ました。
聖鳥環礁の新総裁になる予定のセリーカ・トゥイエット公女殿下が案内役として古城たちを迎えに来ましたよ。
カッツティガラ聖公国の公女です。
浅葱たちは思わぬ重鎮の登場に驚いていますが古城は別の意味で驚いていました。
彼女を見た古城が「セっちゃん先輩?」と疑問を呈しています。
知り合いだと悟った雪菜と浅葱の機嫌が悪化していくね。
古城は知り合いの先輩がカッティガラの公女だったと知って驚いています。
セリーカは古城を驚かせる事ができて嬉しそうですね。
凪沙が不穏な事を呟いていますよ。
セリーカは古城の失恋相手だと言っています。
浅葱と雪菜は凪沙を追及する事になるね。
凪沙は古城の個人的な事情なので話せないと断っています。
そう言われては納得するしかないので一度は引き下がるね。
セリーカの案内で海水浴をする事になりました。
水着に着替えてビーチに向かいました。
浅葱は古城から直接聞き出す事にします。
水着姿の浅葱が前屈みで迫ったようですね。
古城は目のやり場に困り視線を逸らしています。
その様子が浅葱に、嘘を吐いていると思わせています。
浅葱は自分の魅力に無自覚なのがなー。
古城は正直に一緒に水泳の補習授業を受けた仲だと教えました。
セリーカは絃神島に留学していたそうですよ。
時期は雪菜が絃神島に派遣される前の話でした。
セリーカは古城たちよりも一つ年上なのでセっちゃん先輩と呼んでいたようです。
失恋って話も例えであって古城と彼女が交際していた事実はありませんでした。
突然帰国してしまい彼女に会えなくなった古城が酷く落ち込んだそうです。
それを見ていた凪沙が失恋したみたいだと指摘すると古城がそれを認めたってのが事実でした。
夜は晩餐会に出席する事になりました。
雪菜は儀礼用の服装に着替えています。
紗矢華はパンツルックの男装姿になっていますね。
古城がスタイルがイイから映えるなと褒めるとテレテレになっているぞ、可愛いな。
雪菜が不機嫌になっているな、どうせ私はちんちくりんですよ、古城はどうしてそうなると頭を抱えています。
浅葱はドレス姿で現れました。
胸元が開いているので古城が目のやり場に困っていますね。
素直に綺麗だと賞賛すると浅葱が照れています。
アヴローラと凪沙もドレスに着替えて現れました。
それを見た古城が心配になっています。
肌の露出が多すぎる、変な男に目を付けられたらどうするんだと文句を言っています。
凪沙が浅葱のドレスの方が露出度が高いと反論します。
焦っている古城は浅葱のことはどうでもいいんだよ!と叫んでしまい彼女を怒らせています。
矢瀬がストールを羽織らせるからと言って仲裁してくれました。
凪沙だけがパートナーが居ないので舞踏会に参加できません。
相手役にイブリスベール・アズィーズが名乗り出てきました!
イブリスは古城が招待されたので見に来たと言ってますが他に目的がありそうですね。
浅葱とイブリスはグルメ仲間なので自分が彼のエスコートを受けようと考えていましたが断られました。
浅葱は古城に貰った指輪をしているので古城の血の伴侶認定されています。
イブリスから他人の妻の面倒を見るような恥ずかしい真似はしたく無いと断られています。
魔族が苦手な凪沙に確認するとイブリスの事は怖くないと言っています。
エスコートされる事になりました。
イブリスの他にも第三真祖のジャーダ・ククルカンが来ていましたよ。
彼女にも何やら目的がありそうですね。
浅葱が言い当ててくれました。
聖鳥環礁には謎の魔力源があると言われていて、それを調べに来たんでしょと指摘すると認めました。
ジャーダは浅葱の優秀さを気に入っていました。
古城の血の伴侶でなければ我が血族に迎えたかったと言っていました。
舞踏会が始まると古城とアヴローラは食べてばかりなようですね。
アヴローラがデザートばかり食べているので古城が野菜を食べさせています。
セリーカがやって来て古城をダンスに誘ってきました。
アヴローラは初対面からセリーカを怖がっているので古城を貸し出すのに難色を示しています。
セリーカにアヴローラを怖がらせる要因は無さそう名だけどなー
セリーカのリードで古城が見事なダンスを披露して練習に付き合っていた浅葱と雪菜を驚かせています。
ダンスが終わった時に地震が発生しました。
すぐに収まったんですがセリーカが焦っていますね?
古城を連れて建物の屋上に向かいます。
屋上からは周辺の海域が見渡せました。
セリーカが津波は発生して大きな被害が出ると焦っています。
彼女の言う通り津波が発生してしまいます。
古城は拳獣を呼び出して津波を消滅させようとします。
しかしセリーカの付けている腕輪によって古城の魔力が吸収されてしまい拳獣を呼び出す事ができませんでした。
それを見てたジャーダが可愛い顔をして中々の策士だなと褒めてきました。
セリーカは今回のは本当に偶然ですからね、と答えています。
イブリス、ジャーダ、凪沙とアヴローラが拳獣を召喚して津波を消し去りました。
雪菜と浅葱がセリーカに説明を求めました。
彼女は真祖殺しと呼ばれているんですよね。
その理由が明かされます。
真祖殺しとはセリーカが付けている腕輪の商品名でした。
腕輪は魔道具で嵌められた吸血鬼は拳獣が使えなくなるそうです。
古城が拳獣を召喚しようとした時にセリーカと手を繋いでいたので腕輪の片方が古城の腕に嵌る事になりました。
腕輪は天部が作った安全装置だったようです。
腕輪を外せば問題は解決する分かりました。
セリーカが困った顔で恐ろしい事実を教えてくれます。
腕輪が外せなくなってしまった、と笑って誤魔化そうとしてきました。
腕輪は古城から吸い上げた魔力で封印の結界を強化しているそです。
うん?もしかして古城はセリーカと離れられなくなった?
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第五話
聖鳥環礁編-ii
- Magaul Atoll-ii -
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真祖殺しによって古城とセリーカは離れられなくなりました。
雪菜は夜寝る時とか風呂とかトイレに困るでしょ?と言って離れる努力をするようにセリーカを促しています。
セリーカはトイレは流石に恥ずかしいけど古城と一緒に生活するのは嫌じゃないと言ってくるね。
考え込んでいた浅葱が紗矢華に向かって古城の腕を斬ってとお願いしてきます。
古城が難色を示すんですが、どうせ生えてくるでしょと言って取り合いません。
煌華麟を振りかぶって紗矢華が古城の腕をバッサリ斬り落とそうとしたんですが発生した結界によって阻まれました。
紗矢華は吹き飛ばされてしまいます。
装着者を攻撃すると真祖殺しは結界を発生させて守るようですね。
雪菜の雪霞狼が持っている神格振動波で結界を無効化させて古城の腕を斬ろうとします。
拮抗して結界を破る事はできませんでした。
古城とセリーカを引き離す事は困難だと分かったので一緒の部屋に泊まる事になりました。
雪菜が監視役として付いて行く事になります。
セリーカは雪菜は邪魔だと訴えますが雪菜は引きませんでした。
三人で楽しむのもありか?とセリーカが言ってきます。
雪菜はエロ方面に妄想を膨らませて悲鳴をあげていますね。
セリーカに近況報告をしようと思っただけだよと揶揄われています。
三人が泊まるのは新婚旅行用のコテージでした。
キングサイズのベッドがありますね。
三人で寝られるようですが雪菜は72時間活動できるので見張ると言い出し古城を引かせています。
新婚旅行用のコテージなので風呂場とリビングが繋がっていました。
丸見えなので三人で混浴する事になるね。
セリーカは裸になるのに抵抗は無いみたいですが雪菜が抵抗を示します。
水着で入浴する事になりました。
セリーカが雪菜に髪の毛を洗ってとお願いしてきますね。
雪菜は畏れ多いと難色を示します。
セリーカは古城と片腕が繋がっているので上手く洗えません。
古城に頼む事にすると雪菜が渋々承諾しています。
セリーカのペースに乗せられていますね。
セリーカの水着の下が脱げてしまいました。
下にはマイクロビキニを着ているので素っ裸では無いんですが古城を酷く刺激しました。
おっぱいが零れそうだな、おい。
古城は鼻血を吹いて気絶してしまいます。
セリーカと雪菜に運ばれる事になったようですね。
色々な部位が密着していそうですが古城の意識はありません、おしい。
浅葱、凪沙、矢瀬は別のホテルで寛いでいました。
古城がセリーカと一緒なので凪沙とアヴローラは焦りを覚えているようです。
浅葱が余裕を見せているので不思議に思っていますね。
浅葱は雪菜が一緒だから古城が襲われる心配は無いと言っています。
浅葱はスマホを操りセリーカの私室を覗こうとしていました。
セリーカの動向を十六大国の諜報員が監視していました。
浅葱は彼らの遣っているデバイスのカメラを支配下に置いてセリーカの私室を映し出しました。
そこには古城の盗撮写真が大量に貼られていました!!
それを見た浅葱はセリーカは元から古城目的で接触してきたんだと予想します。
留学してきたのも古城を調べる為だったと予想しています。
雪菜が心配な筈の紗矢華は別行動を取っていました。
彼女は師子王機関の命令で聖鳥環礁の海岸に来ていました。
そこに暇を持て余しているイブリスとジャーダがやって来ました。
二人は紗矢華の非常食のカップ麺を分けて貰っています。
イブリスはカレー味、ジャーダはチキンスープ味を試しています。
どちらの選択が正しいのかで睨み合いになり紗矢華を慌てさせています。
二人がここに来たのは紗矢華と同じ目的でした。
干潮時にだけ現れる古い祠を調べるのが紗矢華の任務でした。
待っている間に海の上が青く光っているのを発見しました。
それは海底から魔力を吸い上げている光でした。
聖鳥環礁の下には何らかの魔力源あるって事が分かりました。
祠の中で神聖文字を発見しました。
イブリスには読めるようですね。
ジャーダは最初から祠が何の為に存在するのか知っていました。
壁面に巨大な鳥が描かれていました・・・
巨大さに紗矢華が驚いているとレヴィアタンと大地に立てば頭は天まで届き、羽毛の一枚で世界を支えると言われているからなと教えてくれます。
紗矢華はレヴィアタンと同格の魔獣が封印されていると気付きました。
天部の祖先である超古代の神々は三種の生体兵器を生み出しました。
海のレヴィアタン、地のベヒーモス、空のジズ。
聖鳥環礁の下にはジズが封印されていると分かりました。
地震はその封印が解けかけているから発生していました。
紗矢華はイブリスとジャーダがジズを再封印する目的でこの地に来てくれたと期待します。
二人ともジズをどうこうするつもりはありませんでした。
封印を破って魔力を引き出そうとした聖鳥環礁の責任だから知らないよとジャーダは言っています。
イブリスは最高の見世物が見られると期待していますね。
津波を防いでくれたので紗矢華は期待した訳ですが津波を防いでくれたのは個人的な理由ででした。
ジャーダはお気に入りのドレスが汚れるのが嫌だったから。
イブリスはまだ食してない料理を食べられなくなるのが嫌だったから。
既に配下の料理人を派遣してレシピを手に入れたからもう思い残す事は無いと言ってます。
紗矢華はレヴィアタンを制御している江口結瞳に頼ろうと思いつきました。
二人とも結瞳ならジズを制御できそうだと考えています。
が遅すぎたなと言ってきました。
魔力を吸い上げていた洋上魔力リグが青白い魔力の炎を噴き上げながら爆発四散しました。
気絶した古城はセリーカの膝枕の上で目覚めました。
雪菜は自分が膝枕すると主張しますが古城とセリーカの腕が繋がっているのでセリーカに無理な姿勢を強いる事になります。
渋々引き下がっています。
古城はセリーカの膝枕で寝落ちしてしまいます。
セリーカはこれでゆっくり雪菜と話せると言ってきます?
セリーカは雪菜と腹を割って話したいと考えていました。
雪菜は以前セリーカと会った事がありました。
セリーカが古城をストーキングしている場面を目撃した事がありました。
古城はセリーカが留学を中止して帰国したと思ってましたがセリーカは絃神島に留まり古城をストーキングしていました。
セリーカは雪菜は日本政府の公認ストーカーの雪菜に言われたくないと言い返してきます。
雪菜が古城に近付いた目的を質問しました。
恋愛感情ではないですよね?と問われてセリーカはよく分からないと言っています。
彼女は自由な恋愛ができない立場に生まれたのでその手の感情に疎いそうです。
雪菜は短い補習授業の間に古城と仲良くなった事をしてきます。
セリーカは入念なリサーチをしたからねと答えています。
セリーカは何の準備もなくあっという間に古城の信頼を勝ち取った雪菜の方がチートだと思うよと反論します。
確かにな-、意外と雪菜は古城の好みなのかもな。
雪菜はセリーカに向かって立場を偽らずに古城に頼れば良かったんだ。
古城ならセリーカの力になってくれた筈と指摘します。
セリーカは雪菜と違って失敗できない立場だったんだよと反論してくるな。
古城の好意を甘えて力を借りるよりもっと確実な方法を選ぶしかなかったんだと言っています。
雪菜は真祖殺しの本当の機能が何なのか質問しました。
封印装置ではないと雪菜は見破っていました。
封印の中に居る古城に自分で自分の腕を斬り落として貰えば封印は簡単に解けると指摘します。
セリーカはその手は思いつかなかったと感心しています。
セリーカは古城に命じてセリーカの腕を斬り落とさせると考えていました。
雪菜の善性に触れてセリーカはやり難そうですね。
恨まれるのは私だけで充分という事さと言っています?
聖鳥環礁の大地が震えました。
巨大な魔力を感じ取って古城が目を覚まします。
セリーカが聖鳥環礁の下にレヴィアタンと同格の生体兵器ジズが封印されていたんだと教えてくれます。
古城はジズが海底で眠っているから魔族特区が出来たと理解します。
セリーカから封印が解けたのは前総裁が封印に穴を開けて魔力を引き出していたからだと教えられます。
セリーカは聖鳥環礁を守ろうと考えていました。
古城くん、君の命を私にくれないか、大丈夫、私は最後まできみの傍にいるから、と言って短剣で自分の手首を切りました。
鮮血が飛び散り古城が吸血衝動に駆られます。
古城の変化に腕輪が反応します。
水銀のようにドロリと溶けだし植物の蔓のように変化して古城の全身に絡みつきました。
喉を締め上げられて古城が苦悶しています。
雪菜の絶叫が響き、返り血に染まったセリーカが笑顔を眺めています。
古城をどうにかすればジズを何とかする事ができるのか?
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第六話
聖鳥環礁編-iii
- Magaul Atoll-iii -
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海から現れたジズをどちらが狩るかでイブリスとジャーダが睨み合いを始めます。
紗矢華が必死に宥めてるんですが効果はイマイチなようですね。
浮上してきたジズの様子を見て二人の睨み合いが終わります。
紗矢華は和解したと思ったようですが敵が予想外に強そうなので共闘する事にしたようです。
ジャーダがジズは死にかけだと言ってますよ。
ジズに黒銀色の球体が取り憑いていました。
ジズは球体に魔力を吸い取られて死にかけているそうです。
質量もジズの三倍くらいあり強そうですね。
ジャーダが背中から猛禽の羽を生やして飛び立ちます。
イブリスも拳獣を使って攻撃を始めました。
二人が拳獣を使って攻撃を加えるも魔力を吸い取られて効果が出ませんでした。
紗矢華は煌華麟を抜いて呪術砲撃を開始しました。
球体が巨大過ぎるので防御するのが精一杯なようですよ。
どうするんだよ、と紗矢華が嘆いています。
セリーカと一緒に白銀の球体に取り込まれた古城を好きだそうと雪菜が雪霞狼を構えます。
そこにセリーカの護衛騎士シャリダが現れて雪菜を攻撃してきました?
助けようとしているのに邪魔をする理由を問うとセリーカの意思だと言われます?
雪菜とシャリダが交戦し始めます。
瓦礫の上を移動しながら戦っていますね。
バランス感覚が物凄いなおい。
シャリダは海上での戦闘に慣れていて雪菜を圧倒してきました。
雪菜は雪霞狼を投げつけて隙を作りました。
式神を使って足場を作り出してシャリアに急接近して呪力を込めた掌底を放ってシャリダを気絶させました。
雪菜は気絶したシャリダを担いで浅葱たちの乗る競技用ヨットに辿り着きました。
浅葱は那月に頼んでジズを捉えている球体の正体を掴んでいました。
監獄結界に収監されているラードリー・レンから聞き出したそうです。
那月なら尋問できただろうなーと雪菜は納得していますね。
ジズに取り憑いているのは寄生生物で真祖殺しと呼ばれているそうです。
第四始祖を殺す為に作ったそうですが制御できなかったので廃棄したそうですよ。
浅葱が対応策を思い付きました。
寄生生物ならウィルスを作り出して寄生させれば殺せると考えました。
基樹に幾磨に連絡を取ってもらいます。
浅葱は幾磨兄と呼んでるのね、中々親し気だよね。
幾磨が交渉を行い一時的に聖鳥環礁の一部(古城が居る場所)を租借する事にします。
これは聖殲を使う時の制限を解除する為の措置でした。
古城はセリーカと抱き合う格好で金属生命体の体内で目覚めました。
セリーカからこれまでの経緯を説明される事になります。
古城を包み込んだ真祖殺しはジズを拘束している真祖殺しから分離した存在でした。
セリーカは環ちゃんと呼んでますね。
独特のネーミングセンスをしているな、古城が困惑しています。
セリーカに寄生していたのか彼女が暗殺されかけて死にそうになったからです。
その時の環ちゃんも誰かに寄生しないと生き残れない状態だったので丁度良かったそうですよ。
セリーカはジズを捉えている真祖殺しを斃そうと考えていました。
元々一つだった環ちゃんを不死殺しと融合させて乗っ取ろうと考えていました。
それには魔力が足りないので古城との融合をはかったそうですよ。
真祖殺しを環ちゃんが乗っ取ったあとは宇宙にでも投棄して聖鳥環礁の安全を確保するつもりでした。
セリーカが古城に融合しようと迫ってきました。
融合すれば永劫に一緒にいられると言っています。
古城は背中に寒気が走ってますね。
絃神島に留学してきて自分に近付いたので計画的な行動だったのか?と問います。
セリーカは最初はそうだんだけど今は違うと言っています。
環ちゃんが古城に一目惚れしてしまったんだと教えてくれました。
環ちゃんが触手を揺らして恥じらいを示してきました。
感覚を共有している古城にはそれが嘘ではないと分かりました。
覚悟が決まらない古城にセリーカが迫ります。
痛いのは最初だけで徐々に気持ち良くなるからと言ってるね・・・なんかエロイな。
融合が始まるんですが雪菜が雪霞狼で球体を切り裂いてくれました。
抱き合う古城とセリーカを目にして視線の温度が下がっていってます。
古城は浮気現場を見られた感じで狼狽えているな。
モグワイから連絡が入り交渉が終わったと告げられます。
聖殲を使えるようになったので古城と環ちゃんを引き剥がす作戦を実行に移しました。
アヴローラを古城に向かって投げつけてました。
アヴローラは悲鳴をあげながら飛んできて古城に抱き着きます。
アヴローラが古城に噛みつき聖殲で作った抗体を植え付けました。
環ちゃんと古城との融合がとけてしまいます。
セリーカの計画は瓦解する事になりました。
彼女には聖鳥環礁を救う手段が無くなってしまったんですが古城は解決を諦めていません。
浅葱は古城が聖鳥環礁を救おうとするだろうと考えて作戦を建ててありました。
ジズを捉えている真祖殺しが環ちゃんと古城の存在に気付いて追ってきました。
敵が逃げていくのを不審に思ったジャーダとイブリスまでが古城の元にやってきてしまいます。
大きな魔力源が集まってしまったので完全に追われる事になってしまいます。
古城と雪菜はジャーダとイブリスには真祖殺しを斃す手立てがあると予想していました。
ジャーダが内容を教えてくれるんですが甚大な被害が出る手法でしたよ。
半径200キロにクレーターを作る拳獣を持っているそうですよ。
真祖殺しを斃す事はできるようですが十年ほど氷期が来るそうです・・・人類存亡の危機ですね。
古城は浅葱のプランに期待します。
彼女に絶対の信頼を寄せているのを見てセリーカが驚いていますね。
浅葱は聖殲を使って真祖殺しを殺せるウィルスを作り出しました。
どうやってそれを渡すのか訝しんでいる古城の顔を引き寄せてキスしてきました!
更に古城の手を取り自分のおっぱいを揉ませます!!
古城は浅葱のキスとおっぱいの魔力で吸血衝動に駆られて彼女の血を吸いだします。
浅葱の血を吸う事で聖殲で作ったウィルスを入手したみたいですね、とってもいい目にあっているー
眼前で平然とキスしておっぱい揉ませた浅葱の行為に雪菜とセリーカが大きな衝撃を受けていますね。
切り札を受け取ったんですが真祖殺しに接近する必要がありました。
ジャーダとイブリスが協力してくれます。
イブリスは紗矢華を弾避けとして使役する事にしました。
彼女の遣う煌華麟の空間切断機能は丁度良い弾避けになるようです。
イブリスと紗矢華が真祖殺しの包囲に穴を開けました。
ジャーダが古城を抱えて隙間に猛スピードで飛び込みました。
古城はスピードが高すぎるぞと文句を言っています。
ジャーダは真祖のくせに単独飛行できないのは情けないと言い返します。
古城は少し前まで人間だったんだから仕方ないだろと反論します。
ジャーダは背中に天使を羽を生やして追ってくる雪菜をみて人間でも飛べるみたいだが?と言ってきます。
古城が人間にも色々いるんだよと言い訳していますよ。
古城の魔力で天使化を防いでいる雪菜は人間でありながら飛行能力を獲得していました。
真祖殺しの真上まで来たところでジャーダが古城を落としました。
古城は海面に激突するんですけど無事です。
真祖殺しが古城を取り込もうと迫ってきます。
古城は無抵抗で食べられる事を選びました。
それを見ていた基樹や凪沙が焦りを見せています。
アヴローラがシャウラ・ヴィオーラを呼び出します。
真祖殺しはシャウラ・ヴィオーラも捕食しようとするんですが半分飲み込んだところで動きが止まります。
シャウラ・ヴィオーラは毒と魔力の強奪能力を持っています。
古城とシャウラ・ヴィオーラを取り込んだ真祖殺しは聖殲で作ったウィルスに感染して自壊を始めました。
真祖殺しが倒されたのでジズが自由になりました。
ジズと連戦になるのか?と心配されましたがそうはなりません。
解放されたジズは疲弊しているようで何処かに逃げていきました。
真祖殺しは倒せたんですが古城は泳げないので溺れかけました。
浅葱がどうやって数分間も水中に居たのか質問してきました。
古城は雪菜が助けてくた事を伝えようとして言い出せません。
雪菜は古城が海から上がってこないと分かると海中に移動して古城にマウストゥマウスで息を送り込んだようです。
浅葱がキスしておっぱい揉ませてウィルスを渡したので対抗したのかもな?
赤い顔をしている雪菜を見て浅葱は大体の事を予想できたみたいです。
古城たちの活躍で聖鳥環礁は守られました。
ジズと真祖殺しが居なくなり魔力が枯渇するかと思われたんですが魔力の湧きだす霊泉が出現しました。
真祖殺しが海底の霊泉から魔力を吸い上げていたのが原因のようです。
魔力が枯渇する事は当面ないようで魔族特区として存続できる事になりました。
帰国する古城をセリーカが見送りに来てくれます。
復興作業で忙しいのでは?と古城が心配すると総裁は名誉職だから問題ないんだと言われます。
セリーカから総裁を辞職すると教えられ古城が驚いています。
元々セリーカは聖鳥環礁を救いたくて総裁になりました。
真祖殺しとジズが居なくなり聖鳥環礁の脅威はなくなったので総裁を続ける理由が無いそうです。
これからどうすのか尋ねると絃神島に留学すると言われます。
目的は古城のお嫁さんになる事だそうですよ。
古城は聖鳥環礁を救った英雄の真祖なので彼女が古城と結婚すれば十六大国にとってメリットになります。
誰も文句は言わないよと言ってセリーカが決意を示しています。
雪菜が冷たい目をしているね。
凪沙とアヴローラは狼狽しています。
古城は俺は無いも聞いてないと反論しています。
セリーカは思わせぶりに、二人であんなに深く交わってひとつになった仲だといのに、と言ってきました。
セリーカは古城の嫁になるかどうかは別にして絃神市立大学に留学すると言っています。
環ちゃんと融合している彼女を受け入れてくれるとしたら魔族特区だと思うんだ。
その中でも先端魔導産業に関しては絃神島がいちばん進んでいるから、と言っています。
古城は正規の手続きで留学するなら止める理由はないけどな、と認めています。
ふつつか者ですがよろしくお願いするね、雪菜嬢やほかの皆さんも、とセリーカが挨拶してきました。
雪菜は古城の二の腕を掴んで警戒しています。
浅葱や紗矢華までも古城を庇うように集まってきました。
敵として認定しているようだぞ。
古城は勘弁してくれと嘆きます。
モテモテだ。
まあ、あれだけの窮地を救えば惚れられるよな。
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第七話
或る王の物語
- Memories Of A Certain King -
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学校からの帰りのモノレールで珍しく座れたので古城が居眠りしてしまい夢を見ます。
王様をやりたくない嘆いている獅子王と呼ばれている王様の夢でした。
一人の女騎士が王と交渉しているね。
女騎士は征服された国の出身で民を虐げるのは許さないと言っています。
王は征服した国の民は元から居る民と同じ自国民だから虐げるつもりはないぞと言っています。
女騎士は呆気に取られていますよ。
王はこの国に居る間はお前の身は自由にできるんだったな、だったら夢の実現に力を貸せと言ってきました。
王は王に成りたかったわけでは無いんだ。
だらだらさせろ、休ませろ、俺の代わりに仕事をやってくれ、と言い出します。
周りに居た側近や宰相が慌てています。
女騎士は王の事をほっとけなくなりました。
ほっとけないので王の力になると言ってくれます。
そこで雪菜が古城を起こしました。
やっぱり一緒に帰ってるのね。
古城は雪菜の雰囲気が女騎士に似ていると感じます。
第四真祖の五番目の拳獣が最初から雪菜に懐いていた事から拳獣の記憶だったのでは?と考えます。
雪菜に拳獣ってどんな存在なのか聞いていました。
雪菜は人間だった可能性はあり得ると言っています。
雪菜は拳獣を掌握できた古城の魂は拳獣に似ているのかもしれませんね、と言ってきます。
古城は獅子王が勇猛だった事と女好きだったことを思い出して、自分とは似ていないと断じました。
獅子王には一緒に戦う奥さんが居たようですが全員が押しかけて来たと言ってたよ。
古城の境遇に似ていると思うけどなー
懐かしさを感じているので見たのは拳獣の記憶だろうね。
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番外編
真祖の娘
- Daughter of the Vampire Originator -
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破壊された絃神島を吸血鬼の少女が眺めています。
この世界もやっぱりこうなってしまったか、と言ってますね。
吸血鬼の少女は古城と雪菜の娘で時空転移能力を持つ拳獣を宿主でした。
雪菜が島外に出張する事になり十歳の零菜(れいな)は浅葱に預けられる事になります。
浅葱は世界的なIT企業を設立して大豪邸に住んでいました。
浅葱も古城と萌葱(もえぎ)という娘をもうけています。
萌葱も十歳なんですが半年ほど先に生まれていて学年は一つ上です。
麗菜が預けられるのは恒例になっていて浅葱の家を自宅のように感じています。
萌葱の姿を認めた零菜が勝手に上がり込みますね。
浅葱オバサンと言いそうになり慌てて訂正しているな。
萌葱の部屋は壁一面にコンピューターディスプレイが置かれていました。
浅葱に似ているな。
萌葱だけが零菜が時空移動かのうな拳獣を持っていると知っています。
二人は絃神島の破滅を回避する為に活動しています。
浅葱は零菜と雪菜を一緒に住まわせるつもりで豪邸を建てたようですよ。
二人が此処に住めば古城も付いてくると考えたようです。
しかし古城は色々と事件に巻き込まれていて滅多に家に帰らないそうです。
零菜が自分の苗字が暁ではなく姫柊な理由を質問してきました。
萌葱も藍羽萌葱と名乗っているそうです。
萌葱は矢瀬がヘタレているだけと言っていたと教えています。
古城と雪菜と浅葱がヘタレだから違う苗字になっているんだろうと予想しています。
萌葱が凪沙叔母さんが何とかしてくれるかもなので期待しないで待っていようと言ってきます。
零菜が見てきた世界について結果の報告を聞いてくるね。
マガウル・アタルってモノが原因で滅ぶような事を報告しています。
萌葱が雪菜おばさんはいつ見ても綺麗だねと言ってきました。
零菜はその評価に不満があるようですよ。
零菜は浅葱おばさんだって美人じゃん、おっぱいも大きいしと言ってきます。
萌葱はいやいやおっぱいなだ紗矢華おばさんには適わないから、と反論してきますね。
零菜も紗矢華のおっぱいのデカさは認めていますね。
もしかして古城が雪菜や浅葱と結婚しないのは紗矢華のおっぱいがあるから?と不安になります。
萌葱もその可能性が無いと言えないと答えています。
零菜がママに勝ち目は無いよと言ってますね。
でも紗矢華は優しいから別にいいやと言っています。
萌葱もそこは認めていますね。
紗矢華は零菜は雪菜の若い頃にそっくりと言っているそうです。
零菜はとても嫌そうにしていますね。
萌葱はあんな美人に似ているって言われてるのを嫌がるなんて贅沢だと言い返します。
零菜の雪菜評が始まります。
あんなクソ真面目で堅物のガミガミおばさんは嫌だ。
私は夏音ちゃんみたいな落ち着いた癒し系の美少女を目指してるんだよ、と答えます。
萌葱も夏音ちゃんは確かに癒し系と認めています。
同意を得て零菜が調子に乗るね。
唯里ちゃんも良いよね、おっぱい大きいし。
それに比べてうちのママときたら、早起きしろとか食べ物の好き嫌いはやめろとかいつも説教ばかり。
やっぱり胸が小さいと人間としての器まで小さくなるのかなと続けます。
萌葱が青い顔になりますね?
背後から槍を構えた雪菜が現れました。
零菜は気付かずに話し続けます。
こないだなんか、わたしには夜更かしするなって言っといて、自分は古城君と二人で夜中にイチャイチャしてたんだよ。
こっそり下着も新しいヤツを用意したりして、ホントに油断も隙も無いというか、いい歳してむっつりなんだか・・・ら。
萌葱の様子で零菜が雪菜の存在に気が付きます。
雪菜がお仕置きモードになりますね。
むっつり、ですか・・・あなたはわたしをそんなふうに思ってたんですか。そうですか。怖い。
零菜は出かけたんじゃ・・・と震えています。
雪菜はお小遣いを渡そうと追ってきたそうですが、怒らせたので無しみたいな。
浅葱と凪沙もやって来て萌葱の言いザマを𠮟りつけてきました。
凪沙が萌葱の頭にグリグリと拳を押し付けてきました。
浅葱と凪沙は夏音や唯里はちゃん付けで呼ばれているのに自分達はおばさん呼びなのが不満なようです。
浅葱は零菜も同罪だからねと脅してきます。
零菜は「た、助けて、古城君・・・!」と叫びました。
古城がやってきても役には立たなそうだよね。
浅葱の実年齢は三十を過ぎてるんですが女子大生といっても余裕で通用しそうな見た目をしています。
高校の制服を着てもさほどの違和感はないみたい。
雪菜も同じように若い見た目を保っているんですけどね。
二人にとっては母親なのでおばさん呼びになってしまうんでしょう。
世界の滅亡まで七年と少しとあるね?
激動の時代の前の平和な一日の出来事でした。
零菜と萌葱が調べてるようですが何かが起こって世界が滅亡するみたいだね。
対抗策はあるんだろうか?
成分表
| 成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
| 美少女 | 5 |
| 戦闘 | 5 |
| ラッキースケベ | 5 |
| 恋愛 | 4 |
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