ラノベの感想) Re:ゼロから始める異世界生活 3 (MF文庫J)


概略:
死に戻ったスバルはレムとラムに好感を持たれようと気合を入れます。心を殺して軽薄な調子で接しますが無理が祟り早々に瓦解します。パックに心がすり減っていると見破られます。心配したエミリアがスバルに膝枕をしてくれました。スバルはエミリアの膝で大泣きする事になります。恥をさらしましたがハッピーエンドに向かい努力します。ベアトリスから呪いを掛けるには対象者に接触する必要があると教えられます。スバルは村に行って術者を炙り出す事にしました。前回と行動が変化したので新たなイベントが発生します。スバルはレムとラムと協力して魔獣退治を行う事になりますよ。

レーベル:MF文庫J
発行日:2014/3/25
著者:長月達平
イラスト:大塚真一郎
ISBN:978-4-04-066334-0
雰囲気:吐き気、相談、膝枕、対策、窮地、鬼、贖罪、秘策、対決、爆撃、抱擁失神、憂い

死に戻ったスバルはラムとレムに気に入られようと考えます。
目覚めた彼の傍には見守っていたラムとレムが居ました。
スバルは二人の手をニギニギして友好関係を築こうとしています。
奇怪な行動にラムとレムは眉をひそめて居ますね。
ラムはスバルの事を「バルス」と呼びレムは「スバルくん」と呼んでいます。
スバルはレムに殺されるのを避ける為に役に立つアピールを始めます。
前回までのループを思い出して行動をトレースする事を心掛けています。
全ての分岐を通過するのを目指しているのでスバルの緊張感は半端なかったようですね。
気持ち悪いと感じ始めていました。
周囲にそれを感じ取られない為に必死に明るく接していました。

パックに無理をしている事がバレています。
スバルの精神状態が悪い事をエミリアに教えました。
心配したエミリアはスバルに膝枕をしてくれます。
スバルはエミリアの膝に顔を埋めながらこれまでの辛かった日々を吐露します。
泣きつかれてスバルはエミリアのスカートに涎を垂らしながら寝てしまいます。
エミリアがスバルを寝かせてあげようと考えたので膝枕は長時間に及びました。
レムに膝枕して貰って眠りこけている姿を目撃される事になります。
ラムとベアトリスもスバルの失態を目撃していました。
スバルは揶揄われる事になります。

禁書庫に向かいベアトリスに愚痴を聞いて貰いつつ相談に乗ってもらいます。
スバルが知りたいのは呪術に関してです。
ベアトリスから呪術は発動してしまうと解除する事ができないと教えられます。
呪術を掛けるには対象に直接接触する必要があるとも教えられました。
スバルは近隣の村で呪術を掛けられたと理解します。
村に行って呪術を掛けた術者を特定すれば優位に立てると気付きます。
ラムとレムを言い包めて前回よりも一日早く村に行く必要が出てきました。

エミリアとパックから魔法について手解きを受ける事になります。
スバルの特性が闇であると判明しました。
パックに手伝って貰いスバルが使える闇魔法を実行してみる事になります。
スバルは凄い事が起ると期待したいたんですが目晦ましの魔法しか使えないと判明しました。
体内の魔力オドを使い切ってしまい動けなくなります。
見かねたエミリアが魔力を回復する木実を食べさせてくれました。
その日は村に行く予定だったのでスバルはエミリアに救われましたね。

スバルはレムと二人で村に行くものと思っていたんですがレムも一緒に行く事になりました。
スバルの監視をするそうです。
村に到着するとレムはスバルを放し飼いにしてくれました。
スバルは子供たちに絡まれる事になっています。
不思議と子供たちに懐かれていますね。
ラジオ体操をする事で大人も巻き込んで仲良くなります。
スバルの目的は村人全員と物理的に接触する事にありました。
呪術師を特定する為ですね。
一人の女の子が仔犬を連れて来てスバルに見せてくれます。
森で拾ったと言ってました。
動物好きなスバルは仔犬を撫でまわしています。
やり過ぎてしまい左手をガブリと噛まれてしまいます。
スバルは重い荷物を運ぶことになりました。
レムの方が力持ちなので彼女が持つのが適任なんですがレムが配慮してくれました。
レムに重い荷物を持たせて帰還したスバルがエミリアにどう見えるか?と配慮してくれました。
スバルは確かにカッコ悪いなと思いラムの配慮に感謝します。

スバル達の行動が変化したのでロズワールのお出かけイベントが発生しました。
夜間に屋敷を留守にする事になります。
ラムとレムに留守番を頼んでいました。
その夜スバルはベアトリスの元に向かい呪いの術者の特定を行います。
ベアトリスがスバルの左手に呪いが掛けられているのを発見しました!!
犯人は仔犬だと分かります。
スバルは村が危険だと判断して助けに行く事にします。
勝手に外出して疑われるのを避ける為にラムとレムを呼び出しました。
大声を出したのでエミリアまで出てきてしまいます。
レムはスバルの外出を禁じてきました。
理由を説明しても信憑性が乏しいので納得してくれません。
スバルの監視もロズワールの命令に含まれてるんじゃないの?と痛いところを突きます。
エミリアの護衛とスバルの監視を同時に満たすためにレムがスバルに同行する事になりました。

スバルとレムが村に到着すると篝火が焚かれていました!!
理由を聞くと村の子供たちが居なくなったので村人総出で探しているんだそうです。
スバルは森の中に迷い込んでいると告げてレムと共に森に向かいます。
村の周囲には結界が張り巡らされていて魔獣から村を護っていました。
その一部に綻びができていて子供たちはそこから森に入ったようです。
スバルとレムは森の中で倒れている子供たちを発見しました。
その中の一人ペトラが女の子が一人森の奥に連れ去られたと言いました。
スバルは倒れている子供たちをレムに任せて森に踏み入ります。
森の奥で倒れている女の子を発見しましたが傍に魔獣が居ましたよ!?
魔獣は知恵が廻り女の子を餌にして他者を誘き出そうとしたようですね。
スバルが襲われそうになっているところにレムが駆け付けます。
彼女は鎖に繋がった巨大な鉄球を手にしていました。
鉄球を振り回して魔獣たちを挽肉に変えていきます。
レムの額に鬼の角が生えていました。
鬼化したレムは魔獣を圧倒してましたが数で押し切られそうになります。
レムを助ける為にスバルは彼女を突き飛ばして魔獣にガブガブされてしまいます。
カッコイイ行動ですが魔獣に齧られる痛みで意識を失いました。

レムがスバルを助け出して村まで担いで運んでくれたようですね。
意識を取り戻したスバルは治療された後でしたよ。
パックとベアトリスが治療してくれたみたいです。
ベアトリスからスバルが呪いに掛かっていて解呪する事はできないと言われます。
複数の魔獣に噛まれた事で呪いが複雑に絡み合っていて解呪できないそうです。
時間を掛ければ解呪はできるようですがその時間がありませんでした。
呪いは魔獣が魔力を得る為に施したモノだそうです。
魔獣が空腹感を覚えると発動するんだそうです。
スバルの呪いが発動するまで半日くらいだそうです。
子供たちに掛かっていた呪いは掛けた魔獣を殺したので無効化できたそうです。
スバルの場合は噛みついた魔獣が多すぎて呪い発動前に全ての魔獣を掃討するのは難しいそうです。
レムの存在が無い事に気が付きました。
彼女はスバルに呪いを掛けた全ての魔獣を掃討する為に一人で森に入ったそうです。

スバルはレムを助ける為に森に入る事を決めますが戦力が足りません。
ラムが協力してくれる事になりました。
スバルはラムにどれくらい戦えるのか問いかけます。
レムほどでは無いが魔獣など余裕と言っています。
スバルはラムを信じることにしました。
ベアトリスにエミリアの引きとめ工作をお願いして二人で森に入ります。

ラムは千里眼という周囲を見渡せる能力を持っていました。
それを使ってレムの所在を探しています。
千里眼を使っている時に無防備になるラムをスバルが守る事になっています。
近くにレムは居ない事が分かりました。
二人は魔獣を避けながら森を彷徨います。
襲ってきた魔獣をラムが突風を巻き起こす魔法で真っ二つにしてくれます。
自慢するだけの強さがあるとスバルは感心するんですが大きな弱点がありました。
ラムは魔力貯蔵量が少なく直ぐに動けなく成ってしまいます。
スバルは文句を言いつつもラムを抱えて逃げる事になります。
スバルから漂う魔女の匂いが魔獣を引き付けていると分かりました。
スバルは死に戻りの存在を告げて魔女の匂いを強くします。
生き延び為に心臓を握り潰される恐怖を味わう事になります。
魔獣を追うレムと遭遇する事ができました。
恐怖と苦痛を味わったかいがあるね。
現れたレムは鬼化していて理性を失っているように見えました。
スバルは自分まで攻撃対象になっていないか疑います。

鬼化しているレムは昔の事を思い出しています。
レムとラムは双子でした。
鬼の文化では双子は忌み嫌われる存在だそうです。
鬼は二本の角を持って生まれるそうですが双子は一本しか角がありません。
ラムとレムは冷遇されて育つ事になります。
レムに鬼の中でも随一の魔力が宿っている事が判明しました。
強い者に従う文化なのでラムは敬われる存在になりました。
ラムの才能は凄まじくあらゆる事が上手にこなせました。
双子の妹であるレムへの扱いも良くなります。
レムはラムに恥じない存在になろうと努力したそうですが姉には追いつけないと悟ります。
自分を諦めたレムはラムに従う事を自分の存在価値だと思うようになります。
ある日寝苦しくて目を覚ましたレムは村が焼かれている光景を目にします。
レムは襲撃者に殺されそうになりますがラムが助けてくれました。
襲撃者は強いらしくレムは角を折られてしまいます!!
それを見ていたレムはやっと折れてくれたと思ってしまいました。
それがレムの心の傷になっているようですね。
レムはラムの角が折れたのは自分のせいと考えラムの代わりに成ろうと考えたようです。
角がある優れていた頃のレムを目指して努力する事になります。

ラムから角に強い衝撃を与えれば正気に戻ると教えられます。
覚悟を決めてレムの角に持ってた剣を叩きつけようと試みたんですが足りなかったね。
直前で日和ってしまい踏み込みが甘くなって空振りました。
レムに攻撃されそうだったのですが魔獣が魔法を使って地面を突き上げてくれました。
宙を舞うスバルの真下にレムの角がありました。
幸運に恵まれたスバルはレムの角を叩く事に成功しました。
意識を失ったレムを抱えてスバルは森の中を疾走しています。
ラムは自力で走ってくれています。
意識を取り戻したレムは自分の勝手な行動で迷惑を掛けている事を謝ってきます。
スバルとラムには聞いてあげる余裕は無いですね。
レムが危険を顧みず助けようとしてくれた理由を聞いてきました。
スバルはカッコつけて初めてのデート相手だからだと答えます。
この台詞はレムの心を鷲掴みしてるんじゃねーの?
スバルは自分を囮にして二人を逃がす事にします。
照れ隠しで二人を投げ捨てて自分は逃げるぜと宣言しました。
ラムはスバルの意図を正しく読み取り囮になるつもりでしょと言い返してきました。
スバルはレムをラムに任せて囮役になります。

スバルの前に魔獣たちの首領があらわれます。
仔犬ですね・・・
サイズが小さいので勝ち目がありそうに思えましたが巨大化しましたよ。
スバルよりも大きくなってしまうぞ。
絶体絶命のピンチなんですがスバルには秘策がありました。
スバルは唯一使える目晦ましの魔法を発動しました。
周囲は何も見えず聞こえなくなります。
魔術を発動すると魔力切れを起して動けなくなります。
スバルは子供たちがポケットに入れた物の中に魔力を回復する木実を発見していました。
それを見た時からこの作戦を考えていたそうです。
木実を食べて魔力切れを回避して動き続けます。
スバルの剣が魔獣の腹に突き刺さりました。
スバルは動物を殺す嫌な手応えを覚えます。
魔獣が倒れたので逃げる事にしますがしぶといね。
魔獣は生きていてスバルに襲い掛かってきます。
スバルは魔獣の体から剣を引き抜いて彼を齧ろうとして大きく開いた口の中に突っ込みました。
スバルは突っ込んだ剣をグリグリネジって魔獣の体内を傷付けたようですね。
上空から炎の魔法が振ってきました。
帰ってきたロズワールが上空から魔法による絨緞爆撃を行います。
森中に集まってきた魔獣は一掃される事になりました。

ラムとレムがやってきます。
ラムはロズワールの手を煩わせてしまった事を謝っています。
ロズワールは良くやってくれたと褒めています。
スバルが無事と知り感激したレムが抱き着いてきました。
感情が昂っているので全力で抱きしめてきます。
スバルはレムの柔らかさを感じながらも苦しそうにしています。
スバルは意識を失う事になりました。

スバルが目覚めると豪奢なベッドに寝かされていました。
レムの手を握りしめていましたよ。
驚きと恥ずかしさから自分から握ったの?と問うとレムから握ってくれたんだそうです。
スバルは恥ずかしさから手を振り解きたいようですがレムが離してくれません。
寝ているスバルが魘されていたので手を握ってくれたんだそうです。
自分が心細かった時にして貰って嬉しかったのでやってみたんだそうです。
レムの答えにスバルは嬉しくなります。
レムは不出来な自分の事を卑下してきます。
彼女は最高潮だった時のラムと自分を比べて不出来だと言っています。
強かった頃のラムを知らないスバルが独特な言葉でレムを励ます事になります。
スバルの知っているレムは何事もレムに負けている駄目な姉です。
ラムはレムよりも優れているのは冷静さだと考えています。
スバルは自分が足りない部分は周囲に頼っても良いんだと励ましました。
レムはラムの角が折れた時に抱いた悪感情に対する後ろめたさを少し緩和する事ができたようです。
泣きながら笑っています。
スバルは思い詰めている表情が多かったレムを明るくできた事を喜んでいます。

レムが仕事に戻ると入れ替わりにエミリアがやってきました。
彼女はスバルの危機に何もできなかった事を恨んでいます。
ベアトリスはエミリアがスバルの看病疲れで眠ってる間に椅子に縛り付けて動けないようにしたみたいです。
エミリアは自分の身を案じてそうしたんだと分かっているけど文句は言いたいそうです。
怒ってないと強調しつつ文句を垂れてきます。
またスバルに助けられてしまったお礼がしたいと言ってきます。
自分にできる事なら何でもしてあげると言ってきましたよ!!
大チャンスですよ、大チャンス。
色々とエロイお願いをするチャンスなんですけどね。
スバルはエミリアにして貰いたい脳内ランキングを検索しています。
スバルはデートしよう、一緒にお出掛けしよう、と提案しました。
意外とチキンなんだよね、もっとこう欲望に忠実になっても良いと思うんだけどね。
エミリアとの良好な関係を維持したままって考えると最大限頑張ったお願いと言えるか。
エミリアはそんな事で良いの?スバルは欲が無いと言って快諾してくれます。
スバルはエミリアを村の皆に自慢しようと考えています。

夜になりロズワールとラムが彼の執務室で密会しています。
魔獣を使って呪いを掛けた術者はスバルに仔犬を紹介した女の子のでした。
村の大人も子供も彼女を村の子では無いと言っています。
王都では「腸狩り」領地では「魔獣使い」おかしな面子に絡まれたもんだとロズワールが嘆きます。
イロモノが集まろうとロズワール様は挫けないでしょうとラムが励ましています。
ロズワールは嬉しそうですね、生意気言うようになちゃってと呟いています。
ラムがスバルの状態が良くないと報告しています。
魔獣に受けた呪いは無効化されているけど無理に魔法を使ったので体内の魔力を放出するゲートが損傷しているそうです。
治るまでに時間が掛かるそうです。
ロズワールはスバルの功績を高く評価していますよ。
貢献に報いたいと言っています。
レムがスバルに懐いた事を報告しました。
ロズワールはさして気にしていないようです。
ラムはロズワールに忠誠を誓っていますがレムはそうではありません。
彼女は敬愛する姉が忠誠を誓う相手なのでロズワールに従っていました。
ラムがロズワールに従う限り自動的にレムの従うのでスバルに懐こうがこれまでと何の変化を無いよと言ってます。
二人の事を大切な駒だと思っていると伝えます。
駒と言われてもレムはウットリしていますね。
レムがロズワールに従うのは村が襲撃された時に助けられたからのようです。
角を失い魔力を上手く取り込めないラムにロズワールが魔力を注ぎ込んでいます。
夜に密会しているのは報告会とラムの魔力補給を兼ねているようですな。
ロズワールは折れたラムの角を触って魔力を注入しています。
ロズワールが今回の王選は負けられないと語ります。
それは龍を倒す為のようですよ。
何でなんだ?

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
魔法3
精霊3
交渉3
戦闘5
変態2
ラッキースケベ4


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