ラノベの感想) とある魔術の禁書目録 外典書庫(1) (電撃文庫) その1 神裂火織
概略:
ネセサリウスに所属する神裂火織が北欧神話系の魔術が使われた事件を次々に解決していく事になります。世界各地に出動して問題に対処しています。彼女と行動を共にするのはジーンズショップを経営している店主とツアーコンダクターの少女です。店主は魔術師ですがツアーコンダクターの少女は魔術師では無いようです。三人で行動する事が多いんですが戦闘は主に聖人である神裂が担当しています。店主は神裂をサポートする魔術を使ったり彼女の精神面を支えています。ツアーコンダクターは情報提供が主な仕事のようです。店主はあちこち引っ張りまわされて本業のジーンズショップの経営が疎かになっています。日本から注文してきた佐天ちゃんという中学生に苦情のメールを送られてしまい落ち込んでいます。
レーベル:電撃文庫
発行日:2020/6/10
著者:鎌池和馬
イラスト:はむらきよたか
ISBN:978-4-04-913201-4
雰囲気:信条、水着、道路標識を投げた、魔術生命体、脅し、vsちびっこ、非道、vsワルキューレ
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神裂火織 編
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第一話 拘束の行方 GLEIPNIR.
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神裂火織が失踪した拘束職人エーラーソーンを追う事になりました。
一度は発見したのですが逃走を許してしまいます。
エーラーソーンはイギリス清教のネセサリウスと契約しています。
イギリス清教が凶悪な魔術師を拘束するのに使う拘束具を納入していました。
その関係でエーラーソーンはイギリス清教の秘密を知っています。
また彼の持っている技術が悪用されない為に追いかける必要がありました。
神裂はツアーガイドの女の子と共にパートナーのジーンズショップの店主に会いに行きました。
ジーンズショップの店主はネセサリウスの正規メンバーではなく外部の協力者でボランティアだそうです。
神裂がはいているジーンズは彼の店で購入したものです。
店主は神裂がジーンズを裂いて魔術的な刻印を施しているのがお気に召さないようですね。
お前にはもう売ってやらんと言っています。
神裂、店主、ツアーガイドはエーラーソーンの家に行ってみる事にします。
そこで彼の作った拘束具を回収して失踪の理由を探る事にします。
エーラーソーンの家で彼が失踪した事を通報してくれたセアチェルという少女に出会いました。
セアチェルはエーラーソーンの拘束具の実験台になっていたそうです。
神裂は虐待が行われていた可能性を考えましたが話してみるとセアチェルがエーラーソーンを欲している事が分かりました。
セアチェルは金に困った親に人身売買組織に売られそうになったそうです。
そこをエーラーソーンに助けられたそうです。
エーラーソーンはセアチェルを児童福祉施設に入れたのですがエーラーソーンに会いたいセアチェルは脱走を繰り返したそうです。
彼女の事を心配したエーラーソーンは近所の老夫婦にセアチェルを任せる事にしたそうです。
セアチェルはエーラーソーンの元に通い拘束具の実験台になりたいと言ったそうです。
回収した拘束具を検証していた神裂がエーラーソーンの目的に気が付きました。
エーラーソーンは大聖堂を襲撃する計画をたてていました。
目的の大聖堂はツアーコンダクターにエーラーソーンが失踪した事を調査するように依頼した聖ジュリアン大聖堂でした。
神裂と店主が大聖堂に向かう事になります。
店主が大聖堂の司教とエーラーソーンに何らかの関係があるのではないか?と予測します。
大聖堂で神裂がエーラーソーンが放った拘束具に襲われる事になりました。
鉄の蛇だったのですが聖人である神裂を止める事はできませんでした。
エーラーソーンは司教を拘束して彼が人身売買を行っていたのか問いただします。
嘘を吐くと膨らむ拘束具を口にハメられている司教は本当の事を話す事になりました。
司教はネセサリウスに安定的に人員を供給する為に人身売買にしていたそうです。
更に供給する子供に魔術を生きがいと感じるようになる魔術を施していました。
エーラーソーンはそれを知っていてセアチェルを助けたようです。
エーラーソーンはセアチェルが自分の事をヒーローとして慕ってくるのが楽しかったそうです。
司教のやり口を知っていてセアチェルと楽しく過ごしていた自分が許せないそうです。
駆け付けた神裂に問題の全てを解決すると言って司教を殺して自分も死のうと考えている事を伝えます。
神裂はエーラーソーンに死んで欲しくありませんでした。
セアチェルを救った彼の事を好意的に見ています。
エーラーソーンは神裂に挑んだのですが彼の作った拘束具では神裂をどうこうできませんでした。
エーラーソーンは神裂に負け拘束されたみたいです。
神裂はエーラーソーンが司教の悪事を暴く為に囮捜査をしていたとの報告書を提出するそうです。
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第二話 南国を卒業するのはいつの日か YMIR's_ocean.
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神裂、ジーンズショップの店主、ツアーコンダクターの三人は南の島に来ています。
その島で魔術実験が行われているとの情報が入り捜査にやってきました。
魔術師を排除するか魔術兵器を破壊するのが目的です。
その島は閉鎖的な島でした。
それを見越して店主が神裂とツアーコンダクターの為に変身グッズを用意していました。
彼が用意したのは水着です。
これを着て観光客を装う事になりました。
ツアーコンダクターにはフリル付きの可愛いワンピースを用意しました。
神裂には後ろ側が紐しかないエロ水着を用意しています。
裸エプロンの様に見えるのが店主の好みでした。
それを聞いてしまった神裂が怒っています。
島民から話を聞き出そうとしています。
島民は外部の人間に対して反感を抱いているので思うように詳しい話は聞けませんでした。
それでも神裂と店主には島民が何らかの秘密を抱えているとの感触を得ています。
その島は50年前に海底火山の噴火によりできました。
神裂は島ができる前から海上に飛び出していた岩に向かう事にします。
この段階で神裂には魔術装置がどこにあるのか分かっていました。
目的の岩に到着した神裂は発掘を行っている少女と出会います。
その少女が問題の魔術師でした。
神裂は投降を呼びかけましたが断られてしまいます。
少女は巨大な津波を発生させて神裂にぶつけます。
神裂は3000メートルほど吹き飛ばされてしまいました。
少女は勝ったと思ったようですが聖人である神裂にダメージを与える事はできませんでした。
神裂は少女の起こした巨大な波の上をサーフィンのように滑って接近してきます。
少女は神裂に倒されました。
神裂の説得で少女は島民全てを大波で洗い流す事をやめます。
島民は少女の魔術を見てしまい、彼女を自分たちの救世主と捉えていました。
少女の起こした大波を見た島民は大歓声をあげています。
少女がそのまま島を去ると、この島は周辺の島から袋叩きにあってしまいます。
かといって他の島の住民を大波に飲ませる事もできません。
少女は島に残り島民を説得する事にしました。
神裂は少女が正しい行いをすると確信したようです。
少女を拘束しないで島を去りました。
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第三話 環境保護の真意 RULIC_letters.
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神裂、ジーンズショップの店主、ツアーコンダクターは環境破壊を止めようとしている魔術師を捕まえに行きました。
向かった先はデンマークにある製鉄所です。
問題の魔術師レアシックは科学サイドが魔術サイドを侵食していると主張しています。
レアシックは製鉄所の敷地内に魔法陣を仕掛けていました。
魔法陣を起点にして爆発を起こし製鉄所を破壊しようとしていました。
神裂たち三人の足元にも魔法陣が敷設されていました。
大して重要な場所ではないので大丈夫だと思った矢先に足元から爆発が起こりました。
神裂には余裕がありますね、店主とツアーコンダクターを助けてくれます。
発動した魔術に対して有効な魔術を即座に繰り出し爆発を中和したようだぞ。
レアシックは安全圏を設けてそこに潜んでいました。
しかし神裂が爆発の起こった場所から位置を特定して大型トラック用の道路標識をぶん投げました。
道路標識はレアシックの隠れていた壁にぶち当たり姿を現す事になりました。
レアシックは神裂には勝てないと判断して逃げ出しますが追いつかれます。
神裂のワイヤーで拘束されてしまうのですが両腕を引きちぎり魔術を発動しました。
レアシックは神裂を倒そうとしたのではなく製鉄所の破壊を目指しています。
神裂はレアシックが製鉄所を憎む理由を聞くことになります。
レアシックはルーンの研究をしています。
製鉄所が365日休みなく稼働しているので酸性雨が降るようになったそうですよ。
酸性雨の影響でルーンが刻まれている石碑が溶けてしまうそうです。
レアシックはこれを自然破壊だと主張しています。
神裂はレアシックが製鉄所を破壊しても重油などが海に流れ出し自然破壊が起こると説きます。
レアシックは意外そうな顔をしていました。
レアシックはルーンの石碑を守る事だけが価値ある事だと主張しました。
海が汚染されようが大した問題ではないと主張します。
神裂は身勝手な主張をするレアシックに怒りが爆発しそうになっています。
説得を諦めてレアシックをぶっ飛ばす事にしました。
レアシックから石碑の場所を聞き出し教会で保護する事にしました。
神裂は人間の都合しか考えない環境保護なんて神様が聞いたら呆れるのだろうか?と呟いています。
店主は高すぎる努力目標は破綻を招くだけだと言って神裂を慰めているようです。
この二人仲良しだね。
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第四話 いのちのあれこれ ALFAR.
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神裂、ジーンズショップの店主、ツアーコンダクターの三人はスコットランドに来ています。
そこにあるイギリスの防衛設備が奪われてしまいました。
防衛設備の奪還と犯人の討伐を依頼されました。
防衛設備は近付くと砲撃してきます。
神裂たちは茂みに隠れながら観察を行っています。
そこに防衛設備の運用を行っていた魔術師スラッパールがやって来ました。
合流した彼から防衛設備を奪われた経緯を聞くことになります。
狭い茂みに隠れているので店主が態勢を崩しそうになっています。
神裂に抱き着いていいかと聞いたら断られています。
倒れそうな店主はツアーコンダクターの足の間に頭を突っ込むしかないと言い始めます。
ツアーコンダクターにも当然断られていました。
結局足の間に頭を入れる事はできなかったようです。
彼女のパンツがどんなものだったのか気になりますよね?
スラッパールから防衛設備を運用する為にアルファルという魔術生命体を作り出したと教えられます。
スラッパールは複雑な魔術を行使する事が出来ない体質だそうです。
そこで作り出したアルファルに防衛設備の制御をさせていたそうです。
アルファルは貴重な存在なので殺さずに無力化して欲しいとお願いされました。
神裂は施設内に侵入する事に成功しました。
放たれる魔術を解析して効果を失わせる事で直撃されてもダメージを受けないようにしたようです。
神裂は施設内で異形の生命体を発見します。
アルファルが作り出したと思ったようですが違いました。
神裂はアルファルと対峙する事になります。
アルファルからスラッパールを追い出して防衛設備を占拠した理由を聞くことになります。
アルファルは彼女に近付いた生命体を急激に進化させる特性を持っていました。
スラッパールの飼っている猫を抱きたくて近付いた時に自分の特性を把握したそうです。
アルファルは異形の生命体をこれ以上作り出さない為に一人で立てこもっていたそうです。
アルファルは化石として発見されたそうです。
彼女の化石を使ってスラッパールが魔術を駆使して作り出したそうです。
アルファルはスラッパールの研究資料を発見していました。
そこには死体となってもある程度、生物を進化させる特性が残ると書いてありました。
心優しいアルファルは化石に戻る手段を探そうとしていました。
そこにスラッパールがやって来ました。
神裂が思いのほか強くてアルファルが倒されそうだと思いやってきたようです。
スラッパールからアルファルを作り出した目的が語られます。
スラッパールは複雑な魔術を行使できない自身を進化させる目的でアルファルを作ったそうです。
アルファルの影響で周囲の生物が異形となっても何ら問題無いと言ってますね。
スラッパールは神裂に対抗する手段を用意していました。
だから聖人が相手でも余裕ぶっこいているのね。
スラッパールは大量の強酸を神裂にぶつけて溺死もしくは圧死を狙ったようです。
しかし神裂には通用しませんでした。
神裂はアルファルが創造主であるスラッパールの味方をするのではないか?と懸念します。
アルファルがスラッパールを倒すには殺してしまう事だとアドバイスしてくれます。
神裂がバッサリとスラッパールを斬るのかな?と思ったのですが違う方法を取りました。
神裂はアルファルをバッサリと斬ってしまいます!!
二度とアルファルは作れないと知っているスラッパールは大きなショックを受けてしまいます。
強酸に触れるのにも構わずアルファルの元に駆け寄りました。
アルファルが死んだと思い込んだスラッパールはショックで動けなくなってしまいました。
そのままにしておくと強酸で溶けちゃうので神裂はスラッパールを拘束する事にしました。
帰りの車に死んだはずのアルファルが乗っていました。
神裂は致死量ギリギリまで自分の血を使ってアルファルの死を演出していました。
ジーンズショップの店主が即興でアルファルの特性を抑えつけるジーンズを作っているぞ。
神裂はアルファルをイギリスの施設で保護する事を決めました。
神裂は優しいよな。
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第五話 海洋牢獄 NAGLFAR.
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神裂、ジーンズショップの店主、ツアーコンダクターはインドに来ていました。
犯罪を犯した魔術師をイギリスに護送する為の大型潜水艦の制御が奪われたのが原因です。
大型潜水艦は海洋牢獄と呼ばれています。
船の中に制御装置は存在しません、外部から魔術的に操艦しているそうです。
その制御が奪われたと神裂たちは予想しています。
海洋牢獄は12隻存在し、1隻をダミーとして一般に開放しています。
世界一周旅行に使われる豪華な潜水艦って事になっています。
大人気でチケットを入手できず誰も乗る事が出来ない事にしています。
神裂たちはインドにある制御装置に向かいました。
そこにあったのは巨大な壁です。
陸地からの距離に比例して高度が増すそうです。
海洋を航行中であれば数千メートルの高さに浮遊しているそうですよ。
囚人たちに制御を奪われた現在は数十メートルの高さに浮いています。
ジーンズショップの店主の魔術を神裂がサポートする事で壁に異常が無いか調べています。
二人はその魔術で問題点を解明できるとの自信があったようですが制御装置に異常は見当たりませんでした。
神裂が囚人の爪を使って海洋牢獄の性質を作り替えた事に気が付きました。
直接乗り込んでリーダーの魔術師を無力化する事にします。
海に向かっている神裂たちの脇をネセサリウスに同じ依頼を受けた魔術師が通過しました。
その女は神裂を挑発してきます。
彼女は魔術師を皆殺しにしても良いって上層部の命令を喜んでいます。
神裂はなるべく人死にを出さずに解決したいと考えていました。
走り去った魔術師を走って追いかける事にします・・・神裂の走るスピードは音速に迫っています。
神裂は魔術師にタックルをかましてもつれ合いながら砂浜に墜落する事になりました。
ある程度のダメージを与えられたと思ったようですが魔術師は無傷です。
海の上を走りだしました!!
神裂も海上を走って後を追う事になります。
魔術師ってスゲーよな。
驚いたのは魔術師の移動スピードが神裂に迫っている事です。
更に神裂に対して攻撃までしてきました。
神裂は魔術師の使っている魔術を解析します。
魔術師は靴を使った魔術でスピードとパワーを手に入れていました。
革を三角形にする事で効力を発揮しています。
それに気が付いた神裂が絶技を見せてくれました。
高速移動しながら神裂は数センチの大きさしかない三角形を曲線的に切り裂き効果を失わせています。
魔術師も対抗して壊された革をさらに直線的に切り三角形に戻していきます。
魔術師は負ける筈は無いと確信していたようですが精度の限界がやって来ました。
何度も切り裂いた事で革の大きさが小さくなりすぎてしまいました。
魔術師は革を正確に三角形に切る事ができなくなりました。
驚きなのは神裂が正確に革を曲線的に切り続けている事です。
魔術の効果を失った魔術師は神裂に殴られる事になりました。
二人の戦いを海洋牢獄の中から見ていた囚人に神裂が優しく呼びかけます。
神裂の恐ろしさを理解した囚人たちは従う事にしました。
神裂は目的通りに人死にを出さずに海洋牢獄の制御を取り戻しました。
ジーンズショップの店主から苦情を入れられています。
物凄い速度で砂浜に着陸したので周囲の隠蔽が大変だったと言っています。
神裂は配慮が足りなかったことを反省しています。
ジーンズショップの店主は良い仕事をするよね。
ツアーコンダクターがネセサリウス内での彼の序列を知りたがっています。
なんか誤魔化していますね。
意外と高位の存在なんだろうか?
神裂は海洋牢獄など必要ない社会を作れると良いなと考えています。
やっぱり彼女は優しいよな。
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第六話 最高の一瞬 BIFROST.
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魔術師オーレンツを討伐する為に神裂が一人で派遣されました。
神裂は巨大な観覧車のようなものに乗っています。
非情に不機嫌そうにしていますね・・・
それには理由がありました。
ネセサリウスはオーレンツの研究は破綻していて周囲の人間に被害を及ぼすと判断しました。
早急にオーレンツを討伐したいと考え神裂を派遣したようです。
オーレンツを敵視しているのはネセサリウスだけではありませんでした。
ロンドンで最大規模の魔術結社「明け色の陽射し」もオーレンツを狙っていました。
神裂は明け色の陽射しのボスであるバートウェイとお付きのマークと同乗する事になってしまいました。
オーレンツが居るのは宇宙空間のようです。
三人は無重力空間を移動しているカーゴの中に居ました。
暇を持て余しているバードウェイがスナック菓子をバラまいたりして挑発してくるので神裂はブチ切れそうになっています。
バードウェイは自分の実力に自信があるようです。
神裂に勝てると確信しているみたいです。
バードウェイが神裂に突っかかってくるのは彼女が巨乳だからのようです。
乳を揺らしながら戦うしか能が無いとか乳を使って色仕掛けを仕掛けていると言ってます。
神裂は年齢と共に大きくなるので焦らなくても良いと余裕のコメントを返しています。
それがバードウェイにはカチンときたようですね。
彼女は少女って年齢ではないようですね。
二人が戦闘を始めるとカーゴは破壊されてしまい酸素の無い空間に投げ出される事になります。
マークが必死に二人の仲裁をしています。
無重力空間でゲロを吐くとか脅しています。
カーゴのドアを開けるふりまでしています。
流石の神裂とバートウェイもゲロと無酸素空間は嫌らしく大人しくなっています。
暇を持て余しているバートウェイと神裂は魔術的な会話をしていました。
ネセサリウスはオーレンツの事を強敵とは判断しなかったようです。
彼が何を研究していたかを神裂に知らせていません。
神裂なら突撃するだけで倒せると判断したようです。
バートウェイの方はオーレンツについてもう少し詳しく知っていました。
バードウェイからオーレンツが魔導書の原典を使っていると教えられる事になりました。
しかしその理論が破綻しているそうです。
二人ともオーレンツは大した相手では無いとの認識を持つ事になります。
神裂とバードウェイはオーレンツの拠点に到着したら相手をぶっ飛ばそうと考えています。
オーレンツは刺客が差し向けられる事を考慮していました。
並みの魔術師ならば簡単にあしらえる準備をしていたそうですが相手が悪すぎました。
拠点に到着すると同時に神裂とバードウェイが戦闘を始めたようです。
カーゴは内側から吹き飛び待ち構えていたオーレンツを吹き飛ばしました。
神裂とバードウェイの戦いの行方が気になります。
どっちが勝ったんだ?
それとも引き分けだったのか?ありそうだね。
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第七話 救いの行き先 GUNGNIR.
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神裂、ジーンズショップの店主、ツアーコンダクターはベルギー王国の港湾地帯に来ていました。
北欧神話系の魔術結社が次々に襲撃されているからです。
犯行現場を調べた神裂は一人の襲撃者が行った犯行であると予想しています。
襲われた魔術師は骨折と内臓を損傷していました。
全ての魔術師が同じ傷を負っています。
戦闘中に数十人の敵に対して同じ傷を与える余裕が襲撃者にはありました。
神裂とジーンズショップの店主は襲撃者が聖人であると断定しています。
そこでまだ襲われていない魔術結社を襲撃して犯人を待つ事にします。
ツアーコンダクターは神裂一人で魔術結社を壊滅できるのか心配しています。
神裂は簡単に魔術結社を壊滅させてしまいました。
ぶちのめした魔術師から事情を聞き出そうとしたのですが口を割りませんでした。
神裂は魔術師たちを治療する事にしたのですが、そこに襲撃犯がやって来ました。
クレイモアを使う金髪美女でした。
年齢は神裂と同じくらいです。
クレイモアは力任せに振り回して敵を圧し潰す剣なのですが襲撃者は神裂並みの技量を持っていました。
細かく斬撃の威力を調整して神裂に切りつけてきました。
神裂の使う七天七刀の方が切れ味が鋭かったようです。
クレイモアは刃こぼれを起こしてしまいます。
襲撃者は一旦引くことにしました。
神裂相手に余裕で撤退していったぞ。
神裂に襲撃された魔術師達は彼女の事を襲撃犯だと勘違いして混ざり物のブリュンヒルドと罵っていました。
神裂はブリュンヒルドについて調べてもらう事にします。
そしてブリュンヒルドが聖人であることが判明しました。
神裂は収容した魔術師からブリュンヒルドについて聞き出す事にします。
既に神裂は襲撃を受けた北欧神話系の魔術結社がブリュンヒルドが所属していた小さな魔術結社を襲撃した事を掴んでいます。
ブリュンヒルドが再び襲ってくると教えると真実を吐いてくれます。
彼らは聖人の特性を持っているブリュンヒルドが活躍する事によって北欧神話系の魔術体系が破壊される事を恐れたそうです。
ブリュンヒルドは北欧神話のワルキューレの特性と十字教の聖人の特性を併せ持っています。
だから混ざり物と呼ばれていました。
神裂はひっそりと平和に生きていたブリュンヒルドを下らない理由で襲った魔術師たちを非難しています。
そこにブリュンヒルドの声が聞こえてきました。
彼女は襲撃した魔術師の肺に刻んだ魔術を通して声を届けてきました。
ブリュンヒルドから魔術師たちが行った非道が語られます。
襲撃時にブリュンヒルドを殺せなかった彼らは一人ぼっちになり放浪しているブリュンヒルドを付け狙ったそうです。
彼女に救いの手を差し伸べる可能性のあった小さな北欧系の魔術結社を壊滅させたそうです。
行倒れていたブリュンヒルドに話しかけたって理由で民間人の子供を殺したそうですよ。
ブリュンヒルドの恨みは根深いぞ。
ブリュンヒルドはグングニルが完成したので生かしておいた魔術師を殺して回ると宣言します。
神裂は瀕死の魔術師からブリュンヒルドの痕跡を辿る事になってしまいます。
非道な行いをした相手でも殺してしまうのは躊躇われるようですね。
迷う神裂の背中をジーンズショップの店主が押しています。
彼は意外と脆い神裂の心を支えていますね。
位置を特定した神裂はブリュンヒルドを追いかける事にしました。
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第八話 秘されし文字を伝える者 VALKYRIE.
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ブリュンヒルド=エイクトベルは北欧神話のワルキューレと十字教の聖人の特徴を併せ持っているので弱点を抱えていました。
彼女の能力はワルキューレと聖人の特性が拮抗すると失われるそうです。
三か月周期で数日間普通の人間と同じ能力しか使えない期間が存在します。
その期間に襲われてしまいブリュンヒルドは北欧神話系の魔術組織に拘束されてしまいました。
魔術組織はブリュンヒルドを憎んでいたのですが彼女の持つワルキューレの特性を解析したいとの欲望に負けました。
数年間にわたり彼女を拷問する事になりました。
ブリュンヒルドの精神崩壊を避ける為に復元不可能な部位欠損を与える拷問や強姦は行われませんでした。
更に彼女の精神を保つために少年に食事を運ばせる事にしました。
厳しい拷問を受けているブリュンヒルドは少年と打ち解け会話を交わすようになりました。
セイリエ=フラットリーという少年です。
ブリュンヒルドと少年が仲良くなった頃に少年が自分の罪を告白してきました。
少年は魔術師たちに命じられてブリュンヒルドの精神を保つために彼女と会話していた事を懺悔してきました。
少年はブリュンヒルドと同じように魔術師たちに拘束されていて拷問を受けていました。
ブリュンヒルドは少年を責める気にはなりませんでした。
少年を助けたいと思うようになりブリュンヒルドは生きる希望を見出す事になります。
ブリュンヒルドはワルキューレの力が大きくなる日を待つ事になります。
ワルキューレの力が最高になる日がやって来たのですがその日少年は現れませんでした。
代わりに食事を運んできた魔術師から少年が自殺したと教えられます。
ブリュンヒルドを精神的に痛めつけたい魔術師は少年が書き残した手紙を見せます。
そこにはブリュンヒルドを助けられなくてごめんなさいとの少年の讒言が記されていました。
それを見たブリュンヒルドの中で何かが壊れたようです。
ワルキューレの力を振るい魔術結社から逃走する事に成功しました。
脱出したブリュンヒルドは少年を病院に運び込みます。
少年は植物状態になっていました。
ブリュンヒルドは少年を元に戻す為に動き始める事にしました。
ブリュンヒルドはグングニルを完成させオーディンの力を使えるようになれば少年を助けられると思っています。
そこに神裂が突撃してきました。
完成度70%のグングニルを使うブリュンヒルドと神裂の剣劇が始まります。
ワルキューレと聖人の戦いは互角の展開でした。
グングニルを完成させるにはオーディンだけが知っていた最後のルーンを刻む必要があります。
ブリュンヒルドが手の中に握っていた木の板に記されたルーンを見せてきます。
それを見せられた神裂は頭が破裂しそうな頭痛に苛まれる事になります。
神裂はそれが最後のルーンだと思ったようですがジーンズショップの店主からの情報が入ります。
店主は瀕死状態の魔術師から情報を聞き出したそうです。
最後のルーンは地球上のどこかに刻む必要があるそうです。
ブリュンヒルドから地球の核にルーンを刻み付けると教えられる事になりました。
神裂は人間の手はそこまで届かないと反論しましたがブリュンヒルドは十字教の魔術を使うと教えてくれます。
彼女は海洋牢獄を制御している魔術を応用して地球の核にルーンを刻むと教えてくれました。
ブリュンヒルドはこの計画を成功させる為に神裂たちがこれまでに対処した魔術師たちと接触を持っていました。
彼らが使っている魔術を少しずつ拝借することで今回の計画を実行に移したようです。
手段が分かっても神裂たちにはルーンを刻む事を妨害する手段がありません。
神裂はブリュンヒルドを説得する事にします。
ブリュンヒルドが計画を実行に移した理由は自分の所為で植物状態になった少年を生き返らせる為です。
神裂はブリュンヒルドも被害者と考えていますね。
ブリュンヒルドの行いを聖人なら誰もが通る道と考えています。
神裂はブリュンヒルドがグングニルを完成させても少年は生き返らないと現実を突きつけました。
ブリュンヒルドは激高しますが神裂は北欧神話には死者を生き返らせる伝承が無い事を指摘しました。
ブリュンヒルドも薄々は少年を生き返らせる事は出来ないと気が付いていたようです。
心が折れそうになっているブリュンヒルドに少年の謝罪する声が聞こえてきました。
ブリュンヒルドは爆発してしまい襲い掛かってきました。
神裂は対抗手段を思いついていました。
神裂はブリュンヒルドがワルキューレと聖人の特性を併せ持っている事を利用しました。
七天七刀でグングニルと切り結び十字を作ります。
そこを介してブリュンヒルドに聖人の力を流し込みました。
特性がワルキューレになる日を選んで行動していたブリュンヒルドのバランスが崩れてしまいます。
聖人の力が強くなり過ぎたブリュンヒルドはワルキューレの力が弱まり神裂に敗れました。
優しい神裂は鞘でブリュンヒルドを殴る事にしましたよ。
ブリュンヒルドはネセサリウスに回収される事になりました。
ジーンズショップの店主がブリュンヒルドに言う事を聞かせる為に少年を拉致しようとしている一派が居る情報を掴みます。
店主は汚いやり口に憤りを感じているようです。
彼は神裂と似たような正義感を持っている人なのね。
店主は少年が目覚めないのはブリュンヒルドを敵視していた魔術師たちが嫌がらせで何らかの魔術を掛けていた可能性がある事に気が付きました。
それが真実なら少年が目覚める可能性が出て来ました。
神裂と店主はセイリエを助けに行く事にしたようです。
怒れる二人は不埒な計画をたてた一派をどうしたんだろうね?
ちょーっと怖いな。
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ネセサリウスに所属する神裂火織が北欧神話系の魔術が使われた事件を次々に解決していく事になります。世界各地に出動して問題に対処しています。彼女と行動を共にするのはジーンズショップを経営している店主とツアーコンダクターの少女です。店主は魔術師ですがツアーコンダクターの少女は魔術師では無いようです。三人で行動する事が多いんですが戦闘は主に聖人である神裂が担当しています。店主は神裂をサポートする魔術を使ったり彼女の精神面を支えています。ツアーコンダクターは情報提供が主な仕事のようです。店主はあちこち引っ張りまわされて本業のジーンズショップの経営が疎かになっています。日本から注文してきた佐天ちゃんという中学生に苦情のメールを送られてしまい落ち込んでいます。
レーベル:電撃文庫
発行日:2020/6/10
著者:鎌池和馬
イラスト:はむらきよたか
ISBN:978-4-04-913201-4
雰囲気:信条、水着、道路標識を投げた、魔術生命体、脅し、vsちびっこ、非道、vsワルキューレ
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神裂火織 編
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第一話 拘束の行方 GLEIPNIR.
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神裂火織が失踪した拘束職人エーラーソーンを追う事になりました。
一度は発見したのですが逃走を許してしまいます。
エーラーソーンはイギリス清教のネセサリウスと契約しています。
イギリス清教が凶悪な魔術師を拘束するのに使う拘束具を納入していました。
その関係でエーラーソーンはイギリス清教の秘密を知っています。
また彼の持っている技術が悪用されない為に追いかける必要がありました。
神裂はツアーガイドの女の子と共にパートナーのジーンズショップの店主に会いに行きました。
ジーンズショップの店主はネセサリウスの正規メンバーではなく外部の協力者でボランティアだそうです。
神裂がはいているジーンズは彼の店で購入したものです。
店主は神裂がジーンズを裂いて魔術的な刻印を施しているのがお気に召さないようですね。
お前にはもう売ってやらんと言っています。
神裂、店主、ツアーガイドはエーラーソーンの家に行ってみる事にします。
そこで彼の作った拘束具を回収して失踪の理由を探る事にします。
エーラーソーンの家で彼が失踪した事を通報してくれたセアチェルという少女に出会いました。
セアチェルはエーラーソーンの拘束具の実験台になっていたそうです。
神裂は虐待が行われていた可能性を考えましたが話してみるとセアチェルがエーラーソーンを欲している事が分かりました。
セアチェルは金に困った親に人身売買組織に売られそうになったそうです。
そこをエーラーソーンに助けられたそうです。
エーラーソーンはセアチェルを児童福祉施設に入れたのですがエーラーソーンに会いたいセアチェルは脱走を繰り返したそうです。
彼女の事を心配したエーラーソーンは近所の老夫婦にセアチェルを任せる事にしたそうです。
セアチェルはエーラーソーンの元に通い拘束具の実験台になりたいと言ったそうです。
回収した拘束具を検証していた神裂がエーラーソーンの目的に気が付きました。
エーラーソーンは大聖堂を襲撃する計画をたてていました。
目的の大聖堂はツアーコンダクターにエーラーソーンが失踪した事を調査するように依頼した聖ジュリアン大聖堂でした。
神裂と店主が大聖堂に向かう事になります。
店主が大聖堂の司教とエーラーソーンに何らかの関係があるのではないか?と予測します。
大聖堂で神裂がエーラーソーンが放った拘束具に襲われる事になりました。
鉄の蛇だったのですが聖人である神裂を止める事はできませんでした。
エーラーソーンは司教を拘束して彼が人身売買を行っていたのか問いただします。
嘘を吐くと膨らむ拘束具を口にハメられている司教は本当の事を話す事になりました。
司教はネセサリウスに安定的に人員を供給する為に人身売買にしていたそうです。
更に供給する子供に魔術を生きがいと感じるようになる魔術を施していました。
エーラーソーンはそれを知っていてセアチェルを助けたようです。
エーラーソーンはセアチェルが自分の事をヒーローとして慕ってくるのが楽しかったそうです。
司教のやり口を知っていてセアチェルと楽しく過ごしていた自分が許せないそうです。
駆け付けた神裂に問題の全てを解決すると言って司教を殺して自分も死のうと考えている事を伝えます。
神裂はエーラーソーンに死んで欲しくありませんでした。
セアチェルを救った彼の事を好意的に見ています。
エーラーソーンは神裂に挑んだのですが彼の作った拘束具では神裂をどうこうできませんでした。
エーラーソーンは神裂に負け拘束されたみたいです。
神裂はエーラーソーンが司教の悪事を暴く為に囮捜査をしていたとの報告書を提出するそうです。
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第二話 南国を卒業するのはいつの日か YMIR's_ocean.
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神裂、ジーンズショップの店主、ツアーコンダクターの三人は南の島に来ています。
その島で魔術実験が行われているとの情報が入り捜査にやってきました。
魔術師を排除するか魔術兵器を破壊するのが目的です。
その島は閉鎖的な島でした。
それを見越して店主が神裂とツアーコンダクターの為に変身グッズを用意していました。
彼が用意したのは水着です。
これを着て観光客を装う事になりました。
ツアーコンダクターにはフリル付きの可愛いワンピースを用意しました。
神裂には後ろ側が紐しかないエロ水着を用意しています。
裸エプロンの様に見えるのが店主の好みでした。
それを聞いてしまった神裂が怒っています。
島民から話を聞き出そうとしています。
島民は外部の人間に対して反感を抱いているので思うように詳しい話は聞けませんでした。
それでも神裂と店主には島民が何らかの秘密を抱えているとの感触を得ています。
その島は50年前に海底火山の噴火によりできました。
神裂は島ができる前から海上に飛び出していた岩に向かう事にします。
この段階で神裂には魔術装置がどこにあるのか分かっていました。
目的の岩に到着した神裂は発掘を行っている少女と出会います。
その少女が問題の魔術師でした。
神裂は投降を呼びかけましたが断られてしまいます。
少女は巨大な津波を発生させて神裂にぶつけます。
神裂は3000メートルほど吹き飛ばされてしまいました。
少女は勝ったと思ったようですが聖人である神裂にダメージを与える事はできませんでした。
神裂は少女の起こした巨大な波の上をサーフィンのように滑って接近してきます。
少女は神裂に倒されました。
神裂の説得で少女は島民全てを大波で洗い流す事をやめます。
島民は少女の魔術を見てしまい、彼女を自分たちの救世主と捉えていました。
少女の起こした大波を見た島民は大歓声をあげています。
少女がそのまま島を去ると、この島は周辺の島から袋叩きにあってしまいます。
かといって他の島の住民を大波に飲ませる事もできません。
少女は島に残り島民を説得する事にしました。
神裂は少女が正しい行いをすると確信したようです。
少女を拘束しないで島を去りました。
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第三話 環境保護の真意 RULIC_letters.
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神裂、ジーンズショップの店主、ツアーコンダクターは環境破壊を止めようとしている魔術師を捕まえに行きました。
向かった先はデンマークにある製鉄所です。
問題の魔術師レアシックは科学サイドが魔術サイドを侵食していると主張しています。
レアシックは製鉄所の敷地内に魔法陣を仕掛けていました。
魔法陣を起点にして爆発を起こし製鉄所を破壊しようとしていました。
神裂たち三人の足元にも魔法陣が敷設されていました。
大して重要な場所ではないので大丈夫だと思った矢先に足元から爆発が起こりました。
神裂には余裕がありますね、店主とツアーコンダクターを助けてくれます。
発動した魔術に対して有効な魔術を即座に繰り出し爆発を中和したようだぞ。
レアシックは安全圏を設けてそこに潜んでいました。
しかし神裂が爆発の起こった場所から位置を特定して大型トラック用の道路標識をぶん投げました。
道路標識はレアシックの隠れていた壁にぶち当たり姿を現す事になりました。
レアシックは神裂には勝てないと判断して逃げ出しますが追いつかれます。
神裂のワイヤーで拘束されてしまうのですが両腕を引きちぎり魔術を発動しました。
レアシックは神裂を倒そうとしたのではなく製鉄所の破壊を目指しています。
神裂はレアシックが製鉄所を憎む理由を聞くことになります。
レアシックはルーンの研究をしています。
製鉄所が365日休みなく稼働しているので酸性雨が降るようになったそうですよ。
酸性雨の影響でルーンが刻まれている石碑が溶けてしまうそうです。
レアシックはこれを自然破壊だと主張しています。
神裂はレアシックが製鉄所を破壊しても重油などが海に流れ出し自然破壊が起こると説きます。
レアシックは意外そうな顔をしていました。
レアシックはルーンの石碑を守る事だけが価値ある事だと主張しました。
海が汚染されようが大した問題ではないと主張します。
神裂は身勝手な主張をするレアシックに怒りが爆発しそうになっています。
説得を諦めてレアシックをぶっ飛ばす事にしました。
レアシックから石碑の場所を聞き出し教会で保護する事にしました。
神裂は人間の都合しか考えない環境保護なんて神様が聞いたら呆れるのだろうか?と呟いています。
店主は高すぎる努力目標は破綻を招くだけだと言って神裂を慰めているようです。
この二人仲良しだね。
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第四話 いのちのあれこれ ALFAR.
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神裂、ジーンズショップの店主、ツアーコンダクターの三人はスコットランドに来ています。
そこにあるイギリスの防衛設備が奪われてしまいました。
防衛設備の奪還と犯人の討伐を依頼されました。
防衛設備は近付くと砲撃してきます。
神裂たちは茂みに隠れながら観察を行っています。
そこに防衛設備の運用を行っていた魔術師スラッパールがやって来ました。
合流した彼から防衛設備を奪われた経緯を聞くことになります。
狭い茂みに隠れているので店主が態勢を崩しそうになっています。
神裂に抱き着いていいかと聞いたら断られています。
倒れそうな店主はツアーコンダクターの足の間に頭を突っ込むしかないと言い始めます。
ツアーコンダクターにも当然断られていました。
結局足の間に頭を入れる事はできなかったようです。
彼女のパンツがどんなものだったのか気になりますよね?
スラッパールから防衛設備を運用する為にアルファルという魔術生命体を作り出したと教えられます。
スラッパールは複雑な魔術を行使する事が出来ない体質だそうです。
そこで作り出したアルファルに防衛設備の制御をさせていたそうです。
アルファルは貴重な存在なので殺さずに無力化して欲しいとお願いされました。
神裂は施設内に侵入する事に成功しました。
放たれる魔術を解析して効果を失わせる事で直撃されてもダメージを受けないようにしたようです。
神裂は施設内で異形の生命体を発見します。
アルファルが作り出したと思ったようですが違いました。
神裂はアルファルと対峙する事になります。
アルファルからスラッパールを追い出して防衛設備を占拠した理由を聞くことになります。
アルファルは彼女に近付いた生命体を急激に進化させる特性を持っていました。
スラッパールの飼っている猫を抱きたくて近付いた時に自分の特性を把握したそうです。
アルファルは異形の生命体をこれ以上作り出さない為に一人で立てこもっていたそうです。
アルファルは化石として発見されたそうです。
彼女の化石を使ってスラッパールが魔術を駆使して作り出したそうです。
アルファルはスラッパールの研究資料を発見していました。
そこには死体となってもある程度、生物を進化させる特性が残ると書いてありました。
心優しいアルファルは化石に戻る手段を探そうとしていました。
そこにスラッパールがやって来ました。
神裂が思いのほか強くてアルファルが倒されそうだと思いやってきたようです。
スラッパールからアルファルを作り出した目的が語られます。
スラッパールは複雑な魔術を行使できない自身を進化させる目的でアルファルを作ったそうです。
アルファルの影響で周囲の生物が異形となっても何ら問題無いと言ってますね。
スラッパールは神裂に対抗する手段を用意していました。
だから聖人が相手でも余裕ぶっこいているのね。
スラッパールは大量の強酸を神裂にぶつけて溺死もしくは圧死を狙ったようです。
しかし神裂には通用しませんでした。
神裂はアルファルが創造主であるスラッパールの味方をするのではないか?と懸念します。
アルファルがスラッパールを倒すには殺してしまう事だとアドバイスしてくれます。
神裂がバッサリとスラッパールを斬るのかな?と思ったのですが違う方法を取りました。
神裂はアルファルをバッサリと斬ってしまいます!!
二度とアルファルは作れないと知っているスラッパールは大きなショックを受けてしまいます。
強酸に触れるのにも構わずアルファルの元に駆け寄りました。
アルファルが死んだと思い込んだスラッパールはショックで動けなくなってしまいました。
そのままにしておくと強酸で溶けちゃうので神裂はスラッパールを拘束する事にしました。
帰りの車に死んだはずのアルファルが乗っていました。
神裂は致死量ギリギリまで自分の血を使ってアルファルの死を演出していました。
ジーンズショップの店主が即興でアルファルの特性を抑えつけるジーンズを作っているぞ。
神裂はアルファルをイギリスの施設で保護する事を決めました。
神裂は優しいよな。
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第五話 海洋牢獄 NAGLFAR.
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神裂、ジーンズショップの店主、ツアーコンダクターはインドに来ていました。
犯罪を犯した魔術師をイギリスに護送する為の大型潜水艦の制御が奪われたのが原因です。
大型潜水艦は海洋牢獄と呼ばれています。
船の中に制御装置は存在しません、外部から魔術的に操艦しているそうです。
その制御が奪われたと神裂たちは予想しています。
海洋牢獄は12隻存在し、1隻をダミーとして一般に開放しています。
世界一周旅行に使われる豪華な潜水艦って事になっています。
大人気でチケットを入手できず誰も乗る事が出来ない事にしています。
神裂たちはインドにある制御装置に向かいました。
そこにあったのは巨大な壁です。
陸地からの距離に比例して高度が増すそうです。
海洋を航行中であれば数千メートルの高さに浮遊しているそうですよ。
囚人たちに制御を奪われた現在は数十メートルの高さに浮いています。
ジーンズショップの店主の魔術を神裂がサポートする事で壁に異常が無いか調べています。
二人はその魔術で問題点を解明できるとの自信があったようですが制御装置に異常は見当たりませんでした。
神裂が囚人の爪を使って海洋牢獄の性質を作り替えた事に気が付きました。
直接乗り込んでリーダーの魔術師を無力化する事にします。
海に向かっている神裂たちの脇をネセサリウスに同じ依頼を受けた魔術師が通過しました。
その女は神裂を挑発してきます。
彼女は魔術師を皆殺しにしても良いって上層部の命令を喜んでいます。
神裂はなるべく人死にを出さずに解決したいと考えていました。
走り去った魔術師を走って追いかける事にします・・・神裂の走るスピードは音速に迫っています。
神裂は魔術師にタックルをかましてもつれ合いながら砂浜に墜落する事になりました。
ある程度のダメージを与えられたと思ったようですが魔術師は無傷です。
海の上を走りだしました!!
神裂も海上を走って後を追う事になります。
魔術師ってスゲーよな。
驚いたのは魔術師の移動スピードが神裂に迫っている事です。
更に神裂に対して攻撃までしてきました。
神裂は魔術師の使っている魔術を解析します。
魔術師は靴を使った魔術でスピードとパワーを手に入れていました。
革を三角形にする事で効力を発揮しています。
それに気が付いた神裂が絶技を見せてくれました。
高速移動しながら神裂は数センチの大きさしかない三角形を曲線的に切り裂き効果を失わせています。
魔術師も対抗して壊された革をさらに直線的に切り三角形に戻していきます。
魔術師は負ける筈は無いと確信していたようですが精度の限界がやって来ました。
何度も切り裂いた事で革の大きさが小さくなりすぎてしまいました。
魔術師は革を正確に三角形に切る事ができなくなりました。
驚きなのは神裂が正確に革を曲線的に切り続けている事です。
魔術の効果を失った魔術師は神裂に殴られる事になりました。
二人の戦いを海洋牢獄の中から見ていた囚人に神裂が優しく呼びかけます。
神裂の恐ろしさを理解した囚人たちは従う事にしました。
神裂は目的通りに人死にを出さずに海洋牢獄の制御を取り戻しました。
ジーンズショップの店主から苦情を入れられています。
物凄い速度で砂浜に着陸したので周囲の隠蔽が大変だったと言っています。
神裂は配慮が足りなかったことを反省しています。
ジーンズショップの店主は良い仕事をするよね。
ツアーコンダクターがネセサリウス内での彼の序列を知りたがっています。
なんか誤魔化していますね。
意外と高位の存在なんだろうか?
神裂は海洋牢獄など必要ない社会を作れると良いなと考えています。
やっぱり彼女は優しいよな。
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第六話 最高の一瞬 BIFROST.
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魔術師オーレンツを討伐する為に神裂が一人で派遣されました。
神裂は巨大な観覧車のようなものに乗っています。
非情に不機嫌そうにしていますね・・・
それには理由がありました。
ネセサリウスはオーレンツの研究は破綻していて周囲の人間に被害を及ぼすと判断しました。
早急にオーレンツを討伐したいと考え神裂を派遣したようです。
オーレンツを敵視しているのはネセサリウスだけではありませんでした。
ロンドンで最大規模の魔術結社「明け色の陽射し」もオーレンツを狙っていました。
神裂は明け色の陽射しのボスであるバートウェイとお付きのマークと同乗する事になってしまいました。
オーレンツが居るのは宇宙空間のようです。
三人は無重力空間を移動しているカーゴの中に居ました。
暇を持て余しているバードウェイがスナック菓子をバラまいたりして挑発してくるので神裂はブチ切れそうになっています。
バードウェイは自分の実力に自信があるようです。
神裂に勝てると確信しているみたいです。
バードウェイが神裂に突っかかってくるのは彼女が巨乳だからのようです。
乳を揺らしながら戦うしか能が無いとか乳を使って色仕掛けを仕掛けていると言ってます。
神裂は年齢と共に大きくなるので焦らなくても良いと余裕のコメントを返しています。
それがバードウェイにはカチンときたようですね。
彼女は少女って年齢ではないようですね。
二人が戦闘を始めるとカーゴは破壊されてしまい酸素の無い空間に投げ出される事になります。
マークが必死に二人の仲裁をしています。
無重力空間でゲロを吐くとか脅しています。
カーゴのドアを開けるふりまでしています。
流石の神裂とバートウェイもゲロと無酸素空間は嫌らしく大人しくなっています。
暇を持て余しているバートウェイと神裂は魔術的な会話をしていました。
ネセサリウスはオーレンツの事を強敵とは判断しなかったようです。
彼が何を研究していたかを神裂に知らせていません。
神裂なら突撃するだけで倒せると判断したようです。
バートウェイの方はオーレンツについてもう少し詳しく知っていました。
バードウェイからオーレンツが魔導書の原典を使っていると教えられる事になりました。
しかしその理論が破綻しているそうです。
二人ともオーレンツは大した相手では無いとの認識を持つ事になります。
神裂とバードウェイはオーレンツの拠点に到着したら相手をぶっ飛ばそうと考えています。
オーレンツは刺客が差し向けられる事を考慮していました。
並みの魔術師ならば簡単にあしらえる準備をしていたそうですが相手が悪すぎました。
拠点に到着すると同時に神裂とバードウェイが戦闘を始めたようです。
カーゴは内側から吹き飛び待ち構えていたオーレンツを吹き飛ばしました。
神裂とバードウェイの戦いの行方が気になります。
どっちが勝ったんだ?
それとも引き分けだったのか?ありそうだね。
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第七話 救いの行き先 GUNGNIR.
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神裂、ジーンズショップの店主、ツアーコンダクターはベルギー王国の港湾地帯に来ていました。
北欧神話系の魔術結社が次々に襲撃されているからです。
犯行現場を調べた神裂は一人の襲撃者が行った犯行であると予想しています。
襲われた魔術師は骨折と内臓を損傷していました。
全ての魔術師が同じ傷を負っています。
戦闘中に数十人の敵に対して同じ傷を与える余裕が襲撃者にはありました。
神裂とジーンズショップの店主は襲撃者が聖人であると断定しています。
そこでまだ襲われていない魔術結社を襲撃して犯人を待つ事にします。
ツアーコンダクターは神裂一人で魔術結社を壊滅できるのか心配しています。
神裂は簡単に魔術結社を壊滅させてしまいました。
ぶちのめした魔術師から事情を聞き出そうとしたのですが口を割りませんでした。
神裂は魔術師たちを治療する事にしたのですが、そこに襲撃犯がやって来ました。
クレイモアを使う金髪美女でした。
年齢は神裂と同じくらいです。
クレイモアは力任せに振り回して敵を圧し潰す剣なのですが襲撃者は神裂並みの技量を持っていました。
細かく斬撃の威力を調整して神裂に切りつけてきました。
神裂の使う七天七刀の方が切れ味が鋭かったようです。
クレイモアは刃こぼれを起こしてしまいます。
襲撃者は一旦引くことにしました。
神裂相手に余裕で撤退していったぞ。
神裂に襲撃された魔術師達は彼女の事を襲撃犯だと勘違いして混ざり物のブリュンヒルドと罵っていました。
神裂はブリュンヒルドについて調べてもらう事にします。
そしてブリュンヒルドが聖人であることが判明しました。
神裂は収容した魔術師からブリュンヒルドについて聞き出す事にします。
既に神裂は襲撃を受けた北欧神話系の魔術結社がブリュンヒルドが所属していた小さな魔術結社を襲撃した事を掴んでいます。
ブリュンヒルドが再び襲ってくると教えると真実を吐いてくれます。
彼らは聖人の特性を持っているブリュンヒルドが活躍する事によって北欧神話系の魔術体系が破壊される事を恐れたそうです。
ブリュンヒルドは北欧神話のワルキューレの特性と十字教の聖人の特性を併せ持っています。
だから混ざり物と呼ばれていました。
神裂はひっそりと平和に生きていたブリュンヒルドを下らない理由で襲った魔術師たちを非難しています。
そこにブリュンヒルドの声が聞こえてきました。
彼女は襲撃した魔術師の肺に刻んだ魔術を通して声を届けてきました。
ブリュンヒルドから魔術師たちが行った非道が語られます。
襲撃時にブリュンヒルドを殺せなかった彼らは一人ぼっちになり放浪しているブリュンヒルドを付け狙ったそうです。
彼女に救いの手を差し伸べる可能性のあった小さな北欧系の魔術結社を壊滅させたそうです。
行倒れていたブリュンヒルドに話しかけたって理由で民間人の子供を殺したそうですよ。
ブリュンヒルドの恨みは根深いぞ。
ブリュンヒルドはグングニルが完成したので生かしておいた魔術師を殺して回ると宣言します。
神裂は瀕死の魔術師からブリュンヒルドの痕跡を辿る事になってしまいます。
非道な行いをした相手でも殺してしまうのは躊躇われるようですね。
迷う神裂の背中をジーンズショップの店主が押しています。
彼は意外と脆い神裂の心を支えていますね。
位置を特定した神裂はブリュンヒルドを追いかける事にしました。
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第八話 秘されし文字を伝える者 VALKYRIE.
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ブリュンヒルド=エイクトベルは北欧神話のワルキューレと十字教の聖人の特徴を併せ持っているので弱点を抱えていました。
彼女の能力はワルキューレと聖人の特性が拮抗すると失われるそうです。
三か月周期で数日間普通の人間と同じ能力しか使えない期間が存在します。
その期間に襲われてしまいブリュンヒルドは北欧神話系の魔術組織に拘束されてしまいました。
魔術組織はブリュンヒルドを憎んでいたのですが彼女の持つワルキューレの特性を解析したいとの欲望に負けました。
数年間にわたり彼女を拷問する事になりました。
ブリュンヒルドの精神崩壊を避ける為に復元不可能な部位欠損を与える拷問や強姦は行われませんでした。
更に彼女の精神を保つために少年に食事を運ばせる事にしました。
厳しい拷問を受けているブリュンヒルドは少年と打ち解け会話を交わすようになりました。
セイリエ=フラットリーという少年です。
ブリュンヒルドと少年が仲良くなった頃に少年が自分の罪を告白してきました。
少年は魔術師たちに命じられてブリュンヒルドの精神を保つために彼女と会話していた事を懺悔してきました。
少年はブリュンヒルドと同じように魔術師たちに拘束されていて拷問を受けていました。
ブリュンヒルドは少年を責める気にはなりませんでした。
少年を助けたいと思うようになりブリュンヒルドは生きる希望を見出す事になります。
ブリュンヒルドはワルキューレの力が大きくなる日を待つ事になります。
ワルキューレの力が最高になる日がやって来たのですがその日少年は現れませんでした。
代わりに食事を運んできた魔術師から少年が自殺したと教えられます。
ブリュンヒルドを精神的に痛めつけたい魔術師は少年が書き残した手紙を見せます。
そこにはブリュンヒルドを助けられなくてごめんなさいとの少年の讒言が記されていました。
それを見たブリュンヒルドの中で何かが壊れたようです。
ワルキューレの力を振るい魔術結社から逃走する事に成功しました。
脱出したブリュンヒルドは少年を病院に運び込みます。
少年は植物状態になっていました。
ブリュンヒルドは少年を元に戻す為に動き始める事にしました。
ブリュンヒルドはグングニルを完成させオーディンの力を使えるようになれば少年を助けられると思っています。
そこに神裂が突撃してきました。
完成度70%のグングニルを使うブリュンヒルドと神裂の剣劇が始まります。
ワルキューレと聖人の戦いは互角の展開でした。
グングニルを完成させるにはオーディンだけが知っていた最後のルーンを刻む必要があります。
ブリュンヒルドが手の中に握っていた木の板に記されたルーンを見せてきます。
それを見せられた神裂は頭が破裂しそうな頭痛に苛まれる事になります。
神裂はそれが最後のルーンだと思ったようですがジーンズショップの店主からの情報が入ります。
店主は瀕死状態の魔術師から情報を聞き出したそうです。
最後のルーンは地球上のどこかに刻む必要があるそうです。
ブリュンヒルドから地球の核にルーンを刻み付けると教えられる事になりました。
神裂は人間の手はそこまで届かないと反論しましたがブリュンヒルドは十字教の魔術を使うと教えてくれます。
彼女は海洋牢獄を制御している魔術を応用して地球の核にルーンを刻むと教えてくれました。
ブリュンヒルドはこの計画を成功させる為に神裂たちがこれまでに対処した魔術師たちと接触を持っていました。
彼らが使っている魔術を少しずつ拝借することで今回の計画を実行に移したようです。
手段が分かっても神裂たちにはルーンを刻む事を妨害する手段がありません。
神裂はブリュンヒルドを説得する事にします。
ブリュンヒルドが計画を実行に移した理由は自分の所為で植物状態になった少年を生き返らせる為です。
神裂はブリュンヒルドも被害者と考えていますね。
ブリュンヒルドの行いを聖人なら誰もが通る道と考えています。
神裂はブリュンヒルドがグングニルを完成させても少年は生き返らないと現実を突きつけました。
ブリュンヒルドは激高しますが神裂は北欧神話には死者を生き返らせる伝承が無い事を指摘しました。
ブリュンヒルドも薄々は少年を生き返らせる事は出来ないと気が付いていたようです。
心が折れそうになっているブリュンヒルドに少年の謝罪する声が聞こえてきました。
ブリュンヒルドは爆発してしまい襲い掛かってきました。
神裂は対抗手段を思いついていました。
神裂はブリュンヒルドがワルキューレと聖人の特性を併せ持っている事を利用しました。
七天七刀でグングニルと切り結び十字を作ります。
そこを介してブリュンヒルドに聖人の力を流し込みました。
特性がワルキューレになる日を選んで行動していたブリュンヒルドのバランスが崩れてしまいます。
聖人の力が強くなり過ぎたブリュンヒルドはワルキューレの力が弱まり神裂に敗れました。
優しい神裂は鞘でブリュンヒルドを殴る事にしましたよ。
ブリュンヒルドはネセサリウスに回収される事になりました。
ジーンズショップの店主がブリュンヒルドに言う事を聞かせる為に少年を拉致しようとしている一派が居る情報を掴みます。
店主は汚いやり口に憤りを感じているようです。
彼は神裂と似たような正義感を持っている人なのね。
店主は少年が目覚めないのはブリュンヒルドを敵視していた魔術師たちが嫌がらせで何らかの魔術を掛けていた可能性がある事に気が付きました。
それが真実なら少年が目覚める可能性が出て来ました。
神裂と店主はセイリエを助けに行く事にしたようです。
怒れる二人は不埒な計画をたてた一派をどうしたんだろうね?
ちょーっと怖いな。
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成分 | 美少女 | 敵戦力 | 科学 | 魔術 | 幻想殺し | ラッキースケベ |
評価 | AAA | AAA | C | AAA | C | B |
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