ラノベの感想) 百錬の覇王と聖約の戦乙女 第21巻 (HJ文庫)

概略:
信長が攻め込んできました。勇斗はファグラベールに<戦を告げる角笛>を使わせ対抗します。信長は<戦を告げる角笛>に効果時間が存在する事を理解していました。凌ぎ切れば自分たちが勝てると確信しています。信長の考えは当たり勇斗は撤退する事になります。交戦中にジークルーネとの連絡が途絶えます。炎軍が発するジークルーネを討ち取ったとの雄叫びが聞こえてきました。勇斗は追い込まれて行きます。勇斗の作戦を悉く覆してくれたのはホムラです。フヴェズルングに敗北を喫した事で彼女は大きく成長し手が付けられない化物に進化します。逃げる時間を稼ぐ為にフヴェズルングがホムラと再戦する事になりました。

レーベル:HJ文庫
発行日:2020/8/1
著者:鷹山誠一
イラスト:ゆきさん
ISBN:978-4-7986-2228-6
雰囲気:再会、突撃、化け物、敗走、最後の罠、金星
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ヴァッサーファルとランを失った信長はグラズヘイムへの総攻撃を決めました。
怒り心頭って感じだね。
炎の将軍たちは仰天し信長を翻意させようとしますが彼の鬼気に屈して言葉がでません。
怒れる信長が怖すぎて気絶する者まで出ています。
そこにサーク老と呼ばれる五代将軍最後の一人がやって来ました。
彼は信長に仕えて長いので彼の鬼気を浴びても平気な顔をしています。
サークは勝算があるのか問いただす事にします。
信長は明確な勝算があると答えます。
総攻撃が決まりました。
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勇斗たちは祝勝の宴を開いています。
炎の北軍を壊滅したお祝いでした。
そこでジークルーネと再会する事になりました。
勇斗は彼女の無事な姿を見て安堵しています。
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信長はホムラを先陣として鋼の防御陣を崩そうとしてきました。
勇斗はファグラベールに<戦を告げる角笛>を使わせて兵士の士気を高めて対抗する事にしました。
信長は<戦を告げる角笛>に効果時間がある事を理解していました。
効果時間が尽きるまで凌ぎ切れば自分たちが勝てると自信を持っています。
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フヴェズルングに負けた事でホムラは謙虚になり数段進歩していました。
彼女の突破力は凄まじく侵入を許す事になります。
ホムラと波の乙女が対峙する事になりました。
ホムラはフヴェズルングとの再戦の機会を伺っているようです。
彼の事を探しているようですね。
波の乙女は数的優位を使ってホムラに対抗しようとしましたが圧倒的な身体能力差を埋められず全滅する事になりました。
不味い事に波の乙女との戦いでホムラは彼女たちが使う歩法をマスターしてしまいます。
攻撃に移る瞬間の癖が消えてしまったぞ。
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ジークルーネとヒルデガルドが3人の五将軍を相手にする事になりました。
炎の中でも最強クラスの3人は<戦を告げる角笛>の効果を受けているルーネと互角の強さを持っていました。
数的不利な状況です。
ルーネが二人を相手にしヒルダが一人を相手にする事になります。
ルーネはヒルダが一人倒せば同数での戦いに持ち込めると考えヒルダが敵を倒すまで防御に徹する事にします。
ヒルダは言葉巧みに揶揄われ頭に血を登らせています。
ルーネから叱責されて冷静さを取り戻し相手の動きをよく見る事になります。
冷静になったヒルダが敵を倒しました。
ルーネに褒めて貰おうと彼女の方を見たら槍に刺されて落馬する姿を見る事になりました!!
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炎軍からジークルーネを討ち取ったとの歓声が上がります。
ファグラベールの<戦を告げる角笛>の効果時間も切れてしまいました。
勇斗はヴァラスキャールヴ宮殿に後退する事を決めます。
後退する時に敵を引き付けておく必要がありました。
殿をフヴェズルングに頼む事にします。
フヴェズルングは最近自分に頼り過ぎだと文句を言ってましたが引き受けてくれます。
フヴェズルングはフェリシアだけは守ろうと考えていました。
フェリシアもこれが最期の別れになる可能性を感じたようです。
「兄さん、ご武運を!」と言ってますね。
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フヴェズルングはホムラが気配を察知する特性を持っている事を知っています。
彼女に暴れられては自爆戦術が使えないので自分を囮にする事にしました。
屋根の上に立ちホムラを待つ事にします。
フヴェズルングに惚れているシギュンが一緒に行動しています。
シギュンに幸運値を高める魔法を掛けて貰いホムラと対峙する事になりました。
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フヴェズルングを発見したホムラは嬉々として彼の元にやって来ました。
ホムラに自爆部隊の居場所を特定して貰いたかった信長は頭を抱える事になります。
フヴェズルングはホムラを逆上させて優位性を保とうとしてきました。
彼女の事を知らない振りをして揶揄います。
お漏らしした小娘がいたなと揶揄っています。
内心はホムラが怖くて仕方ないのですが態度に表す事はしません。
お漏らししたと言われて一瞬ホムラは逆上しましたが直ぐに冷静さを取り戻します。
ホムラはフヴェズルングに負けた事で冷静に戦う事の大切さを学んでいました。
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無駄な動きの無くなったホムラにフヴェズルングは手を焼く事になります。
ホムラの攻撃をさばききれずにダメージを蓄積する事になります。
追い詰められてしまいホムラの斬撃を受けきれず斬られて屋根から落ちる事になりました。
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信長の元に戻ったホムラは拳骨を落とされる事になりました。
勝手な行動を取った事を叱責されています。
痛そう・・・
涙目でフヴェズルングを殺したと言って戦利品の仮面を見せています。
信長はホムラが恐怖心を乗り越えた事を喜んでいます。
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玉座の間まだダッシュで戻ってきた勇斗は逃げ出す準備を始めます。
信長は勇斗に戦力が残っていない事を見抜き城内に押し入る事にしました。
ホムラを先陣として突撃させる事にします。
勇斗の首を取ってこいと命じています。
これはホムラの強さを味方に示し彼女が後継者に相応しいと印象付ける為です。
ホムラが嬉々として突撃してきました。
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ホムラの突破力は勇斗の予想を超えていました。
逃げ出す前に防御陣を突破されそうです。
勇斗は自分が時間稼ぎとして残りフェリシアたちを脱出させる事にしました。
フェリシアが物凄く哀しそうな顔をして怒っています。
彼女は自分だけを逃がそうとする勇斗に腹を立てています。
勇斗は兄として命じましたがフェリシアは聞き入れませんでした。
盃を返すのでもう義妹ではなく他人になったので勇斗の命令を聞く必要はないと強弁します。
困った勇斗は神帝としての権威を使う事にします。
神帝の勅令だと言ってフェリシアを従わせる事にしました。
しかしフェリシアは忠誠を誓ったのは兄と慕った人であり神帝に従う気は無いと告げます。
すげーな・・・フェリシアはこの世界の住人とは思えない爆弾発言をしてますね。
勇斗は説得を諦める事になりました。
フェリシアは何か言いたそうにしてますが勿体付けてます。
生き残ったら教えると言ってきましたよ?
勇斗は彼女に子供が出来た事を察したようです。
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勇斗は一人を多人数で攻撃できる部屋を用意していました。
しかしホムラは天上や壁を足場にした立体的な攻撃で次々と部屋を突破していきます。
勇斗を見つけたホムラが飛び掛かってきました。
フェリシアがホムラの攻撃を受け止めようとして弾き飛ばされます。
ホムラは攻撃を防いだフェリシアに驚いたようです。
強そうな彼女から殺す事に決めました。
ホムラがフェリシアを圧倒しフェリシアが斬られかけます。
そこにジークルーネが割って入りました。
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勇斗はルーネが生きていた事を喜んでいます。
ルーネは槍を受けて落馬し気絶したそうです。
それを見た敵が彼女を討ち取ったと誤認したようですね。
気絶しているルーネをヒルダが担いで脱出したそうです。
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ホムラは討ち取ったと聞いていたルーネが生きていた事を喜んでいます。
殺したフヴェズルングよりも強そうだと言ってますね。
ホムラがフヴェズルングを殺したと教えるとフェリシアが逆上しました。
ホムラに飛び掛かりますが圧倒されます。
勇斗はエインヘリアルが三人になったので数的優位に立てると思ってたようですがホムラの方が優位なようです。
ルーネは利き腕が上手く動かせません。
ヒルダがサポートに入る事になりました。
二人は一年ほど共に訓練をしていました。
互いの動きを熟知しているので見事な連携を見せてくれます。
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ホムラは自分と対等に戦えるヒルダの事が気に入ってしまいます。
自分の子分になれと誘ってきました。
炎での高い地位まで約束してくれています。
ホムラはヒルダも自分と同じようにホムラを気に入ってくれた筈と確信しています。
期待に目を輝かせてましたが手酷く拒否される事になりました。
ヒルダはホムラのような、強さを過信して人を見下すガキが大嫌いだと告げました。
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この発言を聞いたルーネが笑い出しています。
ヒルダはホムラに過去の己の姿を重ねてました。
ルーネに図星を指されて真っ赤になっています。
ヒルダに拒否られたホムラは激高して攻撃を強めてきました。
ホムラに押し切られるかと思われたのですがヒルダが覚醒する事になりました。
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ルーネが斬られると思った瞬間ヒルダの中に存在する獣が目覚めました。
ホムラの攻撃を受け止め攻撃を始めます。
フェリシアは行けると思ったようですがルーネが渋い顔をしています。
ルーネは獣と化したヒルダは敵味方の判別が出来なくなると教えます。
ヒルダの戦いぶりを見ていたフェリシアがホムラだけを敵と認識している事を告げます。
ルーネはヒルダが真面目に訓練していたんだなと感慨に浸る事になりました。
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ヒルダとホムラの戦いは激しさを増し互いの武器を弾き飛ばす事になります。
二人は武器を拾わず拳での殴り合いに突入しました。
ホムラの拳がヒルダの顎を掠め、ヒルダの拳がホムラの頬に突き刺さりました。
ホムラはぶっ飛んでいきます。
ヒルダの勝かと思われたのですが顎を掠めたホムラの拳が脳を揺らす結果となりました。
ヒルダは脳震盪を起こしてしまい倒れてしまいます。
ぶっ飛ばされたホムラが立ち上がってきます。
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ホムラに対抗する為に『神速の境地』を使ったルーネはヘロヘロになっています。
フェリシアでは数秒で殺されるでしょう。
戦える人間が居なくなりました。
ホムラが勇斗を殺そうと近付いてきます。
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勇斗は余裕を残していました。
大きな爆発音と地響きが起こります。
何をしたと慌てるホムラに宮殿を爆破した事を教えます。
宮殿に侵入してきている信長が生き埋めになってないと良いな?と告げます。
クリスティーナからホムラがファザコンだと聞かされていたので信長を心配する彼女の心を利用しました。
勇斗の予想通りホムラは信長の無事を確かめる為に部屋から出て行きました。
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勇斗は最初からヴァラスキャールヴ宮殿を爆破し信長を崩落に巻き込むつもりでした。
信長に警戒させず宮殿内に入って来てもらう為に必死の抵抗をしたそうです。
早々に撤退を始めたのでは信長が警戒して宮殿深くまで入って来ない。
それを防ぐ為に多くの犠牲を払いこの機を作り出したそうです。
勇斗は信長たちが態勢を立て直す前に撤退する事にしました。
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信長は生き埋めになっていました・・・悪運が強いな。
勇斗は宮殿爆破に加えて枯れ葉が敷き詰められた庭園に火を放ちました。
炎軍は瓦礫と火に巻かれ混乱しています。
ホムラが信長を発見して瓦礫をどけて助け出しました。
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信長は勇斗が居た部屋の捜索を行わせましたが既に逃げられた後でした。
勇斗の捜索を命じます。
ホムラも勇斗の捜索に向かおうとしましたがエインヘリアルの力を使い果たして動けなくなりました。
お腹が空いてしまったそうです。
動けなくなったホムラを死んだと思われていたフヴェズルングが火縄銃で狙っていました。
信長がそれに気づいてホムラを庇います。
フヴェズルングの放った銃弾が信長を捉えたみたいです!!
意外な結果だね・・・
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ホムラを討ち損じたフヴェズルングは追撃を加えようとしてますがシギュンに止められます。
銃声が響いたので炎軍に囲まれる危機が迫っています。
ホムラにやられて重傷を負っているフヴェズルングに肩を貸し逃げ出しました。
逃げている途中でフヴェズルングはシギュンを愛している事に気が付きました。
突然フヴェズルングから愛していると告白されシギュンは真っ赤になっています。
フヴェズルングはフェリシアの子供を見られなかった事を後悔しながら眠りに付く事になりました。
シギュンは嘘つきと言って泣いています。
フヴェズルングは死んだようだね。
フェリシアが大泣きするな・・・勇斗は大きな存在を失ってしまったね。
恐らく信長は死んだと思われます。
ホムラがどのような行動に出てくるのか恐ろしいです。
勇斗たちは無事に逃げる事が出来るのでしょうか?
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役職名前就任時からの変遷
宗主周防勇斗大宗主
女将志百家美月
舎弟頭フェリシア側室
舎弟フヴェズルング
序列一位若頭《角》宗主リネーア側室
序列二位若頭補佐《狼》宗主ヨルゲン
序列三位幹部《爪》宗主ボドヴィッド
序列四位幹部《灰》宗主ドーグラス
序列五位幹部《犲》宗主フンディン
序列六位幹部《麦》宗主ラーガスタヴ
序列七位若衆筆頭スカーヴィズ《豹》宗主、戦死
序列八位若衆イングリット
序列九位若衆ジークルーネ側室、《豹》宗主
序列十位若衆アルべルティーナ提督
序列十位若衆クリスティーナ
《剣》宗主ファグラヴェール幹部
神帝シグルドリーファ第二正妃、崩御
《牙》宗主スヴェン
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