ラノベの感想) ソードアート・オンライン 28 ユナイタル・リングVII (電撃文庫)


概略:
エオラインを救出するべく宇宙軍基地にやって来たキリトはイスタルと対峙します。
イスタルが巨大機竜を基地に向けて突撃させてきたのでキリトが心意で受け止める事になります。
セントラルカセドラルにはアグマール・ウェスダラス六世を自称する人物に率いられた大型機竜編隊が攻めてきました。
カセドラルに向けて心意ミサイルを撃ち込んできました。
アリスと石化封印から解凍されたファナティオの二人で対処する事になります。
一発だけ破壊に失敗してしまいカセドラルに迫ってきます。
ミサイルからカセドラルを守ったのは予定外に石化凍結を解かれたイーディスと名乗る整合騎士でした。
アドミニストレータが石化凍結を施した《いにしえの七騎士》の一人です。
アリスは初対面のイーディスへの接し方に迷っています。
ファナティオとイーディスは旧知の仲で再会を喜び合っています。

レーベル電撃文庫
発行日2024/6/7
著者川原礫
イラストabec
ISBN
雰囲気脅迫、抵抗、宇宙船、合体、実験、再会、決闘、疑惑


エオラインを助けに来たキリトがイスタルと対峙します。
イスタルは宇宙軍基地に向けて機竜を激突させようとしてきました。
キリトは心意を使って突撃してくる機竜を受け止めます。
キリトが機竜を受け止めたのも驚きですがイスタルは自分が人工知能だと認識していました。
人工フラクトライトの構造的宿命を知っても《右目の封印》が解かれた様子はありませんね?
大きな葛藤を抱えたと思えるんですがどういう風に納得しているんだろう?
イスタルはセントラルカセドラルを襲ってきた皇帝アグマール・ウェスダラス六世に仕えています。
アグマールから三つの命令を受けていました。
キリトが宇宙船を受け止めそうなのでエオラインを拉致する事にしました。
エオラインの首筋にナイフを突きつけてキリトを脅してきます。
心意を機竜を受け止める事に割いているキリトはイスタルを止められませんでした。
イスタルは待機させていた飛行型のミニオンに建物の外側から窓枠ごと外させて飛び降ります。
飛行型ミニオンがイスタルとエオラインを抱えて逃亡をはかります。
キリトは宇宙軍基地に突撃してきた機竜を無事に地上に下ろしてからイスタルの気配を捕捉しようと試みます。
心意を飛ばす事で周囲に存在している生命反応を感知できるようです。
がイスタル達の気配を捉える事はできませんでした。
エオラインを攫われてしまったんですがイスタルなら彼を死なせないように配慮してくれるだろうと予想します。
宇宙軍基地にエオライン救出の為に同行していたティーゼとロニエを連れてカセドラルに戻る事にします。
心意を使って直通の扉を作ったようだぞ、便利過ぎる。

キリトが留守にしているカセドラルをアリスとファナティオが守る事になっています。
アリスはファナティオに苦手意識を持ってるんですがファナティオはアリスとの再会を喜びフレンドリーに接してきました。
アリスは一度現実世界に行ってるので二人がアンダーワールドで別れてからの経過時間にズレがあります。
二人の久しぶり感に違いがあるのが面白いな。
ファナティオはキリトから対策を聞かされているのでアリスに伝えてきました。
セルカが整合騎士の石化凍結を解凍する薬を作っているそうです。
エアリーにはセルカの手伝いをするように命じます。
解凍は番号の大きい騎士から行う事になっていました。
アグマールはカセドラルに石化凍結されている整合騎士を警戒しています。
カセドラルごと吹き飛ばそうとして機竜から18発のミサイルを撃ち込んできました。
アリスが金木犀の剣を使って12発の心意ミサイルを打ち落とします。
残りの6発はファナティオが記憶解放術を使って打ち落としました。
彼女は天穿剣(てんせいけん)で光の柱を作り出して面攻撃で6発の心意ミサイルを打ち落とそうとします。
アリスもびっくりの妙案でしたね。
最後の1発の破壊に失敗してしまいます。
カセドラルに向かって飛んできます激突すると思われたのですが何者かが心意で防いでくれます。
アドミニストレータの居室から一人の整合騎士が出てきました。
攻撃が失敗したアグマールは暫く考えています。

アスナはキリト経由でアリスがアンダーワールドから救援要請をしてきた事を知ります。
急いで準備して玄関に向かうと帰宅した父彰三と出くわします。
アスナはパパ呼びでSTLのある六本木まで連れて行ってとお願いしました。
彰三はアリスの事も知っているようですね。
友達を助けたいというアスナの訴えとパパ呼びが効いたようです送ってくれる事になりました。
六本木にあるラースに到着したアスナは神代凛子に連絡して中に入れてもらいます。
凛子は彰三が一緒なのに驚いていますね。
彰三と凛子がどんな話をするのか気になるんですがアスナはアンダーワールドに向かいます。

アリスとファナティオの前に現れた整合式はイーディス・シンセシス・テンでした。
アリスが整合騎士になった時点でアドミニストレータによって石化凍結されていたので初対面です。
ファナティオとは旧知らしく再会を喜び合っています。
アリスの方は先輩騎士なので気後れを感じているみたいだね。
次の行動に迷っていたアグマールが放送をはじめました。
イーディスが彼の話を聞きたいと言うので聞いていると彼女はアグマールが本物と判断してくれます。
アグマールはアリス達に降伏勧告をしてきました。
武装解除して床に頭を擦りつけて恭順の姿勢を示せと言ってきます。
15分の猶予が与えられました。
ファナティオとイーディスが昔話を始めたのでアリスが焦っています。
二人の馬鹿な会話がアグマールに聞こえたら額に青筋を浮かべそうだと思っています。
暫定的に指揮官役をしているファナティオに対抗策を聞いてみるとノープランでした。
彼女は零時までに戻るとキリトは言っていたのでそれまで時間を稼げば良いんだよと言ってきます。
星王への信頼度が高いな。
宇宙軍基地に機竜が突撃しようとしているのを見つけます。
キリトが受け止めようとしている事も分かったので彼が約束の時間に戻ってこない可能性が出てきました。
アリスは思考を巡らせて対応策を検討します。
そしてカセドラルの周囲の空間リソースを空にしようと考えました。
相手にこちらの行動がバレないように目立ちにくい闇素を作り出してカセドラルを破壊する事にします。
カセドラルには自動修復機能が搭載されているので修復する事で空間リソースを消費してくれます。
幸いな事にイーディスは闇素の扱いに長けていました。
ファナティオとイーディスに考えを伝えて三人で空間リソースを消費し始めました。
期待通りにアグマール側にはバレずに作戦を行えます。
空間リソースが失われていったのでセントリアの上空に滞空している機竜は飛んでいられなくなります。
空間リソースが残っている位置までよたよた移動していきました。
機竜が墜落してセントリアの街を焼く危険は回避できました。
ファナティオは思いついたアリスをキリトの様だと褒めてくれます。

危機を乗り越えたんですがイーディスが空に浮かぶ巨大な機竜に気が付きました。
アリスとファナティオもその巨大さに驚愕しています。
そこにキリトが約束を守り零時前に戻ってきました。
巨大な機竜からアグマールの放送が聞こえてきました。
アリス達によってカセドラルを包囲していた機竜を移動させられたのが悔しいみたいね。
彼女達の手際を褒めつつ巨大飛竜の自慢をしてきました。
この《プリンキピア》は傷付けられんぞと自慢してきます。
それを聞いたキリトがある疑念を抱きました。
アンダーワールドの言語は日本語を基本にしてシステムに関わる部分は英語が使われています。
キリト博識!プリンキピアがラテン語由来だと気付きます。
リアルワールドで言語学習をしているアリスにはキリトの言いたい事が分かっています。
菊岡が心配しているアンダーワールドへの干渉者がアグマール側に接触している可能性を疑っています。
確実に凍結封印されている整合騎士を始末したいアグマールはプリンキピアで砲撃する事を選択しました。
キリトが発射されるであろう砲撃が熱素千個分だと断定しています。
回避する手段は無さそうです・・・
発射までに5分は準備時間が掛かりそうだと予測します。
5分あれば逃げ出す事は出来ますが凍結封印されている整合騎士を見捨てるわけにはいきません。
困った状況だったんですがカセドラルの中で解凍薬の作成をしていたセルカがエアリーを連れて駆け込んできます。
アリスはセルカとの再会を果たしガバッと抱き着きたいようですが時間がありません。
セルカがエアリーに策があると言っています。

エアリーからこの状況から逃げ出せる手段があると提示されました。
カセドラルのダメージが一定の値を越えたので隠されている機能が使えるようになったと言っています。
機能を起動するにはキリト、アスナ、整合騎士一名が操作パネルに触れる必要があると言われます。
暗かったのでエアリーはイーディスをアスナだと勘違いしていました。
アスナがこの場に居ないと分かり絶望しかけます。
リアルワールドで彰三の説得に成功して急いで六本木のラースに向かったアスナの頑張りが皆を救う事になりました。
絶妙なタイミングでアスナがカセドラル内部に到着します。
アスナの気配が分かったのかキリトが出入り口まで駆け寄りアスナを横抱きにして操作パネルまで運んでいます。
アスナは訳が分からに状況だったんですがキリトの真剣な表情から危機が訪れていると判断し指示に居たがっています。
ここで余計な質問をして時間を浪費しないところがアスナの賢さだよな。
キリト、アスナ、アリスが操作パネルに触れると隠されていた機能が起動します。
驚きですよ。
カセドラルは巨大な飛竜に改造されていて飛行機能を持っていました。
エアリーはホワイトコスモス01と呼んでいます。
コードネームみたいなものなのね・・・
エアリーからキリトに心意で全員の体をカセドラルの屋上に固定してとお願いされます。
キリトは心意の手をアリス達の腰を鷲掴みにして固定します。
そうかそうかアリスの尻を心意の手が触ってるのか・・・どんな感覚を得ているのか気になるところですよね。
リアルの手にさわさわしている感じがするんかな?
だとしたらキリトの奴め役得ってやつじゃねーのか。

カセドラルが飛べるってだけでも驚きなんですが飛行経路が際どかったです。
プリンキピアの至近を通過する事になります。
エアリーだけは問題無いと確信していたようですね。
無事にプリンキピアの横を通過して宇宙区間まで出る事ができました。
それだけでは終わりません。
エアリーが誰かに通信を送っています。
応答した相手はこんな日が来るとは思ってなかったと言ってますが役目が果たせて嬉しそうです。
アンダーワルドの宇宙区間は呼吸はできるんですが気温が低くなっています。
そのままでは全員が氷漬けになってしまうのでロニエとティーゼが光素防壁を展開して皆を守ります。
宇宙区間に巨大な要塞が浮かんでいました。
ブラックロータス02と呼んでいます。
ファナティオがキリトに向かって何を作っているだと非難してきますね。
ホワイトコスモス01とブラックロータス02はキリトが星王をしている時期に作ったようですよ。
キリトはその記憶を忘れているので俺知らないよと叫び返しています。
ホワイトコスモス01はブラックロータス02と合体しました。
絶対絶命のピンチから逃れてプリンキピアの上を取る事ができました。
状況が膠着したのでキリトとアスナはリアルワールドに戻ります。

アスナがリアルワールドに戻ると彰三と凛子は扉が開けられている会議室で楽しそうに話していました。
彰三としてはラースの保有する技術が欲しいみたいですが仕事の話はなく世間話をしていたようです。
帰りの車で彰三から凛子が傑物だなとの感想を聞かされました。
ラースの今後は上手く行くと考えても良いのか?

ユナイタルリングではリズベットとシリカが第二階層の拠点予定地と第一階層にあるラスナリオを繋ぐ輸送ルートを考えています。
断崖絶壁をどうやって移動するのかが問題になっています。
断崖絶壁には移動を阻害する凶悪なボスモンスターが潜んでいると予想して偵察していますね。
ロープで低木に自分たちを繋いで絶壁を覗き込んでいます。
絶壁の途中にいかにもな張り出しがありモンスターが潜んでいそうでした。
シリカが偶然持っていた臭い匂いを発する壺を落としてみる事にしました。
慎重に落下ポイントを調整して落とします。
見事に目的の場所に落とす事ができました。
壺が割れる音が聞こえてきます。
絶壁の張り出し部分から巨大なフナ虫型モンスターが出てきました。
臭い匂いを嗅がされて怒っています。
二人が居る絶壁の天頂部まで来られると不味かったんですがモンスターには移動可能範囲が設定されていました。
移動可能な高さは絶壁の頂上から離れていました。
遠距離攻撃も届かない距離と思われます。
リズベットが絶壁の天頂部からラスナリオまで長ーいロープを張り滑車で降りられないか?と考えます。
問題は長いロープが作れるか?って事になるね。

アスナがアルゴとリアルで会う事になりました。
アルゴが指定したのはアスナがSAOの虜囚となる前まで通っていた私立エテルナ女子学院の近くにある喫茶店です。
アスナは父母会などの帰りに母親に連れて来てもらってたので懐かしさを感じています。
呼び出したアルゴが奢ると言い出すんですがお値段は高めでした。
ケーキセットにしてと懇願されています。
注文を済ませて食べ始めました。
食べ終わった頃にアルゴが呼び出した用向きを教えてくてます。
アスナにある人物に会って欲しいとお願いしてきました。
背後から「アスナ」と呼ぶ声が掛かります。
聞き覚えのある声でアスナが驚いて振り返るとミトが立っていました。
兎沢深澄(とざわ みすみ)と言う名前の女の子でエテルナ女子学院時代の友人でした。
アスナはヒシっとミトに抱き着いています・・・あんまりユリユリしくは無いんだよな。
エテルナ女子学院はゲームセンターへの立ち入りを禁じているですがミトは出入りしていました。
ミトが格ゲーをプレイしている場面をアスナが目撃してしまいます。
アスナの口止めをする為にミトがこの店にアスナを誘ったのが出会いでした。
中学生なのでお値段がヤバかったよ、その時もケーキセットを食べたんだよ。

ミトが謝罪してくるね。
SAOから解放されてから連絡しなかった事を謝ってきました。
ミトの両親は彼女がSAOに囚われたのは友達の影響からだと考え彼女の携帯を解約してしまったそうです。
ミトは自分がアスナにSAOの存在を教えたからアスナがSAOに囚われる事になったと謝ってきます。
アスナはナーブギアを手に取ったのは自分の気紛れでミトからSAOの存在を知らされなかったとしてもSAOをプレイしていたと返しています。
自分の選択結果を他人のせいにしないアスナは立派な人格を持っているな。
キリトが惚れちまうのも頷けます。
ミトは帰還者学校ではなくエテルナ女子学院に復学したそうです。
まあそうなるよね、親がSAOを憎んでいるようなので帰還者学校に通わせはしないだろうね。

アスナはミトを探し出してくれたアルゴにお礼を言っています。
アルゴは仕事を頼まれていてその報酬のオマケとしてミトの情報を閲覧させてもらったそうです。
アルゴはSAOの殺人ギルド《ラフィン・コフィン》に協力していたメンソールって仇名のプレイヤーを探していました。
正式なギルドメンバーではなく本名、プレイヤーネーム、性別は分かりません。
アルゴはメントールがラフコフのメンバーと密会していた現場を目撃していました。
菊岡に頼んで日時と位置情報を頼りに全プレイヤーの移動ログを解析して貰いました。
結果は該当するプレイヤーは存在しないって事でした?
残念な結果に終わったのでオマケをくれる事になりアルゴはミトのデータを読ませてもらいました。
アスナへの借りを返したかったのね。
アルゴがメンソールなるプレイヤーに固執するのはラフコフの暗殺手段を考案したのがメンソールである可能性が高いと考えているからです。
正体を掴むまで諦めないと言っているアルゴをアスナが心配しています。
ラフコフの記憶はアスナに暗い影を落としていますね。
今がリアルである事を忘れてアルゴが危険行為をしようとしていると危惧しています。
アルゴの方は冷静で現在形になっているぞと指摘しています。
相手の身元が割れても一人でヤサに突撃したりはしない、然るべき筋に情報を渡して終わりにすると約束してくれます。
ちょーっと心配ですよね。
相手がラース絡みの騒動にも噛んでいるとすると危険かもな。

アスナはミトとのツーショットをキリトに送りました。
ミトはSAOではアシュレイというプレイヤーネームでカリスマ裁縫師でした。
誰よりも早く裁縫スキルを完全習得した伝説的な生産職プレイヤーでした。
キリトも彼女に防具《ブラックウィルム・コート》の製造を依頼していました。
ブラッキーさんの代名詞ですな。
だから彼女の事を知っています。
アスナがSAOで着ていた白と赤の騎士服《セリーン・コルサージュ》もアシュレイ作でした。

キリトが自室で目覚めます。
一瞬ここがどこなのか確認していますね。
ユナイタルリング、アンダーワールド、リアルワールド、三つの世界を生きている感じが出ていますね。
現実が希薄化していないか?って心配になるな。
キリトの端末にアスナからのメッセージが届いていました。
アスナのツーショットが届いていました。
見覚えのある相手で誰だと思い出しているとアシュレイだと気付きます。
再会を祝福するメッセージをアスナに送りました。
アスナはSAO前の友人のエピソードがあるけどキリトには無いのか?

自室のベッドで寝ていたんだと納得していると妹の直葉が突撃してきました。
一応ノックはしてくれるみたいですがキリトが返事を返す前に扉を開けています。
これって結構危うい行為では?キリトがいけない事してたらどうすんだよ!!
直葉はお盆の乗せてサンドイッチを持ってきています。
早く食べてと急かしてくるね。
急いでいる理由を問うとユナイタルリングでアポデ組と会う時間が迫っていると言われました。
もしもキリトが寝コケていたら直葉はどんな行動を取ったんだろうね。
想像が?き立てられるなー。
キリトの上に乗っかってサンドイッチを口に突っ込むとか最上級のご褒美プレイをしてくれそうだね。
キリトの馬鹿め、ちゃんと寝ていろよなー。

ユナイタルリングにログインする前に直葉が菊岡が設置していったSTLPって機材に気付きます。
六本木にあるラースまでの距離がアスナ宅よりも離れているキリトが彼女よりも早くアンダーワールドに入れた理由がこれです。
移動可能なサイズまでSTLを縮小化したSTLPって装置を貸し出されています。
一人で運び込むには重いので菊岡がキリトの自室に入りました。
素敵な部屋だねとの感想を貰ったんですがキリトは悔しそうです。
いつか東雲エリアにある菊岡の部屋に押しかけて彼の心意を暴いてやると決意しています。

キリトの部屋のベッドに並んで寝てログインする事になります。
本当に仲良しだなー羨ましいぜ。
アスナが嫉妬する危険性もほぼないので最高だよな。
キリト直葉ルートは無さそうなのが何とも残念に思います。

キリトとアスナはアンダーワールドを離脱いましたがアリスは残ります。
アグマールの脅威が迫っている状況なのでセルカと離れ難く感じているからでした。
アリスはセルカと親密な感じで再会を喜び合いたいみたいですが忙しいセルカから邪魔者扱いを受けてしまいます。
セルカは凍結封印されている整合騎士の解凍薬を作る重要なミッションを抱えているので忙しいんです。
アリスはセルカと関わりたくて周囲に纏わりついてたんですが邪魔だと言われてしまいます。
消沈しているアリスをイーディスが誘います。
ブラックロータス02の展望室に向かう事になりました。

アリスはイーディスとの距離感に困っていますがイーディスはアリスを妹扱いしてきました。
頑張ったアリスを褒めてあげたいと言って頭をナデナデしてくれます。
アリスが妹のセルカに同じことをしている時にセルカが困った様子になる理由を体験する事になりました。
イーディスが淹れてくたコヒル茶を飲んでいます。
アリスが淹れるよりも上手なようですね。
イーディスは凍結されていた時間の長さを重く受け取っています。
変化の大きさに戸惑い納得しようと頑張っているようですね。
ベルク―リとアドミニストレータが身罷られた事に一番驚いているそうです。
アドミニストレータに逆らったアリスを責めてはいないそうです。
アリスが理由を問うとアドミニストレータは大きな力を持ち過ぎていて誰も信じられなかったんだろう。
彼女の手に余る事態が起こった時に助からなかっただろうと言っています。
イーディスはアドミニストレータへの忠誠心が彼女の組み込んだ《敬虔(パイエティ)モジュール》によるものだと知りません。
アリスはアドミニストレータはアンダーワールドを愛していた、その愛は整合騎士にも向けられていたと伝えます。
イーディスはアドミニストレータが大切にしてくれた、整合騎士として生きた年月に後悔はないと答えます。
アリスとイーディスの心が少し近付きます。
肩を寄せ合って眼下のセレスティアを眺めています。
ちょいユリユリしいぞ。
この二人の関係性の発展に期待度大だな。

キリトがログインするとシノンに遅いと怒られました。
約束の時間は12時だったんですが10分過ぎていました。
一言怒っただけで許してくれるシノン最高です。
意外と寝ているキリトのアバターを見てニヤニヤして楽しんでいたとか?
だとしたらナイスムッツリ。

キリトが約束の時間になっても現れないのでアポデ組のアズキが来てくれました。
彼女は共闘の約束を取り付けようと意気込んでいました。
二つ返事でキリトが共闘に応じると答えると驚いています。
アポデ組のリーダーと詳細を詰める為に二組織の中間地点で会合を持つ事になりました。
そこまでの距離を聞いてみると三百キロくらいと言われました。
驚嘆するキリト達にアポデ組が持っている重要情報を教えてくれました。
スピードとスタミナが三倍になる秘薬があるそうです。
それを飲むと時速九十キロで走れるようになります。
効果があるのは獣人と獣だけなのでキリト達はペットに乗って移動する事になります。
参加人数を絞る事になりキリト、アスナ、ユイの三人で出向かう事が決まります。
アズキが中間地点まで案内してくれる事になります。
待ち合わせは午後四時です。
アズキが帰るとリーファとリズベットが「かっ・・・かわいーーーーっ!!」って歓声を上げています。
耳とかヒゲとかに興味深々です。
次は絶対にモフらせてって頼んでみようと息巻いています。

時間ができたので抱えている課題に対処する事にします。
リズベットとシリカがラスナリオと次の拠点をジップラインで繋いでみようと提案しました。
上手くいけば物資の輸送問題は解決しそうです。
ラスナリオは大きな地形ボーナースを持っています。
それを目当てに周辺にプレイヤーの小屋が増築され続けています。
加護が大きい街の中の土地を分譲しろとの要求が起こりそうでした。
既に住んでいるNPCを追い出せと言い出しそうです。
キリト達はラスナリオの増築を行って加護レベルを引き上げる事にします。
正体がバレないように変装してキリト、アスナ、シリカの三人でラスナリオに戻ってきました。

ラスナリオの広場で決闘大会が開催されていました。
キリト達が到着した時点で決勝戦が始まっていました。
シリカが主催者がディッコスだと気付きます。
優勝したのはツブローという《アナウンスちゃんファンクラブ》のリーダーでした。
キリト達と一緒にムタシーナに嵌められたな。
優勝者への商品は何とキリトへの挑戦権でした?
キリトには全く覚えがないんですがアスナとシリカはアポデ組との共闘を纏める前に片付けてしまえと言っています。
ディッコスはキリトの所在が不明なので対戦日時が決まったな告知すると叫んでします。
観戦者達は直ぐに対戦が行われないと知り残念そうにしていました。
キリトがディッコスに声を掛けると驚かれます。
丁度良いタイミングでした。
ディッコスは何も聞かずに決闘に参加してくれとお願いしてきます。
アスナの言う通りアポデ組との共闘を始める前に問題事は解決するべきと考え承諾しました。

決闘直前に対戦者のツブローからキリトが負けたらラスナリオの統治権を譲ってくれと言われました。
アスナがそんなの駄目と乱入してくるかと思ったら肩をすくめただけでした。
勝てば良いのよと言っています。
初撃決着に対戦が始まりました。
ツブローは工夫して攻撃してきたんですがシステムへの理解度に差がありました。
キリトが初撃を入れて勝利しました。
見ていたギャラリーはキリトの放った攻撃の威力に驚いています。
キリトはその場で次の拠点を建設予定である事と攻略の最前線への参加希望者を募ります。
凄まじい雄叫びがラスナリオ全体を震わせる事になりました。

キリトとアスナはアポデ組が遭遇したリュースラと名乗る弓を使うダークエルフの集団を気にしています。
キズメルに関係があるのかも知れませんね。
ユイをアポデ組との会談に同行させるのはダークエルフに出会った場合に通訳してもらう為でもあります。
リュースラの民と名乗った集団はキズメルと関係があるんだろうか?あるんだよな。

イスタルに拉致されたエオラインはプリンキピアに幽閉されます。
豪華な食事が運ばれてくるんですが捕虜には過ぎた待遇と感じてエオラインはパンと水した口にしません。
キリトなら残さずにバクバク食べるだろうなと予想して笑っています。
エオラインが自身の出自に疑問を持っています。
昔を思い出していますよ。
エオラインはハーレンツ家の実子ではありません。
ハーレンツ家はベルク―リの家系です。
エオラインの義父オーヴァースの代までは長男に色濃く剣の才能が引き継がれていました。
オーヴァースの実子の代は姉のフルフィースに色濃く引き継がれました。
長男であるルグランは鬱屈する事になりちょっとした言い争いからエオラインに養子である事をぶちまけてしまいます。
話を聞いたオーヴァースと母ジルはエオラインを左右から抱きしめ事実を教えました。
エオラインの本当の両親は既に他界している事を教えてくれます。
血の繋がりが無くとも父として母としてエオラインを深く愛していると伝えてくれました。
事実を知ってもエオラインは驚きや悲しみよりも納得を感じていました。
エオラインは一人で剣の稽古を始めました。
それを知るとフルフィースが稽古を付けてくれる事になります。
オーヴァースが呆れるくらいに厳しい稽古だったみたいですがエオラインは嬉しく感じていました。
フルフィースの稽古は神聖術にも及びエオラインの強さはフルフィースとの稽古によって培われたようです。

一人の兵士がエオラインを呼びにきました。
嫌だと断った場合の反応が気なりますがエオラインはそんな意地悪はしません。
大人しく同行する事にします。
連れていかれたのはプリンキピア内に作られた謁見の間みたいです。
そこで皇帝アグマールが待っていました。
膝を突けとまでは言わないが覆面は取ったらどうかな?と問われます。
エオラインは肌が弱いのでこのままで失礼しますと答えます。
イスタルとは旧知なので紹介は省かれます。
彼女だけ紹介しようと言われてエオラインは驚愕しています。
この部屋に入った時点では彼女の存在を感知できませんでした!?
自分で名乗りますわ陛下と告げて女性が挨拶してきます。
「初めてお目にかかります、エオライン・ハーレンツさま。私は、ノーランガルス皇帝家の裔・・・ムタシーナ・ムイキーリと申します」
ムタシーナと名乗ってるね????
菊岡の言っているアンダーワールドへの干渉者とは彼女の事なのか?
ユナイタルリングでキリト達を窒息魔法で脅迫してきたムタシーナと同一人物なのか?

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘5
戦略5
恋愛2
ラッキースケベ1


AmazonLink: ソードアート・オンライン28 ユナイタル・リングVII (電撃文庫)

コメント

人気の投稿「過去1年間」

ラノベの感想) 最弱無敗の神装機竜《バハムート》第20巻 (GA文庫)

ラノベの感想) 幼女戦記 第14巻 Dum spiro,spero ‐下‐

ラノベの感想) 俺を好きなのはお前だけかよ 第17巻 (電撃文庫)

ラノベの感想) 幼女戦記 第13巻 Dum spiro,spero ‐上‐

ラノベの感想) オーバーロード 第15巻 半森妖精の神人 [上]

ラノベの感想) オーバーロード 第16巻 半森妖精の神人 [下]

ラノベの感想) 魔法科高校の劣等生 第32巻 サクリファイス編/卒業編 (電撃文庫)

ラノベの感想) オーバーロード 第14巻 滅国の魔女

ラノベの感想) ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 第5巻 サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス<下>(電撃文庫)