ラノベの感想) とある魔術の禁書目録外伝 エース御坂美琴 対 クイーン食蜂操祈!! (電撃文庫)


概略:
最後のプリンを白井黒子が食べてしまった事から御坂美琴の敵意が食蜂操祈に向きます。
美琴は操祈が食べてしまったと思い込んだようです。
美琴が全力攻撃を始めたので操祈が応戦します。
互いの能力を使い激闘が始まります。
レベル5同士の戦いなので学園都市を巻き込んだ壮大な戦いに発展してしまいます。
戦いの最中に美琴はここが現実の世界なのか?って疑問を持ちました。
学園都市の端まで移動して外の世界を確認すると学園都市がある場所が浮遊大陸の一つだと分かりました。
美琴は輪廻女神サリナガリティーナと名乗る女神に呼び出された記憶を思い出します。

レーベル電撃文庫
発行日2024/6/7
著者鎌池和馬
イラストはいむらきよたか
ISBN
雰囲気喧嘩勃発、全力攻撃、恥ずかしい趣味、剣と魔法の世界、奴隷制度打倒、宇宙戦争、異形の人類と人型アンドロイド、異世界転移方入手、儀式、決闘、一人で帰還、満足感と達成感、美琴絶望、操祈歓喜、悲哀


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序章 特報!!
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御坂美琴と食蜂操祈が全力を出して相手を潰しにかかりました。
怪獣映画が幕を開けます。

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第一章 プリン一個で終わる世界
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入手困難なプリンの最後の一個が何者かに食べられてしまいます。
御坂美琴は食蜂操祈が食べてしまったと思い込み彼女に怒りをぶつけます。
白井黒子が止めに入りますが美琴と操祈の両方から攻撃を受けてしまいます。
よく見ると黒子の口元にはプリンを食べた形跡が残ってるんですが美琴は気付かなかったようです。
操祈が仲裁に入った黒子を洗脳して発言を止めます。
美琴がレールガンで吹き飛ばしました。
一緒に居た帆風潤子が黒子と一緒になって止めに入ってたんですが二人から睨まれ口を閉ざします。
美琴が操祈に向けて全力でレールガンをぶっ放したんですが命中しませんでした。
人間を操作可能な操祈の能力は美琴には効きません。
自分の脳の認識を変えられたのではなく操祈が周囲の能力者を操り美琴が見ている映像に細工したと気付きます。
操祈は普段から周囲の人間を洗脳していて危機的状況に対処できるようにしているのね。
操祈が動くたびに巨乳ちゃんがたゆんたゆんと揺れています。
見ていてイラついてきた美琴は操祈の巨乳を鷲掴みにしてきました!!羨ましいー。
操祈は群集を操って数で押し切ろうと考えます。
美琴は操祈がそうするだろうと分かっているようで即時撤退を狙います。
常盤台中学がある学舎の園の外に逃げる事にしました。
逃げる途中で通信網にハッキングして学園都市の戦闘ヘリ「六枚羽」を使役できるようにしています。
運動音痴の操祈は洗脳した帆風に自分を運ばせる事にします。
洗脳されている帆風は操祈を荷物の様に抱えて走り出します。
学園都市の外に出ると六枚羽が操祈を襲ってきました。
操祈は周囲の能力者を洗脳して対処しようと考えます・・・しかし結果は芳しくありません。
常盤台中学は高位能力者しか居ないので勘違いしていたね。
学園都市には230万人の学生が居るんですが殆どは無能力者です。
操祈は戦法を変える事にします。
美琴が使っている通信網を寸断する事にするね。
電気的な直接攻撃に失敗した美琴は意外にも陰湿な手段にでるよ。
ハッキングで操祈が凶悪犯であるという手配書を作り600万円の賞金首にしてしまいます。
操祈を追う群衆が発生しました。
操祈は電気を操り機械を自在に操れる美琴を倒す為に発電所を狙う事にしました。
大規模停電が発生すると研究所などで培養しているウィルスやキメラなどを安全に保管できなくなります。
美琴は自分の能力を引き上げて決着を急ぐ事にします。
御坂ネットーワークに話しかけて妹達に協力を要請しました。
妹達はあまり乗り気ではないようですね・・・何でそんなお願いを聞かなきゃいけないの?と反論してきます。
妹達を言い包める為に美琴は悲しい発言をしています。
「アンタ達、あの贅肉の塊に吠え面かかせたくない訳?」
劇的な変化が起こります。
妹達は「イエス。全力でぶっ飛ばしてやりましょう、とミサカは返答します」と答えました。
美琴をベースにして作られた妹達は「番外個体」など一部を除けば貧乳です。
巨乳に対する羨望も美琴と同じって事だね。
美琴はミサカネットワークの演算能力を借り受けます。
自分の能力を底上げして絶対能力(レベル6)に最接近した雷神になります。
滅べ世界、ソフトボールより大きな乳房の存在など我々は決して認めぬぞ!!
操祈は豊かで幸せに恵まれた巨乳を憎む精神性が無尽蔵に美琴の背を押していると知ります。
学園都市が平均以下の薄くて哀しい貧乳ばっかりなのかしら、ちょっとがっかりねぇ、と上から目線の発言をしています。
美琴に聞かれたら偉い事になるな。
うーん学園都市って意外に巨乳が少ないのね、確かに残念ではあるな。
歩くと揺れる巨乳ちゃんは素晴らしいからね。
美琴と同じ様に自分も能力を底上げする必要に迫られます。
美琴が本気だと理解した操祈が閃きます。
操祈は自分の大脳皮質の一部を切り取り培養して肥大化させた「外装代脳(エクステリア)」という設備を持っています。
使ったとしても数キロ四方にわたって数千人規模の人間を一瞬で同時に洗脳できるようになるだけです。
凄い事だと思いますが、これだけでは雷神となった美琴には勝てません。
操祈はネズミ算作戦を実行に移します。
洗脳できる数千人を全部同系統の精神系能力者に絞る事にしました。
操祈が洗脳した精神系能力者が周囲の人間を洗脳するので能力の底上げに成功します。
底上げした能力を使いAIM拡散力場集合体の風斬氷華にアクセスしました。
操祈の姿が変化しますね。
頭の上に天使の輪が出現して背中からは花の翼が生えてきました。
花粉を使って洗脳を始めたぞ。
無駄な贅肉のカタマリがぁああ。
撫でても揉んでも残念な鶏がらパサパサ女が知ったような口をぉ。
互いに罵りながら二人は激突します。
操祈が指揮系統を洗脳したので警備員(アンチスキル)は命令系統がズタズタで動けません。
動けたとして大怪獣並みの破壊力を持ってしまった二人は止められないだろうね。
美琴が冷静さを取り戻すね。
操祈が使っている風斬氷華の存在やエクステリアから時系列がおかしいと気付きます。
時系列がおかしい事からここが現実の学園都市ではないと考えます。
バーチャルな世界に迷い込んだと考えた美琴は抜け出そうと考えます。
エラー誘発電気信号を送ってバーチャル世界の破壊を試みました。
美琴の読みが正しければ懐柔決戦は終わります。
美琴がエラー誘発電気信号を送っても世界は終わりませんでした・・・
大破壊をしてしまったのが現実の学園都市だって可能性が出てきました・・・どうすんだ?
プリン一個から学園都市が崩壊する危機が訪れてしまいました。
美琴と操祈は普段から互いへの鬱憤が溜まっていたようです。
貧乳である美琴の巨乳操祈への怨嗟は強かったな。
妹達まで美琴と同じ恨みを抱えていたとは意外でした。
そこは似なくてよかったんだよねー残念な部分が似てしまうとは・・・
操祈は美琴の個としての戦闘能力の高さを羨んでいるように思えるね。
美琴と操祈はどちらも悪役っぽいんだよなー。
私怨を晴らそうとしているので余計にそう見えます。

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第二章 そもそもの疑問
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美琴はこの世界が現実である可能性に気が付きます。
雷神と化している自分の存在が爆発の危機に瀕している事も思い出します。
現状を操祈に教えて事態の打開をはかりますが聞いてくれません。
天使を取り込んだ操祈は言語がバグって会話になりませんでした。
運動音痴な操祈がこけて酔拳のような攻撃をしてきました。
アルコールを一滴も飲まずに幻の技を使うとは器用で健康的だと指摘すると操祈が照れます。
恥ずかしさにより操祈は日本語を話せる状態に戻ってきました。
お互いに神様モードを使い続けると内側から爆発する恐れがあると伝えます。
操祈の能力は本当に便利だね。
リモコンを自分の頭に向けて操作します。
操祈は心理掌握を強化している外装代脳への接続を遮断する事で神様モードを解除しました。
美琴にはそのような真似はできません。
心理掌握で何とかしてと泣きつきますが操祈の能力は美琴に弾かれてしまうので無理です。
能力を解除した事で操祈の爆乳は巨乳に戻りました。
少し残念に感じていますよ。
やっぱり大きければ大きいほど良いのか?
貧乳の美琴が知ったら激怒しそうなほど贅沢な意見ですけどね。
神様モードを解除できずに困っている美琴がゲコオタ風船を目にします。
美琴の神様モードが一瞬で解除されました。
可愛いモノを見て正気に戻った事で女子力高い事をアピールしていると操祈が憤りを示します。
美琴はこの世界が現実の学園都市なのか確認する事にします。
仮想世界なら犠牲者が出ても問題無いんですが現実世界で人を殺したら詰みます。
大変頭の良い美琴は宇宙空間の状態を確認する事で現実世界かどうか判断できると気が付きます。
星座の位置を知ってるって事だよね・・・流石レベル5頭が良い。
インテリアショップに押し入り天体望遠鏡を入手します。
勝手に持ち出すと後々問題になる可能性を摘み取る為にお金を置いて行きますね。
望遠鏡を使って宙の状態を確認しようとしたんですが学園都市側の攻撃を受けました。
衛星軌道から水蒸気を使った攻撃を受けてしまいます。
美琴と操祈は逃げる事になります。
地上に居ると狙われてしまうので美琴は地下に潜る事にします。
現実の学園都市である可能性があるんですが思い切った手を打ちますよ。
地面に向けてレールガンを放ち大穴を開けて地下に飛び降りました。
学園都市側からの攻撃は操祈に操られての事ではないみたい。
正常に機能している権力層が残っていて破壊を振りまいている美琴と操祈を敵と定めて攻撃してきたようです。
地下に潜った美琴は自分たちと同格のレベル5を自陣営に引き込めないか?と考えます。
より多くのレベル5を味方に付けた方が勝つと考えます。
危機的状況なんですが操祈に勝つ事を諦めてないのね。
二人の前にレベル0の上条当麻が現れます。
彼は二人の喧嘩が事の発端だとは知りません。
不可解な出来事が起こっているとは知っていて一緒に避難しようと言ってきます。
美琴は彼を味方にする事が出来れば勝てると確信します。
なんか愛が溢れている感じですね・・・
しかし衛星軌道から放たれた水蒸気を使った攻撃が当麻を蒸発させました。
美琴と操祈は絶叫して我を忘れています。
事態を収める可能性の一つが消えたようだね。
警備員の黄泉川愛穂は電子的な手続きが使えない状況だったので紙の書類を使います。
心理掌握で洗脳されているか電子的な検診で見分ける事にしましたよ。
操祈にとっては不味い状況ですね。
電子的に診断しているので美琴による結果操作が可能です。
美琴がそれに気付かない事を祈っていますね。
美琴と操祈が同時に悪寒に襲われます。
レベル5の彼女達でも恐れる恐怖の象徴たる寮監さんが動き始めました。
掴まったら最後です、関節を決められ落とされる事になります。
美琴と操祈は全速力で地上を逃げる事にします。
途中で美琴は電動一輪車を強奪してスピードアップを図ります。
操祈は自力で走って追走してきます。
運動音痴の彼女がハイペースを保って逃げ続けています。
余程寮監さんが怖いと見える、ひょっとして寮監さんが最強なのでは?と思えてきます。
美琴は宇宙を確認する事を諦め学園都市の外を確認して現実世界での出来事なのか確認する事にします。
外壁に向かうには学び舎の園をライバル視している有名校が点在する第18学区を抜ける事になります。
霧ケ丘女学院とか長点上機学園とかです。
ライバルが攻めてきたと認識されて攻撃を貰う事になりました。
殺傷破壊レベルのマイクロ波集束兵器が使われます。
美琴が攻撃を貰ってしまいました。
操祈は美琴が感嘆に死んでしまった事に悪態を吐いています。
もっと工夫を凝らした処刑方法で死んで欲しかったと言っています。
操祈の美琴への怨嗟の根は深いな・・・
消し飛んだと思われて美琴は元気一杯です。
マイクロ波から充電を完了してフルパワーになっています。
操祈はマイクロ波を直接食べた美琴を怪生物と呆れています。
美琴がゲコ太人形を崇める集団を目視しました。
ゲコ太風船を見た美琴が神様モードから人間に戻ったのを誰かに見られてたようです。
危機的状況でゲコ太がいれば助かるってカルト宗教が生まれつつあるようだ。
ゲコ太がいれば攻撃してこないと思われているようです。
操祈を崇めるカルト教団もできたようですね。
逃走を続けている二人の前にレベル5麦野沈利が現れます。
彼女は自分も戦いに混ぜろと言って原子崩しをぶっ放してきました。
沈利の目にはこの騒動が最強決定戦に見えています。
美琴と操祈はコソコソ逃げようとしていますよ。
そこにレベル5の削板軍覇(そぎいた ぐんは)が介入してきます。
レベル5が喧嘩なんて根性が無い。
根性の正しい使い方を教えるって理論で介入してきます。
操祈が軍覇を洗脳してしまいます。
手駒にして美琴を攻撃しようと考えたようですが沈利が軍覇と戦い始めます。
軍覇もレベル5なので数分で操祈の洗脳を自力解除できるようですね。
戦闘領域にレベル0の佐天涙子が現れます。
美琴は佐天ならこういう場面に遭遇するミラクルを起こす方が正しいと評しています。
巻き込まれ王と言ってますね。
佐天を守るために彼女の弟が出てきました。
手を広げて軍覇の前に立ちふさがります。
美琴は時系列がバラバラだと再認識していますね。
本当にどうなってるんだ?
学園都市とは無関係な弟の勇気に触れた軍覇は根性で負けたと感じます。
自分の能力で吹き飛んで行きました。
残った沈利が強敵を求めてきます。
美琴は涙子や弟は無視されるだろうと考えます。
沈利の相手をする気は無いので逃げに徹するつもりですね。
ヤル気満々の沈利が無差別砲撃を行っていたので店頭に飾られていたゲコ太マスコットが消滅させられます。
怒りに震える美琴は血の涙と共に超電磁砲を放ちます。
沈利は美琴の愛に耐えきれず消し飛びました。
操祈はゲコ太をご神体とするカルト宗教は間違いとは言えないと納得しています。
操祈は周囲に居る高レベル能力者を洗脳して美琴を包囲殲滅する事にします。
第18学区は高レベル能力者が多いと分かっていたので美琴も罠を仕掛けてありました。
操祈が洗脳した能力者の背中にリチウムイオンバッテリーが取り付けられていました。
能力者は操祈に背を向けて彼女を守ろうとします。
背中に取り付けられているリチウムイオンバッテリーが爆破ついて操祈を攻撃してきました。
操祈は美琴の罠に驚いています。
脳筋のくせに姑息な罠を仕掛けてきやがってと憤ります。
操祈は素性を知らない能力者を使う事をやめますよ。
配下の能力者を集めて美琴を包囲する事にしました。
口囃子早鳥(こばやし さとり)を使ってきました。
早鳥は念話能力(テレパス)です。
早鳥の念話能力は美琴にも有効でした。
美琴は心の中を読まれてしまいます。
「こかん、ほと、にょいん、おまた、いんぶ、あそこ、そけいぶ」
早鳥は美琴が辞書に載っている卑猥な単語にカラフルなペンでラインを引く趣味を暴露します。
美琴良い趣味しているなー。
恥ずかしい秘密がバレてしまった美琴が爆発しました。
10億ボルトの放電が無駄に撒き散らされます。
操祈には早鳥が何をしたのか伝わっていません、早鳥は意外と優しいな。
操祈が説明を求めると説明すると操祈も同じように爆発してしまうと思うと言われます。
操祈はこのチャンスを活かして美琴を包囲殲滅する事にします。
美琴は学園都市の外が見える地点まで移動するのは不可能と判断します。
高さを取り学園都市の外が見える状態になろうと考えます。
高層ビルを駆け上がり屋上に出ました。
そこで美琴が見たのは海でした。
学園都市の外にある筈の東京や新宿は見えませんでした。
それどころか現実の世界では無い事が分かりました。
球体状の海の周囲を取り囲む格好で大小無数の大地が様々な高度でゆっくり移動していました。
空飛ぶ陸地には大理石の城壁や鋭く尖った鐘楼などが存在しています。
ぎゃあぎゃあって鳴き声がする方を見るとドラゴンが飛んでいました?
美琴は喧嘩の初っ端に自分たち二人が死んでいる事を思い出しました。
美琴の放った高圧電流がカフェで使っていたプロパンガスのタンクに直撃して爆発しました。
「そうだ私達二人揃って死んでるじゃん!!」
呑気。

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行間一 ターニングポイントにして、そもそもの始点
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爆発に巻き込まれた美琴と操祈は輪廻女神サリナガリティーナって女神に出会います。
13歳くらいの小さな女の子なんですが胸だけ爆乳です。
露出が多くて冒涜的な格好をしているので操祈向けの衣装だなと美琴は評します。
死んでまでケンカ売ってんの御坂さぁんと操祈はめらっと燃えています。
サリナガリティーナが少々手違いがあったと言っているね。
美琴はまだ死んだわけではなく生き返れる可能性があるのか質問しています。
サリナガリティーナはこの場から直に生き返らせる事は出来ないと否定してきます。
一旦テキトーな異世界に旅立つのがオススメと明るく教えてくれます。
どんな異世界があるのか質問してみると教える事を躊躇われます。
それよりもお客さん(美琴と操祈のことね)の要望を聞いてリクエストに応える形にしたいと言われます。
異世界にも相性があり極限武闘派怪獣の二人を肉じゃ一皿が同サイズの財宝袋よりも価値がある世界に送り込んでも何も起こらないと説明されます。
料理が下手なのか美琴と操祈は、料理くらいできる制服とエプロンが似合う女子中学生をナメんなっと叫びます。
二人は同時に、こいつが居ない異世界ならどこでも良い、と叫びます。
サリナガリティーナが了解と明るく答えます。
リクエストが通ってしまいました。
サリナガリティーナが気になる事を言っているな。
彼女が案内するのは結末ではなく、そうなる可能性が最も大きな世界だそうです。
つまり美琴か操祈のどちらかが居なくなる世界って事にならないか?
よく考えてない美琴と操祈は、それでいいと答えるね。
サリナガリティーナが二人は仲良しだねと余計な事を言ったので攻撃されます。
操祈が洗脳して美琴が超電磁砲で吹き飛ばしました。

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第三章 極限危険外来生物な二人
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美琴がドラゴンと戦い始めました。
磁力の力でドラゴンの背に飛び乗り戦っています。
操祈の心理掌握は石板に残されていた残留思念を読み取る事ができました。
石板にはドラゴンの倒し方が書かれています。
直接的な戦闘力の無い操祈は美琴に協力しようと考えます。
長台詞で読み取った攻略方法を伝えてるんですが長すぎます。
美琴は超電磁砲をぶち込んでドラゴンを仕留めました。
ドラゴンの死体が地面に向かって落下していきます。
美琴はドラゴンの死体を使って操祈を押しつぶすつもりです。
操祈は転げ回ってパンチらしながらドラゴンの死体に押しつぶされるのを回避しました。
美琴は操祈を連れて入れ情報収集ができると考え彼女を連れて行く事にします。
磁力を使って別の浮遊大陸に飛び移っていきました。
操祈がギャーギャー絶叫しています。
大き目の浮遊大陸で墜落している飛行船を発見しました。
残骸の中から真っ赤なお姫様ドレスを纏ったお姉さんが出てきました。
お姉さんは大陸間に発生する大陸刃という真空の刃に遭遇してしまい飛行船を落とされたそうです。
レンタルしている飛行船なので弁償しなくてはならない、違約金も高額なると嘆いています。
お姉さんは商人として独立したばかりだそうです。
どんな商売をしているのか聞いてみると奴隷商をしていると教えられました。
元手が掛からず手軽に始められる誰もが最初に始める商売だそうですよ。
美琴と操祈が驚いているとお姉さんが飼っている奴隷エルフが出てきました。
美琴や操祈よりも小柄な少女でおっぱいは美琴よりも小さいぞ。
エルフ少女が残骸からお姉さんの荷物を運び出そうとしています。
荷物を落としてしまいお姉さんからの罰を与えられる事になりました。
お姉さんは別に悪意がある訳ではなく奴隷への普通の対応として耳を削ぎ落そうとしています。
美琴は虐げられるエルフ少女に妹達を重ねています。
誰かを虐げる事で誰かが得をする制度が嫌いなのね。
美琴はお姉さんを消し炭に変える事を選びます。
お姉さんは魔法が使えるので抵抗してくるんだけど相手が悪いな。
操祈もドリーの事を思い出してエルフを虐げているお姉さんに敵意を持ちます。
殺して楽にしてあげるのは上策とは言い難い。
もっと苦しめてやらなければ割りに合わないと考えます。
どっちかっていうと操祈の方が恐ろしい事を考えているぞ。
美琴の電撃を浴びてお姉さんはピクピク痙攣しています。
操祈は心理掌握を使って商売に関する知識だけを消し去りました。
これからどんなに頑張っても全く儲からなくしてやったと言っています。
エルフ少女の手錠を外してあげようとするんですが断られます。
奴隷生活が長いようで手枷を外されると不安になるそうですよ。
手枷を外すのは保留となりました。
助けてくれたんだと分かったようでエルフ少女がお礼を言ってきます。
ありがとうございます、《女戦争士》さんと言われました。
美琴が困惑しているとステータスにそう書いてあると言われます?
操祈は笑い転げていましたがドスケベ《踊り子》さんと言われて固まります。
ステータスには《踊り子》と書かれているだけでドスケベはエルフ少女の心象でした。
エルフ少女から魔法の説明をされます。
この世界はレベルって概念が存在して彼女はレベル11だそうです。
レベル5が最高位の学園都市で暮らす美琴と操祈は震えています。
自分たちよりもレベルが高い・・・
王様クラスだとレベル9999でカンストしているんだそうです。
美琴と操祈が簡単に倒したお姉さんはレベル35くらいだそうです。
美琴は学園都市のレベルとはカウントの仕方が違うんだと納得する事にします。
魔法はレベルを上げると誰でも使えるんだそうですよ。
美琴が試してみると魔法を使えてしまいました。
余りにも手軽に使えてしまうので安全装置が無い銃のようです。
美琴は暴発を避ける為に魔法は使わない事に決めます。
エルフ少女に名前を聞いてみるとパティシエットと教えてくれました。
由来を聞いても分からないそうです。
美琴と操祈は英単語を適当に使った名前だなと感じます。
日本語が普通に通じているのも不思議と言えば不思議です。
美琴と操祈は奴隷商のお姉さんが所持していたトランクを奪ってるな。
中身を確認すると服が大量に入っていました。
美琴は下着も替えられないまま汗だくサバイバルは絶対に嫌だと言っています。
だから着替えがあるのは丁度良いと言いたいようだ。
服はあるようだがパンツも入っているのか?
パティシエットからこの世界の成り立ちを教えられます。
エルフの彼女からみても昔からの言い伝えだそうです。
五大陸、四王国、三魔王、二女神、一関門。
三大魔王を倒して重宝を三つ集めると特別な関門を開く魔法の儀式ができたような?
美琴と操祈は仮死状態で異世界に送り込まれました。
現実世界に戻るヒントを学園都市の外に求める事にします。
パティシエットを連れて異世界セレスアクフィアを冒険する事にします。
詳しい話を族長が知っていると言われたので族長が売り飛ばされた村に向かう事になりました。
煉瓦で舗装された道はあるんですがパティシエットは歩きたがりません。
村の方角は彼女が知っているので案内して貰う事になりました。
延々と何も無い平原を歩くことになります。
途中に宿屋などがある事を期待してたんですが何もありませんでした。
水場の近くで野宿する事になります。
問題は食糧が無い事ですね。
水場に近づいた操祈が巨大なクラーケンに捕まります。
粘液塗れの触手が操祈に絡みついています。
美琴はエロ担当としての役割を果たしていると感心していますね。
見捨てるつもりでしたがパティシエットが助けてと泣くので砂の刃で触手を切り操祈を助け出します。
途中で粘液が飛んできてパティシエットに当たりそうになったので美琴が庇いました。
背中に粘液が当たってしまいます。
人体には無害だったのですが夏服の背中が溶けてしまいます。
クラーケンに捕まり粘液塗れになっていた操祈の服も溶けてしまいました。
パティシエットから奴隷商のお姉さんは大量に服を持っていた理由が開かされます。
セレスアクフィアには服を溶かしてしまう魔物が多いそうですよ。
美琴と操祈はお姉さんが持っていた服に着替える事になるんですがドレスのファスナーやボタンを開けられません。
パティシエットから装備適正ロックが掛かっていると教えられます。
職業によって着られる服に制限があると判明しました。
美琴はカミナリカラーの青いビキニ型装甲を纏うだけになります。
操祈は黄色と黒をベースにしたミツバチ系踊り子さん衣装を着る事になります。
操祈よりもサバイバル力がある美琴は食糧が手に入ったと喜びます。
クラーケンの触手を焼いて食べる事にしました。
しれっと操祈に毒見をさせてから食べ始めました。
食べてみると調味料が欲しいと感じます。
パティシエットは美味しいと言って大喜びしています。
食事が終わると草原で眠る事になります。
寝ている間に寒さを感じたようで寝ぼけた美琴はモンスターの毛皮を剥いで毛布にしていました。
パティシエットは美琴の抱き枕にされていたようです。
一歩間違えれば自分が皮を剥がれていたと青くなっています。
綺麗好きな操祈は美琴が寝ている間に水浴びに行ったようです。
全裸になったところをアメーバに似た原子的生物に襲われます。
美琴はスケベな餌役として操祈は有用と考え助ける事にしました。
パティシエットから昨晩倒したクラーケンの粘液から発生した生物だと教えられます。
美琴が難無く倒すと倒した残骸目当ての小魚が集まってきました。
朝食は魚になったようです。
歩き続けて長老が売り飛ばされた村までやってきました。
奴隷制度が定着している世界なので美琴と操祈は警戒しています。
相手が人のよさそうな人間でも悪党に思えています。
双眼鏡を使って村を観察するとエルフが村の中央に集められています。
村の入り口に居た青年を捕まえて理由を聞いてみます。
この世界の税金は所有している奴隷の数で決まるそうです。
もうすぐ徴税の時期なのでまとめてエルフを殺して税金を安くしようとしているんだそうです。
美琴と操祈は村の中央にあるギルドに入ります。
カウンターに居た20歳くらいのお姉さんが明るい声で職業管理ギルド・ジェムピック支部へようこそと案内してくれます。
美琴はギルドで何ができるのか聞いてみる事にしました。
お姉さんはお仕事を斡旋すると言っています。
話を聞いてみると職業選択の自由が無い事が分かりました。
冒険者がやってきて報酬を貰っています。
すれ違った美琴が妙な感覚を感じています。
エルフと人間で報酬額を決める秤が異なっていまいた。
エルフはとことん搾取されているようです。
美琴は貴族とか王族もギルドで仕事を選ぶのか質問します。
お姉さんは馬鹿げた事を言うなと教えてくれるぞ。
領地を持っている彼らはギルドの経営者だそうです。
ギルドは利用者から手数料として給金と経験値から一部を徴収してそれを税として王侯貴族に収めているそうです。
王侯貴族は何もしなくても経験値が得られるのね。
村人よりも冒険者の数が多い理由を聞いてみます。
ジェムピック村の周辺一帯は良質な宝石が拾える名所なので冒険者が多いそうです。
宝石を拾うって表現が妙ですね。
お姉さんが操っている瓶から妙な気配を感じます。
美琴はこの世界の経験値が何であるのか気付きます。
この世界では体の中を流れている生体電気を経験値と呼んでいると判明します。
電気を操れる美琴なら全人類の経験値を支配できる事になります。
美琴に都合のいい世界だよね。
美琴はギルドのお姉さんにエルフが村の中央に集められている理由を聞いてみる事にします。
お姉さんは何でもない事のように、もうすぐ税金計上の時期だから、奴隷を集めてまとめて殺す行事を行うんだと教えてくれました。
最終確認が終わり人間が悪と決まります。
美琴はギルド本部を内側から爆散させました。
村の中心で爆発が起こり中から美琴、操祈、パティシエットが出てきました。
村長が一丸となって賊を倒せと叫びます。
美琴達は包囲されてしまうんですが強さが違います。
電撃によって襲ってきた人間は感電させられて転がされます。
ギルドのお姉さんが特別依頼を出しました。
期間限定で賞金首捕縛の三倍だす。
今すぐこの騒ぎを鎮圧する事。
冒険者の皆さまよろしくお願いします。
村長がニヤリと嫌な笑みを浮かべますが直後に硬直する事になります。
操祈が心理掌握を使ってお姉さんに騒ぎの元凶である村長を捕まえろと命じさせました。
村長は金に目がくらんだ冒険者に捕まります。
村長は長年エルフを奴隷として使っていた事を後悔しているみたいだね。
完勝したんですが問題が起こりました。
パティシエットが捕まえた人間を奴隷にしようと言ってきます。
理由を聞いてみると負けて捕まった人は奴隷になる決まりだそうですよ。
別にこれまで自分たちをこき使ってきた人間が憎いから奴隷にしようと言ってるのではなさそうです。
ルールで決まっているから奴隷にすると言っているな。
美琴は虐げる側と虐げられる側が変わるだけで問題は解決しないと考えます。
パティシエットを説得する必要がでてきたよ。
美琴は苦しい言い方で説得するしかなくなります。
私は奴隷とはお友達になるけど、奴隷を使う人とはお友達になれない、と伝えます。
美琴と操祈と一緒に居たいと考えているパティシエットは奴隷を手に入れるのを止めました。
パティシエットが地面に落ちていた鉱石を拾って大喜びしています。
フラグライトですよ、プラチナやダイヤモンドよりもお高い最強鉱物、と言っています。
砂を高温で熱してできたモノですね。
美琴なら電撃でいくらでも作り出せます。
インフレを起こせるな。
操祈が奴隷制度を勧めて巨万の富を築いている王侯貴族がフラグライトを溜め込んでいると予想します。
美琴が大量に作ってハイパーインフレを起こして彼らを破産に追い込めると気付きます。
美琴と操祈は宿屋を根城にする事になります。
部屋は不衛生でベッドに触るのも躊躇われます。
美琴は最初の仕事はノミ取りと布団の虫干しかなーと考えています。
操祈の部屋の風呂に入っていたパティシエットがバスタオル一枚で飛び出してきました。
あちゅい、熱湯、なんにゃんですかあのお風呂はあ?と文句を言ってくるね。
美琴は操祈は風呂を熱くしてしまう頑固オヤジ系だったの?と問いかけます。
操祈は基本的に冷水の泉で沐浴するエルフには40度のお風呂に入るって考えが無いからかしら?と疑問を呈しています。
美琴と操祈は村長の元に向かいます。
これまでエルフ達が稼いだものを取り立てる事にします。
美琴と操祈は武器と食糧を取り立てる事にしました。
金を要求しない事を不思議がっている村長に恩情をかけるね。
金は価値を失うので純金や宝石を手元に残しておくことを勧めています。
エルフ達は食事を与えると元気になりました。
美琴と操祈は奴隷制度を破壊するつもりだったんですがいきなり転移させられます。
白井黒子の空間移動(テレポート)のような現象が起こりました。
目の前に小柄で爆乳なナゾ女神サリナガリティーナが現れます。
「キミ達はや・り・す・ぎ・よー」と言われますね。
このままだと異世界セレスアクフィアの許容量を超えてしまうので別の異世界に移動させると言ってきます。
美琴と操祈は中途半端でパティシエットと別れる事を嫌がっています。
操祈が異世界を取り上げるならパティシエットを守ると約束しなさいよぉと要求しています。
サリナガリティーナは美琴と操祈を太陽系全体を股にかけた宇宙の大戦争に送る事にします。

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第四章 宇宙で遊べ
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美琴が飛び起きたのは宇宙船の中でした。
重力が無いのでくるくる回り始めてしまいます。
服装はビキニアーマーから常盤台の夏服に変化しています。
だからスカートがふわりと持ち上がっています。
異世界の説明をするチュートリアル要因の村人Aが隣に出現します。
現れたのは触腕を持つカマキリでした。
言語が違うので何を言ってるのか分からなかったのですが日本語を喋れるように調整してくれます。
フローリアと名乗ってきました。
見た目は人間形態から離れてしまってますが彼女は進化した人類だそうです。
美琴のいた地球とは違う歴史を辿り進化したんだそうです。
兵器の破壊力が大きくなり過ぎてしまい地球上で戦争を続けられなくなったので宇宙に出たんだそうです。
地球は生物保護と繁殖の為に隔離区として残されています。
美琴は操祈がどこに居るのかどうやってぶっ殺そうか考えています。
操祈は人類と戦っているアンドロイド勢力の宇宙船に居ました。
操祈の前に褐色の肌を持つ美形八頭身のアンドロイドが現れます。
ヴィクトリアと名乗る彼女から醜い進化を遂げてしまった人類と戦争していると教えられます。
ヴィクトリア達アンドロイドは人間形態から醜い進化を遂げた人類に従う意義を見つけられないそうです。
気持ちは分からんでもないが極端だとも思えます。
人間形態を保っている操祈の事を貴重なサンプルとして扱ってくれます。
操祈は為に心理掌握をヴィクトリアに使ってみました。
アンドロイドは機械なので本来は効果を発揮しない筈なんですが操れてしまいます。
彼女達は人間に模して進化を続けたので心を獲得していました。
他の機械にも心があるのか問うとアプリケーションとして大した容量を喰わないので全ての機械に心が搭載されていると教えてくれます。
操祈はヴィクトリア達を自由に操れるって事になるね。
この世界は操祈にとって非常に都合が良い世界でした。
ヴィクトリアから人類との戦い以上に重大な問題が存在すると言われます。
超大出力インパクターが太陽系に迫っているのが問題だそうです。
遠方より飛来する木星規模の巨大惑星が五つ飛んできているそうですよ。
太陽を目掛けて飛んできているそうですが直撃すれば惑星は壊れます。
至近を通過するだけでも軌道を逸れて太陽系から逸脱する事になってしまいます。
資源採掘を太陽系の惑星に頼っているので資源が枯渇してしまいます。
宇宙船なので移動を始めた惑星を終えるんですが宇宙船の動力は太陽光発電に頼っています。
距離が開き過ぎると動力を失うのね。
回避するには木星規模の超大質量インパクターが海王星軌道上に到達するより前に軌道をずらせば良いそうです。
その為に手段も手にしているそうですよ。
長い間戦争をしているので大量のデブリが散乱しているそうです。
それに静電気を通してインパクターの軌道をずらそうと計画しています。
戦争にはデブリを作り出すって意味もあるそうです。
インパクターの到達は近々に迫っているそうですよ。
美琴はフローリア達が異世界移動を可能とする装置を持っている事を知ります。
フローリア達はその可能性に気付いていません。
人工的にブラックホールを作れるかって実験を行い作れてしまったそうです。
その過程でどんな物質も帯電させられる帯電機械が作れたそうです。
美琴は人口ブラックホールを帯電させれば異世界移動ができると気付きます。
帯電機械が開発されたのは随分と前のようですよ。
人類が地球に住んでた頃に開発されたそうです。
危険性を認識していたので帯電機械と制御装置を外したそうです。
帯電機械は人類の旗艦に搭載されていて、制御装置はアンドロイドの旗艦に搭載されています。
二つが揃わないと使い物にならないそうです。
操祈から携帯電話に連絡が入りました。
コンピュータが発達し過ぎているので原始的な通信は見逃されているようです。
美琴と操祈は所属している勢力に協力するふりをして異世界移動を行う事に決めます。
美琴がレーダー機能を欺きアンドロイドの旗艦が人類の旗艦に接舷できるように仕向けました。
非戦闘員の自分は隠れていると言ってフローリアの元を離れます。
操祈が裏切る事を想定して操祈との合流地点を密告します。
アンドロイドが殲滅されても制御装置は壊さないで保管するだろうと予想します。
装置を確保してから自分一人で使おうと考えています。
操祈との合流地点に入ると涙目の操祈に抗議されました。
美琴は実力を信じていたので陽動を任せたんだと言い訳しつつ舌打ちしています。
制御装置は?と問いかけると操祈は斜めがけハンドバッグの中から取り出します。
見た目はスマートフォンに似ていますね。
美琴が操祈の全身をまさぐっています。
無重力空間でくるくる回りながらイチャイチャしているように見えます。
美琴が操祈の胸元から全く同じデバイスを取り出しました。
操祈は美琴に制御装置の偽物を掴ませようとしていました。
彼女も美琴を置き去りにして行こうと考えてたようです。
制御装置と帯電機械を使って人口ブラックホールに異世界への入り口を開きます。
美琴は入口に入る前に操祈に制御装置を洗脳して欲しいと頼みます。
帯電機械と制御装置は偶発的に生まれた再現性のないデバイスです。
機能を忘れさせれば二度と使えなくなります。
この世界の人類やアンドロイドが追ってこれないようにする為に保険をかけます。
二人が異世界セレスアクフィアに向けて出発しようとしているとフローリアとヴィクトリアが置いて行かないで?と懇願してきました。
美琴は一瞬彼女達を置き去りにしても良いモノか悩みます。
フローリアは憎きアンドロイドを殲滅するまであらゆる因子を拾い集めて有効活用します。
ヴィクトリアは形を歪めた生物などもはや人類と認める必要は無い。
美しい本来の肉体と精神を保ち続けている二人にならアンドロイドの気持ちが分かるはず。
間違ってしまった人類の系譜に一旦終止符を打って清く正しく美しい人類という文化を取り戻しましょう。
地球の正しい歴史の為に殺すのですあのナマモノを!!・・・これは酷い。
どちらも美琴と操祈を戦力として認識していると判明します。
美琴は遠い目になり二人を見捨てる事を決めます。
目的地を剣と魔法が全ての世界セレスアクフィアに設定して異世界へのゲートを潜りました。

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行間二 輪廻女神サリナガリティーナの誤算
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美琴と操祈が来た道を戻り異世界セレスアクフィアに向かったのを知りサリナガリティーナが焦ってます。
輪廻を司る彼女は逆方向への移動に関与できないようです。
うわあー怒られるぞーと怖がってますね。
上役が居るのかな?
美琴と操祈の周りに変な力場が展開しているようです。
サリナガリティーナは割り切ったぞ。
ここから生じる歪みは二人に背負って貰おうと決めました。

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第五章 帰還と乗っ取り
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美琴と操祈がセレスアクフィアに帰還しました。
奴隷エルフと食事をしている場面に戻ってきました。
嬉しさから二人はパティシエットを抱きしめています。
族長のベーカリアンから魔道書の在りかを聞き出します。
ベーカリアンが魔道書は貴族に奪われてしまったと教えてくれます。
貴族の根城に乗り込む必要が出てきましたが相手から攻撃してきました。
奴隷が解放されてしまったと知り貴族が攻撃してきます。
セレスアクフィアは数々の浮島が縦に重なっています。
貴族は上にある浮遊大陸に居るので上空から爆撃してきました。
磁力を使って浮遊大陸間を行き来できる美琴は操祈を連れて貴族の支配する浮遊大陸に乗り込みます。
貴族側の攻撃を指揮している女性騎士ラベンダーは物凄いビビりでした。
美琴の反撃を受けて浮島が揺れているので何でもするので助けてと震えています。
セレスアクフィアは基本的に凶悪な世界みたいです。
面白公開処刑にはしないでくださいと震えています。
使い物にならない彼女に代わって執事のマインドって人間が指揮をとっているようです。
二人は乗り込んできた美琴達に速攻で無力化されました。
パティシエットが二人を奴隷にしないのか質問してきます。
美琴がしないしないと説得しています。
浮遊大陸の端に到着したので貴族の屋敷がある大きな町まで徒歩で移動です。
野宿をしながら向かいます。
綺麗好きな二人は水場の近くで素っ裸になり衣服を洗濯しています。
洗濯機が無いので苦労しているようですね。
パティシエットが兎を発見して狩りました。
ご飯になります。
貴族が住んでいる商都ヴァルハラは堅牢な街で高い壁に囲まれていました。
200年ほど何物にも攻略された事が無いと言われています。
美琴は壁の外から攻撃地点を決めています。
数か所を攻撃して混乱を誘発します。
ヴァルハラは水道が完備していたので水道設備を破壊して水浸しにします。
貴族が使っている巨大な自立歩行する門番の動きを阻害する意図がありました。
攻撃と同時に雇った冒険者に奴隷を都市の外に連れ出すように命じます。
美琴が貴重鉱物のフラグライトを作り出せるので雇う事ができました。
攻撃の意図が分からないので貴族側は騒ぎが起こっている箇所に人員を送る事になります。
手薄になった貴族の屋敷に乗り込みました。
屋敷に入ると貴族の肖像画が飾られていました。
頑強で精悍で獰猛な茶髪の大男が描かれていました。
如何にも強そうなので美琴が喜んでいます。
夜に襲撃したので一番大きな寝室に向かいます。
ドアを開けて美琴が高圧電流の光を部屋の中で炸裂させます。
貴族の悲鳴が聞こえてきました。
貴族が怯んでいる間に操祈が洗脳する予定だったんですがしませんね?
強そうな大男と思われていた貴族は貧相な小男でした。
これをモデルのあの絵を描いたのかさぞや苦労しただろうと呆れます。
貴族がキレていい加減にしろ貴様ら-と絶叫します。
貴族はギルドを操れるので美琴と操祈のレベルをダウンさせてやると脅してきます。
ギルドに二人のレベルを下げろと命じる伝書鳩を飛ばします。
貴族がレベル9999の自分は最強の装備を使えるんだぞと自慢してきます。
美琴はレベルによる装備ルールの存在を忘れていました。
すっかり忘れてたと言われて貴族の目が点になります。
美琴と操祈は元々武器を使ってないので貴族の目論見は最初から無駄でした。
しかも美琴は電気を操れるので相手のレベルを自由に書き換える事ができます。
貴族のレベルを下げてやりました。
レベルが下がってしまった貴族は自慢の装備を使えなくなりました。
威厳と実力を証明してくれるんだぞーと泣いています。
美琴は容赦なく貴族の装備品を破壊しました。
あっさり負けた貴族は奴隷制度を推奨した事を後悔しています。
山火事に遭い妻と幼い息子を失いました。
為政者として助けられる人間に限界があると知った彼は普段から助ける順位を決める事にしました。
最初から悪って訳では無かったのね。
貴族の屋敷にある書庫で魔道書を探します。
探している途中で貴族がギルドに命じたレベルダウンが実行されました。
レベルが下がった事で美琴と操祈は全裸になってしまいました。
恥ずかしさの限界を突破してしまった二人は貴族を詰問に向かいます。
魔道書の在りかを問いただすと知らないと言われます。
操祈が既に心理掌握で記憶を覗いているので嘘ではないと判明します。
操祈が悪辣な行動にでます。
貴族を洗脳して奴隷解放宣言を出させました。
貴族の記憶を覗いた操祈は貴族の身に起きた山火事と命の選択を知ってますが美琴には教えません。
美琴の決心が鈍る事を危惧したのかも?
貴族が奴隷解放宣言を出すと意外にも賛同する声が多数あると判明しました。
ヴァルハラに呼応するように奴隷解放を宣言する都市が現れます。
それを知った国王が動きました。
エリュシオン中核市の反乱を鎮圧したと書かれた新聞を飛空船からばら撒きます。
それを読んだ美琴が焦りを覚えます。
操祈の方は冷静で新聞の内容が本当かどうか分からないと指摘します。
情報が伝わる速度が遅い世界なので確度が低いと言いたいようです。
デマである可能性を問われた操祈は五分五分と答えます。
美琴は奴隷解放を宣言した全ての都市を守る事を決めます。
国王を倒す時までには戻ると言って一人で飛び出していきました。
美琴と操祈の話し合いをパティシエットが立ち聞きしていました。
感情を素直に行動に移せる美琴が操祈は羨ましいみたいです。
むかつくわねぇとの感想を述べると怯えたパティシエットが出てきます。
立ち聞きしてしまったので懲罰ですかと怯えています。
パティシエットは美琴の事を心配しています。
操祈は美琴は一人でも大丈夫だと彼女を安心させています。
学園都市で暴れ回ったゲリラ戦の達人なので問題は無いと考えています。
残された操祈はパティシエットを連れて国王の城を偵察する事になりました。
国王の城は別の浮遊大陸に存在するので移動しなくてはなりません。
これまでは美琴の磁力で移動していたので手段が無くなります。
何もできないと美琴に笑われてしまうので操祈は頑張ります。
パラグライダーに似た機材を発見して使ってみる事にします。
高速移動する美琴と違いふわっと空中に浮きました。
ゆったり空中浮遊を楽しんでたんですが足の下に浮遊大陸が無い位置に移動すると恐怖感に包まれます。
移動操作に失敗して陸地に着陸できなければ延々と飛び続ける事になってしまいますからね。
何とか新たな浮遊大陸に着陸できました。
直後に巨大なモンスターに襲われます。
直接的な攻撃手段を持たない操祈では狩られてしまうと思ったんですがパティシエットが頑張ります。
装備しているロングボウで鳥型モンスターを仕留めました。
仕留めたんですが内部から爆発させてしまいます。
パティシエットはお肉が美味しくなくなると嘆いていますが最強サイドに位置する攻撃です。
パティシエットは自分の強さ価値に気付いて無いみたいです。
操祈は王都の様子を観察して攻略手段を練り始めます。
王城は王都の上に浮かぶ王都よりも巨大な浮島の底部から吊り下げられていました。
王城よりも巨大な浮遊大陸を上に置く事で爆撃に対処しています。
直接攻撃で攻め落とすのは難しそうだったので操祈はインフレを起こして国王を破産させる事にします。
国王は王都を守る兵士を大量雇用しているようでした。
インフレを起こして給与が払えない状況を作る事にします。
美琴が奴隷解放を宣言した都市を守り帰還します。
操祈は美琴にフラグライトを増産させます。
市場に溢れる量を作り出してフラグライトの価値を暴落させました。
この世界の有力者は財産をフラグライトで持っています。
それが暴落してしまったので破産の憂き目にあいます。
助けようとしている奴隷たちは元々財産を持ってないので問題になりません。
国王も破産してしまい増税を企もうとしています。
王都に住まう人間たちは増税を恐れて王都から出ていきました。
王都が空になってしまいます。
美琴は助けた都市の奴隷たちを解放して一緒に戦おうと誘っていました。
後から合流する事になっているんですが住む場所の問題があります。
王都を空にしたのね。
クロスボウが使えるパティシエット達エルフに陽動を任せて美琴と操祈は王城に乗り込みます。
途中で国王が飛ばした伝書鳩を目撃しました。
救援に駆け付けろって命令が書かれていると二人は予想します。
褒賞を貰えないのに助けに来る貴族はいないだろうに馬鹿よねと罵倒しています。
美琴はパティシエット達のレベルを9999まで引き上げてありました。
高威力の攻撃が炸裂しています。
国王側は破産状態なので防御手段がありません。
戦闘でも圧倒しています。
王城には誰も残っていませんでした。
世知辛いですねー給金が貰えないのでみんな出ていったようです。
謁見の間に行ってみるんですが国王は居ませんでした。
玉座のクッションの下から国王の身分を示す短剣が出てきました。
国王は城の地下にある金庫に来ていましたよ。
暴落しているっていうのにフラグライトを持ちだそうとしていました。
国王はでっぷり太った初老の男でしたよ。
操祈は彼しか居ないと思ってましたが美琴が護衛の存在に気付きます。
国王には二人の魔女が護衛として付いていました。
銀武のアントワネーゼ、銀防のシギンエットと名乗ります。
それぞれ攻撃と防御を担当しているみたいですが美琴の敵ではありませんでした。
何やら自身がおありなようで美琴を操祈の死を歴史に残してあげると言っています。
国王も怯えながらもウチの軍師ちゃん達は怒るとホントに怖いぞと脅してきます。
美琴と操祈はどちらが仕留めるか気軽に相談しています。
操祈が超ド級のアホと心が繋がるのは嫌と言って拒否ッてきます。
美琴が仕留める事になります。
この世界は情報伝達が遅いので美琴が雷撃を使うって事を知りませんでした。
美琴は反省を促したいみたいです。
「総じて言えば努力不足。もういい、退場」と言って10億ボルトの高圧電流を放ちました。
アントワネーゼとシギンエットは鉄の鎧を装備してたんよ。
それじゃあ勝てないわな。
アントワネーゼとシギンエットにも辛い過去がありました。
二人には妹がいて三姉妹でした。
彼女達の家は紡績工場を営んでいました。
奴隷として使っているエルフを家族として扱っていました。
だけどエルフの一人が屋敷の外で粗相をして連帯責任に問われます。
三姉妹の家の工場は取り潰される事となります。
両親は監督不足の咎で投獄されてしまいます。
良くしてあげていたのにエルフ達は誰も助けてくれませんでした。
借金のカタに別の家に仕える奴隷へと切り替わっていたので助けて貰えませんでした。
三姉妹は絆なんてそんなモノだと悟ります。
三姉妹は山の中で野生動物のように生きるところから人生と金稼ぎをやり直す事になります。
末の妹はそんな生活に耐えられず自殺してしまいます。
アントワネーゼとシギンエットは妹が壊れていく姿を見て反骨精神を養う事となります。
チャンスを待ってのし上り国王の軍師になったようです。
エルフを虐げていたのはそういう理由なのね。
国王を倒した美琴と操祈は王城の図書館をあさります。
蔵書数が多すぎて探すのが難航しました。
本棚一つに50冊くらい入っているので全部で10万3000冊はあると操祈が報告します。
ベーカリアンにも手伝ってもらい探しています。
エルフは高いところが好きらしくパティシエットは短いスカートを気にせず本棚の上に登っています。
危うくスカートの中が見えそうになっています。
ベーカリアンも本棚の上に登りたいようですが鉄の意思が我慢しているみたい。
本棚にベーカリアンから聞いた魔道書の厚さくらいの隙間を見つけます。
国王を問いただすとミョルニル列強国の好事家が欲しがったので交渉を有利に進める為に交換条件として譲渡したと言われます。
魔道書はミョルニル列強国にあると判明します。
ひと先ず休憩して晩御飯を食べる事になります。
パティシエットがベリーのジャムを食べて酩酊状態になってしまいます。
美琴と操祈はパティシエットを連れてミョルニル列強国に向かいます。
二日酔いだったパティシエットが全裸になり乾布摩擦を始めました。
幼女に見えますがエルフなのでババアっぽい趣味があるようです。
ミョルニル列強国でもインフレ作戦を実行しました。
簡単に攻略できてしまったんですが魔道書の一部が散逸していました。
馬鹿王子が箔を付ける為に三大魔王の討伐を目論みました。
名前を秘匿する為にページを破って秘匿したようです。
それが超大国ティルナノーグ大陸にありました。
ですので超大国ティルナノーグ大陸も攻略してしまいます。
二つの強国が負けたので他の国も負けを認めました。
美琴と操祈は一ヵ月ほどで世界征服を成し遂げてしまいます。
魔道書が手に入ったのでパティシエットに読んでもらいます。
陸海空を統べる三大魔王の名前を読み上げて貰ったんですが操祈は先に気が付きます。
「空を統べるのは、ブレインエッジドラゴン」
操祈から学園都市の外に出た直後に美琴が倒したドラゴンの事だと教えられます。
残りの海の魔王の名前を読み上げて貰うとアブソリュートウォータークラーケンと言われます。
パティシエットがあれ?って感じで首を傾げています。
美琴に解体されてイカ焼きにされたのがクラーケンでした。
陸を統べるのはマルチプレデターキメラと読み上げます。
パティシエットから美琴が寝ぼけて寒さを凌ぐ為に毛皮を剥ぎ取って毛布代わりにしていたと指摘されます。
美琴と操祈が同時に叫びます。
もう全部倒しているじゃん!!一番初めにッ!!!!!!
宇宙戦争の含めてこれまでの冒険は全くの無駄だったのね。
二人は来た道を引き返して重宝を探す事になります。
ブレインエッジドラゴンの死体は残っていました。
一ヵ月前に殺しているので腐ってきつい匂いが漂っています。
操祈は作業を拒否したので美琴が解体作業を行っています。
腹の中から赤い重宝を発見しました。
クラーケンとキメラからも回収して赤青緑の重宝が揃います。
呑み込むとカラダが大きくなると知り美琴が呑み込もうか悩んでします。
乳も大きくなると期待しているようですが全体的に巨大化してしまうだろと操祈に指摘されて諦めます。
美琴が赤青緑って配色が輪廻女神サリナガリティーナの装飾リボンと関連がありそうと気付きます。
あとは三重宝の儀と呼ばれる儀式を行えば地球に帰還できます。

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第六章 立ち塞がる者とは
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世界征服を完了した美琴と操祈はティルナノーグ大陸にある異世界で一番の超大国に居ます。
お城の馬鹿でっかいベッドで寛いでいたんですが帰還の準備を始めます。
こっちの世界に留まろうって誘惑に駆られますがギリギリで振り解きます。
超大国の図書館で三重宝の儀に付いて調べ始めます。
パティシエットが活躍してくれて三重宝の儀に付いて書かれた本を発見しました。
儀式のやり方と行うべき場所が判明しました。
セレスアクフィアは11層から出来ていて一番上にある浮遊大陸に場所があります。
ストレンジアンダーパス大聖堂で三重の儀を行えば異世界への扉が開かれます。
儀式を行うには身を清める必要があり美琴と操祈は一緒に入浴しています。
美琴が操祈に何でそんなにおっぱい大きい訳?と質問してきました。
セレスアクフィアに来てから同じ物を食べている筈なのに乳のサイズに差があるのに納得できないようです。
美琴は普段から食べて食事が乳のデカさを決める要因になっていると考えているのね。
操祈は食事だけで全部が決まると思ったら大間違いよと指摘します。
身を清める一環としてその日は早めに眠る事になるんですが寝付けません。
パティシエットが寝室にやってきました。
儀式の為の準備なので本来なら来てはいけない筈なんですけどね。
パティシエットは初めてルールを破ってしまったと言っています。
三人でお菓子を食べる事になるね。
パティシエットが後悔していると訴えてきます。
彼女は美琴と操祈と別れたくないと考えています。
二人が帰還を望んでいるので協力してきたんですが一緒に居たいと言って泣き出しました。
美琴はルールに縛られ続けていたパティシエットが自分の考えを持った事を嬉しく感じています。
美琴はパティシエットを励まします。
あんたの人生は長い。
自分の手で首輪を外して、足の鎖も取って自由にセレスアクフィアを歩きなさい。
そうすれば私達との別れを忘れてしまうくらい大きな出会いが待っているはずだからと伝えます。
翌日、大聖堂に移動して儀式を始めました。
美琴がこれまでに倒してきた敵対者が儀式を執り行ってくれます。
儀式が進むと空間に亀裂が生じます。
ビビる美琴達にパティシエットが儀式は順調に進んでいると教えます。
魔道書によると無理に帰還を望むと到着先の世界で一番強いモノの形や姿を借りたモノが現れる。
本質的には記憶も人格もない帰還挑戦者に特化した天敵を組み立てて確実に帰還を阻んでくるそうです。
美琴と操祈の恐怖の対象が現れるって事だね・・・
寮監が出現しました。
彼女の姿を見た美琴と操祈はビビってしまうんですがパティシエット達が加勢してくれます。
美琴と操祈が奮い立つね・・・恐怖を乗り越えて寮監に攻撃行動を取りました。
美琴と操祈がそれぞれ単体に行う攻撃は避けられてしまい効果を発揮しません。
帯電している美琴と操祈が背中合わせで接触する事で合体技を繰り出します。
操祈は心臓への衝撃で呼吸が詰まるんですが頑張ります。
操祈の心理掌握は人の脳や物体表面にある微細な水分を操る事で精神的な情報を読み取ったり操ったりする能力です。
二人がくっついて攻撃を放った事により回避不能な広範囲かつ高威力の攻撃が放たれます。
美琴はこの技を「電磁誘導射出式超高圧縮長距離導電性液体刀剣(ロングレンジエレクトリックハイパーコンプレスリキッドソード)」と名付けました。
寮監は渋い声で「見事なり、栄えある常盤台の生徒達よ・・・」と呟き倒れます。
美琴は元の地球でもこの渋声を聞いてみたいと思いました。

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第七章 カタストロフ、到来
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美琴と操祈の協力プレイで寮監を倒して帰還への障害が取り除かれます。
協力してくれたセレスアクフィアの人々は他種族と協力して作戦を成功させた事実に感動を覚えています。
いよいよ涙涙の別れのシーンが始まると思われたのですがそうはなりません。
「ようやくこれで・・・」と呟いてから美琴と操祈は拳を繰り出します・・・クロスカウンター。
元々二人が輪廻女神サリナガリティーナに願ったのは互いが居ない世界です。
互いに相手に対して思っている事を長台詞でぶちまけています。
どちらも徹底的に相手の事を否定したいみたいだね。
言いたい事を言い終えると殴り合いが始まりました。
疲弊しているので純粋な腕力と脚力の勝負になります。
周囲を囲んでいるセレスアクフィアの人々は驚愕の為に固まっています。
二人の鬼気迫る壮絶な殴り合いを見てしまったパティシエットは「もう人間なんか絶対に信じません!!わあーん!!!!!!」と泣き出してしまいます。
あんなに可愛がっていたパティシエットを泣かせてしまったんですが美琴と操祈は相手を倒す事しか考えていません。
美琴はショート、操祈はロング、掴める場所が多い操祈が降りでした。
美琴は太ももで操祈の右腕と頸部をまとめて圧迫してきます。
「女子中学生のフトモモに顔挟まれてオチろっ、死ねえ!!」魂の叫びを上げてるな。
操祈は大変に苦しく気持ちいい状況に陥ってるね・・・とっても羨ましい状態なんですが反撃します。
操祈は美琴のフトモモに噛みついて拘束を逃れました。
なんと女子中学生のフトモモを噛んだよ!!とっても美味しい味がしたのかも?
対峙した二人は最後の一撃を放ちます。
操祈は渾身の右拳を放ちます。
美琴は右足を大きく振り上げてハイキックを放ちました。
自動販売機相手に鍛え上げた技が炸裂して操祈を倒しました。
美琴は一人で帰還しました。
念願だった食蜂操祈を放逐する事に大成功。
美琴が目覚めると病衣のベッドで寝かされていました。
異世界で一ヵ月近く過ごした筈なんですが現実世界では三日しか経過していません。
掛布団をめくるとビキニ鎧ではなく普通にパジャマを着せられていました。
美琴は着替えて退院しました。
隣のベッドでは誰かが寝ている気配がありましたが無視します。
恐らく操祈が寝かされているんだと思うけど。
外にでると一面の青空に輝く太陽が見えました。
当たり前の学園都市の風景に美琴は迂闊にも泣きそうになっています。
よっぽど操祈が居ない学園都市が嬉しいのね。
白井黒子の顔が見たい・・・これは相当に感激しているよね。
初春でも佐天でもいい。
今なら上条当麻と顔を合わせても喧嘩にならない、そんな気がすると考えています。
相当に浮かれていますね。
計画なんていらない、街を歩いて偶然出会った全てに感謝をしようと思い歩き出します。
気分よく歩き出したんですが一歩目で硬直してるね?
「みさぁかァさぁぁぁあああああああああああん!!決着をつけましょおおおおおおおあああ!!!!!」
異世界セレスアクフィアに置いてきた筈の天敵食蜂操祈が追ってきました。
ひーシツコイ。
操祈から普通に三重宝を使って二回目の儀式を行って戻って来たと言われます。
美琴の居る世界に戻って来れてほっとしていると言ってるね。
執着しているのは操祈の方か・・・
長い耳の小柄な少女が現れます。
美琴の事を一人で帰った人と非難してきました。
ちゃんと食蜂さまも連れて帰ってくれないと困ってしまうと言ってるね。
パティシエットが異世界から付いてきてしまったぞ。
この世界では仮初の肉体としてエルフのビスクドールを使っている教えられました。
世界と世界は肉体を持ったままで移動は出来ないようですね。
美琴は操祈が帰還する為の儀式を手伝った事を咎めます。
パティシエットから切実な問題があったと説明されます。
みなと話し合った結果パワーバランス的におかしいって話になったそうです。
食蜂さまだけがセレスアクフィアに残ると女王単体と奴隷全生命になっちゃいそうで怖いなーって結論になり送り返す事になったようです。
美琴は操祈が血の涙を流しているのは置き去りにされたってだけではなくセレスアクフィアの人々に拒否られたからかもと予想して笑いそうになっています。
そりゃそうだね、美琴が居ないと対抗できる存在が無いもんね。
美琴は少しだけ操祈に同情しているのかも?
恐る恐る話しかけますが操祈は「がるがる」と吠えています。
プロパンガスの爆発で死にかけてから三日しか経ってない、中間テストはどうすんの、何もこのタイミングで再び命を危険に晒す事はないでしょ、お互いに安静にしていましょうよ、と諭そうとします。
が、操祈は第二ラウンドの開始を宣言しました。

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終章 スタッフロール
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輪廻女神サリナガリティーナが大体の工程を行っているのね。
学園都市の外には全く知らない異世界が広がっていて一個ずつ潰していく。
美琴と操祈がきちんとした元の地球を引き当てて帰るまで延々とランダムに戦い続ける可能性が出てきたようです。
サリナガリティーナが震えていますね。
美琴と操祈なのでどんな世界に放り込まれても結局勝ってしまいそうです。
もちっと協力的ならもっと楽勝になるような、いやそうなると速攻でクリアしてしまい異世界の存在価値が無くなってしまうか。
二人とも計算能力は高そうなので毎回毎回スタート時に気持ちをリセットして帰還の目途が立つまで協力プレイで突き進みそうに思えます。
当たりを引くまでステージを用意し続けるならサリナガリティーナの悲鳴も分かります。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
敵戦力1
科学5
魔術5
幻想殺し1
ラッキースケベ5


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