ラノベの感想) 続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 9 (電撃文庫)


概略:
四大老の一人穂州実明日葉が、穂州実家が所有権を主張している富士山麓の遺跡を勝手に発掘した四葉家に制裁を加えると決めました。
この計画に黒羽貢が協力する事になりますが貢は真夜から密命を受けているようです。
四葉は穂州実の襲撃を防衛するんですが彼らの狙いを知り本拠地の移転を決めます。
大掛かりな引っ越し作業になるんですがここでも達也が大活躍します。
達也が津久葉夕歌と四葉家と関係がある東山教授と共にロッキー・ディーンが使うギャラルホルンに対抗する魔法の開発を行っています。
魔法は完成したんですが実験の被験者が居なくて困っていました。
そこに大亜連合と新ソ連が同盟して日本に攻めてくるとの情報が入ります。
達也は新ソ連の侵攻軍を新魔法の実験台にする事にします。

レーベル電撃文庫
発行日2024/12/10
著者佐島勤
イラスト石田加奈
ISBN
雰囲気新魔法開発計画、四葉家襲撃計画、引っ越し、同盟、罠、暗殺、実験


達也はロッキー・ディーンが使うギャラルホロンに対抗する為の魔法の開発を始めました。
四葉家との関係がある魔法大学の東山教授と津久葉夕歌を研究パートナーに選び三人で色々と相談をしています。

達也の助言に従いロッキーの捕縛を目指すスターズがアラスカ方面の海域を捜索していました。
怪しげな艦を発見するんですがアラスカ基地に所属する艦隊から待ったが掛かりました!!
彼らは当該海域で訓練を行っているので入って来るなと言ってきます。
アラスカ基地に常駐するUSNAの国家公認戦略級魔法師エリオット・ミラーからも同じ命令を出されて引き返すしか無くなりました。
スターズは一枚岩ではなくなっているようです。
アラスカ基地はロッキーの逃亡に協力しているのでスターズは捕縛に失敗しました。

光宣と水波は達也が入手したパラサイトを人間に戻す魔法を使い人間に戻るかどうか相談してます。
二人とも人間だった頃に身体的に問題を抱えていました。
パラサイト化する事で問題が解消されています。
二人とも積極的に人間に戻りたいとは思っていないようです。
地上には戻れませんが今のオービタル・レジデンスでの生活に満足しているようです。
副作用があるか不明なので安易に魔法を使えないとの問題もありました。
光宣は火星調査船に乗せられ地球から追放されたレイモンド・クラークに連絡してみる事にします。
パラサイト同士なので距離に関係なく意思疎通が可能なようですね。
光宣の呼びかけにレイモンドが反応を返してきました。
光宣はパラサイトから人間に戻れる魔法を達也が入手した事を伝えます。
レイモンドは実験台になって欲しいんだなと察します。
仲間のパラサイトに話して結果を報告すると答えてきます。
3時間後にレイモンドから返答が帰ってきました。
レイモンドは実験に志願した仲間が居ると言ってきました。
どんな副作用が出るのか分からない状態なので特徴の異なる複数名が実験に志願してくれました。
レイモンド自身は地球に戻りたいとの欲求はないそうです。
光宣は達也にこの事を相談します。
達也の答えはレイモンドたちを回収する方法を考えなければと言っています。
USNAがレイモンド達から目を放す筈は無いからね。

四大老の一人である穂州実明日葉が四葉家に罰を与えると決めました。
明日葉は達也が発掘した富士山麓の遺跡の所有者は自分たちだと主張しています。
それを知っていて勝手に遺跡を発掘した四葉家に怒り心頭になっています。
四葉家の恐ろしさを知らない暴挙に思えるよね。
四葉家の本拠地を包んでいる結界を破壊して世間に四葉家の悪行を知らしめてようと考えました。
成功する可能性が低そうに思えますが意外な協力者が現れます。
四葉家の分家で諜報活動の長である黒羽貢が明日葉に協力を申し出てきました。
貢は真夜からの密命を帯びているみたいですね・・・
明日葉に面会に行ったのは明日葉の孫娘で次期当主に指名されている富貴花(ときか)の異能を探る為の様です。
富貴花は魔法を無効化する異能を持っていると噂されていました。
貢と面会した明日葉は傍に富貴花を連れていました。
その時に貢は富貴花の異能の効果範囲が2メートルほどだと掴みます。

貢ぐの協力を得た穂州実の私兵が四葉家の本拠地に繋がる地下トンネルに攻め入りました。
この作戦の為に貢が黒羽家との連絡を絶っていたので四葉家は襲撃計画の存在を知りませんでした。
不意打ちのような攻撃を受けたんですが流石は四葉家です。
トンネルを死守して穂州実が本拠地に侵攻するのを防ぎました。

達也はその知らせを黒羽文弥と亜夜子から知らされます。
直接話したい事があると言って達也と深雪が住む四葉家東京本部の自宅を訪ねてきます。
四葉家の本拠地が襲われた事と貢と連絡が取れなくなっている事を伝えてきました。
文弥と亜夜子は貢の裏切りを心配しているようですが達也は何らかの意図で動いている可能性を考えています。

達也に八雲から会いたいとの連絡が入ります。
ギャラルホルンへの対抗策の開発に忙しいんですが津久葉夕歌が津久葉本家に呼び出されたので達也の予定が空きました。
四葉の本拠地が襲撃されたので招集が掛ったようです。
八雲から四葉家の本拠地を襲撃したのが穂州実家である事を教えられます。
理由も四葉家が穂州実家が所有権を主張している富士山麓の遺跡を勝手に発掘したからだと教えられました。
四大老の他の三人の態度も教えられます。
富士山麓の遺跡の所有権は穂州実が勝手に主張しているだけだそうです。
樫和、安西は穂州実の行動を黙認したそうです、賛成も反対もしていません。
四葉家の後ろ盾である東道は穂州実を潰してしまっても構わないと言っていると教えられました。
穂州実の目的が四葉本家の村を守っている結界を破壊する事だとも教えられました。

達也に真夜から連絡が入っていました。
折り返すと白川執事が出ました。
真夜の直通番号にかけると普段は葉山が出るんですけどね?
真夜が達也に至急本家に来て欲しいとお願いしてきました。
用件は穂州実の襲撃に対処する事でした。
達也は急いで四葉本家に向かいます。

真夜の部屋に入ると真夜と葉山が椅子に座って待っていました。
葉山にもお茶と茶菓子が出されています?
達也が不思議に思っていると真夜から葉山の正体が明かされます。
葉山は元老院から派遣されて四葉家を監視していたそうです。
達也は少し驚いているね。
四大老の一人である穂州実が明確な攻撃をしてきたので葉山の立ち位置が変化したようです。
葉山から今回の攻撃は元老院の総意ではなく穂州実の独断だとの説明がなされました。
八雲から穂州実の狙いが四葉家を世間から隠している結界の破壊にあると教えられているので真夜は本拠地を移転する事を決めます。
本拠地を巳焼島に移転させる事が決まりました。

引っ越し作業が始まるまで時間があったので達也は仮眠を取る事にしました。
そこに貢が現れて達也を殺そうとしてきました。
毒針を刺す魔法を使ってきましたが再生で傷を治せる達也には効きませんでした。
貢は達也に攻撃する事を促して来るんですが真夜が現れ貢を止めます。
貢は達也が四葉に大きな災いを招くと言って殺そうとしたと主張しています。
達也は貢の裏切り行為を咎めますが真夜は貢の罪を問わないと言っています。
何らかの密命を与えているのは確実のようです。
これからの戦果によって罪を不問にすると言っています。
達也は真夜に従い貢に襲われた事を咎めるのを止めました。

方法は達也が必要な施設を魔法で分解して分解した粉を残さず保存して巳焼島に運び込み、再成で復元する事になりました。
分解した粉をどうやって運ぶのかが問題になるんですが四葉家は手段を用意してありました。
達也の度肝を抜きます。
四葉家はエアカーを発展させた空母クラスの超大型エアカーを完成させていました。
エアリアルシップと呼んでいます。
真夜が偽装魔法を施して雲に偽装して巳焼島で探知される事無く飛んでいけました。
しかし達也の分解と再成は使い勝手がいいよね。
引っ越しを決めてからすぐに計画を開始して翌日の昼には巳焼島に必要な設備を運び込んでいます。

四葉家が引っ越しを完了させているとは知らない穂州実富貴花はトンネル攻略を諦め斜面に沿って少数で四葉の本拠地を攻略しようとしていました。
夜陰に紛れて仕掛ける為に仮眠を取っていたんですが貢が現れました。
貢は真夜が本拠地を離れていると教えます。
これは本当の事でした。
真夜が居ないと知った富貴花は守りが手薄になっていると考え突撃を命じました。
突撃が始まると貢は姿を消します。
引っ越しを終わらせた真夜たちは巳焼島で本拠地の様子を観察していました。
一応の対抗策として捕まえてあった犯罪者を配置してありました。
それ程の高い攻撃力は無いみたいで穂州実の私兵に掃討されました。
富貴花が結界に触れると魔法を無効化する異能によって結界が破壊されました。
結界を破壊するだけで目的は達成できているんですが高揚している富貴花は掃討戦を命じました。
四葉家は不要な建物はそのまま放置してあったので配下の兵隊が建物に侵入していきます。
それを監視カメラ越しに見て居ていた真夜は達也に建物の破壊を命じます。
達也は建物地下施設を分解する事で建物を倒壊させました。
予想外の出来事に呆然としている富貴花は瞬時に判断を下せません。
副官の撤退しようとの進言を追認することになりました。
指揮官としては失態と言えますね、この姿を四葉家に撮影されてしまったようです。

富貴花の元から離れた貢は急ぎ明日葉の邸宅に向かっていました。
彼女の寝室に侵入して達也に使った毒針を打ち込む魔法を使って明日葉を暗殺しました。
真夜の密命は明日葉の暗殺だったようですね。
富貴花が明日葉の傍を離れるように仕向ける為に本拠地の場所を教えて襲撃計画に加担してたのね。

穂州実家は明日葉暗殺を隠したかったようですが内紛が起きて権力者界隈に噂が流れます。
富貴花を次期当主に指名した明日葉が急逝した事で富貴花を認めない人々が次期当主使命を有耶無耶にしようと画策した結果です。
貢は証拠を残しておらず暗殺時に達也と真夜の所在が明確だったので四葉家の関与はバレていません。
しかし穂州実が四葉の本拠地を攻撃したので報復したとの噂になっています。
この噂に四大老の安西と樫和が反応します。
二人は元老院の権威が揺らぐ事を恐れています。
安西は配下を明日葉の葬儀に向かわせ痕跡の調査を命じました。
安西は四葉が関与していると決めつけてはいません。
樫和の方は犯行を行ったのは四葉家と決めつけています。
彼は四葉の成功を見た他の十師族が元老院に反旗を翻さないか心配になりました。
配下の誘宵諧に調査を命じました。

四大老の中で東道だけが今回の結果に満足しています。
穂州実明日葉の暗殺を実行させた真夜の決断を高く評価しています、痛快だったと言ってますね。
これで四大老の一角が崩れる事になりそうなので上機嫌です。
東道は四葉家の施設を停止させる装置を手中に収めていたんですが本拠地の移転を認めました。
東道は戦力としての四葉が無ければ自分の権力を維持できないと考えているので彼らの裁量権を増やそうと考えているようです。
八雲が冗談めかして四葉に自治権を認めては?と言ったら案外乗り気になっています。
元老院の目が届いていない僻地の管理を任せても良いかなと考えている様子です。
四葉は巳焼島を独立国として宣言するのでしょうか?
真夜と達也は計算高いので損得で選びそうだよね・・・独立はしないように思うけどね。

穂州実の攻撃は結果的に四葉の利益になったのですが貢は自身の行為を許せませんでした。
裏切り行為を働いたので黒羽の家督を文弥に譲ると宣言しました。
亜夜子は平気なようですが当事者の文弥は悩んでいます。
達也は文弥のやりたいようにする事を勧めます。
文弥はもう一度貢ぐと話ってみる事にしました。
達也は文弥と亜夜子に対して優しいよね、貢に襲われた事を教えませんでした。

国内で四葉家と穂州実家の死闘が行われいる頃、大亜連合と新ソ連が対日本戦略で同盟を締結しました。
協力して日本を攻める予定です。
大亜連合は佐渡に侵攻して本土への上陸を企図していました。
上陸してレイラに掛けてある暗示を使い彼女に破壊工作を行わせるつもりです。
新ソ連は北海道への侵攻を企図していました。

ギャラルホルン対策の魔法開発は難航していたんですが深雪とリーナの助言によって活路を見出します。
精神干渉系魔法で興奮状態の人間の精神を安定させる方向で考えていたのですが無理と判明しました。
深雪が眠らせてしまえば良いのでは?と言った事が突破口になりました。
集団を一瞬で眠らせる魔法を開発する事になります。
リーナからの睡眠を誘導する電子機器も有用であると助言されます。
達也と夕歌が協力して多人数のパニック状態の人間を一瞬で眠らせる魔法が完成しました。
夕歌と東山教授が使用者に命名して欲しいと言ってきたので深雪に命名して貰う事にします。
深雪が良い名前を思い付けなかったのでリーナが安直に元になった魔法を少し弄った名称を提案しました。
リーナは冗談で言ったようですが達也と深雪が同意したので、ヒュプノス・チェインという名前になりました。
ヒュプノス・チェインは大きな術式となってしまったので深雪にしか使えない状態です。

効果をテストするには人体実験の必要があるんですが被験者を集められる困っていました。
そこに新ソ連が侵攻を企図しているとの情報が国防軍の風間からもたらされます。
達也が悪い笑顔を浮かべていますね・・・達也が新ソ連の侵攻部隊を実験台に使う事を決めました。

大亜連合は古式魔法で姿を隠したドローンに市街地を攻撃させ騒ぎに紛れて本土への上陸を企図していました。
国防軍も大亜連合の動きを把握していて一条家に支援を要請したようです。
一条将輝は本家に戻り対応する事になります。
国防軍はレイアに接触を図ると予想して彼女に自宅待機を命じました。
実家に戻った将輝を茜とレイラが迎えてくれます。
高校生の彼女達は授業を受けている時間なんですが理由を説明され驚かされています。
吉祥寺真紅郎まで合流してきました。
大亜連合がどこを攻めてくるのか分からないので将輝は小松基地に配置されました。

大亜連合のドローンは国防軍の監視網を突破して佐渡に接近してたんですが運が悪いです。
樫和に十師族の調査を命じられた諧は一条家から始める事にしました。
たまたま近くまで来ていたので大亜連合が古式魔法を使って姿を隠しているドローンの存在を感知しました。
愛国者である諧は国防軍に通報して大亜連動のドローンの存在が露見します。
真紅郎が迎撃策を思い付きました。
真紅郎はレイラが使う魔法を使って電子機器であるドローンを破壊できると考えました。
将輝、真紅郎、レイラ、茜が迎撃に向かいます。
レイアの霹靂塔(へきれきとう)は効果覿面でした。
多くのドローンを行動不能にしました。
破壊できなかったドローンは将輝が対応してたんですが一機撃ち漏らしてしまいます。
地上を攻撃されてしまうと焦るんですが新ソ連を攻撃する為移動中に覗き見中の達也が遠距離から分解して対処しています。
ドローン攻撃が失敗に終わったので大亜連合の作戦は破綻してるんですが面子の問題で強行上陸を目指す事になってしまいます。
ここで引ければ良いんだけど恐怖政治をしているようで現場の指揮官は戦死を選びがちです。
全滅必至だったんですが新ソ連の侵攻が重なり助けられる事になったようです。

達也は新ソ連が侵攻に使っている舟を分解して侵攻を阻止します。
乗組員だけは分解の対象から外したので生きています。
溺れ死んだ乗員もいたようです・・・この惨状を見た新ソ連の将兵は達也の関与に気付きパニックに陥りました。
目的通りに集団パニックを引き起こす事に成功した達也は深雪にヒュプノス・チェインを使ってもらいました。
新ソ連はまんまと新魔法の実験台にされてしまいました。
結果は満足の行くものでした。

敵対者達の計画は殆どが失敗に終わったんですがロッキー・ディーンは幸運です。
彼だけが顔をメイキャップで変化させて作戦行動を継続しています。
更に達也がヒュプノス・チェインの実験データの整理に没頭してしまったので監視の眼を離してしまいました。
ディーン追跡の糸が切れている事に達也が気付くまでに一週間を要する事になりました。
これは行方を眩ませる事ができたかも?

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
組織運営1
戦闘4
経営1
エロ1
美女5
ヒーロー5


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