ラノベの感想) ゴブリンスレイヤー 第16巻 (GA文庫)
概略:
受付嬢と牛飼娘が連帯して王都で行われる馬上槍試合を見に行く事になります。仕事抜きの休日を謳歌する予定だったのですが王都では不穏が空気が流れていました。平等を説く至高神の聖堂騎士が現れて王都の空気を重苦しいモノにしています。王妹が呪いを受けて倒れてしまいます。女神官が王妹の代役に抜擢されました。王都の地下にある魔穴の封印が緩んでしまいます。再封印するには要となる地母神の杖が必要でした。杖が安置されている地母神の祠がゴブリンに占拠されています。小鬼殺し、妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶が女神官抜きで退治に向かう事になります。
レーベル:GA文庫
発行日:2022/7/31
著者:蝸牛くも(かぎゅう くも)
イラスト:神奈月昇(かんなつき のぼる)
ISBN:978-4-8156-1346-4
雰囲気:王都、見物、呪い、身代り、別行動、不死者、指揮官、手番
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受付嬢と牛飼娘が結託して小鬼殺しを王都で行われて馬上槍試合に連れ出しました。
受付嬢の差配は流石ですね。
小鬼殺しの仲間を行く気にさせて外堀を埋めました。
小鬼殺しは一党の頭目なのですが権限は小さいと自覚しています。
皆が行きたいと言っているので従う事にしました。
小鬼殺しが仲間想いであると知っているので利用したな。
受付嬢は少しばかり計算高い人のように思えますがそこが彼女の魅力だね。
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圃人の少女と少年魔術師が彼女の故郷にやって来ました。
目的は王都で行われる馬上槍試合の出場権を得る為でした。
故郷の圃人たちは戻ってきた彼女が馬上槍試合に出ようとしていると知り笑っています。
バカにされるのが大嫌いな少女のヤル気に火が付いていますね。
ライバルの小倅を倒して彼女は出場権を獲得しました。
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王都に到着した牛飼娘はその大きさと喧騒に驚いています。
妖精弓手の故郷に行った時と同じくらいのカルチャーショックを受けていますよ。
受付嬢は慣れているらしく牛飼娘をリードしてくれています。
女神官も何度か王都に来たことはあるのですが人の多さに驚いていました。
牛飼娘は小鬼殺しに休日を楽しんで欲しいと思っています。
これからどうするのか聞いて反応を確かめてくるね・・・
小鬼殺しも喧騒に圧倒されているのかノープランのようです。
妖精弓手が女神官の手を取り、この前できなかった王都見物をすると言って飛び出していきます。
鉱人道士と蜥蜴僧侶が小鬼殺しの手を取り王都見物に連れ出しました。
残された受付嬢と牛飼娘で買い物に出掛ける事になります。
二人はオシャレをしようと意気込んでいます。
この二人は小鬼殺しにアプローチしようとしているライバルのようですが協力関係にあるね。
ライバルだけど友達なのね。
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受付嬢と牛飼娘が女商人と再会しました。
女商人は稲妻の瞳を持つ馬人の走者と一緒に来ていましたよ。
牛飼娘は女商人が元気になっている事に喜びを感じています。
四人で料理店で食事する事になりました。
牛飼娘は馬人の走者が窮屈そうに座っている事に気が付きました。
王都では種族で差別するのを止めようとの動きがあるそうですよ。
それまでは各種族に適した椅子が配置されていたそうですが撤廃されたそうです。
何となく王都の雰囲気が不穏な感じがしますね。
牛飼娘は普段は食べない魚の料理を頼む事にしました。
折角だから・・・彼女は王都を楽しんでいるようです。
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王都見物をしている女神官と妖精弓手が兜を真似た帽子が売られている店を発見しました。
小鬼殺しの兜に似ていると言い合い購入する事にします。
女神官は友達とお揃いの商品を気軽に買えてしまう今の自分の境遇に驚きを感じています。
妖精弓手は早速被ってみる事にしました。
女神官若干の筈かしかから被るの躊躇しています。
二人に血相を変えた貴婦人が詰め寄ってきましたよ?
彼女は妖精弓手が長い耳を恥じて帽子で隠したと勘違いしたようですよ。
そんな事はしなくていいと言って妖精弓手の帽子を脱がそうとしてきましたよ。
矛先が女神官に向きますよ。
貴婦人は差別を見逃そうとした女神官を咎めているようです。
女神官は貴婦人が何に憤慨しているのかイマイチピンと来ていません。
貴婦人は言いたい事を喚くと去って行きました。
白けてしまった妖精弓手は帽子を脱いだよ。
二人で何を問題にしていたんだろう?と考えています。
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そのあと女神官の最初のパーティメンバーの墓参りに向かいました。
寺院に到着すると女神像の翼が布で覆われている事に気が付きました。
不思議に思った妖精弓手が参拝客に理由を聞いてみる事にします。
只人意外の種族への配慮から翼を隠す事になったと教えられました。
妖精弓手と女神官は当惑していますね。
女神官は王都で不穏な事が起こりつつあるのではないか?との予感を得ています。
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夜は宿屋の酒場に繰り出す事になりました。
皆が楽しそうにしているのですが小鬼殺しは自分の居場所は此処には無いのでは?と感じたようです。
皆の楽しそうな姿を見るのは好きなようですが一緒に楽しむって事までは考えられないようですね。
一人で酒場の外に出て酔い覚ましをしていると受付嬢がやって来ましたよ。
この時の彼女は大胆だったね・・・
腕を絡めて来て小鬼殺しを夜の散歩に誘ってきました。
小鬼殺しの腕が受付嬢のおっぱいの谷間に埋まったようだぞ。
しかし鎧があるので柔らかさは感じられないようです・・・くー残念。
柔らかさは感じられないのですが受付嬢の存在の大切さは感じたようだけど。
小鬼殺しの奴め、鈍感にもほどがあるよ。
汚れるぞ、とか、俺でいいのか、とか言っています。
受付嬢はタフになっているね、小鬼殺しの好ましくない受け答えにも慣れたもので彼と一緒が良いのだと言って連れ出しました。
受付嬢は自分の恋を実らせようと着実に努力していますね。
小鬼殺しは彼女の好意に気付いているのでしょうか?気付いてないよねー。
小鬼殺しに恋愛感情とかはあるのだろうか?ちょっと不安になるよねー。
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圃人の少女と少年魔術師が馬上槍試合に出場する為に受付にやって来きました。
圃人の試合が無くなったと聞いて驚いています。
自分は出場できないのか?と聞くとすべての種族を一緒くたに戦わせる事になったと教えられました。
種族間には体格差が有るので上手くいくのか?と少年魔術師は疑問に思っています。
字が汚い圃人の少女に代わり少年魔術師が記名しようとしていると待てと声を掛けられました。
声を掛けてきたのは至高神の聖堂騎士でした。
彼は圃人だからと言って恥ずかしがることは無いと言って少女に自分で記名する事を促しました。
ここまでならばそれ程大きな問題は無かったんだよ。
至高神の聖堂騎士は彼女が持っている大きな剣を目にとめ圃人の剣を使う事を恥ずかしがる事はないと言ってきました。
圃人の少女はバカにされたと感じて彼を八つ裂きにしてやると考えます。
それに気付いた少年魔術師が慌てて割って入り事なきを得ました。
至高神の聖堂騎士は満足そうに去って行きました。
受付係から彼が王都のあちこちで差別を無くした平等な世界を作らなければならないと説いて言えると教えられました。
圃人の少女は至高神の聖堂騎士に馬上槍試合で勝利する事を決意しました。
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圃人の少女の初試合が始まろうとしています。
ここにきて緊張しているようですよ。
少年魔術師は彼女の緊張を解そうと頑張っています。
圃人の少女は鎧を着るのを手伝わせようとしたようです。
少年魔術師は圃人の少女のおっぱいが目に入ってしまうので照れてしまい断ったようですよ。
勿体ないなー。
圃人の少女は自分のおっぱいの魅力に気が付いていないようです。
少年魔術師への接し方が過剰なので彼を困らせていますよ。
少年魔術師は圃人の少女を紹介する口上を述べています。
これが彼女の緊張を解す事になりました。
緊張の解けた圃人の少女は勝ち抜いていく事になります。
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至高神の聖堂騎士は大会の運営会議にも出席しています。
大会の運営方針について色々と文句を言っていました。
中々会議が進まないので王妹が辟易しています。
最後には会議を抜け出して小鬼殺したちの観戦席に逃げてきました。
受付嬢が物凄く驚いています。
王妹と同席する事になり恐縮しているのが受付嬢だけなのが面白いです。
女神官は王妹とは友達なので恐縮する事はないようですね。
牛飼娘は王妹の正体に気が付いていません。
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観戦席で見物していた小鬼殺しは圃人の少女と少年魔術師が勝ち上がって行くのを見て嬉しそうにしていました。
そこに王妹が逃げてきましたよ。
女神官は王妹の顔色が悪い事に気が付きました。
王妹は平気平気と言ってましたが倒れてしまいました。
受付嬢が真っ青になっています。
小鬼殺し達は的確に動きだします。
治療に必要な人材を呼びに行く事になり受付嬢を担ぎ上げました。
受付嬢は荷物のように運ばれる事になってしまいます。
そこはせめてお姫様抱っこにしてあげるべきではないかね?
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王妹は呪いをかけられる事は判明しました。
国王と対面して対策を話し合う事になります。
ここでも受付嬢が物凄ーく緊張していますね。
国王から王都の地下にある魔穴の封印が緩んできていると教えられます。
封印をの要である地母神の杖を地母神の古い祠から持ってくる必要があるそうです。
しかし古い祠は混沌の勢力に占拠されてしまったそうです。
占拠しているのはゴブリンだそうですよ。
国王は金等級の冒険者を派遣して事態を大事にする事はできない。
銀等級の冒険者を派遣したいと言っています。
受付嬢は銀等級になった彼に真面な冒険をして欲しいと思っています。
国王のお願いを断ろうと試みますが相手が相手なのでハッキリと言葉にできませんでした。
小鬼殺しは自分が行くと告げました。
申し訳なさそうに受付嬢に借りを返すと言っています。
小鬼殺しは自分のやるべきことはゴブリン退治だと考えているので願っても無い事のようにも見えますね。
妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶も参加を表明しました。
女神官も同行するつもりだったのですが国王から王妹の代役を頼まれてしまいます。
彼女にしかできない事だと言われてしまい女神官は王都に留まる事になりました。
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女神官は王妹のふりをする事になりました。
彼女の侍女役として受付嬢と牛飼娘が付いてくれる事になります。
貴賓席で観戦している女神官のもとに至高神の聖堂騎士がやって来ました。
彼は種族を平等に扱うべきだと主張しています。
女神官はそれぞれの種族に考え方の違いがあるのは悪い事ではないと考えています。
彼の意見には賛同できないのですがハッキリと反論する事はしませんでした。
自分と彼とは別の人間なので意見が違うのは当たりまえですと答えています。
至高神の聖堂騎士は自分こそが正しいと考えているので憤慨しています。
女神官は自分が偽物だと気付かれなかった事に安堵していました。
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圃人の少女と至高神の聖堂騎士の対戦が始まりました。
最初の撃ち合いでは引き分けでした槍を交換して次の撃ち合いを始めようって時に異変が起こります。
王都の上空にガーゴイルが出現しました。
大混乱に陥りかけますが女神官が頑張ります。
彼女が障壁を張ってガーゴイルの突撃を食い止めました。
牛飼娘と受付嬢に部屋の扉にバリケードを作って欲しいとお願いします。
牛飼娘は即座に反応してくれました。
女神官は小鬼殺しならどうすだろうか?と考えて観戦に来ていた冒険者達にお願いする事にします。
今の女神官は王妹のふりをしているので彼女からのお願いは王妹からのお願いって事になります。
冒険者達は王妹からお願いされたと士気を高めていますね。
即座に連携を始めてガーゴイル対策を講じる事ができました。
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ガーゴイルの出現で勝負が有耶無耶になるかと思ったのですが少年魔術師が認めませんでした。
圃人の少女にぶちかませと発破をかけています。
至高神の聖堂騎士はガーゴイルを倒せと応援されたと勘違いしていますね。
雄叫びを上げて圃人の少女が斬りかかって来ました。
至高神の聖堂騎士は勝負に拘る圃人の少女が理解不能なようですね。
彼女の気迫に押されてしまい撃ち負ける事になりました。
勝利した圃人の少女を残っていた観客が大歓声で讃えます。
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小鬼殺し達がゴブリンの掃討を始めました。
祠の地図があったのでどんどん進んでいきます。
小鬼殺しは女神官が不在なのでパーティの運用に支障が出ないか心配しています。
そこは妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶が女神官の役割を少しずつ肩代わりして士気を保っています。
小鬼殺しはいい仲間をもったよねー。
ゴブリンを倒しながら地母神の杖を手に入れる事に成功しました。
彼らの前にゴーレムが現れます。
打撃攻撃が有効なので小鬼殺しは地母神の杖を蜥蜴僧侶に持たせて殴らせました。
混沌を封じる結界の要として機能しているので耐久力は高いね。
途中で折れたりする事はありませんでした。
ゴーレムを倒したのですがそれだけでは終わりません。
ゴブリンを指揮している吸血鬼が登場しました。
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吸血鬼は小鬼殺し達が殺したゴブリンをゾンビとして使役してきました。
死体なので普通に攻撃しても倒れません。
小鬼殺し達は動けなくなるように足を破壊したり背骨を破壊する事で対処します。
妖精弓手が吸血鬼を弓矢で狙撃するのですがダメージを与えられませんでした。
攻撃を受けても吸血鬼は瞬時に回復してしまいます。
有効な攻撃手段が無いので困っていたのですが吸血鬼が死んでいるって事実を利用する事にしました。
国王から借りた魔法の鞄に吸血鬼を収納する事にしましたよ!!
これは驚きの作戦ですね。
飛び散った物をカウントしなければならないという吸血鬼の特性を利用して鞄に収納する事に成功しました。
吸血鬼は間の抜けた策に嵌った事を嘆きますが逃げられませんでした。
これは盲点だったねー。
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圃人の少女に負けた至高神の聖堂騎士が会場の廊下で金剛石の騎士と出会いました。
彼が国王の侍女を従えていたので国王の仲間だと判断しました。
反論されたので金剛石の騎士を悪と断定します、物凄く短絡的ですね。
これは国王を排除する好機だと考えた至高神の聖堂騎士が斬りかかってきました。
もとから実力差が大き過ぎたようですね一撃で首を跳ねられてしまいました。
至高神の聖堂騎士は神殿の意向に背いていました。
彼が啓示を受けたのは外なる神でしたよ。
王妹に呪いを掛けたのも彼の様だね。
それは国王の怒りを買うよね・・・
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国王は大会を最後まで続ける事を決めます。
至高神の聖堂騎士に勝った圃人の少女は次の試合で落馬してしまいあっさり負けました。
物凄く残念がっています。
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女神官と王妹は事件終息後に魔穴に赴きます。
そこで結界の修復を行いました。
大役を任された事に女神官は恐縮していますね。
大役を無事に終えた彼女は小鬼殺し達のもとに急ぎます。
王宮の廊下を小走りに進んでいると国王と出会います。
国王は女神官の働きに感謝の伝えてきました。
妹と仲良くして欲しいとお願いされた女神官は「はい」と即答しました。
友達ですから!と正直な気持ちを伝えます。
国王は女神官の言葉嬉しかったようですね、兄として礼を言うといっています。
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圃人の少女と少年魔術師は旅を続ける事にします。
地上最強の大剣士になる為に、圃人の少女よりも強いやつに会いに行く事になりました。
この二人も着実に進歩しているようです。
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帰路の馬車の中で女神官が王妹の代役を務めた冒険の話をする事になりました。
牛飼娘がその補佐をする事になります。
受付嬢はこの好機を活かす事にします。
小鬼殺しからゴブリン退治の話を聞き出す事にしました。
どんな冒険だったのか聞かれた小鬼殺しは「ゴブリンがいた」と答えています。
いつも通りの二人の会話ですね・・・
受付嬢が嬉しそうなんだよね、彼女は小鬼殺しを独占できる事が嬉しいようだ。
少しだけ受付嬢と小鬼殺しの関係が進展したと言えるか?
西に戻ったら牛飼娘の手番になると言っていますね・・・牛飼娘の反撃はあるのだろうか?
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