ラノベの感想) Re:ゼロから始める異世界生活 8 (MF文庫J)


概略:
スバルは魔女教を討伐する部隊に対して説明を試みました。フェリスからユリウスとの蟠りを早々に解消するように助言されます。理性では自分に非があったと認められるのですが感情の折り合いが付きません。ユリウスの方はスバルに協力する気満々なんですよね。スバルの緊張を解す為に下手な冗談などを言って気を回してくれています。スバルはヴィルヘルム、ミミ、ティビー、フェリスを伴いペテルギウス奇襲に向かいました。

レーベル:MF文庫J
発行日:2016/3/25
著者:長月達平
イラスト:大塚真一郎
ISBN:978-4-04-068177-1
雰囲気:信頼、釣り作戦、好結果、落とし穴、激励、再会、誤解、密偵、爆発、乱戦、誘き出し、魔獣、救世主、読み違い、悲嘆

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第一章 怠惰一閃
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スバルは自分の話を信じて貰えるのか自信がありませんでした。
言葉を選んで慎重に作戦を説明します。
すべての情報は「死に戻り」で得たものなので他者に語る事はできません。
スバルの説明を聞き終えたティピーがスバルの話の信憑性を問題にしてきました。
説明に窮するスバルをミミが助けてくれます。
ミミは白鯨討伐で多大な貢献を行ったスバルの発言を疑う理由はないんだよと弟を諫めます。
リカードが笑いながらミミの意見に賛成してくれました。
ミミは自分が褒められている理由が分からないようですね。
リカードの意見はその場に集まっている人達の総意でしたよ。
フェリスもスバルを信じることにしたクルシュを信じているので問題ないと言ってきます。
頭を下げて協力をお願いしていたスバルにヴィルヘルムが男児が簡単に頭を下げるべきではないと指摘します。
ヴィルヘルムから目を見てお願いしていれば自分で気が付けた筈ですと言われます。
スバルが周囲を見回すと集まった皆はスバルを信頼しているって表情をしていました。
スバルは自分の匂いが魔女教徒を引き付けると説明しました。
魔女の香りとは言えません。
進んで囮役になろうとするスバルをフェリスが揶揄ってきます。
自分を囮にするのが好きだと揶揄われスバルはこれまでの戦いを振り返ります。
確かに毎回自分を囮に使っている事が分かり愕然とします。
スバルが囮役に慣れていると分かったのでその効果に信憑性が増しました。
スバルは自分を囮にして大罪司教を誘き出して彼を殺す事にすると告げます。
スバルは大商人のアナスタシアとラッセルに頼んで救出部隊の手配をしてあると明かします。
エミリアを標的と定めた魔女教が近隣のアーラム村まで襲うと考えられるので住民を非難させる為に雇った。
隠密作戦なので魔女教に気付かれる前に救出部隊と合流を果たしたいと告げます。
ユリウスとティピーが相談し鉄の牙から人を出して合流を目指す事になりました。
最後にスバルが誰も死なずに作戦を成功させようって意気込みを語りました。
魔女教相手に戦うのですから夢のような絵空事に聞こえるんですが参加者を鼓舞する事になりました。
移動中にユリウスから魔女教の活動状況を教えてもらいます。
大罪司教のうち怠惰の活動回数が多いそうです。
被害の大きさだけで考えると「強欲」の被害がもっとも大きいんだそうです。
世界図の南方に位置するヴオラキア帝国の城砦都市を単騎で壊滅させたそうです。
その時にヴィルヘルムと激闘を繰り広げたクルガンという8本腕の英雄を殺したそうです。
スバルは今回、怠惰を倒せても残りの大罪司教との対決を思い暗い気分になっています。
メイザース領に到着するとスバルは早速囮作戦を始めました。
一人で魔女教徒が潜伏していると思われる森の中を歩いています。
予想通りに黒装束に身を包んだ集団が出てきました。
スバルは怠惰に直接話があるので散れと命じました。
なぜだか分かりませんが魔女教徒はスバルに対して敬意を抱いているようなので命令に従います。
スバルが森の中を移動し続け魔女教徒が使っていた洞窟の前で大罪司教ペテルギウスと再会しました。
無事に彼と再会できてスバルは安堵しています。
ペテルギウスはスバルから漂う匂いに感激していますね。
スバルに向かって「強欲」なのか?と質問してきました。
スバルはペテルギウスから情報を引き出す為に会話を続けます。
ペテルギウスから大罪司教の強欲の席が埋まっていないって情報を得られました。
スバルに向かって福音を提示しろと言ってきます。
彼が辞書のような表紙のない黒い本を持っていたのでそれが福音だと理解します。
スバルが鍋敷きに使い汚れたので捨てたと告げると怒りを露わにしました。
スバルの事を不信心者と断定して殺そうとしてきました。
スバルはペテルギウスの使う見えざる手が見えるので攻撃を交わします。
驚くペテルギウスの背後からミミとティピーが現れて音波攻撃を行いました。
音波攻撃により崖が崩れて洞窟が埋まってしまいます。
配下を無慈悲に倒されてペテルギウスが怒り狂っています。
スバルに怒りの矛先が向かうんですが彼を仕留める役目を追っていたのはヴィルヘルムでした。
頭上から飛びかかったヴィルヘルムがペテルギウスを袈裟懸けに切り裂きました。
もしかして作戦成功?

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第二章 戦え
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スバルは怠惰を襲撃する人数を絞りたいと提案しました。
ヴィルヘルムと気配を消す能力の高い者を連れて行きたいと伝えます。
突然の戦力外通告にユリウスが理由の説明を求めてきました。
スバルは怠惰が見えざる手を使った高威力の攻撃をしてくると説明します。
自分だけにはその攻撃が見えると教えます。
ユリウスは納得してくれます。
ミミが自分が同行すると言いだしたのでティビーが付いて行く事になりました。
ヴィルヘルムは元からスバルの力になると決めているので異論を唱えません。
フェリスももしもの時に備えて同行する事になりました。
奇襲によってペテルギウスを倒したんですがスバルは本当に死んだのか懐疑的です。
フェリスが死を確認してもまだ何かあるのでは?と疑っています。
ティビーがペテルギウスの死体を漁り始めました。
魔女教についての手がかりになる何かを探していました。
福音の本を手にして慌てて投げ出します。
スバルはタダの本だぞ、粗末に扱うなと指摘すると他の面々から嫌な顔をされました。
スバルが福音をパラパラ捲り始めるとフェリスが悲鳴を上げます。
スバルの事を非常識だと罵ってきました。
フェリスから魔女教徒になる過程が説明されます。
魔女教徒になれそうな可能性のある者の元に福音が届くんだそうです。
福音を送られる候補者と思われる時点で本人は何らかの問題を抱えています。
スバルは福音を送る付けられないように注意するようにと言われます。
どう気を付ければ良いんだよとスバルが言い返しています。
手がかりになりそうな物は何も所持していないと分かりました。
他の部隊と合流する事にするんですがスバルはまだペテルギウスが死んだか疑っています。
スバルの懸念を排除しようと考えたのかミミがペテルギウスの死体に魔法攻撃を放ち損壊させました。
仲間と合流したスバルはペテルギウスの死を報告します。
残っている魔女教徒の殲滅を始めました。
囮のスバルが森を歩いていると魔女教徒と遭遇します。
スバルを上位者と認識しているようで拠点に戻れって命令にしたがってくれます。
追跡して拠点の位置を特定してから全員で攻め込みました。
スバルが姿を現して警戒心を解いてから奇襲したのであっさり倒し切る事ができました。
スバルは拍子抜けしてしまうね。
作戦が上手く行っているのだから良い事なんですが上手くいきすぎている状況に不安を覚えます。
指は10個存在すると予想されました。
各指が10人で構成されていると判明しました。
順調に指の殲滅を進めていきます。
指はペテルギウスの死を知らないようでした。
スバルがアーラム村の住民やエミリア達を非難させる為に雇った行商人が拠点にやってきました。
剣呑が雰囲気包まれているのでビビっているようでした。
魔女教徒の討伐を行っていると事実を教えると怖がって逃げられる懸念がありました。
スバルは魔女教徒の話を隠す事にします。
ユリウスもこの場合は妥当な決定だと納得してくれます。
スバルは森で魔獣討伐を行うので近隣の村の住民を避難させる。
竜車で村人を運んで欲しいとお願いしまっす。
積み荷を言い値が買い取ると伝えて集めていました。
約束は守ると伝えるとと納得してくれました。
移動を開始して魔女教徒に気取られる恐れがあります。
行商人達は拠点で待たせる事になります。
討伐部隊の半数を護衛として置いて行く事になりました。
指の掃討作戦を再開しますが魔女教徒の動きに変化が見えました。
囮のスバルが4人の魔女教徒に遭遇します。
拠点に戻れと命じると素直にしたがってくれたんですが途中で二手に分かれました。
1人と3人に別れました。
スバルは1人を追いかけて3人を討伐部隊のメンバーに任せます。
拠点の位置を掴んでも他の部隊と合流するまで待てと伝えてスバルは1人を追いかけます。
スバルが追った人物はペテルギウスの死体がある場所にやってきました。
ペテルギウスの墓から何かを掘り起こそうとしているようですね。
スバルは思わず声を掛けてしまいます。
奇襲にならなくなったのですが飛び出したヴィルヘルムとユリウス達が魔女教徒を全滅させました。
スバルは何か見落としがないか不安になっています。
スバルの不安が予想外の形で現実になりました。
3人を追いかけて拠点を確認しようとしていた部隊が全滅させられていました。
死体は損壊が激しくバラバラになっていました。
フェリスから何か強い力で強引に引き裂かれたと説明されます。
スバルはペテルギウスが使った見えざる手なのか?と疑います。
しかしペテルギウスの死は確認しているので彼がやったとは思えません。
遺品を回収して移動を始めますがスバルが森の中で蠢く見えざる手に気付きます。
しゃがめと咄嗟に叫びますが対応できなかった討伐部隊の数名がバラバラになりました。
敵はスバルを危険と判断し分断してきました。
スバルは首の後ろを見えざる手で掴まれて森の中に運び去られてしまいます。
スバルの前に見えざる手を使う人物が現れました。
女性の魔女教徒なんですが言動と仕草がペテルギウスそっくりでした。
彼女はスバルに向かって傲慢ですか?と確認してきました。
スバルがノーコメントと答えるんですが気にしてないようですね。
勝手な推論を始めています。
スバルは何とか会話して情報を引き出しています。
彼女は怠惰の指だと言ってました。
逃げ出す方法を探している時に精霊を連れたヴィルヘルムが駆けつけてきました。
探しに来てくれたようですよ。
怠惰の指は精霊に忌避感を示しています。
ヴィルヘルムが見えざる手を使う相手と一対一で戦う事になりました。
最初はスバルの指示で見えない攻撃を避けていたんですが対抗策を思いついたようです。
地面を切って土ぼこりを指の周囲に巻き上げます。
指にはヴィルヘルムの意図が最後まで分からなかったようです。
ヴィルヘルムは見えざる手が動く時に周囲の空気が乱れる事を利用しました。
土ぼこりで見えざる手の動きを可視化して攻撃を交わし接近しました。
指の腹に宝剣を突き刺して倒しました。
スバルはヴィルヘルムの非常識な強さに驚嘆していました。
拠点に戻ると死者が出た事を知らされました。
スバルも新しい怠惰が現れた事を報告しました。
ヴィルヘルムが撃破したんですが彼女はペテルギウスとは別人だった事。
彼女は怠惰の指と名乗っていた事を報告し嫌な予想を告げます。
彼女の他にも怠惰が残っている可能性がある。
元々怠惰とは見えざる手を使う集団の事だったのかもって予想がなされました。
怠惰の活動地域が広範囲なのも複数名存在するなら納得できます。
見えざる手で襲撃された場所以外でも死者が出たと聞いてスバルは自分を攻めます。
ユリウスやヴィルヘルムは戦場では死者が出ると心得ているので犠牲者の捉え方がスバルとは違いました。
作戦が好調だったから油断していた自分のせいだとスバルは後悔しています。
そんなスバルをヴィルヘルムが叱咤激励します。
きっかけはスバルの願いだったが魔女教討伐に参加した者は自分で決めて参加したんだ。
その死に対してスバルが責任を感じる必要はない。
動けるなら悩んでいないで戦え、と激励しました。
スバルは強くなれと言ってると考えましたがヴィルヘルムは違うと否定します。
強く在れと言っているんだと教えてくれました。
周囲を見渡すとスバルに責任があると考えている者が一人も居ない事が分かりました。
スバルは指の討伐を続ける決意を固めました。

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第三章 帰ってきた意味
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討伐隊の拠点に戻ったスバルは怠惰が複数人いる可能性がある事を報告します。
二人目の怠惰女狂人の死体を検分したフェリスから特殊な術式が施されていたと報告されます。
スバルはペテルギウスが配下を指と呼んでいたので見えざる手を使える敵が複数いる可能性に気付きました。
ユリウス達と話すうちに指にも何らかの差があるのかも?って推測がなされます。
指と呼ばれる部隊が10存在すると仮定して作戦を始めました。
すでに7の指を壊滅させています。
残っている3部隊に見えざる手の使い手が居ると仮定して動く事になります。
スバルは別行動は止め全員でアーラム村に向かう事を決めました。
移動中にスバルはユリウスとの仲直りを試みますが決心が付きません。
理性では自分に非があったと認める事ができているんですが感情面ではまだ無理でした。
ユリウスの方はスバルに隔意無く協力しようって考えているようです。
それがスバルに自分の小ささを感じさせているようだね。
スバルはヴィルヘルムとユリウスの傍で行軍していました。
突然突風が吹いてスバルの周囲から人影が消えます。
じっとしているのは危険と考えたスバルはパトラッシュを走らせます。
走っても走っても周囲の森は同じ姿をしているように見えます。
スバルはベアトリスが操る空間転移をされたのか?と疑います。
彼女の空間転移には原因となる扉が存在します。
周囲にはそれらしい物体は存在しませんでした。
花の匂いが漂ってきました。
スバルは花を引き抜けば問題を解決できると予想します。
花を抜こうとしたのですが根が飛び出してきてスバルの首を締めてきます。
呼吸困難に陥るスバルはこれは幻覚だと気付きました。
スバルが現実世界に復帰すると目の前にユリウスの顔がありました。
彼だけは幻覚に囚われていませんでした。
最初に復帰したのがスバルだったので驚いていますね。
ユリウスから幻覚を破れた理由を聞かれます。
スバルは赤い精霊が助けてくれたと告げます。
その精霊はユリウスが契約している微精霊でしたよ。
ユリウスは他の者も覚醒させる為に精霊を使う事にします。
スバルの頭蓋に周囲の人々の思考が流れ込んできました!!
スバルは脳が飽和状態になり爆発すると苦しみます。
ユリウスはスバルに配慮している余裕はないので我慢してくれと言ってきました。
スバルの事を白いフードを被った怪人が拉致しようとしてきました。
ユリウスは他の仲間を助け出す術式に集中しているので異変に気付きません。
スバルは抵抗を試みますが体術は敵の方が上手だったので押し倒され引きずられます。
連れ去られそうになっているスバルを助けたのはヴィルヘルムでした。
最初に覚醒したヴィルヘルムが白い怪人に攻撃を加えます。
怪人は驚くべき体術でヴィルヘルムの斬撃の威力を受け流しています。
覚醒したリカードがヴィルヘルムに加勢します。
白い怪人は討伐隊の主力二人を相手にしても互角にやり合っています。
仲間の救助を終えたユリウスが参戦して怪人の首に剣を突きつけました。
怪人は潔く自分の敗北を認め殺せと言ってきました。
その潔さにヴィルヘルムが目を丸くして驚いています。
声を聞いてスバルは怪人の正体が渡っていました。
慌てて割って入ります。
怪人の正体はラムでした!!
スバルはラムが攻撃してきた理由を問い質します。
ラムはクルシュから白紙の親書が届いたので敵対関係になったと判断した。
現在ロズワール邸の周囲は厳戒態勢にある。
外からの訪問者にはお帰り願っていると教えてくれました。
ラムはスバルの事を裏切り者呼ばわりしてきますね。
飼い犬に手を噛まれたと言っています。
ヴィルヘルムがラムの行動を妥当だと評価しました。
敵対勢力から白紙の親書が届いたら自分も彼女と同じ判断を下すと言っています。
ラムの攻撃に気分を害してはいないようです。
スバルはクルシュからの親書が何者かによって取り換えられた可能性に気付きます。
スバルはクルシュとの間にエミリアとの対等な同盟を締結した。
連れてきたのは魔女教を討伐する部隊だ。
すべてはエミリアを守る為だと説明しました。
ラムがバルスはまだにエミリア様の犬なのね?と確認してきました。
スバルはエミリアの犬である事に納得します。
ヴィルヘルムからそれは志が低すぎますなと言われました。
クルシュとの同盟は報告できたんですがレムとの関係が進展した事は言えませんでした。
スバルはラムの反応が怖いようです。
ラムを連れてアーラム村に向かう事になります。
途中でエミリアの行動を教えてもらいます。
エミリアはアーラム村の村人を屋敷に匿おうとしたそうです。
しかし村人には拒否されたんだそうですよ。
アーラム村に到着したスバルはユリウスとヴィルヘルムを従えて挨拶します。
魔女教徒の存在を隠して逃げる事をお願いしました。
魔獣が森に残っているので討伐隊を連れてきた。
討伐が終わるまで村から避難して欲しいと伝えます。
スバルは村人との間に信頼関係を築けていると考えているので説得は可能と考えていました。
しかしスバルと顔見知りの若者から反論されてしまいます。
彼は問題が魔女教が関わっていると理解していました。
魔獣の討伐なんて嘘を吐くんだと糾弾されます。
彼はロズワールがハーフエルフのエミリアを擁立したので魔女教徒に狙われると考えていました。
魔女教徒がハーフエルフを敵視しているのは子供でも知っている常識だと言われてしまいます。
エミリアを良く知りもしないで彼女を否定する村人にスバルは憤りを感じます。
が感情的に反論はしませんでした。
少しは魔女教徒とハーフエルフの関係が分かってきたのかも。
反論できなくなったスバルをラムが助けてくれます。
スバルの言葉はロズワールの言葉なので黙って従え。
避難中に損害を被る事があったなら補償すると請け負います。
ロズワールの命令と言われ村人は従う事になります。
後はエミリアとベアトリスを連れ出すだけです。
スバルは知らせに行く事になるようですが喧嘩別れしたエミリアとの再会です。
スバルは姑息な手段を使って自分が変わったんだって事を表現しようと考えます。
ラムには小物扱いされます。
スバルは自分が変わったと示す為にユリウスに同行してもらう事にします。
理由を説明すると彼は協力的でした。
クルシュの関係者も居た方が話が速いと考えフェリスにも同行してもらう事にします。
フェリスの姿を探すと馬車の近くで行商人と揉めていました。
スバルが助けに入ると助かったーって顔をされます。
行商にはスバルが魔女教徒の存在を隠していた事を問題にしています。
追加の補償が欲しいと言われたので言い値の倍で積み荷を買い取る事にします。
スバルとフェリスが馬車に乗り込み積み荷の検品を行う事になりました。
問題の行商人が馬車に乗り込んできました。
フェリスが素早く彼を無力化して行動不能にします。
驚くスバルに行商人が魔女教徒だと言ってきます。
行商人には魔女教徒特有の術式が施されていたんだそうです。
他の行商人に気付かれる前に馬車に引っ張り込みます。
他の行商人も調べる必要が出てきましたね・・・
フェリスが尋問を開始するんですが行商人が何らかの術式を発動しました。
焦った様子でフェリスが微精霊にスバルを守るよう指示します。
スバルの眼前に赤い防御壁が現れました。
と同時に馬車が爆発しました。

>>
第四章 悪辣なる怠惰
>>
スバルは自分が爆発に巻き込まれたと察します。
一緒に居たフェリスの姿を探すと馬車の幌を纏った彼が現れます。
一回しんじゃっただけと言っています。
スバルの事はユリウスから借りているイアが障壁を展開して守ってくれました。
アーラム村では魔女教徒と討伐隊の戦いが始まっていました。
他の竜車も爆発してしまったようです。
魔女教徒は馬車の積み荷としてアーラム村に入ったようです。
スバルは策が裏目に出た事を嘆きます。
ユリウスと合流してヴィルヘルムが戦っている場所に向かう事になります。
フェリスはラムとティビーと一緒にロズワール邸に負傷者を運ぶ事になります。
そこで負傷者の治療を行う事になるようだ。
ヴィルヘルムは土煙を使って見えざる手を可視化して戦っていました。
彼が相手にしているのはスバルとフェリスが捕まえた行商人の纏め役です。
ヴィルヘルムはスバルとフェリスの事を心配になりますが彼らなら窮地を脱すると信頼して戦いに集中します。
ヴィルヘルムが優位に戦闘を運んで止めを刺します。
心臓を貫いたんですが即死させる事はできませんでした。
死ぬ寸前の怠惰がニヤリと笑って爆弾を爆発させました。
ヴィルヘルムは避けられず爆発に巻き込まれます。
スバルとユリウスが到着した時には地に倒れていました。
スバルはヴィルヘルムが生きている事を確認します。
フェリスに治療させる為に運び出そうとしますが次の怠惰が襲ってきました。
周囲には魔女教徒が複数人現れます。
スバルはユリウスと対戦相手を分ける事にします。
見えざる手が見えるスバルが怠惰の相手をしユリウスがヴィルヘルムを守りながら魔女教徒に対する事にします。
再会を誓いあって別れました。
スバルは女の怠惰を挑発しながらユリウスから引きはがします。
スバルは逃げながら攻撃手段を模索していますね。
竜車が繋がれている場所に逃げ込みパトラッシュを使います。
パトラッシュが怠惰の背後に陣取っていたので怠惰をひかせる事にしました。
怠惰は背後からパトラッシュに吹き飛ばされて家屋の中に飛んで行きます。
衝撃で家屋が倒壊したのでそのまま潰れてくれれば良かったんですがしぶといね。
左目を失い体には大きなダメージを負ってましたが生きています。
見えざる手を使った直接攻撃は避けられると学んだ彼女は家の瓦礫を見えざる手で投擲してきました。
スバルはパトラッシュに飛び乗り森に逃げ込みます。
パトラッシュが高速で森の中を疾走するんですが追ってきます。
呆れた事に怠惰は自分の本体を見えざる手で投擲して空中を飛んで追ってきました。
頭上を取られているのでスバルに反撃の糸口はないように思われます。
スバルはパトラッシュに命じて崖に向かったようですね。
崖から落ちて途中で止まります。
スバルが失敗したと判断した怠惰は地上に下りました。
福音を返せと言ってきます。
スバルは福音を遠くに放り投げました。
怠惰は不満そうに他人の持ち物に対する扱いがなってないと常識を解いてきます・・・
スバルは呆れていますね。
他意だが福音を手にして喜色を浮かべますがスバルの用意した攻撃が襲ってきました。
スバルは森に群生する魔獣が魔女教徒を嫌うと予測して攻撃手段に転用しました。
背後から魔獣に首筋を噛まれて怠惰は致命傷を負います。
魔獣が止めを刺す前にスバルが魔獣を追い払います。
スバルは魔獣が嫌う結界石を持っていました。
魔獣はその場を離れます。
怠惰は死ぬ前にスバルに呪いを残します。
福音は預けておく、愛は取り戻されるので、デスと言って死にました。
スバルは単独で人を殺してしまった結果に気分が悪くなります。
残っている怠惰は一人と予想されます。
スバルはパトラッシュに跨りアーラム村に引き返す事にします。
途中で村の上空に無数の見えざる手が現れるのを目撃しました。
急いで村に戻ったのですがスバルが止める前に見えざる手の攻撃が始まります。
スバルは誰かが犠牲になると恐れます。
そこにエミリアが現れて氷の魔法を使い見えざる手を凍らせました。
「それ以上の狼藉は見過ごせないわ。そこまでよ」

>>
第五章 契約の履行
>>
エミリアを目の前にして怠惰が歓喜の声を上げます。
素晴らしいよくぞここまでの器に育ったと言っていますね?
もしかして魔女教はエミリアをサテラの器にしようとしているんだろうか?
繰り返している試練とは器に相応しいハーフエルフを手に入れる儀式の様なモノなのか?
エミリアを殺して使うような事を言ってたんだよな・・・
怠惰はエミリアの左肩に乗るパックに敵意を剥き出しにしています。
無理解な精霊のくせに何でエミリアの傍らに居るんだと不満そうですね。
パックの方も怠惰に嫌悪感を示しています。
スバルはエミリアに戦わせる事を拒みますね・・・彼女に戦って欲しくないようです。
止めに入ろうとするスバルをフェリスが引き留めました。
エミリアに参戦を促したのは自分とラムだと説明してくれます。
エミリアの強さを信じろと言ってきましたよ。
彼はスバルがエミリアの戦闘能力に疑念を抱いていると考えたようだね。
エミリアとパック対怠惰戦が始まりました。
エミリアにも怠惰の見えざる手は見えないようですね。
事前にフェリスから教えられていたのでパックが対策を用意してありました。
エミリアは自分の周囲に氷の破片を蒔いて動きを可視化しました。
怠惰はエミリアの工夫を褒めてくれます。
エミリアは地面を凍結させて滑る事で高速移動を実現しました。
怠惰はエミリアを捕らえられないようですね。
エミリアは自分の氷像を作り出して囮に浸かっています。
怠惰の見えざる手がエミリアの心臓を捉えるのですが破壊したのは氷像でした。
エミリアは地面をすべって蹴りをお見舞い増します。
「えいや!」って掛け声が場違い感があって可愛いな。
終始余裕があるな。
エミリアは怠惰を氷像に変えて勝利しました。
最後の怠惰が倒された事で戦局は討伐隊に傾きます。
魔女教徒が駆逐されてアーラム村から勝利の雄叫びが上がります。
エミリアを見ていたスバルは突然その場から走り去ります。
できるだけ彼女から離れようと疾走します。
走っている途中でユリウスに声を掛けられてしまいます。
スバルの様子がおかしい事に気付いたユリウスが警戒感を持ちます。
フェリスの元に死にかけのヴィルヘルムがやってきました。
酷い火傷を負っている彼をフェリスは慌てて治療しようとするんですが先に伝える事があると言われたようです。
パトラッシュに飛び乗りフェリスとヴィルヘルムはスバルを追いかける事にしたようです。
警戒感を強めたユリウスにスバルが俺から離れろと言い放ちます。
スバル達は怠惰が複数人で構成される戦闘集団だと考えていました。
その考えは間違っていましたよ。
スバルに憑依したのはペテルギウス・ロマネコンティでした。
怠惰の正体は依り代を移動するペテルギウスの精神体でしたよ。
スバルはペテルギウスに憑依されて肉体を乗っ取られてしまいます。
ペテルギウスはスバルの肉体を素晴らしいと言っています。
良く馴染むと言っていますね。
指を失ってもお釣りが来ると考えているようです。
ユリウスがスバルを取り戻そうと語りかけてきました。
スバルの精神が残っていてペテルギウスの支配に抗おうとしてきました。
ペテルギウスは驚愕しています。
スバルはペテルギウスに支配される前に自分を殺して欲しいとお願いします。
疲弊しているユリウスと重傷を負っているヴィルヘルムでは心許ないと感じたスバルはフェリスに頼みます。
嫌な役を押し付けてしまった事を後悔しているんですが言葉を発する力が残っていません。
フェリスはスバルの意図を察して協力してくれました。
彼に治療を受けた事があるスバルに対しては触れなくても回復術を施す事ができました。
フェリスはスバルの血液を沸騰させたようですね。
スバルに憑依しているペテルギウスも一緒に苦しみ始めました。
ここでペテルギウスを逃がす訳にはいかないのでフェリスは苦渋の選択をしたのね。
ユリウスが苦しむスバルを介錯してくれたようです。
スバルは、フェリス、ユリウス、ヴィルヘルム、の悲嘆を忘れないと心に誓い死にました。
愛している、って台詞が聞こえてきたのでスバルはどこかの時点に死に戻る事になるようです。
戻る時点は流石に白鯨を討伐した後だよね・・・
エミリアと再会の言葉を交わす事なく死に戻る事になったね。
あと一歩ってところまでは行けたんですけどね。
ペテルギウスが精神体と分かったので次は違う作戦を取るんだろうけど。
どうすればいいんだ?
彼を殺す前に魔女教徒を根絶やしにするんだろうか?
スバルが集めた行商人にも魔女教徒が紛れていました。
その対策をするんだよね。
どうするんだろうか・・・最初から呼ばないって事にするのか?
エミリア陣営への親書が白紙だった件も謎なんだよね。
正しい親書が届いていればラムが暴れる事はなく、協力体制を取れるので対応が楽になりそうなんだが・・・

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
魔法5
精霊4
交渉3
戦闘5
変態5
ラッキースケベ1


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