ラノベの感想) ありふれた職業で世界最強 第13巻 (オーバーラップ文庫)


概略:
人類は結集して神が送り込んできた使徒達と戦っています。ハジメが用意したアーティファクトを装備して戦力の底上げを行っています。地上に残った香織が迎撃と回復に大活躍しています。聖歌隊によって能力を減衰された使徒は攻めあぐねています。勝てないと察して神に援軍を乞う事になりました。増援が出現してしまい絶体絶命のピンチに陥ります。ハジメがエヒトルジュエを本気にさせたので使徒への魔力供給が止まりました。人類連合はハジメの勝利を祈り始めます。失敗が許されないハジメは何段階もの対策を講じていました。エヒトルジュエはハジメを侮っているようです。

レーベル:オーバーラップ文庫
発行日:2022/9/25
著者:白米 良
イラスト:たかやKi
ISBN:978-4-8240-0263-1
雰囲気:限界突破、最凶暗殺者覚醒、ウザイ救世主、神の正体、決着、帰郷に向けて、プロポーズ、帰郷、再会

>>
プロローグ
>>
ハジメがユエへの感謝を語っています。
彼女を絶対に取り戻すとの覚悟を決めています。
ユエがハジメへの感謝を語っています。
ハジメが助けに来てくれると信じた待つと心を強くしています。
二人とも相手に対して同じ認識をしているのが面白いね。

>>
第一章 人類総力戦
>>
優花はハジメへの恋心を認めたくないみたいだね。
ハジメから根性があると言われた事を心の拠り所にして頑張っています。
素直になり切れないのはハジメがハーレムを形成しているからかもね。
優花は居残り組のリーダー的ポジションに付いています。
襲撃を生き延びた人々を勇気づける為に大道芸を疲労しています。
他の生徒達は王都の復旧作業に従事していました。
そこに使徒の襲撃がありました。
神が生徒達を盤上の駒にすると言っていると伝えてきます。
戦う意思を失っている生徒は殺すと言ってきました。
優花達戦う意思を持っている生徒が対抗しますが使徒には通用しませんでした。
使徒との全面対決が始まる前に優花たちはそれを思い出しています。
敵が強いと分かっていますが心を奮い立たせていますね。
香織と愛子は皆を安心させる言葉をかけています。
二人は優花をリーダーと認めているみたいだね。
最後に優花が使徒たちを倒して皆で家に帰ろうと鼓舞しています。
使徒と人類の戦いが始まりました。
使徒は人類など簡単に倒せると慢心していたようですね。
王都の直上から突撃してきました。
人類側はハジメの協力を得て十分な対抗手段を講じてありました。
王都の上空だけに限定的な結界を張って使徒の侵入を阻みます。
上から攻撃できないと悟った使徒たちは部隊を分けて横からの突撃を慣行します。
人類側はそれを予想して対策を施してありました。
ファンキーなシモン教皇率いる聖歌隊が使徒を衰弱させる聖歌を歌い始めます。
弱体した使徒たちに人類連合軍が襲い掛かりました。
使徒の進軍を緩める事はできましたが全てを抑え込めたわけではありません。
使徒たちは勝機を得たと考えたようですがハジメは次の秘策を用意してありました。
本来なら勇者しか使えない「限界突破」を全ての兵士が使えるようにしてありました。
愛子の能力を介して限界突破させるアーティファクトを全員に装備させてありました。
限界突破は二段階用意されてありましたよ。
チートメイトで一回目の限界突破を開戦時に行っていました。
新しいアーティファクトを使って二回目の限界突破を行いました。
これで弱体化した使徒と戦える状況を作り出しました。
数では人類連合が上回っています勝てるか?

>>
第二章 それぞれの戦場
>>
使徒の接近を押し留めてはいますが徐々に接近を許す事になります。
乱戦状態になってしまいますが優花たちは崩れません。
乱戦状態になるとハウリアが恐怖を振りまき始めました。
気配を消して使徒の背後から接近して核を砕いていきます。
首を斬り落とす事も忘れません。
使徒がハウリアを標的に設定すると気配を消して逃げてしまいます。
使徒はハウリアを捉える事ができません。
浩介もハウリア以上の活躍を示しています。
存在が希薄化して仲間にも認識されない状態になっています。
ピンチの仲間を何人も救っているのですが感謝の言葉が彼を傷つけています。
誰にも認識して貰えない切なさに涙していたのですが一人のハウリアが彼を認識してくれます。
疾影のラナインフェリナと名乗る美人お姉さんです。
ラナは浩介の凄さを賞賛してくましたよ。
ハジメに切り札と呼ばれるのも納得したと言っています。
自分よりも隠形に優れているので浩介に二つ名を譲ると言っています。
浩介に”疾牙影爪のコウスケ・E・アビスゲート”って二つ名を付けてくれました。
自分の使っていたサングラスをプレゼントしてくれますね。
ボスの望む未来でまた会いましょうと言って姿を消します。
浩介は自分を普通に認識してくれたラナに惚れてしまいます。
彼女に惚れた事で浩介は才能が開花して分身能力を身につける事になります。
二つ名を名乗るようになりハウリア同様の決めポーズを取るようになりました。
心配した仲間が愛子に頼んで精神を安定させる魔法を使って貰いますが症状は変化しませんでした。
浩介は至って正常で香ばしい台詞を連呼しています。
分身能力を身に着けた浩介は使徒たちを暗殺しまくっています。
分身しているので二人の浩介が同時に首と核を攻撃していますよ。
【ブルックの町】の服屋に巣くうクリスタベル店長の愛弟子達も参戦していました。
クリスタベルも参戦していて使徒を破壊しています。
筋骨隆々な漢女に締め落とされる事になり使徒が焦っています。
彼らもハジメが提供した鎧を纏っています。
筋力で使徒を撃破してしまっています。
愛子は獣人族が戦い易いように森を寸時に発生させています。
ハジメへの気持ちを隠すのも辞めたようです。
なり振り構わずハジメとの再会を目指しています。
死んだ使徒を魂魄魔法で操り兵士として使役していますよ。
吹っ切っれちゃったね。
教え子たちは彼女の恋を暖かく見守る事にしたみたいですね。
ハジメのハーレムを羨む命知らずは居ないようです。
優花はハジメの日常に自分の居場所ができる事を望んでいるようです。
ハジメが自分を見ていない事にも納得しているようだね。
ユエを奪われて慟哭するハジメの姿は心が折れていた生徒達に火を付けました。
自分の力が全く通用せず敗北したのですがハジメはユエを取り返し元の世界に帰る事を諦めませんでした。
彼の折れない心がこれまで戦えなかった生徒を戦士に変えました。
戦闘経験は乏しいのですが戦闘能力は高いのでサポート役として貢献しています。
優花も投げナイフを使って使徒の砲撃を凌いでいます。
100本のナイフを投げて横方向のジャグリングを実現して使徒の砲撃にナイフを命中させて撃ち落しています。
優花は後方部隊の戦闘指揮も取っているんだよね。
指揮を取りながら100本のナイフを操っていますよ。
彼女ならハジメ一行に入ってもやっていけるのではないか?
使徒の突貫により徐々にダメージを蓄積していくのですが諦めていません。
自分たちには最凶の聖女様がついていると言って気炎を吐き出しています。

>>
第三章 戦乙女の矜持
>>
竜と香織が空で戦っています。
ティオの祖父であるアドゥルが1000年前の雪辱を果たす為に燃えています。
竜もハジメが提供したアーティファクトを装備していますよ。
能力を底上げして使徒を倒す事が可能になっています。
ハジメにティオをとられた事が不満なリスタスは不満そうですがアーティファクトの効果は認めています。
アドゥルはティオの痴態を見ても未練を持ってくれるリスタスの反応を嬉しく感じています。
香織もハジメが作ったアーティファクトを装備して奮闘しています。
香織は時間を圧縮する魔法を使いながら使徒を圧倒していました。
使徒に動きを悟らせない機動で攻撃しています。
使徒たちは香織の魔力切れを待ってたのですが絶望する事になりました。
二本の大剣なのですが一本は倒した敵から魔力を吸収する能力を持っています。
もう一方の剣には味方だけを選別して回復魔法を発動する能力があります。
香織は広範囲に回復魔法をかけます。
10分前までなら死んだ味方も生き返らせる事ができました。
部位欠損している味方も欠損部分が再生されています。
使徒の指揮官は不利を悟り名前を名乗りますよ。
己の矜持に掛けて香織に挑もうと考えたようです。
ズィーベン七番目という意味があると教えてきます。
香織を倒す事が困難と判断したズィーベンは時間を稼ぐ事にしました。
戦況は拮抗していたのですが神山の跡地に変化が発生します。
悪食が復活してきて周囲の魔物を捕食して戦力を増やし始めます。
人類連合は戦線崩壊の危機に陥ります。
使徒たちの第一目的は自分たちの能力を減衰させているシモン教皇率いる聖歌隊の討伐です。
悪食の発生による戦線崩壊を防ごうと香織が加勢に向かおうとしますがズィーベンに聖歌隊を狙うと言われてしまい足止めされます。
絶体絶命のピンチにミレディ・ライセンが颯爽と登場しました。
いつものようにウザイ台詞を吐いています。
人類連合側も彼女に対してウザイなと感じ始めています。
リリアーナが咄嗟にハジメが用意していた味方だと発した事により歓声が上がりました。
ミレディは人類連合から賞賛される事を望んでいたようですがウザ過ぎて説明が無ければ感激できないよね。
香織はミレディさんと呼ぶ事にしたんですが懲りない彼女はミレディたんって呼んでとお願いしてきます。
香織もシアが言っていた通りウザイ人だと口に出してしまいます。
口に出されてしまったのでミレディが傷ついています・・・ちょっと生意気だな。
お前は存在自体がウザイんだよ。
ふざけた感じで登場したミレディなんですが力を使うには制限時間があるそうです。
ひそひそ声で香織に伝えてきました。
ピンチなのは知っていたけど制限時間があるのでタイミングを見計らっていたと言ってますね?
ミレディの登場で戦況は人類連合側に傾きました。
意識共有しているズィーベンに凶報が届きます。
エーアスト達がシアに敗北したと知ります。
フリードと魔物の軍勢もティオに壊滅させられました。
ズィーベンが矜持を捨てます。
自分たちだけでは勝てないと判断した彼女は神に援軍を求めました。
地球侵攻用の兵力が投入される事になりました。
使徒5000が投入されました。
ここにきて絶望的な戦力差が出来てしまいますが香織は諦めません。
ハジメが神を倒してくれると信じ最後まで抵抗を続ける姿勢を示します。
上空から迫る使徒の群れを障壁を張って食い止めようとします。
シモン教皇が生き残っている聖歌隊を鼓舞して聖歌を歌います。
愛子は魂魄魔法を使って生き残っている人類連合の兵士から魔力を提供して貰います。
拒否されると魔力は受け取れないのですが誰も拒みません。
集めた魔力を香織に譲渡して障壁を強化しました。
使徒の攻撃を一瞬だけ食い止める事ができました。
使徒への魔力供給が止まります・・・
ハジメが神界で何かをしたようですね。
魔力供給を絶たれた使徒達は行動を停止しました。
対空していた使徒は地上に落下し地上で戦闘していた使徒は動きを止めます。
リリアーナが勝利宣言をしようとしますが思いとどまります。
空の様子がおかしいですよ。
空間が万華鏡のように歪み亀裂を生みだしています。
香織はそこに飛び込みハジメを助けに行こうとしますがミレディに止められます。
それは私の役目だ、香織が頑張ってくれたので最後の一手を残せたと言っています。
ハジメ達の事は自分に任せて欲しいと言ってミレディは亀裂に飛び込んでいきました。
香織はミレディから泣きたくなるほどの慈愛を感じて地上に留まる事を決めます。

>>
第四章 神の真実と最後の戦い
>>
ハジメがエヒトルジュエの前に現れます。
エヒトルジュエは乗っ取ったユエの身体を成長させていましたよ。
背が高くなり乳も巨大化していました。
あまりの美しさに魂が抜かれてしまう状況なのですがハジメは怒りしか感じません。
エヒトルジュエは上から目線でハジメを嘲弄してきます。
ハジメは全く相手にしませんよ殺意だけを滾らせて戦闘を始めます。
ハジメを怒らせたいならユエの姿で激しくオナれば良かったんだよ。
派手に潮を吹き出させれば流石に怒りが表面に出てきたと思うぞ。
ハジメが傲岸不遜な態度を変えないのでエヒトルジュエは内心怒り心頭のようですが神を気取りたいので気にしてないふりをしているようだ。
ハジメは全力で戦っているふりをしているんですが気付きません。
ハジメはエヒトルジュエの神言への対抗策を用意してありました。
エヒトルジュエに精神を支配される事なく活動できています。
対策を講じないとでも思っていたのかバカめと相手を罵倒しています。
エヒトルジュエは内心切れているようですが神の威厳を保ちたいみたいだね。
遊んでやると言ってハジメを攻撃し始めました。
ハジメは数々の新装備を用意していたのですが悉く破壊されてしまいます。
戦いは最初からエヒトルジュエ優勢で推移していますね。
エヒトルジュエは神に逆らう事の愚かさを認めろと迫ります。
ハジメはエヒトルジュエは神などでは無いだろ、只の人間だろと告げますよ。
根拠を聞かれたハジメは地下空間に封印されたユエの存在に気が付けなかった事と大陸から逃げ出した竜族を捕捉できなかった事をあげます。
更に異世界からハジメ達を召喚するって発想が出てくる事自体がヒントになりました。
異世界の存在を知っているって事はエヒトルジュエも異世界からやって来た存在だと告げます。
ハジメの指摘は正しかったようです。
興が乗ったエヒトルジュエは攻撃を続けながら昔語りを始めます。
エヒトルジュエの故郷は魔法文明が発展していたそうです。
文明が進み過ぎて自分たちの世界を崩壊させてしまいました。
エヒトルジュエを含む数人が異世界に逃れたそうです。
そこで自分たちの世界を再興しようと暗躍を始めました。
数々の世界に干渉しては失敗を繰り返したようです。
トータス世界に辿り着き神様を始めました。
現地人に力を貸して文明を発展させたようです。
充分に文明が発展した時点でエヒトルジュエの仲間達はもう介入は止めようと言い出しました。
神として生き続けるよりも人として生き死んでいこうと提案しました。
その時点では未だに故郷の文明レベルに達していなかったようです。
エヒトルジュエは神様として君臨し続ける事を選び意見の会わない仲間を殺してしまいます。
一人きりになったエヒトルジュエは自分で作り出した文明を破壊したいと思うようになります。
人々が悲嘆に暮れる姿は面白かったと笑っていますね。
エヒトルジュエは自分の偉大さを自慢している様だったね・・・ハジメは反吐が出ると思ってます。
亜人や魔人な何だと思うと問いかけてきます。
ハジメは現地人だろと答えますが外れでした。
亜人と魔人はエヒトルジュエの魂魄を定着させる為に人間と魔物を掛け合わせた実験体だそうです。
数々の実験が行われたようですがいずれも失敗に終わりました。
肥大化したエヒトルジュエの魂魄に耐えられる器になり得ませんでした。
失敗を繰り返してたそうですが吸血鬼の中に器になれる存在を発見しました。
それがユエなんですがユエは叔父に幽閉されてしまいました。
エヒトルジュエには知覚できない空間に幽閉されたので殺されたと考えました。
器にしようと考えていたユエを殺され怒り心頭だったので吸血鬼を滅ぼしたそうです。
ハジメは益々エヒトルジュエは幼稚だなと考え始めます。
エヒトルジュエが昔語りを終えるとハジメはボロボロの瀕死状態になっています。
生意気なハジメの心を折れたと思っていたようですが折れません。
ハジメはエヒトルジュエには何も無い。
お前は弱いと語ります。
エヒトルジュエは負け惜しみと思いたかったようですが違いましたよ。
ハジメが限界突破を使って本気を出します。
エヒトルジュエは騙されていた事に気が付きましたが遅かったです。
ハジメは敵の言葉を信じるなよと言って全力攻撃を始めます。
結構悪辣な戦い方をしていたんだね。
ハジメは全力を出しているふりをしてエヒトルジュエの攻撃を分析していました。
ハジメは事前にカプセル状の神水を呑み込んでいました。
胃の中でカプセルが溶けてハジメを回復させてくれます。
戦闘中に対抗できる魔法を編み出して優位に立ちます。
エヒトルジュエの攻撃を予測して先回りして攻撃を当ててきます。
エヒトルジュエは必死の応戦を試みますが悉く交わされてしまいます。
エヒトルジュエはハジメに組伏されて神殺しの弾丸を撃ち込まれる事になりました。
えーとハジメが大人化したユエを組み伏せている図だよね・・・エロい。
ハジメの勝利が確定したと思われたのですがエヒトルジュエに殴り飛ばされました!!
外れたのか?密着して撃ち込んだんだけど??

>>
第五章 ありふれた職業で世界最強
>>
ハジメの義手が吹き飛びます。
確かに神殺しを撃ち込んだのですがエヒトルジュエは生き残っています?
彼は死を覚悟したようですが助かった事に感謝しています。
予想外の幸運を噛みしめるよりも神を恐怖させたハジメへの制裁を選びます。
動けずに呆然としているハジメに密着して煽り始めます。
ハジメへの怒りが収まらないみたいですが激情を爆発させるのは神の矜持が許しません。
静かに嫌らしくハジメの心を攻める事にしました。
ユエの姿をしているのでエロいシーンみたいに見えるけど愛情は皆無だぞ。
ハジメの見立ての甘さを指摘して心を折ろうとしてきましたよ。
大腿部に触れて杭を打ち込んできます。
ユエの手で触れられているので興奮しそうに思えますけどね痛いだけのようです。
エヒトルジュエは神殺しへの耐性が付いていたと考えています。
楽しそうにハジメをいたぶっていたんですけどね・・・全ては勘違いでした。
ハジメが無反応だったのは心が折れたのではなくユエの魂魄を探していたからでした。
ユエの魂魄の位置を確認すると錬成を始めます。
小さな刃を作り出してエヒトルジュエを刺しました!!
エヒトルジュエは最後の哀れな抵抗と考えたみたい。
これが勘違いでしたよ。
エヒトルジュエはユエの魂が消滅したと考えていたんですが騙されていました。
ユエは魂魄だけの存在になっても消滅する事なくエヒトルジュエの内部に隠れていました。
ハジメはユエの体内で錬成を行い内部から体を破壊します。
エヒトルジュエは最愛の者の体を自ら傷付けるハジメの行いに瞠目していますよ。
ユエの魂魄が活動を始めてエヒトルジュエの魂を身体から追い出しました。
ハジメが撃ち込んだのはエヒトルジュエを倒す為の武器ではなくユエの魂とエヒトルジュエの魂を選別する為のモノでした。
ユエが復活させたのでエヒトルジュエを倒す事になります。
ハジメは新たな概念魔法を作り出してエヒトルジュエに撃ち込みました。
エヒトルジュエは消滅してしまいます。
勝ったと思ったのですが彼は生への執着が凄まじいな。
死にたくないとの強い想いから消滅を免れて周囲の魔物を吸収し始めます。
肉や骨が砕けて混ざり合い醜悪で巨大な肉塊になります。
ハジメとユエは魔力が尽きそうになっています。
そのままではエヒトルジュエを倒せません。
ハジメは自分を吸血鬼にして貰う事を選びます。
吸血鬼になったハジメとユエは互いに血を吸い合い枯渇した魔力を回復させました。
激しく出血しているので次の回復はありません。
一回で仕留める必要がありました。
ハジメがこれまでにエヒトルジュエが行ってきた非道な行いの罰を全て受ける概念魔法を作り出し撃ち込みました。
エヒトルジュエの肉塊は想像を越える激痛を受けながら消滅する事になりました。
エヒトルジュエが消滅したので神界が崩壊し始めます。
瀕死状態のハジメとユエは生き残る為に神界の端まで這って移動しています。
地上に連合軍が見える位置まで移動してきました。
そこにミレディが登場します。
ウザいポーズを決めての登場だったので本人確認が取れています。
ミレディがシア達を神界から脱出させたと伝えてきます。
ミレディがハジメとユエにお礼を言ってきました。
自分たちの概念魔法を正しく使ってくれてありがとうと言ってます。
自分が神界に残り神界を消滅させると言ってきます。
ハジメとユエはミレディの覚悟を察しました。
ハジメとユエはミレディをこの世界の守護者と称えています。
賞賛されてミレディは照れていますね。
ハジメとユエを神界から送りだしました。
ミレディを大迷宮の創設者達が出迎えています。
ミレディはみんなただいまぁーと言って神界と共に消滅しました。
ハジメとユエは抱き合った状態で落下しています。
ユエはハジメが何とかしてくれると信じ切っています。
彼女の期待に答える為にハジメは残っている魔力を集めて落下速度を軽減させる魔法を発動して地上に不時着しました。
地上の人々は神界が消えるさまを見ていました。
ハジメとユエが無事に帰ってくる事を祈っています。
愛子がハジメを信じろと不安そうな人々に向けて演説していますね。
ハジメへの想いが溢れている感じがします・・・もう隠す気ないのね。
シアがハジメとユエを発見します。
落下地点に駆け寄るとハジメとユエは二人だけの空間を作り出してイチャついていました。
仲間の存在に気付いた二人はただいまと言ってきました。
おかえりなさいと仲間が唱和しています。
ギリギリの戦いでしたねー。

>>
最終章 旅路の果て
>>
エヒトルジュエとの戦いは神話大戦と名付けられました。
神話大戦が終わって一ヵ月が経過しています。
ハイリヒ王国では復興作業が行われていました。
神話大戦はアーティファクトを通じて世界中の人々に視聴されていました。
復興に協力したいと思う人々が大勢出てきて押し寄せてきました。
リリアーナは多すぎる善意のボランティアを捌く事に追われています。
愛子と優花がリリアーナを補佐していますね。
書類仕事をしています。
リリアーナと愛子はハジメを巡ってライバル関係になっています。
リリアーナから愛子がハジメに抱かれたとの事実が語られています。
リリアーナもハジメとの交際を始めたようですが14歳で王女なので清い関係に留めています。
それが不満なようですね愛子を揶揄って溜飲を下げようとしていますね。
愛子は教師と生徒の恋愛に迷う段階は通過できたみたいです。
ハジメとの関係を暴露された事が恥ずかしいみたいです。
周囲で聞いていた生徒たちは日本に帰ってからも愛子とハジメの肉体関係は秘密にすると誓っています。
愛子は恥ずかしさに極致に至り部屋の隅で小さくなっています。
でも嬉しそうですよ。
シモン教皇は世界を漫遊する旅に出ました。
ハジメの発案でミレディ達の功績を後世に残す脚本が作られました。
トータス世界には良い神が居たのだが悪神エヒトルジュエによって封印されてしまった。
ミレディ達解放者が善き神を封印から解放する為に活躍したって話をでっち上げました。
大戦を乗り越えて貫禄を付けたリリアーナはそれを認め世界に流布する事にしました。
シモン教皇がそれを担う事になります。
ヘルシャー帝国では亜人との和平条約が締結されようとしています。
亜人は人間もどきって蔑称と捉えられるので彼らを獣人と呼ぶ事にするとシモンが宣言しました。
獣人と帝国との和平条約の締結式に香織が参加する事になります。
香織は大戦で多くの兵士を救ったので平和の調印式に相応しいとシモンが丸投げした結果です。
香織の付き添いとして雫、鈴、龍太郎が同行しています。
調印式にはハウリアの族長カムも出席していました。
調印が終わるとハムが切れ切れの香ばしい決めポーズを取りました。
浩介と一緒に見物にきていたラナが流石と褒めています。
ラナと浩介は大戦後から交際を始めていました。
浩介がラナに惚れこみ猛烈なアピールを繰り返したそうです。
ラナは最初断る積もりでした・・・無理な条件を提示しました。
大迷宮を踏破してハジメと戦い傷を付けられたら交際するとの条件を提示しました。
普通ならお断りされていると分かりそうなもんなのですが浩介は挑戦しました。
大迷宮をクリアして重力魔法を会得しハジメに挑んで頬に小さな傷を付ける事に成功しました。
感激したラナが浩介との交際を快諾し交際が始まりました。
浩介との交際を始めてもラナはハジメの部下って立場を変えませんでした。
ラナの為に大迷宮をクリアする気概を見せた浩介にハジメは感じ入るモノがあったようです。
急速に仲良し度が上がりました。
ラナは浩介がハジメと親しくしているのを誇らしく思っています。
雫の事をハジメの家族なので敬わなければと言っていますね・・・
雫もハジメとの関係を進めたようですよ。
正妻宣言したユエが認めた女の子はハジメが受け入れれば関係が進むようだぞ。
ティオと香織と雫と愛子がハジメと結ばれたようだね。
雫が真っ赤になっていますよ・・・可愛いですね。
照れているのでまだ初歩の段階のようだね。
ユエに鍛えられたハジメが相手なのでどんな初体験だったんだろうね?
いきまくったとか?
鈴たちは大戦後に強くなる浩介って訳の分からない存在だよねと呆れています。
調印式が終わったので雫たちは帰ろうとします。
そこに血相を変えたガハルトが飛び込んできました。
調印式の後に帝国の王族に掛けられた自動的に爆発する首輪を外す事になっていました。
雫は素で忘れていたようですよ。
首輪が外され気分が軽くなったガハルトは調子に乗ってしまいます。
雫に向かって処女卒業のお祝いを言ってきました!!
ガハルトは本気で雫に惚れていたようですね。
悔しいが親友のハジメに取られたのなら祝福すると言ってきます。
心からの祝福だったのですがデリカシーに欠けていました。
真っ赤になった雫は抜刀してガハルトの首を落とそうとしてきました。
香織が慌てて止めています。
香織の好判断によりガハルトは首皮を薄く切られるだけで済みました。
そこにカムがやってきて帝国が攻撃してきたと勘違いして攻撃態勢を取ります。
大混乱に陥るのですがユエが転移で現れて鎮圧しました。
雫からガハルトに一人乗りの飛空船が渡されます。
ハジメからガハルトに贈られました。
リリアーナとカムが自爆スイッチを持っているのですが内緒にしておきます。
ガハルトはハジメからのプレゼント大喜びしています。
自爆スイッチはガハルトが飛空船を使って他国に侵攻した時に備えてのモノです。
ガハルトは冒険が呼んでいると言っていますね、皇帝を辞めてしまうかもしれません。
ティオとシアは魔国ガーランドの首都に来ています。
ティオが最後に戦ったフリードとウラノスに花を手向ける事が目的です。
シアはティオを高潔と評しますがティオは単なる自己満足なんだと否定しています。
照れているわけでは無さそうですね。
ティオはフリードとウラノスを倒した事は後悔していないそうです。
二人を忘れないと自分の心を整理する為に花を手向けたようです。
ティオに倒される直前にフリードは神界に連れてきた魔族を仮死状態で魔国に転移させていました。
ハジメは首都の地下に巨大な空間を作り出し安置します。
北大陸の復興が終わってから徐々に蘇生処置をとる事に決めます。
魔国には離反して隠れ里に住んでいた魔族が集まってきています。
彼らは人類との共存を望んでいました。
残りの魔族を説得する役目を買って出てくれます。
魔国には愛子親衛隊を名乗る元神殿機士のデビッドが駐留しています。
彼らは魔族の監視任務を帯びていました。
シアの事をハウリア殿と家名プラス敬称付で呼んでいます。
彼は獣人への差別意識が無くなったみたいだね。
シアの活躍を見ていれば当然か。
ハジメはフェアベルゲンに作った住居に籠り神結晶の作成に勤しんでいます。
大迷宮の地下に神結晶が無いと分かったので自分で作ろうと考えました。
オルクス大迷宮の地下に神結晶が存在した事から見つけた神結晶はオルクスが作り出した物なのでは?と考えた結果です。
神結晶は魔力が溜まって作られます。
世界中から魔力を集積して作ろうとしています。
大きな魔力を保持している同級生たちもその日に余った魔力を流し込んで協力していました。
遂に地球の位置を探り出す為の羅針盤と鍵を作り出す事ができる神結晶が完成しました。
関係者を集めてハジメとユエが協力して錬成を始めました。
緊張しながら見守っています。
遂に羅針盤と鍵の錬成に成功しました。
歓声に包まれる中でハジメとユエが抱き合って余韻に浸っています。
シア達が独り占めはズルいと言って二人に飛び付いてきます。
余韻に浸りたいユエは正妻権限を行使してシア達を出禁にします。
ユエは身体の大きさを子供バージョンと大人バージョンに切り替えられるようになっています。
大人バージョンになりハジメに誰と寝たいか聞いてきます。
ハジメはユエ一択と答えました。
満足げに微笑みながらハジメを連れて瞬間移動してシア達から姿を眩ませました。
転移したハジメはユエを連れて森の中を移動しています。
大きな木の根元でユエの叔父ディンリードが残した遺言が封印されている宝珠を再生します。
ユエはディンリードの遺言を聞く事になりました。
ユエがエヒトルジュエの器になれると知ったディンリードはユエを守る為に大迷宮に閉じ込めた事は分かっています。
ディンリードが苦渋の選択をしていた事が語られています。
ユエはディンリードが自分の事を一心に案じていたと分かり泣き出してしまいます。
自分の力が足りなくて遠い未来にユエを救い出せる誰かに託す事にしたと言ってました。
ユエのパートナーになった誰かに向かってユエを幸せにして欲しいとお願いしています。
ハジメは任せろと請け負います。
ディンリードに愛されていたと知ったユエは彼の事をお父様と呼んでいます。
蟠りは消えたみたいだね。
ハジメは破壊不能な指輪を取り出してユエにプロポーズします。
「ユエが欲しい。この先の未来も全部、俺にください」
ユエは真っ赤になって言葉に詰まっています。
嬉し過ぎて感情が飽和しているようだね。
何とか「・・・んっ!!」と頷き指輪を嵌めて貰いました。
ハジメにも同じ指輪をユエが嵌めています。
ユエが後いくつ指輪を用意してあるの?と聞いてきました。
それを今言うのはどうなんだ?とハジメが苦言を呈しています。
彼としてはユエへのプロポーズを完了した余韻に浸りたいようですよ。
ユエが次はシアにしてあげてとお願いしてきましたよ。
ハジメならみんな纏めて幸せにできると続けます。
ユエはハジメと関係した女の子全員に指輪を贈れと言っているみたいですね。
ハジメも全員に指輪を贈る覚悟は出来ているようですね。
ユエはそれでこそハジメと肯定してくれました。
特別は譲らないとの覚悟も示してくれます。
ハジメは嬉しくて仕方ないんじゃないでしょうか?
愛されていますねー。
ユエの捜索を行っていたシア達が現れ賑やかになります。
余韻なんてモノは吹き飛んでしまいました。
ハジメとユエは手を広げてシア達を受け止めています。

>>
エピローグ
>>
集団神隠しとしてハジメ達の失踪は扱われていました。
最初は愛子が生徒を洗脳して誘拐したと思われたそうです。
現場検証が行われると誘拐の痕跡は無く忽然と姿を消したようにしか思えませんでした。
残された家族たちは家族会を作って情報共有をはかり捜索を続けていました。
南雲家でもハジメの両親(愁と菫)が帰りを待っていました。
愁はゲーム会社を経営しています。
菫は少女漫画家ですよ。
一行に有力情報が集まらず疲弊していますね。
心無い誹謗中傷もされたそうです。
深夜に呼び鈴が鳴らされます。
心無い中傷をしに来たと思い応対しようとインターフォンの受話器を取ります。
ディスプレイに映っていたのはハジメでした。
容姿が失踪時とは変化していますが両親には人目でハジメだと分かったそうです。
玄関から飛び出しハジメを抱きしめました。
ハジメは最初自分とは分かってもらえないのは?と心配していましたが杞憂でした。
再会の抱擁を交わしてただいまと伝えます。
両親はおかえりとハジメを受け止めてくれました。
ハジメはユエ達を紹介したようです。
南雲家は騒動とは無縁とはなりませんでした。
にぎやかな生活が始まるみたいです。
その後も各国政府や裏の世界が絡む大事件に巻き込まれるそうです。
別の世界を知る事となり騒動に巻き込まれます。
ハジメはユエ達と共に乗り越えていく事になります。
まあね、あの限界突破しているパーティならばどんな問題にも対処できるだろうね。
ハジメはどんな風にユエ達を紹介したんだろうね?
正直に第一夫人から順番に紹介したんだろうか?
受け入れたとしたらハジメの両親は適応力が高いよね。

>>
番外編 もう一つのエピローグ
>>
ミレディはどことも知れぬ世界の、いつとも知れぬ時代に転生したのね。
教会に捨てられていた孤児シーリーとして暮らしていました。
前世の記憶が断片的に残っているようです。
小さい頃から何かを忘れているとの思いに駆られています。
14歳になったシーリーは自分が求めている何かを探す為に旅に出ようと決意します。
町で便利屋をやっています。
町一番の商家の長男に惚れられてしまいます。
長男はシーリーが町を出て行くと知り止めようとしてきました。
彼の両親もシーリーが長男とくっついてくれる事を望んでいるようですね。
ウザイ言動は変わっていないのですが空気の読めるシーリーは真摯にお断りしていますね。
彼女の本気の目を見てしまった人々はシーリーを説得するのは無理と悟ります。
孤児院への帰路に付いたシーリーを妹分が迎えにきました。
貴族様がシーリーを探しているそうです。
教会の前に馬車が止められていました。
会いに行くと貴族は孤児院の院長夫人と談笑していました。
シーリーが部屋に入り貴族と対面します。
彼の姿を一目見てシーリーは夢に出てくる人物に違いないと感じ取ります。
貴族が自己紹介してきます。
隣の国のクレイエル伯爵家のヴァイスだと自己紹介してきます。
続けて古い友はオスかー・オルクスと呼ぶはずだと付けたしました。
シーリーは自分がミレディ・ライセンだったことを思い出します。
オスカーがやっと見つけたと言ってきました。
オスカーは約束を守りミレディの事を探していたようですね。
二人はヒシっと抱き合い再会を喜び合っています。
ミレディとオスカーは恋人同士だったのかな?
二人だけの世界を形成していますよ。
二人は他の仲間を探す旅にでるようです。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘5
嫉妬3
チート能力5
進化形イチャラブ5


AmazonLink: ありふれた職業で世界最強 13 (オーバーラップ文庫)

コメント

人気の投稿「過去1年間」

ラノベの感想) 最弱無敗の神装機竜《バハムート》第20巻 (GA文庫)

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第17巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) カノジョの妹とキスをした。4 (GA文庫)

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第16巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) 86―エイティシックス―Ep.12 ─ホーリィ・ブルー・ブレット─ (電撃文庫)

ラノベの感想) 幼女戦記 第13巻 Dum spiro,spero ‐上‐

ラノベの感想) 幼女戦記 第14巻 Dum spiro,spero ‐下‐

ラノベの感想) 幼女戦記 第12巻 Mundus vult decipi, ergo decipiatur

ラノベの感想) 異世界蹂躙 ―淫靡な洞窟のその奥で― 第3巻 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)