ラノベの感想) オーバーロード 第15巻 半森妖精の神人 [上]


概略:
アインズはナザリックの労働環境の改善とアウラとマーレに友達を作ってあげる為に有給休暇を取ってダークエルフの村に向かう事にしました。保護している三人のエルフ娘からエルフの国の場所を聞き出し出発します。エルフの国があるのは大樹海と呼ぶにふさわしい巨大な森の中です。エルフの国の王都を発見して王都でダークエルフの村への行き方を調べました。魔導国の存在を警戒した法国がエルフの国との戦争を早期に終わらせようと動きだします。

レーベル:KADOKAWA、エンターブレイン
発行日:2022/6/30
著者:丸山くがね
イラスト:so-bin
ISBN:978-4-04-736555-1
雰囲気:危機感、労働環境改善、大樹海、潜入作戦、崇拝、破綻
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Prologue
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法国の最高執行機関で対魔導国の話し合いが行われています。
法国は人類を生き残らせる事を最大の目標にしているのね。
王国が魔導国に攻撃されていると知り、王国内の有力冒険者の取り込みに躍起です。
ブレイン・アングラウスを法国に引き入れたかったようですが彼に拒絶されたそうです。
とてもガッカリしていますね。
迎え入れる事ができた冒険者たちは心に棘が残っていました。
自分の国を捨てた事を後ろめたく思っているそうです。
この棘を抜くために引き入れた冒険者を竜王国に派遣する事にしました。
魔導国が竜王国に接触し強力なアンデッドを売ったそうです。
それに対する対処をさせるのね。
法国が警戒しているのは次に魔導国に攻め込まれるのは自分たちではないか?って事です。
魔導王が王国を滅ぼした理由について話し合っています。
難しく考え過ぎている感じがしますね。
アンデッドの魔導王の事は理解不能なようですよ。
これは不味いですねー対処が遅れてしまうぞ。
法国は周辺国に秘匿している魔導技術を持っていました。
第四位階までの巻物を作る技術を持っています。
さらに転移を使えるマジックキャスターも抱えているそうです。
ふうーんって感じですね。
魔導国にとっては大した脅威にはならないように思われます。
法国はエルフの国と戦争状態です。
魔導国とエルフの国と同時に戦争する事は避けたいようです。
早急にエルフの国との戦争を終わらせようと考えているね。
最高神官長の口ぶりからするとエルフ王の事を物凄く嫌っているようですよ。
エルフ王だけは絶対に殺せと言っています。
エルフ王とはどんな人物なんだろうね?
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1章 有給休暇をとるために
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アインズは魔導国の労働環境は劣悪だと考えています。
これまでも改善しようと動いたそうですが部下の猛反発にあい断念した経験があります。
一般メイドに真顔でアイテムにより疲労しないなら無限に働くのが当然ですよねと言われて愕然とした事があります。
労働環境の不満点を聴取しても、もっと働かせて欲しいという欲求しか上がってきませんでした。
NPC達は一途にアインズに尽くしたいと思っているようです。
アインズもそれを理解しているので無理強いする事ができません。
困ったアインズは余り働かなくても良いと示す為に自分の仕事量を減らしました。
支配者が働かないんだから自分たちも働く必要は無いんだなと理解してもらおうと考えての事です。
しかし結果は真逆になってしまいました。
NPC達は支配者であるアインズの代わりに自分達がより仕事に励もうと考えてしまいました。
そこで有給休暇制度の導入を目指す事にします。
アウラとマーレにダークエルフの友達を作ってあげる為にエルフの国に赴く事を決めました。
エルフの関する情報を入手する為にナザリックへの侵入者を撃退した時に保護したエルフに事情を聞く事にします。
三人のエルフはアウラとマーレに預けられ第六階層で暮らしています。
第六階層に向かうとアウラが出迎えてくれました。
アインズはアウラとマーレを丸めこむ算段を考えるのに必死で重い声を出してしまいました。
にこやかだったアウラの顔つきが引き締まったもの変わってしまいました。
アインズは二つの目的があるので第六階層にやって来たと伝えます。
最初の目的として第六階層の様子を見に来たと伝えました。
二つ目の目的として保護したエルフに会いに来たと伝えます。
警戒心マックスなアウラはマーレに連絡してエルフを待機させる事にしますよ。
アインズが自分達の仕事ぶりに不信感を抱いているかも?と怖がっている感じですね。
第六階層で最も変化した花畑を見学してからエルフに会いに行きます。
三人のエルフは恐怖に震えている様子ですね・・・
これでは狙った結果を引き出せないと判断したアインズは第九階層の食堂に行って食べながら歓談する事にしました。
第六階層を出るとコキュートスの部下たちが敬礼でアインズを迎えます。
彼は怖い姿をしているのでエルフ達を怖がらせる結果となりました。
アインズは一旦自室に寄ってエルフ達を落ち着かせる事にします。
当番メイドに頼んで食堂までの道中で一般メイド以外のNPCが目に入らないようにして欲しいと命じます。
うーん物凄く配慮していますね。
アインズが食堂に入るとそれまでの喧騒が静まりました。
楽しそうに食事をしていた一般メイド達は喋るのをやめて傾聴する姿勢になっています。
明らかに雰囲気が固くなってしまいエルフ達を怖がらせる事になりました。
アインズはメイドたちから離れたテーブルに付きます。
エルフ達に対面に座るように促すのですが誰がアインズの正面に座るかでもめています。
アインズが一人のエルフを指名すると席順が決まりました。
初めて食堂を利用するアインズは当番メイドのリュミエールに注文の仕方を聞いています。
ドリンクはフリードリンク、惣菜はビュッフェ形式でメニューから好きな物を一品選べるそうです。
アインズはデミグラスソースのハンバーグ定食を注文しました。
好きに決めさせるのではなく自分で決めて同意を得ようとしているけどさーこれは間違ってないか?
支配者からこれでいいよねと言われて断る人はいないよなー。
アインズはリュミエールにコーヒーを頼みました。
彼女は厨房に注文を伝えに行く事にします。
他の面々は好きなドリンクを取りに行く事になりました。
厨房から食堂の領域守護者で料理長のシホウツ・トキツがやって来ました。
片膝をついてアインズの来訪を歓迎してくれました。
が彼は過剰に接待するき満々でした。
一週間かけても終わらない食の宴を始めるぞーと大声で叫んでいます。
客として来ていたメイドたちからは喝采の拍手が起こります。
アインズは食堂で気軽なおしゃべりがしたいんだと真意を伝えました。
中々シホウツが納得しないので普段の仕事ぶりに問題があるのか?と嫌な質問をする事になってしまいます。
シホウツは自分の創造者である、あまのまひとつ様に恥じるような行為は一度もした事がないと答えます。
アインズは疑うような発言は暴言だったと謝罪しました。
頭を下げられたシホウツはしきりに恐縮していましたが、あまのまひとつ、に対する謝罪も含まれていると言い含めると納得してくれました。
支配者は大変だよね。
やっとの思いで三人のエルフから話を聞く環境が整ったよ。
アインズはエルフの国との国交を開きたいので案内をして欲しいと切り出します。
三人のエルフはエルフの国について詳しい情報を持っていない事が分かりました。
彼女達の住んでいた村は王都から遠く行った事は無いそうですよ。
道案内は頼めない事が分かりました。
エルフの国でダークエルフがどんな扱いを受けいているのか聞き出す事にします。
三人は素晴らしい方たちだと答えました。
アインズは三人がアウラとマーレの事を言っているんだと理解します。
種族としてのダークエルフをどう思うか質問すると、見た事も無いので何とも思っていないと言われました。
彼女たちの村にはダークエルフは居なかったんだそうです。
ダークエルフは少数種族だそうですよ。
エルフの国ではエルフツリーという特殊は木をドルイドマジックで加工して住居にしているそうです。
その魔法が優主で武器や衣服まで作れるそうです。
マーレにはその魔法は使えないそうですよ。
アインズは興味津々の様子です。
エルフの国と国交を開くにあたり彼女達三人を魔導国に置いておくと奴隷として使役していると悪感情を抱かれる可能性があります。
エルフの国の安全な村に送り届けると伝えると拒否されましたよ!!
驚いているアインズに彼女達の真意が伝えられます。
彼女達はナザリック地下大墳墓での生活に大変満足しているそうですよ。
安全は保障されていて夜も見張りなしで安心して眠れる。
食事も美味しくてエルフの国では到底食べられない代物ばかりなので出ていきたくないと言われてしまいました。
アインズは本人たちの意思を尊重する為に彼女達を正式に雇用する事を決めました。
彼女達の待遇を通して少しでもナザリックのブラック体質が改善されればと考えていますが甘いよねー。
エルフの国に行く事をアルベドに納得してもらう必要がありました。
アインズはアウラとマーレを横に立たせて支配者としての威厳を演出してアルベドを待ちます。
アルベドは仕事中で直ぐに会いに行ける姿では無いので時間が欲しいと要求してきました。
アインズはアルベドに世話になりっぱなしと自覚しているので彼女の指定した時間よりも30分長めに待つ事にします。
アルベドは約束の10分前にやって来たのですがアインズを待たせてしまった事を謝罪しました。
アインズは誤解を含まれない為に単刀直入に話す事にします。
有給休暇を使ってアウラとマーレと出掛けると伝えます。
アルベドは有給休暇って概念を理解できていない感じですよ。
アインズはアウラとマーレを連れてエルフの国に視察に向かう事を伝えました。
勘違いして国交を開くために出掛けるんだと誤解されるのを防ぐ為に視察を強調しています。
アインズはアウラとマーレが抜けても問題無くナザリックを運営できるか質問しました。
アルベドはできると信じていると答えます。
アインズは感情を排して出来る出来ないで答えて欲しいと要求しました。
これは意外と厳しい問いかけだよね。
マーレから自分ではアルベドの代わりは務まらないと言われます。
アインズは、そうだよねー自分もそうだよ、と納得しているのですがマーレの発言はアルベドの逆鱗に触れました。
アルベドは出来ないと申告するだけでは不十分だと叱責しています。
できないなら、どうすればいいのかって提案が無い事を問題しています。
アウラも同意見で考えなしのマーレを叱責しています。
アインズはアルベドとマーレの関係性に亀裂が生じるのを恐れて割って入りました。
アルベドには一度目の失敗は大目にみろ。
マーレには配慮が足りなかった事を伝えました。
二人は自分の行動を謝辞し合いアインズを安心させました。
アルベドからハンゾウだけでなく他のNPCにも重要な仕事を割り当てて欲しいとの要求をされます。
アインズには思いもよらない提案でしたね。
彼は自分の為に尽くしたいと思っているNPCが大勢居ると知る事になりました。
エルフの国にはアインズ、アウラ、マーレとNPCを連れて行く事がきました。
NPCの誰を連れて行くかは後で伝えると言ってアインズは部屋をでました。
残されたアルベド、アウラ、マーレはアインズの狙いを推察しようと試みます。
三人ともアインズは複数の目的を同時に達成しようとしていると信じているようです。
場合によってはエルフの国と戦争状態にある法国とも一戦交える事になるかも?と警戒心を強めています。
アルベドにもアインズの真意は分からないと聞かされてアウラとマーレが驚いています。
アインズへの羨望の眼差しが強まっていますよ。
アルベドはデミウルゴスが何かを掴んでいるかも?と彼の行動を疑っています。
デミウルゴスは法国とエルフの国の戦争に関しては報告書をあげていないみたいだね。
アルベドはアインズとのやり取りで自分が完全には信頼されていないと誤解しちゃったみたいだね。
益々仕事に励む事になりそうなんだけど良いのかなー。
アルベドは法国との戦争に発展する可能性も考慮して王国の残党の後始末を遅らせても仕方なしと考え始めています。
うーん無能だと見抜かれたくないアインズの言葉が足らないせいで入らぬ懸念を抱かせています。
アインズは何もしない方が良いのかもなー。
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2章 ナザリック式旅行風景
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法国のエルフの国侵攻部隊が苦戦を強いられていました。
相手はエルフの少女一人ですよ。
その少女はこんもりと盛りあがった土の上に小さな椅子を置いて座っています。
そこから弓による狙撃をしてきました。
彼女の放った矢は森の木々の間をすり抜けて法国部隊の頭上に到達してから分散して矢の雨を降らせています。
困った法国は彼女の能力を把握する為に犠牲となる部隊を送り込みました。
分散した矢では一撃で敵を殺せない事が分かりました。
エルフの少女が英雄ではない、殺せる相手だと分かったので多人数による魔法攻撃を放つ事になります。
魔法の矢がエルフ少女に降り注ぐ事になりました。
エルフ少女は殺されてしまいました。
彼女の使っていた装備品をはぎ取る為にシュエンという魔法詠唱者が死体を検分していました。
装備品をはぎ取ろうと手を伸ばしたタイミングで少女を嘲る声が上がります。
その場にエルフ王が現れました。
エルフ王は人間風情に殺された少女の弱さを嘆いていました。
シュエンは法国が絶対に殺したいと考えているエルフ王の登場に動揺していますね。
それ程強いのか?
自分では勝てないと考えて姿を隠蔽している部下たちに逃げろと命じて逃走を開始しました。
エルフ王は自分で戦うのではなくベヒーモスという土の精霊を呼び出しました。
シュエンはベヒーモスに潰されてしまいます。
王都に帰還したエルフ王デケム・ホウガンは不機嫌でした。
強力な弓を貸し与えたのに人間に殺されてしまった少女(彼の娘らしいよ)を罵倒しています。
不機嫌な彼の前に少女の母親が現れました。
彼女はエルフ王の不機嫌さを見ても娘の安否を聞いてきましたよ。
エルフ王は少し驚いています。
ルーギって名前の娘だね。
エルフ王はルーギに貸し与えていた弓の存在を見つけた母親は彼女が死んだ事を悟ります。
死んだのですね、と問われてエルフ王は、ああ、死んだと答えました。
デケムはルーギの名前さえ憶えていませんでした。
母親は悲しさから震え始めたんだと思うけどデケムは母親の心境を弱い子供を生んでしまった恥ずかしさから震えていると考えました。
デケムは母親に慈悲を与える事にします。
無能な者にも慈悲をかける自分はなんて素晴らしい王なんだと感動しているぞ。
「これから部屋に来い。チャンスを与えてやる」と命じました。
デケムが寝室で待っていると部下の男が入ってきましたよ。
彼からルーギの母親が自殺したと教えられました。
デケムは自分と子作りできる母親を何者かが恨んで殺したのでは?と疑っていますよ・・・
男から自殺に間違いないと言われると理由を考えています。
デケムに思い浮かんだのは出来損ないの娘を産んだ事を謝罪する為に自害したんだって考えでした。
部下の男はそれを否定していませんね・・・デケムが怖いようだね。
そうかもしれませんね、と言葉を濁しています。
デケムは母親を手厚く葬るように命じました。
続いて部下の男に成人した娘が居るなら、ここに呼べ、居ないならお前の妻でも構わないと命じました。
男は喉の奥から声を絞りだして「畏まりました、王・・・」と答えました。
デケムは男が感激していると考えていますよ。
これは断れない命令に困っている様子だよね・・・男は妻を連れて逃げる事にするのか?
デケムはエルフこそが最高の種族であると考えています。
自分の父親を尊敬しているようです。
彼自身も他のエルフよりも強いみたいです。
高さのあるエルフツリーから飛び降りたくらいでは自殺できないくらいには強いみたいだよ。
彼は強いエルフを作ろうと沢山の子供を作り、戦場に送りだしています。
殆どの子供が死んでしまい強いエルフを作るという計画は上手くいっていません。
彼は恐怖によってエルフの国を収めているように見えるね。
凄い暴君のように見えますよ。
法国がエルフ王を絶対に殺すべきと考えるのも頷けます。
エルフの国があると教えられた森に到着したアインズは上空からの視察を始めました。
そこには王国の領土よりも広い森が広がっていました。
アインズは大樹海と命名します。
慎重なアインズはエルフの国の王都の位置と法国の侵攻ルートを確認しました。
アインズの目には法国が本気でエルフの国を攻め滅ぼそうと考えているようには見えませんでした。
法国は森を切り開いて侵攻ルートを構築しながら進んでいました。
アインズはエルフの国を滅ぼすなら森に火を放てば簡単なのでは?と考えています。
法国には何らかの意図があり火を放つのを躊躇っているかな?と考えています。
夜中に王都に潜入して街の構造を把握する事にしました。
寝静まっているのでどこに何があるのか全く分かりませんでした。
王都の偵察を終えたアインズが戻ってくるとアウラとマーレは寝間着に着替えていたよ。
マーレは半分眠りかけていますね。
アウラがマーレを叱責しますが眠気には勝てないようです。
アインズはマーレを寝室に運び寝かしつけてからアウラと情報を共有しました。
これは自分の記憶力に自信がないので忘れる前に誰かと共有したいと考えたからです。
アインズは数日を掛けて昼間にエルフの王都を観察する事にしました。
その間にアウラとマーレに周辺の森の状況を調べて貰う事にします。
アインズは遠隔操作できるカメラのようなものを動かせる魔法を使い観察を続けました。
ダークエルフの村の場所を知りたいと考えています。
一人暮らしのエルフの家を探し当てて深夜に侵入して拉致しました。
連れてきたのは今回の旅行で使っている森に偽装している魔法の家(グリーンシークレットハウス)です。
そこで魅了の魔法を使ってエルフ男性に友達と思い込ませて質問をする事になります。
エルフ男性からエルフがダークエルフに害意を持っていない事を聞きだしました。
ダークエルフの村への行き方も教えて貰いました。
聞きたい事を聞き終えると尋問の記憶を消してからエルフを彼の家に戻す事にします。
マーレがダメージを受けないと目覚めない魔法で彼を眠らせます。
彼の家に運び入れてからアウラとマーレが先に転移しました。
アインズは彼の家に飾ってあった置物を彼の頭めがけて投げてから転移しました。
姿を完全に消す魔法をかけてた転移で彼の家に戻ります。
寝ている間に頭に置物が落ちてきたと憤る姿を確認できました。
情報の引き出しに成功したのでダークエルフの村を探す事になります。
フェンリルというアウラの使役する魔獣の背に乗って移動する事になりました。
エルフ男性から教えられた道順でダークエルフの村を目指します。
エルフ男性の説明は曖昧さが多分に含まれていたのですがアウラのレンジャーとしての能力が高かった事で問題を回避しました。
近くまで来ているとアウラは言っていますが発見できませんでした。
アウラが更に詳しい調査を行う事になります。
アインズとマーレはその場で待機する事になりました。
アウラを一人で行かせる事を危惧したアインズはフェンリルを同行させる事にします。
アウラは察知能力に乏しいアインズとマーレを残している行く事に不安を感じているようですね。
アインズはフェンリルの代わりとしてケルベロスを召喚しました。
アインズは何百メートルも先の匂いを嗅ぎ分けられると期待していました。
ケルベロスは喋れないのですが、それは無理ですと伝えているようにアインズには感じられました。
グリーンシークレットハウスを出し隠れる事になるのですがアインズは危機感を抱きます。
子供のアウラを働かせている間に大人の自分が寛いでいるのは不味いよねとの罪悪感に囚われました。
困ったアインズは自分を正当化する為にアウラの為に食事の用意をはじめました。
と言ってもナザリックの食堂から料理を運ぶだけなんですけどね。
森の中を探索しているアウラとフェンリルがこの辺りの主である魔獣と遭遇しました。
前足が4本、後ろ足が2本ある連甲熊(アンキロウルスス)という巨大な熊型の魔獣です。
アンキロウルススは自分の縄張りに断りなく入ってきたアウラとフェンリルに襲い掛かりました。
まったく警戒感を発しないアウラを訝しく思いながら攻撃に入りました。
が戦闘力圧倒しているアウラにぶちのめされる事になりました。
アウラはアンキロウルススを使って調教可能なのか試してみたくなりました。
鞭で何度も殴りつけて自分の方が上位者であると理解させます。
完全に調教は終わっていないので嫌がるアンキロウルススを引きずってアインズのもとに戻ることになりました。
ケルベロスが何者かの足音に気が付きました。
アウラとフェンリルは音を発さないで移動できるので敵かも知れません。
アインズが完全不可視化を使って迎撃に出る事にします。
魔獣に乗っているアウラの姿を認めてアインズは不可視化を解きました。
アウラから森でアンキロウルススと遭遇して調教を始めた事を教えられました。
アウラが第六階層でアンキロウルススを飼いたいとお願いしてきましたよ。
ハムスケよりも強いのか問うと初めて出会った頃のハムスケよりも強いそうです。
アインズは放し飼いにすると一般メイドが喰われてしまうと危惧します。
アウラから魔獣使いとしての特殊能力を使わないで魔獣を支配下に置けるか試してみたいと言われました。
アルベドも新たな強さを手に入れる為に戦闘訓練を行っている。
アウラが新たな強さを求めていると知ったアインズは彼女のお願いを聞いてあげる事にしました。
アウラをグリーンシークレットハウスに迎えて食事となります。
フェンリルには生肉を与えましたがアンキロウルススには与えませんでした。
食事を与えないのも調教の一手法だとアウラは言っています。
アンキロウルススは言葉は発せませんが知能は高いそうですよ・・・肩を落としている姿から人間臭さを感じました。
ケルベロスにも食事は与えませんでした、彼らは不満そうにしていましたがアインズは無視する事にします。
召喚された魔獣に餌は不要だそうです。
アウラは用意されていた食事を気に入ったようですよ。
アインズは違うものが食べたかったと言われないか心配していましたよ。
アインズがダークエルフと友好関係を築く為の作戦を語ります。
嘗てギルドメンバーと行ったミッション、れっど・おーが・くらいどミッション、だそうです。
アインズは元ネタを知らないそうですがマーレが知っていました。
マーレから「泣いた赤鬼ですね!その本、読みました」と言われてアインズが落ち込んでいます。
マーレは作戦を理解したようです。
アインズって変なところでプライドが高いよな。
子供が大人よりも無知とは限らないんだよ。
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3章 アウラの奮闘
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ダークエルフの村にアンキロウルススが迫ってきました。
吠え声を聞いたダークエルフ達は色めきたっています。
村の中で一番強いブルーベリー・エグニアが指揮をとることになります。
村には専任の兵士が居ないので狩人をしているレンジャーが対応を協議する事になります。
彼らはある程度アンキロウルススの特性を知っていました。
何者かが縄張りに入ったのだろうと考えます。
戦い逃げ出した獲物がダークエルフの村の方に逃げてきたんだと予想します。
複数の対応策が出てきましたが決定には至りません。
村は若者と村の支配者である三人の長老との間に対立があるようですよ。
エグニアがアンキロウルススの様子を見に行く事が決まりました。
他の者は村の人々にアンキロウルススの出現と防衛にあたる事になりました。
エグニアが出発する前にアンキロウルススが姿を表しました。
アンキロウルススはエグニアが知っている個体とは別の存在で予想よりも巨大でしたよ。
アンキロウルススはエルフツリーを攻撃し始めました。
チラチラとダークエルフの方を見ている様に思われます。
これまで遭遇したアンキロウルススとは異なる行動に対応が遅れてしまいます。
エグニアは自分が犠牲となりアンキロウルススを村の外に誘導しようと考えました。
失敗してしまい殺されかけています。
そこに颯爽とアウラが現れアンキロウルススを撃退しました。
エグニアの目にはアウラが女神のように可愛いとうつっています。
エグニアはアウラに惚れてしまいました・・・初恋です。
アウラから声を掛けられるのですが心臓がバクバクで上手く返答が出来ませんでした。
頭を打ったのでは?と心配されてしまい仲間達に担架で運ばれる事になってしまいます。
エグニアはもっとアウラと会話を楽しみたいようですよ。
アウラの匂いまで気に入ってしまいクンカクンカしていますね。
同じ場所の空気を吸っていたいとまで思っています・・・うーん変態一歩手前かな?
ここでエグニアが退場したのはアウラにとっては幸運だったかもな。
四六時中変態に纏わりつかれるのは辛いだろ。
狩猟頭がアウラを長老の所まで案内する事になりました。
アウラの圧倒的な戦闘力に驚いている狩猟頭は言葉少なですよ・・・
アウラはホストとしてそれはどうなのよ?と不満気です。
アウラはアインズの真意が分からず混乱中ですね。
アインズは村人を殺してはならない、アンキロウルススを殺してはならないと言っています。
ダークエルフと友好関係を築けと命じられています。
アインズはアウラにダークエルフの友達を作ってあげたいと思っているだけなんですが、彼女には知らせていません。
アウラはアインズの事を物凄い知恵者と考えているので裏の考えが絶対にあるよね?と疑っています。
アルベドやデミウルゴスならは分かるのかな?と考え少し嫉妬しているみたいですね。
この時にアインズは完全不可視化を使ってアウラに付いてきていました。
メッセージで何も言ってこないのでアウラとしては自己判断で返答する事になります。
アウラはアインズがNPCの成長を望んでいると知っているので努力していますね。
三人の長老が出てきましたよ。
彼らは最初にアウラの名乗りに対して歓迎の言葉を返しました。
それを周りで聞いていた若者から反感の言葉が漏れます。
助けてもらったのに最初にお礼を言わないのは礼儀に反すると言われてしまいます。
長老たちは平然と話には順番があると返しています。
アウラの見ている前で仲間割れを始めてしまいました。
アウラはどちらの派閥につこうか?それとも自分が第三派閥を作ろうか?と考え始めていますよ。
若者たちはアウラが子供に見えるので長老たちが侮っていると感じているようですね。
アウラは喧嘩は自分の見ていない場所でして欲しいと伝えました。
アウラは数日遅れで叔父(アインズのこと)と弟(マーレ)がやって来る事を伝えました。
長老はその時に一緒に歓迎の宴を開きたいと言ってきましたね。
アウラは村で最高のエルフツリーに滞在する事が決まりました。
狩猟頭(アップル)がアウラをエルフツリーに案内する事になります。
アインズは長老たちの会話を盗み聞きして情報収集に励む事にします。
長老の一人が妖精の小道に言及しました。
ナザリックとは違う能力を持っているように思えます。
ダークエルフ達は妖精の加護を失ってしまったようですよ。
アウラを介して加護を再び得られないか?と考えているようです。
アウラが無事に村に潜入した事を見届けアインズは拠点に戻りました。
アインズはマーレをどう扱うか悩み始めました。
マーレは女装しているんだよねー。
ダークエルフの村を見た感じ女装している男の子は居ませんでした・・・まあ当然だよね。
村に連れて行った時に女装している事で排斥されないか心配になったのね。
アインズは一時的に男装をやめないか?とマーレに提案しました。
恐々って感じがアインズらしいね。
村に潜入する為だと理論武装して提案したのでマーレは受け入れてくれました。
ぶくぶく茶釜様も潜入に必要なら認めてくれる筈ですと言ってくれました。
翌日からアウラはダークエルフの狩りに同行する事になっています。
村では誰も引けないと言われている大きな弓を簡単に扱っています。
通常ならダークエルフは木の上から獲物を狙っていました。
アウラが居るので地上で獲物を探して仕留めています。
アウラの狩人としての能力の高さを知ったダークエルフ達は崇拝の念を抱き始めています。
狩りのメンバーのリーダーを務めている副狩猟頭のプラム・ガネンが物凄い崇拝の念を示していますよ。
アウラが崇拝される事はアインズにとって嬉しい事なのですが当初の目的であるアウラに友達を作るに取ってはマイナスです。
大人が崇拝している相手と子供たちが親しく接する事は難しいからです。
アインズは頭を抱える事になりました。
若者がアウラの事をフィオーラちゃんと呼ぶとガネンが怒っていますよ。
フィオーラ様だろうが!
困った事になりました。
やり過ぎてしまったようです。
これから村に潜入する事になるアインズは上手く事態を収拾できるのでしょうか?
法国の絶死絶命が幼い頃の夢を見ていました。
彼女の母親は絶死絶命を強くしようと過剰な訓練を課していたようです。
自分も戦える人で絶死絶命に向かって棍を打ち付けていますよ。
絶死絶命が倒れても攻撃を止めてくれなかったようですね。
更に絶死絶命は死んでも蘇生できる程度の実力があったので加減の無い攻撃を受けていたようです。
絶死絶命を同僚の女、漆黒聖典第十一席、無限魔力、が起しに来ました。
物凄く卑屈な態度を取っていますよ。
絶死絶命が同僚だからそこまで卑屈にならなくてもいいと告げるのですが拒否されました。
私のような虫けらが絶死様と同僚なんて申し訳なくて、と言っています。
これは絶死絶命が増長した無限魔力をボコった結果だったよ。
漆黒聖典は英雄なんだそうですよ。
英雄と認められた事で無限魔力は増長してしまったのね。
そこで絶死絶命が無限魔力に上には上が居ると思い知らせる事になったようです。
マウントポジションを取り、死なない程度にひたすら顔面を叩いたそうですよ・・・これは卑屈になっても仕方ないよね。
下に組み伏せられながらも敗北を認めず魔法を使おうとしたそうですよ。
絶死は無限魔力を高く評価していいますが、無限魔力は完全に心を折られたようですね。
無限魔力はその後も努力を続け、痛みに耐えながら魔法を使えるようになったんだそうです。
根性はあるんだな。
評価している相手から卑屈な態度を取られてしまう絶死絶命は少し悲しいと感じています。
無限魔力が絶死絶命を起しに来たのには理由がありました。
エルフ討伐軍が更なる侵攻を開始したので、絶死絶命にもそろそろ向かう準備を始めて欲しいと伝えてきました。
絶死絶命が微笑みを浮かべながら「ようやく喉に刺さった骨が一本、抜けるかな」と呟きました。
絶死絶命の微笑みを見た無限魔力が顔を引きつらせていますよ・・・怖いのね。
笑顔を怖がられる絶死絶命・・・ちょっと可哀想だね。
見た目で怖がられるところはアインズに似ている?
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幕間
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エルダーリッチを越える存在ナイトリッチで構成されている”深淵なる軀”という組織が存在しました。
深淵、白の聖女、死の乗り手、腐敗の王、紅眼公(こうがんこう)、賢狼(けんろう)、万軍の枯老人(ばんぐんのころう)、喰らう者、黄色の幽鬼、の九人が内陣(組織の中枢)に所属しています。
組織には支配者が居て、九人全員が反感を持っていました。
支配者は九人を呼び出し各人の研究成果を吸い上げて自分を強化しているみたいだよ。
対価を支払ってくれないので不満を持たれたようです。
九人は支配者を倒す為の会合を開いています。
現状では九人全員で掛かっても負けてしまうようですね。
支配者とは誰なんだろうね?
支配者と面会したメンバー(バネジエリ)は巨大なアレの姿と言っているので大きいようだね。
この支配者がアインズが警戒している存在なのか?
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成分美少女美女変態温情極悪
評価AAAAAAAAA
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