ラノベの感想) 最強魔法師の隠遁計画 第16巻 (HJ文庫)


概略:
ファノンが逃亡者を追い詰めて屈辱を晴らす事になります。相当頭にきていたのね最大火力を持って二人を葬ります。破壊されてトロイア監獄に生き残りが居ました。マッドな研究者で席者を頼る事にすると言っています。協力者と共に内地に向かいます。学院に戻ってきたアルスは、ロキ、テスフィア、アリスの訓練を再開しました。才能のある彼女達にシングル魔法師への道を歩ませる事にします。アルスの元にトロイア監獄から研究者が訪ねてきました。彼女はアルスの事を席者と呼んでいます。アカシック・レコードに関する議論をしていますよ。ウィザイストの部隊が旧貴族派の中心人物モルウェールドの屋敷を包囲します。しかしウィザイストは窮地に立たされます。

レーベル:HJ文庫
発行日:2023/1/1
著者:イズシロ
イラスト:ミユキルリア
ISBN:978-4-7986-3018-2
雰囲気:追跡、鬱憤晴らし、探究者、交渉、特別訓練、拡張、来訪者、愉快な仲間、鞭プレイ、決死戦

ファノン部隊が逃亡者の追跡を行っています。
初遭遇の時にコケにされた事をファノンは根に持っていました。
プライドをズタズタにしてからぶっ潰そうと考えています。
副官のエクセレスは逃亡犯のゴードンとスザールが持ち逃げしたAWRの性能に危機感を抱いています。
最強の矛と呼ばれているからです。
ファノンの使用するAWR【三器矛盾】は最強の盾と呼ばれています。
最強の矛と呼ばれる【バルバロス】が【三器矛盾】の防御を突破するのでは?との懸念を抱いています。
エクセレスは不安そうなのですがファノンは自信に満ちていますね。
二人を捕捉したファノンが【三器矛盾】を使って魔法を放ちました。
ゴードンが【バルバロス】を使って攻撃してきましたがファノンの防壁を突破する事はできなかったよ。
結局【バルバロス】は【三器矛盾】を作成する上で作られた試作品だったようです。
【三器矛盾】がクレビディート最強のAWRみたいです。
ファノンが最強の矛と盾を同時に所持している事になるようです。
追い詰められたゴードンがファノンに対して抱いていた不満をぶちまけます。
彼は自分を差し置いてクレビディートで重用されているのが許せないようです。
結局ファノンに対して劣等感を抱いていただけみたいですね・・・
その事実にファノンのニンマリしていますよ。
でも容赦はしません。
動けるだけの体力を残して適度にダメージを与えます。
クレビディート方面の外界に逃げるように誘導しています。
この段階で【バルバロス】と【カリギュラ】は破壊されました。
ファノンは部下に破片の回収を命じてエクセレスと共にクレビディートがバベルに設置した前線基地に向かいます。
クレビディートはバベルに巨大な砲撃用のAWR【オルガン】を作っていました。
ファノンは【オルガン】を起動してゴードンとスザールが隠れている地点を砲撃しましたよ。
外界に大破壊が巻き起こされています。
ゴードンとスザールは跡形もなく消滅したようです・・・
ファノンを怒らせる怖い事になりますね。
アルスの情報を入手したいと言ったエクセレスに部下のリューリエが適切な助言をしていました。
エクセレスの色香を使ってアルスをたらし込めば良いのでは?と提案しています。
もしかしたらファノンの方がアルスの好みである可能性もあるとも言ってしまいます。
夜の帳の下で恥部も秘部も見せ合っちゃえば良いのでは?と提案したのでファノンが照れています。
エクセレスやファノンが迫ってもアルスには効果なさそうですけど彼女達は彼の志向を知らないからね。
ファノンは意外と乗り気なように思えるけどね?

ダンテ達によって破壊されたトロイア監獄で動きがありました。
生きている人間は居ない筈なのですが三人も生き残りが居ましたよ。
頭部を吹き飛ばされて死んだ筈のクウィンスカ博士が動きだしました。
殺されたのは彼女が用意してあったクローンのようです。
口ぶりからするとクウィンスカは複数のクローンを用意してあるようです。
一人が殺されたので別な個体に意識を移し替えて動きだしたみたいだね・・・
他国の調査隊がやってくる前に作り置きしてあるクローン体を始末しています。
クウィンスカはトロイア監獄内に秘密の研究室を作っていました。
そこからアルスに倒された筈のノックスが出てきたよ。
ノックスとクウィンスカは協力関係にあるようです。
クウィンスカはノックスから提供された魔法を使って意識をクローンに入れ替えているようですね。
クウィンスカは見返りにノックスにクローン体を作ってあげているようです。
ノックスは名前が知られているのでクローン体の元になった女性の名を名乗る事にします。
ダキア・アグノイズって名前なのですが自分をダキアと定義すると口調や表情が柔らかくなりました。
記憶に一部抜けがあるようですが人格はある程度変えられるようですね。
クウィンスカにはアカシック・レコードを研究したいとの欲求しか無いようです。
トロイアには調査が入るので違法研究が明るみに出る前に証拠を隠滅して場所を変える事にします。
アカシック・レコードに触れて資格を得た席者を頼る事にします。
ダキアが内地に戻ると言っているので一緒に連れて行ってもらう事にしました。
クウィンスカには戦闘能力が無いらしく外界を一人で移動する事は不可能だからです。

第2魔法学院に戻ってきたアルスとロキは研究室に籠ります。
アルスは事件の考察と今後の予定を考えています。
ロキはアルスが考案した新たな訓練を実施していますね。
魔法式が描かれた敷物の上に座り瞑想しています。
アルスはこっそり外界から持ち帰った魔核を使って何かをしようとしています。
ロキはその実験の被験者として志願したようです。
効果の程は秘密だと言われています。
アルスは今後の予定を幾つかピックアップします。
ロキに試してもらった新しい訓練方法が効果有りと分かったのでテスフィアとアリスの訓練を優先する事にします。
その為に必要な《夢晩酔草》を入手する事にします。
外界にしか生息していない草らしいのですがシスティ理事長が持っていそうでした。
アルスはロキを伴い理事長室に向かいます。
システィは事後処理の書類に埋もれていました。
栄養ドリンクに頼って書類を片付けているようですね・・・大変お疲れの様子でした。
ロキがシスティの肩もみを始めますよ・・・何らかの意図がありそうでした。
彼女の肩もみは気持ちが良いようですシスティが喜んでいますね。
システィが気持ちよくなってくるとロキがツボを押し始めました!!
システィは激痛に悲鳴をあげています。
ロキが猫なで声でシスティにすり寄ったのには訳がありました。
ロキはシスティにアルスの研究室の修復を最優先で行うように要求します。
システィは今手配した所だから安心してと訴えていました。
アルスはロキの手管に驚いていますね・・・
ダンテから【ミネルヴァ】を奪還したお礼として《夢晩酔草》を要求しました。
アルスは葉っぱを貰えれば良いと考えていたのですがシスティが口を滑らせました。
何株欲しいの?と言ってしまいます。
《夢晩酔草》には美容効果があるそうですよ。
システィの美貌維持に使われているようですね・・・
システィが株を分けてくれるかもしれないと分かっりロキが株を要求していました。
結局アルスは必要な枚数の葉を貰うだけに留めます。

訓練に必要な材料が揃ったのでテスフィアとアリスの意思確認に向かいます。
女子寮の二人の部屋の扉をノックすると殺気だったメイドが出てきましたよ!!
ダンテの襲撃事件を受けてフローゼが派遣したフェーヴェル家のメイドです。
セルバの部下である戦闘技能のあるヘストとミナシャというメイドを派遣したようです。
ヘストはアルスと面識があったので慇懃な挨拶を寄越してきました。
テスフィアとアリスは魔法を使って人間との戦闘を経験しました。
少なくないショックを受けているようです。
アルスは二人に大きな才能があると考えているので対人戦を意図した戦闘魔法師を目指させるか迷っています。
その為に二人の意思確認を行う事にします。
二人にシングル魔法師を目指せる可能性がある事を伝えました。
シングル魔法師の中でも四位と五位の間には大きな差がある事も伝えます。
ファノンと戦った結果アルスは彼女の評価を上方修正しています。
そのまま学院で学び一般的な魔法師になる道もあると伝えたのですがテスフィアとアリスはシングル魔法師への道を選びます。
シングル魔法師は尊敬を集める存在ではあるのですが権力者に顎で使われるのであまり良いモノではないとアルスは考えています。
危険なうえ対人戦も想定しなけれべいけないのであまりお勧めではないようです。
テスフィアとアリスはアルスに才能があると言われて舞い上がってしまったのだろうか?
危険は承知しているみたいですがアルスに認められた事が嬉しいようです。
アルスは魔法力を貯める器の存在を説明しています。
現実空間とは別の層に魔力を貯める器のような物があると教えています。
訓練によってその器を拡張していく事を伝えました。
失敗すれば器が壊れてしまい魔法師生命が絶たれる事も伝えます。
大きなリスクを伴うと知っても二人の決意は変わりませんでした。
翌日実施する事が決まります。
魔核を使うので禁忌に触れます。
アルスはシスティに頼んで実習棟を貸し切りにして貰う事にします。

アルスとロキは借り住まいの自室に戻ってきました。
金庫から保管してある【フェゲル四書】を取り出そうとします。
厳重な鍵が掛けられていたのですが何者かに盗み出されていました。
ロキが犯人を見つけ出して血祭りにあげましょうと息巻いています。
物騒なことは言わない方がいいわよと言って下手人が部屋に入ってきました。
盗み出したのはリリシャでしたよ。
彼女は元首シセルニアの命令で【フェゲル四書】を回収したと言っています。
もともとプレゼントしたわけでは無く貸し出しただけなので回収したまでと言ってますね。
アルスもそうだった、回収される前に誰にも見つからない場所に隠しておけばよかったと後悔しています。
シセルニアを相手に争うのは不毛な事と自分を納得させて諦めます。
明日の訓練の準備をする為にアルスはロキを伴い実習棟に向かいます。
興味を持ったリリシャが付いてきました。
ロキは強大な力を持っているアルスが厄介者として排斥されてしまう可能性を憂慮していました。
アルスを助けてくれる愉快な仲間としてリリシャを引き込む事にします。
リリシャを挑発してアルスを支援するって言質を取りました。
リリシャはアフェルカの隊長になったのでフリュスエヴァン家の中で権力を持ちました。
しかも元首シセルニアの直属部隊なので色々と融通を聞かせる事もできそうです。
リリシャは権力は持ったけど金欠なのでお金は貸せないと言ってきました。
ロキからアルスの財力は大貴族に匹敵するので力を貸してくれるだけでいいと言われます。
社交界で立場を明確にしてくれるだけで良いそうです。
アルスは貴族嫌いなので大貴族に睨まれる事を想定しているのね。
リリシャはアルスの側に立ってくれる事になるようです。
アルスは【グラ・イーター】を使って実習棟の魔力を喰わせました。
明日の訓練では魔力が無くなった空間が必要だからです。
大きな魔法を使ったので警備担当の軍人が飛んでくるわよとリリシャが警告してきます。
しかし何故か誰も現れませんでした?
準備が終わったのでアルス達は自室に戻ります。

自室では見知らぬ女性が待っていましたよ。
彼女はアルスの部屋がまるで自分の部屋であるかのように寛いています。
勝手に湯を沸かして紅茶を飲んでいました。
クウィンスカ博士と名乗りトロイア監獄の研究者だと自己紹介しました。
アルスはレティが上げてきた報告書でクウィンスカが死体で発見されたと知っています。
クウィンスカは死体を作って偽装したんだと教えました。
クローン技術の事は内緒なのね。
自分は魔力貯蔵庫の席に者で囚人ではない。
秘密監獄の職員だから日のあたる場所にいちゃまずい身ではあるけどと言っています。
彼女の目的は神理の探究、未知の解明でその手がかりになりそうなアルスを頼って此処に来たと言っています。
協力者に頼んで連れてきて貰った事は教えてくれましたが誰なのかは教えません。
ってことはダキアもアルファに入国しているのね。
アルスの事を席者と呼んでいます。
ダンテとの会話で出てきた意味不明な名称なのですがアルスはアカシック・レコードに関係があると気付きます。
アルスは【フェゲル四書】はアカシック・レコードの写しだろと伝えると嬉しそうにしています。
ダンテは【フェゲル四書】を読んだだけで席者になれたと勘違いしていたそうです。
席者になるにはアカシック・レコードに触れる必要があると教えてくれました。
アルスはクウィンスカとの会話が楽しいみたいだね。
知的好奇心を刺激されているようです。
クウィンスカの方もアルスとの会話が楽しいようです。
時折自分の世界に沈み込んで考え込んでいます。
それを目にしたアルスがふざけるなと怒っています。
ロキとリリシャからアルスとそっくりと指摘されて驚いています。
アルスは自分が他者との会話中に飛んだ醜態を晒していたんだとようやく気付く事ができました。
アルスから魔物を介してアカシック・レコードに触れたと聞いてクウィンスカが大喜びしています。
彼女はアカシック・レコードの解明には魔物側からのアプローチが有効と考えていました。
それが実証されたって事のようです。
会話に混ざっていたリリシャからアカシック・レコードって何なのか?と質問が飛びます。
クウィンスカは世界の記録庫のような物で超自然的な存在では無いと捉えているそうです。
つまり人工物って事だね・・・誰かが作った事だね。
リリシャが物体だか概念だか良く分からないと文句を言ってきます。
リリシャの発言でアルスはアカシック・レコードがどこにあるのか気付きました。
クウィンスカからアカシック・レコードは魔力領域に存在すると教えられます。
厳密には魔力領域の更に下に怪しげな層が存在してそこにあるそうです。
アルスは其処を魔力深域と呼んでいます。
クウィンスカは研究を始めて30年くらいでようやく気付けたそうですよ。
瞬時に気付いたアルスの頭脳は最高だねと褒めてくれます。
驚くべきことに魔力深域よりも深い層が存在するそうですよ。
クウィンスカはアカシック・レコードはそれらの魔力領域を包括する限定的な異空間ではないかと想定しています。
うーんって事はさ魔法も何者かが作り出したって事なの?
クウィンスカから人間は元々魔力を持っていなかったと教えられます。
DNAを調べれば証明できるそうですよ。
常識が覆りそうなリリシャが抵抗を見せます。
実物が見えないので全てが絵空事の可能性もあるわよね?と反駁しています。
アルスはリリシャよりも柔軟なのでクウィンスカの理論を頭から否定はしないそうです。
クウィンスカはリリシャも納得できる実例を提示する事にしました。
アカシック・レコードの恩恵の一環を受けている物証として【バベル】をあげました!!
アルスはフェゲルがバベルを作ったと気が付きます。
証拠はないけどクウィンスカは長年研究を続けてそういう結論に至ったそうです。
ここで本来の身体はとうの昔に朽ち果てたと教えます。
どういう方法を取って現在まで生きているのかは秘密だそうです。
フェゲルは実在の人物で偉大な研究者なんだそうですよ。
アルスは【フェゲル四書】のフェゲルが人名だと知りました。
有用な情報が得られてアルスは満足そうにしています。
クウィンスカから来訪の目的が語られます・・・つまりアルスに助けて欲しいそうです。
アカシック・レコードの研究はクラマでも行われているそうです。
彼女の分析では魔物を使った実験に躊躇しない分クラマの方が進んでいるそうです。
古書に「魔物が扉、人が鍵」と意味深な記述があったそうです。
アルスは人魔化の事件にも関係があるかもと考えています。
魔物を捕まえられないクウィンスカは鍵の方から研究をしていたそうですよ。
死を偽装したとはいえ生存がバレると殺される可能性があります。
アルスはクウィンスカをクラマに奪われるのは不味いと判断しました。
クウィンスカへの資金提供と研究室を用意すると決めます。
当座に必要な資金口座の暗証番号と連絡用の通信機を渡しました。
クウィンスカは魔法は使えないそうですが便利な道具を開発していました。
それを使って隠れて待つそうです。
アルスは新たな協力者を得る事になりました。

翌日テスフィアとアリスの器拡張を目的とした特別訓練が実施されます。
システィに貸し切りにしてもらい万全の態勢で訓練を始めました。
魔法力が消失した密閉空間にテスフィア、アリス、アルスが入り訓練を始めます。
リリシャが見学に来ていますね。
テスフィアの護衛であるヘストも来ています。
アルスのパートナーであるロキも当然来ていました。
テスフィアとアリスが瞑想を始めます。
魔力の器が知覚できたらアルスが魔核を割って魔力を抽出して二人に流し込みました。
テスフィアは器から魔力が零れだしそうになっています。
慌てて器を拡張して対処しています。
魔力の器は順調に拡大しているようでしたが横槍が入りました。
誰も入って来ないように立札まで立てておいたのですが異国の魔法師が雪崩れ込んできました。
ロキが一早く動いて文句を言おうとしたのですがヘストが先に攻撃を加えました。
彼女はテスフィアに危害が加えられると判断して攻撃に出たようです。
アルスも向かってくる魔法師をぶちのめしました。
ロキも参加していますね。
ヘストが魔法師を殺そうとしたので止めるのが大変でした。
主であるテスフィアは気絶してたので命令できる人が居ません。
アルスは他国の魔法師を殺してしまっては主であるフェーヴェル家に不利になると諭してヘストの凶行を止めました。
アルスはもう少し融通の利くメイドを派遣して欲しかったぞセルバに恨み言をぶつけてます。
システィが慌てた様子で駆け込んできました。
アルス達に昏倒させられた異国の魔法師たちを見て状況を察したようです。
彼らはハイドランジの魔法師で共同管理しているミネルヴァが強奪されたのを受けて警備体制の視察に来ていました。
アルスが使った魔核の存在を知覚して見に来たようです。
幸いにも魔力抽出の終わった魔核は消滅しています。
アルスは誤魔化す事にしました。
システィは魔核の存在に気が付いていたようですがその場では見逃す事にしました。
アルスの仮住まいに戻り訓練の成果を確かめる事にします。
テスフィアとアリスの二人は無事に魔力を貯める器を拡張できたようです。
テスフィアに課題として出してあった継承魔法《コキュートス》を発動してもらう事にします。
魔力量が増したので一部は再現できるかもとアルスは考えていました。
ここで彼の予想を越えた結果が出てしまうぞ。
テスフィアが使っているフェーヴェル家のAWR【キクリ】がテスフィアの足りない理解度をサポートしてくれました。
テスフィアは《コキュートス》の魔法式を理解できていないのですが発動に成功してしまいました。
テスフィアは継承者《エルトラーデ》に挑む資格を得たようです。
アルスはテスフィアの才能の豊かさに驚いています。
ロキまでその才能の豊かさを示す事になりました。
ロキは修得困難は【ホノイカズチ】を習得し呼び出した雷獣との連携も高レベルで熟してくれました。
ロキとリリシャが自分たちも器の拡張訓練を受けたいと志願してきました。
リリシャに使う魔核がありませんでした。
アルスが今持っているのはBレートの魔核です。
リリシャに使うには魔力量が多すぎるそうですよ。
Cレートの魔核が入手できたらリリシャとロキの器拡張を行う事になりました。
アルスは対価としてクラマが【フェゲル四書】を何冊持っているのか調査してもらう事にします。
ミナシャが慌てた様子で駆け込んできました。
彼女はフローゼからの伝言を持ってきました。
【テンブラム】の開催日時が決まったので至急帰ってこいとの事でした。
テスフィアとアルスはフェーヴェル家に向かう事になります。
アルスはダンテを手引きした事でウームリュイナ家は追い詰められている。
このタイミングで仕掛けてくるのは状況の打開を狙ってか?と予想しています。
主審を務める事になるリリシャにはフェーヴェル家に到着してから連絡を入れる事になりました。
責任を持って務めさせて貰うと言っています。
リリシャもアルスの仲間に入ったので心強いな。
アルスは【テンブラム】はテスフィアを真の魔法師にする良い踏み台と考えています。
テスフィアに修羅場を越えさせるには適した案件と認識しているようです。
いけ好かないアイル・フォン・ウームリュイナの顔を思い浮かべて、精々上手く道化を演じてくれよ、と考えています。
上手く事が運ぶでしょうか?

旧貴族派の筆頭であるモルウェールドはベリックへの不満を晴らす為に自宅の地下室に少女を連れ込みました。
ノワールのいう少女は自分から手枷を嵌めてモルウェールドに鞭打ちされています。
二人な長期間に渡り虐待プレイをしているようですよ。
殴られ過ぎてノワールは痛みを感じなくなっています。
鞭で打たれる事を喜んでいる節があるぜ。
モルウェールドに喜んで貰おうと考えて悲鳴をあげるのですが演技だとバレバレです。
モルウェールドはノワールが素直に鞭打ちをさせてくれるだけで満足なようですね。
彼女の背中に刻まれている傷に頬ずりしてウットリしています。
変態ですよ。
ノワールの方もモルウェールドにハーハーされて嬉しいみたいに見えるね。
この二人って肉体関係はあるんだろうか?
肉体関係から発展して鞭打ちプレイに向かったのか?最初から鞭打ち一辺倒だったのか?気になる。
ノワールが侵入者の存在に気が付きました。
モルウェールドはわざと隙を見せて誘いこんだようですね。
ノワールが撃退に向かいます。
コスチュームがエロ過ぎます。
鞭打ちによる流血を治療しないまま全裸ローブで出撃しました!!
これはエロイ。
まさか視覚効果で敵の油断を誘おうって戦術なのか?
侵入してきたのはウィザイストの部隊でした。
彼は敵に察知されないギリギリの距離まで接近していると考えていました。
モルウェールドを葬る為に不正の証拠を掴むのが目的です。
モルウェールドが【クルーエルサイス】という私兵部隊を持っている事も把握しています。
戦闘能力の高い部隊と思われています。
戦闘は回避したいとウィザイストは考えていました。
彼の隠れている場所にノワールが現れました。
直感に従い飛び降りた事でウィザイストは致死攻撃を回避しました。
予想外に敵に発見されてしまい動揺しています。
ウィザイストの見立てでは敵に察知される事は無い筈でした。
ノワールがアルスと同年代でフェリネラよりも若そうだったので更に動揺しています。
しかもノワールは全裸ローブなだよね。
娘よりも若い子のおっぱいとかがちら見えしています。
物凄くラッキーだと思うのですが死にそうなので堪能している時間はありませんでした。
ウィザイストは流石だね一瞬で動揺から建て直しノワールを殺そうと決めます。
ノワールは意外とお喋りだな。
【クルーエルサイス】だなと聞かれてそうだよと答えています。
ノワールを相手にしているとウィザイストの調子が狂うようです。
余計な行動を取ってしまい対応が後手に回っていますよ。
ノワールが何らかの秘策を行使している感じがするね。
ウィザイストは風魔法を応用してノワールを窒息死させる事にしました。
本当に容赦ないな・・・ノワールは呼吸できなくて苦しそうにしています。
彼女を無力化できたと判断してウィザイストは彼女に近づき死を見届けようとしいました。
これも普段なら絶対にしない行動だったようです。
苦しんでいるノワールの態度は演技でしたよ!!
彼女の持っている大鎌がウィザイストに迫ります。
嫌な予感がしてウィザイストは咄嗟に後ろに飛んだので腹を切られるだけで済みました。
しかし致命傷を負ってしまいます。
ノワールが止めを刺す為に近づいてきました。
この辺に詰めの甘さが見えますね。
ノワールが攻撃可能距離に入る前にウィザイストは風魔法で爆風を生み出して逃げました。
吹き飛んでウィザイストを逃げきれずに隠れていた部下が回収してくれます。
ノワール戦が始まる寸前にウィザイストは部下に撤退を命じていました。
しかし逃げきれず【クルーエルサイス】を道連れにしようと機会を狙っていたそうです。
それが幸いして運んで貰える事になりました。
ノワールは追撃には感心がないようですね。
逃げたウィザイストを追っては来ませんでした。
失敗したのでモルウェールドにお仕置きして貰えるとか考えたのかも。
数時間後ウィザイストは無事生還する事ができました。
極秘に治療する必要があるので信頼できる医者を集めるのに時間が掛かったそうですが治療は間に合ったようです。
いやーウィザイスト助かって良かったねー。
娘よりも若い全裸娘に首チョンパされて死んだなんてカッコ悪すぎるからね。
極秘作戦だったので襲われたって事は公表できないんだよね?
モルウェールドを捕まえる事はできるのだろうか?

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
戦闘4
訓練3
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ハーレム5


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