ラノベの感想) ガリ勉くんと裏アカさん 1 散々お世話になっているエロ系裏垢女子の正体がクラスのアイドルだった件 (HJ文庫)


概略:
成績優秀だけど内申点の低い高2の狩谷勉には人には言えない趣味があります。RIKAさんという裏垢主が投降するエロ画像の蒐集です。勉の生き甲斐になっています。勉には普段から美少女をガン見する傾向があるみたい。学校のアイドル的存在であるクラスメートの立華茉莉花がRIKAさんではないかとの疑いを持ちました。教室で茉莉花を見ていたのが本人にバレてしまい尋問される事になるよ。勉は確信を持てていなかったのですが茉莉花はバレたと確信していたようです。「何で分かったの」と聞いてきました。RIKAでの更新を続けて欲しい勉は茉莉花の秘密を守る事に決めます。茉莉花は勉に脅迫されると思ってたようですけどね。茉莉花は耳目を集める存在なので外野の思惑が交錯して二人の距離が急速に縮まっていきます。

レーベル:HJ文庫
発行日:2023/1/1
著者:鈴木えんぺら
イラスト:小花雪
ISBN:978-4-7986-3042-7
雰囲気:趣味、救出、疑惑、観察と尋問、秘密共有、協力と報酬、顔出し、交際疑惑と姑息な手、対面学習、告白、下方修正?

>>
プロローグ
>>
狩谷勉くんが黒髪ロングの爆乳美少女、立華茉莉花と秘密を共有する事になりました。
彼女は勉の通っている学校のアイドル的存在です。
二人に接点は無かったようですね。
勉と茉莉花は人気の無い路地で話しています。
緊張のあまり勉はろくに口がきけてないな。
茉莉花がリードしているようです。
「いいよね、共通の秘密って。ドキドキしない?」と言ってきます。

>>
第1章 ガリ勉くん、悟る
>>
勉は一人暮らしをしています。
母親が再婚する事になり美しい義妹ができました。
とっても羨ましい展開なんですが現実は厳しかったな。
勉は高二で義妹は高一です。
色々と気疲れしてしまい一人暮らしを始めたようです。
義妹の方は勉の事を心配しています。
勉は長期休暇になっても実家に帰らないみたい、それを心配して電話を掛けてきています。
勉は義妹の事を嫌ってはいないようですが苦手にしています。
彼女との通話も忍耐を強いられると感じています。
ちょー勿体ないね。
義妹ちゃんは「嘘だったら針千本飲ませます」とか可愛い事言ってくれてるんだよね。
勉は義妹に適当な答えを返して通話を切りました。
勉はマジメに勉学に励んでいるようですが一人暮らしなので時間が無いみたい。
学校が終わるとバイトに行き帰ってから予習復習の毎日です。
学生らしくて偉いと思いますが交友関係が希薄化しています。
ボッチ寸前のようですが趣味を見つけました。
裏垢の閲覧です。
あるとRIKAって女の子を発見しました
RIKAは顔を隠した自撮り画像をアップしていました。
それがもう物凄くエロイそうです。
特にでっかいおっぱいに勉は惚れこんだみたいだね。
RIKAがコスチュームを募集しました。
勉は必死に考えてバニーガールを希望すると書き込みます。
この世で一番エロい衣装を考えた末の結論ですよ・・・可愛くない?バニーガールだってさ。
まああんまり無理な事言ってRIKAにブロックされたりアカウントを削除されても困るからこの辺りにしたのかもだけど。
もうちょっとさーあるでしょ・・・シールとかさ。
勉は自分の希望が選ばれるかもと期待しながら眠りに就きます。
きっと良い夢見れた筈。

>>
第2章 ガリ勉くん、謀る
>>
勉の通っている高校は意外な事に県下一の進学校でした。
勉は学力は高いのですが問題児とみなされています。
勉は教師陣を無能と思っていますね。
学校で行われている授業は勉にとって問題外に低レベルでした。
教師達の態度も悪い様子です。
生徒には校則を守れと上から目線で言ってくるくせに自分達はだらしがないようです。
学校ではスマホの電源は切っておくと書かれているのに使ってたりします。
お菓子の持ち込みは禁止されているのに職員室で食ってます。
まあ色々と目に余るようですね。
勉はプロ意識の高さを求めているようですが彼らの境遇も理解しています。
教師は所詮サラリーマンと考えていますよ。
尊敬の念とかは皆無ですな。
自分たちを敬わないのに勉強はできるので煙たがれています。
その日も昼休みに担任教師に職員室に呼び出されました。
勉は授業中も自主的に勉強していて授業は聞いていないようですよ。
多くの教師から授業態度が悪いと苦情が出ていると叱られています。
勉としてはお前らの授業が低レベル過ぎるんだと言いたいみたいですね。
担任教師は割と美人さんのようですが勉は興味を持っていません。
担任教師のお説教を早く終わってくれないかなって聞き流していました。
職員室に怒声が響きます。
見ると同じクラスの立華茉莉花が生徒指導教師と対峙していました。
生徒指導教師は五十代のおじさんで上下ジャージです。
彼は茉莉花に化粧を落とせと迫っています。
茉莉花が怒りを露わにしますが怒るポイントがずれていました。
生徒指導教師が取り出した安いメイク落としを咎めています。
そんな安物で適当に落とせって言うのと怒っています。
勉は怒るポイントはそこな?と驚いていますよ。
勉は自分に説教している担任教師が茉莉花を庇わない事を不満に感じています。
虐めにたいして見て見ぬふりをするのは虐めに加担しているのと同じ。
授業でしたり顔で語っていたくせに他の教師は遠巻きに見ているだけでした。
生徒指導教師は同僚からも煙たがられているので関わり合いになりたくないと思っています。
そんな彼らの態度も勉を苛立たせています。
勉はちょっと攻撃的になりますね。
茉莉花と生徒指導教師の口論に割って入る事にしますよ。
義妹から教えられた人心掌握術を使い演説を始めました。
生徒vs教師の構図では勝てないと分かっているので問題点をすり替えますよ。
茉莉花が校則違反をしているのは手本となる教師を真似ているからだと言い放ちました。
女性教師は血相を掛けていますね。
教師たちは自分たちが生徒の手本となるべきとは考えているようですね。
勉の解説ではそれ程の価値がある人物たちには思えませんがね。
これで茉莉花が化粧を落とした場合翌日から自分たちもノーメイクで出勤する事になるね。
それは困ったって感じで生徒指導教師の味方が居なくなりました。
教頭(女性で五十代)が生徒指導教師を止めています。
この場はなかった事にしましょうって事だね。
職員室の空気が変ってしまいます。
勉の作戦が成功し教師たちは互いに争う構図となりました。
勉と茉莉花は解放される事になりました。
同じクラスなので一緒に教室に戻る事になります。
勉は茉莉花の後を付いて行きます。
茉莉花が通ると廊下に居た生徒たちは左右に分かれて道を開けています。
勉は十戒で有名なモーゼが海を割ったみたいと感じています。
後ろを歩いているので茉莉花の揺れるお尻と太ももを堪能しています。
茉莉花の右膝の裏にほくろを発見しました・・・フェチだな。
茉莉花のお尻と足を注視していると振り返った彼女にお礼を言われました。
素早く視線を動かしたのでギリギリバレていないと思っています。
さあどうだか?
勉はガリ勉って仇名を付けられているみたいです。
茉莉花はガリ勉と言ってしまったのを悪いと思ったようだね狩谷君と言い直します。
狩谷勉をもじってガリ勉って事になったようです。
勉自身は上手い事考えると思っていますが茉莉花は蔑称と思ったようです。
茉莉花は勉は教師受けが良いと思っていたようですね。
勉は勘違いだと教えます。
学校で最も教師を嫌っているのは俺だと教えます。
理由を聞かれて無能だからだと答えました。
茉莉花は言い過ぎじゃないか?と言っていますね。
狩谷君に合わせていたら他のみんながついていけないしと言ってます。
成程ね・・・勉の学力は突出しているようだ。
茉莉花はそこまで教師に絶望しているようではないみたい、まあ高校生らしい態度かな。
勉はだからと言って放置しておかれるのは問題だと言っています。
勉は飲食店でアルバイトしているのね。
授業料を支払っているのにサービスを提供しないのは問題と感じています。
うーんちょっとズレているかな。
茉莉花は美少女なんですが彼女との会話は楽しいみたいだ。
母親の例を出してメイクして学校に来るのは悪い事ではないと思うと伝えます。
勉の母親は「メイクを決めると気合が入る」と言っているそうです。
勉の母親は仕事人のようですね。
茉莉花の感想がおもしろいな、マザコンなの?と聞いてきました。
勉は無言になってしまい茉莉花が冗談だからと誤魔化します。
メイク禁止になるのか問われて勉は無いなと答えます。
社会人が職場ですっぴんとかありえないと伝えます。
茉莉花は狩谷君て意外と悪辣だねとの感想を述べています。
勉は褒められたと受け取ると答えます。
勉の答えに茉莉花は意外感を持っています。
どんなイメージを持っていたのかは教えてくれません。
借りは絶対に返すからと言ってきました。
勉は、その笑顔だけで十分だと返しますが茉莉花には聞こえなかったようだ。
意外と勉はキザだな。
それほど化粧は濃くないと伝えると素材の良さを生かしてますからと言われました。
勉は自然過ぎる茉莉花の強者スタンスに驚いています。

>>
第3章 ガリ勉くん、疑う
>>
職員室で茉莉花を助けた日の夜、勉はRIKAの裏垢が更新されたのを確認します。
その日の投降はチャイナドレスでした!!
勉のリクエストしたバニーガールは採用されなかったようです。
残念に思いつつもチャイナドレスも素晴らしいと感激していますよ。
チャイナドレスは中国が産んだ最高の文化だと感激しています。
RIKAは投降と一緒にコメントも乗せるのが常です。
その日のコメントには「嫌なことがあったから」とありました。
心配になった勉は励ましのコメントを送ろうと考えます。
自分が対人スキルが乏しいと自覚している彼は色々と言葉を選んでいます。
安直に頑張れと送るのは躊躇われました。
勉自身も安易な励ましに天元突破しそうになった経験がありました。
彼自身色々と問題を抱えていたようです。
現在も家族と離れて一人暮らしをしているので問題は解決していないのかも?
義妹が美少女過ぎるから逃げてきている可能性が高そうだけどね・・・だとしたら贅沢過ぎるな。
色々考えた末に「毎日生きる気力を貰っています。ありだとうございます」とコメントします。
なんだか女神さまを崇める信者のようです。
RIKAは勉のコメントが気に入ったようですね。
「生きる気力とか大げさすぎ。でもありがとう!ちょっとアガった」と返信してくれました!!
勉は望外の出来事に驚いています。
大喜びしているのですが何か返信しようと考えていると次の写真が投降されました。
チャイナドレスのバックショットが投降されます。
勿論速攻で保存していますよ。
お世話になっていると言ってるのでオカズにしている可能性は大だな。
憧れのRIKA様から返信を貰えて舞い上がっている勉はこれまでの画像を見返す事にします。
徐々に過激になっている事が判明しました。
勉はRIKAが何らかのトラブルに巻き込まれているのでは?と考え始めます。
彼女の事を心配になっています。
妄想が膨らんでいくと写真をガン見し始めています。
じーっと写真を見ていると見覚えがないか?と思い始めました。
勉は女の子と接点が皆無なようですね。
母親と義妹が日常的に接点がある異性です。
バストショットやお尻写真を見ながら何処かで見た事ないか?と感じます。
最近会った異性は立華茉莉花だけのようだぞ。
おかわりで投降されたチャイナドレスのバックショットで右膝の裏にほくろがある事を確認しました。
茉莉花にも同じ位置にほくろがありましたね。
勉は茉莉花がRIKAではないか?と疑い始めます。

>>
第4章 ガリ勉くん、対峙する
>>
茉莉花がRIKAではないかと考え続けて勉は寝不足です。
真実を確認したいとの思いが強かったのね・・・昼休みに茉莉花をガン見していました。
そこに数少ない友人である天草史郎が声を掛けてきます。
茉莉花の事を見ていただろと指摘されてしまうね。
誤魔化すのも無意味と考え勉が認めます。
勉が他人に関心を示すのは珍しい事のようだね、驚かれていますね。
史郎は気さくなイケメンで男女ともに顔が広いんだよね。
史郎から茉莉花の派手な恋愛遍歴を聞かされました。
勉が史郎は茉莉花と付き合いたくないのか?と問いかけると意外な答えが返ってきました。
見ているだけで良いと言われます。
理由は茉莉花は言い寄ってくる相手に興味を持っていないように見えるとの事でした。
勉は茉莉花の事を何も知らないので意外感を持ちます。
勉が帰ろうとしていると下駄箱で茉莉花に声を掛けられます。
この後時間があるかと問われた勉はアルバイトがあるので時間は無いと答えます。
一旦家に帰ってからアルバイトに向かうと教えると勉の家まで同行したいと言われました。
下駄箱なので周囲の注目を集めています。
ここで茉莉花の誘いを断ると男子生徒達に嫉妬されそうです。
残りの学校生活を平穏に送りたい勉は茉莉花の誘いに乗る事にします。
でもねー彼女と二人で居るところを複数人に見られたようですから平穏には過ごせ無さそうだよね。
茉莉花からは何も言ってこないので勉から用向きを聞いてみる事にしました。
茉莉花はいきなりストレートに言ってきたよ。
今日ずっと私の事見てたでしょ?
事実だけに勉はむせてしまいます。
昼休みに史郎と話している時に茉莉花と目が合ったんだよね。
それが原因かと勉は考えたのですが違うようです。
茉莉花は周囲の視線に敏感でした。
勉が茉莉花=RIKAと疑っているように茉莉花も勉に裏垢がバレたかも?と疑っていたようです。
勉からツイッターとかするのか?と話を振りますね。
茉莉花は普通にやっていると答えてアカウントを見せてくれました。(表のね)
フォロワーは多いみたいです。
投降内容を聞くと自撮りをしていると言われました。
茉莉花から相互フォローを持ち掛けられますが勉は断ります。
監視されているようで嫌だと感じたからですが茉莉花は不満そうね。
彼女からの誘いを断る男子は少数派だと思われます、断られるとは思ってなかったようですね。
そこから裏垢の話になりました。
勉から自撮りのエロ写真を投降する裏垢を追いかけていると教えられます。
茉莉花は勉がムッツリだと知りました、意外と言っています。
勉から推しているRIKAについて熱く語られます。
推しを自慢したい気持ちがあったようですね・・・茉莉花がRIKAかもと疑っているのを忘れているような?
茉莉花から「何でわかったの?」と返ってきたので勉が固まります。
人気の無い路地裏に勉を引っ張り込んで尋問してきたよ!!
教室で見られていた事実からバレていると確信していたようですよ。
自分から正体を明かしてしまいます。
勉は茉莉花の目つきが怖いと感じています。
義妹が怒り出す寸前に似ていると思っていますね。
時限爆弾を扱うような気持ちで慎重な受け答えをしています。
人気の無い路地裏に連れ込んで女の子が凄んでいます・・・立場が逆じゃないのか?
茉莉花は勉がこれをネタに脅迫してくるかも?と警戒していますね。
身バレした理由を知りたいようだね。
勉から膝裏のほくろで気が付いたと聞いて驚いていますよ。
膝裏まで見られていた事にちょっと引いていますよ。
どうするのか問われて勉は悩む事になりました。
お礼を言う事にしますね、ありがとう。
今度は茉莉花が疑問だらけになりますね。
勉からRIKAにはお世話になっているので、そのお礼と言われて納得していますが言い方に問題が。
私の投降画像を見て色々使ったって事?と質問してきます。
あー勉はRIKAをオカズにしていたのね。
史郎にも茉莉花がRIKAであるとは言っていないと伝えます。
茉莉花から他にも言う事があるんじゃないの?と問われます。
勉はリクエストとかか?と返します。
ズレまくり。
茉莉花は勉に心配されたかったようですよ。
なんでエロ写真の投降なんかしているだ?バカな事はやめろ、とか言わないの?と問われます。
勉は茉莉花がRIKAとして投降するのをやめると勘違いして狼狽しています。
ガチな反応に茉莉花が引いていますね。
会話が噛み合っていませんね。
茉莉花は勉は裏垢を止めろと言ってこないのが不思議なようです。
勉としてはRIKAファンの自分が更新を止めろと言うと思われた事が不思議でした。
茉莉花からRIKAでの更新は辞めないと言われて勉は本当に安心したようです。
安心するのはどう考えても普通じゃないと言われますね・・・全くその通りだと思うけどね。
勉はRIKAの写真をもっと見たいだけなんだと熱く返されました。
勉がRIKAに惚れこんでいると知って茉莉花は嬉しそうだよ。
茉莉花は勉が無責任な事を言わないと評価してくれます。
勉としては茉莉花を止めない自分を恥じてたので意外な反応だね。
茉莉花は勉が誰にも話さないって言質が取りたかったようです。
裏垢を辞めると言い出しますよ。
勉が茉莉花の意思を尊重すると驚かれます。
茉莉花は勉が裏垢を続けろと言ってくると思ったようですね。
思い通りに誘導できないようだな。
なんで?と聞いて欲しいそうなので聞いてみます。
狩谷くんにバレたからと言われます。
勉が秘密にしれくれるならRIKAでの投降を続けると言ってきます。
勉は誰にも秘密を漏らさないと自分に誓う事にします。
これで茉莉花は納得してくれます。
RIKAを続ける事になって勉は一安心です。
茉莉花から勉との縁ができたと言われますがピンときません。
茉莉花は共犯になったんだよと言ってきました。
「いいよね、共通の秘密って。ドキドキしない?」と嬉しそうですが勉には良く分からないようだ。
ノリが悪いと指摘されてしまいます。
こういう会話は苦手だと答えると逆に申し訳なくなると言われました。
勉は秘密を守り茉莉花はRIKAを続けるって事で話がまとまります。
茉莉花がお礼はどうする?と聞いてきました。
勉は即答できませんね。
ここは念願のバニーガールをリクエストするところでしょ!!もうしっかりしてよ。
勉の住んでいるマンションに到着しました。
聳え立っているとあるので良いマンションのようですね。
茉莉花も良いとこに住んでいるねと言ってます。
ひょっとして勉の実家はお金持ちなのか?
結局お礼は保留になりました。
さっさと決断できない人って嫌いかも?ばいばい、また明日、と言って茉莉花は帰っていきました。
勉は疲労感に苛まれています。
茉莉花に手玉に取られたと感じていますが嫌な気分ではないようだ。

>>
第5章 ガリ勉くん、協力する
>>
勉に裏垢がバレても茉莉花に変化はありませんでした。
宣言通りエロ画像の投降も続いています。
勉は茉莉花の心境は分からず悩んでいます。
疲れた頭を癒す為に校内で人が来ない場所に設置されている自販機に向かいます。
茉莉花が理解できず思わず「立華の奴・・・」と呟きました。
すると茉莉花が私がどうかしたの?と言ってきます!!
彼女は勉の後ろに来ていたよ!!
勉は「うおっ!?」と驚いてしまい「酷くない」と不満を言われます。
茉莉花は勉にお願いがあって彼の後を付けてきたようですよ。
二年生になって茉莉花は勉強が難しくなったと感じていました。
勉から変化無いだろと言われて不満そうです。
茉莉花は周囲の評価を気にしていますね。
彼女は容姿端麗・頭脳明晰・運動神経抜群と評価されています。
勉も茉莉花は成績優秀だと噂に聞いていました。
成績低下を防ぐ為に勉のノートを貸して欲しいとお願いしてきました。
勉は史郎と組んで自分が作ったノートの販売を行っています。
これが「ガリ勉ノート」です。
制作は勉で販売は史郎が受け持っています。
茉莉花は売り上げを折半していると思っていたようですが違いました。
売り上げの利益は史郎の総取りになっています。
そのかわり史郎は使用者の感想を集計して勉に報告する義務を負っています。
ノートを貸し出すのは問題無いので史郎から借りてくれと伝えます。
茉莉花は史郎を通して借りる事を拒みますよ。
史郎を通して借りると「ガリ勉ノート」に頼った事がバレてしまうので嫌なんだそうです。
これまでに築いてきた頭脳明晰ってイメージを壊したくないそうです。
これまでの利用者は低空飛行を続けている生徒達だったようです。
成績優主な茉莉花の感想を聞けるのは有用と判断しました。
本音は推しであるRIKAに頼まれては断れないってところですね。
勉は直接ノートを貸し出す事にしました。
勉と史郎の取引は勉に利益が無いのでは?と茉莉花は不思議そうにしています。
茉莉花になら話しても良いかと判断した勉は感想を聞いている真の目的を教えます。
勉の最終目標は大学受験です。
ガリ勉ノートは勉が大学受験に成功する為に使用されます。
ノートを制作したのは学習を終えた直後です。
完成したノートを貸し出すのはノートの出来を確かめる為でした。
使用者に理解できない仕上がりでは勉は復習する時に役に立ちません。
出来るだけ多くの感想を聞き出しノートの改良を行っています。
成績優主者である茉莉花の感想はより有用です。
勉の真意を聞いた茉莉花は悪ぶっている評しています。
茉莉花からメチャクチャお礼しちゃうと返ってきます。
勉は色々期待していいのかと問いました。
茉莉花は少しえっちなぐらいなら許すと言ってきます。
勉が「マジか!」と大喜びすると引かれました。
茉莉花は勉からノートを借りている事実を露見させない為ひっそりと交換する事を望みました。
暫く校内の人気の無い場所でこっそり合流して受け渡しを行っています。
茉莉花は勉の事を天才肌と思っていました。
天才の作ったノートなんて読んでも理解不能だろうと思っていたそうです。
結果はとても分り易かったそうです。
勉が努力家だと知る事になりました。
茉莉花は勉の努力が報われないのはよくないと言い出すね。
勉としては感想を聞けるだけで満足しているのですが茉莉花はそれだけでは不満なようだ。
自分に任せておけと胸を張っています。
勉は秒で茉莉花のおっぱいをガン見してしまうぞ。
茉莉花から他の女の子ならアウトだよと言ってきました。
勉は他の女の子のおっぱいに視線を奪われる事は無いよと答えると、その言い方もアウトだと言われました。
茉莉花が感じている勉の変人ぶりが露わになっています。
茉莉花がIDを交換しようと言ってきました。
勉が快諾すると思っていたようだね。
不満そうにすると不機嫌になるよ。
勉から頻繁に連絡されても迷惑だと言われてしまいます。
茉莉花はそんな事いわれたのは初めてと驚いています、まあそうだろうね。
茉莉花が可愛くお願いしてきたので勉は折れました・・・推しには弱いと自覚します。
夜になり勉のスマホに「お礼を用意しました」というメッセージが届きます。
「とっておきだから、感想もよろしく」と続きます。
メッセージを開くと茉莉花の真紅のビキニ写真が貼られていました。
顔出しです。
RIKAのエロ画像は顔を出していないので脳内変換していました。
それだけでも破棄力が増していたのに今度のは顔が写っています。
茉莉花のエロい表情とエロいボディを見れてしまった勉は感動に打ち震えています。
浴室に飛び込んで頭から冷水を被って強制冷却しています。
返信に間が開いたので茉莉花は不安になったようだぞ。
「・・・何も言えなくなるくらい酷い?ダメだった?」不安そうなのが可愛いな。
勉が「いや、最高だった」と感想を返します。
素直に褒められたのが嬉しかった茉莉花はおかわりを送ると返してきます。
勉は茉莉花がリアルタイムでビキニ姿で自撮りしていると気が付きます。
指摘すると肯定されました。
茉莉花から想像したと返ってきます。
勉が認めると「えっちだ」と返ってきました・・・くー可愛いぜ茉莉花。
二人のやり取りがヤバい。
おかわり画像はトップスの紐が外されてるけど肝心なところは見えない画像でした!!
くー茉莉花分かってるー。
茉莉花が「これから毎日写真送るね」と言ってきます。
勉は何も手につかなくなるので週一で頼むと返しました。
勉の正直な発言に茉莉花は好感を抱いたようですね。
「そーゆーとこ、素直過ぎるのが狩谷君って感じ!えっち!」
茉莉花物凄く喜んでないか?
勉は茉莉花とID交換した昼間の自分を褒めています。

>>
第6章 ガリ勉くん、胸を張る
>>
茉莉花から直接エロ画像を投与されてから数日が経過しました。
ノートの貸し出しは継続しています。
平穏な日常が続いていたのですがある日茉莉花が行動に出ます。
勉と史郎が廊下で茉莉花と遭遇しました。
これまではすれ違うだけだったのですが茉莉花が勉に声を掛けてきます。
「あ、狩谷君、おつかれー」
茉莉花と一緒に居た生徒からいつの間にガリ勉と仲良くなったの?と質問されます。
茉莉花は同じクラスなんだから挨拶ぐらい普通じゃない?と答えます。
勉は茉莉花と一緒に居た生徒の名前を知りませんでした・・・顔も記憶に無いよ。
本当に周囲に感心が無いのね・・・
ノートを貸し出しSNSのIDを交換してから陰で交流している勉は茉莉花が怒っていると気が付きます。
しかし彼女の周りに居る生徒達は誰も茉莉花の怒りに気が付いていませんでした?
史郎も茉莉花の怒りに気が付いたようですね。
不穏な空気が流れだす前に場を収めています。
史郎も勉と同意見だね、茉莉花はヤバい位に怒っていると見抜いています。
その夜茉莉花から怒りのメッセージが届きました。
それまでの茉莉花は節度を守りコンタクトしてきていたのですが。
その日はヒートアップしています。
勉が怒るほどの事なのか?と返信すると直接通話してきます。
断れないと悟った勉が出ると大声で「狩谷君!」と叫ばれます。
声を落としてとお願いすると少し冷静になったようだよ。
勉が勉強中だったのではないか?と思い至ったのね・・・通話していて平気なのか問いかけてきます。
邪魔はしないとの姿勢ですね・・・偉いです。
復習は終わっているのですが予習はまだでした。
しかし勉は茉莉花を優先する事にします。
今日の勉強は終わったと自分に言い聞かせて、立華と話す時間ぐらいはどうにでもする、と答えます。
これはキュンと来たんじゃないの茉莉花ー。
勉に時間があると判断した茉莉花はワンマントークを始めました。
一時間ノンストップで喋り続ける事になります。
茉莉花は美声なのですが勉は時間があると言ってしまった事を後悔していますよ。
美声の洪水に飲み込まれて思考能力が低下しています。
茉莉花は何事に関しても「どうでもいい」と言ってしまう勉の事が心配なようだね。
自分の事が嫌いなんじゃないの?と問いかけてきました。
これは勉にとって刺さる意見でしたよ。
これまで勉は自分が好きか嫌いか考えた事もありませんでした。
自分を辞める事はできないので考えるだけ無駄と思っていました。
茉莉花は自分が大好きです。
自分にメチャクチャ自信があるので自撮り画像を投降しているそうです。
勉は強い悩みから投稿しているのかも?と思っていたので意外な理由ですね。
自信が無ければ恥ずかし過ぎて投降なんてできないじゃないと言っています。
勉は茉莉花がふんぞり返っている姿を想像して笑ってしまうね。
茉莉花に感心しているんだと言ってます。
自分も少し考えてみると伝えると、もっと自分を大事にする事、と言われました。
勉は茉莉花はいい奴だと感じています。
いい奴ねー・・・茉莉花に恋愛感情的なモノはまだ無いみたいだ。
勉と茉莉花のノート貸し出しが誰かに見られていました。
慣れから油断が生じたようですね。
勉は名前も顔も覚えていないクラスメートの女子Aが不穏は発言をします。
茉莉花に向かってガリ勉と付き合っているの?と軽い感じで聞いてきます。
教室の空気が凍ったぞ。
彼女は勉と茉莉花がノートのやり取りをしている現場を目撃したそうですよ。
その時の勉は史郎と一緒にグラビア雑誌の品評をしていました。
普段の茉莉花なら即答するのですがノートを借りている事は秘密なので答えに窮してしまいます。
優しい茉莉花は勉への配慮から答えが出せないようですよ。
勉は女子Aの質問の意図が分からず困惑しています。
史郎が丁寧な解説をしてくれますよ。
女子Aは茉莉花に聞いているのではなくクラス中に茉莉花の答えを聞かせているんだと教えてくれます。
女子Aは男子Aが好きなんだそうですが男子Aは茉莉花に惚れているそうです。
茉莉花が勉と交際していると認めれば男子Aは茉莉花を諦める事になります。
交際を否定すれば何も変わりません。
茉莉花を諦めた男子Aが女子Aに懸想するわけではないので勉には意図が理解できないようです。
実際無意味な行動なのですが史郎は気持ちの問題と言ってますね。
ノートを借りている事を隠したい茉莉花は答えられません。
勉は困っている茉莉花を助ける事にしますね。
これって彼女に惚れているのか?
でもなーRIKA=茉莉花なのでエロ画像をくれる女神様ってポジションの様にも思えるんだよなー。
茉莉花のカリスマを壊す事になってしまいますが助けに入る事にします。
椅子を蹴って立ち上がり「いい加減にしろ」と言い放ちます。
茉莉花から授業に付いて行けないからと相談されたので教えていただけだと告げます。
引くに引けない女子Aは頼めば勉強教えてくれるんだ、アンタ意外といい奴じゃん、私にも教えてと厭味ったらしく言ってきます。
勉は「断る」と即答しました。
理由を聞かれたので、お前に教えて何の得があるんだと告げますよ。
女子A粘るなー、茉莉花に教えたら何か得があるのか?と聞いてきます。
やめりゃー良いのにねー傷を広げる事になるよ。
お前の目は節穴か?鏡くらい見てきたらどうだ?と答えます。
えーっとつまり茉莉花に教えれば学校のアイドルとお近付きになれるって事ね。
女子Aには全く魅力を感じていないって事ね。
女子Aは真っ赤になってますね。
女子Aが更に墓穴を掘る事になるよ。
ノート以外に取り柄のないガリ勉のくせになにイキッてんの?
これで彼女がガリ勉ノートの利用者だと分かりました。
勉は既に女子Aを陰湿な奴、ゴキブリ野郎と断定していますよ。
どうやって潰してやろうかな?と考えています。
名案を思い付きました・・・
女子Aにはガリ勉ノートの販売を辞めると通告します。
諦めの悪い女子Aは友達からまた貸しして貰うから関係ないと強がります。
ここが勝敗の分かれ目だったね。
勉は一切のノート供給を辞めると通告しました。
それまで傍観者として行く末を見物した周囲の生徒たちは突然当事者になってしまいます。
彼らの中にも多くの利用者が含まれていました。
女子Aの暴挙でとばっちりを受けたくないと非難が集中しています。
女子Bが出てきて女子Aを宥め始めますね。
中間考査が近いので困ってしまう生徒は多いようだ。
女子Bが勉に謝罪してきましたが突っぱねます。
謝罪は本人が直接しなければ意味がない、容赦ないな。
渋々女子Aが勉に謝ってきますが最初に謝罪する相手は茉莉花だろと指摘します。
本当に容赦ないな。
女子Aは心の籠っていない謝罪をしています。
茉莉花は空気を読める人なので自分が見栄を張って秘密にしていたんだと伝えます。
勉にも謝ってきましたよ。
女子Bがノート貸し出しはどうなるのか懇願してきましたね。
やっぱり其処が大事なのね・・・キミたち友達じゃないでしょ?
勉は全ての差配を史郎に丸投げにします。
史郎もできた人なので勉の無茶ぶりに対応してくれます。
史郎の取りなしによって騒乱は収まりましたが勉は背中が寒くなっています。
茉莉花がお怒りです。
「自分を大切にしろって言ったのに、何やってるの狩谷君!」と言ってそうだと勉は予想します。

>>
第7章 ガリ勉くん、微睡む
>>
中間考査を間近に控えて図書室を利用する生徒が増えてます。
満席状態なのですが奥まった机に空席が。
座ろうとして近づいた生徒が「ひっ」と悲鳴をあげて逃げて行きます。
その机では茉莉花と勉が対面学習していました。
茉莉花の窮地を救うために勉が「ガリ勉ノート」の販売を盾にした事が校内に広まったのね。
勉と茉莉花の邪魔をするのは超不味いと考えたようだぞ。
勉の機嫌を損ねると多くの生徒から恨まれる、それが怖いのね。
勉は依然と変わらない状況に戻せたと満足しているのですが茉莉花は不満そうです。
体裁を守る為に勉に勉強を教えて貰っているのを隠そうとしたのを後悔していますよ。
茉莉花の不満はそれだけではありません。
勉が周囲に敵を作ってしまった事を嘆いています。
勉は元から嫌われていたと言ってますけどね茉莉花は納得しかねるようだぞ。
勉のおでこにデコピンを喰らわせてきます・・・くぅあーイチャつきやがってー。
きっと勉への嫉妬心を募らせる男子生徒を増殖させているぞ。
茉莉花が「どこ見ているの?」と詰問してきますよ。
勉は正直にここでは口にしたく無いと答えます。
「そーゆーところが、狩谷君だよ」と茉莉花が嘆きます。
本当の狩谷君はえっちでスケベでえっちでスケベでと繰り返しています。
本当の事なので勉は反論しませんよ。
認めちゃっているところは潔いけど茉莉花の反応も普通じゃないよね。
これはやっぱり勉に好意を持っていると見るべき?
結局勉は女子Aの名前を覚えていませんよ。
茉莉花が呆れています。
茉莉花は中間考査の範囲を復習しているんですけど勉は三学期の範囲を予習しています。
これまでもテスト勉強などした事ないそうですよ。
勉は茉莉花の対面に座っています。
彼女から助けを求められるタイミングを図るために茉莉花を注視していますよ。
本音はおっぱいをガン見したいだけなのですが小癪にも理論武装しています。
茉莉花からチラ見している事を指摘されてしまいます。
勉は間近で見ると立華がきれいなもので、と言い訳しますが効果なしです。
褒めて貰えるのは嬉しいけどおっぱいをガン見してるのもバレバレだからと言われました。
勉は必死に精神の均衡を保とうと試みます。
茉莉花から予想の斜め上の反応が返ってきました。
おっぱいをガン見してもいいけどと言われました。
あまりの嬉しさに「いいのか!?」と聞き返してしまいます、声大き目。
その日も勉強は捗ったようです。
勉と茉莉花は一緒に下校するようだね。
遠巻きに見られていますね。
勉が「距離を置かれているな」と指摘すると「今さら過ぎる」と返されます。
茉莉花から人目を気にしなくていいって気楽だねと言われます。
勉は「立華は・・・どうしてそこまでするんだ?」と問いかけます。
問いかけてから意図が不明瞭だと気が付きます。
何が言いたいのか茉莉花に質問されてますが聞きたい事が明瞭になりません。
茉莉花から「今晩、お楽しみに」と言われます!!
茉莉花は妖しく淫靡な気配を纏っていますよ。
テスト勉強をしているのでRIKAでの更新が途絶えていました。
テスト勉強をしていると分かっているので勉から更新を催促するのは躊躇われました。
勉は我慢していたようですね。
しかし試験が終わってからにした方が良くないか?と心にも無い事を伝えます。
内心は、ひゃっはーやったぜー更新だー!!だろ?
茉莉花は気分転換もしないとねと言ってきました。
楽しみにしているフォロワーもいるしね、誰かさんみたいに。
って言ったら嬉しい?と聞いてきますね。
勉は正直に嬉しいと答えますが途中で冗談かも?と心配になっていますね。
茉莉花は「さて、どうでしょう?」と勿体付けてきます。
オイオイイチャラブやめーや。
狩谷君のえっちと揶揄ってきました。
勉は「立華ッ!」と怒鳴ってますが「怒っても怖くないし」と返されます。
この二人バカップルっぽい行動になってるよね!!
いつの間に・・・
揶揄われても勉は茉莉花に不快感を覚えませんでした。

>>
第8章 ガリ勉くん、答える
>>
中間考査が終わり学校が解放感に包まれます。
勉にとっては通過点に過ぎず解放感を感じてはいません。
帰ろうとしている勉に史郎が打ち上げに行こうと声を掛けてきました。
そこに茉莉花が声を掛けてきました。
勉が史郎に誘われたと伝えると茉莉花がにこやかな笑みで「天草君?」と言ってきます。
史郎が地雷を踏んだと判断して撤退を決めます。
オレは野暮なことはしねぇと言って逃げて行きました。
声を掛けるなと背中が語っているので勉は意図を聞き出せませんでした。
茉莉花から打ち上げに誘われますが勉は断ろうとしています。
勉は茉莉花が言ってる打ち上げとは多人数で楽しむモノだと考えていました。
それを伝えると二人だけだと言われました。
勉にはお世話になりっぱなしだったのでと言ってきました。
勉は正直に自分の方こそ茉莉花にお世話になりっぱなしだからと答えますね。
これは裏垢主RIKAさんにお世話になっているって事だね。
そういう話はしていないとフラットな声で怒られました。
拒否権は無いと言ってますね・・・勉は茉莉花の機嫌を損ねることはできないからね従います。
打ち上げで行った事がある場所は史郎と二人で行った牛丼屋とファミレスだけと教えます。
茉莉花は打ち上げの何たるかを教えてやると宣言します。
茉莉花は勉をカラオケボックスに連れ込みました。
これが適切な表現だよね。
カラオケボックスが初めての勉は歌っている茉莉花を囃し立てる役割に徹しています。
茉莉花の美声に聞きほれ弾んでる爆乳ちゃんを注視していますよ。
茉莉花は一人で歌う続けています。
休憩を挟む事になり勉がガン見していたと指摘しました。
凄くガチだったそうです・・・まあ分かる。
歌うのが苦手なのか聞かれたので茉莉花を見ているだけで楽しいと答えます。
ちょっと茉莉花嬉しそう?
茉莉花から勉の事をほとんど知らないなと言ってきます。
学校で一番頭が良い人で、物凄くえっちで、物凄くえっちで、物凄くえっち、と言われてしまいます。
大事な事なので三回言ったそうですよ。
そのあと、カッコいい、とも言ってくれましたが勉には信じられませんでした。
おや?茉莉花からのアプローチが始まったか?
続いて茉莉花の事をどれくらい知っているのか質問してきました。
勉は一年前から記憶を探り慎重で真摯に回答を試みます。
同じ学年に凄い美少女が居ると聞いていた。
文化祭のミスコンで優勝した有名人で人気者。
遠目に何度か見かけた事があるくらい。
いつも人垣に囲まれているので近くで見ようとは思わなかったと答えます。
正直に答えたのですが茉莉花を不安にさせたようだな。
私って迷惑?と聞いてきます・・・ちょっと可愛いかも・・・でも騙されるな。
勉はそれは考え過ぎと伝えます、茉莉花は安心したようだ。
狩谷君はえっちだから私を方っておくわけないかと言ってきました。
勉は茉莉花もえっちだと気が付きます。
RIKAって裏垢でエロ画像投稿しているので茉莉花は否定できませんでした。
少し踏み込んだ回答だったのですが茉莉花には好ましかったようだ。
甘い声で狩谷君のこともっと知りたいと言ってきます。
茉莉花の破壊力に勉も茉莉花の事をもっと知りたいと答えてしまいます。
これは魔力?魅力?微妙。
勉も自分に興味津々と分かったので茉莉花は最終段階に突入しますよ。
唐突に「付き合おっか?」と問いかけてきました!!
やり手だ恋愛上級者だ。
勉は茉莉花が本気であると察します。
しかし問題がありました。
茉莉花は一年半で十人近くと交際しては別れるを繰り返しています。
史郎から茉莉花は二股や浮気をした事は無いとも聞いていました。
一人との交際期間は物凄く短いようだぞ。
史郎から茉莉花は誰にも興味が無いのでは?とも教えられていました。
それを指摘すると憮然とされますね。
史郎から聞き及んでいると察した茉莉花は事実の説明を始めます。
男子の心を弄んではいないそうですよ。
毎回本気で交際を始めているそうですが直ぐにギクシャクしてしまい一緒に居ても寂しさを感じてしまうそうです。
自分は寂しがり屋なので少しでも興味を持った相手にアタックしているそうですよ。
相手の男にも問題はありそうだな。
茉莉花の身体だけが目当ての奴も居れば、学校のアイドルと付き合っている事を自慢したいだけの奴も居たそうです。
勉は男の風上にも置けないと憤りを示しますがRIKAの信奉者だろと言われて自分の同類だったと反省しています。
茉莉花としては身体に魅力を感じてくれるのは嬉しいそうですよ。
それ程酷い男だとは思っていません。
茉莉花が何故早期に破局するのか原因を知りたいと言ってきます。
勉は原因を探ってみる事にします。
恋愛経験が無いので現代文や古典で問われる登場人物の心情を答えよの問いかけを参考にする事にします。
前提として勉の考える茉莉花像を決めます。
見た目が優れている、顔もいいし身体もいい。
学業、運動ともに優秀で、人付き合いも隙が無い、完璧。
茉莉花は喜んでいますが勉は違うなと言い出しました。
見た目は完璧でも茉莉花の性格には難があると指摘します。
男癖が悪いと聞くが近寄ってくる連中は気にしない。
真正面からそれを指摘したのは狩谷君が初めてだよと茉莉花が不穏な感じになります。
別れた相手から茉莉花の性格に付いての愚痴が聞こえてこないのは奇妙だと考えます。
この辺に別れる原因がありそうだけどね・・・
別れた相手から原因を探るのは無理と判断します。
茉莉花がふった相手に懸想していた者が嫉妬から茉莉花を悪く言う声も聞こえてきてません。
これは不自然だと考えます。
勉は誰も茉莉花の性格を知らないのではないか?と考えます。
其処を掘り下げようとしていると茉莉花が声を掛けてきました。
思考に没入していた勉を引き戻します。
ちょっと慌てているような?
あっらー茉莉花ちゃーんひょっとして誰にも本性見せてこなかったとか?
ひょっとして、えっちだってバレたく無いので本性見せらんなかった?
裏垢がバレたので勉だけに本性を見せざろう得なかったとか?
茉莉花は両腕でぎゅーっと身体を抱きしめています。
勉から寒いのか?と指摘されて、どっちかって言うと暑いんだけど、と誤魔化しています。
勉は答えに辿り着けそうだったんですが茉莉花に引き戻されたので結論が霧散してしまいます。
結局原因は掴めずじまいですね。
茉莉花の顔には勉への不満は浮かんでいません。
僅かに表情が緩んでいます。
茉莉花から重要な事実が告げられます。
告白したりされたり、茉莉花と元カレ達は勇気を出して頑張ってたそうですが、先に進んだことは無いそうです。
勉が「先?」と問うと「・・・え、それ聞いちゃう?狩谷君のえっち!」と言われました。
茉莉花は処女みたいだな。
裏垢でエロ画像晒しているので勉が意外感を覚えますが納得できました。
これまでの茉莉花との会話から交際経験は豊富でも性的関係に至った事が無いと言われれば彼女らしいと思えました。
茉莉花から交際し見なけば上手く行くか分からない。
運命の相手が居ると信じている彼女はアタックを繰り返すんだそうです。
寂しがり屋だと言っていたので茉莉花は孤独感を抱えているようだね。
勉はこれまでに居なかったタイプなので期待しているようだぞ。
狩谷君のことかなりすきと言おうとしていたんだけど勉が「断る」と遮りました。
茉莉花は一瞬呆然としますが黒い瞳に剣呑な光が宿ります。
不満そうですよ・・・
えっちな勉なら断る筈ないと思ってたのね。
勉は茉莉花との関係が終わってしまう危険性を覚悟して理由を伝える事にします。
勉は交際経験が無いので何をすればいいのか分からないと伝えます。
茉莉花と付き合っても早々に破局して結局彼女を傷つけてしまうだろうと考えたようだね。
茉莉花が妥協してくれます・・・これってよっぽど勉に期待しているって事じぇね?
茉莉花は友達からはじめようと提案してきます。
勉としても茉莉花との関係性が切れてしまうのは嫌だと感じているので同意します。
彼氏彼女から友達に変わっても難易度は高そうだと思っています。
勉の中でこれで良かったんだって意見と思い切って踏み込むべきだったのでは?って意見がぶつかっています。
友達関係が成立して上機嫌で歌い始めた茉莉花の首筋にびっしりと汗が浮かんでいました。
茉莉花も緊張していたんだと気付く事ができました。
友達から恋人に変化するのか親友に変化するのか楽しみですね。
しかしだな、勉、やっぱり勿体なかったと思うぞ。
お互いにえっちである事は確認ずみだよ。
茉莉花が交際を申し込んできた場所はカラオケボックスだぞ。
さらに言えば茉莉花は勉が一人暮らしをしていていいマンションに住んでいる事を知ってるんだよ。
これはお持ち帰りしてもいい場面だったのではないか?
えっちな茉莉花はえっちな勉ならこれまで踏み出せなかった先に踏み出してくれるかもと期待していた可能性大だよ。
きっと興味津々なんだよ。
やっぱり勿体なかったよ。
まあ頑張って茉莉花をゲットするんだな。
うんまてよ・・・二人とも間接的なえっちではあるんだけど直接的なえっちなのかは不明だね。
絶望的に身体の相性が悪かったって結果もあり得るのか・・・
そう考えると友達関係を楽しんでから先に進んでみるのも妙手と言えるかも。
茉莉花には自分を知って欲しいとの欲求もありそうなんだよね・・・
茉莉花頭いい、流石恋愛エキスパート。

>>
エピローグ
>>
中間考査が終わり学校に日常が戻ってきましたが勉の日常は失われました・・・
投降した勉は昇降口で茉莉花に挨拶されます。
「おはよう、狩谷君」
友達なら普通の行為なのですが勉は友達関係も初心者でした。
どのような応対が適切なのか分からず悩んでいます。
深呼吸を二回してから「お、おはよう、立華」と返しました。
それを聞いていた周囲のモブどもが騒ぎはじめます。
彼ら彼女らの中では勉と茉莉花が交際を始めたって事になってますね。
「即落ちの予感」
「逆でしょ。ガリ勉に色仕掛けとか効かなさそう」
「天草君・・・私が慰めてあげるからね」
最後のが気になりますな・・・そうなのか史郎はそうなのか?
色仕掛けが効かなさそうって思われているって事は勉がえっちって事はバレてないようだ。
挨拶を返すだけで深呼吸を二回も必要な勉に茉莉花は呆れています。
毎日やれば慣れるでしょうと言われてしまいました。
勉は毎日苦行に付き合わされる事になるようです。
手加減して欲しいと懇願するも無慈悲に却下されました。
茉莉花は勉の肩を叩いて先に教室に向かいます。
制服越しなのですが勉は茉莉花の手のひらから熱を感じ取っています・・・これは完全に惚れてませんかね?
史郎がやってきて勉を祝福してくれました。
勉は茉莉花と友だちになったんだと二回繰り返します。
重要な事なので繰り返したようですが言い訳臭くなっています。
勉と茉莉花はどう見ても友だちって雰囲気ではないゾと指摘されてしまうね。
友だちのつもりでいたのに友だちとみなされていないようです。
茉莉花の後ろ姿は一段とキラキラ輝き一段とウキウキ弾んでいます。
どこかで聞いたフレーズだと思うの後の祭りだな。
茉莉花の雰囲気は恋人同士になったと認識している風です。
茉莉花が大きな声で早くしないとチャイム鳴っちゃうよーと呼びかけてきました。
周囲の耳目を憚っていませんね・・・
茉莉花は人目を気にするのを辞めたのかもな・・・
勉は友だちってなんだ?俺たちは本当に友だちなのか?と悩み始めています。
悩んでばかりもいられないので教室に向かう事にします。
立ち止まっている場合では無いのはハッキリしていると認識しています。
うーんズルズルと茉莉花のペースに呑み込まれそうですね。
まあこれまでの彼氏君達とは違い茉莉花の本性を少し知っているだけに意外と上手く行きそうに思えます。
先は長そうですが頑張れ勉。
史郎曰く実質的に彼氏彼女になったようなんですがRIKAさんのファンは続けるんだよね。
勉が茉莉花を怒らせた場合RIKAを辞めると言われそう・・・ちょっと怖い。
勉は茉莉花に振り回される事を嫌がってますが相手は超絶美少女なので大人しく従うべきだぞ。
でも下僕のような態度は駄目だと思う。
二人の関係は茉莉花が主導していきそうだね。
告白直前のカップルの様な感じで交際が続きそうに思われます。
おっぱいガン見する権利はくれたので良しとするべきだな。
至近からガン見する機会も増えそうなので喜ぶべきだ。
いつまで勉は己の性癖を貫けるかにも注目だね。
友だちなので念願のバニーガール画像をゲットする可能性もありそうだよ。
頼んだら案外行けそうに思えるんだよね。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
爆乳5
視姦5
交流5
義妹1
友情3
恋愛1


AmazonLink: ガリ勉くんと裏アカさん 1 散々お世話になっているエロ系裏垢女子の正体がクラスのアイドルだった件 (HJ文庫 す 06-01-01)

コメント

人気の投稿「過去1年間」

ラノベの感想) 最弱無敗の神装機竜《バハムート》第20巻 (GA文庫)

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第17巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) カノジョの妹とキスをした。4 (GA文庫)

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第16巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) 86―エイティシックス―Ep.12 ─ホーリィ・ブルー・ブレット─ (電撃文庫)

ラノベの感想) 幼女戦記 第13巻 Dum spiro,spero ‐上‐

ラノベの感想) 幼女戦記 第14巻 Dum spiro,spero ‐下‐

ラノベの感想) 幼女戦記 第12巻 Mundus vult decipi, ergo decipiatur

ラノベの感想) 異世界蹂躙 ―淫靡な洞窟のその奥で― 第3巻 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)