ラノベの感想) ありふれた職業で世界最強 第4巻 (オーバーラップ文庫)
概略:
シアとのデート中に海人族の幼女を助ける事になります。保安署に届けた幼女が誘拐されてしまいシアとの交換を要求されます。幼女を誘拐したのは人身売買組織でした。ユエ、シア、ティオがターゲットになっていると知ったハジメは人身売買組織を壊滅させる事にします。幼女に懐かれたハジメはパパと呼ばれる事になりました。光輝たち勇者パーティーが女魔人族の罠に嵌り大ピンチに陥ります。一人地上に戻った影の薄い遠藤がハジメと再会して助けを求めてきました。香織に無事を知らせる為にハジメは救出に向かう事になります。
レーベル:オーバーラップ文庫
発行日:2016/7/27
著者:白米 良
イラスト:たかやKi
ISBN:978-4-86554-143-4
雰囲気:デート、幼女、悪党撲滅、香織の為に、圧倒的戦力、反感、香織突撃
.
フューレンに戻って来たハジメたちは街の入り口で騒動に巻き込まれました。
シアのウサ耳に勝手に触れようとした軽薄男にハジメが制裁を加えています。
シアはハジメが自分を大切に思ってくれていると確認できて嬉しそうにしています。
騒ぎに気付ていてやってきた門番がハジメ達をギルドに案内してくれる事になりました。
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ギルドにつくとウィルが無事だったと知ったイルワが大喜びしています。
彼を心配した両親が町に来ていると聞いてウィルは両親に会いに行きました。
久し振りにママに会えるのが嬉しいようですね。
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イルワはハジメが”女神の剣”と名乗った事を知っていました。
彼の部下にハジメ達の後をつけさせていたそうです。
高速な移動手段を持つハジメにフューレンを出て直ぐに巻かれてしまったそうですが根性でウルの町までやってきたそうです。
そこでハジメ達の活躍を目撃してイルワに情報を伝えたそうです。
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ハジメはイルワにユエ、シア、ティオのステータスプレートを作って貰う事にします。
結果、魔物の大軍を退けた話の信憑性が高まる事になります。
表示されたユエ、シア、ティオのステータスはイルワの常識を覆すほど高レベルでした。
ユエとティオは世間では絶滅したと言われている種族特有の固有魔法を持っています。
イルワはハジメと仲良くして行く事を決めました。
ハジメ達の冒険者ランクを金にしてくれます。
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ウィルの両親も彼と同じように律儀な性格をしていました。
ハジメの下にお礼を言いに来てくれます。
ハジメが紳士的な態度で対価を要求しないような事を言うとシアとティオが驚愕しています。
シアはメディックを呼び、ティオはハジメじゃないと言って布団を被って震えています。
失礼な評価をしてくれた二人を最上階から窓の外に放り出す事にします。
ウィルの両親は目の前で殺人事件が起こったよね?と混乱に陥っています。
ハジメは、お礼をしたいと言ってきたウィルの父親に、困った時に助けて欲しいと伝えます。
混乱中でもウィルの父親は快諾してくれました。
ハジメは着々と支援者を作っているようです。
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ハジメとシアがデートする事になります。
ハジメはユエを特別視しているので断りたそうでしたがユエの勧めで断れなくなります。
デートの前の晩にハジメとユエは激しく愛し合う事になっています。
それをシアとティオが覗いていました。
シアは物凄く羨ましそうにしていますね。
罵って貰うだけでも嬉しいティオもユエが羨ましいと思っているようです。
覗いている事がバレてしまい二人はハジメにお仕置きされる事になりました。
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シアはハジメとのデートに浮かれていました。
水族館で二人は思わぬ再会を果たす事になります。
陸に打ち上げられていたときに捕まったシーマンが水槽の中にいました。
シアは驚きで固まっています。
念話を使えば意思疎通ができるといわれているのでハジメは試してみる事にします。
ハジメに念話で話しかけられたシーマンは驚いていました。
念話なので二人は水槽越しに見つめ合う事になっています。
デート中に男と見つめ合うハジメにシアが文句を言っています。
会話が進むとハジメとシーマンは意気投合してリーさん、ハー坊と呼び合うようになります。
この世界に来てハジメに初めて男の親友ができました。
リーさんがハジメ達がミレディに大迷宮から強制排除された煽りを受けて捕獲された事を知ります。
ハジメはアーティファクトを使いリーさんを自由にしてあげる事にしました。
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デートを続けているとハジメが地面の下から小さな気配を感じとりました。
下水の中を子供が流されていると推測して二人は助けに向かう事にします。
下水に潜った二人は流されている小さな女の子を助ける事になります。
驚いた事に小さな女の子は海人族でした。
海人族は大陸に出回る海産物の七割を供給している亜人です。
ですのでハイリヒ王国は海人族を有用であると判断して保護しています。
王国に保護されている海人族の幼女がフューレンの下水を流れていた事自体がおかしいです。
幼女はミュウと名乗りました。
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ハジメが面倒見の良さを発揮する事になります。
即席の風呂を作りお湯を沸かしミュウを風呂に入れる事にします。
シアにミュウを任せて彼女の服を買いに行きました。
ハジメは幼女用の服とパンツと靴を買ってきました。
ハジメは風呂から上がったミュウに服を着せパンツと靴を履かせます。
更にドライヤーを取り出しミュウの髪を乾かして上げています。
ハジメの面倒見の良さにシアが嬉しそうにしてます。
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ミュウからフューレンの下水を流されていた経緯を聞く事にします。
故郷の海で母親と泳いでいる時に逸れてしまったそうです。
一人で居るところを人間に捕まり砂漠を越えて運ばれて来たそうです。
隙をついて下水に飛び込み逃げ出したそうです。
犯罪臭がプンプンしますね。
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ミュウはハジメとシアが安全な人間だと判断して懐いてしまいます。
ハジメはミュウを保安署(警察ね)に預ける事にします。
ミュウを故郷に帰してくれるだろうと期待しての判断でした。
懐かれているシアは反対しましたがハジメの説明を聞いて納得するしかないようです。
ミュウが激しい抵抗を見せる事になります。
ミュウはハジメに見捨てられると思い一緒に居たいと抵抗しました。
元来元気な子らしくハジメは眼帯を奪われ頬を引っ掛かれたようですよ。
ハジメは保安員に事情を説明してミュウと別れる事になります。
ミュウは絶望しているようですね。
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保安署から離れて数分もしないうちに保安署が爆発しました。
ハジメとシアは保安署に駆け込みミュウを探します。
しかしミュウは発見できず、代わりにミュウとシアを交換したいとの脅迫状を見つけました。
ミュウを攫ったのは人身売買組織でした。
彼らはハジメ、シア、ミュウの後をつけていたようです。
元々シアを狙っていました。
他にもユエとティオもターゲットになっています。
ハジメは人身売買組織を潰す事に決めます。
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人身売買組織の複数あるアジトを壊滅してまわるハジメとシアが買い物中だったユエとティオと出会います。
話を聞いたユエとティオはデートに行って犯罪組織を潰して回る事になった二人に驚いています。
ユエとティオも協力してくれる事になりました。
ハジメとユエ、シアとティオに別れて残りのアジトを回る事になります。
シアとティオがフリートホーフ(人身売買組織の名前)の本拠地に乗り込みます。
シアがハジメ並みの容赦の無さを発揮してボスを痛めつけます。
ボスからミュウの居場所を聞き出してから殺しました。
ティオは容赦ないシアにゾクゾクきていますね、嬉しいようですよ。
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シアからミュウの居場所を聞き出したハジメがオークション会場に乗り込みました。
ミュウは水槽に入れられてオークションに掛けられています。
そこにハジメが登場します。
ミュウを怯えさせたのでフリートホーフの関係者は皆殺しにされてしまいました。
最後にミュウを連れて上空に舞い上がったハジメはオークション会場になっていた美術館を爆破しました。
ミュウに花火が見られるぞ、と教えてから爆破しています。
爆発は綺麗だったようでミュウは無邪気に喜んでいました。
後始末をイルワに任せてハジメ達は帰る事にします。
イルワは早々にハジメに厄介事を押し付けられる事になってしまいました。
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ハジメはミュウを故郷に送り届ける事を決めます。
ミュウはハジメの事をお兄ちゃんと呼んでいます。
厨二体質なハジメは幼女からお兄ちゃんと呼ばれるのが恥ずかしいようです。
他の呼び名にしてくれとお願いして地雷を踏む事になりました。
父親の居ないミュウはハジメの事をパパと呼ぶ事に決めました。
ハジメは撤回を要求しますが頑固なミュウはパパと呼ぶ事を止めませんでした。
以降ハジメはパパと呼ばれる事になります。
ユエとシアは自分の事をママと呼んで欲しがりましたが、却下されます。
ママと呼ばれなかったユエがハジメの子供が欲しいとおねだりしてきてハジメを困らせています。
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ハジメがミュウの父親をしている頃、光輝や雫や香織は窮地に陥っていました。
集団戦闘で危なげなく80階層を突破した彼らは90階に魔物が居ない事に困惑します。
一度撤退するか進むか迷う事になりました。
これまでの戦闘で危なげなく魔物を殺せたので進む事を決めます。
この選択が間違いでした。
90階に魔物が居なかったのは魔人族の仕掛けた罠でした。
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光輝たちの前に魔物を操る女魔人族が現れて勧誘してきました。
女魔人族は勇者である光輝に魔人族の味方になれと勧誘してきます。
周囲を魔物に囲まれているので雫は応じる振りをして逃げ出すチャンスを伺おうと考えます。
冷静で適切な判断だったと思いますが光輝が台無しにしてしまいます。
人間を裏切れと言われた光輝は周囲の状況など考えずに拒否してしまいます。
戦闘が始まってしまい光輝たちは追い詰められる事になってしまいました。
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女魔人族の使役する魔物はこれまで相手にしてきた魔物とは格が違う強さでした。
光輝の勇者能力を使っても対抗する事ができませんでした。
光輝たちは敗走する事になります。
数名の仲間が石化されてしまい負傷者が続出で大幅な戦力ダウンです。
何とか壁の中に空間を作り出し隠れる事ができました。
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自分たちの窮状を知らせる為に影が薄く隠密能力に長ける遠藤を70階層に居るメルド団長の元に向かわせました。
影の薄さを発揮して遠藤はメルド団長の元に到着して光輝が負けて90階層に隠れている事を伝えます。
そこに遠藤をつけてきた女魔人族が魔物をけしかけてきました。
彼女は優秀な戦士のようですね。
捜索を行わずに一直線で転移陣がある70階層に向かって来たようです。
メルド団長は騎士団に命じて遠藤が転移陣に飛び込む時間を稼ぐ事に決めます。
メルドが命を捨てる覚悟を決めたと理解した遠藤は断腸の思いで転移陣に飛び込みました。
30階層に転送された遠藤は転移陣を破壊して魔物が出てこれないようにしようとします。
いきなり転移陣を破壊しようとした遠藤を警備についている騎士団が止めてしまいます。
このロスが無かったら騎士団は全滅する事は無かっただろうに。
魔物が転移陣から出てきてしまいました。
遠藤と騎士団員の奮戦で出てきた魔物は全て排除できましたが騎士団は全滅してしまいました。
遠藤は騎士団を守れなかった事に慟哭しています。
遠藤は地上まで戻り窮状を伝えました。
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しかし70階層の転移陣を守るには騎士団だけでは戦力不足でした。
遠藤は宿場町ホルアドの冒険者ギルドに駆け込み実力者を探そうとしたようです。
しかし自分たちよりも強い勇者一行が負けたと知り、誰も依頼を受けてくれなかったようです。
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別れる時にイルワからお使いを頼まれたハジメは宿場町ホルアドを目指していました。
ホルアドの冒険者ギルドの支部長に手紙を渡して欲しいそうです。
移動には魔力駆動四輪(ブリーゼ)と魔力駆動二輪(シュタイフ)を使う事になっています。
シュタイフを気に入ったシアが運転を習い乗りこなしています。
シアが「ひゃっはー」しています。
彼女は乗り物を運転すると性格が豹変するようです。
シアは楽しそうに危険走行を繰り返しています。
ウサ耳の暴走族かー異様な光景だな。
シアが自分の世界を広げているようで嬉しいですね。
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ホルアドの冒険者ギルドに到着したハジメ達はたむろしていた冒険者達に睨まれる事になります。
遠藤の話を聞いた後だったので気が立っていたようですね。
ミュウが怯えてしまい冒険者たちはハジメの殺気に晒される事になります。
怯えきった冒険者達にハジメが無茶な要求を突き付けます。
ミュウを安心させる為に「笑え」と要求しました。
ハジメが怖い冒険者達は不器用な笑顔を浮かべてミュウに手を振っています。
ハジメの子煩悩ぶりにユエ、シア、ティオは彼女を故郷に送り届けた後、ハジメが子離れできるか心配していました。
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ハジメが支部長に取次ぎを頼むと受付の美少女が恐る恐る対応してくれます。
ハジメが支部長を待っていると転がるようにして遠藤が飛び出してきました。
死んだと思っていたハジメが生きていると知り動転しています。
ハジメを視認しても、その変わり様に認識できなかったようですね。
ハジメが遠藤が影が薄いと言われている事を指摘すると信じてくれました。
ユエ、シア、ティオ、ミュウを連れている事にも驚いています。
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ハジメのランクが金だと知った遠藤は光輝たち勇者一行を救出する為に力を貸して欲しいと言ってきました。
遠藤はハジメの事を仲間扱いしていましたが早々にハジメに否定されました。
ハジメは行きたくなさそうにしていましたが香織の事を思い出し考えを改めます。
遠藤から香織がハジメの生存を信じて努力し続けていた事を教えられます。
香織も一緒に90階層に居ると聞いたハジメは香織に対する義理を果たす事にします。
心配をかけてしまった香織に無事を伝える為に救出に向かう事を決めました。
ミュウを戦場に連れて行くわけにはいかないのでティオに留守番して貰う事にします。
ハジメはティオの変態がミュウに悪影響を与える事を心配しています。
一刻も早く問題を解決する為に急いで90階層に向かう事になりました。
ハジメ、遠藤、ユエ、シアの四人で90階層に向かう事になります。
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隠れていた光輝たちが見つかってしまい攻撃に晒される事になります。
回復が不十分で戦力が低下したままです。
光輝が突破口を開く為に隠れていた壁の中から飛び出しました。
女魔人族は捕獲していたメルド団長を人質にしています。
光輝が無力化されてしまいました。
女魔人族は話の分かりそうな雫との交渉を始めます。
女魔人族は魔人族の味方になるならば全員を生かす、光輝も殺さないと言っています。
雫は女魔人族の交渉の巧みさに口惜しそうにしています。
全員が生き残れると知った仲間達は交渉に応じようと考え始めます。
弱っている光輝がやめろと止めに入ります。
光輝が靡かないと判断した女魔人族は魔物に命じて光輝を殺そうとします。
ここで光輝の隠されていた能力が発現して女魔人族を殺せるチャンスを作り出しました。
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死を覚悟した女魔人族が愛する人の名前を呟きます。
それが聞こえてしまった光輝は女魔人族を殺せなくなりました。
光輝は女魔人族も人間であると気が付いてしまいました。
攻撃をやめた光輝に女魔人族は呆れています。
戦争をしている自覚がある女魔人族は容赦しませんでした。
魔物をけしかけて攻撃を再開しました。
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死を覚悟して抱き合っている香織と雫が巨大魔物に殺されそうになります。
その時、天井から巨大な杭が降って来ました。
杭が魔物を潰してしまいます。
天井に空いた穴からハジメが飛び出して来ました。
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香織は目の前に現れた自分を救ってくれた人物がハジメだと直ぐに気が付きます。
雫はハジメの変わり様に信じられないようでしたが、相変わらず仲が良いな、とのハジメの言葉を聞いてハジメだと認識したようです。
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香織と雫の傍に自動攻撃用のアーティファクト(クロスビット)を設置します。
香織と雫はクロスビットをファンネルと呼んでいます。
二人がファンネルを知っていた事にハジメが驚いています。
シアにメルドの容態を見て貰う事にします。
ユエには他の生徒の護衛を任せました。
ハジメによる大虐殺が始まる事になります。
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ハジメは攻撃を始める前に女魔人族に敵対する意思があるのか問いかけています。
この段階ではハジメに攻撃をしていないので意思確認をしています。
ぶれませんねー、敵じゃない存在は放置の方向のようです。
ボスから借りた魔物(アハトド)を潰されて冷静さを失っていた女魔人族は敵対する意思を表明してしまいます。
ハジメによる虐殺が始まりました・・・戦力差が大きすぎて戦闘とは呼べません。
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同級生達は手も足も出なかった凶悪魔物を余裕で掃討していくハジメに戦慄しています。
女魔人族は逃げる算段をしていました。
勝てないと分かると素早く撤退を選択する優秀な戦士ですがハジメの前では無駄な行為でした。
逃げた先にはクロスビットが設置されていました。
魔物を全て殺され女魔人族だけになります。
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ハジメは魔人族の目的を聞き出す事にします。
女魔人族は答えるのを拒否してきましたが、ハジメには予想がたっていました。
魔人族の目的は本当の大迷宮に行く事だと看破します。
女魔人族が動揺したので本当のようです。
女魔人族から自分の主が大迷宮の攻略者だと聞かされる事になりました。
光輝はハジメが女魔人族を殺すのを止めようとしてきました。
しかしハジメが躊躇する筈もなく、女魔人族の額を撃ち抜き殺しました。
躊躇なく人を殺したハジメに同級生たちはショックを受けているようです。
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帰ろうとするハジメを光輝が呼び止めます。
光輝はハジメが行った殺人を咎めてきました。
助けて貰ったのに恩知らずな発言をする同級生たちへの興味を失ったユエが帰る事を勧めます。
ユエには同級生たちが下らない存在に見えたようです。
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香織はハジメと再会できて混乱していました。
ハジメが生きていたのは嬉しいのですが躊躇なく人を殺せる彼に恐れを抱いたようです。
香織はユエがハジメを愛していると察しています。
ハジメの隣に居るのに相応しい実力を見せつけたユエに気後れしているようです。
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瀕死状態だったメルド団長は神水のお陰で助かりました。
回復したメルドは、ハジメが生きていてくれた事を喜び、助けられなかった事を詫びてきました。
ハジメは気にしていないと答えています。
ハジメはメルドの生真面目な性格と同級生を思いやる優しさに好感を抱いています。
メルドの助言で同級生たちはハジメ達に地上まで護衛して貰う事になります。
途中の階層でもハジメの圧倒的な戦闘力を見せられる事になりました。
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地上に到着するとパパと叫んでミュウがハジメに飛びついてきました。
ハジメが優しくミュウを抱き留めています。
それを見た香織が暴走状態に陥りました!!
離れていた時間は4ヵ月ほどなので4歳くらいの子供を作れる筈はありません。
しかし香織はハジメが方々に子供を作っていると勘違いしてしまいます。
ハジメに詰め寄り追及を始めてしまいます。
ハジメがユエ、シア、ティオ、美しい女の子に囲まれているのも一因のようです。
雫が香織を羽交い絞めにして彼女の勘違いを指摘しました。
冷静さを取り戻した香織は雫の胸に顔を埋めて恥ずかしがっています。
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ユエは香織がハジメを愛していると感じ取り警戒感を抱きます。
しかしハジメの変わり様に動揺している姿をみて敵ではないと判断しました。
よせばいいのに香織に嘲笑を向けてしまいました。
香織が奮起する事になります。
ハジメへの想いは誰にも負けないと心を奮い立たせた香織はユエに挑む事を決めます。
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出発しようとしているハジメに「あなたが好きです」と告白しました。
香織がハジメを好きなのは公然の秘密の様なモノでした。
女子は祝福し、男子は嫉妬しています。
気付いていなかった光輝が激しく動揺しています。
ハジメはユエを愛しているので香織の気持ちには応えられないと速攻でお断りしています!?
ハジメの発言も同級生を驚かせる事になっています。
まあ、はっきりと断るハジメは優しいとも言えますね。
惚れちゃう女の子が続出しているのも頷けます。
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しかし香織は諦めませんでした。
シアやティオがハジメの傍にいる事実を指摘して自分が同行しても問題無いよね、と言い放ちます。
ユエは香織の根性に興味を惹かれたようですね。
勝手に香織の同行を認め対決する姿勢を示します。
ユエの背後に竜を、香織の背後に夜叉を見たハジメが恐怖に震えています。
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香織が勇者パーティーを抜けてハジメに付いて行くと宣言したので光輝が慌てます。
光輝は香織やシア達がハジメに騙されていると言い出し引き離そうとしてきました。
しかし、ユエ、シア、ティオに拒絶されてしまい動揺を深めます。
言葉での説得は困難と判断した光輝はハジメに素手での決闘を申し込み飛び掛かります。
ハジメは相手にするのもバカバカしいと思い優しく対処する事にします。
光輝の進路上に落とし穴を錬成して光輝を落としました。
催涙弾や麻痺弾を落とし穴に落して光輝を動けなくします。
空気穴を残して光輝を埋めてしまいました。
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香織が荷物をとってくる間に同級生がハジメを説得しようとしてきます。
ハジメは同級生たちを仲間だとは思っていない、邪魔をするなら殺すと脅します。
説得してくる同級生の中に檜山も混ざっていました。
ハジメは檜山が自分に向けて魔法を放ったのを知っているので彼を脅して同級生を引き下がらせる事にします。
檜山はハジメにバレていると理解して必死に同級生を止める事になります。
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光輝の暴走を止めてくれたハジメに雫がお礼を言ってきます。
厄介事を雫に任せてハジメは出発する事にします。
餞別としてハジメは雫に彼が作った剣型のアーティファクトを渡しました。
雫が香織のことも見てあげて、とお願いしてきます。
ハジメが無言になると雫が攻撃を始めます。
雫は香織に付き合いオタク文化を勉強した事があるそうです。
ハジメの事を厨二病と呼ぼうとしてきました。
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雫の恫喝が始まりました。
ハジメが香織に優しくしないと恥ずかしい二つ名を付けると言っています。
白髪眼帯の処刑人、破壊巡回、漆黒の暴虐、紅き雷の錬成師、破滅挽歌、復活災厄・・・意外とカッコイイですよね。
神の使徒で勇者パーティーの一員である自分の発言はよく広がると言っています。
ハジメは雫に屈する事になりました。
それを見ていたユエと香織は雫に警戒心を抱きます。
彼女の事をハジメ攻略のラスボス認定しています。
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香織が去ってしまい檜山が激高しています。
香織を自分のモノにしたいと思っていた彼にとっては許せない事態のようです。
密談相手がやってきて檜山を宥めています。
香織を奪い返せばいいと言っています。
密談相手は光輝や雫たちを餌に香織をおびき寄せるつもりの様です。
香織が手に入ると知り檜山は協力を続ける事になります。
ハジメは問答無用で檜山を殺しておくべきだったかも知れないね?
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香織が去り光輝が落ち込んでいます。
そんな光輝を雫が慰めています。
光輝が雫は居なくならないよな?と弱々しく依存発言をしてきました。
雫は、縋ってくるような男はお断りよ、と突き放しています。
光輝は自分の間違いに気が付いたようです。
雫が意外なほどいい女ですねー・・・惚れてしまいそうです。
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雫はハジメに貰ったアーティファクトを国の筆頭鍛冶師に見せたそうです。
解析を行った筆頭鍛冶師はアーティファクトの性能に瞠目していました。
機能性と精密性では聖剣を上回っているそうです。
ハジメがマンガを参考に作った剣なのですが凄いですね。
アーティファクトには魔力を流すと風の刃を作り出したり、風の刃で刃先を伸ばす機能が搭載されていました。
しかし魔力を流し込む魔法陣がありませんでした。
筆頭鍛冶師たちは三日三晩一睡もしないで魔法陣を付与させる事になりました。
雫は強力な武器を手に入れたようです。
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雫は愛子先生と話し合う事にします。
愛子先生は項垂れた様子で自室に戻って来ました。
話を聞くと王国がハジメを異端者認定したそうです。
愛子は陛下達王国側の人達の様子がおかしかったと言っています。
愛子はウルの町でハジメに救われた事と、魔人族に加担した清水をハジメが殺した事を教えます。
雫は大迷宮で魔人族の襲撃にあい全滅仕掛けていたところをハジメに救われた話をします。
愛子の様子がおかしくなったのでハジメとの間に何かあったのか指摘しました。
愛子は、私は教師、と唱え始めてしまいます。
雫はハジメが愛子との間にフラグを建てたと察したようです。
愛子が香織のライバルになったと認識して天を仰ぎました。
愛子はハジメから聞かされたこの世界の神の話を生徒達にする事にします。
その場で雫に先に話しておけばよかったのですが食事時間に全員に話す事にしてしまいました。
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食堂に向かう愛子の前に美しいけれど能面のような美女が現れます。
彼女は愛子を本山に連れて行くと言っています。
美女は愛子がこの世界の神について生徒達に語るのを防ぎたいようです。
気絶させられた愛子は美女により拉致される事になりました。
この誘拐劇を見ていた人物が居ました。
影が薄くて美女に認識されなかったようです。
恐らく遠藤が見ていたんだよね?
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香織がハジメと出会った思い出が語られます。
不良に絡まれている老婆と孫を守る為に往来で土下座しているハジメを見たのが始まりです。
怖くて自分が動けなかったのに必要な時に行動できるハジメに強く惹かれる事になったようです。
それからの香織はハジメの素性を特定する為に行動を開始しました。
嬉しさを語りたくて雫に報告しています。
香織はハジメと遭遇した時間から歩いて行ける範囲にある中学校をピックアップしました。
その制服を調べ上げてハジメの通う中学校を特定しています。
香織にストーカー気質があると知った雫は戦慄しています。
翌日からハジメの通う中学に張り込みハジメが出てくるのを待つ事にします。
一年程張り込みを続けたのですがハジメに遭遇する事はありませんでした。
高校生になった香織は入学式でハジメと出会う事になりました。
同じクラスだと知りハジメにアプローチを開始しました。
しかしハジメの対応は素っ気ないものだったようです。
雫の助言を受けてハジメの好きなオタク文化を学ぶ事にします。
雫を連れてエロゲー売り場やエロ同人誌売り場に突撃した事もあるそうです。
香織はハジメとの交流を楽しんでいたのですが突然、異世界に転送されました。
香織はハジメが人の為に行動できる人間だと知っていたのですが異世界の恐ろしさを正しく認識できず、ハジメを守れませんでした。
香織はハジメの生存を信じて訓練に励み治癒師としての技能を高めます。
再会したハジメを見て以前との変わり様に動揺した自分をユエに笑われます。
香織はユエをいけすかない女で天敵と思っているようです。
シア、ミュウ、ティオがハジメを慕う姿を見てハジメが優しさを失っていないと確信したようです。
ユエへの対抗心を燃やしハジメに告白しました。
香織はハジメを逃がすつもりは無いようです。
ハジメは特技が突撃の香織に突撃されました。
香織はハジメの特別になれるのでしょうか?
ユエとハジメの親密度から言って厳しそうに思えますが香織は気にしてないようです。
ユエからハジメを強奪できると信じ強きに攻めるつもりのようです。
香織はモテるのですが彼女の本質が表に出ないのでモテているようにも思えますね。
怒ると怖くて執念深いようですので、彼女の本質を知れば逃げ出しそうに思えます。
M属性の男性には大感激されそうにも思えますね。
意外とティオが香織を気に入りそうに思えます。
香織の挑戦を受けて立つユエが素敵すぎます。
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AmazonLink: ありふれた職業で世界最強 4 (オーバーラップ文庫)
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シアとのデート中に海人族の幼女を助ける事になります。保安署に届けた幼女が誘拐されてしまいシアとの交換を要求されます。幼女を誘拐したのは人身売買組織でした。ユエ、シア、ティオがターゲットになっていると知ったハジメは人身売買組織を壊滅させる事にします。幼女に懐かれたハジメはパパと呼ばれる事になりました。光輝たち勇者パーティーが女魔人族の罠に嵌り大ピンチに陥ります。一人地上に戻った影の薄い遠藤がハジメと再会して助けを求めてきました。香織に無事を知らせる為にハジメは救出に向かう事になります。
レーベル:オーバーラップ文庫
発行日:2016/7/27
著者:白米 良
イラスト:たかやKi
ISBN:978-4-86554-143-4
雰囲気:デート、幼女、悪党撲滅、香織の為に、圧倒的戦力、反感、香織突撃
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フューレンに戻って来たハジメたちは街の入り口で騒動に巻き込まれました。
シアのウサ耳に勝手に触れようとした軽薄男にハジメが制裁を加えています。
シアはハジメが自分を大切に思ってくれていると確認できて嬉しそうにしています。
騒ぎに気付ていてやってきた門番がハジメ達をギルドに案内してくれる事になりました。
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ギルドにつくとウィルが無事だったと知ったイルワが大喜びしています。
彼を心配した両親が町に来ていると聞いてウィルは両親に会いに行きました。
久し振りにママに会えるのが嬉しいようですね。
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イルワはハジメが”女神の剣”と名乗った事を知っていました。
彼の部下にハジメ達の後をつけさせていたそうです。
高速な移動手段を持つハジメにフューレンを出て直ぐに巻かれてしまったそうですが根性でウルの町までやってきたそうです。
そこでハジメ達の活躍を目撃してイルワに情報を伝えたそうです。
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ハジメはイルワにユエ、シア、ティオのステータスプレートを作って貰う事にします。
結果、魔物の大軍を退けた話の信憑性が高まる事になります。
表示されたユエ、シア、ティオのステータスはイルワの常識を覆すほど高レベルでした。
ユエとティオは世間では絶滅したと言われている種族特有の固有魔法を持っています。
イルワはハジメと仲良くして行く事を決めました。
ハジメ達の冒険者ランクを金にしてくれます。
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ウィルの両親も彼と同じように律儀な性格をしていました。
ハジメの下にお礼を言いに来てくれます。
ハジメが紳士的な態度で対価を要求しないような事を言うとシアとティオが驚愕しています。
シアはメディックを呼び、ティオはハジメじゃないと言って布団を被って震えています。
失礼な評価をしてくれた二人を最上階から窓の外に放り出す事にします。
ウィルの両親は目の前で殺人事件が起こったよね?と混乱に陥っています。
ハジメは、お礼をしたいと言ってきたウィルの父親に、困った時に助けて欲しいと伝えます。
混乱中でもウィルの父親は快諾してくれました。
ハジメは着々と支援者を作っているようです。
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ハジメとシアがデートする事になります。
ハジメはユエを特別視しているので断りたそうでしたがユエの勧めで断れなくなります。
デートの前の晩にハジメとユエは激しく愛し合う事になっています。
それをシアとティオが覗いていました。
シアは物凄く羨ましそうにしていますね。
罵って貰うだけでも嬉しいティオもユエが羨ましいと思っているようです。
覗いている事がバレてしまい二人はハジメにお仕置きされる事になりました。
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シアはハジメとのデートに浮かれていました。
水族館で二人は思わぬ再会を果たす事になります。
陸に打ち上げられていたときに捕まったシーマンが水槽の中にいました。
シアは驚きで固まっています。
念話を使えば意思疎通ができるといわれているのでハジメは試してみる事にします。
ハジメに念話で話しかけられたシーマンは驚いていました。
念話なので二人は水槽越しに見つめ合う事になっています。
デート中に男と見つめ合うハジメにシアが文句を言っています。
会話が進むとハジメとシーマンは意気投合してリーさん、ハー坊と呼び合うようになります。
この世界に来てハジメに初めて男の親友ができました。
リーさんがハジメ達がミレディに大迷宮から強制排除された煽りを受けて捕獲された事を知ります。
ハジメはアーティファクトを使いリーさんを自由にしてあげる事にしました。
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デートを続けているとハジメが地面の下から小さな気配を感じとりました。
下水の中を子供が流されていると推測して二人は助けに向かう事にします。
下水に潜った二人は流されている小さな女の子を助ける事になります。
驚いた事に小さな女の子は海人族でした。
海人族は大陸に出回る海産物の七割を供給している亜人です。
ですのでハイリヒ王国は海人族を有用であると判断して保護しています。
王国に保護されている海人族の幼女がフューレンの下水を流れていた事自体がおかしいです。
幼女はミュウと名乗りました。
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ハジメが面倒見の良さを発揮する事になります。
即席の風呂を作りお湯を沸かしミュウを風呂に入れる事にします。
シアにミュウを任せて彼女の服を買いに行きました。
ハジメは幼女用の服とパンツと靴を買ってきました。
ハジメは風呂から上がったミュウに服を着せパンツと靴を履かせます。
更にドライヤーを取り出しミュウの髪を乾かして上げています。
ハジメの面倒見の良さにシアが嬉しそうにしてます。
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ミュウからフューレンの下水を流されていた経緯を聞く事にします。
故郷の海で母親と泳いでいる時に逸れてしまったそうです。
一人で居るところを人間に捕まり砂漠を越えて運ばれて来たそうです。
隙をついて下水に飛び込み逃げ出したそうです。
犯罪臭がプンプンしますね。
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ミュウはハジメとシアが安全な人間だと判断して懐いてしまいます。
ハジメはミュウを保安署(警察ね)に預ける事にします。
ミュウを故郷に帰してくれるだろうと期待しての判断でした。
懐かれているシアは反対しましたがハジメの説明を聞いて納得するしかないようです。
ミュウが激しい抵抗を見せる事になります。
ミュウはハジメに見捨てられると思い一緒に居たいと抵抗しました。
元来元気な子らしくハジメは眼帯を奪われ頬を引っ掛かれたようですよ。
ハジメは保安員に事情を説明してミュウと別れる事になります。
ミュウは絶望しているようですね。
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保安署から離れて数分もしないうちに保安署が爆発しました。
ハジメとシアは保安署に駆け込みミュウを探します。
しかしミュウは発見できず、代わりにミュウとシアを交換したいとの脅迫状を見つけました。
ミュウを攫ったのは人身売買組織でした。
彼らはハジメ、シア、ミュウの後をつけていたようです。
元々シアを狙っていました。
他にもユエとティオもターゲットになっています。
ハジメは人身売買組織を潰す事に決めます。
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人身売買組織の複数あるアジトを壊滅してまわるハジメとシアが買い物中だったユエとティオと出会います。
話を聞いたユエとティオはデートに行って犯罪組織を潰して回る事になった二人に驚いています。
ユエとティオも協力してくれる事になりました。
ハジメとユエ、シアとティオに別れて残りのアジトを回る事になります。
シアとティオがフリートホーフ(人身売買組織の名前)の本拠地に乗り込みます。
シアがハジメ並みの容赦の無さを発揮してボスを痛めつけます。
ボスからミュウの居場所を聞き出してから殺しました。
ティオは容赦ないシアにゾクゾクきていますね、嬉しいようですよ。
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シアからミュウの居場所を聞き出したハジメがオークション会場に乗り込みました。
ミュウは水槽に入れられてオークションに掛けられています。
そこにハジメが登場します。
ミュウを怯えさせたのでフリートホーフの関係者は皆殺しにされてしまいました。
最後にミュウを連れて上空に舞い上がったハジメはオークション会場になっていた美術館を爆破しました。
ミュウに花火が見られるぞ、と教えてから爆破しています。
爆発は綺麗だったようでミュウは無邪気に喜んでいました。
後始末をイルワに任せてハジメ達は帰る事にします。
イルワは早々にハジメに厄介事を押し付けられる事になってしまいました。
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ハジメはミュウを故郷に送り届ける事を決めます。
ミュウはハジメの事をお兄ちゃんと呼んでいます。
厨二体質なハジメは幼女からお兄ちゃんと呼ばれるのが恥ずかしいようです。
他の呼び名にしてくれとお願いして地雷を踏む事になりました。
父親の居ないミュウはハジメの事をパパと呼ぶ事に決めました。
ハジメは撤回を要求しますが頑固なミュウはパパと呼ぶ事を止めませんでした。
以降ハジメはパパと呼ばれる事になります。
ユエとシアは自分の事をママと呼んで欲しがりましたが、却下されます。
ママと呼ばれなかったユエがハジメの子供が欲しいとおねだりしてきてハジメを困らせています。
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ハジメがミュウの父親をしている頃、光輝や雫や香織は窮地に陥っていました。
集団戦闘で危なげなく80階層を突破した彼らは90階に魔物が居ない事に困惑します。
一度撤退するか進むか迷う事になりました。
これまでの戦闘で危なげなく魔物を殺せたので進む事を決めます。
この選択が間違いでした。
90階に魔物が居なかったのは魔人族の仕掛けた罠でした。
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光輝たちの前に魔物を操る女魔人族が現れて勧誘してきました。
女魔人族は勇者である光輝に魔人族の味方になれと勧誘してきます。
周囲を魔物に囲まれているので雫は応じる振りをして逃げ出すチャンスを伺おうと考えます。
冷静で適切な判断だったと思いますが光輝が台無しにしてしまいます。
人間を裏切れと言われた光輝は周囲の状況など考えずに拒否してしまいます。
戦闘が始まってしまい光輝たちは追い詰められる事になってしまいました。
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女魔人族の使役する魔物はこれまで相手にしてきた魔物とは格が違う強さでした。
光輝の勇者能力を使っても対抗する事ができませんでした。
光輝たちは敗走する事になります。
数名の仲間が石化されてしまい負傷者が続出で大幅な戦力ダウンです。
何とか壁の中に空間を作り出し隠れる事ができました。
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自分たちの窮状を知らせる為に影が薄く隠密能力に長ける遠藤を70階層に居るメルド団長の元に向かわせました。
影の薄さを発揮して遠藤はメルド団長の元に到着して光輝が負けて90階層に隠れている事を伝えます。
そこに遠藤をつけてきた女魔人族が魔物をけしかけてきました。
彼女は優秀な戦士のようですね。
捜索を行わずに一直線で転移陣がある70階層に向かって来たようです。
メルド団長は騎士団に命じて遠藤が転移陣に飛び込む時間を稼ぐ事に決めます。
メルドが命を捨てる覚悟を決めたと理解した遠藤は断腸の思いで転移陣に飛び込みました。
30階層に転送された遠藤は転移陣を破壊して魔物が出てこれないようにしようとします。
いきなり転移陣を破壊しようとした遠藤を警備についている騎士団が止めてしまいます。
このロスが無かったら騎士団は全滅する事は無かっただろうに。
魔物が転移陣から出てきてしまいました。
遠藤と騎士団員の奮戦で出てきた魔物は全て排除できましたが騎士団は全滅してしまいました。
遠藤は騎士団を守れなかった事に慟哭しています。
遠藤は地上まで戻り窮状を伝えました。
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しかし70階層の転移陣を守るには騎士団だけでは戦力不足でした。
遠藤は宿場町ホルアドの冒険者ギルドに駆け込み実力者を探そうとしたようです。
しかし自分たちよりも強い勇者一行が負けたと知り、誰も依頼を受けてくれなかったようです。
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別れる時にイルワからお使いを頼まれたハジメは宿場町ホルアドを目指していました。
ホルアドの冒険者ギルドの支部長に手紙を渡して欲しいそうです。
移動には魔力駆動四輪(ブリーゼ)と魔力駆動二輪(シュタイフ)を使う事になっています。
シュタイフを気に入ったシアが運転を習い乗りこなしています。
シアが「ひゃっはー」しています。
彼女は乗り物を運転すると性格が豹変するようです。
シアは楽しそうに危険走行を繰り返しています。
ウサ耳の暴走族かー異様な光景だな。
シアが自分の世界を広げているようで嬉しいですね。
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ホルアドの冒険者ギルドに到着したハジメ達はたむろしていた冒険者達に睨まれる事になります。
遠藤の話を聞いた後だったので気が立っていたようですね。
ミュウが怯えてしまい冒険者たちはハジメの殺気に晒される事になります。
怯えきった冒険者達にハジメが無茶な要求を突き付けます。
ミュウを安心させる為に「笑え」と要求しました。
ハジメが怖い冒険者達は不器用な笑顔を浮かべてミュウに手を振っています。
ハジメの子煩悩ぶりにユエ、シア、ティオは彼女を故郷に送り届けた後、ハジメが子離れできるか心配していました。
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ハジメが支部長に取次ぎを頼むと受付の美少女が恐る恐る対応してくれます。
ハジメが支部長を待っていると転がるようにして遠藤が飛び出してきました。
死んだと思っていたハジメが生きていると知り動転しています。
ハジメを視認しても、その変わり様に認識できなかったようですね。
ハジメが遠藤が影が薄いと言われている事を指摘すると信じてくれました。
ユエ、シア、ティオ、ミュウを連れている事にも驚いています。
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ハジメのランクが金だと知った遠藤は光輝たち勇者一行を救出する為に力を貸して欲しいと言ってきました。
遠藤はハジメの事を仲間扱いしていましたが早々にハジメに否定されました。
ハジメは行きたくなさそうにしていましたが香織の事を思い出し考えを改めます。
遠藤から香織がハジメの生存を信じて努力し続けていた事を教えられます。
香織も一緒に90階層に居ると聞いたハジメは香織に対する義理を果たす事にします。
心配をかけてしまった香織に無事を伝える為に救出に向かう事を決めました。
ミュウを戦場に連れて行くわけにはいかないのでティオに留守番して貰う事にします。
ハジメはティオの変態がミュウに悪影響を与える事を心配しています。
一刻も早く問題を解決する為に急いで90階層に向かう事になりました。
ハジメ、遠藤、ユエ、シアの四人で90階層に向かう事になります。
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隠れていた光輝たちが見つかってしまい攻撃に晒される事になります。
回復が不十分で戦力が低下したままです。
光輝が突破口を開く為に隠れていた壁の中から飛び出しました。
女魔人族は捕獲していたメルド団長を人質にしています。
光輝が無力化されてしまいました。
女魔人族は話の分かりそうな雫との交渉を始めます。
女魔人族は魔人族の味方になるならば全員を生かす、光輝も殺さないと言っています。
雫は女魔人族の交渉の巧みさに口惜しそうにしています。
全員が生き残れると知った仲間達は交渉に応じようと考え始めます。
弱っている光輝がやめろと止めに入ります。
光輝が靡かないと判断した女魔人族は魔物に命じて光輝を殺そうとします。
ここで光輝の隠されていた能力が発現して女魔人族を殺せるチャンスを作り出しました。
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死を覚悟した女魔人族が愛する人の名前を呟きます。
それが聞こえてしまった光輝は女魔人族を殺せなくなりました。
光輝は女魔人族も人間であると気が付いてしまいました。
攻撃をやめた光輝に女魔人族は呆れています。
戦争をしている自覚がある女魔人族は容赦しませんでした。
魔物をけしかけて攻撃を再開しました。
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死を覚悟して抱き合っている香織と雫が巨大魔物に殺されそうになります。
その時、天井から巨大な杭が降って来ました。
杭が魔物を潰してしまいます。
天井に空いた穴からハジメが飛び出して来ました。
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香織は目の前に現れた自分を救ってくれた人物がハジメだと直ぐに気が付きます。
雫はハジメの変わり様に信じられないようでしたが、相変わらず仲が良いな、とのハジメの言葉を聞いてハジメだと認識したようです。
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香織と雫の傍に自動攻撃用のアーティファクト(クロスビット)を設置します。
香織と雫はクロスビットをファンネルと呼んでいます。
二人がファンネルを知っていた事にハジメが驚いています。
シアにメルドの容態を見て貰う事にします。
ユエには他の生徒の護衛を任せました。
ハジメによる大虐殺が始まる事になります。
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ハジメは攻撃を始める前に女魔人族に敵対する意思があるのか問いかけています。
この段階ではハジメに攻撃をしていないので意思確認をしています。
ぶれませんねー、敵じゃない存在は放置の方向のようです。
ボスから借りた魔物(アハトド)を潰されて冷静さを失っていた女魔人族は敵対する意思を表明してしまいます。
ハジメによる虐殺が始まりました・・・戦力差が大きすぎて戦闘とは呼べません。
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同級生達は手も足も出なかった凶悪魔物を余裕で掃討していくハジメに戦慄しています。
女魔人族は逃げる算段をしていました。
勝てないと分かると素早く撤退を選択する優秀な戦士ですがハジメの前では無駄な行為でした。
逃げた先にはクロスビットが設置されていました。
魔物を全て殺され女魔人族だけになります。
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ハジメは魔人族の目的を聞き出す事にします。
女魔人族は答えるのを拒否してきましたが、ハジメには予想がたっていました。
魔人族の目的は本当の大迷宮に行く事だと看破します。
女魔人族が動揺したので本当のようです。
女魔人族から自分の主が大迷宮の攻略者だと聞かされる事になりました。
光輝はハジメが女魔人族を殺すのを止めようとしてきました。
しかしハジメが躊躇する筈もなく、女魔人族の額を撃ち抜き殺しました。
躊躇なく人を殺したハジメに同級生たちはショックを受けているようです。
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帰ろうとするハジメを光輝が呼び止めます。
光輝はハジメが行った殺人を咎めてきました。
助けて貰ったのに恩知らずな発言をする同級生たちへの興味を失ったユエが帰る事を勧めます。
ユエには同級生たちが下らない存在に見えたようです。
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香織はハジメと再会できて混乱していました。
ハジメが生きていたのは嬉しいのですが躊躇なく人を殺せる彼に恐れを抱いたようです。
香織はユエがハジメを愛していると察しています。
ハジメの隣に居るのに相応しい実力を見せつけたユエに気後れしているようです。
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瀕死状態だったメルド団長は神水のお陰で助かりました。
回復したメルドは、ハジメが生きていてくれた事を喜び、助けられなかった事を詫びてきました。
ハジメは気にしていないと答えています。
ハジメはメルドの生真面目な性格と同級生を思いやる優しさに好感を抱いています。
メルドの助言で同級生たちはハジメ達に地上まで護衛して貰う事になります。
途中の階層でもハジメの圧倒的な戦闘力を見せられる事になりました。
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地上に到着するとパパと叫んでミュウがハジメに飛びついてきました。
ハジメが優しくミュウを抱き留めています。
それを見た香織が暴走状態に陥りました!!
離れていた時間は4ヵ月ほどなので4歳くらいの子供を作れる筈はありません。
しかし香織はハジメが方々に子供を作っていると勘違いしてしまいます。
ハジメに詰め寄り追及を始めてしまいます。
ハジメがユエ、シア、ティオ、美しい女の子に囲まれているのも一因のようです。
雫が香織を羽交い絞めにして彼女の勘違いを指摘しました。
冷静さを取り戻した香織は雫の胸に顔を埋めて恥ずかしがっています。
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ユエは香織がハジメを愛していると感じ取り警戒感を抱きます。
しかしハジメの変わり様に動揺している姿をみて敵ではないと判断しました。
よせばいいのに香織に嘲笑を向けてしまいました。
香織が奮起する事になります。
ハジメへの想いは誰にも負けないと心を奮い立たせた香織はユエに挑む事を決めます。
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出発しようとしているハジメに「あなたが好きです」と告白しました。
香織がハジメを好きなのは公然の秘密の様なモノでした。
女子は祝福し、男子は嫉妬しています。
気付いていなかった光輝が激しく動揺しています。
ハジメはユエを愛しているので香織の気持ちには応えられないと速攻でお断りしています!?
ハジメの発言も同級生を驚かせる事になっています。
まあ、はっきりと断るハジメは優しいとも言えますね。
惚れちゃう女の子が続出しているのも頷けます。
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しかし香織は諦めませんでした。
シアやティオがハジメの傍にいる事実を指摘して自分が同行しても問題無いよね、と言い放ちます。
ユエは香織の根性に興味を惹かれたようですね。
勝手に香織の同行を認め対決する姿勢を示します。
ユエの背後に竜を、香織の背後に夜叉を見たハジメが恐怖に震えています。
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香織が勇者パーティーを抜けてハジメに付いて行くと宣言したので光輝が慌てます。
光輝は香織やシア達がハジメに騙されていると言い出し引き離そうとしてきました。
しかし、ユエ、シア、ティオに拒絶されてしまい動揺を深めます。
言葉での説得は困難と判断した光輝はハジメに素手での決闘を申し込み飛び掛かります。
ハジメは相手にするのもバカバカしいと思い優しく対処する事にします。
光輝の進路上に落とし穴を錬成して光輝を落としました。
催涙弾や麻痺弾を落とし穴に落して光輝を動けなくします。
空気穴を残して光輝を埋めてしまいました。
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香織が荷物をとってくる間に同級生がハジメを説得しようとしてきます。
ハジメは同級生たちを仲間だとは思っていない、邪魔をするなら殺すと脅します。
説得してくる同級生の中に檜山も混ざっていました。
ハジメは檜山が自分に向けて魔法を放ったのを知っているので彼を脅して同級生を引き下がらせる事にします。
檜山はハジメにバレていると理解して必死に同級生を止める事になります。
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光輝の暴走を止めてくれたハジメに雫がお礼を言ってきます。
厄介事を雫に任せてハジメは出発する事にします。
餞別としてハジメは雫に彼が作った剣型のアーティファクトを渡しました。
雫が香織のことも見てあげて、とお願いしてきます。
ハジメが無言になると雫が攻撃を始めます。
雫は香織に付き合いオタク文化を勉強した事があるそうです。
ハジメの事を厨二病と呼ぼうとしてきました。
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雫の恫喝が始まりました。
ハジメが香織に優しくしないと恥ずかしい二つ名を付けると言っています。
白髪眼帯の処刑人、破壊巡回、漆黒の暴虐、紅き雷の錬成師、破滅挽歌、復活災厄・・・意外とカッコイイですよね。
神の使徒で勇者パーティーの一員である自分の発言はよく広がると言っています。
ハジメは雫に屈する事になりました。
それを見ていたユエと香織は雫に警戒心を抱きます。
彼女の事をハジメ攻略のラスボス認定しています。
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香織が去ってしまい檜山が激高しています。
香織を自分のモノにしたいと思っていた彼にとっては許せない事態のようです。
密談相手がやってきて檜山を宥めています。
香織を奪い返せばいいと言っています。
密談相手は光輝や雫たちを餌に香織をおびき寄せるつもりの様です。
香織が手に入ると知り檜山は協力を続ける事になります。
ハジメは問答無用で檜山を殺しておくべきだったかも知れないね?
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香織が去り光輝が落ち込んでいます。
そんな光輝を雫が慰めています。
光輝が雫は居なくならないよな?と弱々しく依存発言をしてきました。
雫は、縋ってくるような男はお断りよ、と突き放しています。
光輝は自分の間違いに気が付いたようです。
雫が意外なほどいい女ですねー・・・惚れてしまいそうです。
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雫はハジメに貰ったアーティファクトを国の筆頭鍛冶師に見せたそうです。
解析を行った筆頭鍛冶師はアーティファクトの性能に瞠目していました。
機能性と精密性では聖剣を上回っているそうです。
ハジメがマンガを参考に作った剣なのですが凄いですね。
アーティファクトには魔力を流すと風の刃を作り出したり、風の刃で刃先を伸ばす機能が搭載されていました。
しかし魔力を流し込む魔法陣がありませんでした。
筆頭鍛冶師たちは三日三晩一睡もしないで魔法陣を付与させる事になりました。
雫は強力な武器を手に入れたようです。
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雫は愛子先生と話し合う事にします。
愛子先生は項垂れた様子で自室に戻って来ました。
話を聞くと王国がハジメを異端者認定したそうです。
愛子は陛下達王国側の人達の様子がおかしかったと言っています。
愛子はウルの町でハジメに救われた事と、魔人族に加担した清水をハジメが殺した事を教えます。
雫は大迷宮で魔人族の襲撃にあい全滅仕掛けていたところをハジメに救われた話をします。
愛子の様子がおかしくなったのでハジメとの間に何かあったのか指摘しました。
愛子は、私は教師、と唱え始めてしまいます。
雫はハジメが愛子との間にフラグを建てたと察したようです。
愛子が香織のライバルになったと認識して天を仰ぎました。
愛子はハジメから聞かされたこの世界の神の話を生徒達にする事にします。
その場で雫に先に話しておけばよかったのですが食事時間に全員に話す事にしてしまいました。
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食堂に向かう愛子の前に美しいけれど能面のような美女が現れます。
彼女は愛子を本山に連れて行くと言っています。
美女は愛子がこの世界の神について生徒達に語るのを防ぎたいようです。
気絶させられた愛子は美女により拉致される事になりました。
この誘拐劇を見ていた人物が居ました。
影が薄くて美女に認識されなかったようです。
恐らく遠藤が見ていたんだよね?
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香織がハジメと出会った思い出が語られます。
不良に絡まれている老婆と孫を守る為に往来で土下座しているハジメを見たのが始まりです。
怖くて自分が動けなかったのに必要な時に行動できるハジメに強く惹かれる事になったようです。
それからの香織はハジメの素性を特定する為に行動を開始しました。
嬉しさを語りたくて雫に報告しています。
香織はハジメと遭遇した時間から歩いて行ける範囲にある中学校をピックアップしました。
その制服を調べ上げてハジメの通う中学校を特定しています。
香織にストーカー気質があると知った雫は戦慄しています。
翌日からハジメの通う中学に張り込みハジメが出てくるのを待つ事にします。
一年程張り込みを続けたのですがハジメに遭遇する事はありませんでした。
高校生になった香織は入学式でハジメと出会う事になりました。
同じクラスだと知りハジメにアプローチを開始しました。
しかしハジメの対応は素っ気ないものだったようです。
雫の助言を受けてハジメの好きなオタク文化を学ぶ事にします。
雫を連れてエロゲー売り場やエロ同人誌売り場に突撃した事もあるそうです。
香織はハジメとの交流を楽しんでいたのですが突然、異世界に転送されました。
香織はハジメが人の為に行動できる人間だと知っていたのですが異世界の恐ろしさを正しく認識できず、ハジメを守れませんでした。
香織はハジメの生存を信じて訓練に励み治癒師としての技能を高めます。
再会したハジメを見て以前との変わり様に動揺した自分をユエに笑われます。
香織はユエをいけすかない女で天敵と思っているようです。
シア、ミュウ、ティオがハジメを慕う姿を見てハジメが優しさを失っていないと確信したようです。
ユエへの対抗心を燃やしハジメに告白しました。
香織はハジメを逃がすつもりは無いようです。
ハジメは特技が突撃の香織に突撃されました。
香織はハジメの特別になれるのでしょうか?
ユエとハジメの親密度から言って厳しそうに思えますが香織は気にしてないようです。
ユエからハジメを強奪できると信じ強きに攻めるつもりのようです。
香織はモテるのですが彼女の本質が表に出ないのでモテているようにも思えますね。
怒ると怖くて執念深いようですので、彼女の本質を知れば逃げ出しそうに思えます。
M属性の男性には大感激されそうにも思えますね。
意外とティオが香織を気に入りそうに思えます。
香織の挑戦を受けて立つユエが素敵すぎます。
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成分 | 美少女 | 戦闘 | 嫉妬 | チート能力 | 進化形イチャラブ |
評価 | AAA | AAA | AAA | AAA | AAA |
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