ラノベの感想) オーバーロード 第16巻 半森妖精の神人 [下]


概略:
アインズとマーレがダークエルフの村に到着しました。アウラは既に村で活躍しているので村人が集まってきました。アインズは練習した挨拶を行い贈り物を渡します。想定通りに上手くできたと満足したのですがダークエルフ達はアインズとの関わり方に迷います。村を仕切っている長老たちは頼りない存在でした。伝統を重んじているのですが多くの口伝は失われています。アインズの行った挨拶の意味が分からないのですが適当に相槌を打って知ってるふりをしています。アインズは知識欲を満たすために薬師頭に接触しました。情報を引き出したかっただけなのですが話の流れで弟子入りする事になってしまいます。薬師頭の元で調合方法を学ぶ日々に満足感を得ていました。充実した日々を過ごしていたのですがエルフが法国との戦争に兵を出して欲しとお願いしてきます。アインズはダークエルフの村から離れる事にします。そのまま帰還するのは面白くないと考えアインズ、アウラ、マーレの三人で法国が手にする予定のエルフの秘宝の横取りを目指す事にします。

レーベル:KADOKAWA、エンターブレイン
発行日:2022/7/29
著者:丸山くがね
イラスト:so-bin
ISBN:978-4-04-736556-8
雰囲気:弟子入り、苦行な食事の感想文制作、多数の求婚者、法国の都合、奇妙な戦術、秘宝強奪計画、vsエルフ王、vs法国最強、無慈悲マーレ、余裕の決着、アウラに乗る、捕虜確保、激怒

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4章 村での生活
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アインズとマーレがダークエルフの村に到着しました。
アウラが出迎えに出てきてくれます。
彼女はレンジャーとしての能力を示しているので村で尊敬を集めています。
いや信仰が生まれていると言えるレベルか・・・
ですのでアウラの周囲には多くのダークエルフの村人たちが集まってきていました。
アインズはアウラと叔父と姪に見えるような挨拶を交わしています。
アウラはアインズに気さくに話しかける事に困惑しているようですよ。
まあそうだよね・・・絶対者と僕って関係だからな。
アインズはアウラとマーレに友達を作る目的で村にやってきた事を伝えます。
子供たちに二人と仲良くして欲しい、都市にはない遊びを教えてあげてとお願いしています。
子供を懐柔する為に賄賂まで渡していますよ。
村の子供たちが見た事もない飴玉を渡しています。
周囲に居た大人たちも欲しそうにしていますが彼らにはあげませんでした。
別に意地悪とかじゃなくて子供たちに特別感を与えたいからでした。
村の長老たちがやってきました。
彼らが伝統を重んじていると覗き見している段階で知っていたので形式ばった挨拶を交わしました。
アインズは思い付きで木の品種名を出して挨拶としました。
言われた長老達は意味が分からないのですがそれを伝統を軽視している若者たちに悟られない為、知っているふりをしています。
アインズはお近付きの印としてドワーフが作った金属製のナイフや鏃などを村に贈りました。
配分は村の中で決めて欲しいと伝えます。
面通しを終えたアインズはアウラとマーレが待つ借りている家(エルフツリー)に向かいました。
三人の長老はアインズが去ると会議を始めます。
彼らはアインズが伝統と形式を重んじる人物と分かり喜びます。
しかしアインズが出した木の品種をしらなかったので混乱状態に陥っています。
適当な事を言うと彼の心証を悪くして自分達の村が軽視されてしまうと心配しています。
アインズは長老たちが贈答品の分配をしてくれる事を期待していたのですが彼らは手を出しませんでした。
分配をめぐり若者たちとの関係が悪化すると不味いと考えたからです。
若者たちもアインズの態度に困惑していました。
彼らはアウラを崇拝しています。
アウラが形式ばった挨拶をしないのでアインズもそうだろうと思い込んでいたみたいです。
まあ仕方ないよね。
しかしアインズは若者たちには形式ばった挨拶はせず、長老たちにはしました。
若者たちはこの事実を自分達が伝統も知らない蛮族だと思われた。
子供扱いされたと勘違いしてしまいます。
本来ならばアインズの贈答品の分配権を欲するところなのですが遠慮してしまいました。
結局アインズの贈答品は村の倉庫で保管される事になってしまいました。
アインズはこれを契機にして魔導国との経済交流が始まる事を期待していたのでガッカリな結果と言えます。
アインズからアウラとマーレの事を頼まれた子供たちも頭を抱えていました。
アインズから都市にはない村ならではの遊びを教えてあげてとお願いされてしまいました。
年齢は近いように見えますが彼らはアウラが自分達ではおよびもつかない凄腕レンジャーと知っています。
本来ならば話しかけることも躊躇われるスター様ですよ。
そんな彼女に気さくに声を掛けて遊ばなければなりません。
さらにアインズから運動能力を試す遊びではアウラの相手にならないのでそれ以外の遊びが良いぞ、とアドバイスをもらいました。
森では身体を動かさない遊びはないようなので何をして遊ぶか悩む事になります。
意見を出し合いままごとをする事が決まります。
アウラとマーレはまったく乗り気でないのですがアインズの命令と捉えているのでままごとに付き合わざろう得なくなりました。
村では食事も配給されるようです。
アインズの元に大量の料理が運ばれてきました。
運んできた女性はアインズを警戒しているようには見えないのですが言葉を発しませんでした。
黙って家の入口近くの床に料理の乗った皿を置いて行きました。
村では家の中でも靴は脱ぎません。
アインズは不衛生だなと感じながらも村での生活様式なのか?と考え文句を言えませんでした。
アインズは懸念事項について質問する事にします。
女性を呼び止めて歓迎の宴はいつ頃開催されるのか聞いてみる事にします。
女性は長老に聞いてくれと言っていますね。
アインズはサプライズパーティ形式なのか?と勘ぐります。
宴で出された食事にまったく手を付けないのは不敬に当たると考え良いわする事にしました。
アンデッドのアインズは食べる事ができません。
知り合いを弔う月なので食事をする事が出来ないと苦しい言い訳をしています。
この時、咄嗟に思いついた略語を使ってしまいます。
しまったと内心困っていると女性は理解したと言ってくれます。
女性の方もはじめて聞く単語だったのですが知らないと素直に言えませんでした。
彼女は自分達が無知の蛮族と思われる事を恐れていたからです。
お互いに適当に話を合わせて別れる事になりました。
宴で料理を食べられないという話は彼女が長老たちに伝えてくれる事になりました。
アインズと村の人々の認識の齟齬が深まっていきます。
アインズは出された食事の感想を求められた時に備えてアウラとマーレに食べてもらい感想文を書いてもらう事にします。
これが二人にとって苦行でした。
村で出される料理はどれもナザリックで出て来る料理ほど美味しくありませんでした。
素直な感想として不味いって事です。
しかしそれを素直に伝える事は出来ないのでアウラとマーレはそれっぽい感想文を書く事になります。
アインズはそれを記憶して感想を求められた時の回答としました。
二人には苦労をかけていると自覚しているアインズがお礼を伝えると激しく恐縮されてしまいます。
アインズは客人として村を自由に動く事が可能となりました。
薬師頭の家に赴き彼からダークエルフの薬の製法を学ぶうと考えます。
アインズとしては製法を紙に記して受け取りたいだけでした。
ダークエルフの村では知識を記述して伝える文化がありません。
教えは口伝のみで身体で覚えろと言われてしまいます。
アインズが教えを乞う対価としえウフィーレアが作った失敗ポーションを渡したのも不味かったかも。
紫色のポーションを見た薬師頭(マンゴー・ギレナ)は驚いています。
対価に見合うだけの教えを与えようと決めました。
彼はアインズの事を頭が良いと評価してくれますがアインズは不思議なようですね。
マンゴーはアインズの理路整然とした説明が気に入ったようです。
ダークエルフがアンデッドを毛嫌いしていると分かっていたので姿を魔法で変えています。
手を握られるバレるので難儀する事になりました。
ダークエルフは薬草を手に乗せて分量を測るようですができませんでした。
アインズは受け皿と重りを使い分量を測る事を提案しました。
マンゴーはアインズの国には多くの種族が住んでいるので正確に分量を量る必要があると言われて丸め込められます。
アインズは村に留まるのを七日間と決めていました。
マンゴーに言わせると製法を教え込むには日数が足りないそうです。
しかし紫色のポーションを貰っちゃったので対価に相応しい教えを提供すると決めます。
アインズは毎日マンゴーの元に通って薬の製法を学ぶことになりました。
アインズはマンゴーから知識を吸収する事を楽しいと感じています。
当初の目的はアウラとマーレにダークエルフの友達を作ってあげる事だったのですが自分が楽しんじゃっているね。
アインズが毎日楽しそうにしているのを見てアウラとマーレが焦っています。
二人はアインズからダークエルフの友達を作れと言われました。
アインズは軽い提案のつもりなのですが二人は重大な命令と捉えています。
アインズはマンゴーから知識を吸収しているのですが二人は子供たちから何の知識も吸収できていません。
二人はダークエルフの知識を得るなら大人から得た方が良いのではないか?
何で子供たちからなんだ?と疑問に思っていますが正直にアインズに聞けません。
二人はアインズが深い考えを持っていると信じ切っているので子供たちから知識を得られない己の無力を嘆いています。
あーあーアインズの真意はまったく二人に伝わっていませんよ・・・
予定では帰る日までマンゴーから教えを乞うはずだったのですが事態が急変しました。
村にエルフがやってきて人間の国と戦う為に兵を出して欲しいとお願いしてきたそうです。
長老たちは緊急集会を開く事にします。
アインズは遊んでいるアウラに変わり巨大なモンスターを退治したので尊敬を集めています。
長老たちはアインズにオブザーバーとして参加して欲しいとお願いしてきました。
ダークエルフの村に大した価値を見いだせていないアインズは面倒だと思いつつも好機でもあると捉えます。
アインズは何よりも情報を重んじるので集会で何が決まるのか?参加者はどう考えているのか?を知れると喜びます。
内心はラッキーと思っているのですが不承不承に出席したって態度を取りました。
アインズの内心は責任を押し付けられませんようにでした。
危険なモンスターが闊歩する森で生きるダークエルフ達は自己責任で動くのが基本です。
長老たちは村の意見を纏める事はせず個々人で考えて行動して欲しいと言い出しています。
アインズは組織の長がそれでいいのか!!
それでは組織として存在する意味はないんじゃないのか?と考えます。
しかし部外者である自分が意見する事で彼らの心境を害する事を恐れました。
何も言わないでいると長老から意見を求められる事になってしまいます。
森の外の世界に付いての知識を持っているアインズの判断に従いたいとか言い出しています。
アインズは部外者に丸投げしていいのかよ!!と心の中でツッコんでいます。
アインズは法国が攻めて来た知っていました。
法国はエルフの王都の近くまで進軍しています。
今から状況を打開する事は出来ないと思えました。
アインズはどちらが勝っても問題ないように、どっち付かずの戦略をとる事を提案しました。
正直な、ズルいんじゃないか?という意見も出ましたがアインズに対する反意は感じませんでした。
アインズは意見を出したが決めるのは村の人々だ、結果に責任を負うのも彼らなんだと伝えました。
村人も長老も納得したのでアインズは村から退去する事を伝えます。
それを聞いて法国はそれ程強いのか!!とビビられました。
アインズは正直に法国がどれほど強いのか分からない。
大抵の相手には勝てるが法国がどれだけ強いのか分からないので万が一に備えて退去するんだと伝えました。
村人たちは少し安心したようです。
長老がアインズには婚約者が居るのか?と質問してきましたよ。
居ないなら村の娘と結婚して欲しいと言ってきましたね・・・
混乱したアインズは尤もらしい事を言って煙に巻きます。
自分はモテモテなので好意を寄せてくれている女性が複数居て困っていると答えました。
アインズを優れた人物と考える長老は納得してくれました。
問題は片付いたと判断したアインズはアウラ、マーレと合流する事にします。
仮屋に戻り荷物を回収していると血相を変えたマンゴーが走ってきました!!
彼から何人かの娘がアインズに同行しようと考えて旅立ちの準備をしている。
急いで逃げろと伝えてくれました。
アインズがまったくこの事態を想定していなかったと知りマンゴーが驚いています。
頭が良いのに抜けていると評されてしまいました。
アインズは慌ててアウラとマーレを連れて駆け出しました。
追跡者が折って来られない場所までダッシュしたようです。
アウラからすぐにナザリックに帰還するのかと問われます。
ぷにっと萌さんが昔教えてくれた作戦を三人で実行に移すと伝えます。
マーレが目をキラキラさせて期待を示してくれたのでアインズは自慢げに説明を始めました。
アインズの助言によりダークエルフからも兵士を数名出す事になりました。
友達の親が死ぬかもしれない状況なのですがアウラとマーレは特段気にしている風ではありませんでした。
アインズは友情を育む事はできなかったんだなーと気が付きガッカリしていました。

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5章 横殴り
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ダークエルフの村から出立したアインズ一行は法国とエルフの国との戦いを見物しています。
戦況確認の為だったのですが法国の戦い方がおかしい事に気が付きました。
大樹海の中にあるエルフの王都を攻めているので周囲の木を燃やして火責めを行わないのは不可解でした。
アインズは法国の考えが分からず困惑しています。
マーレが何も考えていないのでは?と指摘しますが、そんな筈はないと断言しています。
法国はできるだけ損害を与えずにエルフの王都を占拠する必要がありました。
法国は魔導国との戦が起こると考えています。
魔導国の強さを理解している法国は市民を非難させる場所としてエルフの王都を使おうと考えていました。
それに法国から最強戦力である絶死絶命が送られてくる事になっていました。
指揮官は時間を稼ぐ戦術をとっています。
司令部に詰めている部下からはもっと有効な攻撃をして欲しいと懇願されますが宥めています。
来るべき魔導国との戦争において市民を租界させる場所として王都が必要なんだと説明され部下は引き下がりました。
無能ではないようですね・・・
法国上層部はこれまで強者の存在を重要視していました。
漆黒聖典などの逸脱者が一人居れば戦力としては十分だと考えていたようです。
エルフの王都を被害を伴う方法で攻略し恐怖を乗り越える強い意思を育もうと考えてたみたいです。
魔導国を警戒しているので分からなくもないですが一般兵から文句が出るのも分かりますね。
魔導国との戦争ではそれでは兵力が足りない・・・一般兵の戦力を底上げしようとの意図もありました。
アインズは法国の部隊が王都を守る防御陣地を突破したのを見て焦ります。
法国の考え方がまるで分らないので観察に時間を割き過ぎてしまいアウラ、マーレと共通認識を得るのを怠ってしまいます。
アインズの狙いは法国からエルフ国の財宝を横取りする事でした。
苦労してエルフ国に勝利したのに宝物がなにもないって悔しがらせようと考えています。
アインズはギルドメンバーと共に行った横殴り作戦に友たちとの楽しい思い出を思い出してしまい楽しんでしまったようです。
ナザリックの支配者らしくない選択をしてしまうんだよね。
まあ浮かれていたのは否めません・・・
アウラとマーレにはぶくぶく茶釜が用意しておいた装備品を使わせます。
マーレの鎧がアインズの理解を越えていました。
とても可愛いそうですがお腹が丸出しになっています。
マーレの可愛いおへそが丸出しですね・・・
どうしてこんなデザインなんだ?とアインズは困惑する抱かりでした。
マーレの可愛らしさからぶくぶく茶釜は性能よりも見た目を重視したんだなと気が付きます。
まあビキニアーマーじゃないだけましだよね・・・
アウラとマーレが考え抜かれた標準装備から換装しているので戦力低下は否めません。
自分まで装備品を変えると戦力手に不味いと考えたアインズは普段の装備品を使っています。
彼の容姿は各国に知られているので出来れば変装の意味で換装したかったみたいです。
苦肉の策としてアインズは自分に完全不可知化をかけてアウラとマーレの後を付いて行く事にしました。
苦も無く王宮に侵入して王宮勤めのエルフ女性を攫います。
彼女から情報を聞き出す事にしました。
情報隠蔽の必要があったのでアインズは彼女を殺す事を決めました。
死体を残さない為に装備品をはぎ取り森の中に捨てましたよ。
魔物達に食べさせてしまおうと考えました・・・すごーく合理的なのですが業が高い考え方をしていますね。
高所から放り出し飛び降り自殺を偽装する事も考えていました。
エルフ女性は大した情報を持っていませんでした。
宝物庫の位置は分かったようですが中の様子は知りませんでした。
立ち入りが禁止されているそうです。
王宮内は奇妙なくらい静かでエンカウントなしで宝物庫に到着しました。
宝物庫の床に土が敷き詰められていました?
アインズは絨毯の代わりなのか?との疑問を持ちます。
そこによくここまで来たなとの声が掛かります。
宝物庫にエルフ男性が現れました。
アインズは完全不可知化がバレたのか?と心配になりますが彼にはアインズは見えていませんでした。
アウラとマーレが彼の存在に気付かなかったのが問題でした。
瞬間移動の魔法を感知する魔法を掛けていなかったので彼がどのようにして宝物庫に現れたのかが分かりません。
アウラとマーレの事は見えているようでした。
二人の瞳の色が左右で違う事から男性エルフは二人が自分の孫かも知れないと勘違いします。
男性はエルフ王デケム・ホーガンでしたよ。
デケムは自分の事を優れた存在と考えています。
優秀な自分の子供も優秀な筈と考えていて、たくさんのエルフ女性を孕ませて子供を産ませています。
かつてダークエルフを抱いたのかも?と思っています。
記憶が残っていないほどにヤリまくっているのね・・・
アウラが嫌悪感を示していますね。
二人を自分の孫と誤認しているデケムは二人を王都から連れ出そうと考えました。
アウラから見ると法国に襲われているのに自国民を守らず逃げ出そうとしているデケムの思考は理解不能でした。
デケムは強い自分が生き残れば問題ない弱い自国民などどうでも良いよと答えます。
益々アウラの嫌悪感が増しています。
アウラが少女だとわかると物凄く変態的な考えが浮かんだようですよ。
デケムはアウラとの間に子供を作ろうと考えました。
少し見直したのは少女然としているマーレを一目見てオトコの娘だと分かった点です。
曾孫に強さが遺伝したと考えているのでマーレにも適当な相手と子供を作らせまくろうと考えています。
アインズは怒りが蓄積していきました。
普通なら抑制されるのですが今回は怒りよりも嫌悪感が勝ったのか抑制されませんでした。
デケムがアウラの肩に触れようとしたのでぶん殴る事にしました・・・この変態ペド野郎!!
攻撃してしまったので完全不可知化が解けてしまいます。
ぶくぶく茶釜から預かっている大切な子供を変態から守る為だ仕方ないんだと自分を許しています。
突然アンデッドが現れた事にデケムが驚いています。
アインズの事をアウラとマーレが召喚したアンデッドと勘違いしています。
アインズはその勘違いに乗ります。
自分はアウラとマーレが呼び出した二人の守護者だと名乗ります。
アインズとデケムの戦いが始まりました。
デケムの職種が不明だった為にアインズは警戒しています。
デケムがプライマリ・アーズエレメンタルを呼び出しました。
デケムは土の精霊ベヒーモスと呼んでいます。
デケムは第十位階魔法を使えました。
意外と強敵だと分かります。
まあ負ける可能性は無さそうでしたがアインズは警戒しています。
一番の懸念はデケムに逃げられる事でした。
アインズはデケムがどんな方法で宝物庫に現れたか解明しようと考えています。
彼がどんな魔法を使えるのか不明なために逃げられる可能性がると用心しています。
逃がさない為に勝てたらアウラとマーレを連れて行っても良いと約束していまね・・・
さらにデケムとの間に圧倒的な戦闘能力の差があると悟らせないように戦っています。
アインズとデケムの戦いを見学しているアウラとマーレが恐怖心を抱いていますよ。
二人はアインズがデケムを逃がさないために手加減している事に気が付いていました。
二人の目にはアインズが何手も先を読んで行動している風に映っています。
デミウルゴスがアインズは自分では及ばない知者であると言っている理由が分かった思いでした。
二人のアインズへの敬意が増していますよ。
実際には結構苦労しているんですけどね。
デケムの魔力が少なくなってきました・・・もう少しで倒せそうだと思わせてはいますが。
デケムはもう少しで勝てそうだって感覚に惑わされてしまい損きりのタイミングを逃しました。
アインズからもう十分に魔力を消費したよなと告げられます。
デケムはベヒーモスを突撃させて打撃でアインズを潰す事にしました。
勝てるとの確信があったみたいですがアインズは平気な顔で立っていました。
この段階で自分が及ばない強者だと理解したようです。
悲鳴をあげて逃げようとするデケムの胸部をアインズの魔法が捉えます。
現断(リアリティスラッシュ)で斬られてしまい激痛に襲われました。
恐怖心に駆られているデケムは必死の逃走を図ります。
アインズは時間停止(タイムストップ)を使いデケムを止めようとしましたが魔法が効きませんでした。
アインズはマーレに彼を追わせる事にします。
アウラとマーレの戦闘能力を比較してマーレを選んだようですね。
マーレは嬉しそうに良い返事をしてデケムの追跡を始めました。
アウラにはHPを消費した自分の護衛をしてもらう事にします。
アインズはアウラと一緒に宝物庫を漁りエルフの秘宝を強奪する事にします。
必至の逃走をしていたデケムはマーレに追いつかれる事なく自室に到着しました。
逃走に必要な食料などを取りに来たようですね。
子供を増やす必要があるので食事を作れる女を連れて行こうと考えています。
部屋に入ったデケムを「お帰り」との声が迎えてくれいました。
舐めた口調だったのでデケムは声を掛けてきた者をぶっ飛ばそうと考えたようですが無理でした。
逆にぶちのめされてしまいます。
デケムを踏みつけにした絶死がお父さんと呼んできました。
彼女の容姿にエルフの痕跡を見つけたデケムは彼女は自分の子供でアウラのマーレの母親だと誤解しました。
子供が強くなると妄想していたデケムの願いが叶ったのですが殺される事になるとはね。
部屋に居たのは絶死でした。
絶死の母親は無理やりデケムに犯されて絶死を産まされたようですよ。
絶死の母親は法国に保護されたのかな?
絶死と法国の司令官との会話で絶死が母親の恨みを転写されている事が分かりました。
絶死の母親は絶死を強くする為に過酷な訓練を課したようですよ。
全ては母親のデケムへの恨みを晴らすためだったようです。
彼女は会った事も無いデケムへの強い怒りは抱いていないようでした。
本来なら死ぬ寸前まで追い込むような訓練を強いた母親を恨むべきだと理解していました。
しかし既に母親は死んでいるので怒りの矛先としてデケムを選びました。
デケムが使役するベヒーモスが強力であると知っているので警戒していたようですが彼は瀕死でした。
アインズと戦い逃げてきたので瀕死です。
余りにもデケムが弱いので拍子抜けしたようですね。
踏みつけにしているデケムを圧殺する事にしました。
デケムを殺したところにマーレが現れます。
マーレがダークエルフと分かると絶死は彼女(絶死もマーレを少女だと勘違いします)の所属を探ろうと考えます。
法国は魔導国が帝国に加勢して王国の兵士を虐殺した場面を見ていました。
その時に魔導王の横にダークエルフが居たのは分かっています。
絶死は自分が魔導国の者だと嘘を吐きました。
マーレは曖昧な返答で所属がバレないようにしていますね。
マーレの素性が分からない上にデケムが仲間が居るような事を言っていました。
マーレが魔導国の所属かも知れないと分かったので絶死はマーレを殺そうと決めました。
正体不明なので自分の血縁者である可能性もあるのですが全ては推測です。
絶死は法国に優位になるように行動する事にしました。
マーレがオドオドしているので絶死は彼の強さを見誤ったのかもな。
動きが緩慢なマーレから手痛い痛打を貰う事になっています。
絶死はマーレの怖さと気味悪さを感じ始めます。
マーレは殺す事を厭わない攻撃を繰り出してくるのですが無感情に行っていました。
マーレには感情が見えません、絶死は怖くて仕方がありません。
絶死は自分の方が戦士としては強いと思っていたようですがマーレの強さに驚かされます。
彼の鎧がお腹を防御していないので攻撃してみる事にします。
絶死もアインズ並みに慎重な性格で罠の可能性を考慮していましたが他に有効な攻撃個所がありませんでした。
武技を使った絶死の鎌(彼女は巨大な鎌を使います)がマーレの腹に突き刺されました。
内臓を抉る感触を得られると考えていた絶死は驚く事になります。
鎌が突き刺さったのですがマーレからは血が流れだしませんでした!!
痛がっていますが表情は苦しそうでは無いね・・・
ダメージがあったのは確かなようで巻物を使い回復魔法を発動しました。
使ったのは絶死が驚く高度な魔法でしたよ。
巻物がどれだけあるのか分からないのでダメージを与えても回復されてしまう可能性がありました。
このままではジリ貧で負ける可能性が高まりました。
絶死はマーレの手札を一枚も使わせていません。
先に手札を切りたく無かったのですが生き残る為には仕方がありませんでした。
絶死は生来のタレントと使用している武器を併用する事で死の神スルシャーナが保有していたとされる最強の力を使えました。
「The goal of all life is death」と発声しました!!
それを聞いたマーレが驚きに包まれています。
絶死が使ったのはアインズの技でした!!
確殺を保障された技と絶死は考えていました。
マーレが不死鳥の炎という魔法を唱えました。
絶死は魔法が発動してマーレが死ぬの待っていました。
発動までに12秒のタイムラグがあります。
絶死はカウントしていますね・・・
12秒が経過してもマーレは平気な顔で生きていました!!
絶死は驚きに包まれています。
今まで回避された事のない必殺技を回避されてしまいます。
絶死はマーレが魔導国の所属ではないか?と疑い始めました。
恐怖心から魔導王の計略に法国は乗せられてしまったのではないか?と心配になります。
魔導国が王国を滅ぼしたので法国はエルフの国との戦争を早期決着させようと動きました。
その動きも魔導王に誘導されたのではないか?と疑い始めてしまいます。
アインズがエルフの国に来たのはアウラとマーレに友達を作る為であり法国と敵対しようとは全く考えていませんでした。
法国と評議国が手を結ぶ前に法国と手を結ぶのもありかも?と考えていました。
法国をどうこうする気はさらさらなかったのですがね。
アインスの行動意図は絶死や法国には絶対に理解できないよね。
国同士の思惑を無視した理由なんだから・・・
絶死は魔導王が真に恐ろしいのは戦闘力では強力な配下を持っている事でもない。
法国を陥れた智謀だと思ってしまいます。
またしてもアインズが知者であると勘違いする人が増えちゃったよ。
彼女の嫌な考えは肥大化を続けます。
絶死はこの作戦を考え付いたのは悪魔宰相アルベドかも知れないと思い至ります。
思い詰めた絶死は法国の為に死と引き換えにマーレを殺そうと決意しました。
絶死の取得した職業レッサーワルキューレ/オールマイティはエインヘリヤルを使えました。
絶死がエインヘリヤルを発動して自分の分身体を作り出します。
それを見てマーレがまたまた驚いています。
シャルティアの切り札だよね・・・
マーレは土の精霊を召喚しました。
絶死はエインヘリヤルの動きを封じるためだと考えます。
マーレの強さを知ったのでエインヘリヤルと二人掛かりで土の精霊を倒そうと考えました。
攻撃すると土の精霊が消えますね・・・弱すぎて絶死が驚いていると土の精霊が巨大になって復活しました。
マーレを見ると背中を向けて逃げて行きます・・・
絶死は逃げる為の時間稼ぎが目的なのか?と疑います。
マーレが絶死から距離を取ったのは切り札を使う為でした。
土の精霊は絶死を逃がさないようにするための壁役だったようです。
マーレは小災厄(ぷちカタストロフ)という職業由来の魔法を放ちました。
破壊力はアインズの使う超位魔法を凌ぎます。
凄まじい破壊の嵐に巻き込まれた絶死の意識は途絶えました。
絶死は初めて負けたく無いと自分の力を肯定的に捉える事ができたようですが負けました。
マーレが魔導国の関係者ではない事を祈りながら意識が途絶えました。
宝物庫の物色を終えたアインズは急いでマーレの元に向かう事にします。
マーレがデケムと戦っていると考えていたからです。
マーレが負ける要素は少ないと思っているようですがデケムの能力が不明なので心配なようです。
宝物庫には貴重な武器などはありませんでしたが見た事もない植物がありました。
アインズは一応の満足を得られたようです、エルフの国に来たのは全くの無駄足には成らなかったみたいです。
急いでいるのでアウラに乗る事にしました。
子供に乗る事に激しい抵抗感を抱いていますがマーレの安全が掛かっているので無視する事にします。
アインズの走力はアウラに及ばないので彼女に運んでもらう事にしました。
役立たずと自認しているアインズは荷物のように肩に担いで運ばれる事を望みましたが断られました。
アウラはアインズを荷物のように運ぶことに激しい抵抗感を抱いています。
アウラにおんぶしてもらう事になりました。
アインズを背負ったアウラの疾走が始まりました。
ものすごく速い上に壁走りまでするのでジェットコースターに乗っている気分です。
アインズは自分の意思とは無関係に高速で移動している状態に恐怖を感じています。
アウラにマーレから勝利の報告が届きました。
マーレからデケムは何者かに殺されたと知らされます。
さらにデケムを殺した相手はマーレが倒したと知らされました。
合流したマーレは死にかけの女を担いでいました。
デケムを殺した絶死です。
アインズは貴重な情報源として絶死を氷結牢獄に送る事を決めます。
アインズはゲートを使い宝物庫に戻ります。
エントマがアイテムの回収を始めていました。
マーレから絶死は非常に強いと教えられます。
ニューロニストでは勝てないと言われたのでアウラを付ける事にしました。
絶死は生かしておく必要があるので治療が行われると思われます。
大丈夫なんだろうか?
マーレからデケムを倒した女(絶死)がアインズとシャルティアの戦いを見ていたのではと指摘されました。
絶死がアインズとシャルティアの切り札を使ったと知らされアインズは驚きます。
マーレは小災厄を使ったので絶死が死んでしまうと思っていたそうですが生き残りました。
アインズは絶死の生命力の高さに驚いています。
マーレからデケムが絶死に殺されたと知らされます。
デケムはアインズの時間停止を防いだので何らかのアイテムを使っていたと思われます。
アインズはアイテムの回収と絶死の尋問の両方を行う事を決めます。
自分が絶死の尋問をしようと考えたのでアイテム回収役としてパンドラズアクターを呼び出す事にしました。

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Epilogue
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アルベドはエルフの国から帰還したアインズに氷結牢獄で挨拶を済ませるとアインズの部屋に戻ります。
アインズの部屋で執務をしているのね。
アルベドが現在手掛けているのは支配下に置いた国の占領政策に関するマニュアル作成です。
支配した種族が増えたので色々と苦労が増えそうだと考えています。
自分の作成した資料をデミウルゴスとパンドラズ・アクターに見てもらい完成度を上げようと考えていました。
アインズに意見を求めればより早く完成すると思っていますがそれはできません。
一目で問題点が分かる代物を提案する事は出来ないと考えているからです。
アルベドもアインズに全幅の信頼を置いていますよね・・・それが彼を苦しめているとは想像の埒外のようです。
アルベドにアインズからすぐに氷結牢獄に来いとのメッセージが届きました。
アインズが激しく怒っていると分かったのでアルベドは秘密裏に進めている計画がバレたと勘違いしました。
彼女の進めている計画ってなんだろうね?
氷結牢獄に到着するまでの短い時間でアルベドは言い訳と対策を練りました。
アインズの前にやってきたアルベドは躊躇無く土下座態勢に入りました。
申し訳ありませんでした!と謝ります。
後ろから床に顔を擦り付けて覗き込みたいな!!
その姿を見たアインズが困惑していますよ。
アインズの様子からアルベドは自分の秘密計画が露見したのではないと悟ります。
土下座したのは失策なのですがさすがはアルベドです。
即座に土下座の理由説明を始めました。
ナザリック内でアインズの不興を買ったのは守護者統括として自分が不出来だからだと主張しました。
アインズは自分の怒りはナザリックに向けてのモノでは無いと伝えます。
何の罪も無いので土下座されても困る、アルベドが土下座しているのはあまり好きではないと、伝えます。
アルベドは感謝を伝えてから立ち上がりました・・・何らかのプレーと見る事もできそうだね。
アウラとマーレが訝し気な表情を浮かべています。
アルベドは知者だと思ってる二人が何か勘違いをしていないと良いけどね・・・
アルベドはアインズが絶死の記憶を探り激しい怒りを覚えた事に気が付きました。
アインズは「シャルティアだ」と伝えます。
アルベドにナザリックの防衛に関すること以外の全ての案件を放り出しても構わないので法国を攻め滅ぼす準備を始めろと伝えました。
あいつらが吹っ掛けてきた戦争だ、ちゃんと買ってやらなくてはな、と優しい声で続けます。
アルベドはアインズの優しい声に隠された激しい怒りを感じ取り身を震わせながらナザリックを臨戦態勢に移行させますと答えています。
あーシャルティアを洗脳したのが法国だとバレてしまったね・・・
これは怒る、アインズが激しい怒りを覚えるのも尤もだ。
法国は酷い殲滅のされ方をされそうです。
魔導国を凄く警戒していたのですが過去の行いが彼らの命脈を断つ理由になったようだ。
シャルティアがどこの所属か判明してなかったし初見だっただろうから運が無かったとしか言えないな・・・

成分美少女美女変態温情極悪
評価AAAAAACAA

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