ラノベの感想) ストライク・ザ・ブラッド 第22巻 暁の凱旋 (電撃文庫)
概略:
シャフリヤル・レンが絶大な破壊力を誇る大規模破壊兵器、拳獣弾頭の威力を見せつけ世界中の国家を脅します。人類支配を企む彼の代理として妹のラードリーが絃神島を売って欲しいと言ってきました。レンが居るのは異境です。絃神島が異境への門となっているので日本政府は絃神島を沈める事を決めます。師子王機関の命令で雪菜が要石を破壊して絃神島を沈める事が決まります。要石を破壊しようとする雪菜、那月、縁の前に古城が現れ邪魔をしてきました。雪菜が古城を裏切った事を後悔しています。
レーベル:電撃文庫
発行日:2020/8/7
著者:三雲岳人
イラスト:マニャ子
ISBN:978-4-04-913268-7
雰囲気:世界の危機、交渉、指輪、異境、消滅、血の従者決定、復活、バトルマニア登場、決着、戦力増強計画
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序章 Intro
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アヴローラが記憶を取り戻したようです。
それを確認したグレンダがどこかに飛び立ったぞ?
アヴローラは空へ続く階段を下りぬいぐるみと出会います。
これはモグワイ?
MARの本拠地アルニカ・クアッドを聖域条約機構軍が攻撃しようとしています。
部下が慌ててますがMARの最高級執行責任者ラードリー・レンは落ち着いています。
彼女はMAR総帥シャフリヤル・レンの妹です。
アルニカ・クアッドの上空に死都が出現しました。
死都とは天部の領地で空に浮かぶ要塞です。
発射された聖域条約機構軍のミサイルが死都を捉える前に死都から何かが撃ち込まれました。
撃ち込まれた物には裸の少女が封入されていました。
少女の目が開くと真祖の拳獣に匹敵する魔力を内包する拳獣が出現します。
拳獣は聖域条約機構軍を駆逐しました。
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第一章 買収交渉
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寝ていた古城がウェディングドレスを着たモグワイに迫られる悪夢を見てました。
モグワイにキスされる寸前に目覚めたようです。
負傷した古城はキーストンゲートの高級ホテルで目覚めました。
ボーっとしている古城に雪菜が夜這いを仕掛けてきます。
雪菜が制服姿では無かったので古城は彼女だと認識できず悲鳴を上げます。
雪菜が名乗った事でようやく彼女だと認識しました。
古城は雪菜が自分の部屋にやって来た理由が分からず説明を求めます。
雪菜は血を吸って欲しいとお願いしてきました。
古城が第四真祖の拳獣をアヴローラに返したので雪菜との霊的パスが切れています。
天使化を食い止める為に古城との霊的パスを繋ぎなおそうと考えたそうです。
古城はアヴローラを連れ戻す為、異境に向かう事になっています。
当然の様に雪菜は同行しようと考えています。
古城は大量の出血をした雪菜には残って欲しいと考え吸血行為を拒否します。
断る理由としてシャフリヤル・レンの用意した兵器との戦いになるので雪菜では対抗できないのではないか?と言ってしまいます。
戦力外通告をされたと受け取った雪菜が憤慨して強硬手段に訴えてきます。
雪菜は来ているナイトガウンのボタンを外し凪沙の髪形を真似てきます。
雪菜は古城を性的に興奮させようとしていますね。
彼女は古城の好みのタイプが凪沙だと思っているようです。
古城は凪沙が理想のタイプだと勘違いされ訂正しようとしています。
二人がイチャイチャしていたので隣の部屋に居た凪沙がやって来てしまいます。
ベッドの上で古城の上に雪菜が乗っています。
古城と雪菜は凪沙が激高すると予想しましたが凪沙は平然としています。
雪菜が古城に迫っている理由が血を吸ってもらう為だと知り協力する事にしました。
凪沙が包丁を持って戻ってきました。
古城は青くなっています・・・凪沙が古城の心臓目掛けて包丁を振り下ろしました!!
古城はギリギリで避けられたようです。
凪沙がこのような凶行に走ったのには理由がありました。
古城が夏音を助ける場面を目撃した為でした。
暴走した古城を止める戦闘で夏音はアルディギアの魔具を使用したのですが霊力を使い過ぎて天使化しかけていました。
アスタルテから夏音の救護を求められました。
夏音が古城の心臓と肋骨から作られた指輪を嵌めている可能性に掛け吸血行為を試みる事になります。
指輪を介して夏音を血の従者にする事で天使化を防ぐ計画でした。
凪沙が見ている前で夏音の血を吸う必要に迫られて困っています。
血を吸うには性的に興奮する必要があります。
困った古城は雫梨に頼んでハウラスで刺して貰う事にしました。
生命の危機に瀕して性欲を高めようって考えです。
古城の目論見は成功し夏音とアスタルテの血を吸う事ができました。
拳獣を内包するアスタルテとも霊的パスを再構築する必要があり吸血行為を行いました。
これを見ていた凪沙は吸血行為をする為には古城が負傷する必要があると認識しました。
古城と雪菜を迎えに来た浅葱が監視カメラの映像を確認して凪沙が誤解した理由を説明しています。
古城が夏音とアスタルテの血を吸ったと知り雪菜が不満顔をしています。
浅葱がこっそり古城に血を吸って貰おうとした雪菜を咎めてきます。
理由があるならきちんと断って欲しかったと言ってますね。
浅葱が大胆な発言をしていますよ。
彼女は古城に吸って貰いたくなったらちゃんと申告すると言ってます。
色々と吹っ切れたようだね。
浅葱が古城と雪菜を迎えに来たのには理由がありました。
ラードリー・レンがやって来て会談を持ち掛けてきたそうです。
ラードリーはシャフリヤル・レンが拳獣弾頭を手に入れた事を教えます。
聖域条約機構の艦隊を吹き飛ばした映像を見せてくれます。
古城たちは拳獣弾頭が人工吸血鬼の拳獣だと知る事になりました。
拳獣弾頭が意思の無い人工吸血鬼に拳獣を植え付けて目標近くで爆発させる事で破壊を巻き散らす兵器だと知りました。
ラードリーは絃神島を買い取りたいと言ってきました。
ラードリーは天部の傘下に入れば臣民にすると言ってます。
古城よりも自分たちの方が絃神島の市民を幸せにできると言ってますね。
古城は領主の地位を持て余しているので悩んでいるようです。
古城の目的であるアヴローラを取り戻す事に協力するとも言っています。
シャフリヤル・レンがアヴローラを必要としたのは異境へのゲートを開かせる為でした。
役目を終えたのでシャフリヤルにお願いしてアヴローラを返還して貰うと言ってますね。
古城は結論を出せませんでした。
猶予期間を設けたラードリーは一旦乗ってきた飛行機に戻る事にします。
キーストーンゲートの入り口から転移の魔法を使って戻ろうとしています。
そこをアラダールとザナに襲われました。
アラダールとザナは帝国騎士団を引き連れていました。
余裕でラードリーを拘束できると思っていたようですが彼女は予想を超える強さを持っていました。
ドラゴンの骨から作った竜牙兵を使いアラダールたちを翻弄しています。
ザナがラードリーの事をババア扱いすると憤慨していますね。
ラードリーは数千年は生きているようです。
数百年は生きているアラダールとザナを子供扱いしています。
二人の事を下っ端と言ってますね。
ザナは第一真祖キイ・ジュランバラーダの72番目の王妃だそうです。
アラダールとザナはラードリーに敗北しました。
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第二章 指輪の行方
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シャフリヤル・レンには二人の天部が味方しています。
その二人の所有している死都を使いMARは世界を脅迫しています。
シャフリヤルにはクレードというドラゴンの協力者がいます。
彼に頼んでアヴローラの捜索を行っています。
クレードはレンと取引していてレンの目的を叶えるのに協力する対価として彼が故郷に帰るのに協力する事になっています。
クレードはシャフリヤルを協力者だと思っているようですがシャフリヤルはクレードを道具と見なしているような?
霧葉、紗矢華、唯里、志緒が異境への入り口を監視しています。
霧葉は大志局の仲間に雪菜から貰った指輪を解析して貰っています。
解析の結果その指輪には古城の血の従者となり無限の魔力を使えるようにする性能が付与されていると判明しました。
霧葉が紗矢華を揶揄う為に古城の血の従者に成っても良いと言い出します。
紗矢華は明言を避けてましたが唯里と志緒が乗り気である事が判明しました。
特に志緒は古城とお友達から交際をスタートしたいと考えています。
とても乙女な志緒が非常に可愛いです。
そこにグレンダが現れ唯里と志緒に助けを求めてきました。
アヴローラを助けて欲しいと言ってます。
唯里が理由を聞き出そうとしてますが急いでいるグレンダは唯里と志緒を抱えて異境にワープしてしまいます。
近くに居た霧葉が巻き込まれて一緒に連れ出される事になりました。
残された紗矢華は茫然としています。
浅葱と基樹は入院中のシュトラ・Dを訪ねます。
二人はシュトラから死都の弱点を聞き出そうとしています。
シュトラは仲間をレンに殺された過去を持っていました。
レンに復讐する為にMARの施設を攻撃して一般市民を巻き込んだ過度で犯罪者となりました。
入院しているのはレンに挑んで手酷く負けたからです。
レンは死都に残っている天部の事を死に損ないの老害と罵っています。
彼らは大聖殲のあと死都に引き籠り天部が復活するときを待っているだけの存在だそうです。
シュトラたちは南米大陸の高地で高度な精神文明を築いたそうです。
浅葱は天部が一枚岩では無いと知る事になりました。
シュトラの話を聞いた浅葱は死都を攻略する手がかりをつかんだようです。
一緒に入院している龍殺しのゲオルギウスからドラゴンが異世界の斥候だと知らされました。
ゲオルギウスはドラゴンがこの世界を侵略しようとしていると教えてくれました。
聖殲の記憶を持っている浅葱はそれが真実だと理解できたようです。
古城と雪菜はラードリーがアラダールとザナを倒した現場にやってきました。
結瞳とリディアーヌが瓦礫の撤去作業を行っています。
二人は手際よく瓦礫を片付けていました。
そこに優麻とラ・フォリアがやって来ました。
ラ・フォリアから夏音を助けてくれたお礼を言われる事になりました。
ラ・フォリアはユスティナに命じて古城が夏音の血を吸っている場面を隠し撮りしていました。
雪菜の機嫌が悪くなります。
古城がラ・フォリアにも天使化の危険性があるのではないか?と心配するとラ・フォリアが嬉しそうにしています。
彼女は雪菜が持っている古城の心臓と肋骨から作った指輪を要求してきました。
疲労で倒れるふりをして雪菜の手から指輪を奪いました。
優麻と結瞳も続きます。
ラ・フォリアは結瞳の事を強力なライバルと認識したようです。
結瞳はラ・フォリアが古城の正妻であると認めているようだね・・・雪菜が不満を示しています。
指輪をめぐって戯れている間に宝石化しているアラダールとザナの体が消失しました。
転移魔術の気配はありませんでした?
古城と雪菜は縁に呼び出されて賢生の研究室にやってきました。
縁がやって来るまでの間に那月にアラダールとザナが消えたことを伝えます。
那月は賢生の研究室を占拠して私物を運び込んでいました。
賢生は迷惑そうにしています。
賢生の研究室には雫梨も居ました。
那月が夏音が古城の血の従者に成った事を揶揄います。
賢生が不服そうな顔をしてますね・・・賢生に睨まれた古城は居た堪れない気分になっています。
縁(黒猫)を連れた紗矢華がやって来ました。
雪菜が唯里と志緒は一緒じゃないのか?と問うと紗矢華が慌てています。
異境の門を監視していると誤魔化しています。
縁から師子王機関の上層部が揉めていると聞かされました。
那月から日本政府も対応に困っていると聞かされます。
更に拳獣弾頭が怖いので絃神島は売られる可能性が高いと言われてしまいます。
古城と雪菜が退室しようとすると雪菜が呼び止められました。
縁から回復呪術を受けて貰うと言われ留まる事になります。
古城の監視任務は雫梨と紗矢華に任される事になりました。
古城が昨晩泊ったホテルの部屋に雫梨と紗矢華を連れ帰ると浅葱たちが迎えてくれます。
紗矢華の態度が普段と違うと感じた浅葱は結瞳に頼んで尋問を開始しました。
リディアーヌに命じてロボットタンクで拘束してもらい結瞳が紗矢華の精神に干渉する事になります。
結瞳の精神操作によって紗矢華は雪菜を愛している事を喋らされました。
紗矢華は雪菜の首筋を舐めて髪の匂いを嗅ぎたいそうです。
古城の事を非常に羨んでいますよ。
更に古城が雪菜を血の伴侶にするならば自分も一緒に娶って欲しいと告白してます。
古城の事を好んでいる事まで暴露しています。
雫梨からモテモテで羨ましいと揶揄われた古城は紗矢華の告白は酔っぱらいの妄言のようなもの信じてはいけないと考えています。
紗矢華哀れ過ぎます。
紗矢華の口から師子王機関と日本政府が絃神島を沈めようとしていると語られました。
要石を破壊して絃神島を沈めるそうです。
絃神島が無くなれば異境への門が消えるのでシャフリヤル・レンの脅迫から逃れられると考えたようだぞ。
古城はアヴローラと最後に会った場所に居ました。
そこに浅葱がやって来ます。
古城はアヴローラに拳獣を返した事を後悔しているようです。
浅葱がアヴローラはまだ生きている諦めるのは早いと慰めてくれます。
浅葱は古城に「好きよ」と告白してきました。
浅葱は異境への入り口がある絃神島をシャフリヤルは攻撃できないと教えます。
古城に指輪を要求して血の伴侶になる覚悟があると伝えました。
浅葱は古城がアヴローラの事を忘れられないと理解していますね。
他にもライバルが居る事を認識した上で、時間を掛けて一番好きにさせてみせるから自分にもチャンスを頂戴と言ってます。
浅葱が男前すぎます・・・彼女はヒロインってよりもヒーローちっくだ。
古城は浅葱の指に指輪を嵌めて彼女の血を吸いました。
浅葱から血を吸った事でカインの巫女の血の記憶が取り込まれました。
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第三章 裏切り
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異境に戻ってきたグレンダは唯里、志緒、霧葉をアヴローラの元に連れて行きました。
そこでアヴローラに抱えられているモグワイと出会います。
モグワイから事情を聞き出そうとしているとMARの特殊部隊が攻めてきました。
モグワイはアヴローラを守る事と拳獣弾頭を無効化する設備の防衛を依頼してきたよ。
唯里、志緒、霧葉はMARの特殊部隊と戦い始めました。
那月、縁、雪菜の三人はキーストンゲートの最深部に向かいます。
雪菜に雪霞狼を使って絃神島の要石を破壊して貰う為です。
アイランドガードを那月と縁が無力化していきました。
雪菜は迷いつつも要石を破壊する事を決め実行に移します。
雪霞狼が要石を守る結界を切り裂こうとした時に古城とアスタルテが現れました。
アスタルテが拳獣を使って雪霞狼を止めます。
雪菜は絃神島を破壊する行為を一番見られたくなかった古城に見られてしまい動揺してます。
那月がアスタルテを無力化しようとすると優麻が現れ対抗しました。
那月たちの助っ人として古詠が現れます。
古詠には結瞳に操られている紗矢華が対抗する事になりました。
操られている紗矢華はテンションが高く古城と絃神島は自分が守ると吠えています。
通常以上の力を引き出し古詠と互角に戦っています。
那月の相手は優麻がする事になっています。
優麻も師匠の那月相手に善戦していました。
縁は使い魔の黒猫を操り参戦していたので黒猫を無力化する事にします。
リディアーヌがロボットタンクからマタタビの粉末を放って無力化しました。
雪菜の相手は雫梨がする事になります。
雫梨は古城の血の従者に成った事を利用して彼の魔力を引き出してます。
雫梨が雪菜の攻撃を限定して相討ちを狙ってきました。
雫梨の方が蓄積していたダメージが大きく動けなくなります。
要石を破壊しようとする雪菜の前に古城が立ち塞がりました。
雪菜は雫梨に言われた古城を裏切ったって言葉に動揺しています。
思い詰めた雪菜は古城と心中する事にしたようです。
雪霞狼が古城の心臓を狙って放たれました。
古城は聖殲の欠片を使い雪霞狼を受け止めました。
浅葱が現れて今の雪菜には古城はあげないと告げます。
古城が拳獣を呼び出し雪菜を無力化しました。
ラードリーとの交渉を人工島管理公社に一任して貰うオンライン投票を行いました。
投票は賛成が上回ったようだね。
雪菜は古城の部屋のベッドで目覚めました。
凪沙が古城たちが気絶している雪菜と古詠を連れてきたと教えてくれます。
重傷を負っている古詠は古城の母親深森に診て貰う事になったそうです。
凪沙から雫梨と喧嘩した理由を聞かれて雪菜は返答に困っています。
浅葱に呼ばれていると言って凪沙はキーストンゲートに向かいました。
雪菜が着替えようとして半裸になっていた時に古城が目を覚ましました。
半裸の雪菜を見てしまったね・・・鼻血を噴いています。
雪菜は古城の態度が依然と変わっていない事に戸惑っています。
彼女の認識では古城の敵になったと思ってます。
古城は雪菜が自分を裏切ったとは認識していませんでした。
元々雪菜は古城を抹殺する為にやって来た筈なので古城は雪菜への認識を変えていません。
雪菜は古城に未だに監視役と認識されているのが不満なようですね。
古城は古詠と縁が捕まったのでこれ以上命令が来ることは無いと教えます。
これからは雪菜の判断で自由に行動しろと言って雪霞狼を返してくれました。
待ち合わせに遅れると言って古城は雪菜を放置して外出していきます。
雪菜は危うい古城を守りたいと思ったようです監視役に戻る事を決めました。
那月と紗矢華が留置場に入れられていました。
紗矢華は古詠に剣を向けた事を激しく後悔していて自殺を図ろうとしたようです。
紗矢華への対処を面倒に感じたアイランドガードは那月と一緒に留置したみたいです。
トップに逆らってしまった自分が許せないようですよ。
魔法を封じられ留置場から出られない那月の前に牙城が現れました。
牙城は古城に頼まれたと言って留置場のカギを開けてくれました。
古城の嫁候補と言われて紗矢華が照れています。
牙城は古城に死都について教えたそうだよ。
古城、浅葱、基樹、雫梨が彩海学園にやって来ました。
ラードリーとの会談はここで行われます。
古城たちはラードリーとの会談の秘密兵器として夏音と結瞳に別行動を取らせています?
危険を伴う役割を果たす代わりに二人は古城に大人デートを要求してきました。
それを聞いていた雪菜が冷たい視線を送ってきます。
雪菜が自分の意思で古城を監視すると決めたと告げると雫梨がライバル認定しています。
古城は決着が付いていないので雫梨と雪菜の再戦が始まるかも?と危惧してましたが杞憂に終わりました。
ラードリーとの会談が始まります。
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第四章 死都
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唯里、志緒、霧葉は異境で竜人クレードと戦う事になりました。
竜牙兵とクレードを相手にして劣勢です。
追い詰められた三人の前にグレンダに憑依した凪沙が現れました!!
浅葱に呼ばれた凪沙はカインズコフィンでキキモラと会ってました。
キキモラは浅葱の指示に従い凪沙に拳獣弾頭を無効化して貰う事にします。
凪沙は歴代のカインの巫女の記憶を参照する事になり自分の役目を理解しました。
グレンダに憑依した凪沙がアヴローラの手を握り一緒に第四真祖の拳獣を呼び出します。
クレードは拳獣に凍らされて右腕を失い逃げていきました。
凪沙は異境に保管されている拳獣弾頭に封印されている人工吸血鬼の少女たちに記憶を与える事にしました。
浅葱がモグワイと協力して64500人分の記憶を作ってました。
相変わらず規格外な能力だ。
拳獣が水分を氷結させたので異境に掛かっていた雲が消失しました。
異境の姿が見えています。
異境は空中に浮かぶ巨大な円筒でした。
古城、浅葱、基樹、雫梨は絃神島の代表としてラードリーとの会談に臨みました。
雪菜は日本政府の人質って事にしています。
交渉が始まると古城がラードリーに天部の力を見せて欲しいと持ち掛けました。
古城は拳獣弾頭を都市に撃ち込んでその威力を見せて欲しいと言っています。
それを聞いた雪菜が驚愕しています。
彼女は古城を止めようとしますが雫梨に刃を突きつけられ動けなくなりました。
浅葱と基樹も古城を止めようとはしていません。
ラードリーは天部の力を試そうとする古城を生意気だと感じたようですね。
天部の力を見せつける為にシャフリヤルの死都カレナレン城に招く事にしました。
そこには立体映像のシャフリヤル・レンが待っていました。
シャフリヤルは古城の要求を面白いと感じているようですね。
ラードリーは協力者のクル・ズーにお願いして東京に拳獣弾頭を撃ち込んでもらう事にします。
ズー城が東京上空に到着するまでの間にラ・フォリアがMARの本拠地に攻撃を仕掛けようとしているとの連絡が入りました。
ラードリーはもう一人の協力者アルダ・バに迎撃して貰う事にします。
バ城を出現させて拳獣弾頭で迎撃すると言ってます。
雪菜はラ・フォリアが拳獣弾頭にやられる事を心配しています。
古城は仕方ないと冷たく言い放ちます。
バ城から拳獣弾頭が発射されました・・・ほとんど同時にズ城からも拳獣弾頭が撃ちだされます。
雪菜は東京が破壊されラ・フォリアが死ぬと思ったようですが拳獣弾頭は不発に終わりました。
ラ・フォリアは乗機ベズヴィルドを拳獣弾頭の発射口に突撃させてバ城の異界潜航システムを破壊しました。
現実世界に留まる事になったバ城に第三真祖の軍勢が襲い掛かる事になりました。
東京湾上空のズ城は夏音と、結瞳に操られるレヴィアタンに襲撃させる事になります。
夏音と結瞳は東京湾近海で待機してたのね。
ズ城も潜航できなくなり現実世界に留まる事になりました。
そこに第二真祖の軍勢が出現しました。
賢明なクル・ズーは降伏する事を選びました。
古城たちが拳獣弾頭が爆発しない事を事前に知っていたと理解した雪菜が憤慨しています。
二つの死都が破壊されて焦ったラードリーはカレナレン城を潜航させようとします。
雫梨によって動力部を破壊され潜航できなくなりました。
古城の拳獣は死都では使えないそうですが血の従者の雫梨は古城の魔力を引き出して使う事ができました。
潜航できなくなったカレナレン城を第一真祖の拳獣が攻撃しました。
浮力を失い絃神島に向けて落下を始めます。
ラードリーは怒り心頭です。
残存兵力を動員して絃神島を攻撃すると言って逃げていきました。
優麻とロボットタンクに乗ったレディアーヌが迎えにきました。
異境では力を使えなくなる雫梨、浅葱、基樹を乗せて撤退しラードリーを迎え撃つ事にします。
異境でも能力を使える古城と雪菜がアヴローラを救い出す為に異境に向かう事になりました。
古城は落下するカレナレン城を剣型の拳獣に貫かせます。
重力を操る拳獣で上空に開いている異境への門を通過させました。
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第五章 暁の凱旋
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異境に到着した雪菜は重力が無い事に混乱しています。
スカートが捲れてパンツが丸見えになっています。
古城に指摘されて慌ててますよ。
古城から異境とは宇宙空間に浮かぶ人工島だと教えられました。
やたら事情に詳しい事から雪菜は古城が浅葱の血を吸った事に気が付きました。
天部は元々別の星からやって来たそうです。
二人の前にグレンダが現れ二人を案内してくれます。
グレンダはカインの友人だったグレンダの姿に変身していました。
カインの友人だったグレンダの人格が乗り移ってます。
絃神島に戻ってきた浅葱は那月から状況説明を受けています。
彼女の事を「那月ちゃん」と呼んで渾身の衝撃波を喰らっていますね。
浅葱も那月の事を那月ちゃんと呼ぶのね?
那月はMARの残存勢力が攻めてきていると教え迎撃態勢を指示しました。
那月とアスタルテ、優麻と雫梨と紗矢華、浅葱とリディアーヌでチームを組み迎撃する事になりました。
戦闘力の無い基樹は矢瀬財閥の権力を行使して日本政府を動かす事になります。
ラードリーに率いられたMARの軍勢が多過ぎたので那月たちは追い詰められる事になります。
グレンダに案内されて古城と雪菜は唯里、志緒、霧葉と合流する事になりました。
ここで古城はアヴローラと再会する事になりました。
久々の再会に二人は照れ照れで言葉が無い様子です。
アヴローラだけ他の女の子と扱いが違う事に雪菜が不機嫌になっています。
古城は飴玉を使ってアヴローラを懐柔して異境から連れ出そうとしています。
余りに安直な方法に唯里と志緒が呆れていますがアヴローラは懐柔されそうになってますね。
古城がモグワイの存在に気が付きました。
浅葱と記憶を共有した古城はモグワイがカインだと知っていました。
カインなのかとたずねるとカインの記憶から復元した人工知能だと教えてくれました。
モグワイから彼の計画が語られます。
モグワイは拳獣弾頭に組み込まれた人工吸血鬼の少女たちを解放したくて計画を建てたそうです。
古城はカインに文句を言いたそうですがシャフリヤルが現れ攻撃してきました。
古城たちに拳獣弾頭を無効化されたシャフリヤルはご立腹です。
古城たち全員を抹殺しようとしてきました。
古城はザナから託された吸血王の拳獣を使い対抗しましたが負けてしまいます。
古城とアヴローラを庇い雪菜が重傷を負ってしまいます。
隙が出来た古城を第四真祖を殺す事の出来る杭が貫きました!!
古城は灰になり消滅してしまいます。
アヴローラの絶叫が響き、雪菜は茫然としています。
古城の持っていた指輪がアヴローラの手に落ちました。
指輪にアヴローラの血涙が掛かり古城の復活が始まります。
古城は指輪を介して女の子達の血を吸う事にしました。
夏音、結瞳、ラ・フォリア、優麻、紗矢華、雫梨、浅葱、霧葉、志緒、唯里、の順で血を吸っていったようです。
女の子達は古城に血を吸われていると理解し喜びを感じています。
アヴローラが古城に拳獣を返すと絶叫します。
アヴローラの持っていた指輪が破裂して古城が復活しました。
指輪は瞬時に再生され古城はアヴローラに最後の指輪を嵌めました。
古城は拳獣を使い崩壊しかけているアヴローラを助ける為に血の従者にしました。
古城に血を吸われて血の従者となった女の子達は古城の魔力を自由に使えるようになりパワーアップします。
負傷も真祖並みの再生能力で完治してます。
パワーアップした雫梨、紗矢華、浅葱、優麻が暴れまわり形勢が逆転します。
追い詰められたラードリーは自分の死都を呼び出し反撃にでてきます。
基樹が手配した日本の自衛隊の戦闘機が飛来して攻撃を開始しました。
更に第一真祖、アラダール、ザナまで現れて攻撃を始めました。
宝石化したアラダールとザナを運び出したのは第一真祖だったようです。
第一真祖の拳獣がラードリーの死都を食べようとしています。
ラードリーは負けを認め降伏すると宣言して死都が食われるのを阻止しようとします。
第一真祖の拳獣は待ってはくれませんでした。
パワーアップした唯里と志緒が竜化したグレンダの背に乗りクレードに空中戦を挑む事になります。
古城は傷ついた雪菜の元に向かい彼女の血を吸う事にします。
雪菜が責任を取ってくださいと言ってきますね。
二度と勝手に自分の前からいなくならないで下さいと泣きながらお願いしてきましたよ。
これはプロポーズですか?
雪菜は監視役ですからと誤魔化してますが真意は違うような?
志緒と唯里が空中から二人の吸血行為を覗いています。
志緒は破廉恥だと顔を赤くしていますよ。
復活した古城と雪菜を倒す為にシャフリヤルはドラゴンゾンビを投入しました。
クレードがやって来て同族の屍を兵器化したシャフリヤルを咎めます。
シャフリヤルはクレードの事を薄汚い魔獣と罵ってます。
ここにきて仲間割れを起こしていますね。
ドラゴンゾンビを古城たちに嗾けようとしたシャフリヤルの目論見はヴァトラーの登場によって瓦解しました。
古城と雪菜はヴァトラーが出てくる事を予想していたようです、余り驚いていません。
シャフリヤルはヴァトラーが異境でも拳獣を使える事が信じられないようです。
ヴァトラーは異境で拳獣を使えるようになるために浅葱に協力して貰い聖殲の力を取り込んでいました。
ドラゴンゾンビはヴァトラーに駆逐される事になりました。
それでも古城を倒せると思っていたようですが彼の血の従者に反撃されます。
霧葉が攻撃を撃退します。
唯里と志緒の合体技でレンの防御に穴を開けました。
空いた穴に雪菜が雪霞狼を突きさします。
古城がレグルスアウルムを呼び出し炎を帯びた拳で雪霞狼をレンに撃ち込み決着が付きました。
古城たちの戦いを未来から来た雪菜似の女の子と異母姉の萌葱が観戦していました。
天部ごときに手を焼くようでは心配だと言ってます。
萌葱が親孝行をすると言って何らかの魔術をネットワークに放ちました。
二人は古城が暁の王国の領主になれるか観察に来てたのね・・・
古城の戦果は及第点のようです。
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終章 Outro
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アヴローラは絃神島の登録魔族になりました。
凪沙と友達になり二人でアイスを食べて幸せそうにしています。
拳獣弾頭の依り代だった女の子達は留学生として世界中の魔族特区に預けられる事になりました。
彼女たちが拳獣弾頭として使われる事は阻止されました。
ヴァトラーはクレードを案内役にして彼の故郷である東の地に向かいました。
浅葱がヴァトラーが東の地で手に入れた軍勢を率いて絃神島に攻めてくるのでは?と予想し故郷を嫌がらせています。
基樹が絃神島の戦力アップを図ろうと言い出します。
浅葱と雪菜を見ながら第二世代の吸血鬼を作るのが良いと力説します。
基樹としては真面目な意見だったようですが当事者の古城、浅葱、雪菜から白い眼を向けられています。
古城の情報が高レベルの霊能力者や魔術師を除いた人々の記憶から消えました。
リディアーヌに協力して貰い浅葱が調査を行ったそうですが原因は不明なままです。
浅葱によると20年ぶんくらい進化したハードウェアがあれば可能かも知れないそうです。
20年後と聞いて雪菜が何かを思い出したようですが気のせいだと思っています。
萌葱が行った親孝行の結果だね。
正体不明の敵の存在を警戒した雪菜が絃神島の戦力アップが必要だと言い始めました。
彼女は自分たちの能力向上の必要性を主張したようですが古城、浅葱、基樹に曲解されます。
基樹が早速古城を揶揄っています。
雪菜は古城との子作りを主張したと理解されたと気付いて慌てて否定しています。
浅葱は雪菜の発言を宣戦布告と受け取ったようですよ。
浅葱は多くのライバルに勝つつもりですね。
古城は辟易しています。
この反応を見ると今の古城にはその気は無さそうです。
古城と雪菜がアヴローラと凪沙を迎えに行きます。
アヴローラに呼ばれて照れている古城に雪菜は不満を感じているようです。
雪菜の気持ちが古城に届くにはまだ時間が掛かりそうですよ。
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シャフリヤル・レンが絶大な破壊力を誇る大規模破壊兵器、拳獣弾頭の威力を見せつけ世界中の国家を脅します。人類支配を企む彼の代理として妹のラードリーが絃神島を売って欲しいと言ってきました。レンが居るのは異境です。絃神島が異境への門となっているので日本政府は絃神島を沈める事を決めます。師子王機関の命令で雪菜が要石を破壊して絃神島を沈める事が決まります。要石を破壊しようとする雪菜、那月、縁の前に古城が現れ邪魔をしてきました。雪菜が古城を裏切った事を後悔しています。
レーベル:電撃文庫
発行日:2020/8/7
著者:三雲岳人
イラスト:マニャ子
ISBN:978-4-04-913268-7
雰囲気:世界の危機、交渉、指輪、異境、消滅、血の従者決定、復活、バトルマニア登場、決着、戦力増強計画
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序章 Intro
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アヴローラが記憶を取り戻したようです。
それを確認したグレンダがどこかに飛び立ったぞ?
アヴローラは空へ続く階段を下りぬいぐるみと出会います。
これはモグワイ?
MARの本拠地アルニカ・クアッドを聖域条約機構軍が攻撃しようとしています。
部下が慌ててますがMARの最高級執行責任者ラードリー・レンは落ち着いています。
彼女はMAR総帥シャフリヤル・レンの妹です。
アルニカ・クアッドの上空に死都が出現しました。
死都とは天部の領地で空に浮かぶ要塞です。
発射された聖域条約機構軍のミサイルが死都を捉える前に死都から何かが撃ち込まれました。
撃ち込まれた物には裸の少女が封入されていました。
少女の目が開くと真祖の拳獣に匹敵する魔力を内包する拳獣が出現します。
拳獣は聖域条約機構軍を駆逐しました。
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第一章 買収交渉
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寝ていた古城がウェディングドレスを着たモグワイに迫られる悪夢を見てました。
モグワイにキスされる寸前に目覚めたようです。
負傷した古城はキーストンゲートの高級ホテルで目覚めました。
ボーっとしている古城に雪菜が夜這いを仕掛けてきます。
雪菜が制服姿では無かったので古城は彼女だと認識できず悲鳴を上げます。
雪菜が名乗った事でようやく彼女だと認識しました。
古城は雪菜が自分の部屋にやって来た理由が分からず説明を求めます。
雪菜は血を吸って欲しいとお願いしてきました。
古城が第四真祖の拳獣をアヴローラに返したので雪菜との霊的パスが切れています。
天使化を食い止める為に古城との霊的パスを繋ぎなおそうと考えたそうです。
古城はアヴローラを連れ戻す為、異境に向かう事になっています。
当然の様に雪菜は同行しようと考えています。
古城は大量の出血をした雪菜には残って欲しいと考え吸血行為を拒否します。
断る理由としてシャフリヤル・レンの用意した兵器との戦いになるので雪菜では対抗できないのではないか?と言ってしまいます。
戦力外通告をされたと受け取った雪菜が憤慨して強硬手段に訴えてきます。
雪菜は来ているナイトガウンのボタンを外し凪沙の髪形を真似てきます。
雪菜は古城を性的に興奮させようとしていますね。
彼女は古城の好みのタイプが凪沙だと思っているようです。
古城は凪沙が理想のタイプだと勘違いされ訂正しようとしています。
二人がイチャイチャしていたので隣の部屋に居た凪沙がやって来てしまいます。
ベッドの上で古城の上に雪菜が乗っています。
古城と雪菜は凪沙が激高すると予想しましたが凪沙は平然としています。
雪菜が古城に迫っている理由が血を吸ってもらう為だと知り協力する事にしました。
凪沙が包丁を持って戻ってきました。
古城は青くなっています・・・凪沙が古城の心臓目掛けて包丁を振り下ろしました!!
古城はギリギリで避けられたようです。
凪沙がこのような凶行に走ったのには理由がありました。
古城が夏音を助ける場面を目撃した為でした。
暴走した古城を止める戦闘で夏音はアルディギアの魔具を使用したのですが霊力を使い過ぎて天使化しかけていました。
アスタルテから夏音の救護を求められました。
夏音が古城の心臓と肋骨から作られた指輪を嵌めている可能性に掛け吸血行為を試みる事になります。
指輪を介して夏音を血の従者にする事で天使化を防ぐ計画でした。
凪沙が見ている前で夏音の血を吸う必要に迫られて困っています。
血を吸うには性的に興奮する必要があります。
困った古城は雫梨に頼んでハウラスで刺して貰う事にしました。
生命の危機に瀕して性欲を高めようって考えです。
古城の目論見は成功し夏音とアスタルテの血を吸う事ができました。
拳獣を内包するアスタルテとも霊的パスを再構築する必要があり吸血行為を行いました。
これを見ていた凪沙は吸血行為をする為には古城が負傷する必要があると認識しました。
古城と雪菜を迎えに来た浅葱が監視カメラの映像を確認して凪沙が誤解した理由を説明しています。
古城が夏音とアスタルテの血を吸ったと知り雪菜が不満顔をしています。
浅葱がこっそり古城に血を吸って貰おうとした雪菜を咎めてきます。
理由があるならきちんと断って欲しかったと言ってますね。
浅葱が大胆な発言をしていますよ。
彼女は古城に吸って貰いたくなったらちゃんと申告すると言ってます。
色々と吹っ切れたようだね。
浅葱が古城と雪菜を迎えに来たのには理由がありました。
ラードリー・レンがやって来て会談を持ち掛けてきたそうです。
ラードリーはシャフリヤル・レンが拳獣弾頭を手に入れた事を教えます。
聖域条約機構の艦隊を吹き飛ばした映像を見せてくれます。
古城たちは拳獣弾頭が人工吸血鬼の拳獣だと知る事になりました。
拳獣弾頭が意思の無い人工吸血鬼に拳獣を植え付けて目標近くで爆発させる事で破壊を巻き散らす兵器だと知りました。
ラードリーは絃神島を買い取りたいと言ってきました。
ラードリーは天部の傘下に入れば臣民にすると言ってます。
古城よりも自分たちの方が絃神島の市民を幸せにできると言ってますね。
古城は領主の地位を持て余しているので悩んでいるようです。
古城の目的であるアヴローラを取り戻す事に協力するとも言っています。
シャフリヤル・レンがアヴローラを必要としたのは異境へのゲートを開かせる為でした。
役目を終えたのでシャフリヤルにお願いしてアヴローラを返還して貰うと言ってますね。
古城は結論を出せませんでした。
猶予期間を設けたラードリーは一旦乗ってきた飛行機に戻る事にします。
キーストーンゲートの入り口から転移の魔法を使って戻ろうとしています。
そこをアラダールとザナに襲われました。
アラダールとザナは帝国騎士団を引き連れていました。
余裕でラードリーを拘束できると思っていたようですが彼女は予想を超える強さを持っていました。
ドラゴンの骨から作った竜牙兵を使いアラダールたちを翻弄しています。
ザナがラードリーの事をババア扱いすると憤慨していますね。
ラードリーは数千年は生きているようです。
数百年は生きているアラダールとザナを子供扱いしています。
二人の事を下っ端と言ってますね。
ザナは第一真祖キイ・ジュランバラーダの72番目の王妃だそうです。
アラダールとザナはラードリーに敗北しました。
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第二章 指輪の行方
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シャフリヤル・レンには二人の天部が味方しています。
その二人の所有している死都を使いMARは世界を脅迫しています。
シャフリヤルにはクレードというドラゴンの協力者がいます。
彼に頼んでアヴローラの捜索を行っています。
クレードはレンと取引していてレンの目的を叶えるのに協力する対価として彼が故郷に帰るのに協力する事になっています。
クレードはシャフリヤルを協力者だと思っているようですがシャフリヤルはクレードを道具と見なしているような?
霧葉、紗矢華、唯里、志緒が異境への入り口を監視しています。
霧葉は大志局の仲間に雪菜から貰った指輪を解析して貰っています。
解析の結果その指輪には古城の血の従者となり無限の魔力を使えるようにする性能が付与されていると判明しました。
霧葉が紗矢華を揶揄う為に古城の血の従者に成っても良いと言い出します。
紗矢華は明言を避けてましたが唯里と志緒が乗り気である事が判明しました。
特に志緒は古城とお友達から交際をスタートしたいと考えています。
とても乙女な志緒が非常に可愛いです。
そこにグレンダが現れ唯里と志緒に助けを求めてきました。
アヴローラを助けて欲しいと言ってます。
唯里が理由を聞き出そうとしてますが急いでいるグレンダは唯里と志緒を抱えて異境にワープしてしまいます。
近くに居た霧葉が巻き込まれて一緒に連れ出される事になりました。
残された紗矢華は茫然としています。
浅葱と基樹は入院中のシュトラ・Dを訪ねます。
二人はシュトラから死都の弱点を聞き出そうとしています。
シュトラは仲間をレンに殺された過去を持っていました。
レンに復讐する為にMARの施設を攻撃して一般市民を巻き込んだ過度で犯罪者となりました。
入院しているのはレンに挑んで手酷く負けたからです。
レンは死都に残っている天部の事を死に損ないの老害と罵っています。
彼らは大聖殲のあと死都に引き籠り天部が復活するときを待っているだけの存在だそうです。
シュトラたちは南米大陸の高地で高度な精神文明を築いたそうです。
浅葱は天部が一枚岩では無いと知る事になりました。
シュトラの話を聞いた浅葱は死都を攻略する手がかりをつかんだようです。
一緒に入院している龍殺しのゲオルギウスからドラゴンが異世界の斥候だと知らされました。
ゲオルギウスはドラゴンがこの世界を侵略しようとしていると教えてくれました。
聖殲の記憶を持っている浅葱はそれが真実だと理解できたようです。
古城と雪菜はラードリーがアラダールとザナを倒した現場にやってきました。
結瞳とリディアーヌが瓦礫の撤去作業を行っています。
二人は手際よく瓦礫を片付けていました。
そこに優麻とラ・フォリアがやって来ました。
ラ・フォリアから夏音を助けてくれたお礼を言われる事になりました。
ラ・フォリアはユスティナに命じて古城が夏音の血を吸っている場面を隠し撮りしていました。
雪菜の機嫌が悪くなります。
古城がラ・フォリアにも天使化の危険性があるのではないか?と心配するとラ・フォリアが嬉しそうにしています。
彼女は雪菜が持っている古城の心臓と肋骨から作った指輪を要求してきました。
疲労で倒れるふりをして雪菜の手から指輪を奪いました。
優麻と結瞳も続きます。
ラ・フォリアは結瞳の事を強力なライバルと認識したようです。
結瞳はラ・フォリアが古城の正妻であると認めているようだね・・・雪菜が不満を示しています。
指輪をめぐって戯れている間に宝石化しているアラダールとザナの体が消失しました。
転移魔術の気配はありませんでした?
古城と雪菜は縁に呼び出されて賢生の研究室にやってきました。
縁がやって来るまでの間に那月にアラダールとザナが消えたことを伝えます。
那月は賢生の研究室を占拠して私物を運び込んでいました。
賢生は迷惑そうにしています。
賢生の研究室には雫梨も居ました。
那月が夏音が古城の血の従者に成った事を揶揄います。
賢生が不服そうな顔をしてますね・・・賢生に睨まれた古城は居た堪れない気分になっています。
縁(黒猫)を連れた紗矢華がやって来ました。
雪菜が唯里と志緒は一緒じゃないのか?と問うと紗矢華が慌てています。
異境の門を監視していると誤魔化しています。
縁から師子王機関の上層部が揉めていると聞かされました。
那月から日本政府も対応に困っていると聞かされます。
更に拳獣弾頭が怖いので絃神島は売られる可能性が高いと言われてしまいます。
古城と雪菜が退室しようとすると雪菜が呼び止められました。
縁から回復呪術を受けて貰うと言われ留まる事になります。
古城の監視任務は雫梨と紗矢華に任される事になりました。
古城が昨晩泊ったホテルの部屋に雫梨と紗矢華を連れ帰ると浅葱たちが迎えてくれます。
紗矢華の態度が普段と違うと感じた浅葱は結瞳に頼んで尋問を開始しました。
リディアーヌに命じてロボットタンクで拘束してもらい結瞳が紗矢華の精神に干渉する事になります。
結瞳の精神操作によって紗矢華は雪菜を愛している事を喋らされました。
紗矢華は雪菜の首筋を舐めて髪の匂いを嗅ぎたいそうです。
古城の事を非常に羨んでいますよ。
更に古城が雪菜を血の伴侶にするならば自分も一緒に娶って欲しいと告白してます。
古城の事を好んでいる事まで暴露しています。
雫梨からモテモテで羨ましいと揶揄われた古城は紗矢華の告白は酔っぱらいの妄言のようなもの信じてはいけないと考えています。
紗矢華哀れ過ぎます。
紗矢華の口から師子王機関と日本政府が絃神島を沈めようとしていると語られました。
要石を破壊して絃神島を沈めるそうです。
絃神島が無くなれば異境への門が消えるのでシャフリヤル・レンの脅迫から逃れられると考えたようだぞ。
古城はアヴローラと最後に会った場所に居ました。
そこに浅葱がやって来ます。
古城はアヴローラに拳獣を返した事を後悔しているようです。
浅葱がアヴローラはまだ生きている諦めるのは早いと慰めてくれます。
浅葱は古城に「好きよ」と告白してきました。
浅葱は異境への入り口がある絃神島をシャフリヤルは攻撃できないと教えます。
古城に指輪を要求して血の伴侶になる覚悟があると伝えました。
浅葱は古城がアヴローラの事を忘れられないと理解していますね。
他にもライバルが居る事を認識した上で、時間を掛けて一番好きにさせてみせるから自分にもチャンスを頂戴と言ってます。
浅葱が男前すぎます・・・彼女はヒロインってよりもヒーローちっくだ。
古城は浅葱の指に指輪を嵌めて彼女の血を吸いました。
浅葱から血を吸った事でカインの巫女の血の記憶が取り込まれました。
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第三章 裏切り
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異境に戻ってきたグレンダは唯里、志緒、霧葉をアヴローラの元に連れて行きました。
そこでアヴローラに抱えられているモグワイと出会います。
モグワイから事情を聞き出そうとしているとMARの特殊部隊が攻めてきました。
モグワイはアヴローラを守る事と拳獣弾頭を無効化する設備の防衛を依頼してきたよ。
唯里、志緒、霧葉はMARの特殊部隊と戦い始めました。
那月、縁、雪菜の三人はキーストンゲートの最深部に向かいます。
雪菜に雪霞狼を使って絃神島の要石を破壊して貰う為です。
アイランドガードを那月と縁が無力化していきました。
雪菜は迷いつつも要石を破壊する事を決め実行に移します。
雪霞狼が要石を守る結界を切り裂こうとした時に古城とアスタルテが現れました。
アスタルテが拳獣を使って雪霞狼を止めます。
雪菜は絃神島を破壊する行為を一番見られたくなかった古城に見られてしまい動揺してます。
那月がアスタルテを無力化しようとすると優麻が現れ対抗しました。
那月たちの助っ人として古詠が現れます。
古詠には結瞳に操られている紗矢華が対抗する事になりました。
操られている紗矢華はテンションが高く古城と絃神島は自分が守ると吠えています。
通常以上の力を引き出し古詠と互角に戦っています。
那月の相手は優麻がする事になっています。
優麻も師匠の那月相手に善戦していました。
縁は使い魔の黒猫を操り参戦していたので黒猫を無力化する事にします。
リディアーヌがロボットタンクからマタタビの粉末を放って無力化しました。
雪菜の相手は雫梨がする事になります。
雫梨は古城の血の従者に成った事を利用して彼の魔力を引き出してます。
雫梨が雪菜の攻撃を限定して相討ちを狙ってきました。
雫梨の方が蓄積していたダメージが大きく動けなくなります。
要石を破壊しようとする雪菜の前に古城が立ち塞がりました。
雪菜は雫梨に言われた古城を裏切ったって言葉に動揺しています。
思い詰めた雪菜は古城と心中する事にしたようです。
雪霞狼が古城の心臓を狙って放たれました。
古城は聖殲の欠片を使い雪霞狼を受け止めました。
浅葱が現れて今の雪菜には古城はあげないと告げます。
古城が拳獣を呼び出し雪菜を無力化しました。
ラードリーとの交渉を人工島管理公社に一任して貰うオンライン投票を行いました。
投票は賛成が上回ったようだね。
雪菜は古城の部屋のベッドで目覚めました。
凪沙が古城たちが気絶している雪菜と古詠を連れてきたと教えてくれます。
重傷を負っている古詠は古城の母親深森に診て貰う事になったそうです。
凪沙から雫梨と喧嘩した理由を聞かれて雪菜は返答に困っています。
浅葱に呼ばれていると言って凪沙はキーストンゲートに向かいました。
雪菜が着替えようとして半裸になっていた時に古城が目を覚ましました。
半裸の雪菜を見てしまったね・・・鼻血を噴いています。
雪菜は古城の態度が依然と変わっていない事に戸惑っています。
彼女の認識では古城の敵になったと思ってます。
古城は雪菜が自分を裏切ったとは認識していませんでした。
元々雪菜は古城を抹殺する為にやって来た筈なので古城は雪菜への認識を変えていません。
雪菜は古城に未だに監視役と認識されているのが不満なようですね。
古城は古詠と縁が捕まったのでこれ以上命令が来ることは無いと教えます。
これからは雪菜の判断で自由に行動しろと言って雪霞狼を返してくれました。
待ち合わせに遅れると言って古城は雪菜を放置して外出していきます。
雪菜は危うい古城を守りたいと思ったようです監視役に戻る事を決めました。
那月と紗矢華が留置場に入れられていました。
紗矢華は古詠に剣を向けた事を激しく後悔していて自殺を図ろうとしたようです。
紗矢華への対処を面倒に感じたアイランドガードは那月と一緒に留置したみたいです。
トップに逆らってしまった自分が許せないようですよ。
魔法を封じられ留置場から出られない那月の前に牙城が現れました。
牙城は古城に頼まれたと言って留置場のカギを開けてくれました。
古城の嫁候補と言われて紗矢華が照れています。
牙城は古城に死都について教えたそうだよ。
古城、浅葱、基樹、雫梨が彩海学園にやって来ました。
ラードリーとの会談はここで行われます。
古城たちはラードリーとの会談の秘密兵器として夏音と結瞳に別行動を取らせています?
危険を伴う役割を果たす代わりに二人は古城に大人デートを要求してきました。
それを聞いていた雪菜が冷たい視線を送ってきます。
雪菜が自分の意思で古城を監視すると決めたと告げると雫梨がライバル認定しています。
古城は決着が付いていないので雫梨と雪菜の再戦が始まるかも?と危惧してましたが杞憂に終わりました。
ラードリーとの会談が始まります。
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第四章 死都
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唯里、志緒、霧葉は異境で竜人クレードと戦う事になりました。
竜牙兵とクレードを相手にして劣勢です。
追い詰められた三人の前にグレンダに憑依した凪沙が現れました!!
浅葱に呼ばれた凪沙はカインズコフィンでキキモラと会ってました。
キキモラは浅葱の指示に従い凪沙に拳獣弾頭を無効化して貰う事にします。
凪沙は歴代のカインの巫女の記憶を参照する事になり自分の役目を理解しました。
グレンダに憑依した凪沙がアヴローラの手を握り一緒に第四真祖の拳獣を呼び出します。
クレードは拳獣に凍らされて右腕を失い逃げていきました。
凪沙は異境に保管されている拳獣弾頭に封印されている人工吸血鬼の少女たちに記憶を与える事にしました。
浅葱がモグワイと協力して64500人分の記憶を作ってました。
相変わらず規格外な能力だ。
拳獣が水分を氷結させたので異境に掛かっていた雲が消失しました。
異境の姿が見えています。
異境は空中に浮かぶ巨大な円筒でした。
古城、浅葱、基樹、雫梨は絃神島の代表としてラードリーとの会談に臨みました。
雪菜は日本政府の人質って事にしています。
交渉が始まると古城がラードリーに天部の力を見せて欲しいと持ち掛けました。
古城は拳獣弾頭を都市に撃ち込んでその威力を見せて欲しいと言っています。
それを聞いた雪菜が驚愕しています。
彼女は古城を止めようとしますが雫梨に刃を突きつけられ動けなくなりました。
浅葱と基樹も古城を止めようとはしていません。
ラードリーは天部の力を試そうとする古城を生意気だと感じたようですね。
天部の力を見せつける為にシャフリヤルの死都カレナレン城に招く事にしました。
そこには立体映像のシャフリヤル・レンが待っていました。
シャフリヤルは古城の要求を面白いと感じているようですね。
ラードリーは協力者のクル・ズーにお願いして東京に拳獣弾頭を撃ち込んでもらう事にします。
ズー城が東京上空に到着するまでの間にラ・フォリアがMARの本拠地に攻撃を仕掛けようとしているとの連絡が入りました。
ラードリーはもう一人の協力者アルダ・バに迎撃して貰う事にします。
バ城を出現させて拳獣弾頭で迎撃すると言ってます。
雪菜はラ・フォリアが拳獣弾頭にやられる事を心配しています。
古城は仕方ないと冷たく言い放ちます。
バ城から拳獣弾頭が発射されました・・・ほとんど同時にズ城からも拳獣弾頭が撃ちだされます。
雪菜は東京が破壊されラ・フォリアが死ぬと思ったようですが拳獣弾頭は不発に終わりました。
ラ・フォリアは乗機ベズヴィルドを拳獣弾頭の発射口に突撃させてバ城の異界潜航システムを破壊しました。
現実世界に留まる事になったバ城に第三真祖の軍勢が襲い掛かる事になりました。
東京湾上空のズ城は夏音と、結瞳に操られるレヴィアタンに襲撃させる事になります。
夏音と結瞳は東京湾近海で待機してたのね。
ズ城も潜航できなくなり現実世界に留まる事になりました。
そこに第二真祖の軍勢が出現しました。
賢明なクル・ズーは降伏する事を選びました。
古城たちが拳獣弾頭が爆発しない事を事前に知っていたと理解した雪菜が憤慨しています。
二つの死都が破壊されて焦ったラードリーはカレナレン城を潜航させようとします。
雫梨によって動力部を破壊され潜航できなくなりました。
古城の拳獣は死都では使えないそうですが血の従者の雫梨は古城の魔力を引き出して使う事ができました。
潜航できなくなったカレナレン城を第一真祖の拳獣が攻撃しました。
浮力を失い絃神島に向けて落下を始めます。
ラードリーは怒り心頭です。
残存兵力を動員して絃神島を攻撃すると言って逃げていきました。
優麻とロボットタンクに乗ったレディアーヌが迎えにきました。
異境では力を使えなくなる雫梨、浅葱、基樹を乗せて撤退しラードリーを迎え撃つ事にします。
異境でも能力を使える古城と雪菜がアヴローラを救い出す為に異境に向かう事になりました。
古城は落下するカレナレン城を剣型の拳獣に貫かせます。
重力を操る拳獣で上空に開いている異境への門を通過させました。
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第五章 暁の凱旋
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異境に到着した雪菜は重力が無い事に混乱しています。
スカートが捲れてパンツが丸見えになっています。
古城に指摘されて慌ててますよ。
古城から異境とは宇宙空間に浮かぶ人工島だと教えられました。
やたら事情に詳しい事から雪菜は古城が浅葱の血を吸った事に気が付きました。
天部は元々別の星からやって来たそうです。
二人の前にグレンダが現れ二人を案内してくれます。
グレンダはカインの友人だったグレンダの姿に変身していました。
カインの友人だったグレンダの人格が乗り移ってます。
絃神島に戻ってきた浅葱は那月から状況説明を受けています。
彼女の事を「那月ちゃん」と呼んで渾身の衝撃波を喰らっていますね。
浅葱も那月の事を那月ちゃんと呼ぶのね?
那月はMARの残存勢力が攻めてきていると教え迎撃態勢を指示しました。
那月とアスタルテ、優麻と雫梨と紗矢華、浅葱とリディアーヌでチームを組み迎撃する事になりました。
戦闘力の無い基樹は矢瀬財閥の権力を行使して日本政府を動かす事になります。
ラードリーに率いられたMARの軍勢が多過ぎたので那月たちは追い詰められる事になります。
グレンダに案内されて古城と雪菜は唯里、志緒、霧葉と合流する事になりました。
ここで古城はアヴローラと再会する事になりました。
久々の再会に二人は照れ照れで言葉が無い様子です。
アヴローラだけ他の女の子と扱いが違う事に雪菜が不機嫌になっています。
古城は飴玉を使ってアヴローラを懐柔して異境から連れ出そうとしています。
余りに安直な方法に唯里と志緒が呆れていますがアヴローラは懐柔されそうになってますね。
古城がモグワイの存在に気が付きました。
浅葱と記憶を共有した古城はモグワイがカインだと知っていました。
カインなのかとたずねるとカインの記憶から復元した人工知能だと教えてくれました。
モグワイから彼の計画が語られます。
モグワイは拳獣弾頭に組み込まれた人工吸血鬼の少女たちを解放したくて計画を建てたそうです。
古城はカインに文句を言いたそうですがシャフリヤルが現れ攻撃してきました。
古城たちに拳獣弾頭を無効化されたシャフリヤルはご立腹です。
古城たち全員を抹殺しようとしてきました。
古城はザナから託された吸血王の拳獣を使い対抗しましたが負けてしまいます。
古城とアヴローラを庇い雪菜が重傷を負ってしまいます。
隙が出来た古城を第四真祖を殺す事の出来る杭が貫きました!!
古城は灰になり消滅してしまいます。
アヴローラの絶叫が響き、雪菜は茫然としています。
古城の持っていた指輪がアヴローラの手に落ちました。
指輪にアヴローラの血涙が掛かり古城の復活が始まります。
古城は指輪を介して女の子達の血を吸う事にしました。
夏音、結瞳、ラ・フォリア、優麻、紗矢華、雫梨、浅葱、霧葉、志緒、唯里、の順で血を吸っていったようです。
女の子達は古城に血を吸われていると理解し喜びを感じています。
アヴローラが古城に拳獣を返すと絶叫します。
アヴローラの持っていた指輪が破裂して古城が復活しました。
指輪は瞬時に再生され古城はアヴローラに最後の指輪を嵌めました。
古城は拳獣を使い崩壊しかけているアヴローラを助ける為に血の従者にしました。
古城に血を吸われて血の従者となった女の子達は古城の魔力を自由に使えるようになりパワーアップします。
負傷も真祖並みの再生能力で完治してます。
パワーアップした雫梨、紗矢華、浅葱、優麻が暴れまわり形勢が逆転します。
追い詰められたラードリーは自分の死都を呼び出し反撃にでてきます。
基樹が手配した日本の自衛隊の戦闘機が飛来して攻撃を開始しました。
更に第一真祖、アラダール、ザナまで現れて攻撃を始めました。
宝石化したアラダールとザナを運び出したのは第一真祖だったようです。
第一真祖の拳獣がラードリーの死都を食べようとしています。
ラードリーは負けを認め降伏すると宣言して死都が食われるのを阻止しようとします。
第一真祖の拳獣は待ってはくれませんでした。
パワーアップした唯里と志緒が竜化したグレンダの背に乗りクレードに空中戦を挑む事になります。
古城は傷ついた雪菜の元に向かい彼女の血を吸う事にします。
雪菜が責任を取ってくださいと言ってきますね。
二度と勝手に自分の前からいなくならないで下さいと泣きながらお願いしてきましたよ。
これはプロポーズですか?
雪菜は監視役ですからと誤魔化してますが真意は違うような?
志緒と唯里が空中から二人の吸血行為を覗いています。
志緒は破廉恥だと顔を赤くしていますよ。
復活した古城と雪菜を倒す為にシャフリヤルはドラゴンゾンビを投入しました。
クレードがやって来て同族の屍を兵器化したシャフリヤルを咎めます。
シャフリヤルはクレードの事を薄汚い魔獣と罵ってます。
ここにきて仲間割れを起こしていますね。
ドラゴンゾンビを古城たちに嗾けようとしたシャフリヤルの目論見はヴァトラーの登場によって瓦解しました。
古城と雪菜はヴァトラーが出てくる事を予想していたようです、余り驚いていません。
シャフリヤルはヴァトラーが異境でも拳獣を使える事が信じられないようです。
ヴァトラーは異境で拳獣を使えるようになるために浅葱に協力して貰い聖殲の力を取り込んでいました。
ドラゴンゾンビはヴァトラーに駆逐される事になりました。
それでも古城を倒せると思っていたようですが彼の血の従者に反撃されます。
霧葉が攻撃を撃退します。
唯里と志緒の合体技でレンの防御に穴を開けました。
空いた穴に雪菜が雪霞狼を突きさします。
古城がレグルスアウルムを呼び出し炎を帯びた拳で雪霞狼をレンに撃ち込み決着が付きました。
古城たちの戦いを未来から来た雪菜似の女の子と異母姉の萌葱が観戦していました。
天部ごときに手を焼くようでは心配だと言ってます。
萌葱が親孝行をすると言って何らかの魔術をネットワークに放ちました。
二人は古城が暁の王国の領主になれるか観察に来てたのね・・・
古城の戦果は及第点のようです。
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終章 Outro
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アヴローラは絃神島の登録魔族になりました。
凪沙と友達になり二人でアイスを食べて幸せそうにしています。
拳獣弾頭の依り代だった女の子達は留学生として世界中の魔族特区に預けられる事になりました。
彼女たちが拳獣弾頭として使われる事は阻止されました。
ヴァトラーはクレードを案内役にして彼の故郷である東の地に向かいました。
浅葱がヴァトラーが東の地で手に入れた軍勢を率いて絃神島に攻めてくるのでは?と予想し故郷を嫌がらせています。
基樹が絃神島の戦力アップを図ろうと言い出します。
浅葱と雪菜を見ながら第二世代の吸血鬼を作るのが良いと力説します。
基樹としては真面目な意見だったようですが当事者の古城、浅葱、雪菜から白い眼を向けられています。
古城の情報が高レベルの霊能力者や魔術師を除いた人々の記憶から消えました。
リディアーヌに協力して貰い浅葱が調査を行ったそうですが原因は不明なままです。
浅葱によると20年ぶんくらい進化したハードウェアがあれば可能かも知れないそうです。
20年後と聞いて雪菜が何かを思い出したようですが気のせいだと思っています。
萌葱が行った親孝行の結果だね。
正体不明の敵の存在を警戒した雪菜が絃神島の戦力アップが必要だと言い始めました。
彼女は自分たちの能力向上の必要性を主張したようですが古城、浅葱、基樹に曲解されます。
基樹が早速古城を揶揄っています。
雪菜は古城との子作りを主張したと理解されたと気付いて慌てて否定しています。
浅葱は雪菜の発言を宣戦布告と受け取ったようですよ。
浅葱は多くのライバルに勝つつもりですね。
古城は辟易しています。
この反応を見ると今の古城にはその気は無さそうです。
古城と雪菜がアヴローラと凪沙を迎えに行きます。
アヴローラに呼ばれて照れている古城に雪菜は不満を感じているようです。
雪菜の気持ちが古城に届くにはまだ時間が掛かりそうですよ。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | ラッキースケベ | 恋愛 |
評価 | AAA | AAA | AAA | AA |
眷獣名 | 読み | 番号 | 血液提供者 |
神羊の金剛 | メサルティム・アダマス | 1 | 叶瀬夏音 |
牛頭王の琥珀 | コルタウリ・スキヌム | 2 | グレンダ |
龍蛇の水銀 | アル・メイサ・メルクーリ | 3 | 姫柊雪菜/ラ・フォリア・リハヴァイン |
甲殻の銀霧 | ナトラ・シネレウス | 4 | 仙都木優麻/煌坂紗矢華 |
獅子の黄金 | レグルス・アウルム | 5 | 姫柊雪菜 |
冥姫の虹炎 | ミネラウバ・イーリス | 6 | 姫柊雪菜 |
夜魔の黒剣 | キツア・アーテル | 7 | 姫柊雪菜 |
蠍虎の紫 | シャウラ・ヴィオーラ | 8 | 藍羽浅葱 |
双角の深緋 | アルナスル・ミニウム | 9 | 煌坂紗矢華 |
麿羯の瞳晶 | ダビ・クリユスタルス | 10 | 姫柊雪菜/羽波唯里 |
水精の白鋼 | サダルメリク・アルバス | 11 | 姫柊雪菜 |
妖姫の蒼氷 | アルレシヤ・グラキエス | 12 | アヴローラ・フロレスティーナ |
名前 | 血の従者にした手段 |
夏音 | 吸血 |
結瞳 | 指輪 |
ラ・フォリア | 指輪 |
優麻 | 指輪 |
紗矢華 | 指輪 |
雫梨 | 吸血 |
浅葱 | 吸血 |
霧葉 | 指輪 |
志緒 | 指輪 |
唯里 | 指輪 |
アヴローラ | 血涙 |
雪菜 | 吸血 |
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