ラノベの感想) キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Secret File3 (ファンタジア文庫)


概略:
皇庁と帝国で同時期に抜き打ち持ち物検査が行われます。シスベルと音々が所持している薄い本がヤバい。女王が燐と共謀してアリスのサボり癖を正そうとします。燐の余命が一週間と言われたアリスは伝説の秘薬を求めて霊山に向かいます。そこで詐欺まがいの武術家集団に言いくるめられてしまいます。暇を持て余している天帝が迷惑な企画を慣行します。運営を丸投げされた璃酒がミスミスの部隊を巻き込みます。後に使徒聖となるヨハイムとイリ―ティアが出会います。当初ヨハイムはイリ―ティアを使って成りあがるつもりでした。共に星霊に見放されている二人は急接近して主と騎士になります。

レーベル:ファンタジア文庫
発行日:2022/8/20
著者:細音 啓
イラスト:猫鍋蒼
ISBN:978-4-04-074617-3
雰囲気:持ち物検査、古武術、水着姿大小、匿名相談、パクリ企画、魔女の騎士
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キミと僕の最後の戦場、あるいは正義の持ち物検査
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ネビュリス皇庁で女王が抜き打ち持ち物検査を始めました。
風紀が乱れている事が実施を決めた理由です。
アリスも捕まってしまい検査を受ける事になります。
アリスが強張った表情をしていますね・・・
如何にも何か問題となる物品を所持しているように見えました。
女王が金属探知機を使いアリスのボディチェックをしていますね・・・
ボディチェックは合格しましたが鞄の中身を改める事になりました、アリスが焦っています。
女王はイカガワシイ物を所持しているとの疑念を強めますよ。
アリスの鞄から男物ハンカチが出てきました。
それはイスカから借りっぱなし(というか無理やりもらう事にしたんだっけ?)の物です。
帝国制なのでアリスは焦ったようですが女王は問題無しとの判断を下しました。
一人一人個別にチェックするのは時間が掛かるので女王はアリスに手伝いを命じます。
自分の検査を終えたアリスは心が軽くなっています。
シスベルが検査の列から抜け出そうとしています。
アリスがそれを発見しました。
怪し過ぎると判断したアリスはシスベルを捕まえて検査を始めました。
シスベルの慌てようはアリスを越えていましたよ・・・
鞄の中身を改めると難しい学術書に混じって如何わし気な雑誌が出てきました。
アリスは読んでみる事にします。
読み始めたアリスが顔を真っ赤にしていました・・・
シスベルが所持していたのはいわゆるエロ小説でしたよ・・・
しかも18禁です・・・シスベルどうやって入手したんだ?
事態を重く見たアリスは女王にシスベルを引き渡しました。
女王はシスベルを連行してお説教を行う事にします。
仮面卿がアリス達が何をしているのか偵察にきましたよ。
アリスは例外はないと言って彼のボディチェックと所持品検査を始めます。
仮面卿は懐に大きなナイフを隠し持っていました。
見つかってしまっても護身用だ!と言い訳してきます。
仮面卿は空間を渡れる彼の星霊のちからを使い逃げました。
シスベルの従者シュヴァルツが現れます。
彼はシスベルを探していました。
アリスから女王にお説教をされていると伝えて彼の所持品検査を始めました。
シュヴァルツはアリスの信用に足る人物だと判明しました。
彼は必要最小限の物品鹿所持していませんでした。
燐がアリスを探しに来ましたね・・・アリスは書類仕事に飽きてサボっていたところを女王に捕まり所持品検査に参加していました。
アリスは燐の所持品検査を始めました。
金属探知機を使うと彼女のスカートの中から反応がありました。
アリスは燐のスカートの中に手を突っ込んで確認を行います。
アリスに指に針が刺さってしまったぞ。
燐はアリスの護衛役でもあるので多くの暗器を隠し持っています。
アリスは所持品検査が楽しくて浮かれていてそれを忘れていました。
ボディチェックで白だったので燐はその場を離れようとします。
普段の彼女ならアリスの仕事を手伝おうとするのに・・・怪しい、すごく怪しい。
アリスは逃げるように立ち去ろうとする燐の鞄の中身を確かめる事にしました。
出てきたのはおっぱいを大きくするためのレシピと有効だと思われている食品でした。
燐はおっぱいを大きくしようと努力している事がバレてしまい顔を真っ赤にして走り去りました・・・
可哀想に。
数日後、帝都でも抜き打ちの持ち物検査が実施される事になります。
実施者は璃酒でした。
彼女はウキウキ顔で検査を実施していました。
イスカの所持品検査を行う事になります。
ボディチェックは白だったのですが鞄の中身を改めると言われて焦っています。
おー怪しいぞ。
璃酒はエッチな本でも入っていると思ったようですね。
イスカの鞄から高級そうなハンカチが出てきました。
それはアリスから贈られた皇庁制の品です。
イスカは皇庁制だとバレないかヒヤヒヤしていたのですが璃酒は問題無しと判断しました。
検査に時間が掛かると考えた璃酒はイスカに手伝いを命じます。
ジンがやってきましたね。
イスカが彼の鞄を改める事になります。
ジンは問題となる物品を所持していませんでした。
ジンは帝国兵の鏡だな。
ミスミスがやって来ました。
所持品検査を告げるとあからさまに焦り始めます。
鞄の中身を改めるとお弁当と水筒が出てきました。
問題は無さそうなのですが水筒の中身に問題がありました。
ミスミスはプロテインジュースだと主張していましたが中身は焼き肉のタレでしたよ!!
ミスミスは帝国軍の敷地内で一人でバーベキューをしていた事が判明しました。
ミスミスは逃げ出しました。
音々がやって来ましたね。
持ち物検査を告げるとやっぱり焦り始めます。
鞄の中からは機械工具が出てきましたよ・・・怪しくはないですね。
音々は安堵したようですがイスカが鞄の底が二重底になっている事に気が付きます。
開けてみると中から18禁のエロ小説が出てきました。
タイトルはシスベルが所持していたモノと同じですね・・・流行っているのか?
イスカと璃酒が真っ赤になって驚いています。
音々は泣きながら逃げ出しました・・・秘密がバレてしまったね。
使徒聖の冥とネームレスがやって来ました。
二人の所持品検査を行う事になります。
冥の鞄には食べ物しか入っていませんでした。
ネームレスに至っては鞄を持ってきていません・・・手ぶらで出勤してきたよ。
二人ともこのあと天帝も参加する重要な会議を控えています。
二人とも会議資料を持ってきていませんでした!!
ネームレスはすべて頭に叩き込んであると言っています・・・内容を把握しているならまあいいでしょう。
冥に至っては内容を把握していない上に璃酒に見せてもらうつもりでした。
ミスミスをライバル視しているピーリエ隊長がやって来ました。
目覚ましが故障して遅刻寸前でした。
ピーリエの所持品検査を行う事になります。
彼女は断ってきましたよ。
自分に触れたら痴漢と叫んでイスカに冤罪を押し付けると脅迫してきます。
余程見られてたくない物品を持っているみたいですね。
璃酒がピーリエを捕まえている間に鞄の中を改めます。
出てきたのは、折りたたみ傘、演習用の着替え一式、スポーツドリンク、ノート型の電子端末、でした。
怪しいモノは無さそうなのですが璃酒はピーリエが息を呑んだのを見逃しません。
ノート型電子端末の中身を改める事になります。
パスワードでロックされていましたが璃酒がパスワードを言い当てました。
ピーリエアは自分の誕生日をパスワードにしていましたよ。
警戒心が強いのか抜けているのか微妙ですね。
ノート型電子端末にはピーリエの日記が保存されていました。
中身を読んでみると自分の評価を上げる為に上官に賄賂を贈った事が記されていました。
ピーリエは璃酒に気に入られてミスミスを蹴落とそうと考えている事も記していました。
利用しようとしているバレたね。
璃酒はピーリエを司令部に連行する事にします。
最後で大物を捕まえられたと璃酒は満足そうにしています。
そこに冥とネームレスが戻ってきましたよ。
彼らはロッカーから璃酒の鞄を取って来たぞ。
最後の一人が残っていると言って璃酒の鞄を改める事にします。
璃酒が慌てていますね・・・
璃酒の鞄から大量のよく冷えたビールが出てきました。
璃酒は職務中に飲酒する気満々だったようです。
璃酒はネームレスと冥によって司令部に連行される事になりました。
璃酒は休みも無く仕事漬けなのでストレスが溜まっているんだと喚いていました。
イスカは帝国軍は大丈夫なのか?と不安に駆られています・・・

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キミと僕の最後の戦争、あるいは武術を極めし王女?
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アリスのサボり癖に手を焼いた女王が一計を案じます。
燐に仮病を使ってもらう事にします。
アリスが燐を頼り過ぎているので過労で倒れた事にしました。
ベッドで横になっている燐にアリスが駆け寄ります。
女王から燐の命はもってあと一週間と伝えられます。
燐はアリスに仕事をサボらない立派な女王になって欲しいとお願いしました。
苦しそうな演技も様になっていますね・・・
アリスは燐のお願いを素直に受け止めています。
次の会議にはサボらずに出席してくださいね、と言われたアリスは、嫌だ、と答えました。
燐は自分の耳を疑っています。
アリスは燐が死にかけているのに会議になんて出ていられないと言っています。
燐はそれほどまでに心配されて嬉しそうにしていますが次のアリスの台詞に驚かされます。
アリスは燐を救う事ができる伝説の薬草を取りに行くと言って部屋を飛び出しました!!
女王と燐の作戦は逆効果でした。
アリスは暇そうなシスベルを無理やり同行させる事にします。
古文書に記されている伝説のキットキキ草を入手する為に皇庁のはるか南に存在する霊峰に登る事を決めます。
可哀想なシスベルは無理やり同行させられる事になってしまいます。
霊峰はものすごく高い山で階段が5555段もありました。
途中でシスベルがもうだめだと泣き言を言い始めます。
アリスはあと少しで頂上に到着すると励ましています。
やっとの事で山頂に到着したのですが、そこには怪しげな古武術道場がありました。
屈強な修行僧が武術の稽古をしています。
師範代を名乗るクロオビさんが出てきました。
彼からここがダイクンフー流古武術場だと教えられます。
アリスはキットキキ草を知っているか尋ねました。
クロオビは知らないと言っていますね。
アリスとシスベルは当てが外れたと言って帰ろうとします。
クロオビが総師範ダイクンフー老師なら知っているかも知れないと告げます。
燐を助けたい一心のアリスは老師に会ってみたいと考えてしまいます。
クロオビから老師と面会するには「老師面会コース」「割り込み特典付き即日コース」「スペシャル面会コース」に入会する必要があると言われます。
シスベルは詐欺の常套手段だと主張しますがアリスに耳には届きませんでした。
アリスは自分とシスベルの二人分の料金を支払ってしまいます。
あーアリスってお金持ちだったねー財布の紐が緩々なんだよなー。
見事に詐欺に引っかかってしまったぞ。
アリスとシスベルはダイクンフーと対面する事になります。
ダイクンフーは弟子に囲まれて組み手をしていました。
ダイクンフーが何もない空間に拳を撃ち込むと弟子たちが吹き飛んでしまいます。
シスベルはやらせだと気が付きますがアリスはダイクンフーがすごい人だと勘違いしてしまいます。
ダイクンフーがアリスを娘、シスベルを小娘と評しました。
シスベルはアリスに比べて小さいと言われた事に腹を立てています。
彼女はアリスと自分のおっぱいを比べて小さいを言われたと感じ取っています。
確かにアリスのおっぱいは巨大だからなー。
シスベルはダイクンフーに疑いの目を向けるのですがアリスは信じているようですよ。
ダイクンフーはアリスの言うキットキキ草が道場で栽培している無尽増強草の事だろうと教えてくれました。
修行者だけに授ける決まりなので道場に入門すれば分けてあげると言われました。
アリスはヤル気になりますがシスベルは修行と聞いて躊躇していますね。
ダイクンフーはシスベルが乳の小ささを気にしていると気が付いたね。
無尽増強草を飲めば溢れんばかりの栄養であっという間に肉体のあちこちが成長する。
姉を越える身体になりたくはないか?と問いかけました。
上手い、アリスを越える豊満ボディに成れると聞いてシスベルの態度が180度変わりました。
最初の修行として雪解け水が流れ落ちる滝に打たれる事になりました。
シスベルとアリスは水着に着替えて滝に入ります。
シスベルから滝に入ったのですが他の修行僧は無反応でした。
アリスが水着姿になり滝に入ると修行僧たちは苦しそうに呻いて滝壺に流されて行きました。
ダイクンフーからアリスの豊満ボディは目の毒だと言われてしまいます。
まあわかる、アリスの極上ボディの破壊力は凄まじいからな!!シスベルとの乳力の差は圧倒的だ。
シスベルは己の水着姿とアリスの水着姿で反応が違い過ぎると不満を述べていますよ。
ダイクンフーが姉より優れた妹などおらぬか、と言われてしまいます。
大に勝る小などおらぬ、とも言われました。
シスベルはどの部位が小だと!?と追及していますね。
ダイクンフーは答えませんでした、いい判断だったと思うね。
アリスが女性の水着姿を見たくらいで倒れるなんて、ちょっと情けないかも、と呟きます。
ダイクンフーは武術の沽券に関わるピンチと感じ取り自分も滝に打たれる事にします。
ダイクンフー、アリス、シスベルが並んで滝行を始めました。
アリスとシスベルは滝行に耐えきったのですがダイクンフーの姿がありません。
彼は途中で寒さに負けて滝壺に流されていました。
心配した弟子が滝壺から引き上げると目を覚まします。
目覚めたダイクンフーは新たな奥義が完成したと叫びます。
アリスと弟子たちは歓声を上げていますがシスベルは気絶してくせに、と疑っています。
シスベルだけが正気を保てているみたいですが誰も彼女の正論を聞いてくれませんでした。
翌日、アリスとシスベルは最終試験に挑む事になります。
修行の成果を活かし弟子のひとりと戦い勝利すれば卒業となります。
シスベルが挑みますが彼女の飛び蹴りでは屈強な弟子にダメージを与えられません。
アリスが助太刀する事になります。
彼女のパンチやキックでもダメージを与えられませんでした。
アリスは燐の為に絶対に勝たねばなりませんでした。
魔法を使い小さな氷を作り出して弟子の足元に置きます。
弟子が滑って転倒しかけたのでアリスが追撃して圧し掛かりました。
アリスはおっぱいの谷間に弟子の顔を挟んで抑え込んでいました。
弟子はアリスの谷間から離れたくないのかアリスを振り解けませんでした。
弟子がスケベだっただけなのですがダイクンフーはアリスの勝利を宣言しました。
アリスが弟子コンゴウを抑え込んだおっぱい技は「大母抱擁舞」と命名されました。
キットキキ草を手に入れたアリスとシスベルは急いで王宮に戻ってきました。
燐の姿を探すと彼女は普通に掃除していましたよ。
燐は病気なら治ったと伝えます。
アリスが王女として模範的な行動を取ってくれれば病気にならなかったんだと諭そうとします。
アリスは燐の話を聞いていませんでした。
好都合と言って燐を武術の修行に誘います。
アリスは二度と病気にならない丈夫な身体をめざして霊山にで鍛えようと誘ってきます。
燐なら老師も認めてくださるわ!と力説していますね。
アリスはダイクンフー老師を信頼しているようですよ。
燐は武術に目覚めたアリスを引き留めるのに苦労する事になりました。
アリスが本格的に格闘術を極めたら強くなりそうですがダイクンフーの道場は詐欺だからなー。
通っても効果はなさそうですけど。
数日後、帝国に皇庁で正体不明の古武術が流行っているとの噂が広まります。
ミスミスが血相を変えていますね。
彼女は星霊術に加えて武術まで会得されては対抗できなくなると感じています。
イスカは今時そんな怪しい戦闘訓練をするのだろうか?と懐疑的です。
ミスミスはイスカの真面な意見を聞き入れません。
自分も古武術の修行に行くと言って山籠もりに向かおうとしています・・・イスカが必死にミスミスを止める事になりました。

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キミと僕の最後の戦場、あるいは匿名希望の相談BOX
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暇を持て余している天帝ユンメルンゲンがとんでもない企画を思いつきました。
十年前にも実施した国民が天帝に何でも質問や要望を出せる天帝BOXを開催する事を決めました。
天帝BOXに届いた投書は抽選で叶えられる事になります。
璃酒はその裏方仕事を行う事になってしまい悲嘆に暮れています。
ミスミスが天帝BOXの開催を知り大喜びでイスカとジンが待つ作戦室に戻ってきました。
二十二歳の彼女は十年前の天帝BOXの事を覚えているようです。
当時年齢が一桁だったイスカとジンは覚えていませんでした。
ミスミスはジェネレーションギャップを感じて悲嘆に暮れています。
めげないミスミスはイスカとジンに願い事をに協力して欲しいと言ってきました。
ミスミスは天帝に自分の給料を三倍にして欲しいとお願いするつもりです。
イスカとジンは当然拒否するのですがミスミスは説得を続けています。
音々が四人分の投票用紙を持って戻ってきました。
ミスミスは早速音々にもお願いごとに協力して欲しいと言ってきます。
音々はミスミスよりも破天荒なお願い事をしようと考えていました。
音々は自分の給料を三百倍にして欲しいか無人島が欲しいとお願いしようと考えていました。
イスカは音々の強欲さに驚いています。
四人でわいわい話し込んでいると璃酒が現れました。
璃酒は天帝BOXイベントを仕切ると聞いてイスカがどんな質問が来るのか聞いてみます。
璃酒から予想を越えた内容の投書がある事が開示されました。
一例として・・・帝国中の美少女が全員全裸で生活しなければならない法律を作ってください、という投書が一万通は届くそうです。
イスカは帝国に一万人も変態が存在するんだ、と戦慄していました。
どんな悪辣な投書でも天帝が引いたら叶えられてしまうのか?とイスカは不安に駆られます。
璃酒から事前にどうしょうもない内容の投書は間引いておくんだと教えられました。
璃酒が投書の選別をしていると聞いてミスミス、イスカ、ジン、音々は嫌な予感に囚われます。
璃酒はミスミスに選別を手伝って欲しいと命じてきましたよ。
ミスミスが逃げようとすると部屋に鍵を掛けて閉じ込められてしまいます。
追い詰められたミスミスは泣く泣く選別作業を手伝う事に同意させられました・・・可哀想に。
イスカ達は休日に朝の四時から会議室に集合して選別作業を開始します。
天帝BOXは大好評で大量の投書が届きました。
音々は選別のサンプルを欲しがりましたが璃酒から予想外の返答をされます。
一々サンプルと照合している時間はないので音々の感覚で残すか廃棄するか決めて良いと言われました。
イスカ達は届いた投書で判断に困るものは璃酒に助言を求めます。
ミスミスのおっぱいがもげてしまう事を願う投書には採用の評価を下しました。
璃酒を誹謗中傷する投書はアウトを宣告します。
璃酒は自分を誹謗する投書を真空パックして指紋が失われないようにします。
鑑定課に連絡して指紋鑑定と筆跡鑑定を依頼しました。
内容からして帝国軍内部からの投書だと思われるので全データベースを照会して犯人を特定しようとしています。
璃酒は自分への誹謗には厳しく、ミスミスなどへの誹謗には甘いようです。
ミスミスの胸が多少もげるくらいは許されると言っています。
イスカ達は選別を続けて抽選日を迎えました。
天帝が引いたのは意外とまともな投書ばかりでした。
帝国中の全美少女が全裸で生活しなければならない法律が制定さてて欲しかったですが実現しなかったようです。
残念・・・
実現してたらミスミス、音々、璃酒は全裸生活を強いられる事になったんだよね・・・
真に惜しい事です。
帝国の情報誌を読んでいたアリスが天帝BOXの記事を発見しました。
面白そうだと感じたアリスは皇庁でも同じことをしてみようと考えます。
王女が国民の質問に答えるアリスBOXの設置を決めました。
隣で聞いていた燐が女王に許可を取らずに行うなら王宮と王宮のまわりの民家のみを対象にした方が良いと言われます。
アリスは皇庁中から投書が舞い込むのを夢見ていたのですが燐の案を採用しました。
アリスは素晴らしい企画を思いついたと上機嫌ですが燐に言わせれば帝国の盗作アイディアです。
募集期間が三日だったのですが意外と多くの投書が集まりました。
燐が投書を選びアリスが答える事になります。
アリスの戦闘時の衣装に付いての質問が書いてありました。
アリスは露出度高めのドレス姿で戦場に立ちます。
氷の星霊術を使うので寒くないのか?との質問です。
アリスは寒いけど我慢していると答えました。
燐はアリスが平気な顔で氷の星霊術を使っているので寒くないのだと思っていました。
意外な真実を知れて良かったと質問に感謝しています。
そうかアリスは手袋やマフラーで重装備になるとカッコ悪いので寒いのを我慢しているのねー。
王宮の近隣で募集したのが不味かったかもね。
燐がシスベル、燐、女王からの投書を引き当てました。
匿名の投書なのですがバレバレです。
シスベルはイリ―ティアとアリスのおっぱいが巨大な事に悩んでいました。
二人が無自覚におっぱいを見せびらかすのでイライラしているそうですよ。
アリスは姉と自分を比べる必要はないと答えています。
同じくおっぱいが小さい燐にはシスベルの苦悩がわかるようですがアリスにはピンとこないようでした。
燐は自分の投書を引いてしまった事に気が付きます。
不採用にして別のを引こうと思ったのですがアリスが認めませんでした。
投書には自分の主が帝国兵に気を取られていて心配ですと書いてありました。
アリスは燐からの投書で自分とイスカの事を言われていると考えていないので即刻関係を立ちきれと答えました。
燐はアリスを説得する好機を得ます。
アリスにイスカとの関係を質問する事にしたよ。
イスカとの関係を問われたアリスは心臓がバクバクになっています。
苦し紛れに清く正しい敵対関係だと答えています。
アリスは燐が自分とイスカが恋人同士になると心配していると気が付きます。
改めて指摘されるとドキドキが爆発したみたいですね。
アリスはイスカと巨大なウェディングケーキに入刀する姿を想像してしまいました。
暴走状態に陥ったアリスを燐が取り押さえました。
最後にもう一枚引く事になります。
燐が引いたのは女王からの投書でした。
女王はアリスが仕事を放り出して遊んでばかりで困っていると投書してきました。
一週間も締め切りを過ぎている書類へのサインはまだですか?と催促しています。
アリスは慌てて王女の書斎に戻る事になりました。
アリス遊び過ぎです。

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Secret 瞬があれば事足りる
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ヨハイム・レオ・アルマデルは星霊を使えません。
星霊に憑依されているそうですがそれを使う事ができませんでした。
ネビュリス皇庁は星霊使いの楽園を標榜していますがそれは星霊を使える人にとってだけです・・・
星霊を使えないヨハイムは貧困に喘いでいました。
友人と貧民街を歩いている時に野外コンサートを行っているイリ―ティアを見つけます。
最初ヨハイムはイリ―ティアを恵まれている王女と捉えていましたが彼女の姿を見て衝撃を受けました。
イリ―ティアは極寒の中ドレス姿で歌っていました。
彼女の唇は真っ青でしたよ。
それでも柔らかい笑顔を浮かべて群衆の前で歌っています。
その心の強さにヨハイムは感動したようですよ。
イリ―ティアの星霊は弱く女王になれない事は国民なら誰でも知っていました。
きっと王宮では誰にも注目されないんだろうなとヨハイムは感じています。
イリ―ティアを自分と同じ皇庁に居場所のない存在だと考えます。
不遜にもイリ―ティアを利用して成りあがってやろうと考えました。
皇庁で成りあがるには星霊部隊に入隊する事が近道です。
ヨハイムは入隊試験を受ける事にします。
戦闘力に多少の自信はあったようですが通用しませんでした。
星霊術が使えない彼は戦闘にもなりませんでした。
ヨハイムは星霊術が使えないなら使われる前に倒せるようになってやると考えました。
長い時間を修練に費やし再び入隊試験を受けに行きます。
結局三回入隊試験を受ける事になるのですが毎回失格となりました。
三回目に失格とされた時は星霊使いを何人も倒したのですが部隊の連携を乱すとの理由で失格になりました。
この段階のヨハイムは星霊使いよりも強いのですが認めて貰えませんでした。
納得できないヨハイムは変えるふりをして王宮の庭に隠れます。
夜になり警備の近衛騎士と戦ってみる事にします。
スリーマンセルの近衛騎士と戦う事になるのですが圧勝しました。
最精鋭と言われている近衛騎士がこんなに弱くても良いのか?
近衛騎士よりも強い自分が認められないのはなぜだ?認められるには純潔種でも倒せばいいのか?と考えます。
中庭のベンチで一人項垂れているイリ―ティアを発見しました。
イリ―ティアの表情は嘗て見た輝く美貌は失われ暗く沈んでいました。
ヨハイムに気が付いたイリ―ティアは泥棒さんなの?と問いかけてきました。
ヨハイムはイリ―ティアの胆力に驚いています。
彼女はヨハイムがイラついている事を見向きました。
理由を聞かれたヨハイムが星霊部隊の入隊試験を三回受けて三回も落ちた事を教えました。
星霊を使えない事を教えると腹を抱えて大笑いし始めました。
およそ王女とは思えない無邪気な表情でした。
ヨハイムが皇庁を憎んでいると知ったイリ―ティアはこれまで誰にも言えなかった葛藤を打ち明ける事にします。
イリ―ティアは自分の皇庁を嫌っている事。
皇庁と帝国の両方を破壊したいと願ている事を教えました。
ヨハイムはイリ―ティアに自分よりも深い闇を感じたみたいだね。
彼女に仕え彼女を助けたいと思ってしまいます。
イリ―ティアもヨハイムになら真実を打ち明けても良いと思ったようですね。
彼を近衛兵にしました。
イリ―ティアはヨハイムに「私をどんな困難からも守れるくらい強くなること」と命じました。
ヨハイムは更なる修行を行う事になります。
イリ―ティアがヨハイムを伴い中立都市に向かいます。
遊びに行くのではなく彼女の目的を叶えるための行動でした。
郊外の廃墟でケルヴィナと呼ばれる女性科学者に会う事になります。
イリ―ティアはそこで魔女になる為の人体事件の被験者をしていました。
ヨハイムはイリ―ティアから彼女の計画のすべてを教えられる事になります。
それまでは怖くてヨハイムに言えなかったそうですよ。
イリ―ティアはヨハイムの恐れられる事を怖がっているみたいです。
ケルヴィナが帝国の科学者であると知らされます。
イリ―ティアを帝国にある自分の研究所に連れて行くと言っています。
星霊使いを帝国に招き入れるには星霊エネルギーの発見器を誤魔化す必要があります。
イリ―ティアは被検体ですがヨハイムは単なる護衛です。
彼の面倒まで見られないと言われてしまいました。
ヨハイムはイリ―ティアの魔女化に使っている薬液が星霊にとって毒であると聞かされていました。
イリ―ティアが心配な彼は一緒に帝国に行く覚悟を決めます。
薬液を自分の星紋に振りかけました!!
これにはケルヴィナも驚いています。
ヨハイムは激痛に耐えて自分の星紋を消す事に成功しました。
ヨハイムの行動は八大使徒に気に入られました。
彼らの手引きで帝国に潜入する事になります。
イリ―ティアとは別行動になります。
ヨハイムは八大使徒から使徒聖に任命される事になりました。
帝国兵の身分証を与えられて帝国内を自由に動けるようになりますよ。
ヨハイムは天帝ユンメルンゲンにも面会する事になります。
普通の人間は彼の獣の姿に驚くのですがすでにヴィソワーズと対面してたヨハイムは驚きませんでした。
ユンメルンゲンはヨハイムに星霊の気配を感じ取ります。
無学者であると自覚しているヨハイムは言い訳しませんでした。
ユンメルンゲンはヨハイムがハ大使徒の手先であると気付いたようですが見逃す事にします。
ヨハイムを介して自分も八大使徒の動向を観察しているからなと脅すに留めました。
イリ―ティアにしか使える気がないヨハイムは勝手に潰し合えと感じています。
ケルヴィナの研究室でイリ―ティアと再会する事になります。
彼女は魔女に変わろうとしていました。
全裸で手術台の上で苦しんでいました。
イリ―ティアの全裸!!眼福過ぎてヤバい!!!!
ヨハイムは荒くれ者の自分が第一王女のイリ―ティアを抱きしめても良いのだろうか?と今更な躊躇を覚えます。
余程苦しかったのかイリ―ティアの方からヨハイムに抱き着いて来たぞ。
ヨハイムはイリ―ティアを抱きしめ返してあげます。
それでイリ―ティアは苦しみを和らげることができたようですよ。
ケルヴィナからヨハイムがイリ―ティアの心の拠り所になっていると教えられます。
ヨハイムはイリ―ティアが人間の姿でいられる最後の日になると感じた日、彼女を郊外に連れ出しました。
イリ―ティアは久々に太陽の元にでて気持ち良かったようですね・・・子供の様にはしゃいでいました。
無邪気な笑顔を振りまいているイリ―ティアの姿を見られたのは自分だけだろうと感じています。
満足感とか独占欲を満たされた感があるようです。
イリ―ティアは魔女に変化しました。
ヴィソワーズの様な怪物になるのではなく生物としての形を失っていました。
イリ―ティアは黒い靄になりました。
靄が集結して人型に変化しました。
自分の容姿を醜いと嘆いているイリ―ティアをヨハイムが抱きしめます。
ヨハイムは変わらないと伝えますがイリ―ティアからヨハイムが変わったと告げられます。
イリ―ティアを抱きしめるのに躊躇しなくなった、と言われてしまいます。
あー確かに、ヨハイムはイリ―ティアを自然に抱きしめられるようになっていますな・・・
イリ―ティアはヨハイムに抱きしめられる事に心地よさを感じています。
続けていると皇庁と帝国を破壊するって目的を忘れてしまいそうなので、もう抱きしめ合うのは止めようと伝えます。
ヨハイムは嫌われたと勘違いしていますね。
イリ―ティアから「おバカさん」と呆れられています。
おー、これはくるねー、憧れの主から、おバカさんと揶揄われていますよ。
騎士身寄りに尽きるなー。
イリ―ティアとヨハイムは当初の目的を叶えるべく行動を開始します。
ヨハイムが改めて忠誠を誓っていますよ。
「俺の命あるかぎり共に戦おう、我が主」
カッコいいねー。

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