ラノベの感想) ゼロから始める魔法の書 第5巻 楽園の墓守 (電撃文庫)


港町ルートラにやって来ました。
白い砂浜と蒼い海が広がる楽園のように見えますよ。
ゼロは海水浴をしたがっていましたが傭兵が止めてますね。
ゼロが半裸で水遊びなんてすると見惚れた奴らが溺死すると必死で止めてるね。
宿を探す事にしました。
しかし近隣で魔女騒ぎが起こっているようです、宿泊を断れ続けてますね。
日暮れになっても宿泊先が決められませんでした。
銀髪の魔女が近隣い出没して教会から裁定官が送られて来たようです。
巻き添えは御免とゼロは宿泊を断られる事になってたのね。
困り果ててたゼロと傭兵に宿を提供しれくれる人が現れました。
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クレドと名乗り自分の家に連れて行ってくれました。
そこには妻のリザと娘のリーリが待っていました。
クレドとリザは仕事が無くて苦労しているようです、その原因は娘のリーリが獣堕ちだったからのようです。
リーリはネズミの獣堕ちでした、嫌われるよな。
リーリはリズの姉の娘で、姉夫婦が病気で死んでしまったのでリズがリーリを引き取る事にしたようです。
傭兵とゼロはリーリの存在に驚いてますね。
ネズミの獣堕ちは珍しいのかな?
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傭兵がゼロにネズミの獣堕ちを作った理由を聞いてました。
ゼロの意見では病気に強く、生命力が高いので労働力として有効と言ってます。
病気の媒介者としても有用なようです。
リーリが傭兵に話してくれた過去の話によるとリーリの父母が暮らしていた村は伝染病で死滅したようです。
その病気の発生源がリーリだったようですね。
成る程ね、ネズミなので敵地へこっそりと侵入して誰かに咬みつき病気を広めるテロ装置として有用なようです。
リーリは自分が病原体になりうると知っているので消極的な性格になってました。
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傭兵はリザに料理のレシピを教えてくれと懇願していました。
ゼロが絶賛する程、リザは料理の腕が良いようですね、傭兵の作る料理より旨いと言ってました。
傭兵も食べてみて驚く事になっていました、リザの料理の腕を盗もうと彼女の料理を手伝う事になってました。
傭兵は料理人としてゼロの側にいる感じになって来てませんかね?
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ゼロと傭兵は魔女が出たと噂されている村に行ってみる事にしました。
道中は熱いんだよね、ゼロ、傭兵、隠匿の三人で行動していたのですけど、暑さで参ってますね。
傭兵はゼロに魔法で気温を下げる事が出来ないか問いかけます。
ゼロはそんなに都合の良い魔法は無いと言おうとして思い出したようです。
範囲を指定して気温を下げる魔法を発動しました。
傭兵と隠匿は驚いてますね、しかし魔法の理屈を聞いてさっさと目的地に行こうとしてました。
死霊を呼び寄せて結界内に封じ込める魔法でした。
これは嫌だ、逃げ出した傭兵と神父の気持ちは良く分かる。
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傭兵のゼロへの評価も酷いものだったね。
冷却魔法を使ったゼロに対して、「すげーイイ!最高に快適!俺は二度とお前を手放したくなくなった!」と叫びました。
これは酷いですね、ゼロはイジケテルナ、「乾燥機の次は温度調節機扱いか、吾輩、ちょっと自分が不憫になってきた・・・」まあお互いさまだよな。
ゼロも傭兵を寝床扱いしているからさ。
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村は酷い事になってましたよ。
背徳と呼ばれる裁定官が酷い拷問をしたようです。
生きたまま人間を埋めてました。
この土地は太陽の輝きが強いからね、数日で干からびて死んでいました。
その村で最初に出会ったのは埋められている人に水をあげている女でした。
しかしその女も死んでいたぞ、しかもサナレに操られいました。
ゼロの冷却魔法に使う死霊が沢山いる訳だね、多数の人が生き埋めにされてたぞ。
サナレは魔女と教会を戦争させようと画策しているようでした。
「ゼロの魔術師団」とゼロの偽物の噂を流して、見つからないゼロを教会に探させて魔女狩りを続けさせる計画だったようです。
教会による支配が終わり民衆は魔女の側に付くと言ってますね。
サナレの思念は消えました。
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ゼロたちは埋められている死体を埋葬する事にしました。
そこへ教会騎士団がやって来て魔女狩りを続けていると言ってきました。
ゼロを探していると言ってますね。
ゼロは正体を明かし神父に捕まる事にしました。
居もしないゼロを探して終わらない魔女狩りをさせる事は出来ないからな。
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ゼロは教会に捕まりルートラ大聖堂に連行されるのに平気な様子ですね。
傭兵はかなり焦っていて色々と文句を言ってますよ、ゼロはうんざりしていますね。
彼女には何らかの考えがあるようだね。
護送途中で襲われました。
襲ってきたのは裁定官の背徳でした。
背徳はゼロの美貌に感動したみたいですね、「しかし・・・その美しさは・・・まさに、魔性の・・・」背徳は自己の趣味を優先する事にしました。
背徳は教会騎士を殺します、罪を傭兵と隠匿に擦り付けてゼロを連れて行く事にしました。
背徳はサナレと同盟関係になったるぞ、サナレに協力すれば魔女狩りと称して美女狩りを続けられると説得されてしまったようですね。
元々背徳は教会など信じて無いんだよね、今の地位も賄賂を渡して守っているようです。
背徳は元々が貴族の娘でお金持ちです、若くして死んだ母親が柩に収まる姿の美しさを見ておかしくなったようです。
美しい女性を美しいままに保存する事が使命だと思ってしまったようなんだよ。
隠匿と背徳の関係も複雑だった。
背徳が魔女かどうか調べに行ったのが隠匿でした。
隠匿は背徳は魔女ではないと判定して教会の裁きに委ねました。
教会が背徳を裁定者として使うと決めて同僚となったようですね。
裁定者と言っても教会を妄信する隠匿とは随分と違うよね。
教会は絶対じゃないのが良く分かるね。
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背徳の趣味は変態的です、彼女は美しい娘を生き埋めにして鑑賞するのが趣味でした。
美しいゼロを新たな土地の最初の作品として埋めるつもりです。
背徳の好きにさせる訳にはいかないので隠匿が交渉を始めます。
隠匿は背徳の背信行為を疑っている主教に密命を受けて背徳の調査も請け負っていると言いました。
隠匿を殺してしまうと自分の疑いを消すのが難しくなるので彼を連れて行く事にしました。
隠匿はゼロと傭兵を裏切り背徳に寝返ったように見える行動をしました。
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傭兵はゼロを連れて逃げ出す事を選択しました。
背徳との戦闘になりましたが、傭兵は彼女を舐めてたようです。
非力な彼女の武器は大円匙でした。
大した攻撃力は無いだろうと考えたようですが、教会が使う武器なので仕掛けが施されていました。
火薬を使い先端が打ち出される仕組みでした、傭兵は左腕を切断されてしまいました。
腕を斬り落とされても意識を保っている傭兵は凄いですね。
出血が多く片腕になってしまった傭兵は拘束されて、竪穴式の牢獄(砂牢)に入れられました。
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傭兵は脱出を試みましたが、片腕です、深さがあり登ろうとしても壁が崩れ落ちてきてしまいます。
足元にたまった土も砂の様に崩れてしまい高さを稼げませんでした。
諦めて大人しくしている傭兵の元に助けがやって来ましたよ。
リーリがやって来ました。
交換条件を出して来ましたね、彼女の両親は背徳の配下に連行されてしまったようです。
リーリは傭兵を牢から出すので両親を助け出すのに協力して欲しいと提案してきました。
傭兵はこれを受け入れます、そして仕事料としてリザのトマトスープの隠し味の開示を要求しました。
拙い交渉をしてくるリーリに傭兵は心を動かされたのかな?リーリに交渉の仕方を指南しているな。
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リーリは傭兵の予想を越えて使える人材でした。
傭兵に向かって言っていた「おともだちがいっぱいいる」発言の真相が分かりました。
傭兵はリーリに恐怖心を持ったようですね、こいつを敵にしてはいけない。
リーリは数千のネズミを従えてました。
情報収集と耳も良いので危機回避能力が高そうです。
リーリはネズミを使い、背徳の潜伏先も調べてありました。
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リーリに連れられて傭兵は背徳一味がアジトにしている古い神殿に行きました。
夜を待つ事にしました。
待っている間に傭兵とリーリが会話してますね。
ここでリーリの身の上話が聞けました。
リーリの故郷を全滅させた伝染病の発生源はリーリ自身でした。
リーリが人を咬まないと言っていたのはその為なのね。
彼女の年齢が思いのほか高い事が分かりました。
リーリはネズミの獣堕ちなので小柄なんだよね、話し方もたどたどしく幼さを感じさせるので、傭兵はリーリの年齢を一桁だと思っていたんだろうな。
吃驚してますね、リーリは十七歳と主張していますよ、リーリは乙女のようですよ。
傭兵はリーリを守るのに都合が良いので近くに来いと言ったようですけど、リーリが警戒してました。
「お・・・男の人だし・・・」傭兵は困惑してるな。
最終的には傭兵は信頼を勝ち得たようですよ、リーリは傭兵の背中にくっ付いて眠る事になってました。
「あったかい・・・」と呟いてますね。
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傭兵とリーリは夜になり行動を開始しました。
リーリは潜入場所の選定も終わっているな、これは破壊工作を仕掛ける時に有用な戦力となりそうだよ。
神殿の中に入ると隠匿が拷問を受けていました。
爪を剥がされてますね、しかし隠匿は耐えているようですね。
傭兵は隠匿を助ける事になりました。
隠匿としては独り言を装い傭兵にゼロの拘束場所と拘束者を教えてゼロを救出させようと意図したようですけどね。
傭兵には高度な戦術は理解できなかったようだよ。
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隠匿を助けようとしていると背徳がやって来ましたよ。
傭兵と戦闘になります、片腕なので苦戦していましたが、傭兵は時間を稼ぐだけで良かったんだよ。
リーリが隠匿の拘束を解いて背徳を仕留めようとしましたが、背徳も抵抗しましたよ。
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背徳は教会の貸し与えた試作兵器を使い傭兵と隠匿を足止めしてます。
「啄木鳥(ピークス)」ガトリング砲の様な兵器で鉛玉を連射してきます。
近づけず傭兵と隠匿は困ってました。
隠匿がピークスの欠点を付く作戦を考えました。
ピークスには冷却の問題がありました、火薬を使って連射するの砲身が熱くなります。
砲身が厚くなると熱で鉛玉が変形してしまい玉詰まりを起こします。
玉を装填するのは機械式になっているのですが、装填速度の調節は人力で行うようです。
熟練の技が必要なようで繊細な調節が不可欠でした。
そこを突きました。
傭兵と隠匿は別々に飛び出し、背徳が目標物を変える様に仕向けました。
乱射させて玉切れを起こさせます、そこに傭兵が大円匙を投げつけました、砲身に食い込み歪ませました。
玉詰まりを起こしてます。
そこを隠匿が斬りました。
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隠匿は背徳からゼロの書とゼロを拘束する鎖のカギを奪い取ります。
隠匿は容赦しませんよ背徳から必要な事を聞き出すと首を落しました。
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ゼロを助けに行くと彼女の足を床に繋ぎとめる鎖のカギが外れませんよ。
背徳がもってたカギは他には無いので絶体絶命ですね。
神殿には背徳の仲間が火を放ったので焼け落ちるのも時間の問題だ。
ここで隠匿が助けてくれるね、テコの原理を使いゼロを拘束する杭を引き抜きました。
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脱出に成功した一行の前に教会騎士団を引き連れたリーリがやって来ましたよ。
教会騎士団は背徳の討伐にやって来たようです。
ゼロは教会騎士団と交渉する事にしました。
最初、騎士団はゼロを火炙りにしようとしたようですが、隠匿がゼロの存在は教会に取って有利に働くと説得してました。
傭兵は不本意ながら隠匿の従者として扱われる事になっています。
裁定官の従者なので教会騎士団から攻撃される事はありませんが面白くないな。
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ゼロは教会と交渉して魔法を見せる事にしました。
傭兵に与えられたのは地下の牢獄でした、狭いんだよ。
そこへ教会の視察団を連れて現れました。
ゼロは魔法を使い斬り落とされていた傭兵の腕を元通りにしました。
斬れた腕がくっ付いてますね、しかも斬り落とされてから数日は経過しているのにね。
これは凄い魔法だな、傭兵も違和感が全くないと喜んでいるぞ。
ゼロが抜け目ないのは此処からだったぞ。
この魔法<癒風>は風が当たった人物に癒しを与えるようなんだよ。
爪が剥がされていた隠匿は爪が再生していました。
他の視察団もそれぞれの身体的問題が治っていました。
これで視察団はゼロの魔法の存在と有効性を認める事にしたようですね。
「ああ、まるで奇跡―」と失言をしてしまう視察団も居たな。
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事件が解決するとリーリは町の人から感謝されているな。
両親も砂浜に屋台を出す権利を与えられて商売が繁盛しているようです。
海でゼロとリーリが遊んでますね。
傭兵は日陰で休んでいたのですが、二人に一緒に遊ぼうと呼ばれてしまいました。
ゼロはリーリに傭兵の弱点を教えたみたいですよ。
上目遣いで甘えてきますね。
「おねがい。リーリ、お兄ちゃんと一緒がいいの」
「君がいないと、楽園の海さえ我輩には退屈なのだ」
だ、傭兵ちょろすぎだろ、陥落して一緒に水遊びしているぞ。
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隠匿は上手く交渉したようで、教会からゼロを監視下に置いてゼロの書の捜索をしても良いとのお墨付きを貰ってます。
ゼロと傭兵は当初の目的地であるゼロの故郷「弓月の森」を目指して出発しました。
出発前に新たな仲間が増えました。
住民からの評価が良くなり暮らし易くなったはずのリーリが旅に出る決意をしていました。
傭兵に聞いた身の上話が悪影響してませんかね?
リーリが傭兵とゼロに付いて行くと言ってきました。
傭兵は危険な旅なので止めるように説得しましたがリーリは頑なです。
傭兵は説得を諦めてますね。
傭兵はリーリの戦力としての有用性を理解できているのでまあ、役には立つと思ってます。
ゼロは面白がってますね。
隠匿は獣人嫌いなのでネズミなんかと一緒に旅したくないと反論しました。
リーリは傭兵が嫌味を言うと石を投げつけてきますが隠匿には投げませんね、世渡りも上手そうだね。
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弓月の森につくと戦争後の様に酷い有様でしたが、その破壊はゼロが森を出る為にやった事のようです。
洞窟に到着すると人の気配が無いですね。
ゼロが十三番を呼ぶと天井の大きな目が出現しました。
隠匿は叫ばないようにするのが精一杯のようですが、リーリは落ち着いてるな、「目、おっきいねー」と余裕ありそうですね。
十三番の転送魔法で転送されました。
十三番がサナレの所属している<不完全なる数字>に加担しているのか注目ですね。
隠匿と十三番の初遭遇にも注目ですね、隠匿はどんな反応を示すのかな?

成分美少女変態性魔法戦肉弾戦ラッキースケベ作戦
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