ラノベの感想) ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈5〉冥門編

伊丹たちと共にアルヌスにやって来たジゼルは当然、自分は客人としてやって来た事になっていると思い込んでいたようです。
お金も無いのにアルヌスの食堂で大量に飲み食いしてしまいました。
料金を払えずに無銭飲食するか悩んでいましたが、ロゥリィがやって来て逃げ切る事が出来なくなりました。
特地の他の街や村ならばハーディ神殿があるのでお布施としてタダで飲み食い出来たのですが、アルヌスにはハーディ神殿はありません。
アルヌスに居た唯一のハーディ信者、ヤオもハーディとの謁見で彼女に愛想を尽かして信者を辞めていました。
誰も飲食代を肩代わりしてくれないのでジゼルはアルヌスの食堂でウエイトレスのバイトをする事になりました。
最初はなんで私がこんな事をと憤慨していましたが、始めて見ると生に合ったようですね。
ジゼルは見習い神官時代を思い出し、問題なく仕事に励むことになりました。
本来なら数日の奉公で飲食代を払い終える事が出来るはずでしたが、賄いが旨過ぎたのでジゼルは大量に食してしまいました。
更に調子に乗って高い酒まで飲んでしまい完済までのバイト期間を延ばす事になってしまいました。
ジゼルの言い訳が面白かったですね、旨い食事が悪いんだと言っていました。
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門を開いて異世界を繋いで居たので世界に歪みが現れていました。
このままにしておくと世界が崩壊してしまうので、二ホン政府の方針は門を閉じる事で固まりました。
伊丹に特地に残って欲しいロゥリィ、テュカ、レレイ、ヤオは彼に色仕掛けで迫る計画をたてていました。
これまでも伊丹にそれとなく色香を漂わせていたヤオは戦慄していました。
レレイの分析により伊丹の女性の好みが判明していきます。
彼の好みのタイプはヤオのような色香の漂う女では無いと指摘されてしまいました。
レレイにより、いままでのヤオの行為は伊丹に引かれていたと指摘されてしまいました。
レレイの分析を元にテュカが伊丹好みのコスプレをして彼の入院先の病院にお見舞いに行くことになりました。
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アルヌスに残っていたレレイがディアボ一派に拉致されてしまいました。
ディアボはレレイが門を開く事が出来る人材で、彼女を上手く使って権力を得ようと画策していました。
彼は二ホンとは他の勢力と接近して彼らの軍隊を特地に招き入れて、その力でゾルザル派を打倒して皇帝になろうと考えていました。
ディアボが選んだ取引先は中国でした。
当初の予定では拉致したレレイを箱詰めして銀座に送り、銀座ドームに出入りしている配送業者を襲撃してレレイを中国に渡す計画だったみたいです。
中国は、アメリカ、イギリス、フランス、などを味方に引き入れて工作員同士で連帯して拉致作戦を遂行しました。
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中国は普段から二ホンのマスコミに裏工作を行い自分たちの味方に引き入れていたようです。
マスコミを上手く使って銀座ドームの周りでデモを起こしました。
このデモに集まった群衆を扇動してレレイの積まれている配送車を襲撃しました。
しかし手に入ったのはレレイの使う魔法の杖だけでした。
どうやらディアボは中国を信用しきれていないようですね、軍隊を連れてくればレレイを引き渡すと言い出しました。
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レレイが手に入らず、困った中国は二ホン政府に圧力を掛けてきました。
中国大使と会った森田首相はレレイの魔法の杖を見せられました。
門の管理を国連に任せろとの要求を突きつけられてしまいました。
元々、争いを好まない弱腰だった森田首相は、中国の要求を呑む事を決めてしまいました。
これには、嘉納大臣と夏目大臣が猛反発しましたが、森田の考えを変える事は出来ませんでした。
困った嘉納と夏目は森田を首相から降ろす事にしました。
彼の支持基盤を失わせて辞任に追い込む事になりました。
これで、マスコミの大物が児童福祉法違反で逮捕されてしまいました。
他にも栗林妹の所属するテレビ局の編成長も捕まってしまいましたね、似たような容疑で。
指示する人が居なくなったので栗林菜々美(栗林の妹)はカメラマンの砂川くんと真実の報道を始めました。
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銀座のテロで特地と二ホンを繋ぐ通信回線が切られてしまいました。
特地に派遣された自衛隊には二ホンとの連絡が取れなくなった場合は無条件で特地から帰還する命令が出されていました。
特地では自衛隊とゾルザル派の戦闘が佳境を迎えていたのですが、自衛隊は撤退の準備を始める事になりました。
この命令を知っている嘉納大臣は二ホンで療養中の伊丹を呼び出しました。
病院から抜け出すのに伊丹はテュカとエロイ事をする振りをして、監視をごまかしました。
監視は伊丹とテュカが始めても、頑張って任務を続行しようとしましたが、テュカに「初めてなの見ないで」とお願いされてしまい、部屋を出て行きました。
結構いい人だよね。
問題はそうとは知らないテュカですね。
彼女は伊丹に求められたと思っていたようで、大変ご立腹でした。
何とか宥めて病院を脱出して嘉納大臣との待ち合わせ場所のゴルフ場に赴きました。
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テュカの護衛として一緒に来ていた栗林、富田と共に銀座ドームの屋根の上にパラシュートで降下する作戦を取る事になりました。
伊丹はパラシュートで降下するのが怖いので、散々でしたね。
テュカの風を操る魔法で手助けして貰ってなんとか屋根の上に着地できましたが不幸が襲いました。
後から降りてきた栗林に伊丹は股間を蹴られてしまいドーム内に落ちました。
落ちてしまいましたがラッキーでしたね。
ドーム内では中国の女性工作員、鈴芳華がレレイを人質に取り、出てこようとしていました。
伊丹は丁度、鈴の上に落ちて彼女を蹴り飛ばしてレレイを救出する事になりました。
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レレイを取り戻す事は出来たのですが、狭間と交渉していた劉が門を壊せとダンプカーで体当たりをさせていました。
門は壊れかけていたのですが、レレイを取り戻す為に銃撃戦となり門が崩れてしまいました。
門が崩れた事で特地以外の異世界と繋がってしまい、門から蟲獣が湧き出して来ました。
巨大な昆虫型の怪獣で掃討するのに苦心する事になりました。
デモ隊に偽装していた各国の工作員は開いた異世界を希望の大地と思い込んで中を覗き込んで失敗しました。
怪獣に喰われてしまいました。
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レレイが門を開く事で異世界への通路を圧迫して蟲獣が湧き出してこないようにしている間に伊丹が魔法陣を破壊する事になりました。
魔法陣の働きをしているは自衛隊が立てたアルヌスの防壁だったみたいですね。
富田と共に防壁の一部を爆弾で破壊して魔法陣としての機能を果たせなくすることになりました。
伊丹は狩猟用の散弾銃を嘉納大臣から借り受けて特地に戻ったのですが、伊丹と富田が爆弾を設置している場所にダーと呼ばれる怪異が現れてしまいました。
破壊力の無い武器での戦闘で伊丹は苦心しましたが、ロゥリィの加護を受けていたので死なずに済みました。
しかも胸を刺されたのに死ぬことも無いので伊丹に止めを刺しに来たダーの咥内に散弾銃を突きいれて発砲してダーを倒しました。
魔法陣が壊れて異世界への門も閉じる事になり、出てきてしまった蟲獣の掃討ができるようになりました。
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ゾルザルとピニャの戦はゾルザル側の勝利が目前って所まで行きました。
しかし、ゾルザルには武運が無いね、あと一息ってところで、大地震が起こりました。
これは門が破壊されていままで捻じれていた力が一気に解放されたからのようですね。
両軍の兵士は大地震に恐れをなして戦う気力を失っていました。
ピニャは伊丹の真似をして大丈夫だと兵たちを鼓舞しましたが、ゾルザルは戦えと命令するだけでした。
流石に怯えた状態の兵士では戦いにならないと判断したゾルザルの側近はゾルザルを説得してピニャに降伏勧告をする事にしました。
しかしピニャはそれに応じませんでした。
まあ当然と言えば当然なんですよね、ピニャは元々ゾルザルを逃がす積りは無かったからね。
ピニャがまだ戦うというので戦闘を再開する運びとなりましたが、時間を掛けてしまいましたね、これが敗因でしょうね。
ピニャたちが待っていた自衛隊の援軍がやって来ました。
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ヴィフィータさんと交際中の健軍に頼み込んでヴィフィータさんの仲間との合コンを約束させて張り切る神子田さんがF4ファントムで飛来して空爆してくれました。
彼の台詞が最高ですね、「待たせたな、未来の恋人達よ!」だよ、恋人達だよ、彼は欲張りだよね、ハーレム願望があるね。
伊丹を一番羨んでいるのは彼かも知れないね。
他にもワルキューレの嘲笑を響かせて攻撃ヘリが飛来して来て決着しました。
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負けてしまったゾルザルの元にテューレさんが現れました。
敗戦を誰かのせいにしたいゾルザルを上手に誘導して、ヴォ―リアバニーの国を滅ぼした真相を聞き出しました。
そして、裏でゾルザルを誘導していた、ボウロとアブサンを残っていた兵士に殺させました。
ゾルザルは敗北を認め、最後まで彼に従っていた兵士に暇を与えました。
二人っきりになったゾルザルはテューレに許しを乞いましたが、テューレは許しませんでした。
テューレはゾルザルを刺しましたが、ゾルザルに首を折られて死んでしまいました。
彼女の復讐は果たされましたが悲惨な最後でした。
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レレイを使って中国との取引で皇帝になろうとしたディアボでしたが、その生き汚い性格がロゥリィに気に入られました。
彼女の元でアルヌスの代表をする事になりました。
行く行くは失った民からの信頼を回復して、いずれ行われる選挙でアルヌスの知事を目指す事になりました。
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門は閉じてしまい国交は途絶えましたが、門が閉じる寸前にシェリーが門を潜り、駐日帝国大使として二ホンに駐在する事になりました。
その後四年間、特地との交信は途絶える事になりましたが、最後も伊丹の力で問題を解決しましたね。
伊丹は、どうしても同人誌即売会や秋葉原通いを諦められなかったようです。
彼の思いが特地を二ホンを繋ぐ門を開きました。
嘉納大臣は伊丹との約束を果たす為に、秋葉原に同人誌を保存する国会図書館を作ってしまいました。
嘉納さんは政治家を引退しのね、落成式を翌日に控えた図書館を訪れました。
落成日から3日間連続で同人誌即売会が開かれるのね、3日間!!
これで伊丹との約束を果せると感慨に耽っていた嘉納さんは、そこで伊丹が戻ってきている事を知りました。
呆れていましたね、なんで連絡しねーのと。
伊丹も、ここが本当に二ホンか確認する為に偵察していたと言い訳してましたね。
これは、目の前にある同人誌に目が眩んで連絡どころでは無かったんだよね。
最後まで伊丹は揺るがなかったですね、ここまでの信念を持てるとは素晴らしいですよね。
オタクのカガミと言えるよ!!

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評価AAAAAAAAAAAAAAAA

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