ラノベの感想) キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 第13巻 (ファンタジア文庫)
概略:
イリ―ティアを魔女に変えた原因を教えるとユンメルンゲンに言われたアリス達は天守府に戻ります。しかしユンメルンゲンが疲労から数日間眠りについてしまったので天守府で数日待つ事になりました。アリスは監視役のイスカに自分の騎士になって欲しいとお願いする機会を伺っています。イスカの手料理を堪能したり自分で作った料理をイスカに振舞おうとしています。シスベルはユンメルンゲンの尻尾を狙っています。目覚めたユンメルンゲンから星の民に会いに行くように言われてカタリスク汚染地に向かう事になりました。ヒュドラ家のタリスマン一行も星の中枢を目指しています。イリ―ティアがタリスマン一行の前に現れます。彼女はタリスマンを警戒していますね。
レーベル:ファンタジア文庫
発行日:2022/3/20
著者:細音 啓
イラスト:猫鍋蒼
ISBN:978-4-04-074443-8
雰囲気:憤慨、同居、痴女?、モフモフ、秘境、暗躍、襲撃、対決、秘策
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昏倒した仮面卿が帝国兵に運ばれていくのを見たシャノロッテが己の間違いに気が付きました。
彼女はゾア家に従う事で帝国を打倒できると信じています。
帝国を倒したい一心でスパイ任務も引き受けていたのね。
信じていたゾア家の精鋭部隊が帝国に負けたと思ってしまったシャノロッテは一人で帝国を打倒しようと決意します。
イリ―ティアの姿を見ていないのでゾア家は帝国より弱いと誤認したのね。
王家も純血種も信じるに値しない、王家は生まれつき強大な星霊を与えられただけ、戦闘についてはお粗末、彼らの下につく必要は無かった。
不遜な発言に思えるけど意外と的を得ている?
一人でどうするんだろうね?
帝国兵としてスパイ活動していたので色々と手段を持っているのだろうか?
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イスカの戦闘力を確認できたキッシングが帝国に降る決断を下しました。
イスカに頭を垂れて一緒にイリ―ティアを倒して欲しいとお願いしてきましたよ!!
イスカが答えを返す前にキッシング脱走の知らせを聞いた冥が駆けつけてきました。
冥はキッシングとの戦闘を心待ちにしていたので楽しそうです。
ランランと目を輝かせてヤル気に満ち溢れていましたよ。
イスカの前に跪き敗北を認めているキッシングを見てガッカリしていました。
キッシングが敵では無く協力者になった事を受け入れるのに苦心していますね。
激しい葛藤があったようです。
ヤル気が無いキッシングを見てしまい諦めた様にも見えるね。
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イリ―ティアが魔女に変貌した理由を教えると言ってアリス達を呼び寄せたユンメルンゲンが披露から眠り込んでしまいます。
璃酒から数日間は目覚めないと言われてしまい途方にくれています。
リンは皇庁に帰る事を進言しますがアリスが拒否しました。
アリスはイリ―ティアに己の騎士が居ないと指摘された事を気に病んでいます。
帝都に留まりイスカの傍に居れば彼に己の騎士になって欲しいとお願いするチャンスが来るかも?と期待したようです。
アリスはキッシングがイリ―ティアを打倒する為にイスカに頭を垂れた姿を見て彼女の覚悟を知ります。
自分にそれだけの覚悟があるか?と考え始めていますね。
アリス、リン、シスベル、キッシングはユンメルンゲンが目覚めるまで天守府で暮らす事になりました。
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アリスとリンをイスカとジンが監視する事になります。
シスベルの監視はミスミスと音々がする事になりました。
ミスミスと音々は隙あらばイスカとジンの部屋に忍び込もうとするシスベルを警戒しています。
猛獣扱いと言っても良いですね。
キッシングの事は冥が監視する事になりました。
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星霊使いになってしまった悩めるミスミスを璃酒が励ましています。
途中から星霊使いになったミスミスはどちらの陣営についても歓迎されません。
暗い未来しかない彼女を璃酒が励ましています。
最初に幸せになった星霊使いの帝国兵になれと励ましています。
璃酒の意外過ぎる意見にミスミスが驚いています。
彼女の悩みが薄らいだようにも見えますね。
璃酒って意外と良い人だよね。
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リンが宛がわれた部屋の改装作業を始めました。
彼女は帝国に居るって現実がアリスに心労を与えていると考えたようです。
高価な家具を集めてアリスが過ごすのにふさわしい部屋に仕立てようとしていました。
イスカが彼女い達に部屋に入ると天上からはシャンデリアが吊るされていました。
アリスが座ると体が沈み込んでしまい達がるのに苦労するソファに座って呆れ顔をしていました。
イスカが直接の監視を行いジンが監視カメラの映像を監視する事になっていました。
イスカは監視下カメラをアリスとリンの部屋に仕掛ける事になります。
浴室とは気付かずに監視カメラを仕掛けようとしてしまいリンから叱られる事になりました。
それを知ったアリスが何だか嬉しそうにしていますね。
アリスはカメラで撮影してまでイスカは自分の裸を見たがっていると勘違いしたようです。
言ってくれればイスカになら裸を見せても良いと言っているような?
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ユンメルンゲンが中々起きないのでアリス達は退屈していました。
イスカがアリスとリンの発言から皇庁が帝都を誤解している事を知ります。
皇庁では帝都は空気汚染が酷くてガスマスクを付けなければ外を歩けないと教えられていると言われます。
イスカは帝都の空気は汚染されていない事と水も綺麗で飲めることを説明していました。
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アリスが帝国で一般的なハンバーガーを食べたいと言い出しました。
イスカはなし崩し的に二人のお世話係となっていますね。
届いたハンバーガーを食べたアリスが顔をしかめています。
リンとイスカは何も感じていないようですね、美味しそうに食べていました。
アリスから調味料の味が濃すぎるとの文句が出ましたよ。
リンは平気な顔で食べ終えていたのですがアリスの味方をしています。
リンからアリスの舌は肥えているので素材の味が感じられる食事が望ましいとの意見を貰います。
イスカは帝国の高級ホテルの弁当を手配する事になりました。
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高級ホテルの弁当を食べたアリスとリンが感激していますね。
これならばアリスが食べるのにふさわしいとリンも太鼓判を押してくれます。
アリスも気に入ったようですがこれでは目的を達成できないと気が付きました。
アリスはイスカに自分の騎士になって欲しいと考えています。
アリスはイスカに手料理を振舞って欲しいとお願いしてきましたよ。
彼が休日にパスタを作っていると聞いていたのでそれが食べたいと言っています。
イスカはアリスの為にパスタを作る事になりました。
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イスカの作ったパスタをアリスが絶賛してくれます。
リンの反応は普通に美味しいってものだったので言われたイスカが驚いています。
アリスは作り手の心が籠っている事が重要だと強調していますね。
お返しに自分の手料理を振舞うと言い出します。
それを聞いたリンが血相を変えてアリスを止めています。
アリスの手料理を食べるとイスカが死ぬと言っていますね。
この段階で帝国兵を毒殺するのは不味いと力説していますよ。
アリスは酷いと文句を言っていますが強く反論しないところをみるとアリスは料理下手なようです。
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寝付けないシスベルが部屋を抜け出してユンメルンゲンの部屋にやって来ました。
璃酒にヌイグルミが欲しいとお願いに来たようですが彼女は居ませんでした。
寝ているユンメルンゲンの狐型の尻尾がシスベルの目に飛び込んできました。
モフモフしたいとの衝動に負けたシスベルがユンメルンゲンの尻尾に抱き着こうとしているとミスミスと音々が駆けつけてきました。
二人に拘束されたシスベルはモフモフ出来ずに連行される事になりました。
悔しそうにしていますねー。
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シャワーを浴びているアリスがこのままではいけないと自分を奮い立たせています。
イスカの近くに居られる事に楽しさを感じている自分に危機感を抱いています。
アリスはまだイスカに自分の騎士になって欲しいと言えていません。
イスカが受け入れてくれた場合、二人の関係が好敵手から変化してしまう事を憂慮しています。
悩めるアリスはイスカが監視していることを失念していました。
軽く体を拭いてバスローブの前を開けた状態で浴室からリビングに戻ってきます。
監視カメラの調整をしていたイスカと遭遇しました。
アリスは悲鳴を上げそうになりますがイスカがイスカがアリスの半裸を見て動揺しているのを面白く感じます。
一年年上である自分は彼よりも大人なんだと示す事にしましたよ。
ソファアに座り足を組み替えていますよ。
見えそうで見えないな。
イスカは恥じらうべきだと言っていますね。
人目で脱ごうとする癖を直すべきだと指摘しました。
アリスはイスカに露出狂だと思われていた事に憤慨します。
イスカよりも一歳年上の自分は大人裸を見られても平気なんだと示す事にします。
アリスが大胆ですねー。
バスローブの左右を大きく広げておっぱいをイスカに見せつける事にしましたよ。
そこにリンが戻ってきました。
アリスがイスカに全裸を見せつけている姿を見たリンはアリスが心労を貯めていると考えます。
旅行鞄に荷物を詰め込む作業を始めました。
アリスが必死にリンを止める事になりました。
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アリスが料理の特訓を始める事になりました。
目玉焼きから始まった特訓は数日後には卵焼きに進化しました。
目玉焼きが出来たときにリンが誰でも出来ますと告げたのでアリスを起らせました。
それを知っているイスカは感想に困っています。
アリスはイスカに凄いねアリスと褒めて貰いたいようですよ。
そこにキッシングがやって来ました。
冥に監視されている彼女はトイレの壁を破壊して脱走しました。
彼女はイスカの返事を聞きにきたようです。
アリスがイスカに差し出す卵焼きを掴んで食べてしまいます。
アリスの卵焼きを口にしたキッシングは4点との評価を下しました。
あまりの低評価にアリスが憤慨しています。
キッシングがアリスの卵焼きを吐き出しました。
食べていたら死んでいたと言っています・・・アリスの料理スキルは余り向上しなかったようですね。
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ユンメルンゲンが目覚めました。
一同は彼の元に集まりイリ―ティアを魔女に変えた厄災について説明を受ける事になりました。
厄災を生かしておくと星が滅ぶと言っています。
星が滅ぶ未来を体感できる場所があると教えられます。
体験して来いと言われたね。
ミスミスの星紋をユンメルンゲンに見せる事になりました。
星紋を見たユンメルンゲンが見覚えがあると言っています。
エヴ(始祖)が居れば驚いたとも言ってますね。
ミスミスに宿った星霊はアリスローズなのだろうか?
一行はユンメルンゲンに教えられたカタリスク汚染地に向かう事になりました。
そこに住んでいる星の民に会うのが目的です。
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ヒュドラ家のタリスマンも行動を起します。
彼はミゼルヒビィ、ヴィソワーズを連れて太陽航路(グレゴリオ)と呼ばれる古いボルテックスに向かいます。
そこから星の中枢に向かい厄災を観察しようとしていました。
タリスマンは星霊と厄災の関係性を正しく理解しています。
厄災を倒すと自分達星霊使いに不利益になると分かっていました。
タリスマンから厄災は守るべき存在と指摘されてミゼルヒビィとヴィソワーズは一瞬驚いています。
理由を説明されて納得していますね。
タリスマンは厄災を研究したいとの好奇心に突き動かされているようです。
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輸送機で13時間飛んでから車でカタリスク汚染地に向かいます。
シスベルが車酔いに苛まれていますね。
リバースしそうになり休憩を要求しています。
目的地が見えてきたのでそのまま走り続ける事になりました。
シスベルはギリギリでリバースを免れたようですよ。
王女様のゲロシーンは見てみたくもあったので少し残念だよね。
汚染地は物凄い悪臭が漂う沼地でした。
目に星紋を宿しているキッシングには汚染の強弱が見えました。
イスカに役立つところを見せて協力を取り付けたい彼女は自分が先導する事にしました。
精神的な疲労からキッシングが汚染された沼に頭から倒れそうになります。
イスカがキッシングをおんぶする事になりました。
イスカに優しくされてキッシングは嬉しそうにしていますがアリスが不機嫌になっていきます。
アリスは羨ましいようですね。
毒沼を抜けてもキッシングがイスカの背中から降りようとしないので文句を言っています。
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毒沼に綺麗な自然が残っている陸地が存在しました。
これから会いに行く星の民は臆病なので人数を絞る事になります。
魔女となったイリ―ティアの血縁者であるアリス、シスベル、キッシングが代表者に選ばれます。
ユンメルンゲンの名代として璃酒が選ばれました。
星剣の所有者であるイスカも選ばれます。
ジン、ミスミス、音々、冥、リンは野営の準備をして待つ事になりました。
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星の民の長老と面会する事になります。
長老は人間の顔を判別できないようです。
璃酒がユンメルンゲンの遣いと名乗り面会が始まりました。
長老だけは人間の言葉が話せるようです。
イスカの事をクロスウェルと勘違いして縮んだ?と質問してきました。
イスカはクロスウェルから星剣を託された事を教えます。
長老が黒い石を取り出します。
それを見たイスカが星剣と同じ材質だと驚いています。
長老から石が星の中枢から逃げ出した星霊が集積したモノだと教えられます。
人間の言葉を使うのは七十年ぶりで疲れるので詳しい説明を星霊に任せる事になります。
シスベルの灯の星霊と同種の星霊が過去の出来事を投影します。
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七十年前にクロスウェルとユンメルンゲンがこの地を訪れていました。
二人は長老から星霊と厄災の関係を教えられています。
星霊はもともと星の中枢で暮らしていました。
そこに災厄が現れ逃げる事になります。
ボルテックスは星霊が星の中枢から逃げ出す為に作られたそうです。
クロスウェルは帝国が地面を掘り返した事が原因で星霊を呼び出したと後悔していました。
しかしそれば違うと教えられます。
帝国が地面を掘っていなくても逃げ出した星霊が地上にあふれ出たと教えられます。
星霊に憑依された魔女と魔人の誕生は不可避だったそうですよ。
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クロスウェルは帝国の武力を結集すれば災厄を倒せるか質問しました。
長老は無理と答えます。
人間の武力では倒せる可能性は無いそうですよ。
根絶不可能かと言うとそうでもなくて逃げ出した星霊の全ての力を結集すれば可能だそうです。
クロスウェルは星霊が集積した黒い結晶を剣に加工して欲しいとお願いしました。
これが星剣が作られた理由でした。
星剣は厄災を倒す為に作られたようです。
黒い星剣は厄災を倒し為に作られました。
白い星剣はエヴを止める為に作られたそうです。
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星霊と厄災の関係を聞いたアリスとシスベルが暗い未来に気が付きました。
厄災を倒すと地上に逃げて来ていた星霊は中枢に戻ります。
人に憑依した星霊も戻るので魔女や魔人は星霊の力を失う事になります。
そうなるとネビュリス皇庁は滅びる事になります。
眠れなくなったアリスがテントを抜け出し焚火を見つめて物思いにふけります。
心配したリンがやって来ました。
アリスはリンに厄災を倒した場合、星霊使いが星霊を失う事実を伝えました。
リンは狼狽していますね。
アリスが立ち聞きしている者の存在に気が付きます。
そこに居たのはイスカでした。
イスカは誰かがテントを出ていく気配を察知して見に来たそうですよ。
アリスが語る星霊使いに取って暗い未来の話を聞いてしまいました。
帝国対皇庁って構図で考えると物凄く不味い状況だね・・・皇庁が追い詰められる未来がやって来ると知られました。
イスカはリンに質問する事で自分の考えを伝える事にしました。
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リンにアリスが星霊使いで無くなったら従者を辞めるのか?と問いました。
リンは辞める筈が無いと即答します。
星霊使いでなくなってもアリスはアリスだろとイスカの考えを伝えました。
アリスは嬉しさを感じているみたいだね・・・
イスカに騎士になって欲しいと言おうとしていたんだと思うんだけと虚構星霊(エイドス)の襲撃を受ける事になりました。
襲ってきたのは太陽の星紋を持っているエイドスでした。
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突然の襲撃だったので冥が指揮を取っています。
星の民の郷も襲撃されている可能性を考え部隊を分ける事になります。
冥、イスカ、キッシングがその場に留まり太陽のエイドスと対峙する事になります。
アリス、シスベル、リン、ミスミス、音々、ジン、璃酒が郷に向かう事になりました。
戦闘が始まっているので誰も作戦に異論を挟みません。
この辺は戦闘慣れしています。
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キッシングが割と冷静だったぞ。
尻尾を棘で攻撃して反射されないか確認しています。
反射が無いと分かったのでエイドスの上半身だけを残して破壊しました。
行動不能に追い込んだと思ったのですが意外な事が起こります。
太陽の星紋が輝き失われた体が再生されました。
今度は冥が電子制御型36連機関砲「暴嵐荒廃の王」を乱射して星紋の存在する上半身を吹き飛ばしました。
今度こそ倒したと考えたのですが予想外です。
再生に星紋は必要ありませんでした。
残った下半身を起点に失われた上半身が再生されました。
エイドスはイスカの持つ星剣を飲み込もうと狙ってきます。
イスカは自分が狙われていると気が付きます。
星剣を突き刺しても飲み込まれるだけなので囮役に成る事にしました。
冥とキッシングが協力すればエイドスの再生能力を上回る事が出来ると使えて飛び出します。
冥とキッシングは協力する気はサラサラなかったのですがイスカに説得されています。
イスカはキッシングを説得しています。
協力を拒んでここで死にイリ―ティアを倒せずに終わってもいいのか?と言われてキッシングは妥協します。
キッシングが協力する姿勢を示したので冥も応じるしか無くなりました。
二人の攻撃によりエイドスは跡形もなく消し飛びました。
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イスカ達がエイドスと戦っているころ、タリスマン達はグレゴリオから中枢に潜ろうとしていました。
そこにイリ―ティアが現れました。
彼女もグレゴリオから中枢に向かっていたようですがタリスマンの存在を察知してやって来たようです。
イリ―ティアはタリスマンの事を警戒しています。
イリ―ティアとタリスマン、ミゼルヒビィ、ヴィソワーズの戦いが始まりました。
イリ―ティアは圧倒的な強さを誇っているのですがタリスマン達は自信に溢れています。
イリ―ティアと同種の魔女であるヴィソワーズと他者の星霊を強化できるミゼルヒビィが居るので勝てると思っているようです。
ミゼルヒビィが配下の精鋭部隊の星霊を強化しました。
複数の星霊による攻撃が放たれましたがイリ―ティアが手を振ると消し飛びました。
ミゼルヒビィは勝利を確信したようですが絶望を突きつけられる事になりました。
イリ―ティアは自分を山火事に例えます。
ミゼルヒビィによって強化された星霊攻撃はスプーン一杯の水に例えています。
力さの差を知らされたミゼルヒビィは絶望していますね。
イリ―ティアが聞いた相手のを壊す星の鎮魂歌を歌います。
ヒュドラ家の精鋭部隊は意識を失いました。
ヴィソワーズ、タリスマン、ミゼルヒビィは意識を失いませんでした。
イリ―ティアにとって星霊の力は天敵です。
星紋が存在する部位だけ星の鎮魂歌の効力が効かないようですね。
タリスマンとミゼルヒビィの星霊は全身を覆う事ができるので耐えられたようです。
ヴィソワーズは同種の力を有しているので耐えられたようです。
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イリ―ティアは少し激しい攻撃で二人を始末する事にします。
圧倒的な能力差に油断していました。
タリスマンがイリ―ティアに突進して彼女の首筋に注射器を突き立てます。
中にはイリ―ティアやヴィソワーズを魔女に変化させた災厄の力を抽出した原液が入っていました。
イリ―ティアは濃度51パーセントの液体を投与された事で魔女となっています。
タリスマンはイリ―ティアを過剰投与で倒す事にしたのね。
イリ―ティアが苦しみだしました。
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イスカと合流したアリスが自分の武勇伝を聞かせたがります。
如何に自分が勇敢に戦ったか知って欲しいみたいですよ。
シスベルがやって来て敵の弱点を見破ったのは自分だと言い始めています。
リンにより一番最初に逃げ出し踏みつぶされそうになったところをアリスに助けられたと告げ口されています。
シスベルはジンに自分の活躍ぶりを説明させようとしますが彼は無言でした。
アリスが通信機に女王からの着信が13件も届いている事を知ります。
ネビュリス皇庁で何かがあったと悟った彼女は通信可能域に入り次第女王とコンタクトを取る事にします。
女王と通信したアリスは月(ゾア)と太陽(ヒュドラ)が帝国めがけて進軍を開始した事を知りました。
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苦しみだしたイリ―ティアが人間形態を保てなくなりました。
自我を保つために繭のような形態に変化します。
タリスマンはイリ―ティアが耐えられないと予想しています。
ミゼルヒビィは窮地を脱したタリスマンの抜け目なさに感激しています。
イリ―ティアの「一人では寂しいですわ」との声が響きます。
繭から細い腕が一本でてきてタリスマンを捕まえ繭の中に取り込みました!
繭の中からイリ―ティアとタリスマンの絶叫が響きます。
二人はどうなるのでしょう?
イリ―ティアとタリスマンが生き延びる為に協力する?
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災厄を倒す方法は分かったのですがネビュリス皇庁の動きが不穏です。
帝国と皇庁が激突する事になるのでしょうか?
仮面卿とタリスマンが動けない状況だよ?
誰が月と太陽の指揮を執っているんだろうか?
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成分 | 美少女 | 戦闘 | 友情 | 愛情 | ラッキースケベ |
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