ラノベの感想) 東京レイヴンズEX2 seasons in nest (富士見ファンタジア文庫)
レーベル:富士見ファンタジア文庫
発行日:2014/2/25
著者:あざの耕平
イラスト:すみ兵
ISBN:978-4-04-070030-4
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プロローグ
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夏目、春虎、冬児の登校風景が笑えますね。
ハロウィーンの仮装について言い合っていましたが、夏目が男装して陰陽塾に通っているので夏目は普段から仮装しているようなもんじぇねえかと冬児に言われてしまいました。
これは悲惨なクリスマスイベントへの前振りでしたね。
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第一話 聖夜ランデブー
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倉橋塾長の趣味?で陰陽塾は毎年クリスマスを盛大に祝っているようですね。
講師陣も塾長の命令で本気出していました。
校舎の外壁を式神を使ってデコレーションしていました。
寮住まいの塾生はクリスマスイベントに強制参加させられて強制労働に奉仕する事になってました。
塾長の孫娘、京子はミニスカサンタのコスプレをさせられていました。
どうやら言う事聞けばクリスマスプレゼントは何でも買って貰えるようです、塾長に乗せられてしまったみたいです。
京子はミニスカを頻りに恥ずかしがっていましたが、似合っていましたね。
春虎も校舎内部の飾りつけを手伝わされたのですが、設置した簡易式が暴走してしまい、クリスマスツリーを折ってしまいました。
罰として、塾長の屋敷からモミの木を一本運んでくることになりました。
夏目の式神である竜の北斗に橇を引かせて、サンタクロースに仮装した夏目と春虎が空を飛んで運ぶ事になりました。
クリスマスですので地上からの注目を集めていました。
夏目は春虎にプレゼントを渡す為に彼と二人っきりになるチャンスを待っていました。
春虎も夏目にプレゼントがあったらしく、橇の上で用意した呪符を発動しました。
本当は雪を降らせたかったようですが、出てきたのはシャボン玉でしたね。
春虎はあっせたいましたが、夏目には好評だったようでよかったね。
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第二話 バトル・オブ・ビーン
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陰陽塾の授業で節分の豆撒きを行いました。
しかし鬼が憑いている冬児の様子が最初からおかしかったんだよね。
春虎が最初に冬児の様子がおかしい原因に気がついたのですが、プライドの高い冬児は自分は何でも無い冷静だと言い張り授業に参加する事になりました。
担任講師の大友も冬児が鬼に憑かれている事を知っていたのですが失念していたんだよね。
春虎に相談を持ち掛けられて気がつきました。
二人で冬児をどうするか相談していたら冬児に気付かれてしまい豆撒きに参加させる事になってしまいました。
くじ引きで鬼役を選んだのですが冬児が鬼を引き当ててしまいました。
冬児は複数人で一人の鬼を攻撃するのは主義に反すると言い出して趣向をアレンジして鬼も攻撃できるようになりました。
大友が悪のりして鬼の武器として呪符を渡しました。
その呪符は宴会用のもので強制的に一発ギャグを披露するものでした。
呪符を打たれた人物はギャグを披露したあと意識を失います、幸せそうな寝顔で意識を失うのがせめてもの救いでしょう。
ギャグを披露した人物は自分がどんなギャグをしたのか分からないようです。
天馬、京子、夏目が餌食になりました。
最後に春虎だけが残り冬児との決闘になりました。
春虎の投げた豆が冬児に当たり勝負には勝てたのですが、冬児の投げた呪符も春虎を捉えたので春虎もギャグを披露する事になりました。
大友の悪のりが悲劇を招いてしまいましたね。
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第三話 新入生「十二神将」
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鈴鹿が陰陽塾に入学してきました。
彼女は罰を受けているようで、結界の張られた殺風景な寮で暮らしていました。
夏目が男装して登校している秘密を握った鈴鹿が夏目と春虎を脅していました。
夏目と春虎が男子寮で暮らしていると知った鈴鹿は気になって仕方ない様子でしたね。
行動の速い彼女は春虎の部屋に押しかけました。
エロDVDを探そうとしましたが、冬児が春虎の趣味はノーマルなので詰まらないと暴露してしまいました。
それを聞いた鈴鹿と夏目が白い目ですね、春虎、可哀想ですね。
鈴鹿は夏目の部屋にも突入しようとしましたが、夏目が思いのほか抵抗しました。
彼女の部屋は入り口から厳重に結界で守られていましたね。
余程見られたくない何かがあるらしいですね。
興味を引かれた鈴鹿は呪符で夏目を拘束してから解呪作業に没頭していました。
結界を解き夏目の部屋に入りましたが、中はいたって普通の女子の部屋ですね。
香の残り香に春虎が照れていますね、もう良いだろ出ようと鈴鹿を促しましたが押し入れに厳重な結界が施されているのに鈴鹿が気付いてしまいました。
当然彼女は解呪しようとしましたが、拘束されている夏目が這って来ましたよ。
壮絶な顔で止めようとしていましたね、鬼女の様だと言っているので相当必死だったのでしょう。
見かねた春虎がコンに命じて夏目の拘束を解かせました。
鈴鹿も押し入れを開く事は諦めた様子でしたが、追い込まれていた夏目は冷静さを欠いていました。
部屋の中で北斗を召還してしまいました。
大惨事です、寮母に絞られる事になりました。
鈴鹿が春虎と冬児と一緒に寮の夕食を採っていました、カレーライスだったのですが甘党の鈴鹿には辛かったようです。
冬児が生卵を掛けると甘くなると指摘して鈴鹿は生卵を掛けたカレーライスを食しました。
満足したようですね。
帰り際に春虎にまた明日と言われたのが嬉しかったようですね。
鈴鹿にも可愛いところがありますね。
本当は春虎と仲良くしたいようなんですが、ツン成分が出過ぎですね、早く素直になった方が良いですね。
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第四話 銀色の髪の後輩
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夏目が男子寮の後輩に女の子ではないかとの疑いを持たれてしまいました。
夏目の事を疑ったのは陰陽道とは無関係な家庭で育ったドイツからの帰国子女の暁兎くんでした。
彼は陰陽道にえんが無かったので土御門家に対しても畏まったりしていませんでした。
彼の持つ「歌詠」という刀が霊力を持った刀らしく、その持ち主になってしまった事から陰陽塾に通う事になったみたいです。
ですので夏目に対する見方も普通だったので、彼女の容姿から女の子だと思っていたようです。
冬児が居ない朝食の席で暁兎から女の子なのになんで夏目は男子寮で生活しているのかと真顔で質問されてしまいました。
アドリブに弱い春虎と夏目はテンパってしまいバレソウでしたが、気さくな後輩の星哉と陽太が夏目が女の子のハズないでしょと擁護してくれました。
しかしここで夏目にとっては嬉しいのか嬉しくないのか微妙な下級生の噂を教えられました。
下級生の間では夏目が女の子みたいで可愛いとの話が出ているらしいですね。
これは喜ぶべきなのかな?
暁兎の疑惑を払拭する為に冬児と相談した結果、暁兎の前で夏目がグラビア誌を見せびらかしました。
自分は女の子のグラビアが大好きとアピールしている所へ、星哉と陽太がやって来ました。
この二人は夏目のアピールに感動したようですね、夏目にだけ恥ずかしい思いはさせられない、オトコを見せると言って自室に夏目と春虎を連れて行きました。
そこでエロ本とアダルトビデオの鑑賞会が行われました。
星哉と陽太は夏目に好意的になりました、親近感を抱いていますね。
しかし夏目にとっては拷問だったようですね、部屋でイジケテイタようですね。
そこまでしても暁兎の疑惑は収まらなかったので最終手段に出ました。
冬児の発案だったのでろくな作戦ではないのですが、これしかなかったとも思えるよね。
春虎は夏目の後ろに回り、制服を捲り夏目の薄い胸を暁兎に一瞬見せました。
そしてこんなに真っ平らな女が居るものかと必死にアピールしていました。
どうやら暁兎も納得してくれたようですね、真剣に謝罪してきましたね。
女の子疑惑を払拭できましたが、夏目は御怒りのようで、その後、春虎を折檻したようです。
まあ確かに、真っ平らと言われて納得されてしまった夏目が怒るのも分かりますね。
少しだけ可哀想でした、元気出せ夏目。
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第五話 ティーチャーズ・ミッション
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塾長命令で大友が三者面談を行う事になりました。
教師ではなく講師の自分が三者面談するのはおかしいでしょと大友は抵抗しましたが、最初の生徒を呼ばれてしまい覚悟を決める事になりました。
最初の生徒は塾長の孫の京子でした。
京子は優等生なので授業態度と成績には問題はありませんでしたが、話が夏目との関係になりおかしな方向へ向かいました。
塾長は夏目と京子の仲がどれ位まで進展してるのかが気になる様子です。
塾長は夏目が女の子だと気づいていないので夏目と京子が結婚する可能性を考慮しているようですね。
土御門家は倉橋家の本家なので、夏目が倉橋に婿入りする事はなさそうですからなね、京子が土御門家に嫁ぐ方が現実的なのでしょう。
跡取りである京子の行く末を気にしていました。
天馬の家では祖父母と面談していました。
厳格な天馬の祖父から天馬を宜しくと頭を下げられていましたね。
冬児の複雑な家庭環境について冬児に適切なアドバイスを送っていました、この辺は教師のようでした。
問題なのは、やはり夏目と春虎でしたね。
二人の実家は地方にあるので、今回は上京してくれなくても良いよと親には伝えたみたいですが、来てしまいました。
春虎の母である千鶴さんが陰陽塾にやって来てしまいました。
夏目の父親である安純から夏目の面談も任せると言われていると言って千鶴、夏目、春虎、大友での四者面談になりました。
春虎の成績が低空飛行で不味い状況ですが、成績不振で退塾になる心配は今のところ無いとの話になりました。
二人の生活態度を千鶴が聞いてきたので大友が二人は寮暮らしなので問題ないですよと答えたところ千鶴に変化が起きました。
あれっと、思ったら千鶴は夏目が男子寮で生活している事を知りませんでした。
彼女は夏目が女の子だと知っているので、大友に別れを言って四者面談を切り上げて家族会議に入ると言って退室しました。
わけが分からず大友が驚いていましたね。
夏目がどのように叱られたか想像もつきませんがきっと大変だったんだろうね。
それとも貞操の危機をこんこんと説かれたのかも知れませんね。
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インターミッション
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大友と小暮禅次郎が居酒屋で飲んでいましたね、お互いに職場の愚痴を言い合っていたね。
哀愁が漂っているぞ。
大友が学生時代に何らかの商売をしていたらしいね?
あまり儲からなかったと言っているけど何をしていたんだろうんね?
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エンカウンター・トライアングル
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小暮禅次郎、大友陣、早乙女涼の陰陽塾時代の話でしたね。
入塾して三ヶ月くらいの話だったのですが、三人とも入塾直後から圧倒的な実力を持ってますね。
禅次郎は陰陽塾に入るまで田舎で功名な術者の内弟子をしていたようで、陰陽塾に期待していたようですね。
全国から高い能力を持った生徒が集まると思っていたようですが、実技授業でガッカリさせられたようです。
まわりの生徒の実力が低すぎると感じたようですね。
少しイジケテいましたね、拗ねた感じでクラスでもボッチになっていました。
そんな折に禅次郎の作った式符が暴力事件で使われました。
禅次郎は塾長室に呼び出されて呪捜官から質問を受ける事になりました。
ここで事件に自分の式符が使われた事を知らされた禅次郎は独自に調査を始めました。
自分の管理する式符を盗まれた事を恥と感じて自分で犯人を特定してやろうと考えました。
しかし犯人が誰だかまるで分からず、どうしようかと困っていると早乙女がやって来てアドバイスをくれました。
渋谷の街角で営業している占い師を紹介してくれました。
電信柱に向かって空き缶を投げろと言っていました。
地図もくれたので禅次郎は行ってみる事にしました、指示通りに空き缶を投げると隠形して隠れていた大友が出てきました。
いきなり空き缶を投げつけられて大友は憤慨していましたが、禅次郎の問題を知ると協力してくれる事になりました。
禅次郎は大友の名前は知らないけどクラスで姿は見かけていて知っていました。
大友は授業中に競馬新聞を読んでいたんだよね、春虎よりも授業態度が悪かったね。
大友は渋谷に知り合いが多いようで、あちこちに連絡を取り情報を集めました。
集まった情報を総合すると禅次郎が当初考えていた犯人像とは違っていましたね。
事件を起こしたのは陰陽塾をドロップアウトした元塾生でした。
陰陽道の名家らしく分家の生徒を使って塾から式符を盗み出していました。
そこで大友は罠を仕掛ける事にしました、禅次郎の式符に場所を追跡する術を追加しておきました。
まんまと罠に掛かった犯人と禅次郎が対決したのですが、禅次郎の霊力は圧倒的でしたね。
元塾生は式符を使って攻撃してきましたが、霊力だけで効果を無効化してしまいました。
最後は禅次郎の不動金縛りで動けなくしました。
決着後すぐに呪捜官がやってきました。
禅次郎の霊圧にビビってますね、大友と一緒に逮捕されそうなところへ、早乙女が担任教師を連れてやって来ました。
事情を説明して二人は停学一週間となりました。
寮で謹慎している二人の元に早乙女がやって来ました。
陰陽塾は授業中だったのですが、彼女はフリーダムですね。
色々と知っているようで、禅次郎の無くなった式符は二枚だったのですが、そのうちの一枚を持っていたのが大友だと指摘しました。
大友が妙に禅次郎に協力的だったのは、後ろ暗い所があったからなのね。
早乙女が禅次郎に声を掛けたのは善意からだと主張していましたが、本当のところは分かりませんね。
禅次郎は今回の事件を述懐して、自分にとっては友達が出来たので良かったと思っているようでした。
個性的な実力者が集まってしまったので、その後の指導は大変な事になったんだろうね。
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エピローグ
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逃亡中の大友が占いをしている陰陽塾の新入生の前に現れました。
なるほど、同じような事を考える塾生はいるのね。
大友が懐かしそうにしているのが印象的でした。
塾長が替わって初めての代って台詞に複雑な心境がありそうだね。
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なつめ日記
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夏目が春虎の事が大好きなんだと分かるね。
夏目はかなりマセタ子供だったのね、生意気にも駆け引きをしようとして結局出来なかったね。
人が良いのは昔からだね。
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