ラノベの感想) ナイツ&マジック 第9巻 (ヒーロー文庫)

概略:
客人を連れてエルがフレメヴィーラ王国に帰ってきました。連れてきた客人が問題でした。小魔導師の一言からアディがエルとの結婚を焦り始めます。功績の大きい銀鳳騎士団に変化が訪れます。国王リオタムスは銀鳳騎士団から分隊として新たな騎士団を二つ創設する事を決めます。アディと結婚したエルは新婚旅行でクシェペルカ王国に向かう事になります。そこでエムリスとキッドが勝手に飛空艇を持ち出し浮遊大陸に向かった事を聞かされる事になります。

レーベル:ヒーロー文庫
発行日:2018/11/10
著者:天酒之の瓢
イラスト:黒銀
ISBN:978-4-07-435471-9
雰囲気:帰還、客人、結婚、冒険、有翼人、戦乱の予感
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捜索に向かった銀鳳騎士団と共にエルとアディがフレメヴィーラ王国に帰って来ました。
帰郷に際して、大森海で仲良くなった巨人族を同行させていました。
初めて巨人族を見た王国の人々は驚愕する事になりました。
大森海には巨人族の村がある事を知らされ更に驚いています。
巨人族に興味を持った先王アンブロシウスが勝手な行動を取り始めてエルを困らせる事になります。
エルが困っているのは珍しいですね。
アンブロシウスは拳により意思疎通を図ろうとする巨人族と戦い始めてしまいます。
アンブロシウスが強いので怪我をする事は無かったのですが軽挙過ぎますね。
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国王リオタムスに直訴してエルの救出に向かった銀鳳騎士団に転機が訪れました。
見事に目的を遂げた銀鳳騎士団を高く評価したようです。
各中隊を独立させて新たに騎士団を創設するつもりでした。
騎士団長になるかどうかは本人の意思に委ねられる事になりました。
エドガーとディートリヒは騎士団長になる事を決めます。
ヘルヴィはエドガーの補佐をする事を決めました。
なんとなくエドガーはヘルヴィの尻に敷かれている様な感じですね。
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創設される騎士団の団員を集める事になります。
エドガーとヘルヴィは普通に面接試験を課したようです。
ディートリヒは実戦形式で試験をしていました。
彼の中隊のメンバーは好戦的なメンバーが多く、自ずと好戦的なメンバーが集まったようです。
その中にディートリヒに憧れを抱いている人物が存在しました。
彼から銀鳳騎士団の活躍が劇になっている事を聞かされます。
ディートリヒは己の行動が脚色されて劇になっている事が恥ずかしいようです。
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小魔導師の一言によりアディが焦り始めます。
大森海で巨人族に溶け込む為にエルはアディを妻と紹介しました。
夫婦なのに住んでいる家が違う事を小魔導師に指摘されてしまいます。
アディがエルに結婚を迫る事になりました。
アディの本気を見せられたエルは覚悟を決めました。
しかし少し時間が欲しいと返答しています。
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アディと結婚する事を決めたエルは彼女の為に幻晶騎士を作る事を決めます。
大森海で破壊されたシルフィアーネにカササギの機能を追加した新たな幻晶騎士を建造する事になりました。
銀鳳騎士団に国機研から人材が派遣されて来ます。
彼らはエルや銀鳳騎士団の奔放さに驚いています。
しかし徐々にエルに感化されていっています。
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新たなシルフィアーネが完成したのでエルがアディにプロポーズする事になります。
アディは遂に目的を達成する事に成功しました。
エルのプロポーズの言葉は普通ではあり得ない言葉でしたがアディは喜んでいます。
結婚した二人はエルの家で暮らす事になっています。
エルとアディの結婚式は国王リオタムスの計らいで王都で盛大に行われる事になりました。
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巨人の存在を王国の重鎮に知らせる事になります。
巨人族を見た重鎮たちは驚きを隠せていません。
ここで国王リオタムスが驚くべき計画を発表する事になります。
小魔導師が巨人の集落をまとめ巨人の国を作ろうと考え始めたのも決断の動機になったようです。
リオタムスは巨人の国に通じる街道を整備する計画をぶち上げました。
フレメヴィーラと巨人の国の双方向から街道を建設すれば完成の時期を早める事ができそうです。
意外と現実的な計画の様に思えますね。
実現すればフレメヴィーラは更なる発展を遂げる事ができそうです。
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エルとアディは新婚旅行に行く事になります。
目的地はキッドが出向しているクシェペルカ王国です。
エルはイカルガを持っていこうと思っていたようですがリオタムスに止められました。
リオタムスの指示でカルディトーレを持っていく事になります。
エルはこれを魔改造してしまう事になりますよ。
クシェペルカにはエムリス王子が訪問中なので彼の様子も見てくるように頼まれました。
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クシェペルカに到着したエル達は歓迎される事になります。
王国の窮地を救った英雄として扱われる事になっています。
王宮でエレオノーラ女王に謁見する事になりました。
エルとアディが結婚した事を報告すると嬉しそうに祝福してくれました。
キッドの所在を聞くとエレオノーラの顔が曇ってしまいます。
詳しい話を聞くとエムリスがクシェペルカが建造した新しい飛空艇を勝手に持ち出し冒険に旅立ったそうです。
西方諸国の間で空飛ぶ大陸が存在するとの噂話が蔓延しているそうです。
それを聞いたエムリスが真相を確かめる為に飛び立ったそうです。
エムリスの傍付きをしているキッドも一緒に行ってしまったそうです。
エレオノーラはキッドが黙って出かけた事がショックなようです。
落ち込んでいるエレオノーラにアディが自分たちが探してくると告げると喜んでいますね。
エルとアディはエムリスとキッドの行方を探す為に浮遊大陸を探しに行く事になりました。
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エルが小魔導師をエレオノーラに紹介する事になります。
エレオノーラは小魔導師と握手を交わし巨人族と交流して行く事を決めます。
彼女は女王としての貫禄が出てきているようですね。
決断力が増している様に思えます。
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エムリスとキッドを乗せた飛空艇は嵐の中に飛び込んでいます。
抜けた先で噂されていたく浮遊大陸を発見する事になりました。
エムリスは自分が一番乗りで上陸する気でしたが周囲の人間に止められています。
キッドが率いるシルエットギア部隊が上陸する事になりました。
しかし調査を始める前に空飛ぶ魔獣に襲われる事になりました。
慌てて船に戻り迎撃に出る事になります。
この戦闘でキッドが捕虜になってしまいました。
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キッドは大きな木をくり抜いた家の中で目を覚ます事になります。
キッドを捕獲したホーガラと言う少女はキッドが気に入らないようですね。
厳しい態度を取ってきます。
キッドは集団の長と面会する事になりました。
スオージロという巨漢です。
キッドは何をされるのか心配で警戒していたのですが意外です。
スオージロはキッドに興味を持っていませんでした。
キッドの世話をホーガラに任せる、と言って立ち去ってしまいます。
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武器を取られ動きの取れないキッドの前に一人の少女が現れます。
彼女はキッドに興味津々のようです。
装備品が無いと空を飛べないと教えると奪われた装備品を返してくれました。
そして外に行こうと言ってキッドを連れ出します。
名前を聞くとエージロと教えてくれました、非常に友好的です?
ここでキッドは彼女の長い髪が翼に変化するのを目撃する事になります。
彼女たちはハルピュイアという種族だそうです。
髪が変化した翼を使いハルピュイアは空を飛べました。
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エージロに連れられてキッドは空飛ぶ魔獣(グリフォン)の元に行く事になります。
エージロからグリフォンに乗ってみろと言われてしまいます。
キッドは魔法を使い上からグリフォンに備え付けられている鞍に乗りました。
グリフォンはキッドを振り落とそうとして滅茶苦茶な飛行をしてきます。
キッドは魔法で身体強化して振り落とされないようにしています。
キッドとグリフォン(ワトーの言う名)は森が焼けているのを目にします。
急いで村に戻りスオージロに報告すると森に向かう事になります。
キッドも同行する事になりました。
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燃え盛る森を見てキッドは原因の究明が必要だと考えました。
エージロとホーガラを連れて森に下りる事になります。
キッドはそこでレビテートシップに必要な源素晶石(エーテライト)の鉱脈を発見しました。
キッドは何者かがエーテライトを手に入れる為に森に火を放ったと確信します。
スオージロにエーテライトを入手する為に人間が火を放った可能性を伝えます。
スオージロから浮遊大陸にはエーテライトが豊富に転がっていると教えられます。
ハルピュイアにとってエーテライトは珍しい物では無いそうです。
キッドはエーテライトを巡り浮遊大陸が戦場となる可能性が高いと予想しました。
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キッド達の前にレビテートシップの船団が現れました。
彼らが森に火を放ったようです。
戦闘が始まりました。
最初はハルピュイアの優勢で進んだのですが途中で逆転されてしまいます。
ホーガラが先頭に立ち敵に突撃しました。
彼女は敵の船にハルピュイアが盾として縛られているのを見てしまいます。
敵は人質作戦を取ってきました。
怯んだホーガラは敵の幻晶騎士に捕獲されてしまいます。
形勢不利となったハルピュイアは距離をとる事を決めます。
しかし反対方向からもレビテートシップの船団がやってきてしまいます。
絶体絶命のピンチに思えたのですがやってきたレビテートシップは彼らと親交のある国でした。
キッドは船団の中に自分が乗って来たエムリスの船を見つけます。
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森に火を放ちハルピュイアの村を焼いたのはイレブンフラッグスの飛空艇でした。
彼らは浮遊大陸にあるエーテライトを奪う為にこの地に来ていました。
ハルピュイア達を蹴散らせたので自分たちの戦力に自信があったようです。
船団の一つを率いるイオランダ(老女)は捕まえたホーガラを剥製にしようと考えていました。
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黄金の鬣号(ゴールデンメイン)に戻ったキッドはエムリスに状況を説明します。
キッドはホーガラを救出する為に無茶な作戦を慣行する事になります。
エムリスはキッドの作戦にノリノリで協力してくれます。
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ゴールデンメイン号は速力に秀でた飛空艇です。
速力差を活かしてホーガラの捉えられている巨大レビテートシップに接近します。
そこからが凄かったですね。
レビテートシップを撃ち落とす為の兵器である魔術でコントロールできる巨大な槍を射出します。
キッドの制御で槍が敵のレビテートシップを直撃しました。
槍を橋にしてシルエットアームズ部隊を送り込む事になります。
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船に乗り込まれたイレブンフラッグス軍は総崩れとなってしまいます。
彼らは飛空艇が落ちる事を恐れていて激しい攻撃ができないようでした。
彼らにはシルエットギアは無いので戦力差が大きすぎたね。
助け出したハルピュイアはエージロの先導で逃げ出す事になります。
自力で空を飛べるのが幸いしましたね。
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キッドはホーガラを救出する為に船橋に向かう事になりました。
そこでイオランダと出会う事になります。
イオランダは理解を越えた事態に混乱しています。
キッドに向かってキーキー怒鳴ってきますが無視されています。
ホーガラを助け出したキッドはイオランダを捨て置いて逃げ出す事にします。
その時、雲の間から巨大な炎が発射されました。
炎はキッドやイオランダが乗っているレビテートシップに突き刺さります。
キッドはホーガラを担いで慌ててレビテートシップから逃げ出す事になりました。
イオランダは船と共に墜落したようです。
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ゴールデンメイン号に戻ったキッドは信じられないモノを見る事になりました。
巨大な炎を放ったのは大西域戦争で破壊したはずの飛竜戦艦(ヴィーヴィル)でした!!
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エルとアディがエムリスとキッドを捜索する為に浮遊大陸にやって来ました。
眼下に広がる浮遊大陸を見たエルは当初の目的を見失いそうになっています。
小魔導師とナーブも同行しているようですね。
不思議大陸を目撃して喜んでいます。
巨人族を見たハルピュイアがどんな態度を取るのか気になりますね。
エル達はエムリスとキッドに合流できるのでしょうか?
ヴィーヴィルを動かしている勢力がどの国なのか気になりますね。
エルとの対決は必至の様に思われます。
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成分美少女開発戦闘恋愛ラッキースケベ
評価AAAAAAAAAC
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