ラノベの感想) 大日本サムライガール 第7巻 (星海社FICTIONS)
概略:
日毬はコンタクト取ってきたCIAとDIA、民政党と自友党のどちらと組むか決める事になります。ローガンの娘のリリィがひまりプロダクションに所属して杏奈の会社のCMを担当する事になります。颯斗が織葉家の後継者に選ばれる事になります。反感を抱いていた父親が病魔に侵されていて余命が短いと知らされます。父親は颯斗を後継者として相応しい人物に育て上げる為に彼に辛く当たっていた事が判明しました。わだかまりが消えた颯斗は父親の願いを叶えたいと思ったようですが出された条件が重すぎました。政治とは関わらない事が提示されました。日毬を応援し続けていきたいと考える颯斗は父親の期待に応える事がでませんでした。
レーベル:星海社
発行日:2014/1/15
著者:至道流星
イラスト:まごまご
ISBN:978-4-06-138889-5
雰囲気:選択の時、相続問題、合併作戦、予想外の敵、日毬の涙、結束
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第一章 ひまりプロ新体制
>>
ひまりプロダクションにリリィとクロエが遊びに来ました。
日毬と会えてリリィは嬉しそうにしています。
日毬はクロエに日本大志会のアドバイザーになって欲しいと打診します。
クロエは自分のキャリアを再起動させる機会を伺っていたようです。
日毬の提案をチャンスと捉え快諾してくれました。
杏奈と由佳里が戻って来てリリィとクロエに出会います。
リリィを一目見た杏奈が気に入ってしまいました。
杏奈はドーナツショップのCMにリリィを起用したいと言い出します。
クロエが快諾したのでリリィのCM起用が決まりました。
リリィを気に入った杏奈が何かと世話を焼く事になっています。
リリィは杏奈の子分的なポジションになるみたい。
CM撮影は上手くいきリリィの売り込み方を考えるようになります。
クロエが日毬のアドバイザーとして活動を開始します。
日毬はCIAとDIAのどちらに付くのが良いのか問いかけます。
クロエは自分たちの要求が通りやすい方と組むのが良いと言っています。
社長を由佳里に譲り杏奈を副社長に据えたので戦略会議は二人が主導する事になっています。
颯斗は二人の考えが大幅にずれている時だけ軌道修正の為に口出ししようと決めました。
颯斗が何か言うと由佳里と杏奈が連合して反撃してきます。
壮司は杏奈のファンなので颯斗の味方にはなってくれません。
颯斗は疎外感を感じてしょぼくれる事に成ります。
そんな颯斗を栞と千歳が励ましてくれました。
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第二章 CIAエージェント
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日毬と颯斗がDIAのクルス大佐に料亭に招待されました。
クルス大佐が好きになった懐石料理を出す高級店です。
日毬が日本食だった事を喜んでいます。
日毬とクルスが腹を割って話し始めます。
日毬は日本の核武装を是が非でも実現したいとの希望を語ります。
クルスはそれは実現できないと返答するしかありませんでした。
アメリカの本流に属しているクルスは日本が独自路線を歩める可能性は低い事を説きます。
納得できない日毬はDIAと組む事は出来ないと判断しました。
クルスは日毬が困難な道を選んだ事を心配しています。
政治的な話は不調に終わりましたが互いの日常を語り合う雑談は盛り上がっていました。
クルス大佐は信頼の置ける人物のようなので組めなかった事が残念です。
日毬の事が大好きなクルス大佐は日毬の行く末を祈ってくれました。
これが最後の別れとなるのでしょうか?
リリィが雑誌モデルの仕事をする事になります。
クロエが付いてきてリリィ以上にはしゃいでいます。
日毬はクロエにDIAとの話し合いが不調に終わった事を知らせます。
クロエはCIA極東支局長のローガン(クロエの旦那)と会談をセッテイングしてくれました。
日毬と颯斗はローガンの家に招かれる事になりました。
日毬とローガンは互いの妥協点を話し合う事になります。
核武装をしたいと主張する日毬にローガンは最初困り顔をしていたのですがCIAが日米の懸け橋になる可能性を見出すと乗り気になります。
クロエのアドバイスが入り民政党に加担して中国寄りの政策を採るふりをする事を勧めます。
これにはホワイトハウスを焦らせる意図がありました。
日毬が中国寄りの考えに変わったと思わせ核武装への譲歩を引き出すのが狙いです。
話を聞いていたリリィは民政党がひまりプロダクションになると新たな視点を提供してくれました。
ローガンはアメリカに対する演技力を日毬に求めてきました。
日毬はCIAの影響力を排せないと理解して苦々しい気分のようですが、ローガンと手を組むしかないと思ったようです。
ローガンとの会談を終えた日毬は少し落ち込んでいました。
心配した凪沙と杏奈が颯斗に事情を聴いてきます。
颯斗は政治的な話なので日毬が語るまで待って欲しいと答えました。
颯斗を信頼しきっている凪沙はそれで安心したようです。
日毬を励ましたい杏奈はリリィの歓迎会を行いそこで日毬を励ます事にします。
リリィの歓迎会に招待したのはリリィとクロエだけだったのですがローガンまでやって来ました。
颯斗は呆れていますがローガンはリリィが芸能活動を始めた事が純粋に嬉しいようです。
酔っぱらっているローガンは森にCIA東アジア支局長ですと自己紹介しています。
森は冗談だと思い込む事にしたようです。
颯斗はローガンがバカ親だったと知り組む相手を間違えたかも?と心配になっています。
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第三章 織葉一族
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ひまりプロダクションに颯斗の母親織葉伶子が訪ねてきました。
伶子は世界各地に不動産を所有する会社を経営していて殆ど日本に居ないそうです。
そんな彼女が颯斗の会社に訪ねてきたのには重大な理由がありました。
颯斗は母親が職場に訪ねて来たとの苦行に文句を言っています。
伶子が颯斗ちゃん呼びしたのも颯斗には許しがたいようです。
颯斗が会社に現れるまで由佳里が伶子の相手をしていました。
伶子は由佳里の事が凄く気に入ったようです。
お嫁さんにするなら由佳里が良いと力説しています。
由佳里の事をビジネスパートナーとしてしか見ていない颯斗は迷惑そうにしていました。
伶子は颯斗と二人だけで話したいと言い出します。
颯斗は社内のスタジオに伶子を連れて行きそこで話す事にしました。
伶子はもうすぐ颯斗の父親が死ぬと教えました。
癌に掛かっていて治療の見込みは無く末期療養として明日から入院すると言っています。
颯斗に父親に会いに行くように言ってきました。
父親を嫌っている颯斗も大きな衝撃を受けたようです。
翌日病室で父親と面会して織葉家の後継者になれと命じられました。
颯斗は弟の悠斗が後継者に選ばれたと思っていたので驚いています。
父親は織葉家を相続するにあたり一つだけ条件を出してきました。
政治には関わるなと言われます。
それを聞くまでは颯斗も相続を重荷に感じてはいなかったようですが大いなる悩みを抱える事になりました。
死期が迫っている父親は返事をせっつきますが颯斗は三日間の猶予を貰う事にしました。
颯斗は日毬と話す事にしました。
そこで日毬の手伝いをしたいとの気持ちを新たにすることになります。
颯斗は日毬の後押しをして日本を変えたい、それを自分の人生の目的としたい、と考えるようになりました。
日毬の純粋さが颯斗の心を決めたようです。
颯斗は軽井沢の別荘に向かい父親への返答を考える事にします。
心配した伶子が様子を見に来ました。
伶子は颯斗を説得する目的があったようです。
早々に颯斗に見透かされてしまい織葉家を継ぐのは颯斗しかいないとの思いを強くします。
颯斗は自分の考えを伶子に話し賛同を得ようとしましたが伶子は父親の味方でした。
颯斗は父親の病室を訪れ保留していた返事をする事にします。
開口一番に期待に応えられない事を謝罪していました。
颯斗は日毬の事を恩人と捉えている事と、彼女の為にできるだけの支援をしたい事、一緒に日本を変えていきたいとの思いを語りました。
父親は政治に加担する事の危うさを熟知しているので颯斗の決断を哀しく感じています。
政治に関わらないとの指針を曲げる事は出来ないので悠斗が織葉家を継ぐ事になりました。
父親は織葉家を1000年に渡り存続させる積りです。
颯斗には悠斗が後継者としてやっていけるようになるまで面倒を見る事を要求してきました。
父親は最初から颯斗を後継者にするべく育てていたようです。
幼少期から失敗する事を体験させ優主な経営者にしたかったみたいです。
最後の最後に失敗したと言ってましたが颯斗が目指すモノを面白いと感じたようです。
二人の間にあったわだかまりは消えて仲の良い親子関係に戻れたようです。
その日の面会が父親との最期の別れになりました。
葬儀の後も1週間ほど相続の手続きで颯斗は出社する事ができませんでした。
1週間ぶりに出社するとメンバー全員が待っていてくれました。
みんなで颯斗を元気づけようとしてくれたようです。
颯斗は感激のため泣き出してしまいました。
新たな出発を記念して全員で記念撮影を行う事になります。
ひまりプロダクションの結束が益々強まった感じです。
父親への反発が無くなった颯斗は前向きな考え方に変化しているような?
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第四章 政治謀略
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日毬と颯斗は民政党の神内に民政党と合併する意思がある事を伝えました。
神内は大喜びしています。
これで選挙に勝てると確信したようです。
日本大志会と民政党の合併の話題を長い間加熱させる為の戦略を颯斗と由佳里が練っています。
ここでも由佳里が良いアイディアを出してくれました。
日毬と神内で党首選挙を行う事を提案しました。
二人の大物が真剣に戦う姿が話題になるとの考えです。
凪沙から日毬の態度が変わり始めていると聞かされます。
一度考えてから行動を起こすようになったそうです、落ち着きが出てきたって事のようです。
颯斗と日毬は民政党との合併計画の概要をレイエス家の面々に伝えに行きました。
颯斗と由佳里の作った計画にローガンも満足なようです。
神内が民政党の重鎮を集めて日毬と颯斗を紹介しました。
神内は党内の調整を無事に終わらせる事ができていました。
颯斗は神内に党首選挙に出て欲しいとお願いします。
日毬の党首就任は内々に決まっているのであくまでも演出としての選挙で負ける事が確定しています。
プライドの高い人間ならば嫌がる話なんですが神内は快諾してくれました。
合併の話題を長い間加熱させるにはいい手段だと判断したようです。
民政党から担当者を選出して日本大志会本部で合併についてのすり合わせを行う事になりました。
日毬は遅くまで残って議論に参加していましたが颯斗はアイドル活動に支障が出る事を心配しています。
そこですり合わせ作業が続く数日間、隣のマンションに住んでいる杏奈に泊めて貰う事にしました。
話を聞いた杏奈は狂喜乱舞しているようでした。
颯斗は日毬を誘ってくれた自友党の深見と会う事にします。
日毬が自友党の誘いに乗れない事を伝えました。
深見は日毬の決断に異論は唱えませんでした。
若い間に色々と経験して最後に保守本流の自分たちと合流すればいいよと言ってくれました。
日毬はゆくゆくは自友党との合併も視野に入れているんだよね・・・とうなるんだろう?
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第五章 幕開け、空中戦
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日本大志会と民政党の合併作戦が動き始めました。
絶対に失敗できない戦いだと判断した颯斗は広告宣伝をテレビ局よりも強い立場に立つ蒼通に依頼する事を決めます。
蒼通の窓口となった元上司の部長は乗り気になっています。
プロジェクトチームを組んで協力する事を決めました。
マスコミを集めて合併を発表する事になります。
神内と日毬が決意表明して合併のやり方が発表される事になりました。
集まったマスコミ各社は面白いネタになると感じ意気が上がっています。
ここで党首選挙と新たな党名を募集する事が発表されました。
作戦は順調な出だしでした。
日毬は日本大志会として最後の集会を開き自分の判断を信じて欲しいと訴えます。
一人の党員は日毬に裏切られたと非難してきました。
日毬は土下座して泣きながら彼らを裏切った事を詫びています。
非難していた党員も最後は泣きながら、それでも日毬に付いて行くしかないと泣き崩れます。
会場は異様な雰囲気に包まれていました。
党名は公募されたものを三つに絞り民政党の政治家の投票で選ばれる事になります。
結果、大和同盟に決まりました。
颯斗は蒼通を味方に引き入れているので順調に事が運ぶと考えていました。
しかしアメリカの権力者たちは大和同盟に危機感を募らせたようです。
蒼通に巨大な広告を出す事で大和同盟を潰しに掛かってきました。
彼らはアメリカの保険会社を通じて巨額の広告を蒼通に出してきました。
元々日毬はマスコミの改革をうたっているのでマスコミ大手は敵に回ります。
それを抑える為に蒼通を使ったのですが裏切られる事になってしまいます。
蒼通は颯斗からの依頼をキャンセルしてきました。
マスコミ各社は大和同盟を非難する報道を繰り返す事になります。
大和同盟が分裂しかけています。
神内は元民政党の議員から合併を取りやめるべきだと言われ激怒しています。
今後の対応を検討する会議だったのですがまともな意見は出てきませんでした。
民政党の烏合の衆だって地がでてしまいます。
神内と日毬は会議を後にする事になりました。
マスコミの攻撃が始まると日本大志会の党員が大量に脱会する事になります。
日毬は大きく心を痛める事になりました。
気丈に振舞っていましたが民政党の会議からの帰り道で泣き出してしまいます。
人前で泣く日毬を始めて見てしまった颯斗は動揺しています。
由佳里に少し帰るのが遅くなると伝え日毬と公園に向かいました。
颯斗は泣き止んだ日毬を励ます事にします。
ここから反撃の方法を考えると言っています。
二人が事務所に戻るとメンバーが総出で出迎えてくれました。
リリィまでやってきています。
栞とリリィが党首選挙に立候補すると言い出しました。
杏奈や千歳からも日毬に協力したいとの声が上がります。
日毬は苦しい戦いに巻き込みたくないと断ろうとしますが由佳里が社長命令を出して日毬の反論を封じます。
ひまりプロダクションは一丸となって日毬を支える事が決まりました。
涙もろい男性陣はもらい泣きしています。
円陣を組んで杏奈の掛け声で気勢を上げる事になりました。
日毬の痛みは私たちの痛み、日毬の目標は私たちの目標。
日本と世界の、愛と正義と平和とロマンのために戦います。
この戦いには、地球人類の未来が掛かっている。
みんな、頑張って勝とうね!
杏奈らしいいい演説だね。
困難に際してひまりプロサクションは結束する事になりました。
とてもいい組織になっていると思います。
どんな逆転のプランが飛び出すのか楽しみですねー。
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AmazonLink: 大日本サムライガール 7 (星海社FICTIONS)
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日毬はコンタクト取ってきたCIAとDIA、民政党と自友党のどちらと組むか決める事になります。ローガンの娘のリリィがひまりプロダクションに所属して杏奈の会社のCMを担当する事になります。颯斗が織葉家の後継者に選ばれる事になります。反感を抱いていた父親が病魔に侵されていて余命が短いと知らされます。父親は颯斗を後継者として相応しい人物に育て上げる為に彼に辛く当たっていた事が判明しました。わだかまりが消えた颯斗は父親の願いを叶えたいと思ったようですが出された条件が重すぎました。政治とは関わらない事が提示されました。日毬を応援し続けていきたいと考える颯斗は父親の期待に応える事がでませんでした。
レーベル:星海社
発行日:2014/1/15
著者:至道流星
イラスト:まごまご
ISBN:978-4-06-138889-5
雰囲気:選択の時、相続問題、合併作戦、予想外の敵、日毬の涙、結束
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第一章 ひまりプロ新体制
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ひまりプロダクションにリリィとクロエが遊びに来ました。
日毬と会えてリリィは嬉しそうにしています。
日毬はクロエに日本大志会のアドバイザーになって欲しいと打診します。
クロエは自分のキャリアを再起動させる機会を伺っていたようです。
日毬の提案をチャンスと捉え快諾してくれました。
杏奈と由佳里が戻って来てリリィとクロエに出会います。
リリィを一目見た杏奈が気に入ってしまいました。
杏奈はドーナツショップのCMにリリィを起用したいと言い出します。
クロエが快諾したのでリリィのCM起用が決まりました。
リリィを気に入った杏奈が何かと世話を焼く事になっています。
リリィは杏奈の子分的なポジションになるみたい。
CM撮影は上手くいきリリィの売り込み方を考えるようになります。
クロエが日毬のアドバイザーとして活動を開始します。
日毬はCIAとDIAのどちらに付くのが良いのか問いかけます。
クロエは自分たちの要求が通りやすい方と組むのが良いと言っています。
社長を由佳里に譲り杏奈を副社長に据えたので戦略会議は二人が主導する事になっています。
颯斗は二人の考えが大幅にずれている時だけ軌道修正の為に口出ししようと決めました。
颯斗が何か言うと由佳里と杏奈が連合して反撃してきます。
壮司は杏奈のファンなので颯斗の味方にはなってくれません。
颯斗は疎外感を感じてしょぼくれる事に成ります。
そんな颯斗を栞と千歳が励ましてくれました。
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第二章 CIAエージェント
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日毬と颯斗がDIAのクルス大佐に料亭に招待されました。
クルス大佐が好きになった懐石料理を出す高級店です。
日毬が日本食だった事を喜んでいます。
日毬とクルスが腹を割って話し始めます。
日毬は日本の核武装を是が非でも実現したいとの希望を語ります。
クルスはそれは実現できないと返答するしかありませんでした。
アメリカの本流に属しているクルスは日本が独自路線を歩める可能性は低い事を説きます。
納得できない日毬はDIAと組む事は出来ないと判断しました。
クルスは日毬が困難な道を選んだ事を心配しています。
政治的な話は不調に終わりましたが互いの日常を語り合う雑談は盛り上がっていました。
クルス大佐は信頼の置ける人物のようなので組めなかった事が残念です。
日毬の事が大好きなクルス大佐は日毬の行く末を祈ってくれました。
これが最後の別れとなるのでしょうか?
リリィが雑誌モデルの仕事をする事になります。
クロエが付いてきてリリィ以上にはしゃいでいます。
日毬はクロエにDIAとの話し合いが不調に終わった事を知らせます。
クロエはCIA極東支局長のローガン(クロエの旦那)と会談をセッテイングしてくれました。
日毬と颯斗はローガンの家に招かれる事になりました。
日毬とローガンは互いの妥協点を話し合う事になります。
核武装をしたいと主張する日毬にローガンは最初困り顔をしていたのですがCIAが日米の懸け橋になる可能性を見出すと乗り気になります。
クロエのアドバイスが入り民政党に加担して中国寄りの政策を採るふりをする事を勧めます。
これにはホワイトハウスを焦らせる意図がありました。
日毬が中国寄りの考えに変わったと思わせ核武装への譲歩を引き出すのが狙いです。
話を聞いていたリリィは民政党がひまりプロダクションになると新たな視点を提供してくれました。
ローガンはアメリカに対する演技力を日毬に求めてきました。
日毬はCIAの影響力を排せないと理解して苦々しい気分のようですが、ローガンと手を組むしかないと思ったようです。
ローガンとの会談を終えた日毬は少し落ち込んでいました。
心配した凪沙と杏奈が颯斗に事情を聴いてきます。
颯斗は政治的な話なので日毬が語るまで待って欲しいと答えました。
颯斗を信頼しきっている凪沙はそれで安心したようです。
日毬を励ましたい杏奈はリリィの歓迎会を行いそこで日毬を励ます事にします。
リリィの歓迎会に招待したのはリリィとクロエだけだったのですがローガンまでやって来ました。
颯斗は呆れていますがローガンはリリィが芸能活動を始めた事が純粋に嬉しいようです。
酔っぱらっているローガンは森にCIA東アジア支局長ですと自己紹介しています。
森は冗談だと思い込む事にしたようです。
颯斗はローガンがバカ親だったと知り組む相手を間違えたかも?と心配になっています。
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第三章 織葉一族
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ひまりプロダクションに颯斗の母親織葉伶子が訪ねてきました。
伶子は世界各地に不動産を所有する会社を経営していて殆ど日本に居ないそうです。
そんな彼女が颯斗の会社に訪ねてきたのには重大な理由がありました。
颯斗は母親が職場に訪ねて来たとの苦行に文句を言っています。
伶子が颯斗ちゃん呼びしたのも颯斗には許しがたいようです。
颯斗が会社に現れるまで由佳里が伶子の相手をしていました。
伶子は由佳里の事が凄く気に入ったようです。
お嫁さんにするなら由佳里が良いと力説しています。
由佳里の事をビジネスパートナーとしてしか見ていない颯斗は迷惑そうにしていました。
伶子は颯斗と二人だけで話したいと言い出します。
颯斗は社内のスタジオに伶子を連れて行きそこで話す事にしました。
伶子はもうすぐ颯斗の父親が死ぬと教えました。
癌に掛かっていて治療の見込みは無く末期療養として明日から入院すると言っています。
颯斗に父親に会いに行くように言ってきました。
父親を嫌っている颯斗も大きな衝撃を受けたようです。
翌日病室で父親と面会して織葉家の後継者になれと命じられました。
颯斗は弟の悠斗が後継者に選ばれたと思っていたので驚いています。
父親は織葉家を相続するにあたり一つだけ条件を出してきました。
政治には関わるなと言われます。
それを聞くまでは颯斗も相続を重荷に感じてはいなかったようですが大いなる悩みを抱える事になりました。
死期が迫っている父親は返事をせっつきますが颯斗は三日間の猶予を貰う事にしました。
颯斗は日毬と話す事にしました。
そこで日毬の手伝いをしたいとの気持ちを新たにすることになります。
颯斗は日毬の後押しをして日本を変えたい、それを自分の人生の目的としたい、と考えるようになりました。
日毬の純粋さが颯斗の心を決めたようです。
颯斗は軽井沢の別荘に向かい父親への返答を考える事にします。
心配した伶子が様子を見に来ました。
伶子は颯斗を説得する目的があったようです。
早々に颯斗に見透かされてしまい織葉家を継ぐのは颯斗しかいないとの思いを強くします。
颯斗は自分の考えを伶子に話し賛同を得ようとしましたが伶子は父親の味方でした。
颯斗は父親の病室を訪れ保留していた返事をする事にします。
開口一番に期待に応えられない事を謝罪していました。
颯斗は日毬の事を恩人と捉えている事と、彼女の為にできるだけの支援をしたい事、一緒に日本を変えていきたいとの思いを語りました。
父親は政治に加担する事の危うさを熟知しているので颯斗の決断を哀しく感じています。
政治に関わらないとの指針を曲げる事は出来ないので悠斗が織葉家を継ぐ事になりました。
父親は織葉家を1000年に渡り存続させる積りです。
颯斗には悠斗が後継者としてやっていけるようになるまで面倒を見る事を要求してきました。
父親は最初から颯斗を後継者にするべく育てていたようです。
幼少期から失敗する事を体験させ優主な経営者にしたかったみたいです。
最後の最後に失敗したと言ってましたが颯斗が目指すモノを面白いと感じたようです。
二人の間にあったわだかまりは消えて仲の良い親子関係に戻れたようです。
その日の面会が父親との最期の別れになりました。
葬儀の後も1週間ほど相続の手続きで颯斗は出社する事ができませんでした。
1週間ぶりに出社するとメンバー全員が待っていてくれました。
みんなで颯斗を元気づけようとしてくれたようです。
颯斗は感激のため泣き出してしまいました。
新たな出発を記念して全員で記念撮影を行う事になります。
ひまりプロダクションの結束が益々強まった感じです。
父親への反発が無くなった颯斗は前向きな考え方に変化しているような?
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第四章 政治謀略
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日毬と颯斗は民政党の神内に民政党と合併する意思がある事を伝えました。
神内は大喜びしています。
これで選挙に勝てると確信したようです。
日本大志会と民政党の合併の話題を長い間加熱させる為の戦略を颯斗と由佳里が練っています。
ここでも由佳里が良いアイディアを出してくれました。
日毬と神内で党首選挙を行う事を提案しました。
二人の大物が真剣に戦う姿が話題になるとの考えです。
凪沙から日毬の態度が変わり始めていると聞かされます。
一度考えてから行動を起こすようになったそうです、落ち着きが出てきたって事のようです。
颯斗と日毬は民政党との合併計画の概要をレイエス家の面々に伝えに行きました。
颯斗と由佳里の作った計画にローガンも満足なようです。
神内が民政党の重鎮を集めて日毬と颯斗を紹介しました。
神内は党内の調整を無事に終わらせる事ができていました。
颯斗は神内に党首選挙に出て欲しいとお願いします。
日毬の党首就任は内々に決まっているのであくまでも演出としての選挙で負ける事が確定しています。
プライドの高い人間ならば嫌がる話なんですが神内は快諾してくれました。
合併の話題を長い間加熱させるにはいい手段だと判断したようです。
民政党から担当者を選出して日本大志会本部で合併についてのすり合わせを行う事になりました。
日毬は遅くまで残って議論に参加していましたが颯斗はアイドル活動に支障が出る事を心配しています。
そこですり合わせ作業が続く数日間、隣のマンションに住んでいる杏奈に泊めて貰う事にしました。
話を聞いた杏奈は狂喜乱舞しているようでした。
颯斗は日毬を誘ってくれた自友党の深見と会う事にします。
日毬が自友党の誘いに乗れない事を伝えました。
深見は日毬の決断に異論は唱えませんでした。
若い間に色々と経験して最後に保守本流の自分たちと合流すればいいよと言ってくれました。
日毬はゆくゆくは自友党との合併も視野に入れているんだよね・・・とうなるんだろう?
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第五章 幕開け、空中戦
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日本大志会と民政党の合併作戦が動き始めました。
絶対に失敗できない戦いだと判断した颯斗は広告宣伝をテレビ局よりも強い立場に立つ蒼通に依頼する事を決めます。
蒼通の窓口となった元上司の部長は乗り気になっています。
プロジェクトチームを組んで協力する事を決めました。
マスコミを集めて合併を発表する事になります。
神内と日毬が決意表明して合併のやり方が発表される事になりました。
集まったマスコミ各社は面白いネタになると感じ意気が上がっています。
ここで党首選挙と新たな党名を募集する事が発表されました。
作戦は順調な出だしでした。
日毬は日本大志会として最後の集会を開き自分の判断を信じて欲しいと訴えます。
一人の党員は日毬に裏切られたと非難してきました。
日毬は土下座して泣きながら彼らを裏切った事を詫びています。
非難していた党員も最後は泣きながら、それでも日毬に付いて行くしかないと泣き崩れます。
会場は異様な雰囲気に包まれていました。
党名は公募されたものを三つに絞り民政党の政治家の投票で選ばれる事になります。
結果、大和同盟に決まりました。
颯斗は蒼通を味方に引き入れているので順調に事が運ぶと考えていました。
しかしアメリカの権力者たちは大和同盟に危機感を募らせたようです。
蒼通に巨大な広告を出す事で大和同盟を潰しに掛かってきました。
彼らはアメリカの保険会社を通じて巨額の広告を蒼通に出してきました。
元々日毬はマスコミの改革をうたっているのでマスコミ大手は敵に回ります。
それを抑える為に蒼通を使ったのですが裏切られる事になってしまいます。
蒼通は颯斗からの依頼をキャンセルしてきました。
マスコミ各社は大和同盟を非難する報道を繰り返す事になります。
大和同盟が分裂しかけています。
神内は元民政党の議員から合併を取りやめるべきだと言われ激怒しています。
今後の対応を検討する会議だったのですがまともな意見は出てきませんでした。
民政党の烏合の衆だって地がでてしまいます。
神内と日毬は会議を後にする事になりました。
マスコミの攻撃が始まると日本大志会の党員が大量に脱会する事になります。
日毬は大きく心を痛める事になりました。
気丈に振舞っていましたが民政党の会議からの帰り道で泣き出してしまいます。
人前で泣く日毬を始めて見てしまった颯斗は動揺しています。
由佳里に少し帰るのが遅くなると伝え日毬と公園に向かいました。
颯斗は泣き止んだ日毬を励ます事にします。
ここから反撃の方法を考えると言っています。
二人が事務所に戻るとメンバーが総出で出迎えてくれました。
リリィまでやってきています。
栞とリリィが党首選挙に立候補すると言い出しました。
杏奈や千歳からも日毬に協力したいとの声が上がります。
日毬は苦しい戦いに巻き込みたくないと断ろうとしますが由佳里が社長命令を出して日毬の反論を封じます。
ひまりプロダクションは一丸となって日毬を支える事が決まりました。
涙もろい男性陣はもらい泣きしています。
円陣を組んで杏奈の掛け声で気勢を上げる事になりました。
日毬の痛みは私たちの痛み、日毬の目標は私たちの目標。
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