ラノベの感想) インフィニット・デンドログラム11.栄光の選別者 (HJ文庫)

概略:
管理AIが新たな超級を生み出す為に<SUBM>を投下しました。<SUBM>がアルター王国の王都を目指して動き始めます。存亡の危機に瀕する王国を所属している4人の超級が救う事になります。超闘士(フィガロ)、女教皇(月世)、破壊王(シュウ)、犯罪王(ゼクス)の4人は其々の思惑で動く事になります。犯罪王が天竜王と友達である事が発覚しました。マスターの友達が少なそうですが意外な交友関係を持ってますねー。管理AIは新たな超級の誕生を望んでいたのですが彼らの思惑通りにはなりませんでした。超級になる事を期待されていた超闘士の親友は心を折られてしまい引退する事になります。悩める超闘士をトムが励ます事になります。

レーベル:HJ文庫
発行日:2019/11/1
著者:海道左近
イラスト:タイキ
ISBN:978-4-7986-2041-1
雰囲気:SUBM投下、悲劇、フィガロ葛藤、超闘士、女教皇、破壊王、犯罪王、AIの正体
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新たな<超級>の誕生を目論む管理AIがアルター王国に<SUBM>を投下しました。
アルター王国のマスターは<超級>に成れるチャンスと喜び勇んで討伐に向かいます。
自分が真っ先に討伐する事を狙っているので共闘する事はありません。
三つの首を持つ巨大なドラゴン【グローリア】というモンスターです。
王都を目指して移動を開始しました。
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何も情報が無い状態で挑んだので全滅してしまいます。
グローリアには一定のレベルに達していない存在(生物全て)を近付かせないスキルが存在しました。
グローリアの周囲に影響範囲を設定した即死結界です。
一定レベルに到達していない存在は入っただけで即死しました。
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死んだマスターは自分が得たグローリアの情報を秘匿する事を選びます。
デスペナルティが明けたら自分だけが情報を使おうとの考えです。
特典武具を狙っているので当然の結果か。
このマスター特有の思考のお陰で被害が拡大しました。
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王国と皇国はまだ仲良しだったので救援を求めます。
王国はマスターと皇国の兵団と共闘する事にします。
王国の魔法使いが遠距離から魔法による砲撃を行います。
皇国の戦車部隊が砲撃を行う二段構えの作戦でした。
失敗した場合は協力を申し出たクランが接近戦を挑む事になっていました。
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協力を申し出たのはフィガロのライバル、フォルテスラが所有するクランです。
フォルテスラはティアンと結婚していてデンドロの世界を大切に思っています。
彼のエンブリオはメイデンです。
奥さんの事を人間のように思っているのね。
フィガロも参加しようとしたようですが集団戦では能力を発揮できない事を知るフォルテスラは断りました。
フォルテスラとフィガロは同時期にデンドロを始めたライバルです。
フォルテスラはフィガロのリアルを知っているみたいです。
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フォルテスラの奥さんは薬師をしているので最後まで町に残って治療を行うと言っています。
彼女を守るためにフォルテスラはグローリアを絶対に倒さなければなりませんでした。
しかし善戦空しくデスペナルティーとなってしまいました。
王都の進路上に存在する町はあとかたも無く消し飛ばされてしまいました。
奥さんの死を知ったフォルテスラの心は折れてしまいました。
フィガロに彼からのメールが届きます、内容はデンドロを引退する事を伝えていました。
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王国の危機を救うために4人の超級が動きはじめます。
王国は高レベルなマスターを多数抱える月世の会と交渉する事にします。
ここで月世は王国の足元を見て無理な要求をしてきました。
ティアンにも信者を増やしているので王国は何らかの制限を加えたいみたいです。
それが分かっている月世は犯罪行為をしない限り月世の会を放置して欲しいとの証文を要求しました。
王国は滅亡を回避する為に月世の要求を受け入れました。
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シュウは知り合いの第三王女を助ける為に戦う事を決めます。
第三王女は病弱で王宮から出られないようです。
しかしそれだけでは無さそうですね・・・何らかの重責を担っているみたいです。
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竜の住処である山脈に立ち入る事は王国では違法行為にあたります。
それを知った犯罪王ゼクスは喜び勇んで山脈に立ち入ったそうです。
そこで天竜王と知り合いました。
罪を犯す為に山に入ったと聞いた天竜王はゼクスを気に入ってしまいます。
二人は友達になり親交を持つようになりました。
天竜王から王国が消滅すると、これまで重ねた罪状が無くなってしまうぞ、と言われゼクスはグローリア討伐に向かう事を決めました。
なんつー理由だよ、完全に変だ。
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集団戦になるのでフィガロは参加を決めかねていました。
フォルテスラがデンドロを辞めてしまう事にショックを受けています。
黄昏ているフィガロの元にトムがやってきて励まします。
集団戦を厭うフィガロにグローリアとの戦いはフォルテスラとの対戦なんだと諭します。
フィガロはグローリアとの戦いを討伐時間を競うタイムアタックと捉える事にしました。
トムはフィガロにも期待をしているようです。
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一番早く戦場に到着したフィガロが単身で戦闘を始めました。
二番目に戦場に到着したシュウは最後にやってきた月世が参戦するのを抑えています。
月夜は即死を回避できるだけのレベルを持っている信者を連れてきていて集団戦闘で戦うつもりです。
フィガロとフォルテスラのライバル関係を知っているシュウはフィガロの邪魔をしたくなかったようです。
月夜が次にグローリアに挑む事を認め待ってもらう事にしました。
月夜は厄介な角一つの首をフィガロに落としてもらい角二つと角三つの首を自分たちで落とそうと考えていました。
戦闘前の段階では角一つの首が一番厄介だと考えられていました。
月夜は二つの首を落とす事で特典武具を2つ獲得しようと考えています。
彼女強欲です。
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ゼクスは戦場ではなく王都の地下にある地下空洞に来ていました。
そこにはフォルテスラに切られたグローリアの尻尾が落ちていました。
この尻尾が4つ目の首です。
グローリアのバックアップ機能を持っていて三本の首が落とされると尻尾から再生する機能を有しています。
ゼクスは天竜王の発言からバックアップの存在に気が付き探してたようです。
グローリアはそれぞれの首にコアを持っていました。
3つのコアが破壊されると尻尾から復活する事になっていました。
シュウたちはそれを知りません。
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フィガロとグローリアの戦闘はギリギリの戦いでした。
フィガロは角一つの首を落として死にました。
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月夜が集団戦を始めます。
レイとビースリーが関わる事になるシジマも参戦してました。
シジマは集団戦のスペシャリストでグローリアを拘束して動きを封じています。
動けなくなったグローリアを月世の会が一方的に攻撃しています。
そのまま削りきれるかと思われたのですがグローリアがパワーアップしました。
即死結界を逃れられるレベルが上がってしまいます。
月世の会のメンバーは月世と月影を残して一瞬で全滅します。
月夜が、戦闘中にレベルが上がるのは汚い、と文句を言っています。
形勢不利を悟った月世は角二つの首を落とす事に集中する事にします。
王国が無くなると大きくなった月世の会も利権を失ってしまいます。
それは避けたいようでした。
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月夜は女教皇が使える最高の魔法を使う事を決めます。
それは己の経験値を全てエネルギーに変えて追尾式の魔力球を作り出す魔法でした。
魔力球を対象に向けて投げれば終わりです。
月夜が魔力球を作り出す時間を稼いでくれた月影が死にました。
彼は月世の為ならばどんな困難な事でもやるなー、あの献身は尊敬するよ。
月夜は体を上下に両断されましたが魔力球を放ちます。
魔力球が角二つの首に命中して消し飛ばしました。
月夜は最後の仕上げをシュウに任せて死んでいきました。
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シュウが月夜にやられたダメージを回復させているグローリアに先制攻撃を仕掛けます。
相手の防御力を無視してダメージを与える弾を撃ち込んでいます。
バルドルの戦艦形態で始めた戦闘は格闘戦に発展します。
バルドルが巨大ロボット形態に変形しました。
ロボット型のバルドルはパワードスーツのようです。
操縦形式は不明ですがシュウがリアルで獲得した格闘技を繰り出しています。
コックピットがあるような事を言ってるので座って操作してるのか?
巨体同士の殴り合いになったので戦場となった渓谷が破壊されています。
地形がかわっちゃったな・・・
最後はグローリアの腹をバルドルの両腕でぶち抜きます。
シュウはバルドルの腕の中を通ってグローリアの体内に入りました。
移動速度で圧倒的に負けていたので逃がさない為の方策です。
シュウはバルドルをガトリン銃に変えグローリアの体内で撃ちまくる事にします。
グローリアは内部から破壊されました。
シュウの戦い方が異端すぎませんかね?
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天竜王はシュウの戦いを観戦しながらゼクスに進行状況を教えています。
ゼクスはスライムの特性を使い4本目の首を圧倒しています。
シュウが3本目の首を落とすのに合わせてバックアップである4本目の首を破壊しました。
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戦闘終了時に生き残っていたのはシュウとゼクスだけでした。
シュウは気絶してたのでメッセージが読めず誰がMVPになったのか知らないようです。
ゼクスが特典武具を獲得した事を知らないんだよね・・・
それぞれの首を倒した者がMVPになり特典武具を獲得しました。
ゼクスの獲得した特典武具がヤバい代物のようです。
後々世界を危機に陥れる可能性があるようです。
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気絶しているシュウは第三王女のペットに王級まで運ばれる事になりました。
人知れず戦場から姿を消したので正体不明と呼ばれる事になったようです。
第三王女のペットは管理AIが変身しています。
管理AIは第三王女を監視しているようだね。
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作戦が失敗したジャバウォックが自身の半身と会話しています。
半身は残念そうですがジャバウォックは面白いと感じています。
ジャバウォックは地球のマスターは面白いと言っていましたよ。
管理AIはエンブリオの最終進化形態、無限エンブリオだそうです。
それぞれにマスターが居たような発言もありました。
デンドロは地球外生命体が作ったのだろうか?
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シュウはデンドロがゲームでは無いと気が付いているみたいだね。
知りすぎている自分の知識をこれからゲームを始める事になるレイに伝えるのは避けようと思っています。
デンドロって何なんだ?
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成分美少女仲間バトル武具・防具ハーレム
評価AAAAAAAABC
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