ラノベの感想) 新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち 第5巻 (電撃文庫)


概略:
茉莉花はマーシャル・マジック・アーツの全国大会に向けて練習に熱が入ります。小陽の強力で部活の合宿が可能となりました。宿泊所に人数的な余裕があったのでアリサ、明、日和、小陽も合宿に参加します。川で泳げると分かったので五人で水着を買いに行きます。山岳部も近くの施設で合宿を行っているので合同でのトレーニングが行われます。茉莉花は山岳部のOBとして指導に当たっている西城レオンハルトと知り合います。千葉エリカが門下生を連れて合宿にやって来ました。エリカとも知り合う事になります。茉莉花は二人から魔法を教えて貰う事になりました。二つの魔法を会得した茉莉花が全国大会で一条茜との再戦を果たします。

レーベル:電撃文庫
発行日:2023/2/10
著者:佐島勤
イラスト:石田可奈
ISBN:978-4-04-914528-1
雰囲気:おっぱい論争、合宿、お風呂、百合疑惑、稽古、司波達也は危険かも?、妖しい起動式、vs千香、閃き、シスコン、vs茜

九校戦が終わりましたが夏休みは残っています。
茉莉花にはマーシャル・マジック・アーツの全国大会が待っています。
部長の千香に部活で合宿をしないのか問いかけます。
千香は場所が確保できないんだと嘆きます。
その話を聞いた小陽が父親の経営する会社の合宿所を提供してくれました。
人数に余裕があったのでアリサ、日和、明、小陽も参加する事になります。
泳げる川があるというので水着を買いに行く事になりました。

茉莉花、アリサ、明、日和、小陽は揃って水着を買いに来ています。
渋谷にあるショッピングビルで浄偉と遭遇しました。
小陽が彼を揶揄い始めます。
アリアと茉莉花も水着を買いに来ているんだよ、一緒に行くと誘います。
一緒に行けば極上の鑑賞会に参加できるのですが浄偉は照れてしまい拒否していますね。
小陽は浄偉と幼馴染認定されるのを嫌がっていますがこれはテレが多分に入っているように思えます。

明は単独、アリアと茉莉花、日和と小陽に別れて水着選びを行い途中で集合する事になりました。
選んだ水着を見せ合って決める方式を取ります。
アリアと茉莉花はお互いにセクシーな水着を着せようと試みます。
意地を張り合う事になってしまいます。
集合して水着を見せ合う事になりました。
アリサはサイドが編み上げになっている水着姿を披露してくれます。
その姿を見た日和が「おお、セクシー」とオッサン臭い感想を述べています。
茉莉花は白いセパレートで下はショートパンツタイプの水着姿を披露しました。
それを見た小陽が「わっ!茉莉花さん、すご・・・」と正直な感想を述べています。
「すご」は強調された茉莉花の巨乳ちゃんを示しています。
茉莉花はそれが不満なようですね。

茉莉花がアリサの水着姿を見て思った通り似合っているとの感想を述べます。
アリサから「いやらしい」と言われてしまい焦ります。
茉莉花の目つきがいやらしかったそうです。
茉莉花が濡れ衣だと主張すると再度「いやらしい」と言われます。
今度は茉莉花が巨乳を自慢していると言われます。
「そんなに大きな胸して・・・見せびらかしてるの?」と言ってます。
選んだのはアリサだろと反論しても聞いてくれません。
「そんな風に見せびらかされるなんて思ってなかった」と不満そうです。
アリサの胸も大きい方でしょ!と反論するもミーナほど大きないよ!と不満をぶちまけられました。
アリサは茉莉花よりもおっぱいが小さい事を根に持っているようです。
おっぱい論争に発展しそうだったので明が仲裁に入りました。
明と小陽はそれほどでもないのですが日和は茉莉花の巨乳っぷりが羨ましいようですね。
恨めし気な目で茉莉花は贅沢と言っています。
茉莉花に巨乳ちゃんだって自覚が無いのがなんともね。

合宿所のある最寄り駅に集合して小陽の父親の会社が出してくれるバスで向かう事になります。
近くで合宿を行う山岳部の部員も一緒に乗って行く事になりました。
初日は山岳部と合同で山道でのランニングを行います。
アリサと明がジョギングに参加する事になります。
そこで山岳部のOBである西城レオンハルトと出会いました。
レオはアリサが十文字家の娘と知り驚いています。
克人の妹と分かり「似てねぇ!」と叫んでいます。
まあ確かに全く似てねーよな、そりゃ驚くわ。

ランニングが終わるとアリアは日和とテニスをする事にします。
明と小陽がテニスをしています。
二人とも打ち合いは下手なので余計に走らされたようですね。
練習を終えた茉莉花が浴場に向かうと小陽と明が湯船で弛緩していました。
アリサと日和はとっくに上がったそうです。
走り過ぎて疲れたそうですよ。

合宿二日目、アリサ、明、日和、小陽は山岳部の訓練を手伝う事になりました。
合宿に参加しているのですが目的があるのは日和の泳ぎたいって希望だけです。
山岳部は滝の横を登る訓練をしていました。
アリサ達は落下した者を魔法で受け止める役目を担っています。
そこで浄偉が神妙な顔でアリサに話しかけてきました。
浄偉はアリサの異母兄十文字竜樹の得意な魔法と苦手な魔法を教えて欲しいと言ってきました。
神妙な顔をしていたのは身内しか知らない手の内を聞き出すのはフェアじゃないと考えてたからです。
小陽は浄偉がアリサに告白したように見えて心配になっています。
竜樹が三高の緋色にアリサの魔法について教えていた事実を鑑みアリサはお互い様なので教えても問題ないだろうと考えます。
浄偉に竜樹の魔法について教えてあげています。

小陽が浄偉に質問してくるね。
彼女は浄偉がアリサに告白してフラれたと思い込んでいました。
浄偉は誤解があると説明する事になっています。
告白などしていないと告げると、告白もできずに撤退したんですか?と聞かれます。
告白しに行ったんじゃないと告げても納得してないみたいだ。
小陽から浄偉はアリサが好きだよね?と問われてしまいます。
浄偉はノーコメントと答えましたが小陽の指摘は当たっているようですね。
浄偉は十文字竜樹について聞いていたんだと正直に伝えましたが小陽は納得してないようです。
小陽はやっぱり浄偉が好きなのか?

合宿二日目の午後は水中での訓練となりました。
アリサ、明、日和、小陽は川で遊んでいます。
日和と小春はアリサの水着姿に見とれていました。
明は意外と冷静なんだよね・・・彼女に百合の気はないようだ。
そこに休憩時間を利用して茉莉花が遊びに来ましたよ。
水中からアリサに近づき足を払ってアリサを驚かせています。
真に残念な事ですが二人ともセクシーな水着は着てないよ。
イチャイチャしていますね。

夕食後に西城レオンハルトから硬化魔法を教えて貰う事になります。
硬化魔法はマーシャル・マジック・アーツに有用と考えたからです。
茉莉花は最初シャツを硬化する魔法を習います。
司波達也が考案した方法で教えて貰う事になります。
司波達也と聞いて明が喜色を示しています。

合宿三日目に千葉エリカと合流する事になりました。
エリカは門下生を連れて合宿に来たようです。
エリカがマーシャル・マジック・アーツ部が練習している体育館にやってきました。
練習を見てくれる事になります。
男子部員が挑むのですが簡単に負けてしまいます。
エリカが茉莉花を指名してきたね。
茉莉花はエリカの強さを知る事になりました。
エリカは茉莉花の攻撃を余裕で裁き攻撃してきました。
ここでエリカが切陰(きりかげ)という裏の秘剣を披露してくれました。
魔法師でなくても魔法師を倒せる技だそうです。
茉莉花のリアクティブ・アーマーを素通りしてダメージを届かせました。
茉莉花は霧陰に魅了されてしまいます。
エリカは茉莉花に魔法を使って移動する技を教えます。
滑空という魔法で足を踏み込まなくても移動が可能となります。
茉莉花は滑空をモノにする為に練習に励みます。

合宿の最終日が午前中は自己練習でした。
茉莉花はアリサに付き合って貰い滑空の練習をしています。
帰る前にエリアが泊っているロッジに行ってみる事にします。
霧陰について質問があるようです。
扉をノックするとレオが出てきましたよ!!
茉莉花とアリサは驚いています。
何故ここに?とは問えませんでした。
エリカは茉莉花とアリサが来た事に驚いています。
茉莉花は滑空を使えるようになった事を報告しています。
エリカは完全に会得できるまで練習を続けなさいと言ってきます。
茉莉花が頑張りますと答えるとエリカが上機嫌になっていますね。
エリカにとって茉莉花は教えがいがある生徒のようですね。
茉莉花が霧陰を教えて欲しいとお願いしてきます。
エリカは堅い守りにものを言わせた積極的な攻撃をする茉莉花のスタイルには合わないと言ってきます。
防御手段を増やした方が良いのではないか?と勧めてきます。
エリカは千香から茉莉花が一条家の体液干渉魔法に苦杯を喫したと聞いていました。
レオが司波達也から提供された肉体を硬化する魔法の起動式を茉莉花に教えてくれました。
アリサはまた司波達也の名前が出てきたと不吉な予感を感じています。
アリサは達也の事を怖がっている感がありますね。
茉莉花は達也に無断で提供しても良いのか問いかけます。
レオは軽い感じで達也からその魔法を使えそうなヤツがいたら分けてあげてくれと言われたと言っています。
渡した相手の事を後から教えて欲しいってのが提供条件でした。
アリサは達也の業績を鑑みマッドサイエンティスト的な興味を持たれるのでは?と心配になっています。
心配になったアリサはレオと達也の親密度を聞いていますよ。
最近はお互いに忙しいので時々電話で話す程度だそうです。
それなら表面的なプロフィール以外が伝えられる事は無いだろうとアリサは安心しています。
アリサと茉莉花はレオがエリカのロッジに居た理由を推測し合っています。
恋人同士には見えなかったとの感想を抱いています。
二人は恋人以上の親友って感じだったそうですよ。

レオから教えて貰った肉体を硬化する魔法が人体に悪影響が無いのか心配なアリサは明に解析を依頼しました。
司波達也の術式に触れる機会を得られた明は大喜びしています。
明は兄の五十里啓にも解析を頼んだようですね。
啓は医療魔法の一種ではないか?との解析結果を示します。
啓も達也の起動式に触れられる機会を得られて仕事を放り出して解析してくれたんだそうです。
バダリィフォージングと名付けられたこの魔法は細胞の位置を固定する魔法ではないか?と推測しています。
未知のプロセスが存在するところまで解析してくれました。
四系統八種のどの類型にも当てはまらなず古式魔法にも一致するパターンが見つからないそうです。
未知のプロセスを外すと魔法は起動しなかったそうです。
使用しても人体に影響はない事までは分かりました。
未知のプロセスについて更なる解析を続ける事になります。
お礼を述べるアリサに対して明はマッドサイエンティストの様な笑みを浮かべて礼を言うのはこちらだと言っています。
憧れの司波達也が考案した魔法式に触れられて明は舞い上がっています。

地区予選の前日にアリサは茉莉花の部屋に泊まります。
夕食を作ってあげたり風呂上がりに髪を乾かしてあげていますよ。
相変わらずイチャイチャしていますね。
翌朝はアリサが茉莉花を起してあげています。
朝チュンしないのが残念ですが茉莉花の身体を揺すって起こしています。
茉莉花は寝坊を心配して飛び起きています。
アリサから集合時間には余裕があると言われて安心しています。
至れり尽くせりですなー。

マーシャル・マジック・アーツの地区予選に挑みます。
準決勝に残れば全国大会への切符を手にできます。
茉莉花は準決勝に進出して千香と対戦する事になりました。
お互いに手の内を知り尽くしているので長い試合をなりました。
茉莉花は気を付けていたTKOで負けてしまいます。
リアクティブアーマを使っていると障壁によって相手の攻撃が遮られます。
それによって相手に攻撃されたと気が付けません。
有効打として相手にポイントが加算されて行きます。
茉莉花は自分の弱点と認識しているのですが負けてしまいました。
とても悔しがっています。

全国大会に向けて茉莉花は仕上げに入ります。
レオに教えて貰ったバダリィフォージングの練習とエリカが使った霧陰の練習をしています。
霧陰の方は会得への取っ掛かりも掴めませんでした。
千香には目途が立たないようなら全国大会が終わるまで練習は諦めろと言われます。
アリサがビデオカメラで茉莉花の動きを撮影しています。
サイオンの強弱を映像として残しています。
アリサは茉莉花の部屋に行き映像を見直しています。
アリサが映像の中にヒントになりそうな個所を見つめます。
勢い込んで詰め寄った茉莉花がアリサを押し倒す事になりました。
アリサが重いと文句を言うと何をぅ!とふざけた口調で抗議しています。
ラブラブだなー。
アリサは問題のシーンでサイオン光が薄いと指摘します。
薄いのは密度が低いって事なのでは?と考えます。
茉莉花はサイオンの密度が薄いのはないと感じていますが具体的には分かりません。
アリサはレオに教えて貰ったバダリィフォージングに集中する方が良いと助言します。
茉莉花は心残りがありそうですがバダリィフォージングに集中しようと決めます。

アリサは夕食後に十文字家の訓練場で攻撃型ファランクスの練習を行います。
集中していたので克人が見ている事に気が付けませんでした。
克人は十師族関連の仕事が立て込んでいて忙しいようです。
アリサの練習を見てあげられない事を謝ってきます。
ニ十分ほど見られていたと聞いてアリサが驚いています。
克人から攻撃型ファランクスの仕上がりを褒められました。
もう少し連射性を高める事ができれば十文字家の魔法師として戦力に数えられるそうです。
アリサはお礼を述べますが心境は複雑です。
彼女は十文字の戦力にはなりたくないと考えています。
克人から何か心境の変化があったのか?と問われます。
アリサは友達が頑張る姿を見て自分も頑張らねばと思ったと答えました。
克人は友達が茉莉花の事を刺しいてると察します。
切磋琢磨できる友人は得難い大切にする事だと告げてきました。
アリサは茉莉花が大切な友達として認められた気がして嬉しくなっています。

明がバダリィフォージングの未知のプロセスについて解明しました。
啓も手伝ったようですが時間に関係するプロセスだろうとの結論を出します。
啓が時間を巻き戻すような効果で治癒を受けた事実からそう結論付けたようです。
啓が達也から時間遡行の魔法で治療されたと聞いて感動したそうですよ。
達也を崇拝している明の姿勢を見た茉莉花は明の家(五十里家)が変な宗教の信者になってないよねと心配しています。
明がうちは仏教徒よ般若心経くらいだったら暗唱できるわと反論しています。
アリサと茉莉花は驚いていました。

アリサは茉莉花が霧陰習得を諦めていないと気付きます。
霧陰の秘密を自分が解き明かしてあげようと考えました。
克人の書斎に赴きエリカの霧陰について質問する事にします。
克人はエリカと戦場を共にした事があり彼女の実力を認めていました。
克人は茉莉花がエリカの魔法に取り憑かれたと表現しています。
エリカの技は人を魅了するとまで言っています。
特に魔法師よりも武人としての価値を重視する者には魅力的なんだそうです。
克人はエリカが十山つかさの魔法障壁を無力化した事があると教えます。
その際つかさは肉体の情報体を形作るサイオンの流れを断ち切られていたそうです。
これがヒントになったね。
アリサは単独で霧陰の秘密を解明を目指す事になります。

アリサが練習中の茉莉花の元にやってきて霧陰の正体を掴んだと教えます。
アリサは汗だくでやってきたので茉莉花は驚ていました。
アリサから霧陰はサイオンレーザーだと言われました。
実査に茉莉花相手に使って見せる事になりました。
茉莉花にリアクティブ・アーマーを発動してもらいアリサが技を放ちました。
アリサは一定周波数のサイオンの波を合成して放ちました。
アリサの魔法がリアクティブ・アーマーを突き破り茉莉花にダメージを通します。
茉莉花は倒れてしまいます。
技を放ったアリサもサイオンを放出し過ぎて倒れました。
二人は保健室に運ばれます。
先に目覚めた茉莉花はアリサの症状はサイオンの使い過ぎによる過労だと聞かされ安堵します。
十文字家が手配した車でアリサを送る事になります。
この時に生徒会の用事で学校に来ていた勇人も一緒に乗って行く事になります。
アリサが倒れた事で勇人が溺愛モードを発動する事になります。

勇人はアリサが一人で努力していた事を知っていました。
彼女が心配な勇人は茉莉花に技を完成して貰おうと考えます。
シスコンぶりが爆発してますなー。
勇人は習得のヒントとして一つの事に集中する事だと教えます。
勇人の「できないか?」との問いに茉莉花は「やります」と答えました。
勇人は意外な程良い奴だよね。
アリサへの深い兄妹愛を感じるぜ。

全国大会の日がやってきました。
会場である日本武道館にやってきた茉莉花は「おおー」と歓声をあげています。
お上りさんのような反応を示したので千香から東京に来て何カ月になるんだ?と指摘されてしまいます。
茉莉花はまだ五カ月です日本武道館は初めてですと答えました。
伝わってないね。
少し遅れて茉莉花と同じように「おおー」と歓声を上げる人物が現れます。
声をあげていたのは一条茜でした。
茜は対戦楽しみにしていると言ってきます。
茉莉花はなるべく早く当たりたいねと答えました。
二人ともトーナメントで対戦できると疑っていません。
最悪でも決勝で戦えると考えています。

アリサは珍しく別行動で勇人と一緒に観戦にやってきました。
勇人は溺愛モードを継続中です。
スタンドには千葉エリカが観戦に来ていました。
エリカは茉莉花に向かってサムズアップを送ってきます。
茉莉花には全員をぶっ飛ばせと言っているように思えました。
勝利のブイサインを出して返答しています。

スタンドには茜を応援する為に一条将輝と吉祥寺真紅郎も来ていました。
将輝の登場にスタンドは盛り上がっています。
茜は真紅郎に手を振っていますね。
真紅郎はテレテレになっています。
茜は猛プッシュを続けているのね。

クジ引きの結果茉莉花と茜は決勝戦まで当たらない事が決まります。
お互いに勝ち上がっていきますよ。
茉莉花は準決勝で千香と戦う事になりました。
予選会では負けてしまったのですが今回は茉莉花が勝ちました。
茉莉花は自分に合わせて年齢制限のある階級にエントリーしてくれた茜との対戦を果たしたいとの気持ちで勝ち抜きます。
茜は準決勝で苦戦する事になりました。
茉莉花と当たる時まで隠しておきたかった新魔法を使わざろう得なくなります。
アリサに危険と指摘されてしまった[生体液震(オーガン・クエイク)]の威力を落とした新魔法です。
浸透頸(しんとうけい)と呼んでいます。

茉莉花と茜の決勝戦が始まりました。
スピードは茜の方が上回っています。
茜は[神経撹乱]を使って茉莉花の五感を狂わせようとしてきます。
茉莉花はTKOを避ける為に硬化魔法を使って神経撹乱を防いでいます。
茜は茉莉花が短期間で丁寧な高い方をするようになったとの危機感を抱きます。
一見して茜が押しているようでしたが実情は違うようです。
茉莉花の方にも余裕はなく茜の攻撃を防ぐ事に意識が集中していきます。
茜は手数を出して押し切る作戦に切り替えます。
チャンスを狙っていた茜が浸透頸を撃ち込みます。
茜はやったと思ったようですが茉莉花がバダリィフォージングで威力を半減させました。
アリサから勝ってとの声援が飛びます。
茉莉花の思考が茜に勝つと統合されます。
その一念が茉莉花にサイオンレーザー(切陰)を放たせました。
茉莉花は正拳突きでサイオンレーザーを放ちます。
茉莉花の手は茜には触れていません。
茜はステップバックしてからのハイキックを放とうと試みます。
ここで茜が胸を両手で抑えて倒れ込みました。
観客席のエリカには茉莉花が使ったのがどんな技なのか分かったようです。
「へぇ・・・」と興味深そうな笑みを浮かべています。
カウントが始まります。
茜はカウントナインで横座りの体制まで身体を起しましたが立ち上がれませんでした。
茉莉花の優勝が決まりました。
一高生の間から爆発的な歓声が上がりましたが茉莉花は静かに天を仰いでいます。
茉莉花はやり遂げた満足感に浸っていました。
これは茜を倒せた満足感に浸っているのか?霧陰を使えた事への満足感か?
立ち上がった茜が茉莉花の右腕を高々と上げました。
客席のアリサは泣きながら夢中で拍手を送っています。
友情の勝利だね。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
友情5
魔法戦5
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美少女5
学園生活3


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