ラノベの感想) ありふれた職業で世界最強 第6巻 (オーバーラップ文庫)

概略:
ハジメが囚われの愛子を助ける事になります。助けに来てくれた事に感激した愛子が益々ハジメへの好意を募らせる事になります。同級生の中に裏切り者が潜んでいました。光輝が好き過ぎてイカレタ行動にでてきました。陰湿で執念深い性格らしく周到な準備をしていたようです。意外な人物の裏切りに雫たちは大ピンチに陥ります。

レーベル:オーバーラップ文庫
発行日:2017/5/25
著者:白米 良
イラスト:たかやKi
ISBN:978-4-86554-219-6
雰囲気:王都脱出、再会、救出劇、本山消滅、仕返し、裏切り者、香織大変身
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ハルツィナ樹海を目指して移動中のハジメ達が野盗に襲われている商隊を発見します。
香織は知り合いが居ると直感してハジメに助けて欲しいとお願いしました。
野盗はブリーゼで轢き殺されて包囲網を破られてしまいます。
生き残りの野盗たちもハジメ達によって皆殺しにされました。
襲われていた商隊の中にリリアーナ王女が紛れ込んでいました。
リリアーナはハジメを探していました。
リリアーナが同行させてもらっていた商隊はユンケル商会のモットーのものでした。
ハジメは栄養ドリンクの人としてモットーを覚えていました。
リリアーナの事は覚えていませんでした。
王女なのに忘れられていた事にリリアーナが落ち込んでいます。
モットーはリリアーナからの信頼を得てほくほく顔です。
彼らはこれからアンカジ公国に行って商売するそうです。
ハジメはアンカジ公国が完全に回復したとの情報を伝えています。
ハジメとモットーは割と仲が良いようですね。
モットーももしもの時に頼れる知り合いになってくれそうです。
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リリアーナから愛子が聖教教会の本山に連れて行かれたと教えられます。
王宮で愛子が拉致されるのを見ていたのはリリアーナでした。
ハジメは愛子を救出に向かう事を決めます。
リリアーナを王宮に届ける為にユエ、シア、ティオ、香織とは別行動になりました。
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捉えられている愛子は逃げ出す事も出来ず途方に暮れていたようです。
心細さからハジメの名前を呼ぶと、ハジメの返事が返ってきました。
愛子は慌てていましたね、まあ、8000メートル級の山の山頂にある搭に幽閉されていたからね。
人が登って来られるとは思えないよね。
ハジメが救出にきてくれたと知り愛子は嬉しくなっています。
この段階で既にハジメに惚れていたね。
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脱出を図るハジメの前に神の使徒を名乗るノイントが現れました。
銀髪で翼が生えている物凄い美女ですが表情がありませんでした・・・惜しい。
ノイントは神の使徒を名乗るだけあって強敵でした。
物体を分解する凶悪な魔法を使ってきました。
愛子を抱えたままでは勝てないと判断したハジメはティオを呼び寄せる事にします。
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王都に到着したユエたちはティオに王都の監視をさせています。
ユエ、シア、香織はリリアーナを光輝たちの元に連れて行こうとしていました。
魔人族の大部隊が王都を襲撃してきました。
しかも王都を守っていた三重の結界が破壊されてしまいます。
ユエとシアはハジメに大怪我させたフリードに復讐できると考えリリアーナを放り出して戦場に向かってしまいます。
香織だけがリリアーナの元に残る事になります。
この判断が不味かったですね・・・
ユエとシアにとってリリアーナは重要人物とは言えないの仕方なかったとも言えます。
王女なのに雑に扱われるリリアーナが不憫です。
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シアもフリードの相手をしたかったようですが、恋人のカトレアを殺され怒りに燃えるミハイルの相手をする事になってしまいます。
シアはミハイルの八つ当たりを受けてしまいます。
ミハイルは兎人族であるシアを獣風情と馬鹿にしていましたが手痛い教訓を得る事になります。
多くの味方を殺される事になってしまいました。
シアはフリードをぶっ殺したくて仕方ないようですがミハイルの相手をしています。
圧倒的な戦闘力でミハイルの攻撃を軽くあしらっています。
ミハイルが可哀想になる位の差がありました。
ミハイルはシアに止めを刺される事になりました・・・まあ相手が悪すぎたよね。
シアはミハイルから化物呼ばわりされて喜んでいます。
やっとハジメに並べるかも知れないと思ったようですね。
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ユエがフリードの相手をする事になりました。
ユエの魔法技能が卓越していると理解したフリードは彼女を魔人族に来ないかと勧誘してきます。
二枚目のフリードはユエに断られて憮然としています。
ユエは、フリードは殺す前に徹底的に痛めつけよう、と決めていました。
ハジメがフリードに受けた傷を再現する魔法を使いフリードを追い込みます。
フリードが殺されそうになったので魔人族が助けに入りフリードは逃げて行きました。
ユエはゴキブリ並みにしぶといと言って憮然としています。
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ティオがハジメの元に駆け付けました。
ハジメは愛子をティオに任せてノイントとの一騎打ちを始めます。
愛子を受け取る時にティオがご褒美が欲しいとおねだりしてきました。
ハジメは愛子を守りきったらティオにご褒美を上げる約束をしています。
結構余裕があるよね。
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攻撃力が増したハジメがノイントを追い詰めます。
ハジメはノイントの武器である巨大な双剣を破壊しました。
防御にも使っていたので体に大穴を開けられて破壊されました。
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愛子を受け取ったティオは一旦地上に戻ってからノイントに加勢している聖教教会の司祭たちを攻撃しようと考えていました。
愛子が時間を無駄にしない為、自分も神殿への攻撃に参加すると言ってきます。
ティオは愛子の本気を感じ取り彼女を同行させる事にしました。
神殿には固い結界が施されていてティオのブレスが通りませんでした。
そこで愛子が魔法を使いティオのブレスが効きやすくなるようにサポートしました。
愛子が使った魔法は予想を超えた効果を発揮する事になりました。
ティオのブレスによって神殿が大爆発する事になりました。
神殿に居た聖教教会の関係者は全員爆殺されてしまいました。
あまりの大惨事に愛子は自分が大量虐殺に加担してしまったと震えています。
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ノイントを倒し神殿を破壊したハジメ、ティオ、愛子の前に不思議な老人が現れます。
彼を追っていくと本山にある大迷宮に入る事ができました。
大迷宮のクリア条件が教会を攻撃する事だったのでハジメたちは神代魔法を手に入れる事ができました。
本山の攻略は困難だと考えていたのでラッキーだったと言えますね。
手に入れたのは魂を操る魂魄魔法でした。
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魔人族の襲撃に呼応する形で王宮内で内紛が勃発しました。
王宮が襲われていると知った光輝たちは騎士団と合流する事にします。
光輝たち神の使徒は騎士団の中心に配置される事になります。
雫は何か変だと感じて警戒していました。
閃光を発する魔法を使われ視覚を奪われてしまいます。
周りを囲んでいた騎士たちが背中から光輝たちを刺してきました。
警戒していた雫は何とか刀で弾く事ができましたが次の手が打たれます。
雫のメイドを務めているニアが駆け寄ってきました。
抱き留めたニアが雫を刺してきましたよ!!
雫はニアたちが何者かに操られていると知る事になります。
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光輝たちを拘束できたので黒幕が姿を現しました。
騎士を操り光輝たちを拘束したのは恵理でした!!
恵理は光輝の事が好き過ぎて彼を自分の物にしたいと思い続けていました。
この世界に来てから壊れてしまった生徒は何名も居ましたが恵理は日本に居た頃から壊れていました。
日本に居る頃から邪魔な存在を陰険な方法で排除していたようです。
死体を操れるこの世界に来れて良かったと言っています。
光輝に近付く為に鈴を利用していた事を告げています。
鈴を精神的にいたぶりたかったようですね。
恵理を親友だと信じていた鈴は大きなショックを受けていました。
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動けない光輝に恵理が濃厚なキスをしてきました。
恵理は光輝を殺して自分の言う事を何でも効く傀儡を作りたいようです。
恵理は死体を操るのが得意でした。
そこにリリアーナと香織がやって来て助けに入ります。
リリアーナが結界を張り香織が全体回復魔法を唱え始めます。
形勢が逆転されると考え二人目の裏切り者が動き始めます。
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味方のふりをして檜山がリリアーナの結界内に入り込みます。
後ろから香織に抱きつき彼女の心臓に剣を突き刺しました!!
香織は死ぬ寸前に回復魔法を完成させます。
檜山を使役していたのは恵理だったようですね。
恵理は香織に執着している檜山を抱き込み香織を傀儡にすると約束していたようです。
檜山は死んでいても自分の言う事を何でもきく香織が欲しかったようですね。
歪んでますねー。
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光輝が拘束を解き恵理に斬りかかります。
ここで恵理が性格の悪さを発揮しました。
既に殺して傀儡にしていたメルド団長に光輝の相手をさせます。
甘ちゃんの光輝にはメルドを殺す事はできませんでした。
形勢は再逆転されてしまいます。
勝ち誇る恵理の前にハジメが到着しました。
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最初ハジメは何が起こっているのか理解できなかったようです。
恵理と檜山が敵対する姿勢を示したので敵として掃討する事にします。
香織を殺した檜山は簡単には殺さない事にします。
適度に痛めつけて王都を囲んでいる魔物の群れの中に投げ込みました。
魔物に喰わせようとの意図です。
ハジメの意図したとおりの結果となり、檜山は魔物に喰い殺される事になりました。
ザマーミロですね。
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恵理は知り合いを含む傀儡にはハジメも手が出せないだろうと思ったようですが甘すぎです。
相手が既に死んでいると認識しているハジメは容赦しませんでした。
ガトリング銃のような武器を取り出し傀儡たちを一掃してしまいました。
恵理はハジメへの罵詈雑言を浴びせますがハジメは恵理に興味はありませんでした。
さっくり殺そうとしたのですが恵理を有用と考えているフリードが助けに入りました。
魔人族が王都に攻め込めたのは恵理が手引きしたからでした。
恵理とフリードは結託していたようです。
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ハジメには香織を蘇生させる術がありました。
早急に処置に取り掛かる必要があったのでフリードの連れている魔人族の部隊を一掃する必要に駆られます。
ハジメは太陽光線を集めて周囲に照射させる新兵器(ヒュベリオン)を使い魔人族と魔物の大部隊を一掃してしまいます。
時間が無いのでフリードに撤退を勧めています。
形勢不利を察したフリードは恵理を連れて撤退していきました。
生き残った恵理は光輝に執着しているようです。
また光輝を拉致りにきそうですね。
光輝も飛んだ変態女に気に入られたものですね、ちょっと同情しちゃうね。
ハジメ達は香織の亡骸を抱え本山に向かう事にします。
そこで香織の蘇生を試みる様です。
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今回の騒動はノイント、恵理、フリードの行動が重なったので大事になったようです。
国王も殺されたのでリリアーナが復興の指揮を執っています。
雫も復興に協力しているのですがハジメの事を信じていても香織が生き返るのか心配なようです。
雫の元に復活した香織が姿を見せます。
ハジメから予定とは違った形になったと聞いて雫は心配になっています。
現れた香織の身体がノイントの物に交換されていました。
香織の体を使っての蘇生も可能だったらしいです。
ハジメは香織の身体を使っての復活を勧めたそうですが香織が断りました。
ハジメと一緒に居るには実力が不足していると考えていた香織はノイントの身体での蘇生を希望したそうです。
ハジメでも頑なな香織を説得できなかったそうです。
修復された香織の身体は宝物庫に保存されています。
いつでも元の身体に戻れるそうですよ。
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復活した香織はノイントの使っていた剣技や分解魔法を使えるようになりました。
元々使えた回復魔法も使えるのでハジメと同じ化物になりました。
化け物になれて香織は嬉しそうにしています。
益々パーティーの強さが上がりました。
もう対抗できる勢力は居ないように思いますね。
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落ち込んでいる愛子をハジメが慰める事になります。
愛子はティオに加担して大量虐殺をしてしまった事を気にしています。
ハジメは愛子に悩み続けてくれとお願いしています。
愛子はハジメの背中を借りて泣く事になります。
ハジメの優しさに触れた愛子は完全にハジメに惚れてしまったようです。
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ハジメがハルツィナ樹海に向かう事を告げます。
リリアーナから出発前に王都を守る武器を作って欲しいとお願いされます。
リリアーナは魔物の大軍を一掃したヒュベリオンを欲しがりました。
ハジメが試作品だったので壊れてしまったと告げます。
試作品であの威力です、恐ろし過ぎますね。
ハジメはサービスとして王都の結界を直してあげる事にしました。
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光輝と雫がハジメの旅に同行したいと言ってきます。
彼らは大迷宮をクリアして神代魔法を手に入れる必要性を感じていました。
自分たちだけでは攻略は難しいと考えハジメに案内して欲しいそうです。
ハジメは光輝や雫が神代魔法を使えるようになれば肉の壁になれると期待して連れて行く事にしました。
雫はハジメの優しさに感激していますがユエとティオはハジメの真意に気が付いています。
二人ともハジメの極悪さにキュンキュンしています。
リリアーナも帝国に向かう必要があるので途中まで送る事になりました。
リリアーナは上手くハジメを使っているように思われますね。
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王都の結界まで雫が案内する事になります。
雫が愛子の問題をどうするのか追及してきました。
ハジメも愛子の好意に気が付いています。
ハジメは愛子の問題を放置する事に決めました。
ハジメと雫が仲良さそうに話す姿にユエと香織が警戒感を強めています。
ユエの見立てでは、まだ友達レベルだそうです。
「まだ」と言っているのが気になりますね。
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ティオがご褒美をおねだりしてきました。
初めての時の様にお尻を攻めて欲しいそうです。
ティオが発言した場所は同級生も居る食堂でした。
際どい発言をした事でハジメが変態の疑惑を掛けられています。
怒ったハジメは強化されたパイルバンカーを取り出しティオの尻に打ち込もうとしています。
ティオはふざけ過ぎたと反省してハジメの隣で寝たいと言ってきました。
この発言でハジメがユエとシアに挟まれて寝ている事が発覚します。
ハジメはティオが隣で寝る事を許可しています。
嬉しそうなティオが可愛いです。
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ハジメ達はハルツィナ樹海に向けて出発する事になります。
シアが突然悪寒を感じています。
シアが感じた悪寒は正しかったです。
ハウリア族はハルツィナ樹海にあるフェアベルゲンを襲った帝国相手に戦争を始めようとしていました。
ハジメのお陰で屈強な戦闘種族に魔改造されたハウリア族は勝つ気ですよ。
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雫を愛する「秘密結社ソウルシスターズ」の構成員の手記が公開されます。
雫は王宮内の女性にモテモテのようです。
年上の女性からもお姉様と呼ばれています。
色々と変態的な妄想が書かれていますが重要事項が公開されています。
勇気をだして雫の好みの男性を聞き出しています。
雫の好みの男性とは・・・自分を守ってくれる男、だそうです。
現在でも王国最強かもしれない彼女を守れるのはハジメしか居ないように思われます。
手記の著者はハジメの事を警戒しています。
彼女の役目はリリアーナの護衛でした。
雫を深く愛するあまりリリアーナの護衛を放り出しているようです。
リリアーナの近衛騎士なのですが勤務態度が悪すぎます。
近衛騎士にも軽く見られてしまうリリアーナが可哀想になってきました。
雫がハジメ一行と旅立つ事になりました。
リリアーナも途中まで同行するので近衛騎士ならば当然一緒に行けるのですが解任されてしまいます。
一緒に行けなくなった彼女は、ハジメに守られないで下さい、と祈っていました。
雫もハジメに惚れてしまう可能性が高まっているようです。
雫なら普通のヒロインになれそうな予感がしますよね。
ユエの牙城は固そうですが雫は挑む事になるのでしょうか?
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成分美少女戦闘嫉妬チート能力進化形イチャラブ
評価AAAAAAAAAAA
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