ラノベの感想) オーバーロード 第14巻 滅国の魔女

概略:
八本指のヒルマが支援しているフィリップっていう男爵が己の価値を示す為に馬鹿な事を考え実行に移しました。彼は魔導国が王国に預けている聖王国への支援物資を強奪する事にしました。馬鹿なので魔導国の物資を奪えばヒルマや国王が自分を評価してくれると考えました。彼は王国が魔導国に追い詰められているって現実をしらない無知な馬鹿でした。元々アルベドが王国を内部から破壊する為に用意した馬鹿貴族だったんだけど、彼女の想定を超えて馬鹿だったよ。この作戦はアインズによって飴と鞭と命名されていました。管理責任を問われる事になったヒルマはアインズに慈悲を掛けられたと感じます。彼女はアインズの事を信奉するようになります。作戦は失敗したと考えていたのですがアインズの不用意な発言が作戦を過激な方向にシフトさせる事になります。アインズはアルベド、デミウルゴス、王国内の協力者は自分よりも頭が良いと考えています。そんな彼らの考えた作戦が簡単に失敗するかな?と疑問だったようです。本当に失敗したのか?って軽い問いかけをデミウルゴスが曲解してくれます。早々に属国になった帝国は飴、未だに屈さない王国を鞭と捉えます。王国へ宣戦布告する事が決まりました。

レーベル:KADOKAWA、エンターブレイン
発行日:2020/3/12
著者:丸山くがね
イラスト:so-bin
ISBN:978-4-04-735885-0
雰囲気:盲点、宣戦布告、裏切り者活躍、ザナック立つ、探り合い、滅亡、首謀者、逃避計画
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Prologue
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アインズの執務室でアルベドが執務を行っていました。
彼女の執務室も用意されているそうですがアインズと一緒に仕事をしたいと説得して小さな机を用意させました。
アルベドは魔導国の人材不足に気が付いています。
デミウルゴスの事を警戒している節があるね。
アルベドは他の守護者とは違う目的を持っているようにも思えます。
アルベドを呆けさせる驚愕すべき報告書が発見されました。
早急に協議するべくデミウルゴスの元に向かう事にしました。
警戒しているけど彼の事を頼りにしているのね。
リ・エスティーゼ王国の宮殿執務室で第二王子のザナックと妹のラナーが執務を行っていました。
ザナックは自分よりも頭が良いと評価している妹に執務を手伝ってもらっています。
この辺は良い王になれそうな気配がしますね。
ザナックは王国の食糧が心もとない事を心配しています。
ラナーはドルイドの魔法で天候を制御すれば問題ないだろうと考えていました。
ザナックはラナーが魔法への理解が低い事を知り納得しています。
これまで王国では魔法は価値を認められていませんでした。
ザナックは早急に魔法教育を施す施策が必要だと考えています。
二人の話題は魔導国に対する対応でした。
アインズに大敗した王国は聖王国からの救援の要請に応えられませんでした。
これで聖王国の不興を買ってしまったそうです。
ザナックとラナーは偶然が重なり王国にとって不味い状況になったと考えています。
ラナーは早々にザナックが王位を継ぐことを望んでいます。
彼女は荘園を貰いクライムと引き籠る計画を抱いています。
根回しは終わっているらしく近々継承するようですね。
ラナーは嬉しそうにしていましたが急報が届き二人で困惑する事になりました。
急報を受け取ったザナックは唖然としています。
聡明なラナーも珍しく「はぇ?」と呟き間抜けな顔を晒していました。
何が起こったのだろうね?
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1章 計算外の一手
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八本指のヒルマ・シュグネウスが作った王国の新派閥が予想外の動きを取りました。
ヒルマに後ろ盾になって貰え有頂天になっていたフィリップ男爵が彼女に恩を返そうと考え馬鹿な行動にでました。
フィリップに取り入ろうとしていたヴィアネとイーグという男爵が余計な知恵を与えてしまいます。
自領で農作物しか作れていない事を不満に思っていたフィリップに魔導国の支援物資が自領を通過すると教えてしまいました。
より上の爵位を欲しているフィリップは安直に魔導国の物資を強奪して、その戦果を王国に褒めて貰おうと考えました。
話を聞いたヴィアネとイーグは馬鹿過ぎると呆れますがフィリップに逆らう事はしませんでした。
フィリップよりも頭が回るヴィアネはイーグと協力してフィリップを討つ事を検討しています。
フィリップはヴィアネの領内で魔導国の物資を輸送する商隊を襲う事を決めます。
ヴィアネとイーグはフィリップの作戦が成功した場合、彼の配下ごと始末しようと考えています。
輸送を担当するのは八本指に所属するクリストフェルって商人でした。
護衛は八本指が手配してくれた傭兵たちです。
フィリップが自領の領民50人を引き連れてクリストフェルの行く手に現れました。
クリストフェルの護衛に就いた傭兵長は妙な奴らが出てきたと言っています。
クリストフェルは交渉してみる事にします。
そこでフィリップと出会う事になりました。
クリストフェルはヒルマを介してフィリップの事を知っていました。
ヒルマがフィリップの後ろ盾になっている事も知っています。
フィリップが魔導国の支援物資を置いて行けと要求してきました。
今の情勢下で王国の貴族が魔導国の物資を強奪する理由が分からずクリストフェルは混乱します。
ここでクリストフェルは八本指が何らかの計略を巡らせていると考えてしまいました。
実際はフィリップが短絡的な行動を起こしたに過ぎないのですが・・・
八本指の制裁を怖がったクリストフェルは無抵抗で物資を引き渡す事にしました。
馬鹿なフィリップは自分の上げた戦果に鼻高々になっています。
ここまで間抜けだと救いが無いね。
魔導国としてこんなバカの首を差し出されても困るでしょう。
困ったのは失敗すると考えていたヴィアネとイーグです。
フィリップが成功してしまったので彼を殺す事ができなくなりました。
事態が不味い事になっていると考えられないフィリップは分け前を渡すと言ってきます。
ここで貰ってしまうと連座で罪に問われそうです。
ヴィアネは必死に断っています。
奪った物資は全てフィリップが持って帰る事になります。
荷馬車を引く馬が無いので貸して欲しいと言ってきましたね。
ここでもヴィアネは頑張って知恵を絞りました。
貸すけど農耕馬なので返してねとお願いしてます、言い逃れの為に工作していますね。
明らかにヴィアネの態度は不穏(喋りが苦手なのでイーグは殆ど意見を言いません)なんですけどフィリップは気が付きませんでした。
恐らく馬を駆りて自領に物資を持って帰ったよね・・・馬鹿は恐ろしいよね。
アインズはモモン(パンドラズアクターが化けている)とナーベラルを伴いエランテルの町を歩いています。
これはモモンと魔導王が仲良くしている事をアピールする為でした。
アインズは善政を敷いているみたいですが未だに恐れられています。
魔導国は多種族が一緒に暮らす平和な町になっています。
物騒なこの世界で女性が一人で夜出歩けるほど治安が良いそうです。
これは犯罪者が死んだ後にアンデッドとして使役されるのを嫌った結果だそうです。
そのおかげで凶悪犯罪は無くなりました。
アインズは毎日アンデッドを作成しているそうです。
他国にアンデッドを貸し出しているそうですが最も需要があるのは低位のスケルトンだそうです。
デスナイトが余っているので他国に売り込みを掛けたいと考えています。
アインズの元にエントマからメッセージが届きました。
一年ほどメッセージで呼び出された事が無かったそうです。
アインズは嫌な予感を感じながら謁見の間に向かいました。
守護者達が傅いてアインズを待っていました。
彼らの忠誠心が増してないか?と感じてますが気のせいだと思う事にしています。
実際は忠誠心が向上しているのですが認めたくないみたいです。
アルベドから集合を掛けた理由を聞くことになるのですがアルベドが珍しい態度を示しています。
怒られる前の小娘のようにオドオドしていたそうですよ・・・萌え萌えです。
アルベドが王国で魔導国の物資が強奪されたと告げました。
首謀者はヒルマ・シュグネウスを介して内乱の首謀者にしようと考えていた馬鹿貴族でした。
フィリップの事だよね、アインズは彼の名前を覚えていなかったよ。
王国で進行している作戦は「飴と鞭」と言います、アインズが命名しました、守護者が絶賛したそうです。
フィリップの管理を行っていたヒルマを呼び出し尋問する事になります。
やってきたヒルマはすかさず見事な土下座を見せてくれました。
アインズは余りに完璧な土下座に感動しています。
ヒルマは必死に自分は裏切っていないと訴えました。
アインズは本心を喋るしかなくなる魔法をかけてヒルマの真意を問いました。
その結果、彼女は裏切っていない事が分かりました。
アルベドは部下の失敗は上司が責任を取るべきと主張してヒルマを罰しようとします。
ここでアインズがアルベドに反対しました。
ヒルマの上司はアルベドでその主人はアインズなので今回の件の責任は自分にあるのか?と問いました。
アルベドは慌ててアインズに非が無いと伝えています。
アインズはヒルマに対策の策定を命じ彼女を許す事にしました。
この件はアルベドとデミウルゴスが主導していたそうですが二人とも何で馬鹿が暴発したのか分からないそうです。
知者である二人は王国の協力者が裏切ったとか王国の謀略などを疑っています。
アインズは率直に馬鹿貴族が何も考えないで動いたんじゃないの?と発言します。
アルベドとデミウルゴスは雷に打たれたように驚いています。
知者である彼らには信じがたいようですが、アインズの意見は絶対に正しいとの考えが働き納得してしまいます。
アウラ、マーレ、コキュートス、シャルティアは即座にアインズの意見に賛同しています。
アインズはそろそろ完璧な支配者を返上しようと考えています。
チャンスがやってきました。
アルベドとデミウルゴスは王国で内乱を起こそうとしていた計画を破棄しようと発言します。
アインズは知恵者の二人と王国内の有力貴族が考えた作戦を簡単に破棄してしまって良いのか?と考えます。
そして、本当に作戦は失敗したのか?と問いかけてしまいました。
アインズの問いに対してデミウルゴスが盛大な曲解をしてくれました。
アインズは自分よりも数段上の知恵者って誤解している彼がアインズの意見を好意的に解釈するあれです。
デミウルゴスは飴と鞭作戦が上手くいっているんだと解釈しました。
彼は、アインズが早々に属国となった帝国が飴で、いつまでも膝を折らない王国を鞭と捉えている、と考えてしまいます。
アルベドもそれに気が付きアインズの事を絶賛してきます。
魔導国は王国に対して鞭をふるう為に戦争を仕掛ける事が決まりました。
アインズが本当は全く作戦を理解していないと言えなかったばかりに王国は悲惨な目に遭う事が決定しました。
人間をいたぶれるのでアルベドがワクワクしています。
戻ってきたヒルマの元に八本指の仲間が駆け付けます。
一様にヒルマが物凄い苦行に耐えてきたと考えています。
心配する仲間たちにヒルマは何もされなかったと伝えました。
仲間たちは信じられないようですがヒルマはアインズが示してくれた寛大な判断を説明します。
ヒルマはアインズが度量の大きな素晴らしい支配者だと力説しています。
寛大な処遇を受けた事でヒルマはアインズの信者になったようです。
彼女の男を見る目は信用されているらしく仲間たちもアインズに忠誠を誓おうと考えました。
八本指の目標がアインズの直轄の部下になる事に設定されます。
アルベドの怖さも知ったので彼女の元から離れたいようですね。
アインズは意図してないのに忠実な部下を得ています。
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2章 滅亡への始まり
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王国では魔導国への対応を協議する会議が開かれていました。
戦争をしても勝てる見込みが無いのでザナックは首謀者の首を差し出そうと提案しています。
これに対して国王のランポッサ3世は反対しています。
彼らはフィリップが自分の意志で魔導国の食糧を強奪したとは知らないみたいです。
無実の貴族を差し出す事の危うさを説いています。
しかしザナックは自分の意見を通そうとしていました。
王国を守るためにはザナックの意見に従うのが正しいとランポッサも理解はしているようです。
自分に秘策があるのでやめろと言っていました。
会議の途中でアルベドが2時間後にやって来るとの急報が届きました。
ランポッサ達は急いで賓客を持て成す準備をしてアルベドを迎える事になりました。
やってきたアルベドの美しさに王国の尚書達はノックアウトされています。
しかしアルベドの強烈な発言で夢から覚めちゃったようですね。
ランポッサは王国貴族の非を認め自分の首を差し出すと宣言しました。
まだフィリップが何を考えていたのか調べてないのに思い切った発言です。
ザナックは王国の為に自分の首を差し出すと言い放った父王に感銘を受けています。
自分は彼ほどの王にはなれないなーと若干の劣等感も同時に抱いたようです。
ランポッサの首を差し出せば魔導国が引いてくれると思っていたようですが裏切られる事になりました。
アルベドは元からランポッサをそれほど重要な人物とは思っていないようです。
魔導国の態度は変わらない事と、一か月後に攻め込むと宣戦布告して去りました。
ランポッサはザナックとラナーを自室に呼んで逃げろと命じます。
しかし二人とも王国と運命を共にする道を選びました。
ブレイン・アングラウスは才能のある孤児を引き取り戦い方を教えていました。
彼はザナックからガゼフが借り受けていた王国の至宝レーザーエッジを借り受けています。
ブレインは育てていた子供たちを他国に逃がす事にするようです。
剣術指南をしてくれていた知り合いの門人に同行して貰う事で話が纏まっています。
ブレイン自身は王国に残るようですね?
彼はラナーの護衛役なので逃げられないよな・・・それとも強敵と戦って散りたいと思っているのか?
アインズは一ヵ月後に攻め込むと宣戦布告したんですがこっそりと王国の北部を攻めています。
これは評議国が介入するのを防ぐために国境近くを支配下に置くのが目的でした。
同時に都市を滅ぼす作戦を色々と試しています。
なかでもシャルティアが考案したドラゴンを使っての空挺降下が気に入ったようです。
階層守護者を集めてアインズが考えた都市殲滅作戦を観戦しています。
アインズはナザリック以外の強敵の存在を未だに不安視しているので負けたノウハウが欲しいと思っていました。
アインズは都市を攻め落とすには少ない戦力で攻撃する事にしました。
デス・ナイトとデス・ウォーリアとゾンビだけで攻めさせました。
都市を守っている冒険者と魔法詠唱者たちはデス・ナイトを倒す事はできませんでした。
城壁を突破されてしまい近接戦闘になっています。
全く歯が立たず負けそうになっている彼らの元に援軍がやってきました。
パワードスーツに身を包んだアダマンタイト級冒険者がデス・ナイトとデス・ウォーリアを簡単に倒してしまいました。
そしてどこかに飛び去ってしまいます。
戦闘を観戦していたアインズ達は沈黙する事になります。
負けてしまったので部屋には嫌な空気が漂っています。
アインズは失敗した言い訳を考えてましたがコキュートスとシャルティアが思わぬ発言をしてくれます。
二人は強敵を釣り出す為に敢えて寡兵で攻め込んだと解釈してくれました。
デミウルゴスとアルベドもそれを認めてくれます。
アルベドたちはパワードスーツを王国のアダマンタイト級冒険者、朱の雫、と言っています。
アインズが確定事項なのか確認すると確証はないそうですが階層守護者達は間違いないという意見でした。
アインズはパワードスーツを朱の雫と考える事にします。
アインズの作戦を始める前にセバスに請われてニグレドとペストーニャの意見を聞く事になっていました。
ニグレドとペストーニャはこれ以上王国の民を虐殺しないで欲しいとお願いしてきました。
ニグレドが直属の上司であるコキュートスの頭ごなしにアインズに嘆願してきたのが問題でした。
彼ら二人の意見を聞き入れるとコキュートスのメンツを潰す事になります。
組織内での諍いを嫌うアインズは二人の意見を黙殺しようとしますが躊躇っています。
ナザリック内は人間を毛嫌いする意見が大半を占めています。
ニグレドとペストーニャは異端って事になるのですが貴重な少数意見を黙殺するのも問題だと考えました。
ニグレドとペストーニャは魔導国の配下に入らず酷い目に遭った人間を逃がす事で魔導国の怖さを喧伝できると主張しています。
アインズもその意見の有用性を認めました。
二人を納得させコキュートスのメンツも守るためにこの作戦で一定数の人間を逃がす事を考えていました。
結果的には上手くいったと言えます。
デミウルゴスが追加の部隊を送り皆殺しを提案してきましたが止めています。
パワードスーツに付いての知識を持たない階層守護者達にアインズがその性能を説明しています。
アインズが役立ってますねーめずらしーです。
パワードスーツは後からユグドラシルを始めた後発ユーザーの底上げを狙ったアイテムだそうです。
導入が決まった時点でレベルが100に到達していたアインズは余り魅力を感じなかったそうです。
攻撃力や防御力は飛躍的に向上しますがHPとMPは向上しないそうです。
レベルは80台だそうで階層守護者なら問題なく倒せるそうです。
アインズは高性能な特注品を警戒しています。
蒼の薔薇のリーダーが持つと言われている都市を滅ぼせる剣も警戒しています。
王国は滅ぼすけど蒼の薔薇にはちょっかいを出さないでおこうと考えています。
慎重ですねー。
アインズは王都への進軍を決めました。
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幕間
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カルサナス都市国家連合を構成するべバードの都市長キスタが頭を悩ませています。
5年に一度都市国家内での競技大会があるそうです。
次の開催地はべバードだそうです。
競技大会を無事に運営する為に今から過去の資料を読んでいます。
前回べバードで開催したのは50年以上前だそうです。
当時運営の中枢にいた者は殆ど残っていないそうです。
困っているキスタの元に祖父のベルンがやって来ました。
彼は睡眠不足に陥っている孫娘を心配してやってきました。
5年後の競技大会に関して今から心配し過ぎる必要はないと諭しています。
キスタには他にも懸案事項がありました。
彼女は帝国の皇帝ジルクニフに会ったことがあるそうです。
機知に富みカリスマのある人物と捉えています。
そんな彼が魔導国の属国になる事を決めた事を訝しんでいます。
何か理由があったのではないかと疑っています。
キスタはベルンが持っているコネクションを使って魔導国につてい調べてみる事にしました。
帝国から移住してきた優秀な冒険者達が居るそうです。
彼らに話を聞いてみる事にしたね。
競技大会の事をアインズが知ると遊びに来ちゃいそうだよね?
祭りなどのイベントが少ないと嘆いていたので招待すれば大喜びでやって来そうだよ?
カルサナス都市国家連合が生き残るには競技大会にアインズを招待するのが良いと思うんだけど?
どうなるんでしょうね?
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3章 最後の王
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ザナックは執務で過労死しそうになっています。
これには理由がありました・・・
そこにラナーがやって来て面会したいとお願いしてきます。
会わなければある事ない事吹聴して回ると脅してきます。
ザナックはラナーに会う事を決めました。
ラナーはランポッサが生きているか質問してきましたよ!!
ザナックはランポッサを監禁していました。
これには理由があったぞ。
ランポッサは魔導王と交渉しようとしていました。
既に王国の都市が焼かれ民を虐殺されていますのでザナックは到底受け入れられませんでした。
それで過労死しそうな激務になっていたのね。
ザナックはラナーに地図を見せて北部の都市が悉く破壊された事を教えます。
ザナックは都市を破壊されたのに情報が何も入ってこなかった事に疑問を感じていました。
それに対してラナーが王国内に裏切り者が居る事を指摘しました。
彼女はレエブン候が裏切ったと断定しました。
ザナックもその可能性に思い至ったようですが王国を良くしようと考える仲間だったので認めたくなかったようです。
ラナーは子煩悩なレエブン候は息子を人質に取られて裏切った可能性が高いと推測します。
王国が負けると考えているラナーはレエブン候が生き残った民の受け入れ先になる為に魔導王に下った可能性も指摘しました。
ザナックはレエブン候の行いが正しいと思う事になります。
彼の足を引っ張る可能性に思い至り連絡を取る事を諦めました。
ザナックはレエブン候と仲良くしていきたかったようですね。
生き残るためには勝てる勝てないに関わらず全兵力を結集して乾坤一滴の大勝負に出るしかないと語ります。
ザナックの覚悟を聞いてラナーは王になったのですね、と呟きました。
ザナックはラナーに王都から逃げる事を勧めましたがラナーは王族として気高く死ぬ事を選びました。
ザナックはクライムとの引き籠り生活を願っている彼女の反応を意外と思っています。
王都に残っていた蒼の薔薇と朱の雫に謎の依頼人から依頼が入ります。
朱の雫のリーダーであるアズスは蒼の薔薇のリーダーであるラキュースの叔父です。
肉親なのですがラキュースは仲間に叔父を紹介するのを嫌がっています。
一人で待ち合わせ場所に行きたかったようですが心配した仲間が付いてきてしまいます。
場所は王都にある寂れた宿屋でした。
指定された部屋のドアを開けたラキュースは速攻でドアを閉めています。
アズスが何か問題行動を起こしていたようです。
仲間たちに押し切られる形で入室する事になりました。
アズスは高級娼婦を呼んでエロ行為をしている最中でした。
蒼の薔薇は女性だけなので白い目で見られていますね・・・
アズスはベッドでしてないだけましだろと言い返してきます。
朱の雫はアズス一人がやって来ていました。
最後に依頼人がやって来ました。
依頼人は法国の漆黒聖典でした。
彼らは蒼の薔薇やアズスよりも強いようですよ。
漆黒聖典は蒼の薔薇と朱の雫のメンバーを法国に迎えたいようです、法国に来ないか、と誘ってきました。
魔導国と戦い死ぬよりも生き残って法国の為に生きて欲しいと言ってきます。
良い話だとは思うのですが蒼の薔薇と朱の雫は誘いを断ってしまいます。
漆黒聖典には無理強いするつもりはないようです。
あっさり諦めて帰ろうとしてきました。
そこでアズスが彼らを挑発しました。
アンデッドは元気か?と問いかけましたよ?
漆黒聖典はちょっと焦ったようですね殺意を剥き出しにしてきましたがリーダーが勇めています。
戦闘の予定はないと言っています。
魔導国に一矢報いる事を祈っていますと言って去っていきました。
法国の上層部にはアンデッドが居るようですね。
アズスは法国の秘密を知っているようです。
アズスはラキュース達では魔導王には勝てないので早めに逃げる事を勧めています。
彼でも魔導王には勝てないそうですが一人なら逃げ切れると言っています。
アズスは王都に残るつもりのようです。
アズスは待たせてある娼婦で腰を軽くしてから帰ると言っています・・・やっぱりヤルのね。
ラキュースはそこで叔父と別れる事にしました。
蒼の薔薇も王都に残って何かをするつもりのようですよ。
頑張って集めた40万の軍勢を連れてザナックが魔導国軍の進路上に布陣しました。
通常ならば迂回して進軍すると思われるのですが魔導国軍は一直線で王都を目指してきます。
魔導国の軍勢の姿が見えてくるとザナックは一人で魔導王に会いに行く事にしました。
ザナックは魔導王の真意が分からなかったので王国を攻める理由を聞きに行く事にしました。
礼には礼を持って返す事を旨とするアインズはザナックに会う事にします。
両軍の中央でアインズが魔法で作った椅子に座り話し合う事になりました。
アインズは飲み物を提供する事にします。
ザナックは降伏するので許して欲しいとお願いしますがアインズに断られました。
ザナックはアインズが何故王国を滅ぼそうとするのか質問する事にします。
アインズは王国を滅ぼす事で周辺国家に魔導国に逆らう愚かさを知らしめる為だと答えました。
ザナックは高い兵力を誇る魔導国にしては狭量だと言ってしまいました。
しかしアインズは機嫌を損ねる事はありませんでした。
アインズはザナックの態度に王族としての度量の大きさを感じます。
ザナックは自分が王に相応しいのか懐疑的なのですがアインズの評価は高いよ。
自己評価が低いってところは二人は似ているね。
他の出会い方があれば友達になれたかもね?
アインズは本心を語る事にしました。
アインズは自分達の幸せを追求しているだけだと答えました。
自分たちの国が幸せになる為に王国には不幸になってもらう、と告げます。
アインズの答えにザナックは為政者として納得したようです。
アインズの供した水を飲み干し別れる事になります。
先に乗ってきた馬のところまで行ったのですがアインズがソールイーターに乗るまで地上で待っていました。
王子である自分が王であるアインズを見下ろす事があってはならないとの王族的な儀礼を示してくれます。
アインズはザナックに王族としての振舞い方を学んでいますね。
自陣に戻ったザナックを貴族連中が迎えます。
彼らは魔導王から降伏を認めて貰える事を期待していたようです。
ザナックは降伏は認めて貰えなかったと告げました。
進軍の準備を始める為に己の天幕に戻ったザナックを軍務尚書が迎えてくれます。
軍務尚書に魔導王は意外と人間的だったと教えました。
ザナックは自分が先陣に立つつもりのようでしたが軍務尚書に止められます。
軍務尚書もザナック同様戦いは苦手なようですが彼は覚悟が決まっていました。
貴族の誇りを持っていたようです、彼は自分が先陣に立つと言ってきました。
ザナックは最期を良い部下と共に過ごす事ができたようです。
しかし絶対に死にたくないと考えた貴族たちが裏切りました。
彼らはザナックを殺して魔導王に許して貰おうと考えました。
ザナックは覚悟も無い奴らに殺されるのかと嫌な気分になっています。
ザナックは剣を取り彼らに切り掛かりましたが首を跳ねられたようです。
軍務尚書もザナックと一緒に戦ったようですが彼も殺されただろうなー。
アルベドが王国軍に混乱が起こっていると困惑した表情でやって来ました。
その直後に王国の貴族たちがアインズへの謁見を求めてきました。
アインズは謀反が起こったんだと考え彼らに会う事にします。
貴族たちはザナックの首を差し出してきました。
アインズはザナックがガゼフが着ていた鎧を装備していたと知っているので鎧の在処を問うています。
考えなしの貴族はザナックを殺した場所に放置していあると答えています。
アインズは後で回収するつもりだね。
レーザーエッジはブレインに預けてあるとザナックから教えられています。
こっちも後で探しに行きそうだぞ。
アインズがどう反応するか注目だったのですが彼は貴族たちを褒めています。
好感触を得たと勘違いした貴族たちは家族共々生き残りたいと言ってきました。
アインズは彼らの願いを聞き届けて上げる事にします。
アルベドに命じてニューロニストの所に送る事を決めました。
貴族たちは命が助かったと大喜びしていますが、違ったね。
アインズはアルベドに付いて行こうとするアウラに命じて、彼らが死を望まない限り絶対に殺すな、と命じます。
重ねて死を望んでも暫くは殺さないように、と命じました。
アインズはザナックを殺した彼らに立腹気味のようです。
ザナックが死に戦闘への興味を失ったアインズはコキュートスを指揮官、副官にマーレを指名しました。
二人は命令通りにリ・エスティーゼ王国最後の軍勢を皆殺しにしました。
王として最後の決戦に挑む覚悟を決めたのに浅薄な貴族に足を引っ張られてしまったザナックはちょっと可哀そうだったね。
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4章 張り巡らされた罠
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八本指の幹部たちはアインズの使いが迎えに来るのを待っていました。
日付だけは指定されたけど時刻を指定されなかったので使者がやってきた時に誰も居ない状況を作らないように交代で待機していました。
あの尊大だった悪党達が随分と可愛らしくなってよねー。
初めて紹介する事になるコッコドールだけは休憩なしで待機していますよ。
コッコドールはヒルマ達が他人に優しい人になってしまった事に驚愕していました。
使者としてシャルティアがやって来ました。
ヒルマ達は平伏して服従の姿勢を取ります。
シャルティアは早速引っ越しを始める事にしました。
デーモンを召喚して大きな荷物を次々とゲートに運び込んでいます。
あっという間に荷物の運び込みが終わり八本指の関係者1000人を転送する事になります。
ここで少年たちがシャルティアに見とれる事態が発生しました。
シャルティアは超絶美少女なので惚れてしまったようですね。
まあ見た目は良いから納得なんですが少女たちはシャルティアに嫉妬していました。
特にシャルティアの巨乳ちゃん(疑乳だったよね?)が羨ましいようですね。
人間に興味がないシャルティアは羨望の眼差しに気が付いていないようです。
ヒルマは少女たちが問題を起こさないようにしなければと考えています。
シャルティアは八本指の関係者を森の中に作った仮設の村に転送しました。
1週間ここで待っていろと言い渡します。
食料は2週間分あるので問題ないと言っています。
八本指の幹部はコッコドールを紹介しようとしたのですがシャルティアは既に彼の事を知っていたようですね。
紹介は無用と言ってコッコドールを恐怖公の部屋に連れていくことにしました。
ヒルマは恐怖公の部屋に送られるコッコドールを哀れに感じていましたがシャルティアに反論する勇気は持てませんでした。
罪悪感に囚われているヒルマを他の幹部が慰めています。
恐怖公の部屋に行くのは通過儀礼だと諭しました。
ヒルマは少し気が楽になりました。
そして自分たちを救い出してくれたアインズに感謝する事にします。
ヒルマはアインズに信仰に近い感情を抱いています。
うんうん上手くいってるなー、忠誠心旺盛な部下を着々と作っています。
王都に向けてコキュートス、アウラ、マーレが出撃しました。
アインズの傍にはアルベドしか高位存在が居ません。
これはアインズの仕掛けた罠でした。
隙を作って自分を倒せる強者を誘い出そうとしたみたいだぞ。
朱の雫のアズスが突撃してきたよ。
そしてアインズの元まで来ないで逃げ出しました。
アルベドがアズスを追いかける事になります。
アズスの狙いはアルベドをアインズから引き離す事でした。
逃げ続けるのですがアルベドが遅れ気味でした。
彼女は空を飛べるのですがスピードアップの能力は持っていません。
自身の羽を広げて飛んでいます。
スピードが必要な場合はウォーバイコーンに騎乗して追いかけたいようですが未だに乗れないそうです。
つ、つ、つまり・・・アルベドは未だに処女ってことだね!!
アインズはナザリックの戦力強化を目指しているので、その方向からアインズにお願いすれば彼女の願いは叶うかも?
アルベドが離れすぎないようにアズスは待ってくれています。
アルベドは実力を見せたくないようですね。
装備している武器をを使わないで拳で殴りつけています。
殴った感触は・・・「弱ぁ」でした。
アルベドはアズスを殺してしまわないように加減するのが難しかったようだぞ。
アインズが一人になると目的だった強者がやって来ました。
アインズは相手の情報を引き出すための対話を始めますが乗ってくれません。
結界を張ってアインズを閉じ込めてきました。
アインズはテレポートで逃げようとしましたが結果の直前までしか転移できませんでした。
アインズは簡単に殺せると思わせる為に派手な土下座パフォーマンスをしています。
相手の名前を聞き出す事には成功しました。
リク・アガネイアと名乗りました。
アインズが親し気にリクと呼ぶと激怒しています。
リクって名前に何らかの思い入れがありそうですね。
アインズは自分の配下に入らないか?と誘いますが躊躇なく断られました!!
悩んだ様子が無かったのでアインズを敵と認識しているようです。
手加減しているアインズは死にそうな振りをしていますね・・・そこに怒り心頭のアルベドが飛来しました。
彼女はアインズに破れなかったリクの結界を破って空中から雄叫びを上げて切り掛かりました。
「おんどりゃああああああああ!!!!」まあお下品。
逃げに入ったリクをアルベドは追いかけようとしましたがアインズが止めました。
逃げたリクは離れた場所でアズスと合流しています。
二人の会話からリクがアズスにアルベドを引き付ける役をお願いしたんだと分かりました。
リクの本名はツァインドルクス=ヴァイシオンというのね。
アズスはツアーと呼んでるね。
ツアーは「ぷれいやー」とか「えぬぴーしー」とかの単語を使っているのでユグドラシルについて知っているようだぞ?
ワールドアイテムの存在までしっているようです。
でも発音がアインズとは違うようなのでプレイヤーでは無さそうだよ?
プレイヤーと関わりのあった存在ってところなのかな?
アインズの熱望する他のプレイヤーとの邂逅は無さそうだね。
やっぱりこの世界に転送されたのはアインズだけのような?
ツアーはアルベドがプレイヤーでアインズがNPCである可能性も考えています。
彼が見た二人のやり取りはそう思わせるだけの説得力があったようです。
ツアーとアズスの関係はツアーがアズスを使役している見たいだぞ。
それもアズスに気付かれないように誘導しているみたいです。
ツアーも結構いい性格をしているぞ。
ツアーはアズスを嫌いでは無いと言ってましたが彼の所有するパワードスーツの方に魅力を感じています。
アズスを殺して彼よりも強くて御しやすい人物に貸し出した方が良いんじゃないか?と真剣に考えています。
ちょっとアインズ的な感じがしませんか?
魔導王に殺されたのでパワードスーツだけを回収したって話では信憑性が低いと判断して殺しませんでした。
理由が軽いよねー。
アズスはツアーの真意に気が付いているのかね?
ゲートを使いナザリックに戻ってきたアインズとアルベドをアインズが迎えました!!
あ、そっか、ツアーと戦ったのはパンドラズアクターだったのね。
アインズはシャルティアとデミウルゴスと一緒にアインズvsツアー戦を観戦していました。
実際に戦った二人からツアーの実力を聞き出して実力査定を行っています。
アインズ達はツアーの本名をまだ知りません。
パンドラズアクターはレベル90くらいのタンクと評します。
アルベドはレベル80くらいのタンクと評しました。
一緒に観戦していたシャルティアはアルベドと同じ見解を示します。
問題なく勝てる相手のようですね。
パンドラズアクターがツアーとした会話内容を伝えました。
アルベドがパンドラズアクターが土下座した事を咎めてきましたがアインズは大満足なようです。
アインズは敵が侮ってくれる可能性が高まったので土下座した事を褒めてくれました。
パンドラズアクターはアインズの勝利に対する貪欲さを恐ろしいと感じています。
絶対支配者としての矜持よりも勝率を上げる事を優先する姿勢に守護者たちは敬服しています。
これだよ、これ、アインズの意図しない素の行動が配下の者たちの忠誠心を高めていってるんだよ。
まあ無意識にやってる行動のようなのでアインズは気付けないんだけど。
王としての器はあるよなー。
アルベドが危険な相手が見つかったので外出を控えるように進言しました。
これに対してアインズは彼女の意見を認めつつも反論したかったようです。
「しかし、だ。あれだ、分かるだろ?お前たちであれば、なぁ?」と同意を求めてしまいます。
この意味不明な発言に意味を見出そうとしてアルベド、デミウルゴス、パンドラズアクターを混乱させる結果となりました。
あまり頭を使わないシャルティアは何も感じる事はなかったよ。
まあシャルティアの方が下部としては相応しい反応だと思うよ。
アルベド、デミウルゴス、パンドラズアクターの三人が自分たちの方がアインズよりも知的であると気付く日は来るのだろうか?
今の様子だとそんな日は永遠に来そうもないよなー。
アインズは安泰ってことなのかも?
アインズとツアーは互いに相手の力量を探ったのですが結果はアインズの勝ちのようですね。
ツアーはアインズの実力を誤認した感じですからね・・・
ラナーの元に蒼の薔薇がやって来ました。
来訪の予定はなく急な訪問のようですがラナーは快く会う事にします。
ラナーの淹れたお茶を飲みながらお茶会を始めるのですがお茶が足りないと言ってティアとティナがブレインを部屋から連れ出しました。
ティアだけがお茶を持って戻って来てティナとブレインはお茶菓子を探していて戻って来ません。
ここでティアが動きました。
ラキュースにお茶を渡す時に彼女の事を刺しましたよ!!
クライムは何が起こっているのか分からず行動に困っています。
イビルアイから動くなと脅されます。
ガガーランとイビルアイもティアに加勢してラキュースを弱らせます。
彼女たちはラキュースを精神支配したかったようです。
ラキュースには精神支配を打ち消す能力があるようでした。
弱らせる事でその力を削ごうとしたようです。
イビルアイの精神支配が掛かりラキュースに治癒魔法を掛けろと指示しています。
そこにティナとブレインが戻ってきました。
ブレインは血の匂いに反応して戦闘態勢を取ろうとしますがラキュースを助ける為だと説明されて納得しました。
蒼の薔薇の面々は王国よりもラキュースの命を優先すると言い放ちます。
王都に残ると言って説得に応じないラキュースを逃がす為に精神支配したそうです。
蒼の薔薇の面々は王国から出て南東に向かうそうです。
一緒に行かないか?と誘われましたがラナー、クライム、ブレインは断りました。
蒼の薔薇は転移の魔法で姿を消しました。
ブレインも己の目的を果たす為に動き出します。
彼はレーザーエッジをラナーに返しアインズを殺すべく王宮を後にします。
最初はアインズに奇襲攻撃を仕掛ける為に隠れる場所を探していました。
しかしコキュートスが現れたので考えを変え一騎打ちを挑む事にしました。
ブレインはガゼフが負けた後も修行を続けてたのね。
ガゼフの師匠と言える元アダマンタイト級冒険者ヴェスチャー・クロフ・ローファンに協力して貰ったそうです。
シャルティアの爪を切った技「爪切り」を進化させた「真・爪切り」を完成させていました。
ブレインが名乗るとコキュートスも名乗り返してくれました。
ブレインはコキュートスが自分を戦士として扱ってくれる事に感謝しています。
コキュートスはブレインの覇気に戦士としての矜持を見出したようです。
コキュートスは愛刀の斬神刀皇を取り出しています。
ブレインが真・爪切りを放ちましたがコキュートスには届かなかったようです。
コキュートスの刃でバッサリ切り殺されました。
コキュートスはブレインを殺した事を残念に思っています。
彼としては戦士と認めたブレインに対する礼儀として切り伏せるしかありませんでした。
アウラは王都から重要なアイテムを回収する命令を受けていました。
城壁に登り目的地を確認しています。
そこに王都を守るとの決意を固めた兵士たちがやって来ます。
アウラの姿を見た彼らは少年と勘違いしたようだね。
子供と侮っていたのですがアウラの超絶な身体能力を見て怯えています。
アウラは配下の魔獣に対処を任せ目的の場所に向かいました。
そこで目的のアイテムを守っている人物と遭遇しました。
アウラを威嚇してきましたが名乗る前に殺されてしまいます。
恐らくブレインの修行に協力していたヴェスチャーじゃないかな?
アウラは無事に悪魔が湧き出るアイテムを手に入れたようです。
マーレは王都の建物の破壊と人間の殲滅を命じられていました。
マーレが憂い顔をしていますね。
彼は広い王都を上手く壊滅させる事が出来るか心配だったようです。
地震を起こして建物を倒壊させても生き残る人間が出るのを心配しています。
アインズが、上手くなるまで練習するれば良いんだ、と言ってくれた事を思い出して気合を入れています。
「王都を壊滅させて、住人を全員殺すぞー。えいえい、おー」
可愛い感じで気勢を上げてますが内容が怖すぎます。
マーレ見た目に反して恐ろしい子。
クライムはラナーに連れられランポッサに会いに行きました。
ラナーはランポッサに魔導国に対して嫌がらせをしようと提案しました。
ザナックがレエブン候に教えて貰った方法だそうです。
彼女は王冠を秘密の場所に隠す事を提案しました。
手に入れるには王都を破壊する事は得策では無いと訴える為です。
ランポッサも良いアイデアだと同意してくれます・・・クライムに隠しに行ってもらう事にします。
クライムはラナーに教えて貰った倉庫街に向かいました。
そこで隠し部屋を見つけます、其処に王冠を置いて急いで戻る事にしました。
途中で王都の破壊活動に勤しむマーレに見つかってしまいますが見逃されました?
クライムがランポッサの部屋に戻ると玉座の間に向かうとのラナーの書置きを見つけます。
玉座の間に向かうとコキュートスの配下の女が迎えてくれます。
彼女は「入りなさい。この宮殿の最後の人間」と言って入れてくれました。
うん?何かがおかしいね・・・
玉座の間に入ったクライムは血の付いたレーザーエッジを握るラナーと血だらけで倒れているランポッサを発見しました。
クライムはラナーが洗脳されてランポッサを殺したと思ったようです。
アインズがクライムに一騎打ちを挑んできました!!
クライムはラナーからレーザーエッジを受け取りアインズに切り掛かります。
レーザーエッジはアインズを傷つける事が出来ます。
クライムは奇跡に賭けましたがアインズに殺されました。
クライムはナザリックの部屋で目を覚ましました。
彼は蘇生されたようですよ。
ラナーが現れクライムを驚かせます。
生き返ったばかりのクライムは上手く喋れないようですね。
ラナーが生きていると知りとても喜んでいますが彼女から恐ろしい現実を教えられる事になりました。
ラナーはアインズに悪魔に変えられてしまったと教えました。
クライムに悪魔になって一緒に永劫を生きて欲しいとお願いしてきました。
ラナーはアインズに服従を誓う代価としてクライムを生き返らせてもらったと説明します。
クライムにもアインズへの服従を誓って欲しいとお願いしてきます。
彼にはラナーに逆らうって選択肢は無いので「は・・・い」と答えました。
クライムの部屋を出たラナーはアルベドと面会しています。
ラナーはアルベドの部下になっています。
アルベドはラナーの能力を評価していると言ってますね。
期待を裏切らないようにと念を押しています。
玉座の間での出来事はクライムに真実を隠すための演技だったぞ。
ラナーは茶番につきあってれたアインズに戦慄しています。
アインズはラナーの忠誠心を刺激したみたいだぞ。
ラナーは評価以上の働きをしなければと恐怖しています。
それとラナーが糞女だったと判明しましたよ。
彼女のした事は王国中の人間にレイプされても文句言えない程の酷い事だぞ。
嬉々として国と民を魔導国に売ったぞ!!
クライムが真相に気付いてラナーの首を跳ねてくれれば少しは溜飲が下がるんだけど、あいつは彼女を妄信する馬鹿だから無理そうだよね。
生き残りもラナーの味方しか居ないようなので復讐劇は無さそうなのが残念だよ。
魔導国が王国に戦争を仕掛けた作戦はラナーが考えたモノだったぞ。
ラナーは王国を売り渡す事でクライムと引き籠るって夢を叶えました。
今夜にもお互いの初めてを交換しましょうね、と呟いています。
これじゃあクライムはラナーのバイブとして蘇ったようなもんだよ・・・
ちょっと可哀そうだね・・・うーん?ラナーの傍らに居られれば幸せだと考えているから意外と喜んでいるのか?
ラナーを使ってオナッてたと言ってるし、やっぱ喜んでいる・・・よな。
父親や兄を売り渡して幸せそうに笑っているラナーはナザリック向きな人材と言えるね。
恐ろしい子。
彼女は魔導国のメンバーって訳ではなくナザリックのメンバーになったようだよ。
破格の扱いに思えますね。
それだけの戦力になるってアインズが判断したんだよね。
ナザリックは大きく戦力アップしたようです。
.
>>
Epilogue
>>
アインズに呼ばれたレエブン候が仲間を連れて王都にやって来ました。
破壊され尽くされた王都を見て戦慄しています。
人間の感覚ではだだっ広い王都を破壊しつくしたアインズの力に戦慄するしかないですね。
王都には王宮だけが綺麗に残されていました。
レエブン候たちは王宮に向かう事にします。
レエブン候の仲間はアインズに言われて集めた王国内の優主な貴族です。
彼らは己の血筋を後世に残したいと考えていますね。
レエブン候たちもアインズの不興を買わないように色々と交渉手段を相談しています。
八本指の幹部たちと同じだね、弱者の行動は一致するようだ。
しかし無意味だったね。
面会したアインズはレエブン候たちには余り興味が無いようです。
早々に話を終わらせようとしています。
王都は瓦礫のまま残す事を伝えます。
次に自領に戻りこれまで通りの統治を続けろと言い渡します。
最後に将来的に転封の可能性もあるが今は考えていないと伝えます。
アインズはレエブン候たちを使い元王国の領土を統治する計画のようです。
事が内政なのでアルベドに丸投げする姿勢です。
彼らは八本指の幹部達みたいに恐怖公の元に連れて行かないようだね。
貴族なのでお行儀が良いと思っているのかな?
馬鹿な反逆を考えないと良いんだが?
アルベドは落とし前を付けに行くと言ってアインズと別れフィリップの領地に向かいました。
フィリップは魔導国が王国に戦争を仕掛けたのは自分の所為ではないと思いたいようです、飲んだくれていました。
自分の所為だと分かっていても認めたく無いようですね。
酒が無くなったので次を要求したのですが返事がありません。
ヒルマに借りていたメイドも居なくなっています。
仕方ないので自分で酒を取りに行くとアルベドが来ていました。
アルベドが微笑んでいるのでフィリップは自分のした事は正しかったんだと確信したようです。
アルベドが来てくれた事を感謝し、出迎えをしなかった臣下を強く叱責しておくと告げます。
理解力皆無のフィリップの態度にアルベドは呆れたようですよ。
無能者として彼を採用したのですが彼女の想定を超えて馬鹿だったようです。
アルベドは自分の立てた王国を内部から崩壊させる計画を台無しにしたフィリップに激怒していました。
プレゼントだと言ってフィリップにデルヴィ男爵(ヴィアネ)とロキルレン男爵(イーグ)の首を渡します。
綺麗な箱に入っていたので嬉々として開けたフィリップは悲鳴を上げる事になります。
アルベドはフィリップの耳を掴んで引きずり屋敷の外に連れ出します。
そこには杭で貫かれた村人の林が出来ていました。
杭は尻の穴から入り口に抜けているようですよ・・・悲惨過ぎ。
アルベドにより村人は惨殺されたようです。
フィリップに悲鳴が聞こえないように魔法を使って音を遮断している間に殺したそうです。
念入りですねー。
余りの光景にフィリップは気絶しちゃったようですよ。
フィリップの父親からフィリップに皆の苦しみを教えてやって欲しいとお願いされていました。
アルベドはフィリップに残虐な仕打ちをするつもりです。
ナザリックに帰還したアインズはメイドに入室を禁じて自室に入ります。
そしてベッドにダイブしました。
今回も高度な作戦だったのでアインズは疲れていました。
更にラナーという頭のおかしい才人がナザリックに加わりました。
彼女の前で絶対支配者としての演技が続けられるのか?と不安に駆られています。
彼女はこの世界の人間なのでアインズの行動を好意的に捉えるってフィルターが掛かっていないと思っています。
ラナーは既にアインズの事を自分を超える知恵者と捉えているようなので守護者達よりもアインズを高評価しそうだけどね。
アインズは逃げようと考えました。
いきなり出奔するのは無責任すぎるので離れる理由を考えています。
アインズはアウラとマーレを連れてエルフの国を探しに行く旅に出ようと考えます。
二人に友達を作ってあげたいと前から考えていたので良い計画のように思えます。
不在の間はアルベドに全てを任せるつもりです。
アルベドにはアインズと連絡が取れなくなった場合の練習をすると説明しようと考えています。
納得してくれるかなー。
アウラを連れていくのが問題視されそうですね・・・
アルベドとシャルティアが嫉妬しそうなんだけど大丈夫かな?
マーレも一緒なのでギリギリセーフか・・・
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成分美少女美女変態温情極悪
評価AAAAAAAAAAAA
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