ラノベの感想) 魔法戦争 第12巻 (MF文庫J)
鷲頭との最終決戦に向かいました。
ウィザードブレスが武たちの暗躍で実行能力が低下していたので鷲頭と武のどちらかが魔法世界の覇権を決める一戦になると思ったら微妙に違ったね。
武は鷲頭と一騎打ちするのかと思ったら仲間と一緒に決戦に向かったね。
鷲頭に大ダメージを与えて戦闘を優位に進める契機になったのは桃花でした。
桃花が鷲頭と一緒に閉鎖空間に転移して彼を殺そうとしました。
一酸化炭素で周りを囲まれた空間を作って、その中で戦闘してました。
二人は互いの手の内を知り尽くしているので拮抗してますね。
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レーベル:MF文庫J
発行日:2015/9/25
著者:スズキヒサシ
イラスト:瑠奈璃亜
ISBN:978-4-04-067747-7
鷲頭が閉鎖空間を溶かして逃げると想定した桃花は正しかったですが逃げるのに失敗してしまったね。
鷲頭は桃花の仕掛けた一酸化炭素を吸い込んで朦朧としてました。
桃花は鷲頭の魔法で体が溶かされてしまい死にかけです。
相打ちになったと思ったのですが鷲頭の方が少しだけ意識を長く保ったね。
桃花を連れて鏡を使って鷲頭は桃花の閉鎖空間から抜け出しました。
鷲頭が桃花を連れ出したのが複雑な彼の心境の現れですね。
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鷲頭が出てきて武は驚いてますね。
桃花が単独で鷲頭に仕掛けたのにも驚いていました。
桃花は鷲頭に殺される事を心の奥底では望んでいた節がありますね。
そんな死にたがりの桃花を鷲頭は許せなかったのかも知れません。
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武の持つ指揮棒から一馬の幽霊が出現しました。
一馬の精神の一部と鷲頭は会話する事になりました。
一馬と鷲頭の言い合いはすこし悲しいですね。
一馬は鷲頭を説得しましたが鷲頭は聞き入れてくれませんでした。
鷲頭はやはり弟が死んでおかしくなり始めたようですね。
その汚いやり方を憎んでいたはずのウィザードブレスと同じ事をしていると一馬に指摘されてますね。
鷲頭は初期のトレーラのメンバーで生き残ったのは自分だけなので、俺のモノだと言ってますね。
説得は平行線でした。
月光が鷲頭と始めました。
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鷲頭の部下で最後まで彼と共に戦ったのが灯桜(ひろ)でした。
彼女の幻惑魔法は強烈でしたね、対象者の恐怖心に反応して対象者が最も恐ろしいと思う情景を見せる能力でした。
狼神、蛍、十が洗脳されてましたね。
蛍が特に酷い目にあったようですね、彼女は柩に入れられそこにゴキブリを放たれる情景を見せられました。
もう許してーと懇願していたようです。
これはキツイよね、ゴキブリに体を齧られたとも言ってるね。
恐怖で錯乱している蛍を救ったのは伊田でした。
あいつ根性見せましたね、恐怖で震えながら攻撃してくる蛍を抱きしめ大丈夫だと慰めてますね。
伊田のあまりの警戒心の無さに蛍は正気に戻ってますね。
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十は初期段階からウィザードブレスに疑いを持っていたようです。
子供時代からウィザードブレスの暗殺部隊で任務に就いてました、自分のやらされている事に疑いを持ってました。
そこを鷲頭に利用されてしまったんだね。
鷲頭にトレーラーに連れて行かれて洗脳されて同じように暗殺任務に就いてました。
十の裏切り行為は過去の洗脳が働いたようですね、最近頭痛に悩まされていたのはそのせいだね。
十は五十島を拉致して鷲頭の元に行きました。
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操られている十と武、月光が戦いました。
六が十に近寄ろうとしたときに十は正気に戻ったのか?
自分に命令を下す灯桜、説得してくる武、双方に対して自分に命令するなと叫んで、自分に氷結魔法を掛けて氷柱となりました。
六が怒り心頭です。
十を操っていた灯桜に向かっていきます。
幻術魔法を喰らいましたが全く効かないようです、怒りが恐怖を上回ったようです。
六は雷の魔法で灯桜を倒しました。
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部下が皆負けてしまった鷲頭は月光と戦い始めます。
桃花の攻撃で疲弊しているはずですけど互角に戦ってますね。
月光は武が仕掛ける気配を感じ取り鷲頭の前から瞬間移動で退避しました。
武の攻撃が来ると感じ取った月光の感覚が凄いっすね。
踏み込みの音が聞こえて武の攻撃を察したとあるね。
武は双葉に作ってもらった魔力を消去する弾丸を込めたトワイライトで鷲頭を串刺しにしました。
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鷲頭は魔力が抜けていき魔法使いでは無くなります。
一馬の魔法を使い鷲頭を別次元に飛ばしました。
鷲頭が消えていくときに桃花が鷲頭に縋りつくね!!
桃花は鷲頭が自分を救出したのが嬉しかったのか?不思議だったのか?
良く分からない感情に突き動かされてるな?
桃花は鷲頭が好きだったのかな?
鷲頭は桃花との心中も良いかもなと一瞬考えたようだね、しかし鷲頭は桃花を引きはがしたね。
既に頭しか現実世界に残っていないのに、体があるように立ち上がり消えていきました。
鷲頭が別世界に飛ばされ一般人として再生される事になったようです。
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鷲頭が居なくなりトレーラーは求心力を失い、中心で活動したいた高位魔法使いも居なくなり弱体化しました。
ウィザードブレスも評議員が一人だけで運営する弱体化状態です。
この二つの組織は破壊されると思ってました意外な事に残ってますね。
ウィザードブレスはバーレンドルフが運営しているのですが、彼は武と約束をしてましたね。
バーレンドルフは祖父にかけられて呪いによりウィザードブレスの評議員を辞める事ができません。
武に二葉の魔法を消す能力を使い呪いを消す事を約束させ協力していました。
武に約束を守ってくれと懇願に来てますね。
武は二葉が行方不明と嘘ついて彼を絶望させてますね。
武は二葉が魔法使いとして生きるか一般人に戻るかの選択をする時間をあげたようです。
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武は五十島がコピーしておいたチェリーの魔法を使い一馬の姿から武の姿に戻れました。
チェリーは最終決戦の最中に鷲頭にお腹を刺されて死んでしまいました。
五十島が死ぬ間際のチェリーから魔法を受け取ったのね。
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武はフェニックス財団の次期会長となるようです。
まだ学生なので魔法学院を卒業後に就任する予定のようです。
武は五十島と六と共にドイツにある魔法学院に通ってます。
武が五十島と六のどちらとくっ付くのかまだ分かりませんね。
この二人の決着が着きませんでした。
どちらが勝つのかな?
魔法使いの組織は大きくなると腐敗するみたいなんで、武が作っていくフェニックス財団が腐敗しない事を祈るよ。
六と五十島が支えれば武は腐らないかも知れないので、二人には期待したいですね。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | 魔法 | 策略 |
評価 | AAA | AAA | AA | B |
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