ラノベの感想) 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 第1巻 (角川文庫)

第壱骨 美しい人
櫻子さんの発言が一々燗に触るな。
彼女は嫌味で言っているのでは無いと分かっている少年ですが嫌だとは思っているようです。
少年は櫻子さんに惚れてる感じがしますね。
櫻子さんは人目をひく美人なのようですよ。
骨格の出来が良くスタイル抜群だと少年は言ってますね。
お尻が魅力的なようですね、少年は櫻子さんの尻をよく眺めてますね。
少年母親が経営するアパートで住人と連絡が取れないとの問い合わせが家族から入りました。
母親は一人で確認に行くのが心細いのか少年を呼び出しました。
櫻子さんの家に遊びに行っていた少年は櫻子さんを伴いアパートにやって来ました。
櫻子さんは地元の名家のお嬢なので少年の母親は恐縮していますね。
櫻子さんはそんな周囲の反応を無視してますね、興味ないみたいです。
アパートには連絡を暮れた住人の妹の好美さんが現れました。
部屋にはカギが掛かっていてチェーンロックまでしてあります、密室ですね。

部屋は荒らされていました、住人の清美さんはおっぱいを片方出して死んでいました。
苦しかったようで、胸を掻きむしった後がありますね。
金品は盗まれた様子はありませんね。
遺体となった清美さんを見て少年は激しく動揺していますね。
遅れてアパートに清美の婚約者の男性橋口が現れました。
橋口と好美は混乱しているのか抱き合ってるぞ、ここであれって思ったよ。
警察に連絡して櫻子と少年は近くの喫茶店に移動しました。
櫻子は亡くなった清美に感情移入し過ぎな少年を心配したのか、彼女に好意的過ぎるのが気に入らなかったのか。
少年を揶揄うぞ、清美をオナニーのネタにしてたねとか言い始めるな。
しかも煽って来るね男子高校生が女性のあそこに射精したいと思うのはおかしな事ではないぞ、大いに自慰行為に耽りたまえとまで言ってるね。
櫻子の直接的過ぎる発言に少年可哀想に恥ずかしそうにしているな。
櫻子はアパートでの橋口と好美の抱き合う姿から二人の不倫を疑っているぞ。
姉妹でも身体的に似る確率はそう高く無いのであそこの具合も姉妹で大分違った筈だぞと言ってますね。
少年は清美が自殺したのでは無いと思い込もうとしていました、あんまりにも惨めだと思ったようですね。
櫻子の指摘、密室になってたので殺人事件が起こりにくいぞ。
橋口と好美の不倫がバレたんじゃないのかの指摘で少年は自殺説に傾き始めますが櫻子の言い様が気に入らない。
櫻子は自殺を証明する事になりました。
植物園で毒性の高い植物を取ってきて、それを飲んで死んだようです。
少年は妹と婚約者に裏切られて可哀想な人だと思っていたようですけど、櫻子の指摘の方が案外当たってそうですよ。
櫻子は死んだ、清美を怖い女と評していました。
自殺する事で男を手に入れたと言っていました。
これの正しさが証明されてしまったね、後日、橋口は自殺してしまいました。
生き残りの好美はまあ気にしないで次の男を探しそうだぞ。
櫻子も彼女の事を倫理観が乏しい人と言ってたからな。
少年の綺麗なお姉さんとの素敵な思い出が粉々になってしまい可哀想ではありました。
櫻子と少年の観察から感じましたが人は見かけに因るですね。
.
第弐骨 頭
休日に海までドライブに行きました。
櫻子さんの新車でドライブですよ、少年はウキウキしていましたが、目的地に着くと気分は沈みます。
櫻子さんは海岸での骨探しに来ました。
少年がアザラシの骨を発見しましたよ、櫻子は喜んで持ち帰るようです。
更に探していると人間の骨を発見しました、少年は骨に縁があるな、櫻子に褒められますが嬉しく無いな。
それは間違いなく人間の骨のようです、櫻子は当然のように自分の物として持ち帰ろうとしましたが少年の遵奉精神には勝てませんでした。
少年は警察に通報しました。
思いの外すぐに警察がやって来ましたよ、山路巡査です。
彼は近くで水死体が上がったのでそれの捜査で近くに来ていたと言ってました。
骨を見つけたので一応警察で調書を書くようだよ、パトカーで警察まで移動する事になりました。
車中で上がった水死体に付いての櫻子が聞いていました。
不審点があったようですね、警察に向かう途中で発見現場を通る事になったのですが、止めてくれと懇願しますね。
ドアを開けようとガタガタ揺らしてますね、子供のようだ。
山路巡査は櫻子の笑顔に魅了されているのであっさりと彼女のお願いを聞いてしまうね。
櫻子は現場に踏み込んで水死体を見てますね。
途中で止められてしましましたが、去り際に捜査している中年刑事に水死体の手が何かを握っていたかを聞いていました。
警察への車中で櫻子はこれが無理心中では無いと断定しましたよ。
警察は紐で腕を結び合っている男女の水死体だったので無理心中だと思っていたようですが違うと言い始めたぞ。
腕の結び方が特殊はものだったようですね、自分で結んだ場合は結び目が下に向かってないとおかしいんだよ、しかし水死体の結び目は上に向かってました。
水死体の手が何も掴んでいないのも入水自殺にしてはおかしいと言ってるな。
死ぬ覚悟を決めていたとしても死にかけると本能的に助かろうとして何かを掴んでしまうそうだよ。
山路巡査も櫻子の説を信じる事にしたようです、別れ際に、自殺で片づけさせはしない事件性を追求すると言ってました。
家路に付くと途中の道路で少年が犬の死体を発見しました。
車中から道路際を見ていて見つけるとは死体に縁があるのかな。
バス停の屋根の上に何かを見つけました。
櫻子は少年におんぶを命令してきますね。
少年の櫻子評では彼女はスタイルが良いので痩せてない、櫻子自身が自分は骨密度が高い頑強な骨だと主張しています。
櫻子は重いようなんだよね、しかし少年は重いから無理とは言えません、頑張って櫻子を持ち上げますよ。
少年も美味しい思いが出来たとも言えますよ、いつも注視している櫻子の形の良いお尻が自分の肩に乗っていると感動してますね。
犬の死体を発見してました、当然の様に櫻子は持ち帰りを主張しましたが、首輪を見つけた少年から待ったが掛かりました。
少年は首輪の裏に書かれていた電話番号から飼い主の家にを見つけて亡骸を届けますよ。
少年の倫理観の高さがうかがえますね。
お礼にタコとか美味しいお土産を貰いました。
山路巡査から後日アザラシの骨が送られて来ました。
事件解決のお礼と言ってましたが山路巡査は櫻子とお近づきになりたかったのかもね。
櫻子は喜んでますね、効果はあったぞ、山路巡査。
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第参骨 薔薇の木の下
櫻子は唯一尊敬している叔父のお見舞いに持っていく薔薇の花束を貰う為に薔子を尋ねました。
非常識な櫻子は連絡をしないでいきなり家を訪問しました。
少年は飽きれていましたが、二人の関係性はそれが可能位に親しいモノでした。
薔子さんは櫻子の許嫁である在原の叔母らしいですね。
子供の頃の在原は薔子さんの家で夏休みを過ごしていたようですよ。
そこに櫻子が遊びに来ていたようです、櫻子を子供の頃から知っているみたいです。
薔薇の手配を所有する薔薇園の管理人にお願いした薔子は櫻子と少年に降霊会に誘いました。
その日は櫻子と在原は夕食に出かける予定になっていましたが、薔子の電話一本で在原は櫻子とのデートを諦める事になってますね。
降霊会には犯罪を告発しようとの意図が隠れていました。
参加者は櫻子、少年、薔子、水木(市議)、小橋(演出家)、大原(大社長)、恰幅の良い婦人、神父(霊媒師に変装)でした。
櫻子が最初から霊などいるわけないだろと鼻で笑っているのが面白いですね。
彼女の場合怖いから強がっている風でもないね、本当に居ないと思っているぞ。
参加者の中で、神父、水木、小橋がグルになり大原の犯罪を告発しようとしていました。
亡くなった薔子の夫、千代田明人の霊を呼び出し、大原の罪を告発しようとしました。
大原と恰幅の良い婦人は怒って帰ってしまいました。
亡くなった明人には特殊な性癖があり趣味がありました。
明人は自宅の他にマンションを所有していてそこで行われる男色行為を録画していたようです。
明人は生前、神父にその録画の存在を教えていて自分が死んだ場合は録画の廃棄を依頼していました。
録画を見た神父は明人が階段から転がり落ち死にそうになっている場面を見てしまいました。
そこには大原も映っていたので彼の罪を告発しようと考えたようです。
しかし大原が明人を突き落としたのかは判別できませんでした、カメラの死角だったようです録画されてませんでした。
音声も無い録画だったので明人と大原が口論する様子と明人が階段から落ちる場面が録画されていました。
他の場面も録画されていて外に出したら問題になりそうな汚い取引や男色行為も録画されていたので警察への証拠提出が憚られました。
事情を説明されて薔子は秘密を守り明人と大原の名誉を守ろうと提案しました。
水木と小橋は同意しましたが、神父だけは納得しませんでした。
神父は明人を愛していたようで、嫉妬に駆られて告発してしまいました。
後は混乱だけだったね、大原は保護責任者遺棄致死の罪に問われてしまい職を辞し、自殺してしまいました。
水木は市議を辞めます、小橋も演出の第一線からは退きました。
薔子も連日訪れるマスコミ対応で体調を崩して入院してしまい、薔薇園は閉園となりました。
神父は日本を離れましたがカトリック教会からは追放されたようです。
誰も幸せにはなりませんでした、こうなる事は最初から分かっていたからね。
櫻子は自分は部外者なので好きにしてねとの態度だったよね。
少年はそれが不満なようですね。
正義が必ずしも良い結果を招くわけでは無いとの嫌な事件だったな。
薔子が回復に向かっているのが救いかな?
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成分美女骨採集事件捜査推理
評価ABBBB

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