ラノベの感想) ソードアート・オンライン 第16巻 アリシゼーション・エクスプローディング (電撃文庫)


いよいよ人界軍とダークテリトリー軍との戦争が始まりました。
両世界の間にある渓谷を戦場に設定していましたね。
人界軍の戦力はダークテリトリー軍の十分の一しかないので最初から劣勢でしたね。
初戦では整合騎士が頑張ってダークテリトリー軍の侵攻を食い止めていました。
ダークテリトリー軍は数の多さに頼った戦術でゴブリンを突撃させてきましたが整合騎士の武装完全開放でぶっ飛ばされていました。
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整合騎士側は戦場で死んでいく魂をアリスが集めていました。
魔法発動に必要なエネルギーになるのですが、それを根こそぎアリスが集めたので暗黒術師の放とうとした大魔法は起動できませんでした。
自信満々で敵に大打撃を食らわせようと思っていた暗黒術師の親分、ディーは「何でよー」と怒ってましたね。
アリスの放つ大魔法でダークテリトリー軍は大打撃を被りました。
しかし、まだまだ兵力では上回っています。
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大魔法を失敗したディーは皇帝ベクタに言い訳していました。
魔法を放つのに必要なエネルギーが無かったので不発に終わってしまったのです、私は悪くないよ的な事を言っていました。
皇帝ベクタは外界からアンダーワールドにアクセスしている人間のガブリエル・ミラーです。
彼はアリスのソールトランスレータを狙っています。
こいつがアンダーワールドを完全なゲームと考えているようで、非道な作戦を次々に発動して行きました。
ダークテリトリーの住人はより強い者に絶対服従するというルールが魂に刻まれているようで、この事実が彼に味方していたね。
どんな非道な作戦にも不満を持ちつつも従ってくれるんだよね。
いや、従うしかないのかな?可哀想に。
アリスのように限界を突破して右目に内蔵されている枷を壊せれば逆らえるのかも知れないけど、そこまでの真意を持ちえた人はまだいないね。
限界を突破できそうな人は居るんだけどね、彼らがベクタに逆らえるか注目だね。
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非道なベクタは大魔法のエネルギー源にする為にオーク達を生贄にしました。
可哀想なオーク達はディー達、暗黒術師の大魔法の生贄となりました。
大魔法は発動したのですが、アリスを師と慕う整合騎士、エルドリエ・シンセシス・サーティワンの勇気により大虐殺は叶いませんでした。
たった一人で大魔法を受けきりオーバーキルを引き起こしました。
ディーはまたしても失敗してしまいましたね。
彼女は冷静で慎重なんだけど、運が無いというかね、残念な結果ばかりが出る人だね。
エルドリエは愛するアリスを守れて満足して死んでいきました。
アリスは絶叫してましたね、エルドリエー!!!
アリスが大技を出して暗黒術師たちは壊滅させられましたが、ディーは生死不明なのかな?
攻撃が当たる前に部下の術師を物体形状変形させて防御膜を作っていたので生きてるのかな?
だとしたらしぶといね。
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死に逝く敵から皇帝ベクタが光の巫女を欲していて、それがアリスではないかとの情報を得ました。
アリスは自分が囮となりダークテリトリー軍を渓谷から引き離す作戦を進言しました。
指揮官のベルクーリはアリス一人では心配なので戦力を半分に分ける事にしました。
アリスと共に囮になったシェータ・シンセシス・トゥエルブが大活躍する事になりました。
彼女はただただ何かを斬りたい人でした。
追ってきた拳闘士と戦う事になりました。
一騎打ちとなったのですが、彼女は強かったですね。
真意で体を剣で切れないくらいに強化する拳闘士たちの腕や足をバサバサと斬っていました。
拳闘士の族長イスカーンとの戦いではイスカーンの拳や足に切れ目を入れる事に成功しました。
この二人なにやら心が通じ合っていますね。
互いに相手を倒したいみたいですが、決着がつく前に後続の部隊がやって来てしまい、族長であるイスカーンは部隊の指揮を執る必要があるので一騎打ちは中断となりました。
再戦を誓い合ってるね、物騒な二人でした。
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後方の馬車で動けないキリトを守っていたロニエの元に、ダークテリトリー側に現実世界からダイブしているプレーヤーのヴァサゴが忍び寄りました。
ロニエが捕まりヴァサゴの仲間がやって来て殺されそうな場面で遂にアスナがアンダーワールドに到着しました。
彼女は女神スティシアのアカウントを使っていたので地形変化の魔法を使えました。
地割れを起こしてヴァサゴの仲間を地面の穴に飲み込みました。
かなりの広範囲で地割れが起きたようでダークテリトリー軍は大損害を出しました。
しかも広範囲に底の見えない渓谷が出現したので人界軍の元まで行けなくなりました。
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遂にキリトとの再会を果たしたアスナは泣いてますね。
嬉しそうですが、そこへアリスがやって来て、剣呑な雰囲気です。
アリスはアスナに斬りかかりましたね。
アスナも流石ですねアリスの攻撃を防いでみせました。
アリスはキリトを保護するのは自分であると思っているようで、キリトに親しげに接するアスナが許せないようですね。
アスナとしてもアリスとキリトの関係に不快感を抱いていたね。
アスナの「キリトくんは私のだ」との発言でアリスがヒートアップしてますね。
二人を止めたのはベルクーリでした。
流石ですね頼りになります。
アスナは自分は女神スティシアではなく外の世界、キリトと同じ世界からやって来た人間だと説明していました。
目的であるアリスをアンダーワールドの最南端にある果ての祭壇に連れて行きたいと言いました。
アスナの思惑としてはアリスを外の世界に連れ出し、アンダーワールドを保持したいって事ですね。
キリトも同じ思いで戦っていたと考えているね。
ベルクーリから暗黒神ベクタも外の世界の人間ではないかと指摘されていました。
外の状況はテロリストにより攻撃を受けているので、それが事実だとアスナは直ぐに判断しました。
アリスの指摘したコード871って単語からラースの中に内通者が居る事も看破したのですが、菊岡たちに連絡する術がありません。
困ったアスナはログアウトする事よりもアリスを「果ての祭壇」に連れて行く事を優先しました。
アスナはこの段階ではアンダーワールドが千倍に加速されていると思っているので正しい判断なのですが事実は違いました。
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アスナ、アリス、ロニエ、ソルティリーナ(修剣士学院でのキリトの先輩)でキリトの話をしていました。
各人が接してきたキリトの話を語り合っていました。
キリト本人は意識不明で寝たきりなのですが、本当にモテますね。
アスナはアンダーワールドでも三人も素敵な美女の知り合いが出来たキリトに呆れてますね。
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人間軍に攻撃を仕掛けるには底の見えない渓谷を渡る必要がありましたが、ベクタはまたしても非情な作戦を与えました。
縄を渡して渡り切れと命じていますね。
今度は拳闘士と暗黒騎士が綱を渡る任務に就きましたが、気づいた整合騎士に綱を切られてしまい無残にも谷底に落下していきました。
イスカーンが嘆いているね、可哀想だね。
戦う為に己を鍛え続けて来たのに最後が戦う事も出来ずに綱渡り中に谷底に落下するだけなんだから。
イスカーンもベクタに反逆するつもりなのかな?右眼の奥が痛いと感じているね。
彼もアリスのように限界を突破するのかも知れないね。
ダークテリトリー側にも限界を突破できそうな人材が出てきているのでラースのAI創造実験は上手くいっていると言えるかも。
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兵士を失うも平気な様子のベクタでしたが秘策がありましたね。
オーシャン・タートルに侵入した仲間が現実世界でアンダーワールドの加速倍率を等倍にしていました。
さらに現実世界でURLを公開して新規VRMMOの時限ベータテストをでっち上げて全米のプレーヤーに参加を呼びかけました。
ゲーム内容が過激だったのでうけてしまいましたね、三万人を超える戦士を得る事に成功したようだね。
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この動きに気がついたユイがアスナとキリトを助ける為に動き出しました。
シノンとリーファに電話して六本木にあるラースの支社に向かわせました。
ラース支社からの連絡で菊岡はやっとアンダーワールドの加速が等倍になっているのを知りました。
ユイはキリトの仲間を集めました。
クライン、エギル、リズベット、シリカが集まり、ユイからアンダーワールドで起こっている問題を説明されていました。
ベクタが一般プレーヤーをアンダーワールドにログインさせて兵力増強を狙っているので、こちらも同じようにプレーヤーを招けばどうかと意見が出ましたが時差が問題になりました。
アメリカは昼なのですが、日本は早朝だったのでプレーヤーが居ない時間帯だったのね。
それにログインするアカウントも問題になりました。
参加する人数で負けているので強力なアカウントが必要なのですが、数が足りません。
そこでユイが思い切った手に出ましたね。
クライン達に今まで育て上げたアカウントをアンダーワールド用にコンバートしてログインしてくださいとお願いしていました。
まあみんなキリトの為にコンバートするんだよね。
いよいよアンダーワールドにSAOサバイバーが乗り込む事になるんだね。
これは凄い激戦になりそうだよね。

成分美少女戦闘戦略恋愛
評価AAAAAAAA

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