ラノベの感想) 獅子は働かず 聖女は赤く 5 かくして、あいつは働いた (集英社スーパーダッシュ文庫)


概略:
ユリウスはアンナの希望を叶える為に協力すると決めます。その為にはセレスタ―王国、中央教会、ガルダ正統帝国との話し合いの機会を作る必要があります。ユリウスは破壊されたマルテを修理する為にガルダ正統帝国の東端《死の荒野》に向かいます。ガルダ正統帝国皇帝はユリウス達の動きを掴んでいました。自分がセレスタ―王国に滅ぼされる危機にあると理解しているのでユリウス達に接近します。利害が一致したのでユリウス達に協力する事にします。ユリウスはマルテを突撃させます。マルテを止める為に使徒が立ち塞がります。数舜先を見通すアンナの恩寵《刻眼》の助力を得て使徒突破を狙います。

レーベル:スーパーダッシュ文庫
発行日:2014/10/29
著者:八薙玉造
イラスト:ぽんかん⑧
ISBN:978-4-08-630803-8
雰囲気:弱点攻撃、疲労、作戦会議、出兵、好き者皇帝、会談、謀略、拒否、降臨、意思の問題。死亡、奇蹟、押し込み強盗二人、情勢変化

周囲を囲まれてしまったユリウスとアンナを助ける為にサロメが禍竜に変身しました。
その姿は中央教会の神話に出てくる黒竜のように見えました。
サロメは体内に取り入れてる大量の祖霊を従えるのに手間取ります。
口から光線を吐いて周囲の地形を変えました。
サロメを抑える為にヴァルターまで禍竜に変身しました。
彼が変身したのは神聖さを醸し出す白竜です。
サロメの黒竜は牙の生え方などを見ても凶悪な見た目なので邪竜に見えますよ。
ヴァルターの白竜は正しさを具現化した聖なる存在に見えました。
サロメとヴァルターは中央教会の創始者であるハバククの直弟子<七使徒>でした。
サロメは意識を取り戻してヴァルターの弱点を突きます。
容赦なく白竜の腰へ蹴りを振り下ろしました。
ヴァルターは人間形態の時の癖でグオーって悲鳴をあげています。
実は竜形態になると腰痛は感じなくなるそうです。
サロメはユリウスとアンナを連れて逃走しました。
花嫁で皇帝の血を引くアンナに逃げられてしまったジルベールは次の策を打ちます。

サロメは意識を失い寝込む事になりました。
彼女は後悔している過去を夢に見ています。
悪夢に魘されているサロメをアンナとユリウスが介抱していました。
悪夢から目覚めたサロメはユリウスに抱き着いてきました。
悪夢の中で彼が自分から離れていく姿を見ていたので怖くなったようですね。
泣きながら抱き着いてくるサロメを優しく抱き返して慰めています。
彼女の周囲にはフィロメーラ、ヒルデ、エーファ、他の魔女たちも集まっていました。
サロメがユリウスに抱き着いてワンワン泣いてた事実を揶揄いながら作戦会議を始めます。
ユリウスはヴァルターとジルベールから逃げられたのでアンナが狙われる可能性は低下した。
アンナは戦争と関わる事なく生きていく事もできる。
ユリウスはアンナの考えを聞く事にします。
ジルベールとヴァルターはアンナを旗印にしてガルダ正統帝国を併呑しようとしていました。
自分が居なくなったのでジルベール達はガルダ正統帝国に攻め込めないと考えます。
しかしユリウスは懐疑的でした。
戦力的に勝っているので彼らは口実をでっち上げて攻め込んでくると予想します。
アンナは少ない被害で終わると分かっていても戦争を認める事はできませんでした。
話し合いで解決する道を模索すると言い出します。
ユリウスはアンナのサポートをしようと決意します。

ガルダ正統帝国の皇帝イグナーツ・デッケンドルフはセレスタ―王国の動きを監視していました。
ユリウス達が自領内に入った事まで掴んでいました。
家臣が大声をあげてイグナーツを起しにきました。
イグナーツは二人の全裸美女に挟まれて寝ていたんですが起されます。
美女たちのおっぱいを揉み始めて顔を谷間に埋めます。
金貨を撒き散らする美女達は嬉々として拾い始めます。
金貨を投げる音を聞いた家臣が部屋に入ってきました。
セレスタ―王国が挙兵した事を告げてきます。
イグナーツは既に事態を把握していると伝えて美女たちを堪能し直す事にしました。
イグナーツは偽皇帝と呼ばれいる事に嫌気が刺しています。
諸侯たちは彼に面倒事を押し付けるだけで誰も先頭に立って戦おうとしていません。
イグナーツは金で解決したいと考えているようですね。

ユリウス達は逃亡先にガルダ正統帝国を選びました。
他に選択肢が無かったからなのですがユリウスには考えがありました。
彼らはガルダ正統帝国の東の端に向かいました。
そこは嘗てのガルダ帝国を二分して行われた大戦争の影響で祖霊が居なくなった《死の荒野》と呼ばれる地です。
破損しているマルテを補修する為にここに来ました。
《死の荒野》には大戦争で破壊された使徒の部品が埋まっています。
それを使ってマルテを修理する事にします。
ユリウス達の動向を監視させていたイグナーツが兵を率いてやってきました。
アンナの事を小娘呼ばわりしてきますよ・・・強気な姿勢をとってますが。
ユリウスがマルテを動かしていたので途端に弱腰になります。
イグナーツはユリウスとサロメとマルテが怖いようですね。
金なら好きなだけやるから命だけは勘弁してと命乞いを始めます。
ユリウスはヤレヤレと感じながら交渉を始めます。
イグナーツの率いる兵の力を借りて使徒の破片を掘り起こす事にします。

ジルベールとヴァルターはガルダ正統帝国がユリウス達を使ってアンナを拉致したって建前で攻めてきました。
皇帝の血を引くアンナを取り戻す為に戦う自分たちに正統性があると主張します。
ヴァルターが自分が<七使徒>であると明かしました。
不死の教皇であったことも明かします。
中央教会はヴァルターの意思で動かされているので<獅子の牙>も彼の陣営に付く事になっています。
ユリウス達を警戒するヴァルターは動かせる使徒を全て動員する事にします。
ユリウスとの関係性を考えて裏切る危険があるコルネリアだけは出撃させる事ができません。
サトゥルノの聖炉を外して行動不能状態にしています。
《天翼王》ヴェーネレ。
《海渦王》ネットゥーノ。
《弓弦姫》ルーナ。
《雷震王》ジョーヴェ。
が参戦する事になっています。

《雷震王》ジョーヴェの神使であるエバーハルトはコルネリアが好きなようですね。
ユリウスを倒して彼女のカッコイイところを見せようと考えています。
ユリウスのオッサンなんか自分一人で片付けてみせると息巻いています。
コルネリアに認めて貰いたいエバーハルトはユリウスの事をしきりにオッサンと連呼しています。
コルネリアがユリウスと同世代で彼がオッサンならコルネリアはオバサンって事になると気付いてません。
コルネリアが怒りを溜め込み木の箱を握り潰そうとしています。
リュリュが危機を察知して怯えています。
怒り心頭のコルネリアは何とか爆発するのを堪えています。
ユリウスの接近が分かったのならさっさと迎撃に向かえと怒鳴ります。
コルネリアも意外と不幸な星の元に要るよね・・・サロメと同じで

ユリウスは対策を施してからマルテを突撃させました。
マルテはアンナが操る《太陽王》との戦闘で両腕を失っています。
敵もそれを把握しているので修理済みの腕を隠す事にします。
外套を着せて腕が無いと思わせる事にしました。
最初に迎撃に出てきたのは《天翼王》ヴェーネレとフェルでした。
ヴェーネレもマルテとの戦いで翼を破損したのですが応急処置を施して何とか飛べるようにしてありました。
空からの攻撃でマルテを仕留めようとしてきます。
マルテが外套を脱ぎ捨てて取りつけた新しい腕を使います。
翼がある腕と交換されていて空を飛ぶ事ができました。
巨大な投網を使ってヴェーネレを捕獲します。
無敵の防御力を誇る恩寵を持っているフェルをどうにかする必要があります。
ユリウスは凄く単純な手段で彼を無力化する事にしました。
事前に掘っておいた落とし穴にフェルを落とす事に成功しました。
絶対の防御力を誇るフェルは油断しまくりなので落とし穴を警戒していませんでした。
ジョーヴェが雷雲を発生させて雷攻撃をしてきました。
アンナが《刻眼》の恩寵を使って攻撃が飛んでくる方向を予知して雷を交わします。
オルネラが接近を許さないように遠距離攻撃をしてきます。
彼女にいい所を見せようとアンドレアスが張り切っています。
オルネラの事を妹の様に思っているエバーハルトはアンドレアスを危険視しています。
二人が喧嘩を始めてしまいオルネラが喧嘩はやめて集中してくださいと文句をつけます。
オルネラはアンドレアスの想いに気付いていないようですね。
ユリウスはヴェーネレにマルテを運ばせてルーナを破壊しようとします。
ジョーヴェとネットゥーノがルーナを守ろうとして巻き込まれました。
アンドレアスとエバーハルトはオルネラを守ろうとしたんですが連携がイマイチでしたね。
オルソラがアンドレアスの気持ちを理解して上手く使えていれば勝てたかも。
アンドレアスは不可視の剣を使ってユリウスを倒そうとしてきます。
そこにジルベールとヴァルターがやってきました。
ユリウスとアンナは交渉を始めます。

ユリウスは近くで隠れていたイグナーツを呼びます。
自分たちはイグナーツと結託している分けではない。
自分たちの意思によってこの場に来ている。
アンナのジルベール、イグナーツ、ヴァルターと話したいって希望を叶えるためにこの場に来たと告げました。
アンナは話し合いの場を設ける為に戦闘行為をしたが戦争には反対だ。
話し合いで平和な世界を作っていきたい、話し合いましょうと提案します。
イグナーツの事をガルダ正統帝国の皇帝であると認める発言もしています。
元々イグナーツは勝てないので戦争はしたくありませんでした。
ジルベールもできるだけ被害を少なくして勝ちたいと考えていました。
二人はアンナの提案に乗る事にします。
意外だったのはヴァルターが何も言わずにジルベールに従った事です。
セレスタ―王国の陣営で話し合いの場を持つ事になります。
ユリウスとアンナは与えられたテントで無茶をしてしまったが上手く行ったと安堵しています。
サロメはヴァルターと話し合う為に彼の元に出向いています。
ユリウスは少し心配していますね。

サロメがヴァルターの元に向かったのは彼が魔術で良からぬことをしないか見張る為でした。
ヴァルターが反対しなかった理由を問いますが彼は明言を避けています・・・怪しいですね。
ヴァルターはサロメのおっぱいを見ながらもう少し成長してから不死化すれば良かったんじゃないの?と言い出します。
そうすればユリウスがサロメの美しさに平伏していた筈だと言ってきます。
サロメはユリウスがサロメの美しさを賞賛するシーンを妄想しています。
ヴァルターはサロメが成長して腰痛持ちになる事を望んでいました。
同じ苦しみを味あわせようと考えていました。
サロメはユリウスに腰を踏んで貰っている姿を妄想しています。
それも良いかもと考えていますよ。
ユリウスとアンナが襲われる事になりました。
襲ってきたのはクルチ司祭の息子でした。
彼はヴァルターに唆されていました。
息子はアンナが戦いを止めたのを咎めてきました。
クルチはアンナを皇帝として迎え入れる為に派遣され死にました。
父の意思を無駄にしたと非難してきます。
アンナを殺そうとして短剣を突き出してきます。
《刻眼》があるのでアンナには攻撃が見えていました。
攻撃を交わして続けていると他の教会騎士とフィロメーラ達が駆けつけてきます。
取り押さえられてしまいアンナを殺せないと判断した息子は自殺をはかります。
アンナにはそれが見えていました。
誰も死んで欲しくないと考えているアンナは短剣が振り下ろされる先に自分の身体を割り込ませて自殺を阻みます。
自殺を止める事はできたんですがアンナは腹を刺されて瀕死状態になってしまいます。
息子はアンナの行動が理解できないようです・・・自分のしてしまった凶行に激しく狼狽しています。
ユリウスはサロメを呼びますが彼女の目は呆然としていました。
サロメの耳元でヴァルターがこの悲劇はサロメの甘い考えが招いた結果だと囁きます。
祖霊を使って邪竜化して心が弱っているサロメは絶望感に包まれ禍竜化してしまいました。

ユリウスはヴァルターの企みだったと気付き彼を詰ります。
ヴァルターが白竜に変身してサロメの黒竜を倒します。
その時にサロメから大量の祖霊を奪い取りました。
祖霊を失ったサロメは禍竜から人間の姿に戻ります。
そして不死性を失いました。
人に戻ったヴァルターはサロメが元凶であると訴えます。
サロメがイグナーツと結託していたと言い出しシナリオを元に戻そうとします。
ジルベールに反逆者に組するイグナーツを処刑しろと提案してきます。
イグナーツを処刑してそのままガルダ正統帝国に攻め込めば少ない被害で攻略可能なチャンスです。
理性的な判断を下すならヴァルターの提案に乗るのが正しいと言えます。
ヴァルターはジルベールが提案に乗る事を期待していました。
注目が彼に集まる中ジルベールは拒否しました。
アンナを殺しサロメを陥れる為に自分の兵を犠牲にした。
しかも事前に何の相談もなかった。
悪辣過ぎて従えないと伝えます。
ジルベールはフィロメーラ、ヒルデ、エーファにアンナの治療を任せる事にします。

ジルベールに拒絶されたヴァルターは彼の事も切り捨てる事にします。
所詮彼も人間で感情で判断を下して間違えると呆れています。
千年に渡って中央教会を仕切ってきた自分こそが神であると主張して白竜に変身します。
ヴァルターは神は存在しないと告げます。
中央教会の教えを広め続けた自分こそが神なんだと説明しています。
それを聞いた教会騎士に動揺が走ります。
フェルも大きな動揺を見せています。
彼は神の存在を信じていました。
ヴァルターは教会騎士が自分に従うと思っていたようです。
しかし神の存在を否定したヴァルターには従いませんでした。
ヴァルターはジルベールを殺して新たな王を擁立して操ろうと考えます。
ユリウスはジルベールを逃がし戦闘態勢を整えてもらう事にします。
ジルベールが声を掛けると教会騎士達は彼に従う事を選びます。

ユリウスはマルテを動かしジルベールを守ろうとしています。
他の使徒もヴァルターに敵対する事を選びました。
アンドレアスがヴァルターに従わないと決めるとオルソラは彼に従う事にします。
意外な程に尊敬されていますね。
ヴァルターがジルベール目掛けて無数の巨だな槍を放ちました。
一つ一つが使徒よりも巨大です。
ユリウス達は槍を撃ち落そうとしています。
数が多すぎて打ち漏らしが出てきます。
そこにサトゥルノが駆けつけてきました。
ユリウスはコルネリアが協力してくれる理由を不思議に思っています。
彼女からフェルが聖炉を搭載するのを手伝ってくれたと言われます。
フェルとコルネリアはユリウスに加勢すると言っています。
理由なんて聞かないで欲しいそうです。
動ける使徒が連携してヴァルター打倒に挑みます。
しかし圧倒的に不利でした。
大きさだけでも使徒の倍以上あるんだよね。
ユリウスはヴァルターの力を弱める為に祖霊を使い切ろうと考えます。
使徒たちに聖炉を全力運転させろと頼みます。
聖炉は祖霊を吸収して使徒を稼働させています。
狙い通りに周囲の祖霊を過度に使う事ができました。
祖霊の存在が薄くなりヴァルターの戦力が低下します。
無理をさえ続けていたマルテの聖炉が壊れてしまいます。
マルテを動かせなくなりました。
ヴァルターは他の使徒を破壊しようとしてきます。
現状では彼にダメージを与えられそうなのは集っている使徒だけですからね。
アンドレアスはオルソラを狙う槍を撃ち落そうとして腕を失います。
エバーハルトがオルソラを庇う事になりました。
二人は攻撃の余波で吹き飛びます。
動ける使徒がサトゥルノだけになります。
コルネリアは奮戦しますが聖炉を破壊されました。
使徒が使えなくなっても戦い続けます。
<双断刃>を使ってヴァルターの足を斬り落とそうとしています。
ヴァルターの攻撃を受けそうになったコルネリアをサトゥルノが守りました。
聖炉が破壊されている筈なんですけどね・・・
サトゥルノの動き方は亡きメルヒオルの斧槍の技に似ていました。

倒れていたサロメが目覚めてユリウスに協力しろと言ってきます。
サロメは自分が聖炉の代わりをする事でマルテを動かそうと考えています。
祖霊を循環させる事ができればマルテを動かせると予想します。
サロメはマルテの腹に収まり祖霊の循環を始めます。
マルテは動く出しました。
治療中だったアンナがユリウスの元に駆け込んできます。
彼の背中に抱き着いてきました。
ユリウスは背中にアンナの巨乳ちゃんの存在を感じています。
アンナが《刻眼》を使いヴァルターの攻撃軌道を予想します。
マルテは攻撃を避けながらヴァルターの足に接近する事ができました。
サロメはヴァルターの足を攻撃して鱗を剥がし祖霊を奪いとる事にします。
疲弊しているサロメでは祖霊を吸収できないので周囲に流す事にします。
サロメが祖霊を解放させ始めるとヴァルターの竜の身体が崩れ始めました。
ヴァルターは二人とも不死性を失うぞと言ってきます。
サロメとヴァルターは祖霊が吹き荒れる中で再会します。
サロメはヴァルターを助けようとしますが彼はそれを望みませんでした。
もう腰痛はこりごりだと言って最後まで抵抗します。
祖霊が霧散すると白竜は消滅しました。
後にはヴァルターの亡骸が残ります。
不死性を失ってたので死ねたようです。
ユリウスに力を貸していたアンナが息を引き取りました・・・ユリウスの絶叫が木霊します。

ヴァルターとの決戦から二年が経過しました。
ユリウスとサロメは一緒に暮らしているようです。
ユリウスは昼間から酒を飲んでダラダラしています。
食事の準備をしていたサロメが今のユリウスをアンナが見たらどう思うだろうな?と苦言を呈します。
ユリウスが暗い顔をしたのでサロメは失言を謝ります。
ユリウスとサロメの元に剣が飛び込んできました。
飛んできたのは《太陽の剣》で投げたのはアンナでした。
サロメが怯えています。
不死性を失っているから・・・剣とか投げられて当たると死ぬから・・・と怯えています。
ユリウスはサロメがアンナの名を出したから強襲されたんだと非難します。
死んだと思われたアンナに祖霊が降り注ぎ命を繋ぐ事ができていました。
アンナはヴァルターが祖霊を操り自分を助けてくれたんだと思うと言っています。
ユリウスはあり得るかもと考えています。
ヴァルターの乱心で中央教会は権威を失いました。
アンナの皇帝の血筋を利用しようと考えた枢機卿達は彼女を司祭として取り立てます。
アンナが皇帝と認めたのでイグナーツは支持者を増やす事に成功します。
兵力を高めた彼はセレスタ―王国に攻め入る機会を伺っています。
ジルベールも戦力を維持していてイグナーツを攻略する機会を伺っています。
アンナは皇帝の血筋を利用して調停役をしている見たいです。
彼女は自分の目指す平和な世界を作る為に奔走しています。
<獅子の牙>も在り様が変更されました。
動かせる使徒がルーナとジョーヴェの二機だけになったので戦力が低下しています。
問題を解決するのに使徒を動かせません。
話し合いで解決する調停役に様変わりしました。
攻撃無効の恩寵を持っているフェルが活躍しているようです。
やっと落とし穴から脱出する方法を確立できたんだそうです。
家の扉を破壊してコルネリアが飛び込んできました。
今の彼女はアンナの護衛役をしています。
思い立つと勝手にどこかに行ってしまうアンナに手を焼いているようです。
アンナの行状が酷すぎるのでコルネリアは飲酒を覚えました。
酒でも飲まないとやってられねーって言ってますよ。
ユリウスから葡萄酒を奪い取り飲み始めます。
任務中に飲酒するダメ人間になっています。
アンナの護衛を押し付けてきたユリウスに恨み言を言ってきます。
ユリウスは中央教会に戻る事を選びませんでした。
在野でアンナの理想を叶える為に行動しています。
フィロメーラが中央教会に入り魔術の研究を始めました。
祈念法研究所って部署を率いています。
ヒルデとエーファもそこに入っています。
他の魔女も所属しているそうですよ。
コルネリアが知り合いだからと言って連絡役を押し付けれられてます。
フィロメーラが喧嘩腰なのでコルネリアは参っていました。
ヒルデとエーファと顔を合わせるのも気まずいそうです。
コルネリアはストレスを感じていますね酒に逃げるしか無かったようです。
イグナーツとジルベールの覇権争いがキナ臭いのでユリウスに中央教会に戻って欲しいとお願いしてきます。
ユリウスには丁重に断られてしまいます。
コルネリアは不憫な境遇にありますが気遣いをしてくれます。
ユリウスとアンナに二人きりの時間を作ってくれました。
ユリウスとサロメは禍竜を仲間にしている近隣の盗賊団を叩こうとしています。
コルネリアはサロメを連れて準備にしに行きます。
首根っこを捕まれて運ばれて行くサロメは成長しているんだぞ子ども扱いはヤメロと喚いています。
ユリウスは家が借家であると伝えます。
アンナとコルネリアが破壊した壁と扉の修理代をどうするんだと非難します。
アンナはそれ位なら何とかなりそうですと小さくなって反省します。
反省しても破壊活動を繰り返すんだろけど一応は反省の姿勢を示しています。
二人のやり取りは照れ隠しの側面が多分に含まれているな。
ユリウスとアンナは照れを隠しながらキスしています。
そこにサロメは戻ってきてしまいキスシーンを目撃します。
慌てた彼女は魔術で姿を消すから気にしないで続きしてと叫びます。
ユリウスは続けられるかと叫んでいます。
うん?アンナは何も言ってこないね・・・彼女は続ける気があったのか?
ユリウスは照れながらアンナの手を取り出撃します。
ユリウス、サロメ、アンナ、コルネリアは森に隠してあるマルテの元に向かいます。
マルテの胴部にサロメが座る座席が設置してありました。
サロメが祖霊をマルテに循環させてマルテを起動させます。
ユリウス、コルネリア、アンナが続き盗賊退治に出発しました。
サロメがマルテの動力源になっている状態のマルテは巨大ロボットと言えますね。
ユリウスとサロメはヒーロー活動をしているようです。

成分表
成分含有量(5:多い、1:少ない)
美少女5
鉄拳2
戦闘5
ラッキースケベ5
変態5


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