ラノベの感想) ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈2〉炎龍編
伊丹はロゥリィ、テュカ、レレイ、ヤオを連れて炎竜を討伐する事になりました。
事の起こりはロゥリィにありそうだね。
彼女を妻にしたいと考えているハーディという女神の使徒がロゥリィに勝つために炎竜を目覚めさせて水竜と交配させたんだね。
生まれた幼竜を従えていました。
単騎ではロゥリィに勝てないので勝つための手段として幼竜を育てたんだね。
利口なやり方だとは思いますが、炎竜を目覚めさせられた他の種族は迷惑でしたね。
炎竜は休眠期と活動期が数百年単位でやってくるようでした。
今回、活発に活動していた炎竜が目覚めるのは数十年は先の予定だったようだね。
各地に餌を求めて各種族の村を襲っていました。
レレイのゴダ村やテュカの森を襲ったのもこの炎竜でした。
そう考えるとハーディが悪いみたいだね。
.
村を襲われて村人が自分以外は全滅してしまったテュカはトラウマを抱える事になりました。
死んだはずの父親が生きていると思い込む事で精神の均衡を図っていました。
彼女は休日になると亡き父を探して街をうろついていました。
黒川さんはテュカに真実を伝えて彼女を立ち直らせるべきだと主張していましたが、隊長である伊丹が止めました。
自分たちはいつ異世界から撤退するかも分からんのに無責任な事するなと戒めていました。
伊丹はテュカの逃避行動に付き合い、彼女の父親を演じる事になりました。
二人は父娘として暮らし始めましたが、表面的には上手く行っている感じでしたが、冷静になると娘の方が年上なんだよね。
伊丹はテュカの父親を知らないので頑張って演技していたのですが、テュカの中に齟齬が生じてしまい彼女は頭痛に苦しむ事になりました。
.
テュカの問題が発生している頃にダークエルフのヤオさんが「みどりの人」を探してアルヌス村にやってきました。
彼女は運の無さが半端ない人で、捜し求めていた伊丹に出会いましたが、最悪なものとなりました。
食堂でロゥリィと飲んでいた伊丹に出会えたのですが、ヤオはロゥリィの容姿から幼気な少女に無理やり酒を飲ませる悪漢だと思ったようです。
剣を伊丹に突き付けてロゥリィを助けようとしていました。
伊丹は当然隙をついて逃げましたが、伊丹よりもロゥリィの機嫌を大きく損なう事になりました。
このときロゥリィには野望があったんだよ。
酔った振りをして伊丹にベッドまで運んでもらい、なし崩し的にエロ展開に持ち込もうと画策していたんだよね。
しかしヤオの介入で計画が瓦解してしまいました。
考えようによってはヤオは伊丹の恩人なのかもしれないね。
.
ヤオは不幸なれしているようで、失敗にめげずに自衛官を相手に村を救う為に出兵してねとお願いして回りました。
しかし、ヤオの村は帝国の国境線の外側、エルベ藩王国の領内にありました。
付いてないね本当に。
ヤオにお願いされた自衛官の誰もが彼女の悲痛な訴えに答えてあげたい気持ちでしたが、未だに帝国との講和はなっていません。
未だに帝国とは戦争状態なんだよね。
そんな状態で国境線を超えて他国に進軍することは戦争行為になるので出兵は出来ないと狭間陸将が判断しました。
彼としてもヤオの願いを聞いてあげたいけど、部下を少数で派兵して死んで来いとは言えないんだよね、彼も辛そうだったね。
.
そんなヤオに伊丹と仲良しの(表面的には反発しているけどね)柳田が入れ知恵しました。
ヤオにテュカがトラウマ抱えていて、その原因が炎竜にあると教えました。
ヤオはテュカに真実(テュカの父親は炎竜に殺されて既に亡くなっている)敵を討つには炎竜を倒すしかないと言い募りました。
これでテュカのトラウマは悪化して伊丹を父親と認識するようになりました。
柳田は各地の資源調査を隠れみのにして伊丹の偵察部隊で炎竜を倒して来いよと言ってくれましたが、伊丹は私情に部下を巻き込む事が出来ずに悶々としていました。
精神的に参っていた伊丹は自衛隊がアルヌスに敷設して診療施設にいる精神科医に相談に行きました。
テュカのトラウマを解消する方法を聞きに行きましたが、場合によるので、これだという解決策は無いよと言われました。
施設のベンチで黄昏ていた伊丹はエルベ藩王国の国王デュランと出会いました。
デュランは長い療養生活で退屈しているのか、それとも日本語を理解したいのか、積極的に話しかけてきました。
伊丹はデュランにテュカの問題を話してどうすればいいか相談していました。
デュランは危険と分かっていても進まなければならないときがあると助言してくれました。
.
この出会いで色々と状況が動起き始めたね!!
デュラン国王は今まで自分の身分を明かしていなかったんだけど、自分の身分を明かしてエルベ藩王国と日本の間で交渉を始めました。
伊丹はドラゴン退治に赴く事を決めたようです。
自分の部下を連れていけないので、テュカと二人で出かけようとしていましたが、これにロゥリィ、レレイ、ヤオが同行する事になりました。
柳田が伊丹の人望の厚さを大層羨んでいましたね、なんでお前には協力してくれる人がポンポン現れるんだよー!
柳田は真面目に出生を目指して地道に努力しているようだからね、綱渡り的に勲功を上げる伊丹が羨ましいみたいだね。
しかも、自分には伊丹の真似は出来ないと分かっている感じが切ないな、頑張って欲しいね。
.
同行する事になったロゥリィが伊丹と眷属契約をしていました。
これが今回の最大のボーナスじゃないかな。
攻撃を受けた時に本来なら重症を負う傷をロゥリィが肩代わりしてくれる契約のようですよ。
彼女の伊丹への興味は本物のようだね。
彼女はあと四十年程で肉の体から解脱して本物の神様になるようです、最後の時期を伊丹と共に過ごすつもりのようですね。
.
問題の炎竜とは炎竜が留守の間に巣穴に忍び込み爆薬を設置して爆破処理する作戦を立てました。
伊丹らしい安全第一の策ですね。
巣穴への侵入と爆弾の設置は上手く行ったのですが、設置が終わった時に炎竜が帰ってきてしまいました。
本来の作戦では地下や洞窟などの地の中に入りたく無いロゥリィが巣の外で周囲を警戒して炎竜が戻ったら無線機で知らせる手はずでした。
しかし、電波が届きませんでしたね。
唐突に炎竜との決戦に突入していきました。
事前にダークエルフにはLAMの使い方を教えたのですが緊急時で慌てた彼らは操作手順を守れずに意味の無い攻撃や同士討ちで死んでいきました。
ヤオの村から八人のダークエルフが同行してきましたが全員死んでしまいました。
苦境の中でも伊丹は意外に冷静でしたね、仲間が死んでいくのですが無意味な救助とかしないですね、プロですね。
炎竜を倒す事だけを考えて行動していました。
ピンチの中でもレレイが魔法で攻撃していましたね、彼女は戦闘中にどうやれば炎竜に痛撃を与えられるかを考えながら魔法の発動方法を工夫していました。
レレイの感情的な姿が見れましたね、彼女は昂ると口が悪くなるね「死ね、くそったれのトカゲ野郎」と罵倒しながら魔法を発動していました。
レレイの放った魔法は凄かったよ、炎竜の巣に落ちていた負けて死んだ勇者たちの遺物の聖剣とか魔剣とかを炎竜の頭上に浮かべてから、魔法の爆風を炎竜に打ち込みました。
ダークエルフのLAMを使っての特攻で大ダメージを受けていた炎竜は翼を広げて空へ飛び立とうとしていたのですが、レレイの魔法が翼を引き裂きました。
レレイは冷静でしたね。
逃げられなくなった炎竜にテュカが雷撃の魔法を打ち込みました。
それが炎竜とその足元に埋まった爆弾に流れて爆弾が起爆しました。
炎竜はバラバラに砕けて倒されました。
うーん、今回の殊勲はレレイじゃないかな。
.
爆発の瞬間に洞窟の竪穴に生き残った伊丹、レレイ、テュカ、ヤオが飛び込みました。
落下先では死にそうに見えるロゥリィが居ました。
腕とか千切れそうでしたが、これは伊丹が受けるはずだった傷を肩代わりした結果でしたね。
ロゥリィと対峙していたのは、ハーディの使徒、ジゼルさんでした。
彼女はロゥリィに対抗しているのか白ゴスを着ていますね。
ヤオたちダークエルフはハーディを信仰しているので、なんで祈りに答えてくれなかったとジゼルに聞いていましたね。
しかし、悲しい回答を得てしまいました。
欲望まみれの願いをいちいち聞いてるわけねーだろとすげなく言われてしまいました。
これにはヤオが切れたね、ジゼルに向かって斬りかかりやがったぞ、亜神相手でも躊躇わないね、それほどヤオの信仰心は強かったようだね。
この戦闘ではロゥリィの追撃でヤオは死なずにすみました。
ジゼルは新竜の赤竜と黒竜をつれていたのですが、この二体は自衛隊のファントム戦闘機と自走式榴弾砲によりミンチになりました。
しかし自衛隊強いですね、圧倒的ですね。
ジゼルは新竜を倒した攻撃を伊丹が放ったものだと勘違いしてしまいました、そのまま逃げたので伊丹の変な噂が広まりそうですね。
.
炎竜を倒して自衛隊基地に戻ってみると伊丹には停職と減俸が待っていました。
まあそうだよね、自分の部隊から勝手に離脱して、単独で炎竜退治に出かけたからね。
しかし、規律を破りはしましたが、行動の結果として良い面が多かったですから、表彰されてしまいました。
特地の各勢力から炎竜を退治してくれてありがとねとお礼が舞い込みました。
エルベ藩王国からは爵位まで貰いましたね、伊丹は特地で貴族になりましたね。
ダークエルフからは名誉村民の称号と人の頭ほどの大きなダイヤモンドとヤオの人権を貰いました。
特地では人身売買は一般的のようで、ヤオの売買契約書を渡されましたね、伊丹がヤオの所有者になりました。
ヤオは信仰対象をロゥリィに替えましたね、祈りを聞き届けないハーディに愛想が尽きたようですね。
会話可能な亜神のロゥリィの方が願いを聞いてくれるだけでもましだと考えたようです、進歩的な発想ですね。
最後に新たな任務が与えられましたね。
隊長を解任されて、特地の資源の在りかを探る任務に就くことになりました。
部隊を持つことは無いようで現地人を雇うようですね。
伊丹にはロゥリィ、レレイ、テュカ、ヤオが居るので問題は無さそうだね。
.
日本と帝国の交渉は外務省から派遣された菅原とピニャが行っていました。
日本との戦争を回避させる為に主戦派を切り崩しに掛かっていました。
帝国内にも思惑が複雑に入り組んでいますね。
第一王子のゾルザルの性奴隷であるヴォ―リアバニーが良からぬ事を企んでいるようですね。
テューレと言う彼女は族長だったようですが、部族を守る為にゾルザルの性奴隷になっていました。
彼女はゾルザルを褒めて、励まし、自分が天才なんだと思い込ませ、皇帝にしようとしていました。
ゾルザルはテューレを信じているようですが、騙されているみたいだね。
テューレは帝国が戦争を続ける事を願っていました。
恐らくですがテューレの放った稚拙な謀略で柳田とデリラが負傷する事になりました。
デリラはアルヌス村の食堂でメイドをしながらフォルマル伯爵家の密偵を兼任してたようですね。
フォルマル伯爵家からの命令で特地に拉致されていた日本人女性を殺す任務を受けました。
紀子と言うのですが彼女はゾルザルに捕まり性奴隷になってました。
それを知った伊丹と菅原はゾルザルをぶっ飛ばしました。
ゾルザルから他にも拉致した人が居ないか聞き出す為に栗林(巨乳で小柄な女性)にゾルザルを尋問させました。
まーこれが凄まじかったね、ゾルザルは前歯無くなったよ、ここまでするなら、ゾルザルのあれもちょん切れば良かったのにね。
デリラは現在の状況からみておかしいなと思いながらも伯爵家への忠誠心から任務を遂行する事になりましたが、偶然居合わせた柳田に阻止されました。
二人は入院したようですね。
これに対して自衛隊はカウンター攻撃を開始しました。
特地の各勢力は軍事力だけでなく情報戦でも負けているようなので、近いうちにテューレの陰謀は露見するのだろうね。
彼女は生き残りのヴォ―リアバニーに部族を売ったと恨まれているようなので、リンチは必至だね。
彼女も生き延びる為とはいえ、相手にしてはいけないのに喧嘩を売ってしまったね。
AmazonLink: ゲ-ト: 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (2(炎龍編))
事の起こりはロゥリィにありそうだね。
彼女を妻にしたいと考えているハーディという女神の使徒がロゥリィに勝つために炎竜を目覚めさせて水竜と交配させたんだね。
生まれた幼竜を従えていました。
単騎ではロゥリィに勝てないので勝つための手段として幼竜を育てたんだね。
利口なやり方だとは思いますが、炎竜を目覚めさせられた他の種族は迷惑でしたね。
炎竜は休眠期と活動期が数百年単位でやってくるようでした。
今回、活発に活動していた炎竜が目覚めるのは数十年は先の予定だったようだね。
各地に餌を求めて各種族の村を襲っていました。
レレイのゴダ村やテュカの森を襲ったのもこの炎竜でした。
そう考えるとハーディが悪いみたいだね。
.
村を襲われて村人が自分以外は全滅してしまったテュカはトラウマを抱える事になりました。
死んだはずの父親が生きていると思い込む事で精神の均衡を図っていました。
彼女は休日になると亡き父を探して街をうろついていました。
黒川さんはテュカに真実を伝えて彼女を立ち直らせるべきだと主張していましたが、隊長である伊丹が止めました。
自分たちはいつ異世界から撤退するかも分からんのに無責任な事するなと戒めていました。
伊丹はテュカの逃避行動に付き合い、彼女の父親を演じる事になりました。
二人は父娘として暮らし始めましたが、表面的には上手く行っている感じでしたが、冷静になると娘の方が年上なんだよね。
伊丹はテュカの父親を知らないので頑張って演技していたのですが、テュカの中に齟齬が生じてしまい彼女は頭痛に苦しむ事になりました。
.
テュカの問題が発生している頃にダークエルフのヤオさんが「みどりの人」を探してアルヌス村にやってきました。
彼女は運の無さが半端ない人で、捜し求めていた伊丹に出会いましたが、最悪なものとなりました。
食堂でロゥリィと飲んでいた伊丹に出会えたのですが、ヤオはロゥリィの容姿から幼気な少女に無理やり酒を飲ませる悪漢だと思ったようです。
剣を伊丹に突き付けてロゥリィを助けようとしていました。
伊丹は当然隙をついて逃げましたが、伊丹よりもロゥリィの機嫌を大きく損なう事になりました。
このときロゥリィには野望があったんだよ。
酔った振りをして伊丹にベッドまで運んでもらい、なし崩し的にエロ展開に持ち込もうと画策していたんだよね。
しかしヤオの介入で計画が瓦解してしまいました。
考えようによってはヤオは伊丹の恩人なのかもしれないね。
.
ヤオは不幸なれしているようで、失敗にめげずに自衛官を相手に村を救う為に出兵してねとお願いして回りました。
しかし、ヤオの村は帝国の国境線の外側、エルベ藩王国の領内にありました。
付いてないね本当に。
ヤオにお願いされた自衛官の誰もが彼女の悲痛な訴えに答えてあげたい気持ちでしたが、未だに帝国との講和はなっていません。
未だに帝国とは戦争状態なんだよね。
そんな状態で国境線を超えて他国に進軍することは戦争行為になるので出兵は出来ないと狭間陸将が判断しました。
彼としてもヤオの願いを聞いてあげたいけど、部下を少数で派兵して死んで来いとは言えないんだよね、彼も辛そうだったね。
.
そんなヤオに伊丹と仲良しの(表面的には反発しているけどね)柳田が入れ知恵しました。
ヤオにテュカがトラウマ抱えていて、その原因が炎竜にあると教えました。
ヤオはテュカに真実(テュカの父親は炎竜に殺されて既に亡くなっている)敵を討つには炎竜を倒すしかないと言い募りました。
これでテュカのトラウマは悪化して伊丹を父親と認識するようになりました。
柳田は各地の資源調査を隠れみのにして伊丹の偵察部隊で炎竜を倒して来いよと言ってくれましたが、伊丹は私情に部下を巻き込む事が出来ずに悶々としていました。
精神的に参っていた伊丹は自衛隊がアルヌスに敷設して診療施設にいる精神科医に相談に行きました。
テュカのトラウマを解消する方法を聞きに行きましたが、場合によるので、これだという解決策は無いよと言われました。
施設のベンチで黄昏ていた伊丹はエルベ藩王国の国王デュランと出会いました。
デュランは長い療養生活で退屈しているのか、それとも日本語を理解したいのか、積極的に話しかけてきました。
伊丹はデュランにテュカの問題を話してどうすればいいか相談していました。
デュランは危険と分かっていても進まなければならないときがあると助言してくれました。
.
この出会いで色々と状況が動起き始めたね!!
デュラン国王は今まで自分の身分を明かしていなかったんだけど、自分の身分を明かしてエルベ藩王国と日本の間で交渉を始めました。
伊丹はドラゴン退治に赴く事を決めたようです。
自分の部下を連れていけないので、テュカと二人で出かけようとしていましたが、これにロゥリィ、レレイ、ヤオが同行する事になりました。
柳田が伊丹の人望の厚さを大層羨んでいましたね、なんでお前には協力してくれる人がポンポン現れるんだよー!
柳田は真面目に出生を目指して地道に努力しているようだからね、綱渡り的に勲功を上げる伊丹が羨ましいみたいだね。
しかも、自分には伊丹の真似は出来ないと分かっている感じが切ないな、頑張って欲しいね。
.
同行する事になったロゥリィが伊丹と眷属契約をしていました。
これが今回の最大のボーナスじゃないかな。
攻撃を受けた時に本来なら重症を負う傷をロゥリィが肩代わりしてくれる契約のようですよ。
彼女の伊丹への興味は本物のようだね。
彼女はあと四十年程で肉の体から解脱して本物の神様になるようです、最後の時期を伊丹と共に過ごすつもりのようですね。
.
問題の炎竜とは炎竜が留守の間に巣穴に忍び込み爆薬を設置して爆破処理する作戦を立てました。
伊丹らしい安全第一の策ですね。
巣穴への侵入と爆弾の設置は上手く行ったのですが、設置が終わった時に炎竜が帰ってきてしまいました。
本来の作戦では地下や洞窟などの地の中に入りたく無いロゥリィが巣の外で周囲を警戒して炎竜が戻ったら無線機で知らせる手はずでした。
しかし、電波が届きませんでしたね。
唐突に炎竜との決戦に突入していきました。
事前にダークエルフにはLAMの使い方を教えたのですが緊急時で慌てた彼らは操作手順を守れずに意味の無い攻撃や同士討ちで死んでいきました。
ヤオの村から八人のダークエルフが同行してきましたが全員死んでしまいました。
苦境の中でも伊丹は意外に冷静でしたね、仲間が死んでいくのですが無意味な救助とかしないですね、プロですね。
炎竜を倒す事だけを考えて行動していました。
ピンチの中でもレレイが魔法で攻撃していましたね、彼女は戦闘中にどうやれば炎竜に痛撃を与えられるかを考えながら魔法の発動方法を工夫していました。
レレイの感情的な姿が見れましたね、彼女は昂ると口が悪くなるね「死ね、くそったれのトカゲ野郎」と罵倒しながら魔法を発動していました。
レレイの放った魔法は凄かったよ、炎竜の巣に落ちていた負けて死んだ勇者たちの遺物の聖剣とか魔剣とかを炎竜の頭上に浮かべてから、魔法の爆風を炎竜に打ち込みました。
ダークエルフのLAMを使っての特攻で大ダメージを受けていた炎竜は翼を広げて空へ飛び立とうとしていたのですが、レレイの魔法が翼を引き裂きました。
レレイは冷静でしたね。
逃げられなくなった炎竜にテュカが雷撃の魔法を打ち込みました。
それが炎竜とその足元に埋まった爆弾に流れて爆弾が起爆しました。
炎竜はバラバラに砕けて倒されました。
うーん、今回の殊勲はレレイじゃないかな。
.
爆発の瞬間に洞窟の竪穴に生き残った伊丹、レレイ、テュカ、ヤオが飛び込みました。
落下先では死にそうに見えるロゥリィが居ました。
腕とか千切れそうでしたが、これは伊丹が受けるはずだった傷を肩代わりした結果でしたね。
ロゥリィと対峙していたのは、ハーディの使徒、ジゼルさんでした。
彼女はロゥリィに対抗しているのか白ゴスを着ていますね。
ヤオたちダークエルフはハーディを信仰しているので、なんで祈りに答えてくれなかったとジゼルに聞いていましたね。
しかし、悲しい回答を得てしまいました。
欲望まみれの願いをいちいち聞いてるわけねーだろとすげなく言われてしまいました。
これにはヤオが切れたね、ジゼルに向かって斬りかかりやがったぞ、亜神相手でも躊躇わないね、それほどヤオの信仰心は強かったようだね。
この戦闘ではロゥリィの追撃でヤオは死なずにすみました。
ジゼルは新竜の赤竜と黒竜をつれていたのですが、この二体は自衛隊のファントム戦闘機と自走式榴弾砲によりミンチになりました。
しかし自衛隊強いですね、圧倒的ですね。
ジゼルは新竜を倒した攻撃を伊丹が放ったものだと勘違いしてしまいました、そのまま逃げたので伊丹の変な噂が広まりそうですね。
.
炎竜を倒して自衛隊基地に戻ってみると伊丹には停職と減俸が待っていました。
まあそうだよね、自分の部隊から勝手に離脱して、単独で炎竜退治に出かけたからね。
しかし、規律を破りはしましたが、行動の結果として良い面が多かったですから、表彰されてしまいました。
特地の各勢力から炎竜を退治してくれてありがとねとお礼が舞い込みました。
エルベ藩王国からは爵位まで貰いましたね、伊丹は特地で貴族になりましたね。
ダークエルフからは名誉村民の称号と人の頭ほどの大きなダイヤモンドとヤオの人権を貰いました。
特地では人身売買は一般的のようで、ヤオの売買契約書を渡されましたね、伊丹がヤオの所有者になりました。
ヤオは信仰対象をロゥリィに替えましたね、祈りを聞き届けないハーディに愛想が尽きたようですね。
会話可能な亜神のロゥリィの方が願いを聞いてくれるだけでもましだと考えたようです、進歩的な発想ですね。
最後に新たな任務が与えられましたね。
隊長を解任されて、特地の資源の在りかを探る任務に就くことになりました。
部隊を持つことは無いようで現地人を雇うようですね。
伊丹にはロゥリィ、レレイ、テュカ、ヤオが居るので問題は無さそうだね。
.
日本と帝国の交渉は外務省から派遣された菅原とピニャが行っていました。
日本との戦争を回避させる為に主戦派を切り崩しに掛かっていました。
帝国内にも思惑が複雑に入り組んでいますね。
第一王子のゾルザルの性奴隷であるヴォ―リアバニーが良からぬ事を企んでいるようですね。
テューレと言う彼女は族長だったようですが、部族を守る為にゾルザルの性奴隷になっていました。
彼女はゾルザルを褒めて、励まし、自分が天才なんだと思い込ませ、皇帝にしようとしていました。
ゾルザルはテューレを信じているようですが、騙されているみたいだね。
テューレは帝国が戦争を続ける事を願っていました。
恐らくですがテューレの放った稚拙な謀略で柳田とデリラが負傷する事になりました。
デリラはアルヌス村の食堂でメイドをしながらフォルマル伯爵家の密偵を兼任してたようですね。
フォルマル伯爵家からの命令で特地に拉致されていた日本人女性を殺す任務を受けました。
紀子と言うのですが彼女はゾルザルに捕まり性奴隷になってました。
それを知った伊丹と菅原はゾルザルをぶっ飛ばしました。
ゾルザルから他にも拉致した人が居ないか聞き出す為に栗林(巨乳で小柄な女性)にゾルザルを尋問させました。
まーこれが凄まじかったね、ゾルザルは前歯無くなったよ、ここまでするなら、ゾルザルのあれもちょん切れば良かったのにね。
デリラは現在の状況からみておかしいなと思いながらも伯爵家への忠誠心から任務を遂行する事になりましたが、偶然居合わせた柳田に阻止されました。
二人は入院したようですね。
これに対して自衛隊はカウンター攻撃を開始しました。
特地の各勢力は軍事力だけでなく情報戦でも負けているようなので、近いうちにテューレの陰謀は露見するのだろうね。
彼女は生き残りのヴォ―リアバニーに部族を売ったと恨まれているようなので、リンチは必至だね。
彼女も生き延びる為とはいえ、相手にしてはいけないのに喧嘩を売ってしまったね。
成分 | 美少女 | ラッキースケベ | ハーレム | 恋愛 | 戦闘 | 謀略 | 政治 |
評価 | AAA | A | A | C | AA | A | AA |
AmazonLink: ゲ-ト: 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (2(炎龍編))
コメント
コメントを投稿