ラノベの感想) インフィニット・デンドログラム 23 ハイド・アンド・シーク (HJ文庫)
概略:
レジェンダリアとカルディナの間で取引が行われます。
交渉は不調に終わるんですが戦闘にはなりません。
アムニールという素材が欲するマニゴルドにLSがゲームに勝てたら譲ると提案してきました。
護衛役として参加しているユーゴーとキューコがLSを探し出すかくれんぼに参加する事になります。
グランバロアがカルディナの入手した水を土に変える珠の存在を危ぶみます。
カルディナ所属の魔法最強ファトゥムに使われると自国の存亡が危うくなると考えて交渉で阻止しようと試みます。
交渉の席でファトゥムが破格の好条件を提示してきました!
醤油抗菌がそれが悪辣な罠であると見破ります。
交渉が決裂すると交渉場所のヴァンセールの町が大爆発しました。
双方ともに相手の仕業だと疑い超級同士の戦闘が始まります。
| レーベル | HJ文庫 |
| 発行日 | 2025/12/01 |
| 著者 | 海道左近 |
| イラスト | タイキ |
| ISBN | |
| 雰囲気 | 修理依頼、食事、交渉、変態、かくれんぼ、化かし合い、狡猾な罠、決裂、爆発、超級対戦、砲撃、空戦、地上戦、撒き餌、真の敵、寄付 |
破壊されたホワイト・ローズを修理する為にユーゴーとキューコはカルディナに帰還しました。
マニゴルドに会いに行き修理ができないか相談しています。
マニゴルドはデスペナルティを受けていて元の瘦せ型に戻っています。
キューコはそれが面白く無いみたいですね・・・元デブと呼んでいます。
ユーゴーが失礼だろと叱責するも改めませんな。
マニゴルドもそう呼ばれる事に不快感は示していません。
師匠AR・I・CAのブルー・オペラのメンテナンスを担当している技術者カリュートに会いに行きました。
ホワイト・ローズはフレームが破壊されていて修理は不可能と言われてしまいます。
マニゴルドがカリュートの模倣が得意なエンブリオでも無理なのか?と問います。
模倣に使えるサンプルがあると聞いてカリュートは可能性が出てきたと言い直すね。
でもそのままでは無理なのでカリュートのエンブリオの能力を高める仕掛けを施す事になります。
ユーゴーはマニゴルドに連れられてセフィロトのクラン本部に向かいます。
緊急事態が発生してマニゴルドが対応しなければならなくなります。
ユーゴーに案内状を渡してレストランで待ってくれとお願いして行ってしまいます。
ユーゴーはレストランで食事しながらマニゴルドを待つ事になります。
案内状を提示すると入れて貰えました。
接客をメイデンがしていますね、レストランの店主が彼女のマスターのようでした。
注文した料理が出てきて食べてみるとユーゴーとキューコは余りの美味しさに魂を抜かれたような常態になっています。
マニゴルドが戻って来てエンブリオの能力で味覚が弄られていると教えてくれました。
店主が現れてマニゴルドが紹介してくれます。
彼がセフィロトのオーナーでした。
セフィロトのクラン本部はレストランでした。
セフィロトは仲良しメンバーが集まってできたクランではありません。
カルディナの議長によって集められたメンバーで個性が強すぎて敵対しています。
誰がオーナーになっても不満が出るので消去法でシェフがオーナーにさせられたそうです。
オーナーのメイデンには建物を強化する能力がありました。
ホワイト・ローズの修理を行う工房に出向してもらい工房の能力を高めて貰う事になりました。
二日後ユーゴーはカリュートに会いに行き再建プランを練る事になります。
ユーゴーがマジンギアに有用なパーツを入手した事を伝えると先に行っておけと怒られました。
【機竜心核】というパーツでホワイト・ローズの性能を上げる効果を持っていました。
そのまま使ったのでは効果を最大化できないそうです。
レジェンダリアの超級なら下賜されている可能性が高い【アムニール】と呼ばれる植物繊維のようなアイテムが欲しいと言われます。
マニゴルドがやってきてアムニールが手に入る可能性があるので一緒に来いと言ってきます。
交渉の護衛役としてユーゴーを使いたいそうです。
交渉相手は【呪術王】LS・エルゴ・スムでした。
レジェンダリアの変態として有名です。
レジェンダリアのトップクラン<YLNT倶楽部>の首魁ですね。
<イエスロリショタノータッチ倶楽部>と読みます。
LSはロリショタって読むんだよね・・・
ユーゴーは怖がっているなー
市庁舎の会議室で交渉が行われました。
LSが自己紹介してきます。
怖がっているユーゴーに向かって彼女は15歳なので守備範囲外だから安心してと言ってきます。
リアルの性別と年齢を言い当てられてユーゴーが益々怖がっています。
対して生まれて一年のキューコは対象内だと言ってきました。
ユーゴーはキューコの貞操を守る為に即座に彼女を紋章の中に戻しました。
LSは13歳以上の人間が居る場所の空気は自分にとって毒になると言っています。
それに対処する為に自分が出資している孤児院や幼年校の空気を酸素ボンベに入れてきたと言っています。
LSはロリショタの居る空間の空気が入っている酸素ボンベにガスマスクを繋げて呼吸していました。
触らない、嗅ぐだけだから自分は無害で紳士な存在と主張しています。
ユーゴーは嗅ぐのもダメだろと思っていますが怖くて口に出せません。
交渉が始まります。
LSが求めているのはセフィロトが所有している人化の珠でした。
それを使って何をするのか質問すると予想外に変態な答えが返ってきました。
人化の珠があればこの世にロリショタが増えるのですぞ、求めない者などいないのですぞ!!と力説されます。
ユーゴーはそんな目的で求めない人はきっといるよと反論しています。
LSは理解されないのは悲しい事だと言っています。
マニゴルドはアムニールを持っているか質問しました。
LSは持っているし人化の珠と交換しても良いと言ってきました。
珠は黄河とカルディナで所有権の交渉中で渡す事はできません。
珠は渡せないがアムニールは欲しいと言われてLSは虫のいい話だなと答えます。
剣呑さが増したのでマニゴルド達は戦闘態勢を取りますがLSに戦う意思はありませんでした。
公平な解決法として「かくれんぼ」をしようと提案してきました。
参加者はマニゴルド、イサラ、ユーゴー、キューコ、LSです。
四人で60分以内にLSを見つけ出して見つけた事を宣言するというものでした。
誤答したら失格となりLSのスキルを受ける事になります。
マニゴルドは誘いに乗る事にします。
隠れる場所は屋外になりました。
LSが隠れる為に会議室から出て行ってから10分後に捜索開始するルールでかくれんぼが始まりました。
市庁舎から出て直ぐの場所にLSが立っていました?
ピクリとも動かないし喋りもしません。
本物かもしれないし偽物かもしれません。
ルールで暴力行為は禁じられているので回答してみるしかありませんでした。
イサラが回答する事になるんですが誤答でした。
間違えたのでLSのスキルを受ける事になってしまいイサラは子供に戻ってしまいます。
ティアンなので年齢も子供になってしまいます。
LSが隠れた場所を予想する事にします。
13歳以上の人間がいる場所の空気は毒になると言っていたので幼年校と孤児院に絞る事にします。
二手に別れる事にします。
ユーゴーとキューコが孤児院に向かいマニゴルドはイサラを連れて幼年校に向かう事にします。
途中にある自宅にイサラを置いて行く事にしました。
ユーゴーとキューコが孤児院に到着するとそこには五人編成の雑技団が来ていました。
孤児院の子供たちが雑技団の演奏を楽しんでいました。
ユーゴーはLSが雑技団の誰かに化けていると予想します。
声を頼りに特定しようとしているね。
一人だけ笛を吹き続けている人物がLSだと特定して回答しました。
しかし間違えてしまいユーゴーは子供の姿になってしまいます。
マスターなので精神年齢は変化しないので思考はできています。
かくれんぼには自信があると言っていたキューコが雑技団に興味を示さずにブランコで遊んでいる子供の元に向かいます。
その子がLSだと回答すると正解でした。
キューコは同族討伐数を頼りにLSを特定しました。
雑技団のメンバーも討伐数が多かったので候補が絞り切れなかったそうですよ。
LSは負けてしまったんですが満足そうでした。
キューコが自分を理解してくれたと感じられて嬉しいみたいです。
雑技団のメンバーが怪物に変身して襲ってきましたよ?
カルディナでは子供の誘拐事件が頻発していました。
雑技団が犯人でした。
雑技団のメンバーはIFのラクリマが作り出した改人でした。
麻痺毒を散布してきたんですがユーゴーはLS対策として状態異常を無効化する【健常のカメオ】ってアイテムを所持していました。
そのお陰で動ける状態です。
借りているマジンギア、マーシャルIIに搭乗して戦闘を開始します。
動けなくさせられていたLSはスキルを使って自分の身体を傀儡のように操り戦闘に参加してきました。
子供たちを攫っている犯人に強い怒りを示しています。
救いがない者だから終わらせるしか無いと言ってますね。
年齢操作のスキルを使って年齢を加算させて塵にしてしまいました。
言動は変態過ぎるんですけどね超級なので強さは本物でした。
マニゴルドと60分が経過して大人に戻ったイサラが到着して加勢してくれます。
改人を一人拘束したんですが何者かに首を落とされてしまいます。
口封じをしたのは市庁舎を出て直ぐに出会ったLSに変装させられていた人物でした。
<IF>のサポートメンバーの【幻王】リヒテルでしたよ。
リヒテルはラスカルから改人の始末を頼まれていました。
リヒテルは誰にも気付かれる事なく仕事を遂げています。
疲れ果てたユーゴーが泊っているマニゴルドの別荘に戻ってきました。
眠りに落ちる前に改装されるホワイト・ローズの新たな名称を思い付きます。
言い終える前に寝てしまうんですがキューコーには何を言うか分かっていました。
メモに書き留めます。
White Rose Full Bloom「満開の白薔薇」
マニゴルドとユーゴーがLSと交渉している頃、もう一つの交渉が行われていました。
グランバロアの交渉団が乗り込んできてカルディナと交渉を行っていました。
グランバロアはカルディナが手に入れた水を土に変える珠を欲しています。
と同時に脅威にも感じていました。
カルディナの超級、魔法最強のファトゥムに悪用されると船団を沈められる危機に瀕します。
船団の居る海域で珠を使われると海が陸に変わってしまい座礁してしまいます。
できれば珠を入手した、最悪でもファトゥムが珠の所有者になるのは避けなければと考えていました。
交渉に応じる事にしたカルディナの方はもっと悪辣な事を考えていました。
未来が見通せる議長が色々と身内にも全貌を伝えずに画策しているようですよ。
珠を利用してグランバロアを罠に仕掛けようと企んでいるようでした。
お互いに交渉が決裂する事を想定していて超級を差し向けてきます。
グランバロアからは超級の醤油抗菌、ミロスラーヴァ・スワップマン、エドワーズ夫妻、ティアンのメリザンドが参加します。
メリザンドが交渉の責任者です。
カルディナからは超級のAR・I・CA、イヴ、ファトゥム、ティアンのダニエル・ヴェンセールが参加しました。
ダニエルは交渉が行われるヴェンセール市の市長です。
カルディナの議長ファンタズマに頼まれて参加させられています。
本人は一刻も早くヴェンセールを離れたいみたいなんだよなー。
彼は何かを知っているようですよ。
交渉会場には醤油抗菌、ミロ、メリザンド、ファトゥム、ダニエルが集まっています。
その他の参加者は会場の外で抗争に備えていました。
カルディナ側は困難な交渉になると思ってたんですが始まると意外な提案を受けます。
ファトゥムが自分が水を土に変える珠を使って新たな大陸を作り提供すると言ってきました!
定住できる大陸を求めているグランバロアにとって破格な好条件を提示されます。
新たな大陸を提供する代わりに巨大都市船グランバロアを渡して欲しいと言われます。
グランバロアの引き渡しは新たな大陸に移り住んでからでいいよとも付け足してきました。
グランバロアにとって都合が良すぎる条件を提示されてメリザンドは困惑していますね。
困惑していはいますがファトゥムの提示を好意的に捉えているみたいです。
醤油抗菌だけが冷静に思案を巡らせています。
自分達にとって有利すぎる条件を罠だと考えたようですね。
思案していた醬油抗菌が悪辣な罠だと気が付きました。
新たな大陸はファトゥムの魔力によって作られるので彼の自由にできます。
移住が終わってから大陸を水に戻す事も可能なようで、それをネタにグランバロアに服従を強いるのが目的だと気付きました。
醬油抗菌の指摘により交渉は決裂しました。
交渉中にファトゥムがちらちらと時計を見ていたんだよね・・・
交渉が決裂した段階で異変が起こりました。
ヴェンセールが大爆発してしまいます。
一早く異変を察知した醤油抗菌はミロに命じてエンブリオにメリザンドを匿えと命じます。
ミロが巨人のエンブリオを呼び出して操縦席にメリザンドを連れて飛び込みました。
醤油抗菌は乗らなかったんですが無事でした。
外で抗争に備えていた超級たちが異変を目撃します。
カルディナ側のイヴは醤油抗菌が爆発を起こしたと考えます。
彼女はヴァンセールを気に入っていたので報復攻撃を始めます。
グランバロア側のエドワード夫妻は交渉の手段として醤油抗菌が爆発を起す可能性はあると考えていましたがそこまでしないと考えています。
何が起こったのか不明なままイヴの攻撃に晒される事になり迎撃する事にします。
イヴの攻撃は衛星軌道からの爆雷なのでAR・I・CAは巻き添えを嫌い爆心地に向かう事にします。
イヴは生き残りを助けに行くんだと感動していますが違うんだなー。
イヴとエドワード夫妻の空戦が始まりました。
戦闘機型のエンブリオで高速飛行しているエドワード夫妻をイヴが目視照準で狙い撃っています。
戦いの焦点は姿を隠して狙いを付けているイヴの居場所を特定できるかでした。
衛星軌道上に居座るイヴのエンブリオを狙おうと考えますが罠だと気が付きます。
エドワード夫妻は高度を下げて爆発で巻き起こった噴煙の下を飛ぶ事でイヴの居場所を特定しました。
AR・I・CAがイヴは素直すぎるので対人戦は弱いと言っている通りの結果になります。
姿を消せるドラゴンに乗って照準していたんですが居場所を特定されてしまい負けます。
AR・I・CAがエドワード夫妻と空戦を始めます。
ブルー・オペラよりもエドワード夫妻の乗るエンブリオの方が性能が上のようでした。
AR・I・CAは不利な状況で戦っているようですが嬉しそうにしています。
強敵と戦えるのが嬉しいみたいですね。
AR・I・CAのエンブリオは危険を視覚化できるようです。
エドワード夫妻の攻撃を察知して攻撃を交わしています。
グランバロアでもマジンギアを入手していて弱点を研究済みでした。
気密性に難があると分かっているのでエドワード夫妻は高度を取ります。
離れると照準されてしまうのでAR・I・CAは付いて行くしかありませんでした。
不利ですねーとても勝てる見込みは無さそうだったんですが彼女には逆転の手段がありました。
エドワード夫妻がエンブリオの能力を使ってAR・I・CAを連れて宇宙空間に転移しました。
二人のエンブリオは宇宙船らしいのでここで決めようと考えたようです。
AR・I・CAがこれまで使えなかった追加外装をブルー・オペラに装備させました。
名工フラッグマンが作った兵器です。
接続するだけで魔力式兵器が格段に進化する装備なんですが問題点がありました。
性能は上がるんですが副産物として生命活動を著しく阻害する呪いをバラまく特性を持っていました。
それが<UBM>化してしまい、それをAR・I・CAが倒して特典武具になりました。
AR・I・CAが撒き散らす呪いによってエドワード夫妻がダメージを負っています。
一番近くに居るAR・I・CAも同じようにダメージを負っていますね。
自分のHPが尽きるかエドワード夫妻を撃ち落とせるかの勝負になります。
AR・I・CAが武装をレーザーライフルに切り替えました。
それまでの武器では弾速がエドワード夫妻のエンブリオに負けていたので当てられる武器に変えたのね。
高速飛行を続けているエドワード夫妻は照準できないと考えますがAR・I・CAは未来視のスキルを持っていました。
未来視によりエドワード夫妻の軌道が見えているので撃ち抜く事ができました。
空戦はAR・I・CAの勝利で終わりましたが彼女もHPが尽きてしまいデスペナルティになりました。
地上は噴煙で視界が悪化していました。
ミロは巨大なエンブリオを操りヴァンセールからの脱出を試みています。
しかしファトゥムが膨大な魔力を使いヴェンセールを土の壁で覆いました。
半球状の屋根を付けたみたいだね。
しかも近付くと砲撃する機能まで付いていました。
醤油抗菌が壁を爆破して大穴んを開けてミロとメリザンドを脱出させました。
自分はその場に留まりファトゥムに挑む事にします。
二人の戦闘は詳細不明ですがファトゥムの勝利に終わりました。
勝ったファトゥムがどうしてこうなった?と疑問を口にすると答える声が聞こえてきました。
と同時に血の匂いが漂ってきました。
声のした方を見ると少年のように見える長命種が居ましたよ。
彼の足元にはダニエルの死体が転がっていました。
少年が【天神】スヌスムムリクと名乗ります。
ファトゥムはその名を知っていました。
歴史の影に消えた真の魔法最強でした。
爆発はヴェンセールに封印されていたアムヴェンというエレメンタルの起したものでした。
最古のハイエンド【魔神】アムが作った七つのしもべの一つだそうです。
アムヴェンが起した爆発の間隙を突いてスヌスムムリクと仲間達が再封印したと言ってますね。
ダニエルはヴェンセールの下にアムヴェンが封印されていて封印が解ける事を知ってたそうです。
知ってたのに市民を避難させる事なく利権を売り払って自己の利益を得ようとしたので殺したと教えてくれました。
ダニエルが殺されてしまったのでファトゥムはステータス半減の罰を受ける事になりました。
交渉に参加させる為にファトゥムはダニエルの命を守る契約を交わしていたので罰を受ける事になってしまいます。
ただでさえ醤油抗菌との戦闘でダメージを負ってるのに思い追加ダメージを受ける事になりました。
ファトゥムは全てを話さなかったファンタズマの狙いが天神を呼び出す事だったと気付きます。
天神はファトゥムを弱いと評しています。
ファトゥムの強さは保有魔力量に頼っていて技術が足りないと言ってますね。
その指摘は正しいみたいだねファトゥムは納得しています。
ファトゥムは天神の殺害を試みますが勝てませんでした。
ファトゥムが魔法を発動する前に殺されてしまいます。
天神は討つべきはファトゥムを操っているティアンの方だろうなと言ってました。
色々と見えているようですね。
天神の存在を観測したのはファトゥムだけなのでカルディナはヴェンセールの事件をグランバロアが起したと発表しました。
それを受けてグランバロアは反論します。
二国は開戦前夜みたいな不穏な空気に包まれています。
マニゴルドが市庁舎の奥にあるエレベータを使って特殊ブロックにやってきました。
カルディナ議長、ラ・プラス・ファンタズマに会うためです。
カルディナは重要なアイテムを手に入れたみたいです。
【七光要塞】なる何かを作っているみたいですね。
ファンタズマから黄河から書状が届くと言われます。
黄河はカルディナに散逸した珠の所有権を放棄するので<黄河四霊>グレイ・α・ケンタウリの通行を許可して欲しいと打診してきました。
目的は王国にいる第三皇子と婚約者を回収する為です。
マニゴルドは問題でしょうと同意しています。
ファンタズマはドラグノマドが手薄になるのでマニゴルドに暫く留まって欲しいとお願いしてきます。
今回の事件で孤児が増えてイサラが大変だから丁度良いなと言ってマニゴルドは請け負います。
マニゴルドが立ち去るともう一つの書状を取り出します。
それは暗殺の密約でした。
そこには暗殺対象としてエリザベート・S・アルターの名が書かれていました。
それって黄河の依頼と相反するよね?どうするんだ?
AR・I・CAは防護服を作ってもらおうと考えますがデザインが気に入らないなーと考えます。
ケンカ別れしたフランクリンならと考えてしまい思考を止めています。
AR・I・CAは元々フランクリンのクラン「叡智の三角」のメンバーでした。
一人乗りのマジンギア構想に惹かれて参加したようです。
聞いている音楽の趣味が似ている事からフランクリンと親友になりました。
両刀のAR・I・CAはフランクリンをベッドに誘ったようですがそれは断られ続けたみたいです。
ユーゴーがそこは良かったと言っていました。
フランクリンはAR・I・CAも同じ夢を追っていると考えていたみたいですが裏切られました。
マジンギアを完成させて「叡智の三角」は皇国で一番のクランになりました。
その頃皇国では皇位継承権争いが激化していてフランクリンは第一皇子派と第二皇子派それぞれから協力を要請されていました。
どちらに着くか決めかねていた時にAR・I・CAが裏切りました。
AR・I・CAは自分で仕掛けた爆弾を爆発させて「叡智の三角」の施設を破壊しました。
彼女を憎みたくないフランクリンはどちらを支持するか決められない自分を助ける為の行動だと思おうとします。
内紛が起こり施設が破壊されてしまいどちらにも協力できない状況を作ってくれたと考えようとします。
それはAR・I・CAによって否定されました。
彼女は笑いながら自分が出て行きたくなったからついでに破壊活動をしたと言ってきました。
AR・I・CAの目的はマジンギアを使った競い合いを娯楽にする事でした。
疲弊している皇国の現状では実現不可能なので出て行く事にしたと言っています。
手土産としてこれまでの研究データをカルディナのスパイに売り払ったとも言っていました。
AR・I・CAからフランクリンの夢は「叡智の三角」を維持する事でしょと言われます。
フランクリン自身も気付けていなかった鋭い指摘でしたが腑に落ちてしまいます。
フランクリンの夢にはAR・I・CAは必用だがAR・I・CAの夢にフランクリンは必ずしも必要ないと言われてしまいます。
フランクリンはAR・I・CAを敵と認識して改造モンスターを嗾けました。
AR・I・CAは呪いを撒き散らす追加装備を使って迎撃しました。
結果はAR・I・CAの勝利です。
呪いのせいでフランクリンとAR・I・CAは瀕死状態になっています。
倒れているフランクリンをAR・I・CAが心配してきました。
AR・I・CAはフランクリンを未だに親友と考えているみたいですね。
フランクリンは憎々しく思いつつも餞別を渡します。
完成したばかりのブルー・オペラをプレゼントしました。
AR・I・CA以外には乗れない代物なのであげる。
取っておいてもAR・I・CAを思い出して嫌な気分になるだけだと強がっています。
フランクリンがいつか必ず私の作ったマジンギアがあなたを倒すと宣言します。
AR・I・CAは嬉しそうにしていました。
いいねその約束と言っています。
ブルー・オペラを受け取り、またね、と言い残して消えました。
>>
特典SS 【呪術王】と【嫉妬魔王】
>>
【嫉妬魔王】ジーがルルイエの中に【呪術王】LSを招き入れました。
ジーが【妖精女王】のライブに殴り込みをかけて大きな収益を上げたからお返しをしたいと考えての事です。
ジーは指名手配されている超級なんですが善人寄りの人です。
儲かったのでお礼がしたいと考えて寄付する事にしました。
LSもババアがそんな事を言ってたなと思い出しています。
妖精女王はレジェンダリアの代表なんですが酷い呼び方していますね。
年齢が13歳を越えているだろうからババア扱いになっているのかも。
信用の置けない相手に寄付をして使い込まれるのは嫌だったのでLSに声をかけたようです。
LSは孤児院や学校を大規模に支援しているので信用できたみたいですね。
LSも変態と呼ばれていますが根は善人みたいだね。
二人は敵対した事もあるのですがお互いを信じてはいるみたいです。
LSは体制側の超級なので反体制側のジーが寄付を行うと黒い繋がりにならないか?と心配しています。
ジーは善行だし白い繋がりになるんじゃないかしら?と言ってます。
LSもそれは言えていますな!と答えて寄付を受け取っています。
相手が「自分の許容できない一線」を越えない信じ合っています。
成分表
| 成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
| 美少女 | 5 |
| 仲間 | 5 |
| バトル | 5 |
| 武具・防具 | 5 |
| ハーレム | 2 |
AmazonLink: 【電子版限定特典付き】-インフィニット・デンドログラム-23.ハイド・アンド・シーク -インフィニット・デンドログラム- (HJ文庫)

コメント
コメントを投稿