ラノベの感想) 続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 第6巻 (電撃文庫)


概略:
達也が分解と再生を使って効率的に発掘作業を行っています。痕跡を残さずに発掘できるのは便利ですね。遺跡の場所を特定した達也たちは代々遺跡を守っている人達と出会います。彼らは達也を遺跡に触れる事を認められた相続者と認めます。遺跡が点在している事が判明します。USNAの秘密兵器を借り受けて高高度からの降下作戦を慣行。次の遺跡で他の遺跡の所在地と危険な魔法の存在を知ります。達也とレナが同盟したのでスパイの必要は無くなったと考えた遼介が渡米を計画します。彼の行動を知った達也は極秘裏に協力する事にします。十六夜家に拘束されているローラを救出する為に大亜連合の八仙が派遣されます。

レーベル:電撃文庫
発行日:2023/5/10
著者:佐島勤
イラスト:石田可奈
ISBN:978-4-04-915009-4
雰囲気:鍵発掘、相続人、退社、降下作戦、逃亡、危険な魔法、次の目的地、再会

達也、深雪、リーナ、兵庫がシャンバラの鍵発掘に向かいます。
埋まっていると予想される場所に近付くと魔法使った幻影が見えました。
達也が魔法を消し去ります。
達也たちを監視している一味が居ると分かりました。
魔法で作られた鷹が現れ道案内をしてくれました?
達也と深雪が鍵の発掘に向かいます。
達也は分解魔法を使って地面に穴を開けます。
空いた穴に飛び込んで地下に向かいます。
深雪が魔法で酸素を送り込みます。
魔法便利・・・超便利。
何の道具も使わないで発掘作業をしています。
達也は地下から鍵を発掘しました。
発掘を終えると再生で元の状態に戻しています。
これで発掘の痕跡は残りません・・・鍵が持ちされただけです。
達也の魔法は泥棒にも向いているのね。
鍵が三つ揃うと動きが無くなりました。
達也は三つ目の鍵が埋まっていた場所が正規の場所では無かったのでは?と予想します。
推測によりシャンバラ遺跡が存在する場所をIPU(インド・ペルシャ連邦)が近年創設した魔法大学の下だって仮説を建てました。

藤林から帰国して欲しいとの連絡が入ります。
カンパニーの書類が溜まっている上、達也が出国状態にある事を国のお偉方が不満に感じているそうです。
達也は一度帰国すると決めます。
準備が不十分ですが帰国する前にシャンバラ遺跡があると仮定した場所を調べる事にします。
夜になってから達也、深雪、リーナの三人で潜入しました。
魔法大学に潜入すると達也たちを「遺産の守り人」を名乗る集団が待っていました。
達也たちを襲った幻影の魔法には遺跡に入る資格があるのか調査する意図がありました。
見事に突破した達也は資格有と認められました。
「遺跡の守り人」から彼らが自力で遺跡の調査をしようと考えてこの場所に魔法大学を作ったと教えられます。
建設工事中に遺跡が出てくるのを期待したそうですが何も出て来なかったんだそうです。
遺跡を隠す目的で倉庫を建てました。
彼らの案内で達也は倉庫に入ります。
分解魔法を使って達也が深い穴を掘りました。
穴に潜って横穴を掘ると空間が存在する事を発見しました。
遺跡の周囲の空間は何らかの情報を捻じ曲げる仕組みが施されていて達也のエレメンタルサイトでも確認が取れませんでした。
達也は守り人達を一緒に行くか?と誘います。
彼らは自分たちは遺跡に触れ資格を持たないので行けないと言ってきました。
彼らは自分たちが代々受け継いできた守り人の役目に意味があったと分かり満足していました。
達也は深雪とリーナを連れて遺跡に向かいます。
壁にある三つの窪みに鍵を嵌めると遺跡の扉が開きました。
三人が中に入ると扉が勝手に締まり始めます。
閉じ込められると焦ったリーナが慌てて扉に戻ろうとします。
達也がリーナを止めました。
扉が閉まってしまいリーナが喚き始めます。
閉じ込められたどうするんだよと焦っています。
達也が内側にも窪みが三つあるので開けられると教えてあげました。
遺跡の中には祭壇があり先端に宝玉が嵌った杖が刺さっています。
最初にリーナが抜くのに挑戦しますが失敗しました。
力だけでは抜けないと分かります。
達也は横にはる杯にサイオンを流し込みながら杖を引っ張ります。
抜けました。
自分で抜けなかったリーナがちょっと悔しそうです。
遺跡の中に立っている石板を調べる事にします。
石板に触れた達也が固まりました。
目を見開き固まっています。
焦った深雪が達也に飛び付こうとしますがリーナが羽交い絞めで止めます。
リーナが達也はトランス状態にあると教えます。
スターズに居たシャーマンがトランス状態になった時と同じ様子だと説得します。
深雪は冷静さを取り戻して達也が戻ってくるのを待ちます。
数分で達也は戻ってきました。
トランス状態になっている間も深雪とリーナの様子は把握できていたんだそうです。
脳に流れ込んでくる情報量が膨大過ぎて対応できなかったと教えてくれました。
深雪は醜態を晒した事を恥じています。
石板にはシャンバラの魔法が記されていました。
放置すると危険な魔法も存在したので達也は全ての石板を読み取ると決めます。
石板は12枚存在します。
1枚は読み取ったので残り11枚を徹夜で読み取る事になりました。
1枚の石板には図書館に匹敵する情報が収められていました。
翌日には帰国すると決めていたので無理をしました。
翌朝、深雪とリーナが達也を迎えにきました。
守り人は達也にシャンバラ遺跡で発掘した杖を進呈する事にします。
守り人は達也の事を「宝物庫」に認められた正統な相続人と言っています。
達也はありがたく杖を貰い受ける事にします。
達也は空港でチャンドラセカールと会います。
彼女にはシャンバラ遺跡と呼べる物は発見できなかったと嘘を報告します。
発掘調査の成果として祭壇が発見できたと伝えます。
2枚の石板も預けて解析を依頼しました。
機会を見付けてまた発掘調査にチャレンジしたいと考えている。
その時は博士にも調査に同行して欲しいと伝えます。
博士は達也の遺跡は見つからなかったって言葉を疑う素振りは見せませんでした。

巳焼島に戻ってきた達也が次の動きを見せます。
シャンバラ調査の関係者を集めて報告会を開きます。
深雪、リーナ、兵庫、に加えて、光宣、水波、が呼ばれます。
達也はシャンバラ遺跡の調査はまだ終わっていないと切り出します。
シャンバラが氷河期のシェルターだったと教えます。
他にも存在し危険な魔法が収められている可能性がある。
遺跡で発見した石板には魔法を対象者にインストールする機能が備わっていました。
達也は調査の継続を考えていると伝えます。
達也が持ち帰った杖は遠隔地から遺跡に設置されている石板を読み取る機能を持っています。
杖の所有者に選ばれた達也に優先権があります。
達也が貸し出しを決めれば貸し出された人も使えるようになります。
遺跡によっては達也した使用を認めない場合もあります。
危険な魔法が収められていると分かっても達也は遺跡を破壊しようとは考えていません。
古代からの遺産を自分の判断だけで壊していいとは思えないそうです。
現代では危険でも未来の人類ならば平和的に利用可能かも知れないと考えています。
その時代の事はその時代の人が判断してって考えていますね。
達也らしいとは言えますな。
達也に色々な重荷が背負わされていくな。
次の行き先はチベットと判明していました。
光宣と水波を呼んだのは調査に協力してもらう為でした。
兵庫が渡航の手配をどうするか聞いてきます。
達也はUSNA軍のカノープス大佐に協力してもらうと告げます。
リーナは渋々カノープスと連絡を取ります。
カノープスはリーナに頼られるのが嬉しいようですね。
リーナから今回の依頼主が達也だと聞かされ驚いています。
達也はチベットに行きたいので手を貸して欲しいとお願いします。
カノープスは収監されていたところを助けられた恩があるので断りません。
達也は上層部の判断を仰ぐんだろうなと予想していましたがカノープスはその場で承諾します。
交換条件を提示してきました。
USNA軍が極秘に開発した敵地突入用の小型飛行艇のテストをして欲しいと言ってきます。
突入にそれを使ってねって事です。
スターズをテストに使いたく無いんだそうです。
高位魔法師にテストして欲しいけどテストに使える人材が居ないので代わりにやってねって事です。
達也は現物を見てから返事をしたいと伝えます。
達也の指定した日に現物を見せてもらう事になりました。

指名手配中なので隠れ家に匿われているロッキー・ディーンの元に協力者がやってきます。
ロッキーとは子供時代からの付き合いです。
アメリカ洪門(ホンメン)の幹部、朱元允(ジュユエニュン)です。
ロッキーは日本に潜入して行方が分からなくなったローラ・シモンの捜索を依頼ました。
数日後ロッキーの元に肉感的な女性がやってきます。
彼女はアメリカ洪門のメッセンジャーでした。
朱元允は大物だったね、大亜連合と連絡を付け八仙の一人を送り込んでくれました。
何仙姑(ヒーシャンギー)という八仙を日本に送り込んだとロッキーに伝えてきます。
女性はロッキーの相手を務める事も任されています。
ロッキーは女性の腰を抱いて寝室に向かいます。
至れり尽くせりですね。
ローラにバレて嫉妬されない事を祈るぜ。

負傷して入院中の遠上遼介のお見舞いに真由美がやってきます。
真由美が遼介の家族に知らせても良いか?と聞いてきました。
遼介は勝手に大学を中退してレナの仲間として活動を始めました。
家族に対して顔向けできないと考えているので答えを返せませんでした。
遼介は達也とレナが提携したので彼をスパイする意味は無くなったと考えます。
家族と会う事からの逃避行動なんですが彼は自分を誤魔化しています。
早急にレナの元に帰ろうと考えます。
遼介は日本に来る前に永住権を獲得する手筈を整えていました。
FEHRメンバーで同性愛者の女性と偽装結婚する事で永住権を手に入れようとしています。
遼介はネットで婚約者ビザの申請方法を調べています。
それを藤林に察知されました。
藤林は達也に遼介が渡米を考えている事を報告しました。
達也と横で聞いていた兵庫はハッキングでそこまで分かるのかと彼女の手腕に呆れています。
達也が遼介がまだ四葉家の秘密に触れていないのでUSNAで役だって貰おうと考えます。
レナの部下としてFAIRと戦って貰おうと考えています。
遼介の渡米を手伝う事にします。
響子の叔父藤林大門に手伝わせると決めました。

東京にやって来た何仙姑は埼玉にある拠点に向かいます。
そこでローラの捜索を行おうとって考えね。
百家筆頭と言われている十六夜家の次男調の屋敷に囚われているローラが占いを始めます。
使っているのは市販のタロットカードです。
調も確認を行いこれでは効果的な占い結果を得られないと判断し渡しました。
調は自分の古式魔法に自信があるのでローラの実力を見誤っていました。
ローラは占いの結果自分を助けに来る人物の姿を啓示されました。
調の屋敷から脱走を果たします。
高出力の魔力を放出して結界を破壊して逃げました。
消耗が激しく外見的には爆発に巻き込まれているのでボロボロでした。
親切な警察官が彼女に声を掛けてきました。
ローラは魅了の魔法を使い彼を洗脳して助けたいって気持ちを高めます。
厚かましくも警察車両で目的地まで送ってもらう事にしました。
ローラが向かった先は何仙姑の隠れ家です。
啓示で場所も示されていました。
ローラの脱走を許してしまった十六夜家は騒然としています。
部下たちは追跡を願い出ます。
調はローラには追跡用の式を潜ませてあると伝え落ち着かせます。
式を追ってローラの追跡をする事になります。
部下たちには逃げ出した際の保険として式を潜ませてあると伝えますが実際は違いました。
調はローラ脱走するとは考えていませんでした。
彼女を救出する為に誰かがやってくる、わざと逃がして追跡しようと考えていました。
ローラは調の式が潜んでいると知らずに何仙姑の隠れ家にやってきました。
何仙姑は凄腕だね流石八仙だよ。
彼女は調の式の存在に気付いていました。
ローラを隠れ家に招き入れて新しいパスポートを渡します。
ローラが古いパスポートを取り出しバレていないからこれでも問題でしょと言おうとします。
ローラがパスポートに調の式が仕込まれていると気付きます。
激怒してパスポートを破り捨てました。
何仙姑はローラに着替えてもらう事にします。
式に気付かず隠れ家に来てしまったローラは引け目があり従います。
着替えたローラの服を置いて出発しました。
調が部下と一緒に隠れ家に到着しました。
調の式は隠れ家にローラともう一人が潜んでいると示しています。
二人の部下を連れて隠れ家に踏みました。
誰も居ませんでした・・・
ローラが着ていた服が残されていました。
調はパスポートの式が見つかる事を想定して服に本命の式を潜ませてありました。
ローラ達に出し抜かれたと知り追跡の為外に出ようとします。
出られませんでした。
隠れ家は何仙姑によって認識を間違わせる魔法が掛けられていました。
調は脱出するのに数字時間を要する事になります。
調が隠れ家を脱出した時にローラと何仙姑は空港に到着していました。
二人は日本からの脱出に成功しました。
調はローラを逃がしプライドを粉々にされました。
古式魔法師は選民意識が高いのかな?それとも調だけか?
相手の事を舐めているから失敗するんだよね。

達也と光宣は嘉手納基地で突入用の小型航空機の確認を行います。
光宣はパレードで姿を偽装して桜島光(おうじまひかる)と名乗りました。
光宣はUSNAで暴れた事があるからね当然の措置だよね。
彼の生存は世間には秘密なので。
問題と分かったのでチベットへの突入作戦が実施されます。

病院から消えようとしている遼介の前に大門が現れます。
窓から飛び降りて逃げようとしている遼介に渡米に協力すると申し出ます。
永住権が発行されるまでに時間が掛かるので穏便に退院した方が良いと進められ遼介は考えを改めます。
大門の申し出を受ける事にしました。
予定よりも一日早く退院した遼介は住んでいる社員寮に荷物を取りに行きます。
部屋の端末から退職届を提出して部屋を出ます。
ロビーで偶然戻って来ていた真由美と出くわしました。
真由美は遼介が家族と会いたくなくて逃げようとしていると察します。
このまま家族に知らせずに姿を消すのは良くないと指摘しました。
遼介は言い逃れはできないと考えてレナの元に帰る事を告げます。
メイジアンカンパニーに入社したのもレナの為に達也の動きをスパイするのが目的だった。
レナと達也が手を結んだので達也の動きをスパイする必要は無くなった。
自分はレナの元に戻って彼女に仕えないと伝えます。
永住権を取得する為に恥ずべき手段を取るとも伝えます。
真由美は遼介の本気を感じ取ります。
遼介は自分は恥知らずな人間だが家族に今の自分を知られたく無いって見栄もある、だから、と言ってきました。
真由美は遼介のお願いを聞き入れ彼の家族には知らせないと約束しました。
遼介の心がレナに向いていると理解した真由美は説得は無理と悟ります。
真由美は数回一緒に戦ったので遼介を戦友と捉えていました。
彼が退職してUSNAに戻る事を寂しく感じています。

達也と光宣は無事にラサに着陸できました。
高高度からの突入用飛行体ステルスダイバーは予定通り機能しました。
達也と光宣は人の目が無い山中にステルスダイバーを埋めてラサ市内に向かいます。
光宣が人の往来が少なすぎる事に気付きます。
夜間外出禁止命令が出ているようですね。
達也が大亜連合とIPUの魔法師による激しい隠密戦が行われているのに気付きます。
介入するか検討している達也と遼介の姿を大亜連合側が先に捕捉します。
一瞬の油断が生じてしまいIPUによる強力な攻撃魔法の餌食になりました。
達也と遼介は介入して残っている大亜連合魔法師を倒します。
大亜連合の魔法師部隊を倒し終わると遺跡がある寺院に向かいます。
寺院の最下部で老齢の高僧が二人を待っていました。
彼らか遺跡の守り人だと伝えられます。
「ブラハの守人」から知らせを受けたと言われ達也が驚きます。
一万年もの長期間に渡って交流があるのか?と驚いていると高僧が違うと教えてくれます。
高僧は啓示を受けて達也達がやって来ると知らされたそうです。
二つの地点で直接的な交流は無いんだそうです。
守人の任務を引き継いで初めての仕事だったそうですよ。
高僧は祖先が代々受け継いできた職務に意味があったと分かり喜んでいました。
遺跡がある寺院の地下に案内してくれました。
遺跡の入口まで二人を送り届けると高僧は上に戻っていきます。
隠し扉は内側から開けられるので心配ないと言い残します。
自分の役目は此処までだそうですよ。
守人は一様に遺跡には入ろうとしませんね?
ちょっとは中身に興味を持ちそうなもんですが。

達也と光宣は遺跡に入り石板の読み取りを開始します。
当初の予定では交互に違う石板を読み込む事になっていました。
達也から読み取り作業を始めました。
石板に重要な魔法が記されていると分かったのでバックアップの為に二人で同じ石板を読み込む事になりました。
ラサの遺跡に設置されてた石板にパラサイトに関する記述が存在しました。
光宣はショックを受けています。
人工的にパラサイトを作り出す術式とパラサイトから人間に戻す術式が記述されていました。
危険な戦略級魔法の記述もありました。
他の遺跡の所在地も記述されていました。
二人は一日掛けて全ての石板を読み取りました。
読み取りを終えて二人が遺跡から戻ると高僧が待っていました。
高僧から遺産を受け取れたか聞かれて達也は有意義な情報を得られたと答えます。
高僧から自分だけでなく代々の管理人全員が報われましたと大変感謝されました。

脱出する時も夜間外出禁止になっていて魔法師が戦っていました。
前日の戦闘で大亜連合の八仙、韓湘子(ハンシャンツイー)が倒されたと知ったIPUが偵察にやってきました。
大亜連合の魔法師が弱体化していると期待していました。
大亜連合は戦力低下を嫌い別の八仙を送り込んでいました。
IPUの部隊を率いているメグレズは追い詰められていました。
八仙・鐘離権(しょうりけん)を送り込んでいました。
達也は兵庫から民間軍事会社が手に入れた情報を得ています。
扇を使う八仙として彼の事を知っていました。
光宣は一度彼と引き分けているので雪辱を望んでいます。
達也が雪辱戦を認めます。
光宣の戦いが始まりました。
前回の戦いで光宣は雷の魔法を使いました。
今回も雷の魔法を放ちます。
鐘離権は雷を受け止めた扇を瞬時に手放します。
前回の戦いを踏まえて鐘離権は竹製の奥義を用意してありました。
竹製の奥義に持ち替えます。
達也が鐘離権が魔法を無効化するまでに一瞬の間があると教えてくれます。
光宣は雷の蛇を作り出し放ちます。
鐘離権は奥義で蛇を受け止めるんですが蛇は消滅する前に腕に絡みつきます。
逆の腕、両足、胴体、首に雷の蛇を巻きつかせました。
鐘離権は全身を感電させられました。
鐘離権は身体の水分を失い縮み、皮膚は人相も分からぬほどに黒焦げになっていました。
達也が随分と悲惨な魔法を使ったなって感想を述べました。
光宣は想定よりも悲惨な結果になった事に驚いています。
光宣は結果が正確に予想できない技術は使用者に害をもたらす恐れがある事を心に止める事にします。
八仙って大亜連合のエース的立場の魔法師なんですが達也と光宣を相手にすると弱者に見えます。

メグレズは窮地を助けられました。
光宣の戦闘に感激してしまった彼女は達也と光宣の前に姿を晒しお礼を伝えます。
名乗られたので達也たちは名乗り返しますが偽名を使います。
達也は顔を隠していましたし光宣はパレードで姿を偽装していました。
達也はブラック、光宣はブライトと名乗りました。
メグレズは本当にありがとうございました、と言って合掌しながら頭を下げてきました。

達也と光宣はステルスダイバーを掘り起こして発進します。
合流予定ポイントの海域に向かいます。
海に沈んでいるステルスダイバーをUSNA軍が回収してくれました。
USNA連邦海軍原子力潜水空母「バージニア」が迎えでした。
艦長は達也の知り合いマイケル・カーティス大佐でした。
可能になったら達也がチベットで見てきたものを教えてくれと頼まれます。
達也はそう遠くない未来にお話できると思いますと答えました。
迎えの自家用機がバージニアに着艦します。
すげーUSNA軍の船に直接乗り付けてきてるぞ。
達也の存在はそれだけ世界に注目されているって事だね。
もしかして達也を中心に世界が動き始めている?これは大袈裟か。

巳焼島に戻ってきた達也と光宣を深雪とリーナが迎えます。
深雪が達也に抱き着いてきましたね・・・
光宣は目のやり場に困っています。
リーナが光宣を揶揄い始めました。
水波が居なくて寂しい?って聞いてきます。
彼女は達也と光宣が戻るまで持ち場を離れたく無いと言って上空に留まっています。
彼女は脱出が困難になった場合に高千穂を使って二人を脱出させる役目を担っていました。
最後まで気を抜かないのが水波らしいねー。
徹夜仕事だったので達也が仮眠を取ってから遅めの朝食になります。
深雪が達也の給仕をしています。
リーナが悪乗りして胸元が大きく開いたスカート短いメイド服姿で光宣の給仕を行っています。
下着が見えないように気を付けながら谷間を見せつけてきました。
光宣はリーナのおふざけに付き合う事にします。
ニコニコ笑って給仕をされていたんですが水波が下りてきたので不穏な空気になりました。
水波が低い声で「・・・光宣さま。これは一体・・・?」と聞いてきます。
光宣はリーナが僕を揶揄うために始めた事なんだと釈明しています。
リーナは不味いと判断し逃げました。

朝食を終えた達也がラサでの発見について報告を始めます。
兵庫がリーナを呼んできました。
達也は危険な魔法がインストール可能になっていると伝えます。
魔法の効果を聞いたリーナがソドムとゴモラじゃないって感想を述べます。
リーナの「ヘビィ・メタル・バースト」とベゾブラゾフの「トゥマーン・ボンバ」を合わせたような魔法でした。
達也は封印しなければならないと考えています。
為政者が魔法師を使い捨てる考えを持っているならインストール可能な魔法師の数は増えます。
達也はそれを危惧していますね。
ラサの石板には他のシャンバラ遺跡の所在地も記されていた事も教えます。
日本の富士山麓の洞穴にも存在すると教えます。
観光地かしているのに何故これまで発見されなかったの?って疑問がでます。
過去の大噴火で入口が溶岩流で埋まってしまったので発見されいません。
富士山麓の遺跡にはパラサイトに関係する術式が封じられていると教えます。
水波が大きな反応を示しています。
人間を意図的にパラサイトにする術式とパラサイトから人間に戻す術式が存在すると教えます。
水波はシャンバラがパラサイトを作り出したのか?と疑問視します。
達也はシャンバラはパラサイトに対処する為に術式を作ったんだと思うと予想します。
術式を手に入れてからどうするかは水波と光宣に任されます。
二人はパラサイトから人間に戻る選択をするのでしょうか?
水波には魔法演算領域が破損しているって問題があったよね。
魔法演算領域を治す術式とかは存在しないのかな?
パラサイトに関する術式なので最初に向かいたいところなんですが危険な魔法の封印を優先する事にします。
光宣は優先順位は間違えませんと言って同意しています。
危険な魔法が保存されている場所はシャスタ山でした。
達也たちはUSNAに向かう事になるのね・・・
レナ達も絡んでくるのかな?あとロッキー達も

真由美が十文字克人を日本魔法師協会関東支部がある横浜ベイヒルズタワーのレストランに招待しました。
克人は十師族と魔法師協会の連絡役として交渉した後でした。
真由美に愚痴を零してきました。
真由美は遼介の行動を克人に報告します。
元々克人から遼介の事を彼の家族に伝えても良いかと相談された事が始まりでした。
克人の妹が遼介の妹の友人なので話しても良いかと相談されました。
真由美は遼介が家族に知られるのを嫌がっていると伝えます。
彼がレナの為にメイジアンカンパニーにスパイとして潜入していた事も教えます。
克人は敵国のスパイの存在を魔法師協会に報告しなかったのか?と非難します。
真由美は遼介はレナの個人的なスパイであって国に所属するスパイでは無かったと擁護します。
遼介がレナの元に戻る為に会社を辞めた事も教えます。
克人は達也とレナが同盟したと聞いて驚いています。
克人からレナは今の魔法師界で注目の人なんだと言ってきます。
レナはメイジアン・ソサエティと提携した。
メイジアン・ソサエティの理事はIPUの戦略級魔法の開発者チャンドラセカールだ。
設立式の立会人はイギリスの「使徒」マクロード。
設立間もないがメイジアン・ソサエティは早くも世界の一大勢力にのし上がったと言えると言ってきます。
内部に居る真由美には凄さが分かっていませんでした。
克人が真由美が遼介に好意的だと指摘しました。
真由美が慌てています。
彼女は自分が遼介に好意を持っている可能性に気付いたようですね。
焦っていますよ。
遼介の心がレーナに向いていると知り彼は恋愛対象にはならないと結論付けます。
真由美の恋が始まるかと思われたんですが始まる前に終わりました。

ロッキー・ディーンの元にローラが帰ってきました。
ローラは跪いて帰ってきたと報告しています。
ロッキーは悠然とした態度で見下ろしていますがその目は安堵に溢れていました。
何仙姑はニコニコと二人を見守っています。
何仙姑はロッキーの元から早々に出立するんだろうか?

レナの元に遼介が帰ってきました。
突然戻ってきた彼にレナは驚いています。
レナの姿を確認した遼介は90度腰を折って再びおそばに仕える事をお許しくださいとお願いします。
レナが頭を上げてください、あなたは仲間です、と伝えても遼介は頭をあげませんでした。
レナが許可をだすまでお辞儀したままその場を動かないぞって気概が感じられます。
レナが、許すもなにもありません、私の方からもお願いします、また一緒に頑張りましょう、と伝えます。
遼介は勢いよく頭を上げて感涙に塗れそうな感じで答えます。
光栄です、粉骨砕身、お仕えいたします!と言って再び最敬礼の姿勢を取りました。
レナの苦笑は遼介には見えませんでした。

達也と兵庫が渡米の計画を練っています。
舞台は再びアメリア西海岸に移ろうとしています。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
組織運営2
戦闘4
経営2
エロ3
美女5
ヒーロー5


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