ラノベの感想) 六花の勇者 第2巻 (集英社スーパーダッシュ文庫)
レーベル:ダッシュエックス文庫
発行日:2012/4/30
著者:山形石雄
イラスト:宮城
ISBN:978-4-08-630671-3
モーラが凶魔の三人の統領の一人テグネウに操られていた事が判明しました。
テグネウは卑劣な手段を取っていましたね、しかも狡猾でした。
六花の勇者が選ばれる前にモーラに接触してきました。
意外な事ですがモーラは結婚していましたね、子供もいます。
モーラの愛する娘、シェラニーに寄生虫を植え付けました。
テグネウの操作で寄生虫がシェラニーの心臓を破壊して殺す事が出来る状態になっていました。
シェラニーを助けたいだろとモーラを恫喝して、彼女に六花の勇者を一人殺す事を承諾させました。
モーラはテグネウとの取引現場に言葉の聖者、を同行させてテグネウとの取引を優位に運ぼうとしました。
言葉の聖者に誓いをたてさせて取引を行う事になりました。
言葉の聖者に対して行った誓いを反故にすると、誓いを立てたときに述べた罰則が実行される事になります。
この言葉の聖者の能力を使ってモーラはテグネウが自分に対して嘘を吐けなくしました。
テグネウとの取引はモーラが六花の勇者を一人殺せばシェラニーに仕込んだ寄生虫を殺して無効化するというものでした。
テグネウからの要求も出て、期限を付ける事になりました、魔神の復活から22日後までに六花の勇者を一人殺すこととしました。
追加条件としてモーラが、
22日後までにテグネウが殺された場合はシェラニーは解放される。
22日後までテグネウの配下の凶魔にシェラニーを襲わせない。
テグネウが、
六花の勇者を殺す前にモーラが死んだ場合はシェラニーを殺す。
六花の勇者に選ばれた後にモーラが自殺した場合は約束を果たしたとは認めない。
を追加しました。
モーラの自殺を認めないという条件が良く分かりませんね?
六花の勇者を減らしたいなら黙って自殺してくれた方が好都合に思えるけどね。
テグネウが約束を守るとは思えなかったので、モーラに嘘をつかない事と、嘘をついた場合は、テグネウは死に、その時にシェラニーの寄生虫を殺す事を誓わせました。
モーラはテグネウが自分に嘘をつかないと思い込んでしまいました。
.
当初モーラは22日以内にテグネウを殺す事を考えたようですね、自己の鍛錬を繰り返したようです。
真っ当だと思いますが、彼女はそれだけではありませんでした。
モーラは六花の勇者を殺す算段を考えていました。
鮮血の聖者に選ばれたロロニアを育て一度死んだ人間を生き返らせる技術を習得させました。
モーラがロロニアを内弟子のような扱いで万天神殿で修行させたのはその為でした。
ロロニアは非凡な才能がありモーラの求める技術を身につける事ができました。
.
ロロニアは普段はオドオドしている、気弱な少女ですが、戦闘になると一変しました。
物凄く汚い罵り言葉を叫びながら凶魔を殺していきます。
これは塩の聖者と共に修行した成果でした。
ロロニアは攻撃力も修行で上がったのですが、気が弱く戦闘になるとビビってしまいました。
そこで相手を罵り、怒りで戦う気分に自己を切り替える手段を考えついたようです。
ハンスが特に驚いていましたね、口汚すぎるよ。
.
魔哭領に入り、本格的な戦闘が始まるかと思ったら意外と静かな感じでした。
凶魔たちを倒しながら一輪の聖者が残した安全地帯、永の蕾を目指しました。
一息にそこまで移動しないで、途中にあった見晴らしの良い場所でフレミーから凶魔についての解説が入りました。
そこにテグネウが単騎で奇襲を掛けてきました。
これには六花も驚いていましたね。
フレミーの話ではテグネウは凶魔全体の四割を率いていて、彼の配下はテグネウが死ぬと烏合の衆になってしまうと言っていましたから。
しかし予想以上にテグネウは強かったですね。
全員で攻撃してもへっちゃらでしたね。
これだけ強いのに策を弄そうとしているんだよね。不思議と言えば不思議ですね。
初戦はテグネウを逃がす結果になりましたがモーラにプレッシャーを掛けてきましたね。
君にはもう時間が無いよと言ってきましたね。
後、2日しか残されてないぞと言っていました。
これにはモーラもおかしいと思い始めました。
魔神が復活してからの経過日数が合いません!!
.
焦るモーラに対して、テグネウが仕掛けをバラしてきましたね。
嫌な奴だね本当に。
テグネウは他人の筆跡をまねる特技を持っていました、何年も練習したんだと自慢気でした。
テグネウはモーラの筆跡をまねて塩の聖者に手紙を出していました。
魔神が復活してから15日でシェラニーに巣くっている寄生虫が毒をはていシェラニーを凶魔に変える、凶魔に変わってしまえば殺せなくなるので、そうなる前にシェラニーを殺してくれとお願いする手紙を出していました。
塩の聖者ウィロンは少々頭が悪いとテグネウに言われていましたね。
ウィロンの言動を考えるとたしかにバカかも知れないけど凶魔にバカ呼ばわりされていると知ったら怒るだろうな。
これでいよいよモーラは追い詰められてしまいました。
.
モーラは六花を殺す作戦を実行する事になりました。
作戦は良く練られたものでしたね。
当初はアドレットを殺す事を意図していたようです。
殺してから生き返らせる必要があるので、凶魔とのハーフのフレミーは対象外になります。
チャモも体力が無いので蘇生に耐えられそうも無いので候補から外しました。
冷静ですね、怖いくらいだ。
残った、ゴルドフ、ハンス、アドレットの中で戦闘能力が最低のアドレットを狙うつもりでした。
モーラ、ロロニア、殺害対象が一緒に居る必要がありました。
しかし、ハンスがモーラを疑っていたのか、ロロニアを連れてモーラの前に現れてしまいました。
やむなくモーラはハンスとの戦闘を始めました。
モーラは山の聖者で強いと思っていたのですがハンスはそれを凌駕していました。
ハンスがモーラを追い詰めていきました。
ハンスは最後まで慎重です、大技を出しては来ませんでした。
モーラは背後から迫るハンスに体当たりします。
体でハンスの刀を受けてハンスを押し倒しました、その時にハンスの左手首の関節を外しますね、これは凄いですね。
モーラはハンスの頸動脈を切ってハンスを失血死させました。
ハンスは一回死んだようですね、駆けつけたアドレットが六花の紋章を確認すると一枚消えていました。
.
死んだハンスをロロニアが蘇生しました。
流れ出したハンスの血液を集めて、不純物を取り除きハンスに注入しました。
心臓の止まっているハンスに対して体に残っていた血液を操作して脳に血液を送り続けていました。
ロロニアを手伝いアドレットは人工呼吸を施しハンスを蘇生させました。
ハンス残念、女の子が人工呼吸してくれなかった!!
.
生き返ったハンスを交えて、テグネウの正体の検証をしていました。
アドレットはハンス、ロロニア、ゴルドフを連れてテグネウの正体を推測する物証を探していました。
この行動がモーラのハンス殺害計画を助けましたが、アドレットにも成果はありました。
アドレットはテグネウが頻繁に食べているイチジクに注目しました。
果物だと思っていたのですが、イチジクは凶魔の一部でした。
過去の六花が残した文献に自身の一部を食べさせて、食べた凶魔を使役する支配型の凶魔が居ると書かれていました。
どうやらテグネウは支配型でイチジクを食べていた背中に三枚の羽をもつ凶魔は使役されるだけの存在だったようです。
これでアドレットが用意した凶魔を確実に殺せる聖者の血液を塗装した杭を刺しても死ななかった説明が付きますね。
モーラに自身が七人目の勇者だと嘘を吹き込んだのにも納得ですね。
これにより、テグネウだと思われていた凶魔はモーラに嘘を付いたので死んでしまいました。
併せてシェラニーに巣くっていた寄生虫も死にました。
.
どうやらモーラを操っていたのは六花を疑心暗鬼に陥らせて戦闘力を低下させる狙いがあったようですね。
しかも目的を果たしたモーラを六花が処刑するのを期待していたみたいですね。
アドレットがテグネウの正体を見破った事により、モーラが本物の六花だと証明されました。
死んだ時に紋章が消えたのでハンスも本物と認定されるかと思ったらそうはならなかったね。
七人目の紋章がどのように働くか不明なので、仲間の誰かが死んで紋章が消えなかった場合のみ、そいつが七人目だと証明されるようだね。
.
ゴルドフの行動が不振なんだよね。
彼はアドレットがテグネウの正体を掴む為の探索に同行したのだけど、見つけた凶魔を拷問していました。
素手で凶魔を解体しながら拷問したようです、初めてだったので上手くできなかったとぼやいていました。
おかしいな行動でしたが、拷問中に聞き出した凶魔の発言がアドレットに大きなヒントを与えました。
凶魔は「テグネウ様の力を持ってすれば」と発言しました。
状況から考えてテグネウ様ならと言わなければおかしいとアドレットは考えました、冴えてる、本当に冴えているね。
アドレットは地上最強と自称していますが、知力は最高なのかもしれないね。
発言がバカっぽいので武力自慢かと思ったら、とんだ知恵者だね。
.
行方をくらませたナッシェタニアは三統領の一人ドズーと合流していました。
フレミーの解説ではドズーは凶魔の離反者だそうです。
ナッシェタニアは人間と凶魔の共存を志向していましたが、ドズーも同じ考えなのかな?
ドズーが「世界は私たちの勝利を望んでいるのです」と言うと、ナッシェテニアが「私たちの手で、世界を作り替えるのです」と言っているので一枚岩なのか?
ドズーとナッシェタニアがどこで出会ったのか気になるところだね。
.
テグネウが七人目に今は動くなとの命令を伝えるように配下に指示していたね。
ってこは、六花側はナッシェタニアがテグネウと組んでいると思っているけど、七人目は他に居るんだよね。
まさかナッシェタニアはドズーまでも裏切っているのかな?
それともゴルドフが七人目なのかな?
彼はまだナッシェタニアの事を考えているようなんだよね?
七つ目の紋章はテグネウが入手したようなので七人目とテグネウが組んでいるのは間違いないと思うけどね。
一体誰なんだろうね?
今のところ、アドレット、フレミー、モーラは違いそうだよね。
殺されたハンスも外していいかな。
ゴルドフが怪しいかな、ナッシェタニアは違うようだからね、彼女が七人目だと、パーティ内に八人目が居る事になるからね。
.
モーラは魔神退治の旅に同行する事になりましたが、気落ちしていますね。
まあ当然ですが、聖者になっていたので自分が外道だとは考えていなかっただろうからね。
テグネウには最高の外道とか呼ばれてたけどね、やった行為を考えると確かにモーラは外道なんだよね。
結局、目論見は成功したので、賢者と言えなくも無いか?いや、どちらかと言うと悪知恵の類かな。
今まではモーラが暴走気味のチャモを止めてくれていましが、今後は無理っぽいですよ。
ハンスを殺した時に一番激怒したのはチャモでした、一度裏切りとも思える行為をしたのでモーラの評価はチャモの中で下がったようですね。
アドレットはリーダーになりつつありますね、モーラの行いを裏切り行為では無い、追い詰められた状況の中でテグネウを倒そうとしたので六花を裏切っていないと主張していました。
最大の被害を被ったハンスはモーラに対して、魔神を倒した後で万天神殿の蓄財を寄越せと主張しました。
モーラもそれに応じるようですね、生き残って戻れればハンスは大金持ちになれそうですね。
うん、これって死亡フラッグっぽくないですかね?
モーラを簡単に許す事は出来ないが、殺しても仕方ないので迷った末の要求かもな、ハンスは殺し屋ですが悪人では無さそうだぞ。
気落ちしたモーラが自信と信頼を取り戻せるかに注目だ。
愛弟子のロロニアもガッカリ感を感じていますね、育ててくれてありがとう発言がありました。
前途多難な感じですね。
注目なのは未だに七人目が分からない事だよね。
.
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発行日:2012/4/30
著者:山形石雄
イラスト:宮城
ISBN:978-4-08-630671-3
モーラが凶魔の三人の統領の一人テグネウに操られていた事が判明しました。
テグネウは卑劣な手段を取っていましたね、しかも狡猾でした。
六花の勇者が選ばれる前にモーラに接触してきました。
意外な事ですがモーラは結婚していましたね、子供もいます。
モーラの愛する娘、シェラニーに寄生虫を植え付けました。
テグネウの操作で寄生虫がシェラニーの心臓を破壊して殺す事が出来る状態になっていました。
シェラニーを助けたいだろとモーラを恫喝して、彼女に六花の勇者を一人殺す事を承諾させました。
モーラはテグネウとの取引現場に言葉の聖者、を同行させてテグネウとの取引を優位に運ぼうとしました。
言葉の聖者に誓いをたてさせて取引を行う事になりました。
言葉の聖者に対して行った誓いを反故にすると、誓いを立てたときに述べた罰則が実行される事になります。
この言葉の聖者の能力を使ってモーラはテグネウが自分に対して嘘を吐けなくしました。
テグネウとの取引はモーラが六花の勇者を一人殺せばシェラニーに仕込んだ寄生虫を殺して無効化するというものでした。
テグネウからの要求も出て、期限を付ける事になりました、魔神の復活から22日後までに六花の勇者を一人殺すこととしました。
追加条件としてモーラが、
22日後までにテグネウが殺された場合はシェラニーは解放される。
22日後までテグネウの配下の凶魔にシェラニーを襲わせない。
テグネウが、
六花の勇者を殺す前にモーラが死んだ場合はシェラニーを殺す。
六花の勇者に選ばれた後にモーラが自殺した場合は約束を果たしたとは認めない。
を追加しました。
モーラの自殺を認めないという条件が良く分かりませんね?
六花の勇者を減らしたいなら黙って自殺してくれた方が好都合に思えるけどね。
テグネウが約束を守るとは思えなかったので、モーラに嘘をつかない事と、嘘をついた場合は、テグネウは死に、その時にシェラニーの寄生虫を殺す事を誓わせました。
モーラはテグネウが自分に嘘をつかないと思い込んでしまいました。
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当初モーラは22日以内にテグネウを殺す事を考えたようですね、自己の鍛錬を繰り返したようです。
真っ当だと思いますが、彼女はそれだけではありませんでした。
モーラは六花の勇者を殺す算段を考えていました。
鮮血の聖者に選ばれたロロニアを育て一度死んだ人間を生き返らせる技術を習得させました。
モーラがロロニアを内弟子のような扱いで万天神殿で修行させたのはその為でした。
ロロニアは非凡な才能がありモーラの求める技術を身につける事ができました。
.
ロロニアは普段はオドオドしている、気弱な少女ですが、戦闘になると一変しました。
物凄く汚い罵り言葉を叫びながら凶魔を殺していきます。
これは塩の聖者と共に修行した成果でした。
ロロニアは攻撃力も修行で上がったのですが、気が弱く戦闘になるとビビってしまいました。
そこで相手を罵り、怒りで戦う気分に自己を切り替える手段を考えついたようです。
ハンスが特に驚いていましたね、口汚すぎるよ。
.
魔哭領に入り、本格的な戦闘が始まるかと思ったら意外と静かな感じでした。
凶魔たちを倒しながら一輪の聖者が残した安全地帯、永の蕾を目指しました。
一息にそこまで移動しないで、途中にあった見晴らしの良い場所でフレミーから凶魔についての解説が入りました。
そこにテグネウが単騎で奇襲を掛けてきました。
これには六花も驚いていましたね。
フレミーの話ではテグネウは凶魔全体の四割を率いていて、彼の配下はテグネウが死ぬと烏合の衆になってしまうと言っていましたから。
しかし予想以上にテグネウは強かったですね。
全員で攻撃してもへっちゃらでしたね。
これだけ強いのに策を弄そうとしているんだよね。不思議と言えば不思議ですね。
初戦はテグネウを逃がす結果になりましたがモーラにプレッシャーを掛けてきましたね。
君にはもう時間が無いよと言ってきましたね。
後、2日しか残されてないぞと言っていました。
これにはモーラもおかしいと思い始めました。
魔神が復活してからの経過日数が合いません!!
.
焦るモーラに対して、テグネウが仕掛けをバラしてきましたね。
嫌な奴だね本当に。
テグネウは他人の筆跡をまねる特技を持っていました、何年も練習したんだと自慢気でした。
テグネウはモーラの筆跡をまねて塩の聖者に手紙を出していました。
魔神が復活してから15日でシェラニーに巣くっている寄生虫が毒をはていシェラニーを凶魔に変える、凶魔に変わってしまえば殺せなくなるので、そうなる前にシェラニーを殺してくれとお願いする手紙を出していました。
塩の聖者ウィロンは少々頭が悪いとテグネウに言われていましたね。
ウィロンの言動を考えるとたしかにバカかも知れないけど凶魔にバカ呼ばわりされていると知ったら怒るだろうな。
これでいよいよモーラは追い詰められてしまいました。
.
モーラは六花を殺す作戦を実行する事になりました。
作戦は良く練られたものでしたね。
当初はアドレットを殺す事を意図していたようです。
殺してから生き返らせる必要があるので、凶魔とのハーフのフレミーは対象外になります。
チャモも体力が無いので蘇生に耐えられそうも無いので候補から外しました。
冷静ですね、怖いくらいだ。
残った、ゴルドフ、ハンス、アドレットの中で戦闘能力が最低のアドレットを狙うつもりでした。
モーラ、ロロニア、殺害対象が一緒に居る必要がありました。
しかし、ハンスがモーラを疑っていたのか、ロロニアを連れてモーラの前に現れてしまいました。
やむなくモーラはハンスとの戦闘を始めました。
モーラは山の聖者で強いと思っていたのですがハンスはそれを凌駕していました。
ハンスがモーラを追い詰めていきました。
ハンスは最後まで慎重です、大技を出しては来ませんでした。
モーラは背後から迫るハンスに体当たりします。
体でハンスの刀を受けてハンスを押し倒しました、その時にハンスの左手首の関節を外しますね、これは凄いですね。
モーラはハンスの頸動脈を切ってハンスを失血死させました。
ハンスは一回死んだようですね、駆けつけたアドレットが六花の紋章を確認すると一枚消えていました。
.
死んだハンスをロロニアが蘇生しました。
流れ出したハンスの血液を集めて、不純物を取り除きハンスに注入しました。
心臓の止まっているハンスに対して体に残っていた血液を操作して脳に血液を送り続けていました。
ロロニアを手伝いアドレットは人工呼吸を施しハンスを蘇生させました。
ハンス残念、女の子が人工呼吸してくれなかった!!
.
生き返ったハンスを交えて、テグネウの正体の検証をしていました。
アドレットはハンス、ロロニア、ゴルドフを連れてテグネウの正体を推測する物証を探していました。
この行動がモーラのハンス殺害計画を助けましたが、アドレットにも成果はありました。
アドレットはテグネウが頻繁に食べているイチジクに注目しました。
果物だと思っていたのですが、イチジクは凶魔の一部でした。
過去の六花が残した文献に自身の一部を食べさせて、食べた凶魔を使役する支配型の凶魔が居ると書かれていました。
どうやらテグネウは支配型でイチジクを食べていた背中に三枚の羽をもつ凶魔は使役されるだけの存在だったようです。
これでアドレットが用意した凶魔を確実に殺せる聖者の血液を塗装した杭を刺しても死ななかった説明が付きますね。
モーラに自身が七人目の勇者だと嘘を吹き込んだのにも納得ですね。
これにより、テグネウだと思われていた凶魔はモーラに嘘を付いたので死んでしまいました。
併せてシェラニーに巣くっていた寄生虫も死にました。
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どうやらモーラを操っていたのは六花を疑心暗鬼に陥らせて戦闘力を低下させる狙いがあったようですね。
しかも目的を果たしたモーラを六花が処刑するのを期待していたみたいですね。
アドレットがテグネウの正体を見破った事により、モーラが本物の六花だと証明されました。
死んだ時に紋章が消えたのでハンスも本物と認定されるかと思ったらそうはならなかったね。
七人目の紋章がどのように働くか不明なので、仲間の誰かが死んで紋章が消えなかった場合のみ、そいつが七人目だと証明されるようだね。
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ゴルドフの行動が不振なんだよね。
彼はアドレットがテグネウの正体を掴む為の探索に同行したのだけど、見つけた凶魔を拷問していました。
素手で凶魔を解体しながら拷問したようです、初めてだったので上手くできなかったとぼやいていました。
おかしいな行動でしたが、拷問中に聞き出した凶魔の発言がアドレットに大きなヒントを与えました。
凶魔は「テグネウ様の力を持ってすれば」と発言しました。
状況から考えてテグネウ様ならと言わなければおかしいとアドレットは考えました、冴えてる、本当に冴えているね。
アドレットは地上最強と自称していますが、知力は最高なのかもしれないね。
発言がバカっぽいので武力自慢かと思ったら、とんだ知恵者だね。
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行方をくらませたナッシェタニアは三統領の一人ドズーと合流していました。
フレミーの解説ではドズーは凶魔の離反者だそうです。
ナッシェタニアは人間と凶魔の共存を志向していましたが、ドズーも同じ考えなのかな?
ドズーが「世界は私たちの勝利を望んでいるのです」と言うと、ナッシェテニアが「私たちの手で、世界を作り替えるのです」と言っているので一枚岩なのか?
ドズーとナッシェタニアがどこで出会ったのか気になるところだね。
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テグネウが七人目に今は動くなとの命令を伝えるように配下に指示していたね。
ってこは、六花側はナッシェタニアがテグネウと組んでいると思っているけど、七人目は他に居るんだよね。
まさかナッシェタニアはドズーまでも裏切っているのかな?
それともゴルドフが七人目なのかな?
彼はまだナッシェタニアの事を考えているようなんだよね?
七つ目の紋章はテグネウが入手したようなので七人目とテグネウが組んでいるのは間違いないと思うけどね。
一体誰なんだろうね?
今のところ、アドレット、フレミー、モーラは違いそうだよね。
殺されたハンスも外していいかな。
ゴルドフが怪しいかな、ナッシェタニアは違うようだからね、彼女が七人目だと、パーティ内に八人目が居る事になるからね。
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モーラは魔神退治の旅に同行する事になりましたが、気落ちしていますね。
まあ当然ですが、聖者になっていたので自分が外道だとは考えていなかっただろうからね。
テグネウには最高の外道とか呼ばれてたけどね、やった行為を考えると確かにモーラは外道なんだよね。
結局、目論見は成功したので、賢者と言えなくも無いか?いや、どちらかと言うと悪知恵の類かな。
今まではモーラが暴走気味のチャモを止めてくれていましが、今後は無理っぽいですよ。
ハンスを殺した時に一番激怒したのはチャモでした、一度裏切りとも思える行為をしたのでモーラの評価はチャモの中で下がったようですね。
アドレットはリーダーになりつつありますね、モーラの行いを裏切り行為では無い、追い詰められた状況の中でテグネウを倒そうとしたので六花を裏切っていないと主張していました。
最大の被害を被ったハンスはモーラに対して、魔神を倒した後で万天神殿の蓄財を寄越せと主張しました。
モーラもそれに応じるようですね、生き残って戻れればハンスは大金持ちになれそうですね。
うん、これって死亡フラッグっぽくないですかね?
モーラを簡単に許す事は出来ないが、殺しても仕方ないので迷った末の要求かもな、ハンスは殺し屋ですが悪人では無さそうだぞ。
気落ちしたモーラが自信と信頼を取り戻せるかに注目だ。
愛弟子のロロニアもガッカリ感を感じていますね、育ててくれてありがとう発言がありました。
前途多難な感じですね。
注目なのは未だに七人目が分からない事だよね。
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