ラノベの感想) 未踏召喚://ブラッドサイン 第4巻 (電撃文庫)
レーベル:電撃文庫
発行日:2016/1/9
著者:鎌池和馬
イラスト:依河和希
ISBN:978-4-04-865660-3
城山恭介は目覚めて混乱する事になりました。
彼の隣には彼の腕を枕にしている白き女王が居ました。
白き女王は恭介の寝顔が見れて嬉しそうに微笑んでいました。
恭介は流石ですね混乱から立ち直り白き女王を攻撃します、が、返り討ちです。
何度もトライしたようですが、その度に気絶させられて覚醒をやり直す事になっていました。
白き女王は朝食の準備に掛かります。
まるで新妻のようです、裸エプロンではないのが詰めが甘いところですかね?
白き女王の用意した朝食は白かったです。
ポテトサラダ、ホワイトシチュー、カリフラワーとホワイトアスパラの炒め物、ホットミルク。
食パンは耳をカットされています、白いトコ以外は不要!!徹底しています。
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恭介は白き女王の手料理を食す事になります。
これが美味しかったそうですよ、恭介が「美味しい」と感想を述べると白き女王は喜んでいました。
白き女王が可愛いです。
自分が白いのはあにうえの色に染めてもらうためですとアピールしていました。
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恭介は直前の記憶を一部失っていました。
姫川美夏(ひめかわ みか)という依代から依頼を受けて「D.R.O.K」という召喚儀礼国際見本市で調査を行っていた事は覚えています。
美夏はどこにいったと女王に問いかけると女王は怒ってたね。
持ってたフライパンの柄を潰してしまいました。
フライパンを直接持って料理を続行するのは流石です。
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恭介は白き女王を連れてD.R.O.Kの会場に行ってみる事にしました。
ここには召喚師や依代が大挙して集まってきています。
一般人は居ないようですよ。
ここでは白き女王の顔を知らない人は居ないようでした。
2人で歩いていると直ぐに女王が発見されてしまいます。
白き女王を発見した人々の行動が凄かったですね。
白き女王の姿を見られた幸運に喜び噎び泣き平伏していました。
恭介は女王の隣に居る自分が羨ましがられ嫉妬から迫害されるのではないかと危惧していました。
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女王は周囲の反応には無関心です。
彼女は恭介とのデートを楽しむ気満々でした。
女王はアイスを奢ってくださいとおねだりしてきますよ。
恭介は信奉者に頼めば南極の氷がなくなるまで作ってくれるのではないかと返答しています。
この発言が怖いね、本当にやってしまいそうなんだよね。
女王は恋する殿方から払っていただくというところにときめくのでございますと言ってますね。
女王はバニラの一択だと言ってます。
白いの大好き「白き女王」でございます!!と力説してます、恭介が良からぬ想像をする事を期待している様子でした。
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恭介が逆襲しますね。
女王は何も知らないピュアな心の持ち主だとおもっていたんだけど、意外や意外、宿敵だけどショックだと言い返しました。
追加でリューさんと愛歌はピュアだ、女王だけが突出していたかと言いますよ。
女王はパニックになってます、他の女の名前が出ても怒る事を忘れていました。
ピュアじゃないと思われるのが嫌なようです、世界中の信奉者が彼女の肖像や神像の前で見るにたえない儀式をしているのを見ただけだと言ってます。
耳年魔になっているだけと主張していますね。
見るに堪えない儀式かどんな儀式だろうね?
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恭介は徐々に記憶を思い出していきます。
恭介はイリーガル所属の美夏と一緒にパンデモニウムという他腕移動要塞に潜入したようです。
美夏はダメな大人の見本でした。
朝の10:00に待ち合わせて10:30に合流したのですが(恭介が周囲を警戒していたので時間が必要だった)早速ビールを飲んでいました。
美夏は参考にしている人物が居るようです、その人の真似をしているそうです。
パンデモニウムは水中にあったので水着を用意する事になりました。
スリーサイズなどが相手にバレないようにとの配慮から各自で水着を準備する事にしました。
ここで美夏のポンコツぶりが発揮されています。
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恭介は潜水するのでウェットスーツを用意しました。
パンデモニウムは北海道にあったんだよ、水は冷たいんだよ。
美夏は機能性を優先して競泳水着を用意してきたよ。
兵器の見本市といえるD.R.O.Kの会場でよく競泳水着が入手できたなと恭介は感心していました。
美夏はカナヅチでした、仕方なく恭介が背後から美夏に抱き着く形でパンデモニウムまで潜水する事になりました。
密着しているけど、美夏は酸素ボンベを背負っているので固いだけだったね、残念。
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パンデモニウムの所有者はデルタストン家でした。
デルタストン家はガバメント、イリーガル、フリーダムに影響力を持っています。
D.R.O.Kを開催してパンデモニウムの有効性を示そうと画策していたようです。
パンデモニウムは恐ろしい装置でした。
353人の依代を使い、能力を向上させた緑の悪女と、白き女王を呼び出す装置でした。
イカレテマスね。
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恭介と美夏はパンデモニウムに到着しました。
海中を潜水して来たので美夏の身体が冷え切っています。
美夏は自分で着替えができない状態だったので恭介が着替えさせてあげています。
これは美味しい役目を仰せつかったね。
恭介は美夏のダメダメな態度が知り合いに似ているなと思っていました。
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パンデモニウム内でそこを守護している召喚師と依代と戦う事になりました。
召喚師は「完全勝利」と呼ばれるマックス=レイヤード、依代はエリ=スライドと言います。
エリは調香師と呼ばれていて、組んだ召喚師のアワードを500ほど向上させる事ができます。
マックスのアワードが500番台だったので1000を越えそうですね。
恭介は苦戦するかと思われましたが圧勝します。
マテリアルを呼び出す前に勝負を決してしまいました。
負けそうになったエリはお香を使い恭介の短期記憶を奪いました。
これが恭介が白き女王の元で目覚めた理由ですね。
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恭介に依頼してきた美夏にも隠された秘密がありました。
美夏は緑の悪女を呼び出す為に使われた353人の依代の一人でした。
353人の依代はパンデモニウムの機能により魂魄と肉体が混ざり合ってしまい、その後、個々の肉球に別れたそうです。
353人の集合体から美夏の肉体と意識が表層に出現している状態でした。
美夏はパンデモニウムの有効性が証明されて第二第三のパンデモニウムが建設されるのを防ぐ為に行動していました。
パンデモニウムにより呼び出された白き女王の力を使ってパンデモニウムを破壊してパンデモニウムは白き女王に対して無力と証明したかったようです。
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パンデモニウムを破壊してしまうと分割されてしまった353人の依代を見捨てる事になります。
恭介はパンデモニウムを物理的に破壊しないで勝つ方法をとる事にしました。
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美夏が憧れて参考にしている女性が恭介の知り合いだと判明しました。
彼女は恭介が所属していた女王の庭の教師でした。
「教授御前」と呼ばれていた信楽真沙美です。
真沙美は優秀な人のようでパンデモニウムの開発にも関わっていたようです。
恭介は真沙美の癖を知っていました。
これを使って勝利を掴む事になります。
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現実世界では恭介と白き女王のデートが続いています。
白き女王はチョコバナナを食べています。
ここでも女王は墓穴を掘ってしまいますよ。
「バナナが大好き『白き女王』でございまー!!」と途中で言い淀みます。
恭介に突っ込んでほしかったようですけど、恭介は放置してしまいます。
女王がちょっと可哀想ですね、ここは突っ込んであげないとー。
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恭介は女王を連れてパンデモニウムに向かう事になります。
潜水するので女王は恭介に好みの水着を聞いてきます。
ビキニ、ワンピース、スクール水着、貝殻やヤシの葉、マイクロビキニ、スリングショットなど候補を上げてきますよ。
恭介は女王のたわごとを聞かないぞ、勿体ないな。
ここはスリングショットをお願いするのが良かったと思うんだが。
スクール水着の名札になんて書かれるのかも気になるが・・・
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恭介と美夏はエリ=スライドの力を借りてパンデモニウムを無力化する事になりました。
恭介はエリの香の力を借りてパンデモニウムのシステムを書き換える事になります。
これがうまく行きました。
傍らに控えていた白き女王が内側から弾けて光の粒子になり飛び散りました。
パンデモニウムの機能を書き換える事に成功して今回の依頼は終わりかと思ったんですが。
女王が残ってますね。
パンデモニウムが改変されたので無制限で存在している事はできなくなったようですが・・・
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恭介と美夏は時間制限付きの白き女王と戦う事になりました。
白き女王は三発攻撃すると宣言します。
美夏がカッコいいセリフを言ってました。
恭介に向かい助けてって言わなければいけないと言ってますね。
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白き女王はマタしても非道な攻撃をしてきました。
一発めの攻撃で光と音が消えました。
二発目の攻撃で恭介の心臓を握ってきます。
三発目が来ると思ったら既に攻撃が行われていました。
女王は最初にパンデモニウムを殴っていました。
ここでパンデモニウムの基幹構造全体を狙った攻撃を放った後でした。
恭介の心臓を握ろうとしているのが三発目の攻撃でしたよ。
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パンデモニウムでは353人の依代を元に戻す作業中です。
途中でパンデモニウムが機能停止したら依代は元に戻れません。
白き女王は恭介を絶望させようとしたみたいですが裏目にでました。
恭介はパンデモニウムの設計に信楽真沙美が関わっていると知り彼女の癖に掛けました。
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真沙美は恭介のよみ通りパンデモニウムに自分好みのアレンジを加えていました。
設計図通りの建設にはなっていませんでした。
少しだけズレを生じさせていました。
女王が貫いた場所はパンデモニウムの基幹部ではありませんでした。
攻撃が不発に終わった白き女王は異界に退去しました。
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エリはデルタストン家の残党から逃げる為にマックスを連れて早々にD.R.O.Kの会場から逃げ出します。
パンデモニウムが失敗したのでデルタストン家は衰退するみたいです。
これでパンデモニウムが他にも建設される事は無くなりました。
恭介は美夏の依代を解除する事にします。
美夏の別れの態度がカッコよかったですね。
「もしも私と恭介君の間に縁が繋がっているのなら。あの女王の支配する召喚儀礼の理でも説明のつかないもので結びついているのなら」
「私達は、またいつかどこかで出会える。その時に全て思い出しますから」
全て思い出すって発言が気になるね、恭介はまだ何か忘れている事がありそうだね。
美夏は真沙美なのだろうか?
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恭介はD.R.O.Kの会場に生活物資を運び込んでいたトラックに乗り込み会場からの脱出を試みる事にします。
ある程度会場から離れた位置で愛歌にお願いしてGPSを辿って迎えに来てもらう事になります。
乗り込むトラックを探しているところで襲撃がありました。
緑の悪女が恭介の前に出現しました。
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彼女は退屈だから遊びに来てやったぜと言ってますね。
緑の悪女は恭介に嫌がらせをする為にやってきたぞ。
彼女は恭介に赤の麗人が指摘した召喚儀礼にたいする根本的な間違いとは何かを教えてくれました。
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この内容が絶望的です。
未踏級は全て白き女王から色を奪い、その力を抑え込む為の存在です。
未踏級は異界全体の歯車を回していたはず。
白き女王は全ての未踏級を叩き潰したので彼女に対抗する方法は無いよって教えてくれますよ。
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恭介は絶望してしまうぞ。
ものすごい叫びをあげていました。
絶望している恭介の前に赤の麗人が出てきます。
彼女は恭介を励ましていますね。
「あなたは約束してくれたでしょう?」と言ってきました。
恭介は赤の麗人と約束したようだね。
《あなたはこんな残酷な運命を打ち砕いて、『白き女王(わたしたち)』を倒すと誓ってくれたでしょう?》
と言ってるね。
赤の麗人が白き女王をわたしたちって言ってるのが気になるね。
赤の麗人をはじめとする未踏級は白き女王を構成する一部って事になるのかな?
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