ラノベの感想) キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 第14巻 (ファンタジア文庫)


概略:
イリ―ティアを止めようとしたタリスマンが怪物に変えられてしまいます。ミゼルヒビィはイリ―ティアへの復讐を誓い帝国で破壊活動を始めます。悪臭を嫌ったアリス達が入浴を希望しました。キッシングはルゥ家の戦闘力の高さを痛感する事になりますが燐という同士を得ます。ミスミスの登場で帝国軍の戦闘力があまりにも強大だと知り撤退を決めます。イスカと共闘する為に帝国に下ったキッシングがイスカに色々と要望を出してきます。アリスはそれが許せません。一人ぼっちになったシャノロッテがミゼルヒビィに協力する事になります。帝国軍の施設を襲うミゼルヒビィとシャノロッテを止める為アリスとキッシングは帝国軍に協力する事にします。

レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2022/12/20
著者:細音啓
イラスト:猫鍋蒼
ISBN:978-4-04-074444-5
雰囲気:予定外、乳比べ、覚悟確認、ルゥ家(巨乳)は敵、研究所跡襲撃、穴掘り大作戦、悲嘆、三王女揃い踏み、拳で語る、正しい選択、新提案

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Prologue.1
腑抜けな王女と呼ばれて
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イリ―ティアを止めようとしてタリスマンが原液を注射しました。
オーバードーズによりイリ―ティアが苦しみ始めます。
予定ではイリ―ティアを消滅させる事ができる筈だったのですが反撃されます。
人間形態を取れなくなったイリ―ティアが黒い繭形態に変形します。
繭から触手が伸びてきてタリスマンを引きずり込みました。
ミゼルヒビィとヴィソワーズは見ている事しかできません。
繭の中からイリ―ティアとタリスマンの絶叫がこだまします。
繭がわれ立っているタリスマンと倒れているイリ―ティアが出てきました。
タリスマンはミゼルヒビィに背を向けています。
倒れているイリ―ティアが地面を這ってボルテックスに向かいます。
弱っているので殺す大チャンスなんですがミゼルヒビィは動けません。
イリ―ティアがタリスマンには彼に匹敵する才能が居なかった。
この場にタリスマンが二人いれば自分は負けていた。
腑抜けな王女が跡取りで内心さぞかし落胆したことでしょう、と言ってきます。
ミゼルヒビィは馬鹿にされたのですが攻撃に動けません。
ヴィソワーズと共にイリ―ティアを止める為に動こうとしましたがヨハイムに殴り飛ばされます。
面倒を掛けてしまった事をイリ―ティアが謝っていますね。
ミゼルヒビィは狂暴な獣が飼育員に懐いているようだと感じます。
ヨハイムはイリ―ティアを抱えてボルテックスに飛び込みました。
イリ―ティアを止めようとしてヒュドラ家の作戦は失敗に終わります。
ミゼルヒビィは何も発しないタリスマンに声を掛けます。
振り向いたタリスマンの左目が巨大化していました。
タリスマンはこの世でもっとも大きな知と力に同時に触れたと言っています。
私は至ったと言うとタリスマンに変化が現れます。
よく見るとタリスマンの首筋に触手らしきものが刺さっていました。
イリ―ティアは過剰分の厄災をタリスマンに押し付けたようです。
タリスマンは厄災に乗っ取られようとしています。
ヴィソワーズはミゼルヒビィにあれはもう当主じゃない、捉えるぞと叫びます。
ミゼルヒビィはタリスマンを厄災に変えたイリ―ティアに強い恨みを抱く事になりました。
タリスマンの惨状は事後自得って感があるけどね。
イリ―ティアは敵を作ってしまったよ。
現状ではミゼルヒビィが勝てるとは思えませんけどね。

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Chapter.1
ルゥ家はずるい
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イスカ達は二台の車でカタリスク汚染地から帰還中です。
イスカ達と同じ車に乗っているシスベルが自分に付いた悪臭が我慢できないと騒ぎはじめます。
イスカ達帝国兵は悪臭になれているので気にしてない様子です。
別の車で移動中の燐から連絡が入ります。
悪臭のするアリスをこのまま輸送機に乗せるわけにはいかないと言っています。
燐は悪臭を放つアリスを輸送機の乗せる事で帝国兵から皇庁の王女は臭いとの悪評が立つのを警戒しています。
アリスも風呂に入りたいと主張しているそうです。
燐はアリスを入浴させる為に寄り道すると言い出しました。
アリス、シスベル、燐、キッシングが公衆浴場で入浴する事になりました。
他の客は彼女達が放つ悪臭が嫌で出て行ってしまいます。
冥が監視役として一緒にやって来たのですが彼女は風呂ギライなので入りませんでした・・・残念。
キッシングが服を脱ぎ始める気配が無いですね?
燐が一人で着替える事ができないんだと気が付き手伝う事になります。
従者の鏡ですね。
タオル一枚になったキッシングがアリスのおっぱいを注視しています。
大きくて羨ましいようですね。
キッシングが「おとな」と呟くとアリスが真っ赤になっておっぱいを隠していますが谷間は隠せませんでした。
シスベルは全裸になり早々にシャワーを浴び始めています。
年下なのにシスベルは巨大なおっぱいを持っていました。
キッシングは仮面卿からの助言に従い勝てそうな相手を探します。
燐のおっぱいになら勝てると確信したようです。
燐としてはキッシングよりは大きいとの自負があったのですが鼻で笑われたので乳比べを始めました。
アリスは先に入浴する事にします。
シスベルと燐とキッシングが何をしているのか不思議がっています。
持つ者には持たざる者の気持ちなんて分からないんだよ。
キッシングと燐は不毛な争いを止め貧乳同盟を結びます。
自分たちは成長期なので数年後には巨大なおっぱいを手にしている筈と励まし合っています。
そこに全裸のミスミスがやって来ました。
彼女も入浴する事にしたのね・・・
ミスミスも巨大なおっぱいを持っています。
顔は童顔なのにアリスに負けない乳を持っている彼女に燐とキッシングは戦慄しています。
帝国軍の戦闘力は我々をはるかに上回っている撤退と言っています。
ミスミスには二人が騒いでいる理由がさっぱり分かりませんでした。
やっぱり持つ者には伝わらないんだよ。
天守府に戻ってきたイスカ達はユンメルンゲンと面会する事になります。
最初にイスカに今後も星剣を振るう覚悟があるのか聞いてきました。
星の民から星剣の本来の用途を教えられたイスカは覚悟を決めていました。
星剣を使って厄災を倒せば星霊は星の中枢に帰っていきます。
そうなれば皇庁との戦争も終わります。
イスカは「完全終戦」の為に厄災と戦うと答えました。
帝国兵は解散となります。
残った三王女プラス一への質問が始まります。
キッシングは厄災を倒すと意気込んでいます。
アリスは迷っているようですね。
ユンメルンゲンがアリスが迷っている理由を見透かします。
アリスは厄災を倒し全ての星霊が星の中枢に戻ると自分が魔女では無くなる事に気付いています。
魔女と魔人が居なくなった皇庁では帝国に対抗できないと考えています。
ユンメルンゲンはアリスの考えを先走り過ぎと笑っています。
厄災を倒せるかはまだわからないからね。
厄災を倒す前にイリ―ティアが邪魔してきそうです。
ユンメルンゲンはアリスが相手ならイリ―ティアが油断するだろうと予想しています。
アリスはイリ―ティアと対峙した時を思い出しそうだろうか?と不安になっています。
厄災を倒すには三王女の協力が不可欠なのでユンメルンゲンは褒美を与えると言い出します。
イスカはアリスと燐の監視役です。
アリスと燐の部屋にやって来ました。
彼女達の鞄を漁る権限を持っているのですがやる気になれませんでした。
彼女達を信用していないみたいに思えて検める事ができませんでした。
キッシングを連れた冥が入室してきます。
キッシングが監視役はイスカが良いと言ったそうですよ。
冥は面倒な任務を押し付けられると考えてキッシングを連れてきたようです。
キッシングを置いて昼寝に向かいました。
アリスの部屋でイスカはキッシングと二人きりになってしまいます。
キッシングが紅茶はミルクティが良いと注文を入れてきました。
アリスの部屋のソファに沈んで寛ぎ始めています。
意外と図太い性格してますね。
アリスと燐が戻ってきました。
キッシングの姿を見つけたアリスは文句を言ってきます。
キッシングが持っていた星剣のレプリカナイフでアリスのおっぱいを刺しましたよ!!
星霊エネルギーを蓄える事の出来るナイフを使いアリスから星霊エネルギーを吸いだそうと考えたようです。
キッシングはアリスのおっぱいが星霊エネルギーで膨らんでいると考えていました。
ナイフを刺しても萎まないアリスのおっぱいに瞠目しています。
燐はキッシングの考えを聞いてなんて深い考察と賞賛を贈っています。
アリスからおっぱいは星霊エネルギーで膨らんでいるわけでは無いと聞かされたキッシングが暴走します。
ルゥ家は敵ですと言って再度アリスのおっぱいを刺しました。
悪は滅びたと満足そうなキッシングにアリスが飛びかかろうとしています。
イスカと燐がアリスを取り押さえる事になりました。

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Prologue.2
私には力が必要なのよ
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帝都の警戒レベルが引き上げられて帝都に入れなくなったシャノロッテが困っています。
彼女は一人でも帝国を打倒しようと考えています。
身を潜めているカフェのテレビで第9国境検問所が襲撃されたとのニュースを見ました。
無鉄砲な事をするのは何者なんだと興味が沸いた彼女は潜伏先として予想される森に急ぎます。
そこで帝国軍から鹵獲した荷物の積み込み作業を行っているミゼルヒビィを発見しました。
大物の登場に驚きます。
タリスマンの姿が無い事を不思議に思っていると巨大な箱が目に入りました。
中には猛獣が入っているのか?暴れていますね。
中身が何なのか不明なのですがシャノロッテは嫌な予感を感じます。
ミゼルヒビィが、もう後がない、力が必要なんだ、と叫んでいるのも気になります。
これ中に入っているのは変貌してしまったタリスマンだよね?

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Chapter.2
二つの復讐
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朝から冥に連れられたキッシングがアリスの部屋にやってきました。
キッシングはイスカに朝食のパンケーキを作って欲しいとお願いしてきます。
イスカを独り占めしたいアリスが文句を言っていますね。
キッシングがアリスはイスカの作った朝食を食べたく無いの?と言われて連合しています。
イスカがマジメな話をしてよと文句を言うとキッシングが星剣のレプリカを砕きたいと言い出しました。
イリ―ティアへの切り札になるけど自分ではナイフを振り回せないと言っています。
イスカはイリ―ティアが星霊エネルギーが毒になると言っていたのを説明し二人の王女に倒せるか聞いてみる事にします。
二人の星霊術はイリ―ティアに効くのか聞いてみると無理と言われてしまいます。
イリ―ティアの力が強すぎて二人の星霊術では効果が見込めないと言われます。
三人が話し込んでいたので燐が朝食のパンケーキを作ってくれました。
あらーアリスとキッシングはイスカのパンケーキを食べられないようです。
そこにミスミスから慌てた様子の通信が入ります。
ミスミスからの通信でミゼルヒビィとシャノロッテがケルヴィナの研究所を襲った事が判明しました。
皇庁の王女が攻め込んできたので冥が皇庁に帝国と全面戦争の意思があるのか聞いてきます。
疑いを晴らすためにアリスが女王に連絡を入れます。
その時女王はシスベルを迎えに行くため中立都市に向かう車中にありました。
突然のアリスからの通信に驚いています。
アリスから皇庁に帝国との全面戦争をする意思を問われます。
緊急性があると言っているアリスの言葉を重く受け止めた女王は正直な真意を伝えます。
女王には帝国と全面戦争をする意思はありませんでした。
女王は帝国の強さを良く分かっています。
アリスはシスベルの事は任せると言って通信を切ります。
女王の言葉で冥は一応納得する事になります。
ミスミスがシャノロッテの事を気にかけています。
裏切られたのに彼女はシャノロッテを敵と思えないようですね。
女王が中立都市エインでシスベルと再会しました。
ついて来た璃酒が挨拶しています。
璃酒が使徒聖と分かると女王ミラベアは警戒心を強めます。
璃酒がイリ―ティアがやらかしてくれたので帝国と皇庁で争っている場合では無くなったと戦意がない事を伝えます。
無事に女王の元から離れられて安堵していますよ。
女王の強さは強大なようですね。
冥から璃酒に通信が入ります。
ミゼルヒビィとシャノロッテがケルヴィナの研究所を襲ったと知らされます。
冥は次の標的が分からずに困っています。
いっそ帝都を攻撃してくれねーかなとまで言っています。
璃酒には次の標的が分かったようですね。
それを冥に伝えないのは何故なんだ?

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Chapter.3
この世でもっとも強い力
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イスカが昼食の要望を聞こうとして声を掛けると燐に「知らん!」と怒鳴られます。
燐はミゼルヒビィの狙いを聞かれたと勘違いしています。
イスカが昼食のメニューを聞きたかっただけだと伝えると要望を伝えてきました。
アリスはジャム付きパンケーキで燐はジャガイモ入りのオムレツだと言ってきました。
キッシングにも聞いてみると彼女は忙しいと答えます。
金槌を振り下ろして忙しそうにしていますね。
ミゼルヒビィとシャノロッテの狙いが何か検討しているんだなと聞かれます。
キッシングはゾア家がオン叔父さまと自分が行方不明になった所までは掴んでいるでしょう。
それなのに派手に帝国軍の施設を攻撃する意図が分からないと答えます。
派手に動いているのでキッシングの行方を捜している可能性は無いと断言してくれますね。
シャノロッテが一人で動いているのでゾア家は組織的に動いているのではなく彼女の単独行動の可能性が高いと予想します。
当主のタリスマンの姿が見えないのでミゼルヒビィの狙いも分からないそうです。
イスカと話す事で意識が逸れていたので金槌で指を打ち付けてしまいます。
お詫びにイスカに身体で支払って欲しいとお願いしてきました。
アリスがエロ妄想をしたようですねイスカに手を出そうとしていると考えてキッシングを咎めます。
キッシングは紅茶を一杯ついで貰おうとしたんだけどと答えました。
アリスは安心したのですが燐がどんな事を想像したのか追及してきます。
アリスの妄想がどんなモノか開示される前にミスミスから通信が入ります。
ミゼルヒビィがオーメン研究所を襲撃したとの報告が入ってきました。
ミゼルヒビィの狙いが分からない一同の中で音々が璃酒に質問します。
回収したヴィソワーズの研究成果はどこに行ったのか?と。
これによってミゼルヒビィの狙いが分かりました。
回収物はオーメン研究所に保管されています。
ミスミスとジンを天帝の護衛役として残してオーメン研究所に向かう事になります。
シスベルが女王にユンメルンゲンからの手紙を渡しこれまでの戦果を報告しています。
ユンメルンゲンの暇つぶしに付き合ったゲーム盤での対戦を伏せて天帝と互角に渡り合ったと報告しています。
重要な部分を隠したシスベルの報告を引いて女王はシスベルの頑張りを褒めてくれます。
シスベルがシュヴァルツがどのようにして救出されたのか知りたがりました。
シュヴァルツからサリンジャーによって助け出されたと聞かされ驚いています。
女王からサリンジャーの人となりが説明されていますね。
先代女王を襲撃したサリンジャーならシュヴァルツを助ける筈は無いとも言っています。
シュヴァルツからサリンジャーがヒュドラ家を憎んでいる事もが伝えられました。
女王は厄災を倒した場合、星霊が星の中枢に帰り魔女や魔人が居なくなる事をアリスがどう考えているか質問してきます。
シスベルはアリスとその事を話した事は無かったのですが自分と同じ悩みと戦っていると伝えました。
女王、アリス、シスベルは星霊を失った場合、皇庁が帝国に対抗するのは難しい、どうすればいいのか?と迷っています。
オーメン研究所に到着した一行は踏み込めない状況に陥っています。
ミゼルヒビィ一派は制御室を占拠しています。
監視カメラ網を掌中に入れられているので近付けません。
困っていると冥とイスカにキッシングと燐が協力を申し出ました。
土の星霊を使える燐が研究所の下までトンネルを掘りキッシングの棘を使って壁を破壊して侵入できると提案します。
帝国軍の隊長達は異論を唱えますが冥が二人の申し出を受け入れました。
使える戦力は何でも使うだけだと言っています。
アリスは自分にだけ出番が無い事に危機感を募らせます。
自分にも役割をくれとアピールしますが繊細な作業には不向きだとキッシングに言われてしまいました。
燐がアリスの代わりに大役を務めてみせますと慰めていますが火に油なように思えますね。
ヴィソワーズが地下の避難室に逃げ込んでいたニュートン所長を発見しました。
後ろからミゼルヒビィが出てきます。
他の所員は恐怖に震えているんですが純血種と会えてニュートンは大喜びしていますよ。
ミゼルヒビィ達がケルヴィナの研究成果を狙っている気付いたニュートンは交渉を持ちかけ時間を稼ごうと考えます。
企みをお見通しなミゼルヒビィは研究成果を全て出せと要求しました。
ニュートン達を連れて研究成果を保管している倉庫に向かいます。
ミスミスが報告書を書き終えて女寮に帰ってきました。
敷地内に銃声が響きます。
慌てて現場に駆け付けると一人の女性隊員が倒れていました。
その近くにシャノロッテが立っていました。
シャノロッテは憎々し気にミスミスを睨んできます。
星霊力を検知する機器の存在を思い出したシャノロッテは逃走しました。
ミスミスはシャノロッテを追いたかったようですが倒れている隊員の救護を行います。
隊員から身分証を盗まれたと知らされます。
ミスミスは璃酒に連絡して判断を蒼ていますね。
璃酒から何の為に身分証を盗んだんだと問われて私に分かるわけないでしょと叫んでいます。
璃酒は司令部に報告する事になりました。
ミスミスは襲われた兵を医務室まで運ぶことになります。
その後目撃者兼被害者として聴衆が行われる事になりました。
騙される可能性があるのでミゼルヒビィは自分たちだけで探していますね。
最後の倉庫で目的だったアンプルを発見しました。
ミゼルヒビィは自分にアンプルを注射してイリ―ティアに対抗する力を手にしようとしています。
ヴィソワーズが本当に打つのか?と止めてきます。
適応できなければミゼルヒビィは化け物と化してしまいます。
失敗したら泣きわめいて後悔する事になると警告されたんですがミゼルヒビィの決意は変わりませんでした。
アンプルを打つ直前にキッシングの声が聞こえてきました。
キッシングが棘の星霊を使って壁を破壊して倉庫に入って来ましたよ。
後ろからアリスが現れます。
アリスとキッシングがタリスマンを探している様子だったのでミゼルヒビィを苛立たせています。
アリスがアンプルを指さして狙いは災厄の力、予想通りねと叫びます。
シスベルの灯があればヒュドラ家と八大使徒との繋がりは暴ける、ヒュドラ家はもう終わりだと宣告します。
ミゼルヒビィが「黙れ!」と叫んでいます。
余裕を失った彼女は星霊力を駄々漏らしになっていますね。
「私にはもう時間も手段も残ってないの!星も月も、自ら輝くことのできない存在が、太陽に代われると思うな!」と絶叫しています。
これはいけないね・・・冷静になるのは難しいとは思うけどアリス達とは交渉すべきだね。
目的は打倒イリ―ティアなのだから協力するのが一番目的を果たす可能性が高いと思うんだけど?

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Chapter.4
帝国兵を辞めた魔女と、魔女になった帝国兵
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イスカ、冥、音々はオーメン第一研究所の避難用シェルターに地下から到着しました。
燐が掘ったトンネルを使って捉えられていた研究員を避難させています。
冥はミゼルヒビィの軍勢が待ち構えていると期待していました。
しかし監視役が誰も居ませんでしたね。
ガッカリしています。
イスカと冥はキッシングに連絡します。
キッシングから交戦中であるとの回答が返ってきました。
ここは安全だと判断したイスカと冥は助っ人に向かおうと考えます。
そこにヴィソワーズが現れました。
ヴィソワーズは足止め役として登場しましたよ。
イスカと冥がヴィソワーズと戦い始めます。
天守府の守りに付いているミスミスとジンが非常事態に遭遇しました。
天守府の発電機が破壊されてしまい監視カメラが機能しなくなります。
シャノロッテが奪った身分証が帝国軍の基地内で使われました。
停電を起したのがシャノロッテだと分かりました。
しかし彼女の使う雷の星霊には過電流を引き起こして電源設備を破壊するだけの威力は無いはずでした。
不審に思ったのですがミゼルヒビィの星霊を使い強化されたんだと気が付きます。
ジンはシャノロッテの目的が天帝暗殺だと気付きます。
一階の扉を破壊してシャノロッテが天守府に侵入しました。
ミスミスとジンが駆け付けた時には姿を消していました。
ミスミスはシャノロッテと対話したいと言い出し二手に分かれて捜索しようと提案します。
ジンは危険と主張しますがミスミスからシャノロッテは彼女を馬鹿にしている。
即座に撃たれる事は無いので対話のチャンスがあると訴えます。
ジンはミスミスの提案を受け入れ二手に分かれる事にします。
一人になったミスミスの前にシャノロッテが現れました。
思いの外はやく遭遇してしまいミスミスは考えが纏まりません。
裏切られたけどシャノロッテの事を敵とは思えないと伝えます。
シャノロッテから冷たい返答が返ってきました。
彼女は星霊使いでない帝国人が嫌いだと言っています。
ミスミスは自分も星霊使いになった事を明かして対話を続けようとします。
しかしシャノロッテの怒りは収まりません。
ミスミスの能天気さが許せんと喚いて星紋を攻撃してきました。
星紋を負傷したミスミスに星霊の声が聞こえてきました。
シスベルから星霊の声が聞こえてくる時が来ると言われていたのを思い出します。
ミスミスは星霊を受け入れたようですね。
彼女の星紋が輝き柔らかな風が吹き出してきました。
ミスミスに宿った星霊がシャノロッテの星霊を鎮めてしまいます。
何度も雷撃を放つのですがその度に消滅させられてしまいます。
ミスミスに宿った星霊は初代女王アリスローズに宿っていた星霊でしたよ。
戦いを回避しようとするミスミスにアリスローズの面影を感じて宿ったようですよ。
それを感じ取ったユンメルンゲンが当然の結果だなと言ってますね。
アリスローズの子孫は女王争いに明け暮れていたので誰かに宿る事はなかったって事のようです。
星霊を使っての攻撃は無理と悟ったシャノロッテはミスミスを掴み上げて窒息死させようとしてきますね。
目が血走っています。
ミスミスは冷静でした・・・時間稼ぎに徹していたのね。
駆けつけたジンが二発の狙撃を当てます。
ミスミスを二回いたぶってくれたので二回銃撃したそうだよ。
ミスミス部下に愛されてますね。
ミスミスは危機を脱したのですがシャノロッテを無力化するのには失敗しました。
閃光手榴弾を投げてシャノロッテは通路の奥に逃げ伸びます。
血痕が残っているので後を追う事はできそうだな。
ヴィソワーズに対してイスカと冥は有効な攻撃ができません。
そこに音々が現れて起死回生の一発を放ちました。
拳銃で狙撃したのですがヴィソワーズは怪訝な顔をしています。
銃弾はヴィソワーズをすり抜けてしまい効果がないのですよね。
音々の狙いは地下から汲みだした星霊エネルギーを運ぶパイプラインでした。
銃弾で穴が開きそこから星霊エネルギーが吹き出してきました。
ヴィソワーズは怪物化しているので猛毒を浴びる事になりました。
星霊が帝国兵の味方をした事に対してヴィソワーズが悪態を吐いています。
音々が冷静に指摘していますよ。
ヴィソワーズに向かってあなたは星霊を捨てたじゃないと伝えてます。
仕方ないわね、とヴィソワーズは納得して倒れました。
アリスとキッシングはミゼルヒビィの星霊力を放出させ切る事に成功しました。
二人はミゼルヒビィの星霊エネルギーが尽きるまで消耗戦を挑み耐え抜きます。
倒れたミゼルヒビィからアンプルを狙った理由が明かされます。
ミゼルヒビィからイリ―ティアを倒す為にはアンプルを打って自分も怪物化するしかなかったと告げられます。
アリスはミゼルヒビィの覚悟だけは認めています。
気絶したミゼルヒビィの身柄を帝国兵に渡してアリスとキッシングはイスカとの合流を待つ事にします。
帝国兵で溢れるテントに入る気にならず外で待っています。
キッシングが帝国兵が巨大なコンテナを運び出しているのに気が付きます。
キッシングが中に帝国兵一万人に囲まれるよりも気持ちの悪い気配が漂ってくると指摘します。
コンテナが内側から切り裂かれて中からタリスマンが出てきましたよ!!
タリスマンはこれまで通りのキザな挨拶をしてきましたが顔の左半分が筋繊維に覆われてて左目が肥大化していました。
異形にキッシングが悲鳴をあげています。
タリスマンは「至った」と伝えてきました。
良い子だね。そのアンプルを渡しなさい。
アリスは真の魔人を目撃する事になりました。
アンプルはタリスマンに奪われてしまうのでしょうか?

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Chapter.5
光輝よ、この世でもっとも気高き力よ
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逃げたシャノロッテはすぐにミスミスとジンに見つかります。
血痕を残してしまっているので当然ですね。
ミゼルヒビィに強化して貰った星霊はミスミスによって無力化されてしまいます。
天帝と差し違える気で天守府に乗り込んだのに打つ手なしです。
項垂れるシャノロッテの前にユンメルンゲンが姿を表しました。
シャノロッテは天帝が獣人化しているとは知らなかったみたいですね。
その姿を見て驚いています。
千載一遇の好機と見て取ったシャノロッテはユンメルンゲンの首を締め上げます。
しかしユンメルンゲンは痛痒を感じていませんね。
何で星霊に近い存在のお前が天帝なんだ、何で皇庁の味方をしてくれないと憤りを示します。
ユンメルンゲンは自分にしかできない事があると告げてきます。
それは皇庁との和平協定を結ぶ事だと告げました。
行き場が無いと嘆いているシャノロッテに行き場を作ってやると言っています。
和平がなれば敵対する必要は無くなるのですがシャノロッテには認める事ができませんでした。
これまで帝国への憎悪が生きる活力だった彼女には認める事ができないそうです。
ユンメルンゲンはあくまでも闘争を希望するシャノロッテの願いを叶えて上げる事にします。
ミスミスを呼びつけて拳と拳で語り合わせる事にしました!?
あっれー女の子同士の対話が殴り合いになっているよ。
ミスミスのパンチで語り合い会が始まります。
シャノロッテはミスミスなんか相手にならんと考えていたようですがミスミスが頑張りました。
全力での殴り合い、と言ってもシャノロッテは負傷しているので最大パワーを発揮できたとは言えませんが。
気分的には全力で殴り合えたようですよ。
何でこんな馬鹿な真似をしているんだ?と自分の馬鹿さ加減に気付きました。
ミスミスに負けたと宣言しています。
帝国への恨みや怒りは忘れる事にしたようです。
ミスミスは結局良く分かっていないようですね。
アリスとキッシングがタリスマンを止めようと試みます。
二人の星霊術はタリスマンに力ずくで無効化されていますよ。
アリスの氷は物理的に破壊されてしまいます。
キッシングの棘はタリスマンに当たりません。
タリスマンは今の自分の姿こそが知の到達点だと主張しています。
追い詰められている二人の前にイスカが現れます。
キッシングが遅い嬲られるところだったと文句を言ってきました。
イスカの星剣はタリスマンでも怖いようですね、警戒しています。
イスカはタリスマンのこれまでの努力を認めているみたいです。
それだけに彼が努力によって築き上げた星霊術を捨て災厄に頼った事が残念で仕方ないと感じています。
イスカが参戦してもタリスマンが優勢でした。
タリスマンが物理的な筋力を頼りに攻撃してきたので避けるしかないようだ。
星剣で攻撃を受け止めると破壊されてしまうみたい。
厄災を取り込んだ影響でタリスマンの肉体が崩れていきます。
腕が落ちてしまいますが新たな腕が生えてきました。
イリ―ティアも適合できず身体を維持できませんでした。
タリスマンの自分の肉体を失う事は覚悟していたようです。
異形へと変貌を遂げようとしているタリスマンの姿を見てミゼルヒビィが叫びます。
彼女は自分が恐怖を感じていた事、恐怖を感じてしまった自分への怒りで行動していた事に気が付きます。
太陽は気高くあるべきと気付いたミゼルヒビィはタリスマンにもうやめてと叫びます。
タリスマンは天敵イスカに集中しているのでミゼルヒビィの声が聞こえていません。
ミゼルヒビィは月と星は太陽があるから輝けると告げアリスとキッシングに力を与えたようです。
ミゼルヒビィによって強化されたアリスの氷の壁がタリスマンの攻撃を防ぎます。
強化されたキッシングの棘がタリスマンに刺さります。
イスカの星剣がタリスマンの核を砕きました。
ミゼルヒビィが泣きながら、ごめんなさい、叔父さま、と謝っています。
タリスマンは正気を取り戻したのか?
「涙を恥じる必要は無い。」
「過去のいつよりも美しい。もう立派な淑女じゃないか」
と言って倒れました。
キザだ、最後の最後までキザだった。
これだけキザ野郎だと美少女ミゼルヒビィに叔父さま呼ばわりされるのも似合っている。

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Epilogue.1
星月太陽
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ミゼルヒビィがタリスマンとヴィソワーズの助命を乞うていますよ。
自分の事はどうでもいい、災厄に関わる貴重なサンプルとして二人は生かしておく必要がある。
イスカはニュートン室長は二人を研究素材として人体実験や拷問をするのではなく治療をすると言っていたと伝えます。
ミゼルヒビィは施しのつもり、憐みのつもり、安心させてから裏切る気?と聞いてきます。
ミゼルヒビィ達は災厄のアンプルにしか興味がなく研究所の職員に手を出さなかったので罪が軽くなるようだぞ。
警戒しているミゼルヒビィにイスカが天帝からのメッセージを聞かせます。
ユンメルンゲンは軽い調子でミゼルヒビィの力が必要なんだ。
災厄を倒すのに協力すれば罪を拭う機会を与えると告げていました。
ミゼルヒビィはこの話に乗るよね。
シスベルは久々に女王の間にやってきました。
そこで女王にユンメルンゲンからの書簡を渡します。
ユンメルンゲンの性格を知らない女王は警戒しています。
シスベルから爆弾や盗聴器を仕掛けるような奴ではないと言われて開けてみます。
開けてみると白紙の紙が入っていました。
シスベルが紙の中央に星霊光が灯っている事を指摘します。
訝しむ女王にシスベルが天帝は相手を驚かせる為だけにこんな凝った仕掛を施す性格なんだと伝えます。
世界地図が炙り出されました。
女王の間に始祖(エヴ)が入って来たぞ。
「ユンメルンゲン、癪に障る真似を」不満そうにしていますが手紙をよこせと要求してきました。
イリ―ティアの召喚した虚構星霊を蹴散らしてクロスウェルと何処かに消えていたのですが、用は済んだのか?
天守府でジンがミスミスを治療しています。
もう少し優しく手当してとミスミスが泣きついています。
ジンがこれが限界だ諦めろと冷たく突き放しますが諦めないでと泣きついているぞ。
ユンメルンゲンが星の意思に語りかけています。
ミゼルヒビィを引込めるなら協力してくれると星の意志は言っているようですね。
エヴは気まぐれなので放置しようと考えています。
もう一人協力して欲しい魔人が居るようですが行動原理が違うので無理かと諦めています。

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Epilogue.2
天の上、天の下、ただ一人
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皇庁の中央州にあるホテルにサリンジャーが滞在しています。
おや意外と女王の近くに居るのね。
サリンジャーは太陽の拠点「雪と太陽」からグレゴリオ秘文を奪いました。
そこから太陽と八大使徒による被検体の存在を知ったようだね。
皇庁がボルテックス「太陽航路」から災厄を討とうとして精鋭部隊を送り込んだとして結果は壊滅する。
精鋭部隊に「彼女」も入っているとしたら。
「くだらん」と腹立たし気にしますが心配ではあるようですね。
彼女ってのは女王の事だよね。
サリンジャーは女王を守る為に動くのか?
もう素直じゃないんだから、心配だと言って彼女の側に居れば良いんだよ。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘5
友情5
愛情3
ラッキースケベ5


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