ラノベの感想) ナイツ&マジック 第7巻 (ヒーロー文庫)
エルとアディは巨人の後をつけて森の中を進んでいました。
木から木へ飛び移りながら移動していたので巨人に発見される事はありませんでした。
巨人を追いかけて行くと巨人の村に到着しました。
巨人たちの会話が聞こえてきました。
話の内容は良く分かりませんでしたが彼らの使う言葉はエルたちの使う言語と似ていました。
巨人の使う言語が理解できることにエルは驚愕していました。
ここからのエルの行動が想像を超えるモノでした。
話し合いが可能だろうと判断したエルは巨人たちの前に出て行きました。
突然現れたエルに巨人たちの方が驚いていました。
巨人たちはエルの事を小鬼族(ゴブリン)と呼んでいます。
彼らはカエルレウスという氏族でルーベル氏族と敵対していました。
ゴブリンはルーベル氏族が飼っている種族だけだと認識されていたのでエルは敵の放ったスパイだと思われました。
エルはカエルレウス氏族の勇者と決闘する事になりました。
エルはこの決闘に勝利してゴブリンの勇者と呼ばれる事になりました。
エルが魔法を駆使してちょこまかと勇者の周囲を飛び回り攻撃を交わしつつ弱点の眼を攻撃して勝利しました。
勇者はゴブリンの予想外の攻撃に戸惑っていた印象です。
エルが勝利条件として対話を要求していたので彼らに周辺の情勢を聞く事になります。
.
巨人たちは目の数で地位が決定されています。
彼らの信じる神様は百眼と言い、六個の眼を持つ個体が王になるって風習を持っていました。
しかし、ルーベル氏族の五つの眼を持つ者が王を標ぼうし始めたそうです。
さらにルーベル氏族が空を飛ぶ穢れの獣(クレトヴァスティア)を使役するようになったそうです。
ルーベル氏族は大きな氏族なので他の氏族は連合してルーベル氏族のやり方を正そうしたそうです。
しかし穢れの獣を嗾けられて多くの損害をだしてしまったそうです。
.
エルが倒した穢れの獣の残骸を三つ目の勇者が村に持ち帰りました。
穢れの獣が居なくなったと思ったカエルレウス氏族の族長である四眼位の魔導師は再び各氏族を集めて会合を開く事にします。
この会合を「賢人の問い」と呼ぶようです。
.
三眼位の勇者に勝利して力を示したエルは客人としてカエルレウス氏族に迎えられます。
一緒に行動しているアディの事を妻だと紹介しました。
エルはアディの強さも示す必要がありそうで面倒だと思ったので咄嗟に妻だと紹介しました。
が、アディが予想外に喜んでいます、大声を上げて小躍りしていました。
エルとアディには壊れた幻晶騎士(シルエットナイト)を修理するとの目的がありました。
巨人族の加工技術に期待していた側面がありました。
しかし巨人族には幻晶騎士を修理できるほどの技術はありませんでした。
.
エルとアディは直ぐにカエルレウス氏族と打ち解けます。
彼らの狩に同行して巨獣を狩っていました。
巨人族には一緒に狩をして食事を共にしたものは仲間に迎えるとの風習がありました。
エルとアディはカエルレウス氏族の仲間になりました。
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エルは幻晶騎士を修理する為の方策を考えて過ごしていました。
アディはエルに妻と紹介されて余程嬉しかったようです。
結婚式の夢を見ていました、そうれはもう盛大なモノで王宮によばれています。
子供の人数をエルに問うとエルが騎士団を作れる位に欲しいと返答したところで目が覚めます。
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エルは村にある巨獣の骨を集めて使えないかと考えていました。
そこに村の子供がやって来ます。
ナブくんとラーミナちゃんです。
ナブくんは三眼でラーミナちゃんは四眼です。
巨人族の子供なのでエルやアディよりも巨大なのですが可愛いですね。
エルが扱っている巨獣の骨を見て遊んでいると勘違いしてくれます。
ナブが巨獣の骨を使った遊びを教えてくれました。
「獣組み」という遊びです。
獣の骨を正しい形へ組みなおす遊びでした。
.
ナブとアディが獣組みで勝負する事になります。
早さではアディ、正確性ではナブでした。
結果はナブの勝利に終わり、ナブが上機嫌になります。
ナブがエル達の遊びを見せる番だと言い出します。
ここでアディが面白い提案をします。
彼女は二人に騎士団を結成しましょうと言い出しました。
エルがアディの提案を認め、ここに銀鳳騎士団第四巨人中隊が結成されました。
エルが良い笑顔を浮かべて新たな遊びを始めます。
幻晶騎士をつくりましょう。
.
「賢人の問い」で中小の氏族が連合してルーベル氏族を討つ事が決まりました。
ここでも彼らは穢れの獣が全滅していると考えているようでした。
ルーベル氏族に穢れの獣が既にないと考えて連合して戦を挑もうと考えました。
この会議の参加者の中に裏切り者が居ました、そいつらはルーベル氏族に決定を密告したようです。
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四眼の魔導師と三眼の勇者が賢人の問いでの決定を携えて戻ってきました。
氏族連合でルーベル氏族を討つとの決定が下った事を村人に伝えると、村人は盛り上がっていました。
戦の準備に熱が入ります。
戦が始まる事を知らされたエルはイカルガとシルフィアーネの回収に向かう事にします。
三眼の勇者と一眼の従者が付いてきてくれます、彼らに運んでもらう事になりました。
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エルたちの留守中に村に穢れの獣が襲来しました。
四眼の魔導師は勇敢に戦いましたが空を飛ぶ穢れの獣に対して巨人たちには有効な攻撃手段がありませんでした。
四眼の魔導師はラーミナを呼び彼女を後継者として指名して小魔導師を名乗るがよいと告げます。
小魔導師の護衛にナブを指名して彼女を護るように、と命じました。
小魔導師とナブは数名の護衛に連れられて村を脱出しました。
この戦闘で四眼の魔導師は亡くなってしまいます。
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小魔導師とナブはエルたちと合流しました。
三眼の勇者は仇を討つために村に戻りたそうにしていましたが小魔導師がこれを止めました。
村が破壊されたと知らされたエルが静かな怒りを抱きます。
エルは研究中だった魔獣の素材が台無しになった事に激しい怒りを持つことになります。
これまでのエルはカエルレウス氏族の戦に一歩引いた立場を取っていましたが、大事な素材を台無しにしたルーベル氏族に復讐する事を誓います。
エルとカエルレウス氏族はルーベル氏族を倒す為に彼らの集落の近くに向かいます。
ルーベル氏族の情報を入手しようとの意図がありました。
.
ルーベル氏族の集落に向かう道中でルーベル氏族の一団に遭遇しました。
彼らは荷車を引いていました。
問題になったのは乗せられていた荷物です。
彼らは穢れの獣と幻晶騎士の残骸を運んでいました。
イカルガとシルフィアーネですね・・・これを見たエルが激高しました。
ルーベル氏族は壊れた幻晶騎士をゴミ呼ばわりしてしまったからね、馬鹿な人たちだよ。
三眼の勇者は戦闘は自分たちに任せろと言いますがエルは止まりませんでした。
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エルは本気でルーベル氏族を殺しにいきました。
彼らの首をワイヤーアンカーを使って斬り落としていました、目を潰したりもしていたぞ。
エルのエゲツナイ戦い方を見て三眼の勇者は自分がこのような戦い方をされなくて良かったと冷や汗を流していました。
この辺りからカエルレウス氏族の人たちはエルの異常性を見せられる事になっていくぞ。
.
エルたちはルーベル氏族から鎧などを剥ぎ取りルーベル氏族に変装して彼らの集落に向かいました。
ルーベル氏族の村落に到着して穢れの獣を運んできた事を告げると小鬼族の村に運ぶように指示されました。
エル達は小鬼族の村の場所を知らないので場所を聞くと方向だけを指示されました。
何も分からないエル達は指示された方向に向かいます。
途中で枝道もあったのですが指示された方向に向かいました。
そして小鬼族の村に到着しましたが、ルーベル氏族が運ばせたかった場所とは違うようです。
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小鬼族は突然現れたカエルレウス氏族の巨人族に驚愕しています。
村長が出てきて土下座してます、そしてエル達の用向きを尋ねてきました。
村長はエルとアディを貴族と誤解していました。
巨人族と対等に話していて、良い身なりをしているので貴族だと思ったようです。
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エルは村に鍛冶場がある事を発見して取引を持ちかけました。
食糧を提供するので鍛冶仕事をして貰う事にしました。
小鬼族の食糧事情は困窮していました、森には入らないようにと言い渡されていました。
小鬼族には戦闘能力も無いので森で巨獣を狩る事はできません。
肉は貴重なもののようです。
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エルは運び込んだイカルガとシルフィアーネの残骸から新たな幻晶騎士を作る事にしました。
魔力を伝導させる素材が無くて困っていましたが、森の中で魔力を伝導できる木を発見しました。
魔力を伝導できる木、ホワイトミストーを使う事になりました。
ホワイトミストーを使って魔道兵装(シルエットアームズ)の開発も行いました。
これは巨人族に使わせることを目的としていました。
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完成した魔道兵装は大きな箱型をしていまいた。
これを三眼の勇者に持ってもらい魔法を撃ってもらう事にします。
ここでエルの想定外の事態が起こりました。
勇者は魔法の撃ち方を知りませんでした。
巨人族は巨大な魔力を持っているのですが、それの使い方を知りませんでした。
そこで、小魔導師が代わりに箱を抱えて撃ってみる事になります。
小魔導師は魔力の流し方を知っているので魔道兵装が発射されました。
巨人たちは驚愕していました。
小魔導師はこの魔道兵装の危険性に気が付きました。
魔法術式をしらない巨人でも魔力の流し方が理解できれば魔法が発動できるようになります。
魔導師としての自身の特異性を失うと気が付きましたが、ルーベル氏族と戦うのに必要な戦力となると考えた小魔術師は魔道兵装の有用性を仲間たちに説きました。
カエルレウス氏族は魔道兵装の習熟訓練を行う事になります。
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エルの下に小魔導師がやってきました。
彼女はエルに魔法を教えて欲しいとお願いしてきました。
小魔導師は強くなりたいようです。
魔法について何も知らい無いようなのでエルから知識を得ようとしていました。
エルは彼女に魔法を教える事にしました。
ここでアディが口出ししてきて自分たちの事は師匠と呼んでねと言い出します。
素直な小魔導師は師匠エル、師匠アディと呼ぶことにしたようです。
師匠と呼ばれる事をアディは喜んでいました。
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エルは巨人族の魔法を知らなかったので小魔導師に巨人の魔法を教えて貰います。
エルが巨人の魔法術式を見て解析を行いました。
エルは巨人の魔法術式から無駄を省いて独自の魔法術式に改変していました。
エルは基本的な魔法を理論的に教えていきます。
エルは楽しそうに教えているのですが数が多すぎて小魔術師は泣きそうになっていました。
小魔術師はアディの様な感覚派だったね。
エルは理論派なので最初は苦労しているようでした。
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ある程度、魔法を覚えると実戦形式の授業になっていきました。
実戦形式の授業はアディが担当する事になりました。
エルは新たな幻晶騎士の開発に注力するようになります。
.
村を巨人のように見えますが巨人では無い何かが襲撃してきました。
村にはカエルレウス氏族の巨人は誰も居ませんでした。
彼らは森の中で魔道兵装の訓練中でした。
一早く異変に気付いた小魔術師とアディが村に戻ります。
そして戦闘を始めますが、小魔術師の魔法が当たりませんでした。
彼女は動きながらの魔法攻撃に不慣れでした。
小魔術師は敵の攻撃を受けて工房に吹き飛ばされました。
工房の中に飛び込んだようです。
工房から怪しげな幻晶騎士が出て来ました。
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これがエルがイカルガとシルフィアーネの残骸から作った新しい幻晶騎士です。
素材が足りないので下半身がありません。
魔法の力で空中に浮いている機体です。
そして顔が骸骨のようでした。
名前をカササギと言います。
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魔力を大量に消費するので大した武装は搭載されていません。
連射が可能な機銃が付いているだけでした。
この機体の真価は別な所にありました。
エルは気絶していた小魔導師を抱えて工房から出てきました。
最初は機銃を使って攻撃していましたが敵にダメージを与える事は出来ませんでした。
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小魔術師が気が付きます。
彼女は眼前にある髑髏に驚愕して敵だと思ったようです。
魔法で攻撃してこようとしましたが、エルが慌てて止めます。
骸骨に乗っているのが師匠エルだと認識して落ち着きます。
しかし小魔術師はカササギを見て可愛くないとの感想を漏らしました。
エルは気が付いた小魔術師を抱えて攻撃を始めます。
エルがカササギを使って防御を担当して小魔術師が魔法を使って攻撃を担当しました。
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二人で敵の攻撃を防いで時間を稼いでいると訓練を行う為に村を離れていた勇者たちが戻ってきました。
カササギを始めてみた勇者たちは小魔術師が捕まっていると勘違いします。
カササギに向かって魔道兵装を撃ってきました。
見た目が髑髏なので敵だと思われてしまいました。
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小魔術師を勇者たちの下に降下させます。
小魔術師からカササギはエルが動かしいてると説明させます。
勇者たちと小魔術師が協力して敵を殲滅しました。
.
破壊された村の再建が始まります。
そこに一体の巨人のようなものが現れました。
敵意は無いと示しながら村に入ってきました。
中から小鬼族が出てきて自分は小鬼族の王、小王(オベロン)だと名乗ります。
彼の目的はエルでした、小王はエルとの対話を求めていました。
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この対話で小鬼族がどこから来た種族なのかがわりました。
小鬼族は数百年前に行われた森伐遠征軍の生き残りでした。
元はエル達の同じ森の西方に住む人間でした。
彼らの使う巨人もどきは幻獣騎士(ミスティックナイト)と呼ばれる幻晶騎士を改良したものでした。
幻晶騎士は運用するのに大量の物資を必要とします。
しかし森の中ではそれが入手困難なので獣を素材にして改良していったそうです。
巨獣に襲われて森に逃げ込んだ彼らの祖先は巨人族と遭遇してその庇護下に入ったそうです。
小王はカエルレウス氏族と対等な関係を築いているエルに興味がありそうです。
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小王はエルに協力を求めてきました。
エルとカエルレウス氏族の力を借りて支配者であるルーベル氏族を倒すと言ってきます。
小王は長い間ルーベル氏族に反旗を翻す機会を伺っていたそうです。
エルはこの話を三眼位の勇者に伝えます。
勇者は笑っていますね。
エルが言ったルーベル氏族を攻略する方法、大きな組織であるルーベル氏族を内部から仲間割れにより瓦解させようって作戦に合致すると言っています。
勇者は小王の提案に乗り気です、小魔術師も異論は無いようです。
エルとカエルレウス氏族は小王の提案に乗る事にしました。
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小王と彼の護衛が不穏な会話をしていました。
護衛はエルの事を低く評価しているね。
小王が必要としているのはエルの作り出した空を飛ぶ幻晶騎士カササギのようです。
護衛はカササギだけ入手できればエルは不要ではと言ってますが小王はこれを否定しています。
彼らは「滅びの詩」という何かを手に入れているようです。
入手するのに長い時間が必要だったそうです。
それを鑑みるに、小王がエルは必要だと主張しています。
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小王はエルたちを彼の治める百都(メトロポリタン)に招待します。
メトロポリタンは巨大な城壁に囲まれた城塞都市でした。
しかし内部は人間サイズの街なので小魔導師たちカエルレウス氏族は街の外で野営する事になりました。
エルとアディだけがメトロポリタンで歓迎の宴に呼ばれました。
.
宴には様々な手の込んだ料理が並んでいました。
エルとアディは巨人族の大雑把な料理が日常になっていたので、大喜びで食事を食べています。
小王が彼らの目的を語ってくれました。
小王は飛空船を作り故郷に戻ろうとしていました。
エルに飛空船の開発に力を貸して欲しいとお願いしてきました。
エルは飛空船に乗り込む乗員にエルとカエルレウス氏族を受け入れてくれた下村の人々も含まれているか問いました。
小王は一緒だけ返答が遅れたぞ、これは彼らを連れて行く気は無さそうだよ。
エルは小王への返答を保留にしました。
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エルとアディは城の一角に部屋を与えられました。
部屋の前に見張りが立っていますが歓迎されているようです。
良い部屋です、寝心地が良さそうなベッドがあいりますよ。
アディは今日はゆっくり寝ましょう!と提案していますが、エルはアディを夜のデートに誘いました。
アディは最初だけは喜んだようですが、デートの中身を理解して納得してます、やっぱりエルだと。
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エルはアディを誘って工房の見学に向かいました。
勿論許可など取っていないのでこっそりと工房に潜入しています。
エルは幻獣騎士を観察していました。
アディは幻晶騎士の方が好きだと言ってますがエルは小王たちの工夫を好意的に捉えていました。
エルとアディは幻獣騎士におかしな機構がある事を発見しました。
「生命の詩」に類似した魔法術式です、これは「アルヴ」の秘術なのですが。
工房に誰かが近づいて来る気配がします、エルとアディは痕跡を消して与えられた部屋に戻りました。
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部屋に戻ったエルとアディの下に小王がやって来ました。
彼は慌てている様子です。
ルーベル氏族から命が下ったと言ってます。
エルとアディは小王が自分たちが工房に侵入した事を咎めに来たと思っていたので意外そうな顔を見せます。
時間がない小王はエルとアディの表情から二人が理解してくれたと思い詳しい説明を省きます。
仕事ができたので話し合いを再開するまで暫く待っていて欲しいと言ってきます。
エルは巨人たちに何があったのか不思議そうにしていました。
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森に残されたエルとアディを捜索する為に銀鳳騎士団が戻って来たようです。
小王に下った命令は銀鳳騎士団に対応する事なのでしょうか?
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木から木へ飛び移りながら移動していたので巨人に発見される事はありませんでした。
巨人を追いかけて行くと巨人の村に到着しました。
巨人たちの会話が聞こえてきました。
話の内容は良く分かりませんでしたが彼らの使う言葉はエルたちの使う言語と似ていました。
巨人の使う言語が理解できることにエルは驚愕していました。
ここからのエルの行動が想像を超えるモノでした。
話し合いが可能だろうと判断したエルは巨人たちの前に出て行きました。
突然現れたエルに巨人たちの方が驚いていました。
巨人たちはエルの事を小鬼族(ゴブリン)と呼んでいます。
彼らはカエルレウスという氏族でルーベル氏族と敵対していました。
ゴブリンはルーベル氏族が飼っている種族だけだと認識されていたのでエルは敵の放ったスパイだと思われました。
エルはカエルレウス氏族の勇者と決闘する事になりました。
エルはこの決闘に勝利してゴブリンの勇者と呼ばれる事になりました。
エルが魔法を駆使してちょこまかと勇者の周囲を飛び回り攻撃を交わしつつ弱点の眼を攻撃して勝利しました。
勇者はゴブリンの予想外の攻撃に戸惑っていた印象です。
エルが勝利条件として対話を要求していたので彼らに周辺の情勢を聞く事になります。
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巨人たちは目の数で地位が決定されています。
彼らの信じる神様は百眼と言い、六個の眼を持つ個体が王になるって風習を持っていました。
しかし、ルーベル氏族の五つの眼を持つ者が王を標ぼうし始めたそうです。
さらにルーベル氏族が空を飛ぶ穢れの獣(クレトヴァスティア)を使役するようになったそうです。
ルーベル氏族は大きな氏族なので他の氏族は連合してルーベル氏族のやり方を正そうしたそうです。
しかし穢れの獣を嗾けられて多くの損害をだしてしまったそうです。
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エルが倒した穢れの獣の残骸を三つ目の勇者が村に持ち帰りました。
穢れの獣が居なくなったと思ったカエルレウス氏族の族長である四眼位の魔導師は再び各氏族を集めて会合を開く事にします。
この会合を「賢人の問い」と呼ぶようです。
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三眼位の勇者に勝利して力を示したエルは客人としてカエルレウス氏族に迎えられます。
一緒に行動しているアディの事を妻だと紹介しました。
エルはアディの強さも示す必要がありそうで面倒だと思ったので咄嗟に妻だと紹介しました。
が、アディが予想外に喜んでいます、大声を上げて小躍りしていました。
エルとアディには壊れた幻晶騎士(シルエットナイト)を修理するとの目的がありました。
巨人族の加工技術に期待していた側面がありました。
しかし巨人族には幻晶騎士を修理できるほどの技術はありませんでした。
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エルとアディは直ぐにカエルレウス氏族と打ち解けます。
彼らの狩に同行して巨獣を狩っていました。
巨人族には一緒に狩をして食事を共にしたものは仲間に迎えるとの風習がありました。
エルとアディはカエルレウス氏族の仲間になりました。
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エルは幻晶騎士を修理する為の方策を考えて過ごしていました。
アディはエルに妻と紹介されて余程嬉しかったようです。
結婚式の夢を見ていました、そうれはもう盛大なモノで王宮によばれています。
子供の人数をエルに問うとエルが騎士団を作れる位に欲しいと返答したところで目が覚めます。
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エルは村にある巨獣の骨を集めて使えないかと考えていました。
そこに村の子供がやって来ます。
ナブくんとラーミナちゃんです。
ナブくんは三眼でラーミナちゃんは四眼です。
巨人族の子供なのでエルやアディよりも巨大なのですが可愛いですね。
エルが扱っている巨獣の骨を見て遊んでいると勘違いしてくれます。
ナブが巨獣の骨を使った遊びを教えてくれました。
「獣組み」という遊びです。
獣の骨を正しい形へ組みなおす遊びでした。
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ナブとアディが獣組みで勝負する事になります。
早さではアディ、正確性ではナブでした。
結果はナブの勝利に終わり、ナブが上機嫌になります。
ナブがエル達の遊びを見せる番だと言い出します。
ここでアディが面白い提案をします。
彼女は二人に騎士団を結成しましょうと言い出しました。
エルがアディの提案を認め、ここに銀鳳騎士団第四巨人中隊が結成されました。
エルが良い笑顔を浮かべて新たな遊びを始めます。
幻晶騎士をつくりましょう。
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「賢人の問い」で中小の氏族が連合してルーベル氏族を討つ事が決まりました。
ここでも彼らは穢れの獣が全滅していると考えているようでした。
ルーベル氏族に穢れの獣が既にないと考えて連合して戦を挑もうと考えました。
この会議の参加者の中に裏切り者が居ました、そいつらはルーベル氏族に決定を密告したようです。
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四眼の魔導師と三眼の勇者が賢人の問いでの決定を携えて戻ってきました。
氏族連合でルーベル氏族を討つとの決定が下った事を村人に伝えると、村人は盛り上がっていました。
戦の準備に熱が入ります。
戦が始まる事を知らされたエルはイカルガとシルフィアーネの回収に向かう事にします。
三眼の勇者と一眼の従者が付いてきてくれます、彼らに運んでもらう事になりました。
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エルたちの留守中に村に穢れの獣が襲来しました。
四眼の魔導師は勇敢に戦いましたが空を飛ぶ穢れの獣に対して巨人たちには有効な攻撃手段がありませんでした。
四眼の魔導師はラーミナを呼び彼女を後継者として指名して小魔導師を名乗るがよいと告げます。
小魔導師の護衛にナブを指名して彼女を護るように、と命じました。
小魔導師とナブは数名の護衛に連れられて村を脱出しました。
この戦闘で四眼の魔導師は亡くなってしまいます。
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小魔導師とナブはエルたちと合流しました。
三眼の勇者は仇を討つために村に戻りたそうにしていましたが小魔導師がこれを止めました。
村が破壊されたと知らされたエルが静かな怒りを抱きます。
エルは研究中だった魔獣の素材が台無しになった事に激しい怒りを持つことになります。
これまでのエルはカエルレウス氏族の戦に一歩引いた立場を取っていましたが、大事な素材を台無しにしたルーベル氏族に復讐する事を誓います。
エルとカエルレウス氏族はルーベル氏族を倒す為に彼らの集落の近くに向かいます。
ルーベル氏族の情報を入手しようとの意図がありました。
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ルーベル氏族の集落に向かう道中でルーベル氏族の一団に遭遇しました。
彼らは荷車を引いていました。
問題になったのは乗せられていた荷物です。
彼らは穢れの獣と幻晶騎士の残骸を運んでいました。
イカルガとシルフィアーネですね・・・これを見たエルが激高しました。
ルーベル氏族は壊れた幻晶騎士をゴミ呼ばわりしてしまったからね、馬鹿な人たちだよ。
三眼の勇者は戦闘は自分たちに任せろと言いますがエルは止まりませんでした。
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エルは本気でルーベル氏族を殺しにいきました。
彼らの首をワイヤーアンカーを使って斬り落としていました、目を潰したりもしていたぞ。
エルのエゲツナイ戦い方を見て三眼の勇者は自分がこのような戦い方をされなくて良かったと冷や汗を流していました。
この辺りからカエルレウス氏族の人たちはエルの異常性を見せられる事になっていくぞ。
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エルたちはルーベル氏族から鎧などを剥ぎ取りルーベル氏族に変装して彼らの集落に向かいました。
ルーベル氏族の村落に到着して穢れの獣を運んできた事を告げると小鬼族の村に運ぶように指示されました。
エル達は小鬼族の村の場所を知らないので場所を聞くと方向だけを指示されました。
何も分からないエル達は指示された方向に向かいます。
途中で枝道もあったのですが指示された方向に向かいました。
そして小鬼族の村に到着しましたが、ルーベル氏族が運ばせたかった場所とは違うようです。
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小鬼族は突然現れたカエルレウス氏族の巨人族に驚愕しています。
村長が出てきて土下座してます、そしてエル達の用向きを尋ねてきました。
村長はエルとアディを貴族と誤解していました。
巨人族と対等に話していて、良い身なりをしているので貴族だと思ったようです。
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エルは村に鍛冶場がある事を発見して取引を持ちかけました。
食糧を提供するので鍛冶仕事をして貰う事にしました。
小鬼族の食糧事情は困窮していました、森には入らないようにと言い渡されていました。
小鬼族には戦闘能力も無いので森で巨獣を狩る事はできません。
肉は貴重なもののようです。
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エルは運び込んだイカルガとシルフィアーネの残骸から新たな幻晶騎士を作る事にしました。
魔力を伝導させる素材が無くて困っていましたが、森の中で魔力を伝導できる木を発見しました。
魔力を伝導できる木、ホワイトミストーを使う事になりました。
ホワイトミストーを使って魔道兵装(シルエットアームズ)の開発も行いました。
これは巨人族に使わせることを目的としていました。
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完成した魔道兵装は大きな箱型をしていまいた。
これを三眼の勇者に持ってもらい魔法を撃ってもらう事にします。
ここでエルの想定外の事態が起こりました。
勇者は魔法の撃ち方を知りませんでした。
巨人族は巨大な魔力を持っているのですが、それの使い方を知りませんでした。
そこで、小魔導師が代わりに箱を抱えて撃ってみる事になります。
小魔導師は魔力の流し方を知っているので魔道兵装が発射されました。
巨人たちは驚愕していました。
小魔導師はこの魔道兵装の危険性に気が付きました。
魔法術式をしらない巨人でも魔力の流し方が理解できれば魔法が発動できるようになります。
魔導師としての自身の特異性を失うと気が付きましたが、ルーベル氏族と戦うのに必要な戦力となると考えた小魔術師は魔道兵装の有用性を仲間たちに説きました。
カエルレウス氏族は魔道兵装の習熟訓練を行う事になります。
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エルの下に小魔導師がやってきました。
彼女はエルに魔法を教えて欲しいとお願いしてきました。
小魔導師は強くなりたいようです。
魔法について何も知らい無いようなのでエルから知識を得ようとしていました。
エルは彼女に魔法を教える事にしました。
ここでアディが口出ししてきて自分たちの事は師匠と呼んでねと言い出します。
素直な小魔導師は師匠エル、師匠アディと呼ぶことにしたようです。
師匠と呼ばれる事をアディは喜んでいました。
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エルは巨人族の魔法を知らなかったので小魔導師に巨人の魔法を教えて貰います。
エルが巨人の魔法術式を見て解析を行いました。
エルは巨人の魔法術式から無駄を省いて独自の魔法術式に改変していました。
エルは基本的な魔法を理論的に教えていきます。
エルは楽しそうに教えているのですが数が多すぎて小魔術師は泣きそうになっていました。
小魔術師はアディの様な感覚派だったね。
エルは理論派なので最初は苦労しているようでした。
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ある程度、魔法を覚えると実戦形式の授業になっていきました。
実戦形式の授業はアディが担当する事になりました。
エルは新たな幻晶騎士の開発に注力するようになります。
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村を巨人のように見えますが巨人では無い何かが襲撃してきました。
村にはカエルレウス氏族の巨人は誰も居ませんでした。
彼らは森の中で魔道兵装の訓練中でした。
一早く異変に気付いた小魔術師とアディが村に戻ります。
そして戦闘を始めますが、小魔術師の魔法が当たりませんでした。
彼女は動きながらの魔法攻撃に不慣れでした。
小魔術師は敵の攻撃を受けて工房に吹き飛ばされました。
工房の中に飛び込んだようです。
工房から怪しげな幻晶騎士が出て来ました。
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これがエルがイカルガとシルフィアーネの残骸から作った新しい幻晶騎士です。
素材が足りないので下半身がありません。
魔法の力で空中に浮いている機体です。
そして顔が骸骨のようでした。
名前をカササギと言います。
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魔力を大量に消費するので大した武装は搭載されていません。
連射が可能な機銃が付いているだけでした。
この機体の真価は別な所にありました。
エルは気絶していた小魔導師を抱えて工房から出てきました。
最初は機銃を使って攻撃していましたが敵にダメージを与える事は出来ませんでした。
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小魔術師が気が付きます。
彼女は眼前にある髑髏に驚愕して敵だと思ったようです。
魔法で攻撃してこようとしましたが、エルが慌てて止めます。
骸骨に乗っているのが師匠エルだと認識して落ち着きます。
しかし小魔術師はカササギを見て可愛くないとの感想を漏らしました。
エルは気が付いた小魔術師を抱えて攻撃を始めます。
エルがカササギを使って防御を担当して小魔術師が魔法を使って攻撃を担当しました。
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二人で敵の攻撃を防いで時間を稼いでいると訓練を行う為に村を離れていた勇者たちが戻ってきました。
カササギを始めてみた勇者たちは小魔術師が捕まっていると勘違いします。
カササギに向かって魔道兵装を撃ってきました。
見た目が髑髏なので敵だと思われてしまいました。
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小魔術師を勇者たちの下に降下させます。
小魔術師からカササギはエルが動かしいてると説明させます。
勇者たちと小魔術師が協力して敵を殲滅しました。
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破壊された村の再建が始まります。
そこに一体の巨人のようなものが現れました。
敵意は無いと示しながら村に入ってきました。
中から小鬼族が出てきて自分は小鬼族の王、小王(オベロン)だと名乗ります。
彼の目的はエルでした、小王はエルとの対話を求めていました。
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この対話で小鬼族がどこから来た種族なのかがわりました。
小鬼族は数百年前に行われた森伐遠征軍の生き残りでした。
元はエル達の同じ森の西方に住む人間でした。
彼らの使う巨人もどきは幻獣騎士(ミスティックナイト)と呼ばれる幻晶騎士を改良したものでした。
幻晶騎士は運用するのに大量の物資を必要とします。
しかし森の中ではそれが入手困難なので獣を素材にして改良していったそうです。
巨獣に襲われて森に逃げ込んだ彼らの祖先は巨人族と遭遇してその庇護下に入ったそうです。
小王はカエルレウス氏族と対等な関係を築いているエルに興味がありそうです。
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小王はエルに協力を求めてきました。
エルとカエルレウス氏族の力を借りて支配者であるルーベル氏族を倒すと言ってきます。
小王は長い間ルーベル氏族に反旗を翻す機会を伺っていたそうです。
エルはこの話を三眼位の勇者に伝えます。
勇者は笑っていますね。
エルが言ったルーベル氏族を攻略する方法、大きな組織であるルーベル氏族を内部から仲間割れにより瓦解させようって作戦に合致すると言っています。
勇者は小王の提案に乗り気です、小魔術師も異論は無いようです。
エルとカエルレウス氏族は小王の提案に乗る事にしました。
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小王と彼の護衛が不穏な会話をしていました。
護衛はエルの事を低く評価しているね。
小王が必要としているのはエルの作り出した空を飛ぶ幻晶騎士カササギのようです。
護衛はカササギだけ入手できればエルは不要ではと言ってますが小王はこれを否定しています。
彼らは「滅びの詩」という何かを手に入れているようです。
入手するのに長い時間が必要だったそうです。
それを鑑みるに、小王がエルは必要だと主張しています。
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小王はエルたちを彼の治める百都(メトロポリタン)に招待します。
メトロポリタンは巨大な城壁に囲まれた城塞都市でした。
しかし内部は人間サイズの街なので小魔導師たちカエルレウス氏族は街の外で野営する事になりました。
エルとアディだけがメトロポリタンで歓迎の宴に呼ばれました。
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宴には様々な手の込んだ料理が並んでいました。
エルとアディは巨人族の大雑把な料理が日常になっていたので、大喜びで食事を食べています。
小王が彼らの目的を語ってくれました。
小王は飛空船を作り故郷に戻ろうとしていました。
エルに飛空船の開発に力を貸して欲しいとお願いしてきました。
エルは飛空船に乗り込む乗員にエルとカエルレウス氏族を受け入れてくれた下村の人々も含まれているか問いました。
小王は一緒だけ返答が遅れたぞ、これは彼らを連れて行く気は無さそうだよ。
エルは小王への返答を保留にしました。
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エルとアディは城の一角に部屋を与えられました。
部屋の前に見張りが立っていますが歓迎されているようです。
良い部屋です、寝心地が良さそうなベッドがあいりますよ。
アディは今日はゆっくり寝ましょう!と提案していますが、エルはアディを夜のデートに誘いました。
アディは最初だけは喜んだようですが、デートの中身を理解して納得してます、やっぱりエルだと。
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エルはアディを誘って工房の見学に向かいました。
勿論許可など取っていないのでこっそりと工房に潜入しています。
エルは幻獣騎士を観察していました。
アディは幻晶騎士の方が好きだと言ってますがエルは小王たちの工夫を好意的に捉えていました。
エルとアディは幻獣騎士におかしな機構がある事を発見しました。
「生命の詩」に類似した魔法術式です、これは「アルヴ」の秘術なのですが。
工房に誰かが近づいて来る気配がします、エルとアディは痕跡を消して与えられた部屋に戻りました。
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部屋に戻ったエルとアディの下に小王がやって来ました。
彼は慌てている様子です。
ルーベル氏族から命が下ったと言ってます。
エルとアディは小王が自分たちが工房に侵入した事を咎めに来たと思っていたので意外そうな顔を見せます。
時間がない小王はエルとアディの表情から二人が理解してくれたと思い詳しい説明を省きます。
仕事ができたので話し合いを再開するまで暫く待っていて欲しいと言ってきます。
エルは巨人たちに何があったのか不思議そうにしていました。
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森に残されたエルとアディを捜索する為に銀鳳騎士団が戻って来たようです。
小王に下った命令は銀鳳騎士団に対応する事なのでしょうか?
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