ラノベの感想) 不完全魔王のチート殺し 第1巻 (講談社ラノベ文庫)
全裸の幼女に出会いましたね、彼女は自分を神と名乗り異世界に転送すると言ってきました!!
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転送先では素晴らしい出会いが待ってましたね。
異世界から飛ばされてきた、桐ヶ崎束彩(きりがさき つかさ)は下着姿で祈りを捧げる美少女の股の間に転送されてきましたね。
気が付いたら、目の前に白いパンツがありました!!
下着姿の美少女は蒼井瑠璃梨(あおい るりり)と言うそうです。
彼女は突如現れた束彩を不審人物と思い空間から聖剣を取り出し斬りかかってきました。
しかし聖剣が天井に刺さってしまい盛大に転ぶね!?
何とか彼女を宥めた束彩は瑠璃梨からこの世界の仕組みを説明されていました。
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この世界は勇者が居て争いが少ない平和な世界のようです。
しかも人々の役割が規定されていて決まった事しかできないようなんだよね。
瑠璃梨が祈っていたのは、そんな世界を壊して欲しいとの願いを懸けていたんだね。
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この世界の人は誰もが聖剣を召還出来て何らかの能力を持っているとの事でした。
しかも聖剣の能力を使って明かりを灯したり、お湯を沸かしたりしているそうなんだよね。
聖剣が社会基盤となっているんだよね。
聖剣、便利すぎですね!!
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一見、素晴らしい世界のように思えましたが、トンデモナイ落とし穴がありましたね。
世界の破壊を願うくらいなので瑠璃梨は能力を持っていませんでした。
彼女の聖剣には何の能力も無いそうです。
そんな瑠璃梨ですが、自分らしい何かがしたい、物語の主人公になりたいとの願望を持っていました。
しかし無能力者ですからね、何かが出来るようになりたいと努力を惜しまないようです。
彼女は学生の身分でしたが成績は良いようですね。
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勇者願望のある瑠璃梨は親切心も大きかったですね。
知り合ったばかりの束彩を泊めてくれました。
彼女は学園の女子寮で暮らしています!!
この彼女の対応には束彩の方が驚いていたね、良いのかよ本当にと聞いてしまったね。
しかし瑠璃梨には秘策があったのね。
彼女は寝る前に束彩を亀甲縛りで縛り上げて眠る事にしました。
束彩は動けないので不埒な真似はできませんね、これは安心だ。
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束彩は瑠璃梨が学園に行っている間に街を散策しました。
そこは世界の果てが目視できてしまう箱庭のような世界でしたね。
道に迷ってしまったのですが、そこで桜坂陸奥花(さくらさか むつか)に出会いました。
彼女は勇者の側近をしている優等生でした。
彼女は下層民が住む街を巡回している最中でした。
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最初、陸奥花は束彩を怪しむんだけど、束彩が陸奥花を知っていると知ると態度が豹変しますね。
陸奥花は自分が勇者の側近でアイドル的存在だと思っているのね。
束彩が陸奥花をナンパしてきていると勘違いしたようですね。
モテている自分に大満足のようですね。
気分が良かったのか彼女は親切にもこの世界の成り立ち的な話をしてくれましたね。
聖剣に能力が無かった者は下層民として一般人の不満の捌け口になっているようなんだよね。
合理的と言えなくも無いけど嫌な世界だな。
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瑠璃梨が生徒指導室に呼ばれて今後の進路を決められました。
能力の無い彼女は下層になるようですね。
落ち込んでいますね、努力の成果が出なかったのがこたえたようですね。
落ち込んでいる瑠璃梨を束彩は励ましますね、瑠璃梨は自分らしく生きたいと思い、束彩に協力する事になりました。
束彩はこの世界を破壊する任務を帯びた魔王だからね、その計画に加担する事になりました。
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世界を破壊するには勇者に勝つ必要がありました。
しかし聖剣を持っていない束彩は聖剣を授かる場所に潜入する事にしました。
聖剣は聖杯が授けてくれるのですが、聖杯は学園の中に「聖剣の間」と呼ばれる部屋に設置されています。
入るには許可が必要なのですが簡単に許可は下りないようです。
そこで、且つて聖剣の間に侵入しようとした人物に会ってヒントを貰う事にしました。
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その人物との出会いも素敵な体験でしたね。
その人物は「黒き者(アビス)」と呼ばれる世界に反抗する一族の末裔でした。
彼女は夢未ココロ(ゆめみ)と言うんだけど、廃人ゲーマーでしたね。
且つての侵入が失敗に終わり、心が折れたようですね、引き籠ってゲームばかりをしているようでした。
ただしですね、彼女の恰好が素敵過ぎですよ!!
これには驚きました!!
ココロは家の中という事で、下着に毛布を被った姿で応対してくれました。
下着は青と白の縞々ですよ、くー分かってらっしゃる、素晴らしー。
ココロの言い分では着替えるのがメンドクサイので下着で過ごしているらしいね。
寒い場合は毛布にくるまるそうだ。
束彩は下着マントと形容していましたね、良いもの見れてラッキーでした。
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ココロに協力を要請したのですが、束彩が勇者に勝てるか分からないので嫌だねと言われましたが、束彩と瑠璃梨が説得を続けると面倒臭くなったのね、ココロは束彩が自分に勝てれば協力すると言ってきました。
束彩は何故かそれなりに剣を使えるね、結果は負けてしまいましたがココロは束彩に可能性を感じたようですね。
仲間になってくれました。
ココロは束彩が夢で出会った自称神様と出会っていました。
いつかこの世界を破壊する人物が現れるので待っているようにと言われたようですね。
それが束彩だったのね。
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聖剣の間に侵入して束彩は聖剣を入手する事に成功しました。
手に入れた聖剣の能力は相手の聖剣の能力を反射する事でした。
この能力を上手く使っていく事になります。
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聖剣の間で、見回りをしていた桜坂陸奥花に遭遇しました。
陸奥花と戦う事になりましたが、彼女の能力を反射して彼女を無力化して拘束する事に成功しました。
瑠璃梨の女子寮の部屋に連れて行く事もできないのでココロの家に向かいました。
そこで陸奥花を拷問する事になりました。
ここで瑠璃梨の変態性が輝きましたね、彼女は得意の亀甲縛りで陸奥花を縛り上げます。
そして拷問に移りました。
拷問の道具はフェザースティックでした、くすぐり攻撃で陸奥花から勇者の弱点を聞き出す事にしました。
いやー瑠璃梨がノリノリでしたね、楽しそうにくすぐってますね。
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陸奥花の拷問中に勇者が彼女を助けに来ました。
壁を破壊してカッコよく登場しましたね。
勇者は朽木柾斗っていうイケメンです、こいつが物凄くモテるのよ。
彼には円卓の騎士っていう女子生徒が十三人従っています。
しかも年上、年下と隔たり無く彼のことをお兄様と呼ぶらしい。
義妹が十三人も居るフザケタ野郎なんだよね。
この点に束彩は憤慨していたよね。
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朽木との戦闘は不利な展開から始まりました。
最初は三対一での戦闘だったのですが、朽木は勇者だけに強いですね。
連携して朽木を追い詰めましたが陸奥花が助っ人にやって来て形勢逆転かと思ったら束彩は上手くやりましたね。
陸奥花の能力を反射して朽木を攻撃させました。
意表を突かれた朽木は負けますね、戦闘不能となりました。
陸奥花も最大出力で能力を使ったので気絶しました。
勝ったと思ったら朽木の中から「継承神話(アルペディア)」と呼ばれる精神生命体が出てきました。
アルペディアは勇者と決めた人間に憑依して勇者として振る舞っているようですね。
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出てきたアルペディアはなんと瑠璃梨の中に入りましたね。
勇者になってしまった瑠璃梨は束彩とココロを排除しようとしてきましたね。
どうやら軽く精神支配をされているようですね。
世界に仇なす者として二人を排除して世界を守ろうとしてきました。
瑠璃梨にも勝てたのですが、今度はアルペディアが出てきた時に油断なく破壊しました。
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これで全て解決して他の世界に渡ろうとしましたが、ドジですね。
異世界への扉が開きませんね。
この扉は勇者が触れると鍵が開くみたいですが、肝心のアルペディアを破壊した後だった!!
どうするのとココロと言い合っていましたが、幸いにもアルペディアの破片が残っていたようです。
破片は束彩の中に入り込みました、彼を勇者と認めたようです。
しかし10分1くらいしか存在しないので束彩は精神的に影響を受けていない様子ですね。
束彩に入って来たときにアルペディアと一瞬の会話がありましたね。
彼女も、閉塞しているこの世界に飽きていたようですね、異世界に行くと言う束彩に付いてくる事になりました。
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気絶している瑠璃梨を抱きかかえてココロと三人で異世界への扉を潜りました。
束彩は次の世界に付いて気絶したね。
そこで自称神様から彼女の本当のお願いを聞かされました。
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神様は三姉妹なんだそうです。
長女クトロさん過去と創造の神、次女ラケシスさん現在と調和の神、三女アトロポス未来と破壊の神、だそうです。
束彩を召還したのはアトロポスちゃんでした。
元々は三人で二十六個の世界を作り個別に行く末を観察したかったそうです。
それがアルペディアの力を得てしまった人間が一つに繋げてしまい連環世界にしてしまったそうです。
勇者が居る世界で平和すぎるので一度覆す必要があるんだとか。
束彩は元々ある自殺した少女がノートに書いた妄想上の魔王でした。
現状に不満を持ちつつそれを覆す方法が分からない彼女が話相手として束彩を作ったみたいです。
彼女の死後、束彩が書かれたノートは多数の人間の間を転々として束彩は付喪神になったみたいです。
適正十分な束彩は世界を覆す魔王としてアトロポスに召還されたんだね。
束彩はアトロポスのお願いを聞き入れる事にしたんだね。
次の世界はどんな世界なんだろうね、楽しみですね。
成分 | 美少女 | 変態性 | 勇者の能力 | 魔王の能力 | 戦闘 | ラッキースケベ |
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