ラノベの感想) オーク英雄物語6 忖度列伝 (富士見ファンタジア文庫)
概略:
デーモン族が住んでいるギジェ要塞を目指してバッシュとゼルは雪原を歩いています。
隠れる場所が無い雪原でドラゴンを発見しました。
バッシュは咄嗟に雪に埋まってやり過ごします。
ドラゴンに焼かれたデーモン族の部隊を発見します。
瀕死状態の生き残りが一人いたのでゼルに応急処置してもらいギジェ要塞に連れて行きます。
ギジェ要塞でバッシュはデーモン族を纏めているシーケンス将軍と再会します。
バッシュはヒューマンのナザール王子に託された手紙を渡します。
手紙は水に濡れた後で文字が滲んでいて内容を確認できませんでした。
シーケンスはナザールがバッシュに運搬を頼んだ意図を推測します。
ナザールはドラゴンの頻繁な襲来を受け困っているデーモンを救う為にバッシュを遣わしたと考えます。
ドラゴンを倒せたらシーケンスの娘を嫁に与えるって条件でバッシュはドラゴン討伐を引き受けます。
バッシュはドラゴンを討伐した事があり竜断頭の異名を貰っています。
空を飛ばれると攻撃手段が無く勝てないのでドラゴンの巣を急襲する事にします。
バッシュはゼルを伴いドラゴンの巣に向かいます。
退治できればデーモン嫁が手に入りますヤル気満々ですよ。
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 |
発行日 | 2024/7/20 |
著者 | 理不尽な孫の手 |
イラスト | 朝凪 |
ISBN | |
雰囲気 | ドラゴン、生き残り、救助、報酬交渉、ドラゴン討伐、武勇伝、見解の相違、プロポーズ承諾、嫁の正体、移動、押し掛け妻、良妻 |
バッシュとゼルはデーモンが住んでいるギジェ要塞を目指して雪原を移動していました。
隠れる場所が無い雪原の上空にドラゴンが出現します。
バッシュは咄嗟に雪に埋まってドラゴンを回避しました。
隠れていると戦闘の気配が伝わってきました。
空を飛ぶドラゴンに対して有効な攻撃手段を持たないバッシュはドラゴンが居なくなるのを待ちます。
ドラゴンが居なくなってから戦闘が行われていたと思われる場所に行くと炭にされた死体が転がっていました。
一人だけ瀕死状態ですが辛うじて生きている人物が居たのでゼルに頼んで治療してもらいます。
バッシュは生き残りを抱えてデーモンのギジェ要塞に向かいました。
負傷している仲間を助けてくれた知りバッシュとゼルはギジェ要塞の中に入れて貰えました。
ギジェ要塞ではデーモンの「暗黒将軍」と呼ばれるシーケンスが頭を抱えていました。
雪原にドラゴンが住み着いたのでデーモンは昼の間に活動できない状況に追い込まれていました。
広大な雪原を踏破するしかないので他国に赴く事もままならない状況です。
ドラゴンを討伐する必要があるんですが有効な手段がありませんでした。
シーケンスの娘の一人が討伐体を率いてドラゴン討伐に向かったのですが全滅したとの報告を受けています。
そこへかつてドラゴンを討伐した事があるバッシュの来訪が知らされます。
シーケンスは内心では大喜びしているんですが態度に出ないようにしています。
デーモンはオークを下等種として見下しているので大歓迎する事はできませんでした。
シーケンスはバッシュに用向きを問います。
バッシュはヒューマンの王子ナザールから託された手紙を渡します。
シーケンスが封を開けて読んでみると手紙は水に濡れたのか文字が滲んでいて内容を読み取れませんでした。
シーケンスはバッシュの旅が困難なモノだったと推測します。
わざわざオークのバッシュを手紙の運び手にした理由を考えます。
ナザールはドラゴンの襲来で困っているデーモンを助ける為にバッシュを援軍として寄越してくれたと勝手な解釈をしました。
バッシュはドラゴンを倒した事があり「竜断頭」の異名を持っています。
バッシュの側もデーモンの女を嫁にしたいのでやって来たとは言いません。
お互いに認識に齟齬があるんですが交渉の結果ドラゴンを退治したらシーケンスの娘を嫁にあげると纏まります。
シーケンスの娘が討伐体を指揮していると聞いたバッシュは討伐隊は女性で編成されていると思ったようです。
他にも討伐隊の生き残りが居たら自分のモノにして良いか?と質問しました。
シーケンスはバッシュがデーモンを配下にしようと考えていると思ったようです。
それ位なら問題無いとして許可を出しました。
討伐隊は男性が殆どなのでバッシュの願いは叶わない事が決まってしまいますがバッシュはそこに気付きません。
もっと詳細に話し合うべきだと思うんですがオークは細かい事を気にしないのね。
バッシュは嫁を手に入れる為にゼルを連れてドラゴンの巣に向かいました。
デーモン族はドラゴンを侮っていたようです。
オークのバッシュですらドラゴンを殺せたので上位種の自分たちなら確実に勝てると思ってたようです。
横穴を掘ってドラゴンの巣に侵入を果たします。
ドラゴンの寝込みを襲う計画だったんですが気付かれてしまいブレスを吐きかけられました。
作戦は瓦解し逃げ出す事になりましたが巣の外は隠れる場所の無い雪原です。
折って来たドラゴンのブレスで討伐隊は一人を残して壊滅しました。
バッシュが助けたのは討伐隊の一人でした。
炭になるまで焦げていたのでバッシュは顔を確認できていませんでした。
助けたのはシーケンスの娘でバッシュに嫁にあげると約束した人物です。
バッシュはそうと知らずにドラゴン退治に赴きました。
討伐隊が掘った横穴からドラゴンの巣に侵入を果たします。
横穴は床や天井がツルツルに磨かれていました?
不審に思って進んでいると巨大な目と目があいます。
ドラゴンはブレスを吐いてきました。
バッシュはブレスに焦がされますが火傷を負っただけで生き延びます。
ブレスが酸素を消費してしまうので呼吸できない状態になります。
バッシュは以前ドラゴンと戦った時に気絶しているのでブレスの後は呼吸ができなくなると知っていました。
息を止めて巣穴に飛び込みます。
巣穴から飛び出してドラゴンの右目に剣を突き刺しました。
ドラゴンはブレスを受けて怯まずに攻撃してくるとは思ってなかったので驚愕から隙ができたみたいね。
ニンゲンの攻撃で傷を負うのは初めての経験だったので痛みに驚いています。
それでも脆弱なニンゲンに自分が負けるとは思ってないので攻撃を繰り出してきまいた。
体格差を活かした大雑把な攻撃をしてきました。
一発でも貰えばバッシュは死んでしまうんですが見事に攻撃をいなしていきます。
バッシュはドラゴンの首を切り落としにかかります。
バッシュの剣は鱗を剥がしドラゴンに傷を負わせることができました。
ドラゴンは次に首を切られると首を落とされると悟ります。
バッシュを強者と認識して攻撃をくりだしますが全てを受け流されてしまいます。
バッシュは的確な攻撃を入れてきてドラゴンは鱗を剥がされて追い込まれて行きます。
ブレスの打ち過ぎで喉を傷付けてしまいます。
バッシュには勝てない、殺される、と悟ったドラゴンを逃げる事にしました。
素早い動きで横穴を走り巣から逃げ出します。
バッシュとゼルは飛び上がられると勝ち目が無くなると分かっているので追いかけます。
体格が違い過ぎるので移動速度に差がでましたね。
バッシュとゼルが外に出た時にはドラゴンは姿を消していました。
外は吹雪だったのですがドラゴンの足跡が残されていました。
ドラゴンは飛べない状態になっているようです。
バッシュとゼルは山を駆け下りてドラゴンを追います。
ドラゴンの足跡が遺跡に続いているのを発見します。
ドラゴンが入ったなら遺跡の壁などが崩れていると考えます。
バッシュとゼルはドラゴンの詳しい生態を知りません。
遺跡はドラゴンが入るには小さすぎるように思われました。
バッシュが濃い血の匂いを嗅ぎつけます。
ドラゴンが体を折って遺跡に入ったと考えて二人は遺跡に入っていきます。
遺跡の中で気配を感じたのでバッシュが剣を振り下ろしました。
そこには一人の美女が怯えた表情で隠れていました。
バッシュに向かって「たすけて。ころさないで」と言ってきます。
バッシュは彼女を見て討伐隊の生き残りだと判断しました。
ドラゴンが高い知能を有している事は知っているので囮として生かしておいたと考えます。
巣の中で襲われた時に逃げる時間を稼ぐために彼女を生かしておいたんだと考えました。
ニンゲンは仲間を見捨てないって生態を知っているんだなと勘違いしました。
美女は右目が潰れていて体中から血を流しています。
これまでバッシュが接した事があるデーモン女は髪のお手入れを疎かにしてはいませんでした。
美女の髪はボサボサで手入れがなされている様子はありませんでした。
戦士ならそれもあるかもなとバッシュは思い込みます。
彼女の背には翼があり尻からは尻尾が生えていました。
ここもおかしい点なんですがデーモン族はオークにジロジロと見られる事を好みません。
バッシュとゼルはデーモン族の女の容姿をしげしげと観察する機会が無かったのでよく知らないんだよね。
翼や尻尾が生えている種族も居るかも知れないと判断しました。
弱っていて抵抗力が落ちていそうなので毒蜘蛛に刺されただけで死んでしまう可能性がありました。
バッシュは剣で毒蜘蛛を退治したんですが彼女は自分が殺されると考え気絶しました。
シーケンスから生き残りの討伐隊をバッシュのモノにしても良いと言われています。
直ぐに彼女を押し倒してもなんら問題ないんですがゼルがデーモン族の気性を問題にします。
プライドの高いデーモン族は無事に助けれたら妻になるって約束を反故にするかもと危惧します。
バッシュは己の強さをアピールして美女を惚れさせようと考えます。
美女が目覚めるのを待つ事にしました。
本人からの同意を得るまで手を出さないと決めたみたいだね。
気絶している美女をお触りしたりはしてないようだ。
バッシュがデーモン女と思っている美女は魔法によって変身したドラゴンでした。
「ニュート」と呼ばれる魔法を使ってドラゴニュートって種族になっています。
「目」と呼ばれているドラゴンで「骨」と呼ばれるドラゴンと仲良くしていました。
「骨」はニンゲンに興味を持ち交流していたようです。
「目」のところに遊びに来てはニンゲンの話をしてくれました。
「骨」の話を聞いているうちに「目」はニンゲンに興味を持ちます。
ニンゲンに「骨」が殺されてしまいました。
怒り狂った「目」はニンゲンに八つ当たりを始めます。
デーモンのギジェ要塞は襲われるようになったのはこれが理由の様です。
いずれ「骨」を殺したニンゲンを始末してやろうと考えていました。
意識を取り戻した「目」はバッシュとの戦闘を悪い夢だったと解釈しようとします。
脆弱なニンゲンに自分が追い詰められるなどあり得ないと思い込もうとします。
バッシュから声を掛けられて現実だったと知り絶望感に浸っています。
バッシュの方は彼女を口説く事しか考えていません。
自分の強さをアピールして好意を引き出そうとしてきます。
お前の為にドラゴンは必ず殺してやると伝えます。
「目」にしてみれば死刑宣告されているも同然なんですがバッシュは気付けません。
死にたくないとしか答えられませんでした。
会話が成り立ってないんですがバッシュもゼルもデーモン族と親しく瀬っした経験はありません。
会話の齟齬は気にせずに口説き作戦を実行に移します。
バッシュは彼女を安心させる為にドラゴンを仕留めた実績があると伝えます。
「目」は探し求めていた「骨」を殺したニンゲンが目の前に居ると知ります。
バッシュの強さは身に染みているので激昂して襲い掛かる事はできませんでした。
詳しく「骨」を殺した状況を聞いてみる事にします。
バッシュは当時の状況を熱く語りゼルが合いの手を入れてくれます。
二人は渾身の演説ができたと考えたんですが「目」の反応は淡白でした。
元々ドラゴンの彼女は感情豊かな話し方なんてできないんだよね。
バッシュの話に興味を惹かれて「それで」と聞いたんですがバッシュとゼルは受けてないと焦っています。
バッシュのこれまでの激闘を語る事になります。
バッシュはこれまでの武勇伝を全て語り終えました。
バッシュの武勇伝を聞かされた「目」は彼が名誉を重んじる人物だと理解できました。
「骨」との戦いも名誉ある戦いだったと説明されたのでバッシュを仇と狙う気持ちは無くなります。
名誉を守るためにはドラゴンをつまり自分を逃がすわけにはいかないんだと理解もできました。
それでも「目」は死にたくないと考えます。
どうすればドラゴンを殺さずにバッシュの名誉を守れるのか問いかけてきます。
バッシュとゼルは武勇伝を聞かされても全く感情を動かさない「目」に落胆しています。
ゼルは脈は無いと諦めています。
バッシュもそうだよなと思いつつ諦めきれません。
最後の抵抗として彼女を妻とする事が出来ればオーク英雄としての名誉が守られると伝えます。
美女に自分の妻になって子供を産んで欲しいとストレートに伝えます。
好意を得られていないと考えているバッシュはオークの妻になるなんて不名誉だと思うが自分の妻になって欲しいとプロポーズしました。
これは「目」にしてみれば意外過ぎる申し出です。
自分よりも強いバッシュの妻になるのは不名誉な事とは思えませんでした。
幸い「骨」に聞いて妻になるって事が番になる事だと知っていました。
生き残れると分かったので「目」はバッシュの嫁になると答えます!!
バッシュのプロ―ポーズが初めて成功した瞬間です。
もっと大喜びしてもよさそうですがダメもとで言ったのでバッシュは驚きで喜びを表現できませんでした。
「目」が積極的です子作りするんだねと言ってバッシュを巣の中央に連れて行きます。
彼女が隠れていた遺跡は彼女の巣と繋がっていました。
美女の口から子作りって単語が出てきたのでバッシュの下半身は巨大化して天を突きます。
バッシュはガバット美女を抱きしめます。
美女の方もバッシュに背に腕と尻尾を絡ませてきました!!
積極的です、一気に合体するのかと思われたんですが美女の様子が変ですね。
最初はバッシュの顎の下にあった彼女の頭が同じ高さに移動しています。
美女が巨大化を始めました。
顔もドラゴンのそれに戻りはじめます。
バッシュは美女から感じていた背筋が寒くなる気配の正体を知る事となりました。
骨は熱烈な口づけをしてきましたが顔がドラゴン形態に戻っているので齧られているようにも見えるね。
「骨」は舌でバッシュの顔を舐めてくるぞ。
鼻先をバッシュの顔に擦りつけてきました・・・愛情表現みたいだがバッシュの唇は裂け血が流れだします。
ドラゴンが生き残る為にニンゲンに変身してバッシュを騙したんだと解釈します。
バッシュは死を覚悟しますが見当違いです。
「目」はバッシュの妻になる気満々です。
卵を産む時期ではないので子供はできない。
巣作りを先にやる。
孵化と子育ては暖かい場所が良いので場所を探してくる。
場所を見つけるのは雌の務めと伝えてきます。
ドラゴニュートからドラゴンに戻りかけているので言葉がたどたどしくなっています。
バッシュとゼルには聞き取れません。
「目」の意図を理解できませんでした。
「目」はバッシュとの抱擁を解いて巣から飛び立ちました。
バッシュとゼルは見逃して貰えたと単純に解釈しました。
嫁探しはまたしても失敗に終わったと解釈します。
全ての種族の国でフラれてしまいました。
バッシュは初心に帰る事を決めます。
当初はヒューマンを妻にしたいと考えていました。
これまでの嫁探しの旅で身に着けた知識を活かして再挑戦する事にします。
バッシュとゼルはヒューマンの飛び地に向かう事にしました。
これだけ頑張っても成果を得られないので心が折れそうですが諦めないバッシュは心が強いよな。
重要な事実を見逃しているのもいつもの事だ。
ドラゴンの動向を監視していたデーモン族の監視係が縄張りから飛び出していく「目」を観測しました。
少し遅れてバッシュとゼルが巣から出てきて国境に向かうのも観測しました。
報告の為にデーモン族の上層部が集まっている部屋に向かいます。
報告を聞いた上層部は驚きに包まれます。
観測結果からバッシュがドラゴンを巣から追い出したと認識できます。
下等種と見下しているオークに窮地を救われたって事実に納得できない面々が多かったです。
シーケンスは何らかのお礼をしなければと考えています。
彼の娘が自分がお礼としてバッシュの嫁になりますと手を挙げます。
バッシュが助けた炭状態のデーモンはシーケンスの娘アスモナディアでした。
アスモナディアは命を救われた事でバッシュに惚れてしまったようですよ。
バッシュがいずれはオークキングになると考えて妻として彼を支えていこうと考えています。
アスモナディアが非常に乗り気なのでシーケンスは彼女の申し出に許可を与えました。
アスモナディアはバッシュを追いかけてオークの国を目指す事になりました。
シーケンスのもう一人の娘ポプラティカはゲディグスの復活を目論んでいます。
ポプラティカはアスモナディアの姉のようです。
彼女は古い文献を読み漁っています。
ゲディグスを復活させる方法を探しているようですね。
ポプラティカの居る隠れ家に仲間が戻ってきました。
名無しの女とキャロットです。
二人はゲディグスを復活させる為に使う何かを回収する為に動いていたようです。
キャロットは「目」が居なくなった彼女の巣に行ってたようです。
バッシュとゼルは気付けませんでしたが「目」の巣に何かがあったみたいです。
名無しの女からバッシュにプロポーズされたと聞いてキャロットが嫉妬しています。
名無しの女から子供を助ける為にバッシュが名無しの女を諦めたと聞いて喜んでいます。
女より人助けを選んだバッシュに破顔しています。
ポプラティカが次の目的地を示します。
彼女達が求めている品がヒューマンの飛地ブラックヘッド領にあるみたい。
ポプラティカが部下を連れてそこに向かう事が決まりました。
バッシュとゼルもそこに向かったよね。
ポプラティカと出会う事になるんだろうか?
バッシュの嫁になると決めたアスモナディアは諸国の情勢を知りたいと考えます。
バッシュの妻として各国の動向を知っておかなければと考えています。
バッシュにその気はないようですが彼女はバッシュがオークキングになると確信しています。
妻として彼の国を支えなければとの使命感に燃えています。
旅の途中でバッシュに弟子入りしたルドと許嫁になったルカと出会いました。
幼女にまで手を出しているのかとアスモナディアは危機感を抱きます。
彼女はオークのバッシュが童貞だとは知りません。
オークなので複数の妻がいてもおかしくないと納得します。
が妻の中の一人になる気はさらさらありません。
妻たちの筆頭になろうと考えます。
アスモナディアはルドとルカを旅の同行者に誘います。
ルカからバッシュに大人になってから嫁になると約束したと聞いて少し安堵したようです。
まだ抱かれてないと分かり自分の方が有利だと考えたみたいです。
問題はバッシュがアスモナディアの顔を知らないって事なんだけどね。
アスモナディアがルドに手解きをしてやると提案すると彼は旅の同行者になりました。
アスモナディアはバッシュと違い戦い方を教えてくれます。
オークの国に入った段階でルドがバッシュの弟子と分かると勝負を挑まれると予想されます。
アスモナディアはルドに対人戦の経験を積ませたいと考えます。
ドワーフの国に向かい闘技場で試合に出させる事にします。
国から武器を持ちだす事を禁じられているのでアスモナディアは武器を必要としていました。
ドワーフの国で作ってもらおうと考えます。
アスモナディアはドワーフ最高の鍛冶師が作った防具を破壊した経験を持っています。
ドワーフの長老たちはアスモナディアに武器の製造を頼まれて内心では嬉しんですが素直に引き受けられません。
ドワーフの武器を破壊できるアスモナディアにドワーフ製の武器を与えたた最高の戦士になっちゃうじゃんって興味津々なんですが素直になれません。
会議に参加してたプリメラが自分が作ると手を挙げます。
プリメラがバッシュと知り合いだと分かりアスモナディアは彼女に武器の作成を依頼します。
プリメラの表情から彼女がバッシュに惚れている事を察します。
プリメラは真っ赤になりながらバッシュにドワーフ流のプロポーズをしたが断られたと明かされます。
アスモナディアは相手はオークなので遠回しな言い方では意図が伝わらない。
はしたなく股を開いき、お前の女になると宣言するくらいしろ、と注意します。
それまで黙っていたルカが自分はそこまでしてないけど結婚したいって伝えましたと教えてきます。
ルカの勇気を知りプリメラは項垂れます。
アスモナディアは勇気が無かったのはプリメラだけだなって顔でプリメラを見下ろしてきました。
アスモナディアは股を開いてお前の女になると宣言した風に語ってましたが彼女はバッシュに顔も知られていません。
実情は一番出遅れているんですがバッシュの為に一番行動的なのは彼女ですね。
アスモナディアはプリメラも一緒にバッシュに妻にならないか?と誘ってきます。
バッシュが自分では言えない提案を実行してくれています。
プリメラは内心は頷きたいみたいですがバッシュが満足できる剣を打てるようになるまでは提案に乗れないと答えます。
プリメラの心意気を知りアスモナディアはバッシュの嫁に相応しいと納得します。
バッシュが知らないところで有効な助力が行われています。
バッシュ視点ではまだ知り合ってませんがアスモナディアの行為を知ったら泣いて喜びそうです。
アスモナディアはプリメラにデーモン流の鍛冶を教える事にします。
プリメラはドワーフとデーモンの鍛冶技術を融合させてアスモナディアの使う斧槍を作る事になるようだ。
プリメラからオークの国が大変な事になっているがアスモナディアが行くなら問題は解決するなと言われます?
アスモナディアが不思議に思っているとプリメラからドラゴンがシワナシの森の近くの山に巣を作った。
毎日のようにオークの国に飛来してオークを食っているんだってさと教えてくれました。
それを聞いたアスモナディアの青肌が真っ白になりました。
あデーモン族を襲ってたドラゴンが住み着いたんだと気付いたのね。
オークに迷惑を掛ける結果になりバッシュに嫌われない心配になった?
成分表
成分 | 含有量(5:多い、1:少ない) |
美少女 | 5 |
ラッキースケベ | 3 |
戦闘 | 5 |
理解不足と勘違い | 5 |
ヒーロー性 | 5 |
対話 | 3 |
口説き | 5 |
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