ラノベの感想) この素晴らしい世界に祝福を! 第17巻 この冒険者たちに祝福を! (角川スニーカー文庫)
概略:
カズマはめぐみんに爆裂魔法を連発させて魔王城の結界を破壊する事にしました。既に魔王城に潜入していたミツルギたちはめぐみんの攻撃を魔王の攻撃と勘違いして魔王城から逃げ出そうとしました。入口付近でカズマたちと合流する事になります。アクアも一緒に居れば問題なかったのですが逃げている間に迷子になったそうです。アクアの捜索が始まりカズマがあからさまな罠を発見しました。カズマは魔王城の上層階へのテレポート装置では無いか?と疑い罠を発動させてしまいます。転送先でアクアと再会する事になりました。カズマは狡猾な作戦で魔王軍に成りすまし魔王の部屋に近付いて行きます。
レーベル:角川スニーカー文庫
発行日:2020/5/1
著者:暁なつめ
イラスト:三嶋くろね
ISBN:978-4-04-109543-0
雰囲気:連射、不意打ち、鉄壁、討伐、日常
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第一章 この魔法使いに爆焔を!
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魔王城が見える位置にやってきたカズマはめぐみんに爆裂魔法を連発させる事にします。
マナタイトを大量に用意してめぐみんが爆裂魔法を連発できるようにしていました。
爆裂魔法を連発出来てめぐみんは嬉しそうにしています。
カズマとめぐみんの常識外れの攻撃に魔王軍は大混乱に陥っています。
爆裂魔法の威力は凄まじく魔王城を囲む結界が崩壊しそうになっています。
魔王軍は慌てて精鋭を送り出してきましたが城からでたところで爆裂魔法で吹き飛ばされる事になっています。
あまりにも一方的な攻撃ですね。
魔王軍は最強の魔法使いを名乗る天使を送り出してきました。
カズマが遠見と読唇術を使い彼のセリフをめぐみんに翻訳してあげています。
内容は大体あっているのですがカズマは悪意ある表現でめぐみんに伝えました。
怒っためぐみんが爆裂魔法を連発させ天使を倒す事になりました。
爆裂魔法を連発したので魔王城を囲む結果が破壊されました。
城の中に入ると入り口近くまで逃げてきたゆんゆんやミツルギたちと再会する事になりました。
彼らは魔王城の外に魔王が現れたと言っています。
めぐみんが放っていた爆裂魔法を魔王の攻撃と勘違いしたようです。
アクアも一緒に居る事を期待したのですが迷子になってしまったそうです。
カズマ達はアクアを捜索する事になります。
カズマが「押すな」と書いてあるあからさまな罠を発見しました。
カズマは上層階へのテレポート装置かもしれないと考え押してみる事にします。
転送されたのは上層階にある薄暗い部屋でした。
そこでアクアと再会する事になりました。
感激したアクアがカズマに抱き着いてきますがカズマの自動迎撃が発動されてアクアを避けてしまいました。
壁に激突したアクアが泣き出してしまいます。
二人でギャーギャーと騒いでいたので魔王軍に見つかってしまいました。
戦闘能力に自信の無い二人は隠れる事にしたのですがやってきた魔王軍の中にレイスが居ました。
アンデッドの存在を許さないアクアが飛び出してしまったので戦闘が始まりました。
カズマは修行で獲得した数々のスキルを使い魔王軍と渡り合う事になります。
レイスとの戦闘では友情が芽生えそうだったのですが空気を読まないアクアがゴッドブローを放って浄化してしまいました。
最後に残った騎士はカズマがテレポートの魔法を使ってアクセルの街の警察署に転送させました。
鎧には魔法耐性があったらしく騎士は中身だけが転送されてしまいました。
敵を倒し終えた二人はミツルギたちがテレポートでやって来るのを待つ事にします。
二人ともミツルギたちが罠に引っかかる事を疑っていませんよ。
あんな間抜けな罠に引っかかるのはカズマとアクアだけのように思えますよね?
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第二章 この女神に幸運を!
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カズマとアクアは部屋に留まり仲間達がテレポートされて来るのを待っていたのですが何時まで経ってもやって来ませんでした。
アクアを捜索中のミツルギたちは下層階で暴れ始めました。
その知らせを受けた上層階に居た幹部は虱潰しに部屋を探す事を命じます。
見つかってしまう危機に瀕したカズマがド外道な作戦を思いつき実行に移す事にします。
カズマは残された鎧を着こんでノスに変装します。
そしてアサシンに貰った毒入りポーションを剣に振りかけました。
アクアを捕まえたとの声を上げ魔王軍に合流する事にします。
やってきたのは魔王城の上層階を守っている近衛兵でした。
ノスは魔王軍の中でも腕だけは信頼されていたようです・・・カズマの話を信じてくれました。
近衛兵の隊長マモンはアクアを外に連れ出す事にしましたがカズマが止めました。
カズマはアクアを人質にして下層階で暴れまわっている侵入者を捕まえようと提案しました。
アクアを連行する事になるのですが彼女がアクシズ教徒だと知ると魔王軍は嫌がり始めます。
魔王軍でもアクシズ教徒は嫌われていました。
アクアに触られる事を嫌がっています。
誰もアクアに近付きたくないのでノスに化けたカズマがアクアを監視する事になりました。
二人は魔王の部屋に続く大広間に連行される事になりました。
ミツルギたちが捕まるまでの間アクアにカズマの素性を質問する事になります。
アクアはカズマのこれまでの戦歴を正直に紹介する事にします。
アクアから数々の魔王軍の幹部を倒したと聞いてマモンたちはカズマの事を恐れ始めます。
相手が怖がっていると理解したアクアはカズマが如何に姑息で卑怯な手を使うのかノリノリで教え始めます。
既に部屋の中に侵入しているかもと教えるとマモンたちの緊張状態が高まってしまいます。
そこに侵入者を捕まえたとの連絡が入りミツルギたちが連行されてきました。
攻撃のチャンスを作るためにノスに化けているカズマはダクネスを脱がす事にします。
鎧を脱げと命じたノスに近衛兵たちは引いてしまいます。
魔王軍は卑怯な戦い方は好まないようですね。
ダクネスは嫌がりながらもノスの命令に従ってしまいます。
中身がカズマなので抗えなかったのか?
彼女が鎧を脱ぐと近衛兵からも歓声が上がっています。
恥ずかしそうにしているダクネスの姿に来るものがあったようです。
近衛兵に隙ができそうだったのですが空気が読めないミツルギがノスの非道を訴えました。
マモンがミツルギと一騎打ちを行う事になります。
姿を現さないカズマに向かって怖がってないで出て来いと挑発してきます。
ノスに化けているカズマは背後からマモンに近付き毒を塗ってある剣を首筋に突き刺しました。
アサシンから教えて貰ったスキルが発動しマモンに致命傷を与える事に成功しました。
近衛兵は指揮官が余りにも姑息な手段で倒された事に怒りを示します。
カズマを警戒して真っ先に殺そうとしてきました。
五人の近衛兵がカズマを囲みます。
カズマが敵の声をマネて時間稼ぎをしている間にミツルギたちが残りの近衛兵を倒してくれました。
カズマを囲んでいた近衛兵もミツルギたちに倒される事になりました。
アクアと再会できたのでカズマは撤退する事を提案しました。
魔王城を囲んでいた結界が無くなったのでこれからは何時でもテレポートでやって来て好きに攻撃できると主張します。
これに対してミツルギが異を唱えました。
結界が無くなったなら魔王がどこかのダンジョンに隠れてしまう可能性を指摘しました。
更にミツルギはこの世界にアクアを引き込んだカズマには魔王を倒してアクアを元の世界に帰す責任があると指摘してきます。
アクアがこの世界に来てしまったので、送られてくるチート持ちの日本人が居なくなっていました。
それが劣勢になっている理由の一旦かもしれませんね。
判断をアクアに委ねる事になります。
アクアは本当は元の世界に戻りたいようですがカズマたちを危険に晒す事を嫌ったのか帰ると言い出しました。
カズマはアクアの表情に陰りがある事に気が付きアクアの願いを叶える為に魔王を倒す事にしたようです。
恥ずかしいのでマナタイトを購入するのに全財産をつぎ込んでしまい文無しになった。
魔王の賞金っていくらなんだろうな?と言って賞金目当てでるとうそぶいています。
ツンデレだなー。
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第三章 この聖騎士に喝采を!
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カズマが姑息な作戦を立て魔王の部屋に突入する事になりました。
ダクネスが先頭で部屋に入り魔王軍の攻撃に耐えている間にミツルギとゆんゆんが攻撃を加えます。
狭い部屋の中で爆裂魔法は使えないのでめぐみんは後方で待機する事になりました。
ミツルギの連れている二人の女の子は遊撃担当です。
アクアには後方に控えて誰かが死んでも蘇生に向かわない事を指示しました。
アクアが生きていれば死んだ人間は蘇生できますが彼女が死んだら誰も生き返れなくなってしまうからです。
カズマは遅れて部屋に入り潜伏スキルを使って魔王に近付き毒を塗った剣で即死攻撃をする事になっていました。
順調に魔王に近付けていたのですが部屋の中にアンデッドが居ました。
アンデッドには潜伏スキルが効果を発揮しないのでカズマは見つかってしまい首を落とされました。
カズマはエリスの居る空間で目覚めます。
エリスがカズマに支援魔法を掛けている最中でした。
カズマは誰かが死んだら死体を回収して撤退する事になっているので支援魔法を掛けても無駄だと教えます。
しかしエリスは楽しそうにアクアが蘇生させる筈だから準備していると言い返してきました。
戦いを見ているエリスがめぐみんたちが戦い続けていると教えてくれます。
アクアがカズマを蘇生させ、めぐみんが部屋の中で爆裂魔法を放とうとしていると焦った声で呼びかけてきました。
エリスからアクアには魔王を弱体化させる能力がある事を教えられます。
それでも魔王と戦う気にならないカズマにアイリスまでアイギスという鎧を纏って魔王の娘に挑もうとしていると伝えました。
魔王を倒すと魔王軍が弱体化すると聞いたカズマはアイリスやアクセルの街で魔王軍の別動隊と戦っている仲間を助ける為に魔王に挑む覚悟を決めました。
エリスに魔王は勇敢な勇者に倒されるのも仕事に含まれていると教えられます。
カズマはエリスに励まされて覚悟を決めました。
目覚めたカズマはアクアに作戦を説明しました。
テレポートで魔王と一緒にをダンジョンの最下層に移動して、そこで一騎打ちを挑むと教えます。
アクアは心配そうにしていましたが最後はカズマの作戦に納得してくれました。
めぐみんとダクネスはカズマが蘇ったと知り魔王軍からカズマの存在を隠す為に派手な脅しを始めます。
ダクネスがめぐみんを煽り部屋の中で爆裂魔法を放とうとしています。
魔王軍の注目がめぐみんに集まっている隙にカズマは魔王の背後に近付きました。
一歩踏み出せば魔王に仕掛ける事ができる位置まで来たのですが勇気がでません。
めぐみんとダクネスはカズマに視線を向けてから目が合う満足そうな表情浮かべて視線を逸らしました。
アクアも自分の役目は終わったって表情をしています。
カズマはエリスとアクアに祈りを捧げて勇気を貰い魔王にテレポートを仕掛けました。
どうやって戦うんだ?
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最終章 この冒険者に栄光を!
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転送先のダンジョンでカズマは魔王との戦いを始めます。
魔王はカズマが時間稼ぎを目的としていると考え早々にテレポートで魔王城に戻ろうとしてきます。
カズマは魔王を引き留める為に自分の弱さをアピールして一騎打ちから逃げようとする魔王は卑怯だと罵りました。
カズマの罵りは高レベルなので魔王をイラつかせる事に成功します。
怒った魔王が襲い掛かってきましたが目くらましの魔法を使って魔王の視界を潰し逃げ出します。
威勢よく罵ったのに逃げ出したカズマに魔王は怒り心頭になっています。
カズマは魔王の冷静さを奪いながら姿を消して嫌がらせ攻撃を始めます。
カズマを放置して魔王城に戻ると魔王の威厳が保てないので魔王はカズマの挑発に乗るしかありませんでした。
カズマはアイテムを使いながら魔王にダメージを与えていきました。
致命傷が与えられず困った状況に追い込まれてしまいます。
意外と粘るカズマに敬意を表した魔王が名前を聞いてきました。
カズマが佐藤和真と名乗ると魔王も名乗り返してきました。
八坂恭一と名乗ってきました。
カズマは魔王も日本人なのか?と慌てましたが魔王はれっきとした魔族で二ホンなんてところは知らないと言っています。
魔王は自分の名前の由来と魔王軍がなぜ人類を襲うのか?その理由を教えると言ってきます。
理由を教えるので逃げ帰れと言ってきました。
カズマは魔王の提案を魅力的に感じますが、ここで魔王を倒す必要性を強く感じます。
魔王との会話を継続しながらエクスプロージョンを放つ準備を進めています。
カズマの前に魔王が姿を現し魔法を放ちます。
同時にカズマもエクスプロージョンを放ちました。
相討ちとなりカズマはエリスの元に送られました。
そこにはアクアも来ていてカズマに選択を迫ってきました。
カズマが説明を求めてもアクアは質問を続けてきます。
カズマがアクアの顔を覗き込むと彼女はボロ泣きしていました。
泣き出したアクアに代わりエリスが魔王との戦いの結果を教えてくれます。
カズマは見事に魔王を倒して死んだそうです。
カズマに三つの選択肢を提示してきました。
その中からカズマは体を得てこの世界にもう一度降り立つ事を選びました。
魔王を倒したらどんな願いでも一つ叶える約束をしていたのでカズマが要求を出します。
この世界に生き返るに当たりカズマはチート能力を要求しました。
アクアは自分をもう一度この世界に連れ出してくれるのか不安になったようです。
不安そうな視線をカズマに送ってきました。
カズマが女神はチート能力に入りますが?と確認してきたのでアクアは自分を選んでもらえると確信したようです。
エリスに蘇生を急がせてますね。
カズマに同行できると思い安心したアクアは調子に乗ってしまいます。
魔王を倒せたのは全て自分の行動のお陰だ、賞金は自分が9でカズマが1だと言っています。
アクアを懲らしめる為にカズマはエリスを指名して蘇生されました。
魔王城にカズマとエリスが現れる事になりました。
カズマの復活にめぐみんとダクネスは喜んでいますがエリスの姿を見て固まっています。
カズマが魔王討伐の報酬として女神エリスを連れてきたと教えるとダクネスが膝を折って敬意を示してきました。
クリスと同一人物なのでダクネスはエリスに近付き顔を覗き込んできます。
そこにアクアが無理やりこの世界にやってきてしまいました。
幾つかルール違反をしてやってきたので、折角自由に天界と行き来できるようになったのに、その力を失ったようです。
魔王の娘が魔王城に凱旋してきました。
カズマが生き返りテンションが上がっているめぐみんが魔王軍にむかってエクスプロージョンを連射し始めました。
可愛そうな魔王の娘は涙目で逃げまどっています。
テンションの高いめぐみんは自分の事を魔王めぐみんと名乗りエクスプロージョンを乱射しています。
めぐみんは魔王城を自分の物にするつもりの様です。
カズマはテレポートを使い逃げる事にします。
自分の魔力が尽きているのでゆんゆんにテレポートをお願いしています。
ミツルギは激戦の結果死にかけていますね、取り巻きの女の子二人が回復魔法を要求してきますが無視されています。
勇者なのに扱いがぞんざい過ぎてちと可哀想です。
一度に運べるのが4人までなのでゆんゆんは二往復する事になっています。
カズマはめぐみんから貰ったマナタイトを使い自分でテレポートする予定でした。
アクアがゆんゆんのテレポートに抵抗して魔王城に残ります。
急いで逃げ出したいカズマは慌てています。
アクアは恥ずかしいので二人きりになりたかったと言っています。
アクアが照れながらカズマに「ありがとう」とお礼を言ってきました!!
カズマはアクアに見惚れてしまった自分に驚いています。
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エピローグ
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カズマがエリスの部屋にやってきました。
魔王が討伐されてモンスターが弱くなったのでカズマが死ぬような状況は起こりにくいのに何故?と不思議に思っています。
やってきた理由を聞くと家から追い出されたと言ってきます。
魔王を倒したので街でちやほやされたカズマはハーレムを作っちゃうぞと言ってアクアを怒らせたそうです。
理由を聞いたエリスが冷たい視線を送ると流石のカズマもこたえたようですね。
エリスはアクアが呼ぶまでくつろいでいてくださいと言いました。
それを聞いたカズマは死んでいない事を教えます。
死んでいないのにエリスの部屋に現れた事実にエリスが驚愕しています。
カズマは気楽な調子でテレポート先にエリスの部屋を登録したと教えました。
エリスは自分の部屋がテレポートの転送先に指定できるって事実に驚愕しています。
カズマはめぐみんが毎日ゆんゆんとテレポートで出かけて行ってさっぱりした顔で戻ってくる事を気にしています。
めぐみんは魔王城に向かって爆裂魔法をぶっぱなしているのですがエリスはカズマに知らせるのを止めました。
カズマの心労を抑えようって配慮だね。
ダクネスは魔王を倒した功績によって大貴族になりました。
隣国からもお見合いの話が舞い込んで困っています。
エリスはダクネスはカズマが好きなのでお見合いを断っていると知っていますがカズマにその自覚はありませんでした。
ダクネスに同情しています。
カズマからエリスがあまり下界にやってこない理由を聞かれてしまいます。
エリスはダクネスにクリスと同一人物だと疑われているので距離を置いています。
その内会いに行く事にしますと答えています。
カズマはアクアを懲らしめる為に下界に戻る事にします。
エリスはカズマが成し遂げた異業をきちんと理解しているのか疑問に思っています。
カズマは軽く考えているように見えるからね。
エリスはカズマに感謝しているようです。
日本に帰らずにこの世界に留まってくれたカズマに心からの祈りを捧げ祝福の魔法を掛けてくれました。
カズマが楽しそうでよかったです。
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カズマはめぐみんに爆裂魔法を連発させて魔王城の結界を破壊する事にしました。既に魔王城に潜入していたミツルギたちはめぐみんの攻撃を魔王の攻撃と勘違いして魔王城から逃げ出そうとしました。入口付近でカズマたちと合流する事になります。アクアも一緒に居れば問題なかったのですが逃げている間に迷子になったそうです。アクアの捜索が始まりカズマがあからさまな罠を発見しました。カズマは魔王城の上層階へのテレポート装置では無いか?と疑い罠を発動させてしまいます。転送先でアクアと再会する事になりました。カズマは狡猾な作戦で魔王軍に成りすまし魔王の部屋に近付いて行きます。
レーベル:角川スニーカー文庫
発行日:2020/5/1
著者:暁なつめ
イラスト:三嶋くろね
ISBN:978-4-04-109543-0
雰囲気:連射、不意打ち、鉄壁、討伐、日常
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第一章 この魔法使いに爆焔を!
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魔王城が見える位置にやってきたカズマはめぐみんに爆裂魔法を連発させる事にします。
マナタイトを大量に用意してめぐみんが爆裂魔法を連発できるようにしていました。
爆裂魔法を連発出来てめぐみんは嬉しそうにしています。
カズマとめぐみんの常識外れの攻撃に魔王軍は大混乱に陥っています。
爆裂魔法の威力は凄まじく魔王城を囲む結界が崩壊しそうになっています。
魔王軍は慌てて精鋭を送り出してきましたが城からでたところで爆裂魔法で吹き飛ばされる事になっています。
あまりにも一方的な攻撃ですね。
魔王軍は最強の魔法使いを名乗る天使を送り出してきました。
カズマが遠見と読唇術を使い彼のセリフをめぐみんに翻訳してあげています。
内容は大体あっているのですがカズマは悪意ある表現でめぐみんに伝えました。
怒っためぐみんが爆裂魔法を連発させ天使を倒す事になりました。
爆裂魔法を連発したので魔王城を囲む結果が破壊されました。
城の中に入ると入り口近くまで逃げてきたゆんゆんやミツルギたちと再会する事になりました。
彼らは魔王城の外に魔王が現れたと言っています。
めぐみんが放っていた爆裂魔法を魔王の攻撃と勘違いしたようです。
アクアも一緒に居る事を期待したのですが迷子になってしまったそうです。
カズマ達はアクアを捜索する事になります。
カズマが「押すな」と書いてあるあからさまな罠を発見しました。
カズマは上層階へのテレポート装置かもしれないと考え押してみる事にします。
転送されたのは上層階にある薄暗い部屋でした。
そこでアクアと再会する事になりました。
感激したアクアがカズマに抱き着いてきますがカズマの自動迎撃が発動されてアクアを避けてしまいました。
壁に激突したアクアが泣き出してしまいます。
二人でギャーギャーと騒いでいたので魔王軍に見つかってしまいました。
戦闘能力に自信の無い二人は隠れる事にしたのですがやってきた魔王軍の中にレイスが居ました。
アンデッドの存在を許さないアクアが飛び出してしまったので戦闘が始まりました。
カズマは修行で獲得した数々のスキルを使い魔王軍と渡り合う事になります。
レイスとの戦闘では友情が芽生えそうだったのですが空気を読まないアクアがゴッドブローを放って浄化してしまいました。
最後に残った騎士はカズマがテレポートの魔法を使ってアクセルの街の警察署に転送させました。
鎧には魔法耐性があったらしく騎士は中身だけが転送されてしまいました。
敵を倒し終えた二人はミツルギたちがテレポートでやって来るのを待つ事にします。
二人ともミツルギたちが罠に引っかかる事を疑っていませんよ。
あんな間抜けな罠に引っかかるのはカズマとアクアだけのように思えますよね?
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カズマとアクアは部屋に留まり仲間達がテレポートされて来るのを待っていたのですが何時まで経ってもやって来ませんでした。
アクアを捜索中のミツルギたちは下層階で暴れ始めました。
その知らせを受けた上層階に居た幹部は虱潰しに部屋を探す事を命じます。
見つかってしまう危機に瀕したカズマがド外道な作戦を思いつき実行に移す事にします。
カズマは残された鎧を着こんでノスに変装します。
そしてアサシンに貰った毒入りポーションを剣に振りかけました。
アクアを捕まえたとの声を上げ魔王軍に合流する事にします。
やってきたのは魔王城の上層階を守っている近衛兵でした。
ノスは魔王軍の中でも腕だけは信頼されていたようです・・・カズマの話を信じてくれました。
近衛兵の隊長マモンはアクアを外に連れ出す事にしましたがカズマが止めました。
カズマはアクアを人質にして下層階で暴れまわっている侵入者を捕まえようと提案しました。
アクアを連行する事になるのですが彼女がアクシズ教徒だと知ると魔王軍は嫌がり始めます。
魔王軍でもアクシズ教徒は嫌われていました。
アクアに触られる事を嫌がっています。
誰もアクアに近付きたくないのでノスに化けたカズマがアクアを監視する事になりました。
二人は魔王の部屋に続く大広間に連行される事になりました。
ミツルギたちが捕まるまでの間アクアにカズマの素性を質問する事になります。
アクアはカズマのこれまでの戦歴を正直に紹介する事にします。
アクアから数々の魔王軍の幹部を倒したと聞いてマモンたちはカズマの事を恐れ始めます。
相手が怖がっていると理解したアクアはカズマが如何に姑息で卑怯な手を使うのかノリノリで教え始めます。
既に部屋の中に侵入しているかもと教えるとマモンたちの緊張状態が高まってしまいます。
そこに侵入者を捕まえたとの連絡が入りミツルギたちが連行されてきました。
攻撃のチャンスを作るためにノスに化けているカズマはダクネスを脱がす事にします。
鎧を脱げと命じたノスに近衛兵たちは引いてしまいます。
魔王軍は卑怯な戦い方は好まないようですね。
ダクネスは嫌がりながらもノスの命令に従ってしまいます。
中身がカズマなので抗えなかったのか?
彼女が鎧を脱ぐと近衛兵からも歓声が上がっています。
恥ずかしそうにしているダクネスの姿に来るものがあったようです。
近衛兵に隙ができそうだったのですが空気が読めないミツルギがノスの非道を訴えました。
マモンがミツルギと一騎打ちを行う事になります。
姿を現さないカズマに向かって怖がってないで出て来いと挑発してきます。
ノスに化けているカズマは背後からマモンに近付き毒を塗ってある剣を首筋に突き刺しました。
アサシンから教えて貰ったスキルが発動しマモンに致命傷を与える事に成功しました。
近衛兵は指揮官が余りにも姑息な手段で倒された事に怒りを示します。
カズマを警戒して真っ先に殺そうとしてきました。
五人の近衛兵がカズマを囲みます。
カズマが敵の声をマネて時間稼ぎをしている間にミツルギたちが残りの近衛兵を倒してくれました。
カズマを囲んでいた近衛兵もミツルギたちに倒される事になりました。
アクアと再会できたのでカズマは撤退する事を提案しました。
魔王城を囲んでいた結界が無くなったのでこれからは何時でもテレポートでやって来て好きに攻撃できると主張します。
これに対してミツルギが異を唱えました。
結界が無くなったなら魔王がどこかのダンジョンに隠れてしまう可能性を指摘しました。
更にミツルギはこの世界にアクアを引き込んだカズマには魔王を倒してアクアを元の世界に帰す責任があると指摘してきます。
アクアがこの世界に来てしまったので、送られてくるチート持ちの日本人が居なくなっていました。
それが劣勢になっている理由の一旦かもしれませんね。
判断をアクアに委ねる事になります。
アクアは本当は元の世界に戻りたいようですがカズマたちを危険に晒す事を嫌ったのか帰ると言い出しました。
カズマはアクアの表情に陰りがある事に気が付きアクアの願いを叶える為に魔王を倒す事にしたようです。
恥ずかしいのでマナタイトを購入するのに全財産をつぎ込んでしまい文無しになった。
魔王の賞金っていくらなんだろうな?と言って賞金目当てでるとうそぶいています。
ツンデレだなー。
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第三章 この聖騎士に喝采を!
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カズマが姑息な作戦を立て魔王の部屋に突入する事になりました。
ダクネスが先頭で部屋に入り魔王軍の攻撃に耐えている間にミツルギとゆんゆんが攻撃を加えます。
狭い部屋の中で爆裂魔法は使えないのでめぐみんは後方で待機する事になりました。
ミツルギの連れている二人の女の子は遊撃担当です。
アクアには後方に控えて誰かが死んでも蘇生に向かわない事を指示しました。
アクアが生きていれば死んだ人間は蘇生できますが彼女が死んだら誰も生き返れなくなってしまうからです。
カズマは遅れて部屋に入り潜伏スキルを使って魔王に近付き毒を塗った剣で即死攻撃をする事になっていました。
順調に魔王に近付けていたのですが部屋の中にアンデッドが居ました。
アンデッドには潜伏スキルが効果を発揮しないのでカズマは見つかってしまい首を落とされました。
カズマはエリスの居る空間で目覚めます。
エリスがカズマに支援魔法を掛けている最中でした。
カズマは誰かが死んだら死体を回収して撤退する事になっているので支援魔法を掛けても無駄だと教えます。
しかしエリスは楽しそうにアクアが蘇生させる筈だから準備していると言い返してきました。
戦いを見ているエリスがめぐみんたちが戦い続けていると教えてくれます。
アクアがカズマを蘇生させ、めぐみんが部屋の中で爆裂魔法を放とうとしていると焦った声で呼びかけてきました。
エリスからアクアには魔王を弱体化させる能力がある事を教えられます。
それでも魔王と戦う気にならないカズマにアイリスまでアイギスという鎧を纏って魔王の娘に挑もうとしていると伝えました。
魔王を倒すと魔王軍が弱体化すると聞いたカズマはアイリスやアクセルの街で魔王軍の別動隊と戦っている仲間を助ける為に魔王に挑む覚悟を決めました。
エリスに魔王は勇敢な勇者に倒されるのも仕事に含まれていると教えられます。
カズマはエリスに励まされて覚悟を決めました。
目覚めたカズマはアクアに作戦を説明しました。
テレポートで魔王と一緒にをダンジョンの最下層に移動して、そこで一騎打ちを挑むと教えます。
アクアは心配そうにしていましたが最後はカズマの作戦に納得してくれました。
めぐみんとダクネスはカズマが蘇ったと知り魔王軍からカズマの存在を隠す為に派手な脅しを始めます。
ダクネスがめぐみんを煽り部屋の中で爆裂魔法を放とうとしています。
魔王軍の注目がめぐみんに集まっている隙にカズマは魔王の背後に近付きました。
一歩踏み出せば魔王に仕掛ける事ができる位置まで来たのですが勇気がでません。
めぐみんとダクネスはカズマに視線を向けてから目が合う満足そうな表情浮かべて視線を逸らしました。
アクアも自分の役目は終わったって表情をしています。
カズマはエリスとアクアに祈りを捧げて勇気を貰い魔王にテレポートを仕掛けました。
どうやって戦うんだ?
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最終章 この冒険者に栄光を!
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転送先のダンジョンでカズマは魔王との戦いを始めます。
魔王はカズマが時間稼ぎを目的としていると考え早々にテレポートで魔王城に戻ろうとしてきます。
カズマは魔王を引き留める為に自分の弱さをアピールして一騎打ちから逃げようとする魔王は卑怯だと罵りました。
カズマの罵りは高レベルなので魔王をイラつかせる事に成功します。
怒った魔王が襲い掛かってきましたが目くらましの魔法を使って魔王の視界を潰し逃げ出します。
威勢よく罵ったのに逃げ出したカズマに魔王は怒り心頭になっています。
カズマは魔王の冷静さを奪いながら姿を消して嫌がらせ攻撃を始めます。
カズマを放置して魔王城に戻ると魔王の威厳が保てないので魔王はカズマの挑発に乗るしかありませんでした。
カズマはアイテムを使いながら魔王にダメージを与えていきました。
致命傷が与えられず困った状況に追い込まれてしまいます。
意外と粘るカズマに敬意を表した魔王が名前を聞いてきました。
カズマが佐藤和真と名乗ると魔王も名乗り返してきました。
八坂恭一と名乗ってきました。
カズマは魔王も日本人なのか?と慌てましたが魔王はれっきとした魔族で二ホンなんてところは知らないと言っています。
魔王は自分の名前の由来と魔王軍がなぜ人類を襲うのか?その理由を教えると言ってきます。
理由を教えるので逃げ帰れと言ってきました。
カズマは魔王の提案を魅力的に感じますが、ここで魔王を倒す必要性を強く感じます。
魔王との会話を継続しながらエクスプロージョンを放つ準備を進めています。
カズマの前に魔王が姿を現し魔法を放ちます。
同時にカズマもエクスプロージョンを放ちました。
相討ちとなりカズマはエリスの元に送られました。
そこにはアクアも来ていてカズマに選択を迫ってきました。
カズマが説明を求めてもアクアは質問を続けてきます。
カズマがアクアの顔を覗き込むと彼女はボロ泣きしていました。
泣き出したアクアに代わりエリスが魔王との戦いの結果を教えてくれます。
カズマは見事に魔王を倒して死んだそうです。
カズマに三つの選択肢を提示してきました。
その中からカズマは体を得てこの世界にもう一度降り立つ事を選びました。
魔王を倒したらどんな願いでも一つ叶える約束をしていたのでカズマが要求を出します。
この世界に生き返るに当たりカズマはチート能力を要求しました。
アクアは自分をもう一度この世界に連れ出してくれるのか不安になったようです。
不安そうな視線をカズマに送ってきました。
カズマが女神はチート能力に入りますが?と確認してきたのでアクアは自分を選んでもらえると確信したようです。
エリスに蘇生を急がせてますね。
カズマに同行できると思い安心したアクアは調子に乗ってしまいます。
魔王を倒せたのは全て自分の行動のお陰だ、賞金は自分が9でカズマが1だと言っています。
アクアを懲らしめる為にカズマはエリスを指名して蘇生されました。
魔王城にカズマとエリスが現れる事になりました。
カズマの復活にめぐみんとダクネスは喜んでいますがエリスの姿を見て固まっています。
カズマが魔王討伐の報酬として女神エリスを連れてきたと教えるとダクネスが膝を折って敬意を示してきました。
クリスと同一人物なのでダクネスはエリスに近付き顔を覗き込んできます。
そこにアクアが無理やりこの世界にやってきてしまいました。
幾つかルール違反をしてやってきたので、折角自由に天界と行き来できるようになったのに、その力を失ったようです。
魔王の娘が魔王城に凱旋してきました。
カズマが生き返りテンションが上がっているめぐみんが魔王軍にむかってエクスプロージョンを連射し始めました。
可愛そうな魔王の娘は涙目で逃げまどっています。
テンションの高いめぐみんは自分の事を魔王めぐみんと名乗りエクスプロージョンを乱射しています。
めぐみんは魔王城を自分の物にするつもりの様です。
カズマはテレポートを使い逃げる事にします。
自分の魔力が尽きているのでゆんゆんにテレポートをお願いしています。
ミツルギは激戦の結果死にかけていますね、取り巻きの女の子二人が回復魔法を要求してきますが無視されています。
勇者なのに扱いがぞんざい過ぎてちと可哀想です。
一度に運べるのが4人までなのでゆんゆんは二往復する事になっています。
カズマはめぐみんから貰ったマナタイトを使い自分でテレポートする予定でした。
アクアがゆんゆんのテレポートに抵抗して魔王城に残ります。
急いで逃げ出したいカズマは慌てています。
アクアは恥ずかしいので二人きりになりたかったと言っています。
アクアが照れながらカズマに「ありがとう」とお礼を言ってきました!!
カズマはアクアに見惚れてしまった自分に驚いています。
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エピローグ
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カズマがエリスの部屋にやってきました。
魔王が討伐されてモンスターが弱くなったのでカズマが死ぬような状況は起こりにくいのに何故?と不思議に思っています。
やってきた理由を聞くと家から追い出されたと言ってきます。
魔王を倒したので街でちやほやされたカズマはハーレムを作っちゃうぞと言ってアクアを怒らせたそうです。
理由を聞いたエリスが冷たい視線を送ると流石のカズマもこたえたようですね。
エリスはアクアが呼ぶまでくつろいでいてくださいと言いました。
それを聞いたカズマは死んでいない事を教えます。
死んでいないのにエリスの部屋に現れた事実にエリスが驚愕しています。
カズマは気楽な調子でテレポート先にエリスの部屋を登録したと教えました。
エリスは自分の部屋がテレポートの転送先に指定できるって事実に驚愕しています。
カズマはめぐみんが毎日ゆんゆんとテレポートで出かけて行ってさっぱりした顔で戻ってくる事を気にしています。
めぐみんは魔王城に向かって爆裂魔法をぶっぱなしているのですがエリスはカズマに知らせるのを止めました。
カズマの心労を抑えようって配慮だね。
ダクネスは魔王を倒した功績によって大貴族になりました。
隣国からもお見合いの話が舞い込んで困っています。
エリスはダクネスはカズマが好きなのでお見合いを断っていると知っていますがカズマにその自覚はありませんでした。
ダクネスに同情しています。
カズマからエリスがあまり下界にやってこない理由を聞かれてしまいます。
エリスはダクネスにクリスと同一人物だと疑われているので距離を置いています。
その内会いに行く事にしますと答えています。
カズマはアクアを懲らしめる為に下界に戻る事にします。
エリスはカズマが成し遂げた異業をきちんと理解しているのか疑問に思っています。
カズマは軽く考えているように見えるからね。
エリスはカズマに感謝しているようです。
日本に帰らずにこの世界に留まってくれたカズマに心からの祈りを捧げ祝福の魔法を掛けてくれました。
カズマが楽しそうでよかったです。
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成分 | 美少女 | ハーレム | 変態 | エロ | 冒険 | 戦闘 | 勇者 |
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